JPH1121355A - 着色粒子の製造方法およびその用途 - Google Patents

着色粒子の製造方法およびその用途

Info

Publication number
JPH1121355A
JPH1121355A JP17553897A JP17553897A JPH1121355A JP H1121355 A JPH1121355 A JP H1121355A JP 17553897 A JP17553897 A JP 17553897A JP 17553897 A JP17553897 A JP 17553897A JP H1121355 A JPH1121355 A JP H1121355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
liquid crystal
crystal display
spacer
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17553897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigefumi Kuramoto
成史 倉本
Yasuhiro Sakai
保宏 酒井
Yoshiyuki Sasaki
令晋 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP17553897A priority Critical patent/JPH1121355A/ja
Publication of JPH1121355A publication Critical patent/JPH1121355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の透過の阻止と破壊強度の優れた着色粒子
の製造方法を提供する。 【解決手段】 アミノ樹脂製の微粒子を、酸性染料で染
色する工程と、アルデヒド類の存在下、70〜250℃
の温度範囲におて、加圧下で加熱硬化する工程とを含む
ことにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色粒子の製造方
法およびその用途に関する。さらに詳細には、液晶表示
素子用スペーサーとして用いたときに光の透過を阻止
し、しかも、破壊強度に優れる着色粒子の製造方法およ
びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】着色微粒子はプラスチックなどの色剤、
トナーなどいろいろな分野で用いられている。特に、粒
子径の均一な着色微粒子は、液晶表示素子、標準粒子な
どに有効である。液晶表示用スペーサーとしては従来か
らガラスファイバーの粉砕品(特開昭57−54923
号)、シリカおよび熱可塑性樹脂の架橋体(特開昭57
−70520号)などの球状微粒子が用いられている。
【0003】液晶表示素子は基本的には受光型の表示素
子であるため、暗所では見にくいという欠点がある。こ
のため、液晶表示素子の裏面から光を照射し、画像を明
るくして暗所でも使用し得る、いわゆるバックライト付
き液晶表示素子の開発がなされてきた。しかし、上記の
スペーサーは透明であるため、バックライトの光がスペ
ーサーを通過して漏れ、液晶表示素子のコントラストが
低下するという問題点があった。
【0004】かかる問題点を解消するため、微粒子の内
部にまで着色した微粒子が提案されている(特開平4−
351639)。この方法で得られた粒子は、確かに、
バックライトの光の通過を阻止する効果は認められが、
破壊強度が低いため、スペーサーとして用いた場合に、
パネル作製工程において圧力が局所的に高まると、その
部分で粒子が破壊し、ギャップムラが生じるという問題
があった。
【0005】さらに、最近、液晶表示素子の大型化やコ
ントラスト向上の要求などにともない、従来以上に光の
透過を阻止して、しかも破壊強度の優れたスペーサーの
出現が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、光の透過を充分に阻止し、しかも、破壊強度の
優れた着色粒子の製造方法およびその方法により得られ
た着色粒子からなる液晶表示用スペーサーと液晶表示素
子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アミノ樹脂か
らなる微粒子を、酸性染料で染色する工程と、アルデヒ
ド類の存在下、70〜250℃の温度範囲で、加圧下、
加熱硬化する工程とを含むことを特徴とする着色粒子の
製造方法に関する。特に、光の透過を充分に阻止し、し
かも、破壊強度に優れた着色粒子とするためには、酸性
染料で染色した後に、加圧下において加熱硬化すること
が好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法を詳細に
説明する。
【0009】本発明の着色粒子は、通常、平均粒子径が
0.5〜20μm、好ましくは1〜15μm、最も好ま
しくは1〜10μmかつ変動係数が10%以下,好まし
くは8%以下、最も好ましくは6%以下である硬化球状
の粒子であり、着色剤により着色されてなるアミノ樹脂
であることが望ましい。
【0010】このような粒子は、アセトグアナミン、ベ
ンゾグアナミン、シクロヘキシルカルボグアナミン、シ
クロヘキセンカルボグアナミン、ノルボルネルンカルボ
フアナミン、パラトルエンスルホンアミド、メラミンお
よび尿素からなる群より選ばれる1種または2種以上お
よびホルムアルデヒドから選ばれるアミノ樹脂の硬化球
状の粒子である。好ましくは、ベンゾグアナミン、メラ
ミン、シクロヘキシルカルボグアナミンからなる少なく
とも1種とホルムアルデヒドから得られるものである。
このようなアミノ樹脂の球状の微粒子は公知の縮合反
応、例えば特開昭62−68811号(特に、第4頁第
20行〜第11頁第9行および実施例1〜3参照)に記
載の方法で製造することができる。
【0011】本発明に用いることができる酸性染料とし
ては、色素イオンが水溶液中でアニオンとなるものであ
れば特に限定されることなく、アントラキノン系、アゾ
系、ニグロシン系などが例示できる。中でも液晶の特性
を変化させない点で、アントラキノン系の酸性染料が好
ましく、カヤシルスカイブルーR(日本火薬(株)製)
が最も好ましい。
【0012】本発明に用いることができる溶剤として
は、水および/水に対する溶解度が水100重量部に対
し5重量%以上である有機溶媒である。有機溶媒として
は、アセトン、メチルアルコール、エチルアルコール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−
ブチルアルコールよりなる群から選ばれる少なくとも1
種が望ましい。
【0013】本発明に用いることができる染色温度は、
通常、70〜250℃、さらに好ましくは100〜18
0℃の範囲であることが望ましい。70℃未満ではアミ
ノ樹脂中への染色性が低下し、良好な着色粒子を得るこ
とが困難となる。一方、250℃を越える温度では、得
られるアミノ樹脂が軟化または分解する場合があり好ま
しくない。また、溶媒の沸点より高い温度で染色を行う
ときにはオートクレーブなどの密閉容器内で染色を行う
必要がある。この方法により、密閉容器内の圧力が高ま
り、粒子を充分に染色することができる。
【0014】さらに、染色した粒子をオートクレーブに
仕込み、加圧下で、加熱硬化処理する。処理温度は、通
常、70〜250℃、好ましくは100〜220℃、さ
らに120〜200℃であることが望ましい。250℃
を越えると、処理中に着色粒子が軟化または分解するお
それがあり、染料が分解して光の透過阻止の効果が小さ
くなったり、破壊強度が小さくなったりする。一方、7
0℃未満であると、硬化反応が充分に進行しないため、
破壊強度の向上が見られず好ましくない。
【0015】また、圧力は、通常、加圧状態、好ましく
は1.1kg/cm2 以上である。大気圧以下であると
染料が粒子から漏出するため、得られる着色粒子は光の
透過の阻止効果に劣り、硬化反応も充分に進行しないた
め、粒子の破壊強度も向上が見られず好ましくない。特
に2kg/cm2 以上、好ましくは3kg/cm2 以上
の場合、着色の色合いが深くなり、光の透過阻止の効果
が高められるため好ましい。
【0016】また、加圧下における加熱硬化処理はホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒドなどのアルデ
ヒド類および必要により水や上記した有機溶媒などの溶
媒を加えた状態で、アルデヒド類の濃度を、粒子に対
し、通常、50〜500重量%、好ましくは100〜4
50重量%、最も好ましくは150〜400重量%とす
ることが望ましい。500重量%を越えると、粒子が柔
らかくなりすぎて液晶表示用スペーサーとして使用しに
くくなり、一方、50重量%未満であると、架橋または
硬化反応が充分に進まないため、粒子の破壊強度の向上
が見られず好ましくない。
【0017】用いる染色した粒子は、全量(溶媒、アル
デヒド類、粒子)に対して0.5〜20重量%、好まし
くは0.5〜15重量%、最も好ましくは1〜10重量
%が望ましい。20重量%を越えると、硬化反応が充分
に進行しないため、粒子の破壊強度の向上が見られず、
一方、0.5重量%未満であると、粒子が柔らかくなり
すぎて、液晶表示用スペーサーとしては使用しにくくな
るため好ましくない。
【0018】さらに、副反応を避ける観点から窒素ガス
などの不活性ガスの存在下で、加圧下において加熱硬化
処理を行うことが好ましい。
【0019】硬化反応を促進させるために、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸などの有機スルホン酸などの有機酸を加えることが
好ましい。
【0020】また、得られた硬化粒子を洗浄後、分級、
特に精密に分級することが好ましい。分級は公知の篩を
用いる方法や自然沈降を用いる方法などで実施できる。
分級すれば、着色粒子の粒度分布が狭くなり、液晶表示
素子に使用した場合、液晶を投入する隙間距離の均一性
を保持できるためにより好ましい。
【0021】得られた着色粒子の強度は、従来のものと
比較すると格段に優れたものであり、しかも、光の透過
の阻止効果が高まった着色粒子であるため、テレビ、パ
ーソナルコンピューター、ワードプロセッサーなどの画
像表示素子用のスペーサーとして有効に使用できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づき本発明をより
詳細に説明する。特に断らない限り、部は重量部を表
す。
【0023】(スペーサーの物性測定方法)1.平均粒子径、標準偏差、変動係数 平均粒子径、平均粒子径の標準偏差および粒子径の変動
係数は、電子顕微鏡撮影像の任意の粒子200個の粒子
径を実測して次式から求めた。
【0024】
【数1】
【0025】2.粒子の破壊強度 島津微小圧縮試験機((株)島津制作所製MCTM−2
00)により、室温(25℃)において、試料台(材
質:SKS平板)上に散布した試料粒子1個について、
直径50μmの円形平板圧子(材質:ダイアモンド)を
用い、粒子の中心方向へ一定負荷速度(0.27gf/
sec)で荷重をかけ、粒子が破壊する圧縮荷重を求め
ることができる。
【0026】この操作を3個の粒子について行い、その
平均値を破壊強度の値とする。
【0027】実施例1 メラミン75部、ベンゾグアナミン75部、濃度37%
のホルマリン240部および濃度10%の炭酸ナトリウ
ム水溶液0.84部を、四つ口フラスコに仕込み混合し
た。この混合物を撹拌しながら85℃に昇温し、同温度
で1時間反応させ、水混和度200%の初期縮合物を得
た。
【0028】別に、ノニオン系界面活性剤のエマルゲン
430(花王製、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル)5.5部を水2455部に溶解しておき、この界面
活性剤溶液の温度を50℃に昇温し、撹拌した。
【0029】撹拌状態下にある界面活性剤溶液に、上記
の初期縮合物を投入して初期縮合物の乳濁液を得た。こ
れに5%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液90部を加
え、50〜60℃の温度で3時間保って縮合硬化し、硬
化樹脂の乳濁液を得た。この乳濁液を冷水3000部に
投入して急冷させた。ついで、この乳濁液から硬化樹脂
を沈降分離して得られたペーストを、エマルゲン430
7.5部とドデシルベンゼンスルホン酸4.5部を水
2000部に溶解させ、超音波分散機を用いて分散させ
た。この分散液を撹拌しながら徐々に85℃まで昇温し
た後30℃まで冷却させた。沈降した硬化樹脂を分離し
た。
【0030】得られた硬化樹脂は、平均粒子径が5.9
8μm、変動係数が4.0%であり、光学顕微鏡(倍率
600倍)で観察すると、真球状の微粒子でありかつ良
く光を透過していた。
【0031】上記のベンゾグアナミン/メラミン/ホル
ムアルデヒドのアミノ樹脂の硬化球状微粒子50部、ア
ントラキノン系の酸性染料であるカヤシルスカイブルー
R(日本火薬(株)製)10部、純水450部、アミノ
樹脂の潜伏性硬化触媒であるキャタニットA(日東理研
(株)製)0.5部をオートクレーブに仕込んだ。窒素
ガスで置換した後170℃まで昇温し、5時間染色し
た。染色終了後、微粒子を濾別し、純水で数回洗浄し、
その後乾燥し、解砕した。得られた染色粒子(1−A)
は濃紺色に染色されていた。
【0032】さらに、得られた染色粒子(1−A) 5
0部、純水1320部、ホルムアルデヒド125部、キ
ャタニットA 1.5部をオートクレーブに仕込み、窒
素ガスで置換した後、170℃まで昇温し(8kg/c
2 )、加圧下で1時間加熱硬化させた。硬化終了後、
粒子を濾別し、純水で数回洗浄し、その後160℃で乾
燥し、さらに解砕した。得られた硬化粒子(1−B)
は、黒に近い濃紺色となり、光をよく遮光した。
【0033】次に、得られた硬化粒子(1−B)の平均
粒子径、変動係数、破壊強度を測定した結果、平均粒子
径が5.75μm、変動係数が4.3%、破壊強度が
3.2gfであった。
【0034】実施例2 次に、実施例1で得られた硬化粒子(1−B)を液晶表
示素子用着色スペーサー(1)とし、以下の方法により
液晶表示板を作製した。
【0035】添付の図1にみるように、最初に、300
mm×345mm×1.1mmの下側ガラス基板11上
に、電極(例えば、透明電極)5およびポリイミド配向
膜4を形成した後、ラビングを行って下側電極基板11
0を得た。この下側電極基板110上に上記着色スペー
サー(1)を面内スペーサー8として高速気流方式の乾
式法で散布した。
【0036】一方、300mm×345mm×1.1m
mの上側ガラス基板12上に、電極(例えば、透明電
極)5およびポリイミド配向膜4を形成した後、ラビン
グを行って上側電極基板120を得た。エポキシ樹脂製
の接着シール材2中にシール部スペーサー3としてシリ
カスペーサーを30容量%となるように分散したもの
を、上側電極基板120の接着シール部にスクリーン印
刷した。
【0037】最後に、上下電極基板120、110を、
電極5および配向膜4がそれぞれ対抗するように、面内
スペーサー8を介して貼り合わせ、1kg/cm2 の圧
力を加え、150℃の温度で30分間加熱し、接着シー
ル材2を加熱硬化させた。その後、2枚の電極基板12
0、110の隙間を真空とし、さらに、大気圧に戻すこ
とにより、STN用液晶7を注入し、注入部を封止し
た。そして、上下ガラス基板12、11の外側にPVA
(ポリビニルアルコール)系偏光膜6を貼り付けて液晶
表示素子(1)とした。
【0038】着色スペーサー(1)を用い、上記のよう
な方法により作製した13インチ液晶表示素子(1)
は、隙間距離が均一化され、画像を形成しない部分がな
くて均一な品質表示であり、スペーサー自身の光抜けも
なく、コントラストが高く表示品位に優れていた。
【0039】また、液晶表示素子(1)を長期間駆動し
ても安定であった。
【0040】比較例1 実施例1において、染色粒子(1−A)は、平均粒子径
が5.78μm、変動係数が4.1%、破壊強度が1.
5gfであった。
【0041】比較例2 実施例2において、硬化粒子(1−B)の代わりに着色
粒子(1−A)を比較用の着色スペーサー(2)として
用いた以外は、実施例2と同様にして、比較用の液晶表
示素子(2)を作製した。
【0042】比較用の液晶表示素子(2)は、ギャップ
ムラ(色ムラ)が生じるとともに画像を形成しない部分
があった。また、比較用の液晶表示素子(2)を観察す
ると、比較用の着色スペーサー(2)の一部が潰れてい
た。さらに、比較用の液晶表示素子(2)は、長期間駆
動させると、点灯しなくなった。
【0043】比較例3 実施例1において、得られた染色粒子(1−A) 50
部、純水1320部、ホルムアルデヒド125部、キャ
タニットA 1.5部を大気圧下60℃まで昇温し1時
間加熱した。加熱終了後、粒子を濾別し、純水で数回洗
浄し、その後、160℃で乾燥し、さらに解砕した。得
られた粒子(1−C)は青色であり、平均粒子径5.7
4μm、変動係数4.4%、破壊強度1.2gfであっ
た。
【0044】比較例4 実施例2において、硬化粒子(1−B)の代わりに、比
較例3で得られた粒子(1−C)を比較用の着色スペー
サー(3)として用いた以外は、実施例3と同様にし
て、比較用の液晶表示素子(3)を作製した。
【0045】比較用の液晶表示素子(3)は、ギャップ
を形成しない部分がよく発生した。また、比較用の液晶
表示素子(3)を観察すると、比較用の着色スペーサー
(3)がかなり潰れていた。更に、スペーサー自身の光
抜けも増えており、コントラストは低下した。
【0046】以上のように、実施例1と比較例1〜3と
を比べると、酸性染料で染色したアミノ樹脂の硬化微粒
子をさらにアルデヒド類の存在下で,加圧下において、
加熱硬化することにより、粒子の破壊強度が向上し、し
かも、光の透過を阻止する効果を高くなっていることは
明らかである。
【0047】また、実施例2と比較例2、4とを比較す
ると、本発明で得られた着色粒子をスペーサーとして用
い、液晶表示素子を作製すると、スペーサーの破壊強度
が大きく、光の透過の阻止効果や表示品位に優れた液晶
表示素子となることは明白である。
【0048】
【発明の効果】本発明は、アミノ樹脂の硬化微粒子を酸
性染料で染色した後、さらにアルデヒド類の存在下で所
定条件のもとにおいて、加圧下で加熱処理することによ
り、従来のものよりも格段に優れた破壊硬度と光の透過
の阻止の効果を有する着色粒子を簡便に製造する方法を
提供できる。したがって、得られた着色粒子を液晶表示
用スペーサーとして用いた場合、コントラストやギャッ
プの均一性に優れた液晶表示素子となり、13インチ以
上の大型の液晶表示素子に、特に有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である液晶表示素子の一部破
断した断面図である。
【符号の説明】
4…ポリイミド配向膜 5…電極 8…面内スペーサー 11…下側ガラス電極 12…上側ガラス電極 110…下側電極基板 120…上側電極基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ樹脂からなる微粒子を、酸性染料
    で染色する工程と、アルデヒド類の存在下、70〜25
    0℃の温度範囲で、加圧下、加熱硬化する工程とを含む
    ことを特徴とする着色粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法によって得られた
    着色粒子を含む液晶表示用着色スペーサー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の着色スペーサーを用い
    てなる液晶表示素子。
JP17553897A 1997-07-01 1997-07-01 着色粒子の製造方法およびその用途 Pending JPH1121355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17553897A JPH1121355A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 着色粒子の製造方法およびその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17553897A JPH1121355A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 着色粒子の製造方法およびその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1121355A true JPH1121355A (ja) 1999-01-26

Family

ID=15997836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17553897A Pending JPH1121355A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 着色粒子の製造方法およびその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1121355A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6551702B1 (en) 1999-11-11 2003-04-22 Basf Aktiengesellschaft Melamine resin dispersions
US6610818B2 (en) 2000-12-28 2003-08-26 Nippon Shokubai, Co., Ltd. Process for producing amino resin particles
KR100564815B1 (ko) * 2001-10-31 2006-03-27 니폰 쇼쿠바이 컴파니 리미티드 아미노 수지 입자 및 그 제조방법과 용도
JP2007146185A (ja) * 2001-09-28 2007-06-14 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂架橋粒子およびその製造方法
US7563845B2 (en) 2001-09-28 2009-07-21 Nippon Shokubai Co., Ltd. Amino resin crosslinked particles and producing process thereof

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6551702B1 (en) 1999-11-11 2003-04-22 Basf Aktiengesellschaft Melamine resin dispersions
US6610818B2 (en) 2000-12-28 2003-08-26 Nippon Shokubai, Co., Ltd. Process for producing amino resin particles
JP2007146185A (ja) * 2001-09-28 2007-06-14 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂架橋粒子およびその製造方法
US7563845B2 (en) 2001-09-28 2009-07-21 Nippon Shokubai Co., Ltd. Amino resin crosslinked particles and producing process thereof
KR100564815B1 (ko) * 2001-10-31 2006-03-27 니폰 쇼쿠바이 컴파니 리미티드 아미노 수지 입자 및 그 제조방법과 용도

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4589725B2 (ja) 反射防止特性を有する、機械的に耐久性のある単層コーティングの調製
JP4906308B2 (ja) ポリビニルアルコール系フィルム、およびその製造方法
JPH1121355A (ja) 着色粒子の製造方法およびその用途
JP5204629B2 (ja) 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP4751782B2 (ja) 重合体粒子
JP5204608B2 (ja) 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP3907442B2 (ja) アミノ樹脂粒子
JP3987321B2 (ja) アミノ樹脂粒子の製造方法
JP2544029B2 (ja) 着色微粒子、その製造方法およびそれを用いた液晶表示素子
TW201817576A (zh) 聚乙烯醇系薄膜及其製造方法與利用此聚乙烯醇系薄膜之偏光膜
JP3836925B2 (ja) 液晶表示板用スペーサーの製造方法
JPH1090691A (ja) 液晶用着色遮光スペーサーおよび液晶表示素子
Ohkita et al. Birefringence reduction method for optical polymers by the orientation-inhibition effect of silica particles
KR102366380B1 (ko) 위상차 필름 형성용 조성물, 위상차 필름, 이를 포함하는 편광판 및 이를 포함하는 액정표시장치
TW200916910A (en) Liquid crystal display element
KR100564815B1 (ko) 아미노 수지 입자 및 그 제조방법과 용도
JP3216304B2 (ja) 着色粒子
JPH10282504A (ja) 液晶表示素子用スペーサ及びその製造方法並びに液晶表示素子
JPH1164857A (ja) 液晶表示板用着色スペーサー、その製造方法及び液晶表示板
KR101968989B1 (ko) Ips lcd 패널
KR101974162B1 (ko) 자기정렬 액정 배향층, 이를 이용한 액정표시장치 및 이의 제조방법
JPH11152422A (ja) 着色粒子、その製造方法および用途
JP3542866B2 (ja) 液晶表示板用接着性スペーサー、その製造方法および液晶表示板
JP4658989B2 (ja) アミノ樹脂粒子、その製造方法およびその用途
JPH1095812A (ja) 微粒子、液晶パネル用スペーサー及び該スペーサーを用いた液晶パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040225

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040701

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060112

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060303

A521 Written amendment

Effective date: 20060323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620