JPH1121420A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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- JPH1121420A JPH1121420A JP19518797A JP19518797A JPH1121420A JP H1121420 A JPH1121420 A JP H1121420A JP 19518797 A JP19518797 A JP 19518797A JP 19518797 A JP19518797 A JP 19518797A JP H1121420 A JPH1121420 A JP H1121420A
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- Japan
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- epoxy resin
- resin
- parts
- phenol
- epoxy
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤を
含有するエポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹脂及
び/又はフェノール樹脂と、下記一般式(1)で示され
る活性水素含有のオルガノポリシロキサンにジイソシア
ネートを反応させてなる分子鎖中にオルガノポリシロキ
サン鎖を有するポリウレタン樹脂との反応により得られ
る共重合体を配合したことを特徴とするエポキシ樹脂組
成物。 【効果】 本発明のシリコーン変性ポリウレタン樹脂と
エポキシ樹脂又はフェノール樹脂との共重合体反応物を
エポキシ樹脂組成物に配合したことにより、低応力性に
優れ、耐半田クラック性、接着性、低吸水性等の特性に
良好な硬化物が得られる。
含有するエポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹脂及
び/又はフェノール樹脂と、下記一般式(1)で示され
る活性水素含有のオルガノポリシロキサンにジイソシア
ネートを反応させてなる分子鎖中にオルガノポリシロキ
サン鎖を有するポリウレタン樹脂との反応により得られ
る共重合体を配合したことを特徴とするエポキシ樹脂組
成物。 【効果】 本発明のシリコーン変性ポリウレタン樹脂と
エポキシ樹脂又はフェノール樹脂との共重合体反応物を
エポキシ樹脂組成物に配合したことにより、低応力性に
優れ、耐半田クラック性、接着性、低吸水性等の特性に
良好な硬化物が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低応力で、耐クラ
ック性、低吸水性、接着性、耐半田クラック性等に優れ
た硬化物を与え、半導体封止材等として好適に用いられ
るエポキシ樹脂組成物に関する。
ック性、低吸水性、接着性、耐半田クラック性等に優れ
た硬化物を与え、半導体封止材等として好適に用いられ
るエポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
半導体産業の中で樹脂封止型のダイオード、トランジス
タ、IC、LSI、超LSIが主流となっており、なか
でもエポキシ樹脂、硬化剤及びこれに各種添加剤を配合
したエポキシ樹脂組成物は、一般に他の熱硬化性樹脂に
比べ成形性、接着性、電気特性、機械的特性、耐湿性等
に優れているため、エポキシ樹脂組成物で半導体装置を
封止することが多く行われている。しかし、最近におい
てはこれらの半導体装置は集積度が益々大きくなり、そ
れに応じてチップ寸法も大きくなりつつある。一方、こ
れに対してパッケージ外形寸法は電子機器の小型化、軽
量化の要求に伴い、小型化、薄型化が進んでいる。更
に、半導体部品を回路基板へ取り付ける方法も基板上の
部品の高密度化のため半導体部品の表面実装がよく行わ
れるようになってきた。
半導体産業の中で樹脂封止型のダイオード、トランジス
タ、IC、LSI、超LSIが主流となっており、なか
でもエポキシ樹脂、硬化剤及びこれに各種添加剤を配合
したエポキシ樹脂組成物は、一般に他の熱硬化性樹脂に
比べ成形性、接着性、電気特性、機械的特性、耐湿性等
に優れているため、エポキシ樹脂組成物で半導体装置を
封止することが多く行われている。しかし、最近におい
てはこれらの半導体装置は集積度が益々大きくなり、そ
れに応じてチップ寸法も大きくなりつつある。一方、こ
れに対してパッケージ外形寸法は電子機器の小型化、軽
量化の要求に伴い、小型化、薄型化が進んでいる。更
に、半導体部品を回路基板へ取り付ける方法も基板上の
部品の高密度化のため半導体部品の表面実装がよく行わ
れるようになってきた。
【0003】しかしながら、半導体装置を表面実装する
場合、半導体装置全体を半田槽に浸漬するか又は半田が
溶融する高温ゾーンを通過させる方法が一般的である
が、その際の熱衝撃により封止樹脂層にクラックが発生
したり、リードフレームやチップと封止樹脂との界面に
剥離が生じたりする。このようなクラックや剥離は、表
面実装時の熱衝撃以前に半導体装置の封止樹脂層が吸湿
していると更に顕著なものとなるが、実際の作業工程に
おいては、封止樹脂層の吸湿は避けられず、このため実
装後のエポキシ樹脂で封止した半導体装置の信頼性が大
きく損なわれる場合がある。そのため、このようなポッ
プコーン対策としてこれまでフィラー高充填による低吸
湿化が行われてきた。
場合、半導体装置全体を半田槽に浸漬するか又は半田が
溶融する高温ゾーンを通過させる方法が一般的である
が、その際の熱衝撃により封止樹脂層にクラックが発生
したり、リードフレームやチップと封止樹脂との界面に
剥離が生じたりする。このようなクラックや剥離は、表
面実装時の熱衝撃以前に半導体装置の封止樹脂層が吸湿
していると更に顕著なものとなるが、実際の作業工程に
おいては、封止樹脂層の吸湿は避けられず、このため実
装後のエポキシ樹脂で封止した半導体装置の信頼性が大
きく損なわれる場合がある。そのため、このようなポッ
プコーン対策としてこれまでフィラー高充填による低吸
湿化が行われてきた。
【0004】また従来、エポキシ樹脂組成物中にシリコ
ーン変性低応力剤を配合して、エポキシ樹脂硬化物の低
応力化を計ることが知られている。
ーン変性低応力剤を配合して、エポキシ樹脂硬化物の低
応力化を計ることが知られている。
【0005】しかしながら、従来のシリコーン変性低応
力剤を用いた場合、ヒートサイクルテスト等の熱衝撃テ
ストに対しては優れているが、ポップコーンテストにお
いては、吸水量の増大により、耐半田クラック性が悪く
なる。また、ポリブタジエン系の熱可塑性樹脂の低応力
剤では、応力不足の問題があった。
力剤を用いた場合、ヒートサイクルテスト等の熱衝撃テ
ストに対しては優れているが、ポップコーンテストにお
いては、吸水量の増大により、耐半田クラック性が悪く
なる。また、ポリブタジエン系の熱可塑性樹脂の低応力
剤では、応力不足の問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
低応力で、耐クラック性、低吸水性、接着性、耐半田ク
ラック性に優れた硬化物を与えることができるエポキシ
樹脂組成物を提供することを目的とする。
低応力で、耐クラック性、低吸水性、接着性、耐半田ク
ラック性に優れた硬化物を与えることができるエポキシ
樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤を含有する
エポキシ樹脂組成物に対し、エポキシ樹脂及び/又はフ
ェノール樹脂と分子鎖中にオルガノポリシロキサン鎖を
有するポリウレタン樹脂との反応により得られる共重合
体を配合することにより、低応力、低吸水性、接着性が
良好で、かつ耐半田クラック性も優れた硬化物を与える
こと、この場合、上記ポリウレタン樹脂として、下記一
般式(1)で示される活性水素含有のオルガノポリシロ
キサンにジイソシアネートを反応させることにより得ら
れたシリコーン変性ポリウレタン樹脂を使用することに
より、その共重合体に可撓性付与剤として優れた効果を
与え、熱衝撃テストにもポップコーンテストにも良好な
結果を示すことを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤を含有する
エポキシ樹脂組成物に対し、エポキシ樹脂及び/又はフ
ェノール樹脂と分子鎖中にオルガノポリシロキサン鎖を
有するポリウレタン樹脂との反応により得られる共重合
体を配合することにより、低応力、低吸水性、接着性が
良好で、かつ耐半田クラック性も優れた硬化物を与える
こと、この場合、上記ポリウレタン樹脂として、下記一
般式(1)で示される活性水素含有のオルガノポリシロ
キサンにジイソシアネートを反応させることにより得ら
れたシリコーン変性ポリウレタン樹脂を使用することに
より、その共重合体に可撓性付与剤として優れた効果を
与え、熱衝撃テストにもポップコーンテストにも良好な
結果を示すことを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
【0008】
【化2】 (式中、R1は炭素数1〜8の同一又は異種のアルキル
基又はアリール基であり、R2は水酸基又はアミノ基を
有する有機基であり、nは10〜200の整数であ
る。)
基又はアリール基であり、R2は水酸基又はアミノ基を
有する有機基であり、nは10〜200の整数であ
る。)
【0009】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、硬
化剤、無機質充填剤を含有するエポキシ樹脂組成物にお
いて、エポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂と、分子
鎖中にオルガノポリシロキサン鎖を有するポリウレタン
樹脂(シリコーン変性ポリウレタン樹脂)との反応によ
り得られる共重合体を配合したものである。
る。本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、硬
化剤、無機質充填剤を含有するエポキシ樹脂組成物にお
いて、エポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂と、分子
鎖中にオルガノポリシロキサン鎖を有するポリウレタン
樹脂(シリコーン変性ポリウレタン樹脂)との反応によ
り得られる共重合体を配合したものである。
【0010】ここで、本発明を構成するエポキシ樹脂と
しては、1分子中にエポキシ基を少なくとも2個有する
ものであればいかなるものであってもよい。例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、グリシジル型エポキシ樹脂、ビフェニル
型エポキシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、シク
ロペンタジエン含有エポキシ樹脂、多官能型エポキシ樹
脂等が挙げられる。また、これらエポキシ樹脂を適宜組
み合わせてもよい。なかでも無機質充填剤を高充填する
ためビフェニル型エポキシ樹脂やナフタレン環含有エポ
キシ樹脂が望ましい。
しては、1分子中にエポキシ基を少なくとも2個有する
ものであればいかなるものであってもよい。例えば、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、グリシジル型エポキシ樹脂、ビフェニル
型エポキシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、シク
ロペンタジエン含有エポキシ樹脂、多官能型エポキシ樹
脂等が挙げられる。また、これらエポキシ樹脂を適宜組
み合わせてもよい。なかでも無機質充填剤を高充填する
ためビフェニル型エポキシ樹脂やナフタレン環含有エポ
キシ樹脂が望ましい。
【0011】これらエポキシ樹脂は軟化点が50〜10
0℃でエポキシ当量が100〜400を有するものが望
ましい。更に、難燃化のためブロム化エポキシ樹脂を使
用することができる。
0℃でエポキシ当量が100〜400を有するものが望
ましい。更に、難燃化のためブロム化エポキシ樹脂を使
用することができる。
【0012】硬化剤としては、フェノール樹脂を好まし
く使用することができるが、酸無水物、アミン化合物
等、エポキシ樹脂の硬化剤として公知のいずれのものを
使用してもよい。フェノール樹脂としては、例えばビス
フェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール型
樹脂、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラッ
ク樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、トリフェノー
ルメタン樹脂等のトリフェノールアルカン型樹脂、フェ
ノールアラルキル樹脂、ナフタレン環含有フェノール樹
脂、シクロペンタジエン含有フェノール樹脂、テルペン
環含有フェノール樹脂などのフェノール性水酸基を2個
以上有するものが挙げられる。前記フェノール樹脂の中
でも軟化点が60〜120℃を有するものが好ましい。
フェノール性水酸基当量としては90〜240、特に1
20〜180のものが望ましい。
く使用することができるが、酸無水物、アミン化合物
等、エポキシ樹脂の硬化剤として公知のいずれのものを
使用してもよい。フェノール樹脂としては、例えばビス
フェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール型
樹脂、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラッ
ク樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、トリフェノー
ルメタン樹脂等のトリフェノールアルカン型樹脂、フェ
ノールアラルキル樹脂、ナフタレン環含有フェノール樹
脂、シクロペンタジエン含有フェノール樹脂、テルペン
環含有フェノール樹脂などのフェノール性水酸基を2個
以上有するものが挙げられる。前記フェノール樹脂の中
でも軟化点が60〜120℃を有するものが好ましい。
フェノール性水酸基当量としては90〜240、特に1
20〜180のものが望ましい。
【0013】このフェノール樹脂の使用量はエポキシ基
と水酸基の当量比が0.5〜2.0の範囲であればいか
なる量でもよいが、通常エポキシ樹脂100重量部に対
し30〜100重量部、好ましくは40〜70重量部で
ある。30重量部未満では十分な強度が得られず、一
方、100重量部を超えると未反応のフェノール樹脂が
残って耐湿性を低下させる場合が生じる。
と水酸基の当量比が0.5〜2.0の範囲であればいか
なる量でもよいが、通常エポキシ樹脂100重量部に対
し30〜100重量部、好ましくは40〜70重量部で
ある。30重量部未満では十分な強度が得られず、一
方、100重量部を超えると未反応のフェノール樹脂が
残って耐湿性を低下させる場合が生じる。
【0014】なお、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
硬化触媒を配合することができる。硬化触媒としては、
イミダゾールもしくはその誘導体、トリフェニルホスフ
ィン、トリス−p−メトキシフェニルホスフィン、トリ
シクロヘキシルホスフィンなどのホスフィン誘導体、
1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7
などのシクロアミジン誘導体等が挙げられる。硬化触媒
量としては、上記エポキシ樹脂と硬化剤の合計量100
重量部に対し0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜
5重量部である。0.1重量部未満では短時間で硬化さ
せることができず、10重量部を超えると硬化速度が早
すぎて良好な成形品が得られないばかりか、保存安定性
も低下し、更に硬化物の抽出水塩素が多くなり、電気特
性が低下する場合が生じる。
硬化触媒を配合することができる。硬化触媒としては、
イミダゾールもしくはその誘導体、トリフェニルホスフ
ィン、トリス−p−メトキシフェニルホスフィン、トリ
シクロヘキシルホスフィンなどのホスフィン誘導体、
1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7
などのシクロアミジン誘導体等が挙げられる。硬化触媒
量としては、上記エポキシ樹脂と硬化剤の合計量100
重量部に対し0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜
5重量部である。0.1重量部未満では短時間で硬化さ
せることができず、10重量部を超えると硬化速度が早
すぎて良好な成形品が得られないばかりか、保存安定性
も低下し、更に硬化物の抽出水塩素が多くなり、電気特
性が低下する場合が生じる。
【0015】本発明のエポキシ樹脂組成物には、無機質
充填剤を配合する。無機質充填剤は、エポキシ樹脂組成
物の膨張係数を小さくし、特に半導体封止材として用い
る場合、半導体素子に加わる応力を低下させるためのも
のである。具体例としては、破砕状、球状の形状をもっ
た溶融シリカ、結晶性シリカが主に用いられる。この他
にアルミナ、窒化ケイ素、窒化アルミなども使用可能で
ある。無機質充填剤の平均粒径(例えば、レーザー光回
折法などによる重量平均値)としては5〜40μmのも
のが好ましい。特に好ましくは10〜30μmのもので
ある。この種の無機質充填剤は、予めシランカップリン
グ剤で表面処理したものが望ましい。
充填剤を配合する。無機質充填剤は、エポキシ樹脂組成
物の膨張係数を小さくし、特に半導体封止材として用い
る場合、半導体素子に加わる応力を低下させるためのも
のである。具体例としては、破砕状、球状の形状をもっ
た溶融シリカ、結晶性シリカが主に用いられる。この他
にアルミナ、窒化ケイ素、窒化アルミなども使用可能で
ある。無機質充填剤の平均粒径(例えば、レーザー光回
折法などによる重量平均値)としては5〜40μmのも
のが好ましい。特に好ましくは10〜30μmのもので
ある。この種の無機質充填剤は、予めシランカップリン
グ剤で表面処理したものが望ましい。
【0016】無機質充填剤の配合量は、樹脂成分(即
ち、エポキシ樹脂、硬化剤及び後述する共重合体)の合
計量100重量部に対して200〜900重量部が好ま
しく、200重量部に満たないと膨張係数が大きくなっ
て半導体素子に加わる応力が増大し、素子特性の劣化を
招く場合があり、900重量部を超えると成形時の粘度
が高くなって成形性が悪くなる場合がある。
ち、エポキシ樹脂、硬化剤及び後述する共重合体)の合
計量100重量部に対して200〜900重量部が好ま
しく、200重量部に満たないと膨張係数が大きくなっ
て半導体素子に加わる応力が増大し、素子特性の劣化を
招く場合があり、900重量部を超えると成形時の粘度
が高くなって成形性が悪くなる場合がある。
【0017】本発明のエポキシ樹脂組成物には、エポキ
シ樹脂及び/又はフェノール樹脂と、分子鎖中にオルガ
ノポリシロキサン鎖を有するポリウレタン樹脂(シリコ
ーン変性ポリウレタン樹脂)との反応により得られる共
重合体を配合する。
シ樹脂及び/又はフェノール樹脂と、分子鎖中にオルガ
ノポリシロキサン鎖を有するポリウレタン樹脂(シリコ
ーン変性ポリウレタン樹脂)との反応により得られる共
重合体を配合する。
【0018】この共重合体を得るために用いるエポキシ
樹脂、フェノール樹脂としては、先に説明したエポキシ
樹脂、フェノール樹脂と同様のものを使用することがで
きるが、特にエポキシ樹脂としてはビフェニル型エポキ
シ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂等が好ましく、
またそのエポキシ当量が160〜240、特に180〜
200であるものが好ましい。フェノール樹脂としては
フェノールアラルキル樹脂、ナフタレン環含有フェノー
ル樹脂等が好ましく、またそのフェノール性水酸基当量
が150〜200、特に160〜180であるものが好
ましい。
樹脂、フェノール樹脂としては、先に説明したエポキシ
樹脂、フェノール樹脂と同様のものを使用することがで
きるが、特にエポキシ樹脂としてはビフェニル型エポキ
シ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂等が好ましく、
またそのエポキシ当量が160〜240、特に180〜
200であるものが好ましい。フェノール樹脂としては
フェノールアラルキル樹脂、ナフタレン環含有フェノー
ル樹脂等が好ましく、またそのフェノール性水酸基当量
が150〜200、特に160〜180であるものが好
ましい。
【0019】一方、シリコーン変性ポリウレタン樹脂と
しては、一般的に知られるポリウレタン樹脂原料のポリ
イソシアネート成分、及び必要に応じて長鎖ポリオール
成分(高分子ジオール)、鎖長延長剤(即ち、短鎖ジオ
ール又はジアミン成分)、更に水酸基又はアミノ基含有
のジオルガノポリシロキサンを反応させることにより得
られるものを用いることができる。かかるシリコーン変
性ポリウレタン樹脂は、反応の際、NCO/OH比が
1.0からずれてもかまわない。即ち、反応後の性状が
硬い樹脂状、エラストマー状であっても液状であっても
かまわない。好ましいNCO/OH比は0.90〜1.
10である。更に、ポリウレタン樹脂は、熱硬化性或い
は熱可塑性であってもかまわないが、好ましくは熱可塑
性であり、原料成分としては、ジイソシアネート及び下
記一般式(1)で示される活性水素含有のオルガノポリ
シロキサンを必須成分とし、更に必要に応じて長鎖ポリ
オール、短鎖ジオール及び/又はジアミン成分を用いる
ことが好ましい。
しては、一般的に知られるポリウレタン樹脂原料のポリ
イソシアネート成分、及び必要に応じて長鎖ポリオール
成分(高分子ジオール)、鎖長延長剤(即ち、短鎖ジオ
ール又はジアミン成分)、更に水酸基又はアミノ基含有
のジオルガノポリシロキサンを反応させることにより得
られるものを用いることができる。かかるシリコーン変
性ポリウレタン樹脂は、反応の際、NCO/OH比が
1.0からずれてもかまわない。即ち、反応後の性状が
硬い樹脂状、エラストマー状であっても液状であっても
かまわない。好ましいNCO/OH比は0.90〜1.
10である。更に、ポリウレタン樹脂は、熱硬化性或い
は熱可塑性であってもかまわないが、好ましくは熱可塑
性であり、原料成分としては、ジイソシアネート及び下
記一般式(1)で示される活性水素含有のオルガノポリ
シロキサンを必須成分とし、更に必要に応じて長鎖ポリ
オール、短鎖ジオール及び/又はジアミン成分を用いる
ことが好ましい。
【0020】
【化3】
【0021】式中、R1は炭素数1〜8の同一又は異種
のアルキル基又はアリール基であり、工業的に汎用され
ているといった点から、特に好ましくはメチル基、フェ
ニル基が挙げられる。
のアルキル基又はアリール基であり、工業的に汎用され
ているといった点から、特に好ましくはメチル基、フェ
ニル基が挙げられる。
【0022】nは10〜200の整数であり、nが10
より小さい場合は、エポキシ樹脂組成物の硬化物特性
で、シロキサン鎖が短いために、エポキシ樹脂マトリッ
クス中での良好な海島構造ができず、低応力性が不足す
る。逆にnが大きすぎると柔らかくなり、エポキシ樹脂
組成物の硬化物特性として曲げ強度が弱くなる問題があ
る。好ましくは10〜60である。
より小さい場合は、エポキシ樹脂組成物の硬化物特性
で、シロキサン鎖が短いために、エポキシ樹脂マトリッ
クス中での良好な海島構造ができず、低応力性が不足す
る。逆にnが大きすぎると柔らかくなり、エポキシ樹脂
組成物の硬化物特性として曲げ強度が弱くなる問題があ
る。好ましくは10〜60である。
【0023】R2としては水酸基又はアミノ基を末端に
有する有機基であればよく、下記のアルキレン基、ポリ
エーテル基を介して末端に水酸基又はアミノ基を有する
基が好ましいものとして挙げられる。
有する有機基であればよく、下記のアルキレン基、ポリ
エーテル基を介して末端に水酸基又はアミノ基を有する
基が好ましいものとして挙げられる。
【0024】
【化4】
【0025】なお、上記シリコーン変性ポリウレタン樹
脂中のシロキサン成分量としては、2〜80重量%であ
ることが好ましい。2重量%より少ないとエポキシ樹脂
組成物の硬化物特性において、可撓性が不足し、低応力
性が得られず、逆に80重量%より多いとゴム状成分が
多くなり、硬化物特性において、曲げ強度が弱くなるお
それが生じる。好ましくは10〜70重量%である。
脂中のシロキサン成分量としては、2〜80重量%であ
ることが好ましい。2重量%より少ないとエポキシ樹脂
組成物の硬化物特性において、可撓性が不足し、低応力
性が得られず、逆に80重量%より多いとゴム状成分が
多くなり、硬化物特性において、曲げ強度が弱くなるお
それが生じる。好ましくは10〜70重量%である。
【0026】本発明に用いられる長鎖ポリオール成分と
しては、一般的に知られるウレタン合成用のポリオール
であればよく、好ましくは長鎖ジオール(高分子ジオー
ル)であり、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
ール、ポリカーボネートジオール等が使用できる。
しては、一般的に知られるウレタン合成用のポリオール
であればよく、好ましくは長鎖ジオール(高分子ジオー
ル)であり、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
ール、ポリカーボネートジオール等が使用できる。
【0027】ポリエーテルジオールとしては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−又は
1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサメチレン
グリコール、ビスフェノールA等にエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキ
シド等を1種又は2種以上付加して得られるものが用い
られる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−又は
1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサメチレン
グリコール、ビスフェノールA等にエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキ
シド等を1種又は2種以上付加して得られるものが用い
られる。
【0028】ポリエステルジオールとしては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,3−又は1,4−ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレン
グリコール、デカメチレングリコール、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、p−キシリレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、或いはこれらのアルキレンオキシド
付加物等の1種又は2種以上と、マロン酸、マレイン
酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、
セバシン酸、シュウ酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸などの1種又は2種以
上とから得られたポリエステルジオール;プロピオラク
トン、ブチロラクトン、カプロラクトンなどの環状エス
テルを開環重合させて得られたポリエステルジオール;
上記グリコールと環状エステルとから得られたポリエス
テルジオール;或いは上記グリコール、二塩基酸、環状
エステルの3種から得られたポリエステルジオールなど
を用いることができる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,3−又は1,4−ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレン
グリコール、デカメチレングリコール、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、p−キシリレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、或いはこれらのアルキレンオキシド
付加物等の1種又は2種以上と、マロン酸、マレイン
酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、
セバシン酸、シュウ酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸などの1種又は2種以
上とから得られたポリエステルジオール;プロピオラク
トン、ブチロラクトン、カプロラクトンなどの環状エス
テルを開環重合させて得られたポリエステルジオール;
上記グリコールと環状エステルとから得られたポリエス
テルジオール;或いは上記グリコール、二塩基酸、環状
エステルの3種から得られたポリエステルジオールなど
を用いることができる。
【0029】ポリカーボネートジオールは、下記一般式
(2)で示される化合物で、式中のRはグリコール又は
2価のフェノールの残基であり、このグリコール又は2
価のフェノールとしては、例えば、トリメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール、ビスフェノールA、ビ
スフェノールF、p−キシリレングリコールなどが挙げ
られ、これにはまた1,2−ポリブタジエンジオール、
1,4−ポリブタジエンジオール、ポリクロロプレンジ
オール、ブタジエン・アクリロニトリル共重合体ジオー
ルなども用いられる。
(2)で示される化合物で、式中のRはグリコール又は
2価のフェノールの残基であり、このグリコール又は2
価のフェノールとしては、例えば、トリメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール、ビスフェノールA、ビ
スフェノールF、p−キシリレングリコールなどが挙げ
られ、これにはまた1,2−ポリブタジエンジオール、
1,4−ポリブタジエンジオール、ポリクロロプレンジ
オール、ブタジエン・アクリロニトリル共重合体ジオー
ルなども用いられる。
【0030】
【化5】
【0031】その他、N−アルキル又はN−アリールジ
アルカノールアミン類、例えば、メチルジエタノールア
ミン、メチレンジイソプロパノールアミン、エチルジエ
タノールアミン、フェニルジエタノールアミン、m−ト
リルジエタノールアミン又はこれらのアルキレンオキシ
ド付加物も使用することができる。
アルカノールアミン類、例えば、メチルジエタノールア
ミン、メチレンジイソプロパノールアミン、エチルジエ
タノールアミン、フェニルジエタノールアミン、m−ト
リルジエタノールアミン又はこれらのアルキレンオキシ
ド付加物も使用することができる。
【0032】また、ジオール化合物と併用できるものと
して、鎖長延長剤としてエチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、イソホロンジアミン、1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン、ポリオキシプロピレンジ
アミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン等の
脂肪族ジアミン類;メタキシレンジアミン、トリレンジ
アミン、ジフェニルメタンジアミン、4,4’−メチレ
ンビス(2−クロルアニリン)、1,5−ナフチレンジ
アミン等の芳香族ジアミン類などのジアミン成分が挙げ
られる。このジアミン成分を使用する場合には尿素結合
を生成するが、本発明に係るポリウレタン樹脂は単にウ
レタン結合のみからなるポリウレタン樹脂のほか、ウレ
タン結合と尿素結合とからなるポリウレタン・ポリ尿素
樹脂をも包含する。
して、鎖長延長剤としてエチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、イソホロンジアミン、1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン、ポリオキシプロピレンジ
アミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン等の
脂肪族ジアミン類;メタキシレンジアミン、トリレンジ
アミン、ジフェニルメタンジアミン、4,4’−メチレ
ンビス(2−クロルアニリン)、1,5−ナフチレンジ
アミン等の芳香族ジアミン類などのジアミン成分が挙げ
られる。このジアミン成分を使用する場合には尿素結合
を生成するが、本発明に係るポリウレタン樹脂は単にウ
レタン結合のみからなるポリウレタン樹脂のほか、ウレ
タン結合と尿素結合とからなるポリウレタン・ポリ尿素
樹脂をも包含する。
【0033】上記長鎖ジオール(高分子ジオール)及び
ジアミン成分のシリコーン変性ポリウレタン樹脂に対す
る配合量は、それぞれ0〜20重量%、特に3〜12重
量%程度でよい。
ジアミン成分のシリコーン変性ポリウレタン樹脂に対す
る配合量は、それぞれ0〜20重量%、特に3〜12重
量%程度でよい。
【0034】有機ジイソシアネート化合物としては、例
えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネ
ート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−
ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−
4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネート、1,5’−テトラヒドロナ
フタレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ド
デカメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイ
ソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシ
リレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。
えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネ
ート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−
ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−
4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネート、1,5’−テトラヒドロナ
フタレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ド
デカメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイ
ソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシ
リレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。
【0035】このジイソシアネートの配合量としては、
本発明のポリウレタン樹脂に対し5〜69重量%であ
り、5重量%より少ない場合は良好な反応物が得られ
ず、逆に69重量%より多い場合は、弾性に乏しく非常
に硬くて脆い反応物になるため、エポキシ樹脂組成物の
硬化物特性において、低応力性が不足する。好ましくは
20〜50重量%である。
本発明のポリウレタン樹脂に対し5〜69重量%であ
り、5重量%より少ない場合は良好な反応物が得られ
ず、逆に69重量%より多い場合は、弾性に乏しく非常
に硬くて脆い反応物になるため、エポキシ樹脂組成物の
硬化物特性において、低応力性が不足する。好ましくは
20〜50重量%である。
【0036】なお、本発明の特性を損なわない程度に、
鎖長延長剤として、前記したジアミン成分の他に短鎖ジ
オール化合物を配合することもできる。短鎖ジオール化
合物として、具体的には、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、2,4,4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4’−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパン、3−メチル−1,3−ブ
タンジオール、p−キシリレングリコール、或いはこれ
らのアルキレンオキシド付加物等の脂肪族ジオール類;
ハイドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ナフチレンジオール、或いはこれらのアルキレンオ
キシド付加物等の芳香族ジオール類が例示される。
鎖長延長剤として、前記したジアミン成分の他に短鎖ジ
オール化合物を配合することもできる。短鎖ジオール化
合物として、具体的には、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、2,4,4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4’−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパン、3−メチル−1,3−ブ
タンジオール、p−キシリレングリコール、或いはこれ
らのアルキレンオキシド付加物等の脂肪族ジオール類;
ハイドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ナフチレンジオール、或いはこれらのアルキレンオ
キシド付加物等の芳香族ジオール類が例示される。
【0037】これら短鎖ジオールの配合量は、シリコー
ン変性ポリウレタン樹脂に対して0〜15重量%、特に
3〜10重量%程度でよい。
ン変性ポリウレタン樹脂に対して0〜15重量%、特に
3〜10重量%程度でよい。
【0038】このシリコーン変性ポリウレタン樹脂は、
上記式(1)の活性水素含有のオルガノポリシロキサ
ン、ジイソシアネート、更に必要に応じてジアミン、短
鎖ジオール、長鎖ジオール(高分子ジオール)を反応さ
せることにより合成することができるが、この樹脂の合
成方法としては、一般に知られている熱可塑性樹脂の合
成方法でよく、各成分と活性水素含有のオルガノポリシ
ロキサンを60〜90℃に保ち、撹拌しながら、イソシ
アネートを滴下する方法、非プロトン性溶媒中で該シロ
キサン、長鎖ジオール、ジイソシアネート、及び短鎖ジ
オールを反応させる方法、或いは2軸押し出し機内で無
溶剤下、昇温しながら該シロキサン、長鎖ジオール、ジ
イソシアネート及び短鎖ジオールを反応させる方法、更
には上記シロキサンにジイソシアネートを反応させた
後、ジオールやジアミンで鎖延長させる段階的な反応方
法も挙げられる。
上記式(1)の活性水素含有のオルガノポリシロキサ
ン、ジイソシアネート、更に必要に応じてジアミン、短
鎖ジオール、長鎖ジオール(高分子ジオール)を反応さ
せることにより合成することができるが、この樹脂の合
成方法としては、一般に知られている熱可塑性樹脂の合
成方法でよく、各成分と活性水素含有のオルガノポリシ
ロキサンを60〜90℃に保ち、撹拌しながら、イソシ
アネートを滴下する方法、非プロトン性溶媒中で該シロ
キサン、長鎖ジオール、ジイソシアネート、及び短鎖ジ
オールを反応させる方法、或いは2軸押し出し機内で無
溶剤下、昇温しながら該シロキサン、長鎖ジオール、ジ
イソシアネート及び短鎖ジオールを反応させる方法、更
には上記シロキサンにジイソシアネートを反応させた
後、ジオールやジアミンで鎖延長させる段階的な反応方
法も挙げられる。
【0039】これらのポリウレタン樹脂を合成するに際
し、必要に応じて触媒及び安定剤を使用することができ
る。これらの触媒や安定剤は任意の段階で加えることが
できる。
し、必要に応じて触媒及び安定剤を使用することができ
る。これらの触媒や安定剤は任意の段階で加えることが
できる。
【0040】触媒としては、例えばトリエチルアミン、
トリエチレンジアミンなどの含窒素化合物、酢酸カリウ
ム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫などの金属塩、ジ
ブチル錫ジラウレートなどの有機金属化合物などが挙げ
られる。
トリエチレンジアミンなどの含窒素化合物、酢酸カリウ
ム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫などの金属塩、ジ
ブチル錫ジラウレートなどの有機金属化合物などが挙げ
られる。
【0041】これらのシリコーン変性ポリウレタン樹脂
は、上記のエポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂と反
応させることにより、可撓性に優れた低応力剤(共重合
体)を得ることができる。
は、上記のエポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂と反
応させることにより、可撓性に優れた低応力剤(共重合
体)を得ることができる。
【0042】エポキシ樹脂にこのシリコーン変性ポリウ
レタン樹脂を反応させる場合、シリコーン変性ポリウレ
タン樹脂中に残存する官能基は、アミノ基或いはイソシ
アネート基が良好で、シリコーン変性ポリウレタン樹脂
中に存在する官能基の量(Yモル)に対する、エポキシ
樹脂中のエポキシ基の量(Xモル)の比率X/Yは、1
以上であり、好ましくは2〜20のモル比である。比率
が1未満の場合は、シリコーン変性ポリウレタン樹脂に
対して、エポキシ樹脂の量が少ないため、良好な反応物
が得られない。
レタン樹脂を反応させる場合、シリコーン変性ポリウレ
タン樹脂中に残存する官能基は、アミノ基或いはイソシ
アネート基が良好で、シリコーン変性ポリウレタン樹脂
中に存在する官能基の量(Yモル)に対する、エポキシ
樹脂中のエポキシ基の量(Xモル)の比率X/Yは、1
以上であり、好ましくは2〜20のモル比である。比率
が1未満の場合は、シリコーン変性ポリウレタン樹脂に
対して、エポキシ樹脂の量が少ないため、良好な反応物
が得られない。
【0043】エポキシ基とイソシアネート基との反応
で、オキサゾリン環形成のための反応触媒として、イミ
ダゾールもしくはその誘導体、トリフェニルホスフィ
ン、トリス−p−メトキシフェニルホスフィン、トリシ
クロヘキシルホスフィンなどのホスフィン誘導体、1,
8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7など
のシクロアミジン誘導体、アセチルアセトンの金属塩、
ナフテン酸の金属塩等の有機金属塩の添加が有効であ
る。
で、オキサゾリン環形成のための反応触媒として、イミ
ダゾールもしくはその誘導体、トリフェニルホスフィ
ン、トリス−p−メトキシフェニルホスフィン、トリシ
クロヘキシルホスフィンなどのホスフィン誘導体、1,
8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7など
のシクロアミジン誘導体、アセチルアセトンの金属塩、
ナフテン酸の金属塩等の有機金属塩の添加が有効であ
る。
【0044】フェノール樹脂にこのシリコーン変性ポリ
ウレタン樹脂を反応させる場合、シリコーン変性ポリウ
レタン樹脂中に残存する官能基は、イソシアネート基が
良好で、シリコーン変性ポリウレタン樹脂中に存在する
イソシアネート基の量(Zモル)に対する、フェノール
樹脂中のフェノール性水酸基の量(Wモル)の比率Z/
Wは、1以上であり、好ましくは2〜20のモル比であ
る。比率が1未満の場合は、シリコーン変性ポリウレタ
ン樹脂に対して、フェノール樹脂の量が少ないため、良
好な反応物が得られない。
ウレタン樹脂を反応させる場合、シリコーン変性ポリウ
レタン樹脂中に残存する官能基は、イソシアネート基が
良好で、シリコーン変性ポリウレタン樹脂中に存在する
イソシアネート基の量(Zモル)に対する、フェノール
樹脂中のフェノール性水酸基の量(Wモル)の比率Z/
Wは、1以上であり、好ましくは2〜20のモル比であ
る。比率が1未満の場合は、シリコーン変性ポリウレタ
ン樹脂に対して、フェノール樹脂の量が少ないため、良
好な反応物が得られない。
【0045】上記シリコーン変性ポリウレタン樹脂とエ
ポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂との共重合体の使
用量は、エポキシ樹脂組成物全体の0.5〜20重量
%、特に1〜10重量%とすることが好ましく、使用量
が0.5重量%未満では十分な低応力性を与えない場合
があり、20重量%を超えると機械的特性が不十分にな
る場合がある。
ポキシ樹脂及び/又はフェノール樹脂との共重合体の使
用量は、エポキシ樹脂組成物全体の0.5〜20重量
%、特に1〜10重量%とすることが好ましく、使用量
が0.5重量%未満では十分な低応力性を与えない場合
があり、20重量%を超えると機械的特性が不十分にな
る場合がある。
【0046】更に、シリコーン変性ポリウレタン樹脂中
に官能基として水酸基が残存する場合、この水酸基はフ
ェノール樹脂とは反応しないが、エポキシ樹脂中のエポ
キシ基とは反応し得るため、エポキシ樹脂組成物の添加
剤として使用可能である。この水酸基含有シリコーン変
性ポリウレタン樹脂を添加剤としてエポキシ樹脂組成物
に用いた場合の効果として、流動性改良、耐湿性改良、
接着性改良等がある。
に官能基として水酸基が残存する場合、この水酸基はフ
ェノール樹脂とは反応しないが、エポキシ樹脂中のエポ
キシ基とは反応し得るため、エポキシ樹脂組成物の添加
剤として使用可能である。この水酸基含有シリコーン変
性ポリウレタン樹脂を添加剤としてエポキシ樹脂組成物
に用いた場合の効果として、流動性改良、耐湿性改良、
接着性改良等がある。
【0047】本発明のエポキシ樹脂組成物には、必要に
応じてその他の任意成分を本発明の効果を妨げない範囲
で配合することができる。
応じてその他の任意成分を本発明の効果を妨げない範囲
で配合することができる。
【0048】このような任意成分としては、例えばカル
ナバワックス、シランカップリング剤、高級脂肪酸、合
成ワックス類などの離型剤、MBS樹脂等の熱可塑性樹
脂、酸化アンチモン、リン化合物等が挙げられる。
ナバワックス、シランカップリング剤、高級脂肪酸、合
成ワックス類などの離型剤、MBS樹脂等の熱可塑性樹
脂、酸化アンチモン、リン化合物等が挙げられる。
【0049】本発明のエポキシ樹脂組成物は、その製造
に際し、上述した成分の所定量を均一に撹拌、混合し、
予め70〜95℃に加熱してあるニーダー、ロール、エ
クストルーダーなどで混練、冷却し、粉砕するなどの方
法で得ることができる。なお、成分の配合順序に特に制
限はない。上述したように、本発明のエポキシ樹脂組成
物はIC、LSI、トランジスタ、サイリスタ、ダイオ
ード等の半導体装置の封止用に好適に使用できるもので
あり、プリント回路基板の製造などにも有効に使用でき
る。ここで、半導体装置の封止を行う場合、半導体封止
用樹脂組成物の成形温度は150〜180℃、ポストキ
ュアは150〜180℃で、2〜16時間行うことが好
ましい。
に際し、上述した成分の所定量を均一に撹拌、混合し、
予め70〜95℃に加熱してあるニーダー、ロール、エ
クストルーダーなどで混練、冷却し、粉砕するなどの方
法で得ることができる。なお、成分の配合順序に特に制
限はない。上述したように、本発明のエポキシ樹脂組成
物はIC、LSI、トランジスタ、サイリスタ、ダイオ
ード等の半導体装置の封止用に好適に使用できるもので
あり、プリント回路基板の製造などにも有効に使用でき
る。ここで、半導体装置の封止を行う場合、半導体封止
用樹脂組成物の成形温度は150〜180℃、ポストキ
ュアは150〜180℃で、2〜16時間行うことが好
ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明のシリコーン変性ポリウレタン樹
脂とエポキシ樹脂又はフェノール樹脂との共重合体反応
物をエポキシ樹脂組成物に配合したことにより、低応力
性に優れ、耐半田クラック性、接着性、低吸水性等の特
性に良好な硬化物が得られる。
脂とエポキシ樹脂又はフェノール樹脂との共重合体反応
物をエポキシ樹脂組成物に配合したことにより、低応力
性に優れ、耐半田クラック性、接着性、低吸水性等の特
性に良好な硬化物が得られる。
【0051】
【実施例】以下、合成例、実施例及び比較例を示して本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。なお、各例中の部はいずれも重
量部である。
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。なお、各例中の部はいずれも重
量部である。
【0052】〔合成例1〕内容量2リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト185部、下記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=2
0のジメチルポリシロキサン360部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオペ
ンチルグリコール42.1部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
228部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分(ジメ
チルシロキサン含有率)44%、エポキシ当量849の
反応物Aを774g得た(収率95%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト185部、下記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=2
0のジメチルポリシロキサン360部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオペ
ンチルグリコール42.1部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
228部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分(ジメ
チルシロキサン含有率)44%、エポキシ当量849の
反応物Aを774g得た(収率95%)。
【0053】
【化6】
【0054】〔合成例2〕内容量3リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=4
0のジメチルポリシロキサン682部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、1,4
−ブタンジオール51部を加え、30分間混練り、脱泡
した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス(2”,
3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テ
トラメチルビフェニル;エポキシ当量190)369
部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、90〜
100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルで
イソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸
点成分のストリップを行い、シリコーン分(ジメチルシ
ロキサン含有率)51%、エポキシ当量771の反応物
Bを1290g得た(収率96%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=4
0のジメチルポリシロキサン682部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、1,4
−ブタンジオール51部を加え、30分間混練り、脱泡
した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス(2”,
3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テ
トラメチルビフェニル;エポキシ当量190)369
部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、90〜
100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルで
イソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸
点成分のストリップを行い、シリコーン分(ジメチルシ
ロキサン含有率)51%、エポキシ当量771の反応物
Bを1290g得た(収率96%)。
【0055】〔合成例3〕内容量3リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン648部及び下記一般式
(1−2)で示される両末端アミノ基含有ジメチルポリ
シロキサンにおいて重合度n=160のジメチルポリシ
ロキサン34部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、4,4’−メチレンビス(2
−クロロアニリン)105部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
853部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分38
%、エポキシ当量445の反応物Cを1760g得た
(収率98%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン648部及び下記一般式
(1−2)で示される両末端アミノ基含有ジメチルポリ
シロキサンにおいて重合度n=160のジメチルポリシ
ロキサン34部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、4,4’−メチレンビス(2
−クロロアニリン)105部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
853部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分38
%、エポキシ当量445の反応物Cを1760g得た
(収率98%)。
【0056】
【化7】
【0057】〔合成例4〕内容量2リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト185部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=2
0のジメチルポリシロキサン360部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオペ
ンチルグリコール42.1部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、フェノール樹脂(ザイロック型フェノ
ール樹脂(即ち、フェノールアラルキル樹脂);フェノ
ール性水酸基当量168)403部を加え、90〜15
0℃で15時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルでイ
ソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸点
成分のストリップを行い、シリコーン分36%、フェノ
ール性水酸基当量458の反応物Dを941g得た(収
率95%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト185部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=2
0のジメチルポリシロキサン360部を投入し、70〜
90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオペ
ンチルグリコール42.1部を加え、30分間混練り、
脱泡した。更に、フェノール樹脂(ザイロック型フェノ
ール樹脂(即ち、フェノールアラルキル樹脂);フェノ
ール性水酸基当量168)403部を加え、90〜15
0℃で15時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルでイ
ソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸点
成分のストリップを行い、シリコーン分36%、フェノ
ール性水酸基当量458の反応物Dを941g得た(収
率95%)。
【0058】〔合成例5〕内容量3リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン648部及び上記一般式
(1−2)で示される両末端アミノ基含有ジメチルポリ
シロキサンにおいて重合度n=160のジメチルポリシ
ロキサン34部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、2,2−ジメチル−1,3−
ジアミン40部を加え、30分間混練り、脱泡した。更
に、フェノール樹脂(ザイロック型フェノール樹脂(フ
ェノールアラルキル樹脂);フェノール性水酸基当量1
68)756部を加え、90〜150℃で15時間撹拌
を行った。IR吸収スペクトルでイソシアネート基の吸
収の消失を確認後、減圧下で低沸点成分のストリップを
行い、シリコーン分40%、フェノール性水酸基当量4
20の反応物Eを1596g得た(収率94%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト220部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン648部及び上記一般式
(1−2)で示される両末端アミノ基含有ジメチルポリ
シロキサンにおいて重合度n=160のジメチルポリシ
ロキサン34部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、2,2−ジメチル−1,3−
ジアミン40部を加え、30分間混練り、脱泡した。更
に、フェノール樹脂(ザイロック型フェノール樹脂(フ
ェノールアラルキル樹脂);フェノール性水酸基当量1
68)756部を加え、90〜150℃で15時間撹拌
を行った。IR吸収スペクトルでイソシアネート基の吸
収の消失を確認後、減圧下で低沸点成分のストリップを
行い、シリコーン分40%、フェノール性水酸基当量4
20の反応物Eを1596g得た(収率94%)。
【0059】〔合成例6〕内容量3リットルの金属製混
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト280部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン180部及びポリカプロラ
クトン180部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、1,4−ブタンジオール40
部を加え、30分間混練り、脱泡した。更に、エポキシ
樹脂(4,4’−ビス(2”,3”−エポキシプロポキ
シ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニル;
エポキシ当量190)205部、2−フェニルイミダゾ
ール1.0部を加え、90〜100℃で2時間撹拌を行
った。IR吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収の
消失を確認後、減圧下で低沸点成分のストリップを行
い、シリコーン分20%、エポキシ当量1027の反応
物Fを867g得た(収率98%)。
練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト280部、上記一般式(1−1)で示される両末端水
酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n=6
0のジメチルポリシロキサン180部及びポリカプロラ
クトン180部を投入し、70〜90℃で溶解後、撹拌
を2時間行った。その後、1,4−ブタンジオール40
部を加え、30分間混練り、脱泡した。更に、エポキシ
樹脂(4,4’−ビス(2”,3”−エポキシプロポキ
シ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニル;
エポキシ当量190)205部、2−フェニルイミダゾ
ール1.0部を加え、90〜100℃で2時間撹拌を行
った。IR吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収の
消失を確認後、減圧下で低沸点成分のストリップを行
い、シリコーン分20%、エポキシ当量1027の反応
物Fを867g得た(収率98%)。
【0060】〔比較合成例1〕内容量3リットルの金属
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル980部(分子量2000)を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
950部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、エポキシ当量475
の反応物Gを1946g得た(収率92%)。
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル980部(分子量2000)を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
950部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、エポキシ当量475
の反応物Gを1946g得た(収率92%)。
【0061】〔比較合成例2〕内容量3リットルの金属
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル980部(分子量2000)を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、フェノール樹脂(ザイロック型フ
ェノール樹脂(フェノールアラルキル樹脂);フェノー
ル性水酸基当量168)840部を加え、90〜150
℃で15時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルでイソ
シアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸点成
分のストリップを行い、フェノール性水酸基当量446
の反応物Hを1825g得た(収率91%)。
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル980部(分子量2000)を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、フェノール樹脂(ザイロック型フ
ェノール樹脂(フェノールアラルキル樹脂);フェノー
ル性水酸基当量168)840部を加え、90〜150
℃で15時間撹拌を行った。IR吸収スペクトルでイソ
シアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下で低沸点成
分のストリップを行い、フェノール性水酸基当量446
の反応物Hを1825g得た(収率91%)。
【0062】〔比較合成例3〕内容量1リットルの金属
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、上記一般式(1−1)で示される両末
端水酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n
=800のジメチルポリシロキサン360部を投入し、
70〜90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、
ネオペンチルグリコール42.1部を加え、30分間混
練り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
625部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分30
%、エポキシ当量461の反応物Iを1151g得た
(収率95%)。
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート185部、上記一般式(1−1)で示される両末
端水酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n
=800のジメチルポリシロキサン360部を投入し、
70〜90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、
ネオペンチルグリコール42.1部を加え、30分間混
練り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
625部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分30
%、エポキシ当量461の反応物Iを1151g得た
(収率95%)。
【0063】〔比較合成例4〕内容量1リットルの金属
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート155部、上記一般式(1−1)で示される両末
端水酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n
=8のジメチルポリシロキサン320部を投入し、70
〜90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオ
ペンチルグリコール24.9部を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
141部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分50
%、エポキシ当量962の反応物Jを590g得た(収
率92%)。
製混練機内に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート155部、上記一般式(1−1)で示される両末
端水酸基含有ジメチルポリシロキサンにおいて重合度n
=8のジメチルポリシロキサン320部を投入し、70
〜90℃で溶解後、撹拌を2時間行った。その後、ネオ
ペンチルグリコール24.9部を加え、30分間混練
り、脱泡した。更に、エポキシ樹脂(4,4’−ビス
(2”,3”−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,
5’−テトラメチルビフェニル;エポキシ当量190)
141部、2−フェニルイミダゾール1.0部を加え、
90〜100℃で2時間撹拌を行った。IR吸収スペク
トルでイソシアネート基の吸収の消失を確認後、減圧下
で低沸点成分のストリップを行い、シリコーン分50
%、エポキシ当量962の反応物Jを590g得た(収
率92%)。
【0064】〔実施例、比較例〕表1に示すように、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、上記反応物A〜Fを使用
し、かつワックスE1.5部、カーボンブラック1部、
ブロム化エポキシ樹脂6部、三酸化アンチモン7部、溶
融石英粉末(平均粒径:15μm)800部、トリフェ
ニルホスフィン0.8部及びシランカップリング剤1.
0部を熱2本ロールにて均一に溶融混合し、冷却、粉砕
してエポキシ樹脂組成物を調製した。比較例として、反
応物G〜Jを用いて同様にエポキシ樹脂組成物を調製し
た。これらのエポキシ樹脂組成物につき、以下の(イ)
〜(ホ)に示す諸試験を行った。結果を表1に示す。 (イ)スパイラルフロー EMMI規格に準じた金型を使用して175℃、70k
g/cm2の条件で測定した。 (ロ)機械的強度(曲げ強度、曲げ弾性率) JISK6911に準じて175℃、70kg/c
m2、成形時間120秒の条件で10×4×100mm
の抗折棒を成形し、180℃で4時間ポストキュアした
後の強度を測定した。 (ハ)ガラス転移温度、線膨張係数 175℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件
で4×4×15mmの試験片を成形し、180℃で4時
間ポストキュアしたものを用い、ディラトメーターによ
り毎分5℃で昇温させることにより測定した。 (ニ)吸湿後の吸湿量と耐半田クラック性 175℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件
で、フラットパッケージを成形し、180℃で4時間ポ
ストキュアした。このパッケージを85℃/85%RH
の雰囲気中に72時間放置して吸湿処理を行った後、吸
湿量を測定し、更にこれを赤外線リフロー炉に通過させ
た。この時に発生するパッケージのクラック発生率を確
認した。 (ホ)接着性 銅板に直径15mm、高さ5mmの円筒成形品を175
℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件で成形
し、180℃で4時間ポストキュアした後、プッシュプ
ルゲージで成形物と銅板の剥離力を測定した。
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、上記反応物A〜Fを使用
し、かつワックスE1.5部、カーボンブラック1部、
ブロム化エポキシ樹脂6部、三酸化アンチモン7部、溶
融石英粉末(平均粒径:15μm)800部、トリフェ
ニルホスフィン0.8部及びシランカップリング剤1.
0部を熱2本ロールにて均一に溶融混合し、冷却、粉砕
してエポキシ樹脂組成物を調製した。比較例として、反
応物G〜Jを用いて同様にエポキシ樹脂組成物を調製し
た。これらのエポキシ樹脂組成物につき、以下の(イ)
〜(ホ)に示す諸試験を行った。結果を表1に示す。 (イ)スパイラルフロー EMMI規格に準じた金型を使用して175℃、70k
g/cm2の条件で測定した。 (ロ)機械的強度(曲げ強度、曲げ弾性率) JISK6911に準じて175℃、70kg/c
m2、成形時間120秒の条件で10×4×100mm
の抗折棒を成形し、180℃で4時間ポストキュアした
後の強度を測定した。 (ハ)ガラス転移温度、線膨張係数 175℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件
で4×4×15mmの試験片を成形し、180℃で4時
間ポストキュアしたものを用い、ディラトメーターによ
り毎分5℃で昇温させることにより測定した。 (ニ)吸湿後の吸湿量と耐半田クラック性 175℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件
で、フラットパッケージを成形し、180℃で4時間ポ
ストキュアした。このパッケージを85℃/85%RH
の雰囲気中に72時間放置して吸湿処理を行った後、吸
湿量を測定し、更にこれを赤外線リフロー炉に通過させ
た。この時に発生するパッケージのクラック発生率を確
認した。 (ホ)接着性 銅板に直径15mm、高さ5mmの円筒成形品を175
℃、70kg/cm2、成形時間120秒の条件で成形
し、180℃で4時間ポストキュアした後、プッシュプ
ルゲージで成形物と銅板の剥離力を測定した。
【0065】
【表1】
【0066】
【化8】 *2:XL−2253L、三井東圧化学(株)製 フェノールアラルキル樹脂(フェノール性水酸基当量:
168)
168)
【0067】表1の結果より、本発明のシリコーン変性
ポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂又はフェノール樹脂と
の共重合体反応物を配合したエポキシ樹脂組成物は、シ
リコーン変性ポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂又はフェ
ノール樹脂との共重合体反応物を含有しないエポキシ樹
脂組成物に比較して、低応力性、低吸水性、接着性、耐
半田クラック性に優れた硬化物を与えることができるこ
とが確認された。
ポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂又はフェノール樹脂と
の共重合体反応物を配合したエポキシ樹脂組成物は、シ
リコーン変性ポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂又はフェ
ノール樹脂との共重合体反応物を含有しないエポキシ樹
脂組成物に比較して、低応力性、低吸水性、接着性、耐
半田クラック性に優れた硬化物を与えることができるこ
とが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯村 正彦 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 武井 稔 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤を
含有するエポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹脂及
び/又はフェノール樹脂と、下記一般式(1)で示され
る活性水素含有のオルガノポリシロキサンにジイソシア
ネートを反応させてなる分子鎖中にオルガノポリシロキ
サン鎖を有するポリウレタン樹脂との反応により得られ
る共重合体を配合したことを特徴とするエポキシ樹脂組
成物。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜8の同一又は異種のアルキル
基又はアリール基であり、R2は水酸基又はアミノ基を
有する有機基であり、nは10〜200の整数であ
る。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19518797A JPH1121420A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19518797A JPH1121420A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121420A true JPH1121420A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16336910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19518797A Pending JPH1121420A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1121420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048777A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Chisso Corp | オルガノポリシロキサンの測定方法 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP19518797A patent/JPH1121420A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048777A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Chisso Corp | オルガノポリシロキサンの測定方法 |
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