JPH11212530A - 表示制御回路 - Google Patents

表示制御回路

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Publication number
JPH11212530A
JPH11212530A JP10312302A JP31230298A JPH11212530A JP H11212530 A JPH11212530 A JP H11212530A JP 10312302 A JP10312302 A JP 10312302A JP 31230298 A JP31230298 A JP 31230298A JP H11212530 A JPH11212530 A JP H11212530A
Authority
JP
Japan
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display device
rgb data
matrix display
data
television receiver
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Application number
JP10312302A
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English (en)
Inventor
Yoshimitsu Inamori
良充 稲森
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルエンコーダを別体としても、同時表
示を実現しつつ、簡単な構成で端子数を削減できる表示
制御回路を提供する。 【解決手段】 表示制御回路21は、液晶表示装置22
とテレビジョン信号エンコーダ24とに、それぞれ読出
回路32から個別の制御信号を与えるようにし、表示用
メモリ31にストアされているRGBデータを、それら
で共用可能とする。したがって、データバス30のライ
ン数、すなわち表示制御回路21の端子数を、たとえ
ば、R、G、Bの各色毎に6本の18本とすることがで
き、それぞれに専用の端子を設ける場合と比べて、RG
Bデータのための端子数を1/2とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器である携
帯情報端末や、パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置において好適に実施され、該携帯情報端末や情報処理
装置に搭載されたマトリクス表示装置と、画面サイズの
大きなテレビジョン受像機とに対して、同時に同一の表
示を実現するための表示制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のように、携帯情報端末や情報処理
装置において、搭載された液晶表示装置などのマトリク
ス表示装置とは別に、より大きな画面サイズを得ること
ができる外部のテレビジョン受像機に画像表示を行うこ
とができる典型的な従来技術は、たとえば特開昭61−
282886号公報で示されている。この従来技術によ
る画像表示の構成を図17に示す。
【0003】この従来技術では、演算処理装置によって
作成された画像データ、カメラで撮像して得られた画像
データ、またはテレビジョン受像機で受信された画像デ
ータが、RGBデータとして表示用メモリ1に格納され
ている。液晶表示用読出回路2またはモニタ表示用読出
回路3からのアドレス信号およびチップセレクト信号C
Sやアウトプットイネーブル信号OEなどの制御信号
が、切換回路4によって選択的に切り換えられて、前記
表示用メモリ1に入力される。切換回路4には、使用者
の操作に応答して、レジスタから、液晶/モニタの選択
信号が与えられており、これによって前記液晶表示用読
出回路2からとモニタ表示用読出回路3からとのアドレ
ス信号および制御信号の切り換えが行われる。前記切換
回路4からのアドレス信号および制御信号に応答して表
示用メモリ1から読み出されたRGBデータは、データ
バス5を介して、テレビジョン信号エンコーダ6と液晶
表示装置7とに共通に与えられている。
【0004】液晶表示用読出回路2から液晶表示装置7
には、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYN
C、データクロックDCLKおよびイネーブル信号EN
ABなどの制御信号が入力されている。液晶表示装置7
は、切換回路4によって、表示出力に液晶が選択されて
いるときには、前記液晶表示用読出回路2からの制御信
号に基づいて、表示用メモリ1からのRGBデータを受
信し、画像表示を行う。
【0005】これに対して、テレビジョン信号エンコー
ダ6には、前記モニタ表示用読出回路3から、水平同期
信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCおよびピクセ
ルクロックPXCLKなどの制御信号が与えられてお
り、前記表示出力にモニタが選択されると、該テレビジ
ョン信号エンコーダ6は、前記制御信号に基づいて前記
表示用メモリ1からのRGBデータを取り込み、アナロ
グ映像信号を作成して、テレビジョン受像機8へ出力す
る。
【0006】このようにして、前記携帯情報端末や情報
処理装置に、一体で搭載されている液晶表示装置7での
画像表示と、外部のテレビジョン受像機8による画像表
示とを選択的に行うように構成されている。前記表示用
メモリ1と、液晶表示用読出回路2と、モニタ表示用読
出回路3と、切換回路4と、テレビジョン信号エンコー
ダ6とは、表示制御回路10に一体化されている。
【0007】しかしながら、上述の従来技術には、液晶
表示装置7と、テレビジョン受像機8とに同時に画像表
示を行うことができないという問題がある。この点、カ
ーソル操作によって種々の入力操作を行うことができ
る、いわゆるデスクトップタイプやラップトップタイプ
の情報処理装置では、液晶表示装置7とテレビジョン受
像機8との何れか一方で画像表示が行われていれば入力
操作を行うことができるけれども、液晶画面を、ペンや
手、指で触れて入力操作を行う携帯情報端末では、テレ
ビジョン受像機8で画像表示を行うと、入力操作を行う
ことができないという問題がある。特に、プレゼンテー
ションなどで表示画面を更新しながら説明を行うような
場合には、画面の切り換え毎に液晶表示に切り換え、入
力操作を行う必要がある。
【0008】このような不具合を解消することができる
他の従来技術が、たとえば特開昭63−83798号公
報で示されている。この従来技術を図18に示す。な
お、この図18で示す構成において、前述の図17で示
す構成に類似し、対応する部分には、同一の参照符号を
付して、その説明を省略する。
【0009】この従来技術では、表示用メモリ1からデ
ータバス5を介するRGBデータは、液晶データラッチ
回路11と、モニタデータラッチ回路12とに共通に与
えられており、これらのデータラッチ回路11及び12
は、前記読出回路2及び3からのラッチタイミングにそ
れぞれ応答し、前記RGBデータのラッチを行う。一
方、前記切換回路4に前記レジスタから与えられる液晶
/モニタ選択信号は、読出回路2、3からのアドレス信
号および制御信号を、時分割で表示用メモリ1に与える
ような信号となっている。
【0010】これによって、共通の表示用メモリ1か
ら、前記液晶データラッチ回路11とモニタデータラッ
チ回路12とのそれぞれにRGBデータを読み出すこと
が可能となる。前記表示用メモリ1と、読出回路2・3
と、切換回路4と、データラッチ回路11・12とは、
表示制御回路20に一体化され、テレビジョン信号エン
コーダ6が、該表示制御回路20とは別体とされてい
る。液晶データラッチ回路11でラッチされたRGBデ
ータは、液晶表示装置7への最適な読み出しタイミング
で読み出され、データバス13を介して液晶表示装置7
に与えられる。また、モニタデータラッチ回路12でラ
ッチされたRGBデータは、テレビジョン受像機8への
最適な読み出しタイミングで読み出され、データバス1
4を介して前記テレビジョン信号エンコーダ6に与えら
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、上述の図18で示すように、テレビジョ
ン信号エンコーダ6を別体とすると、表示制御回路20
の端子数は、RGBデータのために、データバス13・
14の2系統分必要となる。したがって、たとえばR、
G、B各色毎に6本の信号線を必要とすると、前記表示
制御回路20の集積回路の端子数は36本も必要とな
り、端子数が増大してしまうという問題がある。
【0012】この点、前述の図17で示すように、テレ
ビジョン信号エンコーダ6を表示制御回路20の集積回
路に内蔵すればよいけれども、デジタルエンコーダであ
り、アナログ回路部分を有する該テレビジョン信号エン
コーダ6と、デジタル回路である残余の表示用メモリ1
や読出回路2・3などとが混在するASICの作成上の
困難性などから、該テレビジョン信号エンコーダ6を表
示制御回路20に内蔵できない場合、および内蔵しない
方が利点の多い場合がある。
【0013】また、別々の読出回路2・3を設ける必要
があり、回路構成が煩雑であるとともに、共通の表示用
メモリ1を2つの読出回路2・3で時分割にアクセスす
るために、高速でアクセスする必要がある。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、デジタルエンコーダを別体として
も、同時表示を実現しつつ、簡単な構成で端子数を削減
することができる表示制御回路を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の表
示制御回路は、上記課題を解決するために、ノンインタ
ーレスのマトリクス表示装置と、デジタルエンコーダを
介してインターレスのテレビジョン受像機とに対して同
時に同じ画像表示を行う表示制御回路において、以下の
措置を講じたことを特徴としている。
【0016】即ち、上記表示制御回路は、RGBデータ
を記憶する記憶手段と、上記の記憶手段から上記RGB
データを読み出すと共に、上記マトリクス表示装置およ
び上記デジタルエンコーダの表示に係る第1制御信号及
び第2制御信号をそれぞれ出力する唯一の読出手段と、
上記マトリクス表示装置の走査線本数と、上記テレビジ
ョン受像機の有効走査線本数とが所定関係にある場合、
上記読出手段は、上記マトリクス表示装置および上記デ
ジタルエンコーダに対して、上記の記憶手段から読み出
した同一のRGBデータを垂直同期信号から所定期間後
に出力すると共に上記第1及び第2制御信号をそれぞれ
個別に出力することを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、RGBデータは記憶手
段に記憶される。このように記憶されたRGBデータ
は、画像表示に先立って、唯一の読出手段によって読み
出される。また、この読出手段からは、上記マトリクス
表示装置および上記デジタルエンコーダの表示に係る第
1制御信号及び第2制御信号がそれぞれ個別に出力され
る。
【0018】このとき、マトリクス表示装置の走査線本
数と、テレビジョン受像機の有効走査線本数とが所定関
係にある場合、上記マトリクス表示装置および上記デジ
タルエンコーダに対して、上記の記憶手段から読み出し
た同一のRGBデータは、垂直同期信号から所定期間後
に上記読出手段から出力されるようになっている。した
がって、上記所定関係がある場合、それぞれ個別に出力
される第1制御信号、及び第2制御信号に基づいて、ノ
ンインターレスのマトリクス表示装置、及びデジタルエ
ンコーダを介してインターレスのテレビジョン受像機に
対して、同時に同じ画像表示が行われることになる。
【0019】以上のように、共通の記憶手段および共通
の読出回路がそれぞれ用いられるので、テレビジョン受
像機のためのデジタルエンコーダを別体としても、表示
制御回路の端子数を削減することができるとともに、回
路構成を簡略化することができる。
【0020】請求項2に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、請求項1に記載の表示制御回
路において、上記所定関係が、上記マトリクス表示装置
の走査線本数が上記テレビジョン受像機の有効走査線本
数と同一または近似している関係であることを特徴とす
る。
【0021】上記構成によれば、請求項1に記載の表示
制御回路の作用に加えて、例えば、上記携帯情報端末な
どの前記電子機器に、該表示制御回路と一体で搭載され
るマトリクス表示装置の走査線本数が、たとえばVGA
(Video Graphics Array)の1/2である240本であ
り、NTSC方式のテレビジョン受像機の走査線本数
が、たとえば525本、すなわち1フィールドの有効走
査線本数が230本であるような、マトリクス表示装置
の走査線本数がテレビジョン受像機の有効走査線本数と
同一または近似している場合、マトリクス表示装置とテ
レビジョン受像機とは、個別の制御信号で、それぞれ適
切に制御されることになる。
【0022】したがって、マトリクス表示装置と、同時
に、同一の画像表示をテレビジョン受像機で行うにあた
って、テレビジョン受像機で表示するRGBデータを、
マトリクス表示装置のRGBデータと同一とする、すな
わち共通のビデオメモリおよび読出回路を用いることが
できる。
【0023】請求項3に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、請求項1に記載の表示制御回
路において、書込周波数の2倍の周波数の書込信号を生
成する縦2倍化手段を更に備え、上記所定関係は、上記
マトリクス表示装置の走査線本数が上記テレビジョン受
像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近似している
関係であり、上記読出手段は、上記マトリクス表示装置
に対して上記書込信号に基づいて上記RGBデータを書
き込むことを特徴とする。
【0024】上記構成によれば、請求項1に記載の表示
制御回路の作用に加えて、マトリクス表示装置の走査線
本数が、たとえばVGAの480本であり、NTSC方
式のテレビジョン受像機の1フィールドにおける有効走
査線本数が、たとえば230本であるような、マトリク
ス表示装置の走査線本数がテレビジョン受像機の有効走
査線本数の2倍または2倍に近似している場合、所定の
水平走査周期からRGBデータの出力が開始されるとと
もに、制御信号は個別であるので、上述のように、RG
Bデータをマトリクス表示装置へ書き込ませるための書
込パルスを2倍の周波数として、テレビジョン受像機に
おける1ライン分のRGBデータが縦2倍化されてマト
リクス表示装置の2ラインに表示される。
【0025】このように、マトリクス表示装置とテレビ
ジョン受像機とで垂直解像度にほぼ2倍の差があって
も、共通のRGBデータを用いて、同時に、画像表示が
それぞれに対して行われるので、前記テレビジョン受像
機のためのデジタルエンコーダを別体としても、該表示
制御回路の端子数を削減することができるとともに、回
路構成を簡略化することができる。
【0026】請求項4に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、ノンインターレスのマトリク
ス表示装置と、デジタルエンコーダを介してインターレ
スのテレビジョン受像機とに対して同時に同じ画像表示
を行う表示制御回路において、以下の措置を講じたこと
を特徴とする。
【0027】すなわち、上記表示制御回路は、RGBデ
ータを記憶する記憶手段と、上記の記憶手段から上記R
GBデータを読み出すと共に、上記マトリクス表示装置
および上記デジタルエンコーダの表示に係る第1及び第
2制御信号をそれぞれ出力する第1及び第2読出手段
と、上記第1読出手段によって上記の記憶手段からRG
Bデータを読み出すか、或いは上記第2読出手段によっ
て上記記憶手段からRGBデータを読み出すかを時分割
で切り換える切換手段と、上記切換手段は、上記の記憶
手段からの時分割多重化されたRGBデータを上記マト
リクス表示装置および上記デジタルエンコーダに対して
出力すると共に、上記第1及び第2読出手段は、上記第
1及び第2制御信号をそれぞれ個別に上記マトリクス表
示装置および上記デジタルエンコーダに出力することを
特徴とする。
【0028】上記構成によれば、RGBデータは記憶手
段に記憶される。上記の記憶手段から上記RGBデータ
が第1又は第2読出手段によってそれぞれ読み出され
る。また、上記マトリクス表示装置および上記デジタル
エンコーダの表示に係る第1制御信号及び第2制御信号
は、第1及び第2読出手段によってそれぞれ出力され
る。
【0029】RGBデータの上記読出に際し、上記第1
読出手段によって上記の記憶手段からRGBデータが読
み出されるか、或いは上記第2読出手段によって上記記
憶手段からRGBデータが読み出されるかは、切換手段
によって時分割で切り換えられる。
【0030】したがって、上記第1及び第2読出手段か
ら個別にそれぞれ出力された上記第1及び第2制御信号
に基づいて、上記の記憶手段からの時分割多重されたR
GBデータが上記マトリクス表示装置および上記デジタ
ルエンコーダに対してそれぞれ出力されることになる。
【0031】以上のように、個別化されている第1及び
第2制御信号に基づいて、時分割多重化されている前記
RGB信号が、マトリクス表示装置とデジタルエンコー
ダとで、それぞれ適切に取り込まれるので、前記デジタ
ルエンコーダを別体で設けても、RGB信号の出力端子
を共用化することができ、端子数を削減することができ
る。
【0032】請求項5に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、請求項4に記載の表示制御回
路において、上記マトリクス表示装置の走査線本数がテ
レビジョン受像機の有効走査線本数の2倍または2倍に
近似している場合、RGBデータの出力周期を3分割
し、上記デジタルエンコーダへの1画素分のRGBデー
タと、上記マトリクス表示装置への2画素分のRGBデ
ータとを多重化して、垂直同期信号から所定期間経過後
から出力することを特徴とする。
【0033】上記の構成によれば、請求項4に記載の表
示制御回路の作用に加えて、マトリクス表示装置の走査
線本数がVGAのようにテレビジョン受像機の有効走査
線本数の2倍付近である場合、マトリクス表示装置への
書込パルスを2倍の周波数とすることによって、テレビ
ジョン受像機の1ライン分の水平走査期間で、マトリク
ス表示装置には2ライン分のデータを書き込ませること
ができる。したがって、30フレームのテレビジョン受
像機の2倍のフレーム数のマトリクス表示装置に、VG
Aフルスペックの画像表示を行わせることができる。
【0034】請求項6に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、RGBデータによってノンイ
ンターレスのマトリクス表示装置に画像表示を行わせる
と共に、前記RGBデータをデジタルエンコーダへ出力
し、アナログ変換させてインターレスのテレビジョン受
像機に同時に同一の画像表示を行わせることができ、前
記マトリクス表示装置と一体で電子機器に搭載される表
示制御回路において、以下の措置を講じたことを特徴と
する。
【0035】すなわち、上記表示制御回路は、前記搭載
されるマトリクス表示装置の走査線本数がテレビジョン
受像機の有効走査線本数と同一または近似している場
合、前記マトリクス表示装置およびデジタルエンコーダ
へ、前記RGBデータを垂直同期信号から所定期間後に
共通に出力し、クロック信号および同期信号等の制御信
号は個別に出力することを特徴とする。
【0036】上記の構成によれば、携帯情報端末などの
前記電子機器に、該表示制御回路と一体で搭載されるマ
トリクス表示装置の走査線本数が、たとえばVGA(Vi
deoGraphics Array)の1/2である240本であり、
NTSC方式のテレビジョン受像機の走査線本数が、た
とえば525本、すなわち1フィールドの有効走査線本
数が230本であるような、マトリクス表示装置の走査
線本数がテレビジョン受像機の有効走査線本数と同一ま
たは近似している場合、マトリクス表示装置とテレビジ
ョン受像機とを個別の制御信号で、それぞれ適切な制御
が行われる。
【0037】したがって、マトリクス表示装置と、同時
且つ同一の画像表示をテレビジョン受像機で行うにあた
って、テレビジョン受像機で表示するRGBデータを、
マトリクス表示装置のRGBデータと同一とする、すな
わち共通のビデオメモリおよび読出回路を用いることが
でき、前記テレビジョン受像機のためのデジタルエンコ
ーダを別体としても、該表示制御回路の端子数を削減す
ることができるとともに、回路構成を簡略化することが
できる。
【0038】請求項7に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、RGBデータによってノンイ
ンターレスのマトリクス表示装置に画像表示を行わせる
と共に、前記RGBデータをデジタルエンコーダへ出力
し、アナログ変換させてインターレスのテレビジョン受
像機に同時に同一の画像表示を行わせることができ、前
記マトリクス表示装置と一体で電子機器に搭載される表
示制御回路において、以下の措置を講じたことを特徴と
する。
【0039】すなわち、上記表示制御回路は、前記搭載
されるマトリクス表示装置の走査線本数がテレビジョン
受像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近似してい
る場合、前記マトリクス表示装置およびデジタルエンコ
ーダへ、前記RGBデータを垂直同期信号から所定期間
後に共通に出力し、前記RGBデータをマトリクス表示
装置のラッチ回路から表示素子へ書き込ませるための書
込パルスを2倍の周波数として、該書込パルス、クロッ
ク信号および同期信号等の制御信号は個別に出力するこ
とを特徴とする。
【0040】上記の構成によれば、マトリクス表示装置
の走査線本数が、たとえばVGAの480本であり、前
記NTSC方式のテレビジョン受像機の1フィールドに
おける有効走査線本数が、たとえば230本であるよう
な、マトリクス表示装置の走査線本数がテレビジョン受
像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近似している
場合、所定の水平走査周期からRGBデータの出力を開
始するとともに、制御信号は個別であるので、上述のよ
うに、RGBデータをマトリクス表示装置のラッチ回路
から表示素子へ書き込ませるための書込パルスを2倍の
周波数として、テレビジョン受像機における1ライン分
のRGBデータを縦2倍化して、マトリクス表示装置の
2ラインに表示させる。
【0041】したがって、マトリクス表示装置とテレビ
ジョン受像機とで垂直解像度にほぼ2倍の差があって
も、共通のRGBデータを用いて、同時に、画像表示を
それぞれに対して行うことができ、前記テレビジョン受
像機のためのデジタルエンコーダを別体としても、該表
示制御回路の端子数を削減することができるとともに、
回路構成を簡略化することができる。
【0042】請求項8に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、RGBデータによってノンイ
ンターレスのマトリクス表示装置に画像表示を行わせる
とともに、前記RGBデータをデジタルエンコーダへ出
力し、アナログ変換させてインターレスのテレビジョン
受像機に同時に同一の画像表示を行わせることができ、
前記マトリクス表示装置と一体で電子機器に搭載される
表示制御回路において、以下の措置を講じたことを特徴
とする。
【0043】すなわち、上記表示制御回路は、前記マト
リクス表示装置およびデジタルエンコーダへ、前記マト
リクス表示装置のためのRGBデータとテレビジョン受
像機のためのRGBデータとを時分割多重化して共通に
出力し、クロック信号および同期信号等の制御信号は個
別に出力するようにし、多重化されている前記RGBデ
ータを該制御信号によってマトリクス表示装置とデジタ
ルエンコーダとに選択的に取り込ませることを特徴とす
る。
【0044】上記の構成によれば、個別化されている制
御信号によって、時分割多重化されている前記RGB信
号を、マトリクス表示装置とデジタルエンコーダとで、
それぞれ適切に取り込ませてゆくことができ、前記デジ
タルエンコーダを別体で設けても、RGB信号の出力端
子を共用化することができ、端子数を削減することがで
きる。
【0045】請求項9に係る発明の表示制御回路は、上
記課題を解決するために、請求項8に記載の表示制御回
路において、前記搭載されるマトリクス表示装置の走査
線本数がテレビジョン受像機の有効走査線本数の2倍ま
たは2倍に近似している場合、RGBデータの出力周期
を3分割し、デジタルエンコーダへの1画素分のRGB
データと、マトリクス表示装置への2画素分のRGBデ
ータとを多重化して、垂直同期信号から所定期間経過後
から出力することを特徴とする。
【0046】上記の構成によれば、前記マトリクス表示
装置の走査線本数が前記VGAのようにテレビジョン受
像機の有効走査線本数の2倍付近である場合、ラッチ回
路から表示素子への書込パルスを2倍の周波数とするこ
とによって、テレビジョン受像機の1ライン分の水平走
査期間で、マトリクス表示装置には2ライン分のデータ
を書き込ませることができる。したがって、30フレー
ムのテレビジョン受像機の2倍のフレーム数のマトリク
ス表示装置に、VGAフルスペックの画像表示を行わせ
ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態につい
て、図1乃至図6に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。
【0048】図1は、本発明の実施の第1の形態の概略
的構成を示すブロック図である。本発明は、携帯情報端
末や情報処理装置に好適に実施され、該携帯情報端末お
よび情報処理装置には、画像表示のために、集積回路化
された表示制御回路21と、該表示制御回路21によっ
て表示駆動される液晶表示装置22と、該表示制御回路
21と別体とされ、外部のテレビジョン受像機23を表
示駆動するテレビジョン信号エンコーダ24とが搭載さ
れている。
【0049】この図1の構成は、液晶表示装置22の走
査線本数がVGAの1/2である240本であり、水平
解像度も320ドットでVGAの1/2である、1/4
VGA方式の液晶表示装置に係るものである。これに対
して、テレビジョン受像機23は、NTSC方式であ
り、走査線本数が525本であり、1フィールドにおけ
る有効走査線本数が230本である。したがって、図1
で示す例は、液晶表示装置22の走査線本数がテレビジ
ョン受像機23の有効走査線本数と近似している場合の
構成例を示している。
【0050】なお、上記VGAはパーソナルコンピュー
タPC/ATの基本的な表示規格であり、表示容量とし
て640×480ドットに規定されている。今日のパー
ソナルコンピュータや携帯情報端末は、この規格に準拠
できるように構成され、ソフトウェアあるいは処理デー
タを共有できるようになっている。本発明は、特に限定
されないが、このVGA規格に対応した情報処理装置に
有効である。
【0051】前記表示制御回路21内には、大略的に、
表示用メモリ31(記憶手段)と、単一の読出回路32
(読出手段)とが設けられている。読出回路32から表
示用メモリ31へは、アドレス信号およびチップセレク
ト信号CSやアウトプットイネーブル信号OE、読出書
込信号RAS及びCASなどの制御信号が与えられてお
り、表示用メモリ31は、前記制御信号に応答して、ア
ドレス信号で指定された領域のRGBデータをデータバ
ス30へ出力する。あるいは、アドレス信号で指定され
た領域にデータバス30に供給された表示データを記憶
する。前記データバス30は、液晶表示装置22とテレ
ビジョン信号エンコーダ24とに共通に接続されてい
る。なお、テレビジョン信号エンコーダ24としては、
ローム株式会社製のBU14225KVが挙げられる。
【0052】これら液晶表示装置22とテレビジョン信
号エンコーダ24とにはまた、前記読出回路32から、
個別の制御信号が与えられている。液晶表示装置22へ
の表示に係る制御信号は、たとえば水平同期信号HSY
NC、垂直同期信号VSYNC、データクロックDCL
Kおよびイネーブル信号ENABなどである。また、テ
レビジョン信号エンコーダ24への表示に係る制御信号
は、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYN
C、およびピクセルクロックPXCLKなどである。
【0053】液晶表示装置22は、入力されたRGBデ
ータを制御信号に基づいて取り込み、ノンインターレス
スキャンで画像表示を行う。テレビジョン信号エンコー
ダ24は、入力されたRGBデータを制御信号に基づい
てアナログ信号に変換し、コンポジットまたはY、C分
離のアナログ映像信号に変換して、テレビジョン受像機
23にインターレススキャンによって画像表示を行わせ
る。
【0054】図2は、上述の表示制御回路21の具体的
構成を示すブロック図である。表示制御回路21には、
いわゆるZVポート(Zoomed Video Port )が設けられ
ており、表示制御回路21は、前記ZVポートに装着さ
れたPCMCIAカード25から入力される表示データ
と、表示用メモリ31からの表示データとの何れかを、
前記液晶表示装置22とテレビジョン信号エンコーダ2
4とへ出力する。このため、表示制御回路21は、前記
表示用メモリ31と、前記読出回路32である制御信号
タイミング生成回路33および読出カウンタ34と、Y
UV→RGB変換回路35と、制御信号タイミング調整
回路36と、切換回路37と、ON/OFF回路38、
39、40とを備えて構成されている。
【0055】なお、上記ZVポートは、米国PCMCI
A標準規格等に規定された動画や音声などのマルチメデ
ィアデータを高速化するためのインターフェース規格を
満たすものである。また、本発明は、ZVポートを備え
た情報処理装置に対しても適用できるものであり、ZV
ポートを備えた情報処理装置に限定されるものではな
い。
【0056】また、上記表示制御回路21を搭載する携
帯情報端末装置あるいはパーソナルコンピュータには、
PCMCIA規格に準拠したTVチューナカードやCC
D(電荷結合素子)カメラカードが搭載可能に構成さ
れ、ここでは、これらのカードが搭載された状態で前記
ZVポートに装着されたものをPCMCIAカード25
と称す。なお、本発明は、このようなPCMCIAカー
ド25を装着したものに限定されるものではない。
【0057】上記PCMCIAカード25は、表示デー
タの各ピクセルに対応した13.5MHzの基準クロッ
クPCLKと、この基準クロックPCLKと同期した水
平同期信号(HREF)及び垂直同期信号(VS)等の
各種制御信号(タイミング信号)と、これらのタイミン
グ信号に同期した表示データYUVデータとを生成し、
上記ZVポートを経由して上記表示制御回路21へ供給
するようになっている。
【0058】前記YUV→RGB変換回路35は、YU
V形式のデータをRGB形式のデータに変換するための
回路であり、たとえば、以下で示すような演算を行う。
【0059】 R=Y+V …(1) G=Y−0.186U−0.5V …(2) B=Y+U …(3) こうして得られたRGBデータは、データバス28を介
して切換回路37に入力され、該切換回路37が外部入
力であるカード側に設定されているときには、該切換回
路37から前記データバス30へ所定タイミングで出力
される。
【0060】一方、前記ZVポートからの制御信号は、
制御信号タイミング調整回路36へ入力される。
【0061】この制御信号タイミング調整回路36は、
上記表示制御回路21が備える基準クロック源(図示し
ない)によって生成される13.5MHzのタイミング
パルス信号を発生する回路を有し、上記ZVポートから
基準クロックPCLKが供給されている場合には上記タ
イミングパルス信号に同期してピクセルクロックPXC
LKを出力する一方、基準クロックPCLKが供給され
ていない場合(上記PCMCIAカード25が装着され
ていない場合)には上記タイミングパルス信号をピクセ
ルクロックPXCLKとして出力する。さらに、制御信
号タイミング調整回路36は、同様に、水平同期信号H
SYNCと垂直同期信号VSYNCとを出力する。詳細
は後述するが、このようにして、上記PCMCIAカー
ド25からのタイミング信号と、上記表示制御回路21
で生成されるタイミング信号とが、互いに同期調整され
た後、テレビジョン信号エンコーダ24及び液晶表示装
置22へそれぞれ供給されるように構成されている。
【0062】以上のように、制御信号タイミング調整回
路36は、テレビジョン信号エンコーダ24に適応した
13.5MHzのピクセルクロックPXCLK、垂直同
期信号VSYNCおよび水平同期信号HSYNCを生成
し、前記切換回路37を介してテレビジョン信号エンコ
ーダ24へ出力する。また、前記制御信号タイミング調
整回路36からの制御信号は、制御信号タイミング生成
回路33に与えられている。
【0063】制御信号タイミング生成回路33は、液晶
表示装置22に適応した各種のタイミング信号の生成、
表示メモリ31の表示データの読み出し、及び図示しな
い書き込み制御の各種のタイミング信号を生成する回路
である。
【0064】具体的には、制御信号タイミング生成回路
33は、上記制御信号タイミング調整回路36より出
力される13.5MHzのピクセルクロックPXCL
K、水平同期信号HSYNC、及び垂直同期信号VSY
NCに基づいて、液晶表示装置22のピクセルクロック
として利用されるピクセルクロックPXCLKと同相の
13.5MHzのクロック信号CLKの生成と、水平
同期信号HSYNCと同期し液晶表示装置22中のラッ
チ回路(図示しない)が表示データをラッチするための
ラッチパルスLPの生成と、液晶表示装置22中にお
いて上記ラッチ回路に保持されている表示データを表示
素子に出力する書換パルスCLSの生成と、液晶表示
装置22の垂直方向の表示開始ラインを決定する制御信
号としてのスタートパルスGSP(本実施の形態におい
ては、テレビジョン受像機23のラスタ走査の19ライ
ン目に対応したタイミングで発生される。)の生成と、
液晶表示装置22の水平方向の表示開始ドット位置を
決定する制御信号SPSの生成と、液晶表示装置22
用であってその他の液晶表示特有の制御信号REVやR
EVV0等(本発明には直接関係しないので詳細な説明
を省略する。)の生成とを行う。
【0065】上記制御信号タイミング生成回路33は、
更に、上記携帯情報端末装置あるいはパーソナルコンピ
ュータにおいて生成された表示データを記憶する表示用
メモリ31の書き込みと読み出しとを制御する制御信号
を生成する。具体的には、制御信号タイミング生成回路
33は、表示画面上の表示領域の先頭ラインより順次対
応して表示用メモリ31から表示データを読み出すべ
く、前述したタイミング信号に同期して、表示用メモリ
31のアドレス信号を生成し読出カウンタ34へ供給す
る。読出カウンタ34は、表示用メモリ31のアドレス
信号を生成し、このアドレス信号は、表示用メモリ31
に対して表示データの読み出し又は書き込みを行う際に
使用される。また、表示用メモリ31の読み出し及び書
き込みのための制御信号RAS、CAS、OEが、同様
に、上記タイミング信号に同期して生成され、表示用メ
モリ31へ供給される。
【0066】加えて、上記制御信号タイミング生成回路
33は、表示用メモリ31からデータバス29へ読み出
された表示データ(RGBOUT)を切換回路37に内
蔵するラッチ回路からなるデータ入出力部DIOS(図
示しない)にラッチするための前述したタイミング信号
に同期してラッチ信号DIO(図3参照)を生成する。
【0067】このラッチ信号DIOによって、表示用メ
モリ31から128ビット単位で表示データが読み出さ
れると共に上記切換回路37中のデータ入出力部DIO
Sにおいて表示データが保持される。そして、データバ
ス30を介してテレビジョン信号エンコーダ24及び液
晶表示装置22へ同時に表示データ(RGBOUT)を
供給されるようになっている。
【0068】ここで注目すべきことは、図3及び図4に
示すように、各種タイミング信号は、相互に同期して生
成されることである。つまり、本実施の形態において、
タイミング信号のうち、ピクセルクロックPXCLKと
クロック信号CLKとが13.5MHzの同相のタイミ
ングパルス信号となっていると共に、テレビジョン信号
エンコーダ24へ供給される水平同期信号HSYNC
と、液晶表示装置22へ供給されるラッチパルスLPと
が同相で生成されている。しかも、図3に示すように、
表示用メモリ31から読み出された表示データが上記同
期信号に同期してラッチ信号DIOにてラッチされてい
る。
【0069】また、液晶表示装置22内の上記ラッチ回
路にラッチされるタイミングは、テレビジョン受像機2
3のラスタ走査の19ライン目から開始されるように同
期しており、これにより、液晶表示装置22の画面に表
示される表示データがテレビジョン受像機23の画面の
略中央位置に固定される。
【0070】上記制御信号タイミング生成回路33は、
以上のように、液晶表示装置22に適応した制御信号、
たとえば13.5MHzのクロックCLK、ラッチパル
スLP、書換パルスCLSなどを生成して、液晶表示装
置22へ出力する。液晶表示装置22は、たとえば、T
FT(薄膜トランジスタ)を備える前記1/4VGA対
応の320ドット×240ドットのアクティブマトリク
ス型の液晶表示装置である。
【0071】上記表示用メモリ31は、ランダムアクセ
スメモリなどで実現されるビデオメモリであり、前記液
晶表示装置22に対応して、320ドット×240ドッ
トの画素毎に、R、G、Bの各色毎にそれぞれ、5ビッ
ト、6ビット、5ビットの表示データを保持することが
できるメモリである。この表示用メモリ31のストア内
容は、演算処理装置の演算処理結果に基づいて更新さ
れ、データバス29を介して前記切換回路37に入力さ
れ、該切換回路37が表示用メモリ31側に設定されて
いるときには、前記データバス30へ出力される。この
表示用メモリ31のストア内容の読み出しは、制御信号
タイミング生成回路33からのアドレス信号が、前記制
御信号に応答して、所定タイミング、たとえば垂直同期
信号VSYNCから所定走査周期経過後から読出カウン
タ34でカウントされて、そのカウント値に対応したス
トア領域の読み出しが行われることによって実現され
る。
【0072】前記ON/OFF回路38、39、40
は、前記演算処理装置であるCPU26の設定状態に対
応して、ON/OFF出力を導出する。ON/OFF回
路38は、テレビジョン信号エンコーダ24にエッジ強
調等の画質変更を行わせるものであり、アナログ的なフ
ィルタ特性を、動画と静止画とのそれぞれに適応して切
り換えさせる。ON/OFF回路39は、テレビジョン
信号エンコーダ24を所定時間経過後に停止させるOF
F設定を行うためのものである。ON/OFF回路40
は、切換回路37の切換状態を、前記ZVポートに接続
されるPCMCIAカード25からの入力に切り換えを
行うか否かを選択するために設けられている。
【0073】上記切換回路37は、上記PCMCIAカ
ード25を装着している場合、上記携帯情報端末装置あ
るいはパーソナルコンピュータのソフトウェアあるいは
操作者によって、該PCMCIAカード25からの表示
データをテレビジョン受像機23と液晶表示装置22と
に表示させるように選択指示された際に、上記ON/O
FF回路40はオンされ、上記PCMCIAカード25
からの表示データを出力するデータバス28を有効に
し、その表示データをデータバス30へ出力するように
切り換えるようになっている。
【0074】これに対して、上記切換回路37は、ソフ
トウェアあるいは操作者によって、上記PCMCIAカ
ード25からの表示データをテレビジョン受像機23と
液晶表示装置22とに表示させないように選択指示され
た際に、上記ON/OFF回路40はオフされ、表示用
メモリ31から読み出された表示データを出力するデー
タバス29を有効にし、さらに切換回路37内の上記デ
ータ入出力部DIOSの上記ラッチ回路を介してその表
示データをデータバス30へ出力するように切り換える
ようになっている。
【0075】図3および図4は、上述のように構成され
る表示制御回路21の動作を説明するための波形図であ
り、図3は表示画面に対して水平方向の走査を説明する
ための波形図であり、図4は垂直方向の走査を説明する
ための波形図である。図3の例は、表示用メモリ31か
らの第1ライン目のRGBデータの読出動作を説明して
いる。
【0076】図3に示すように、制御信号タイミング生
成回路33では、相互に同期した、または相互に異なる
タイミング(図3の例では同期している)のピクセルク
ロックPXCLKおよびクロックCLKに基づいて、水
平同期信号HSYNCおよびラッチパルスLPがそれぞ
れ作成される。前記クロックPXCLK、CLKに基づ
いて作成した制御信号/RAS、/CAS、/OEが同
期したタイミングで、制御信号タイミング生成回路33
は、DRAMの読み出しデータDIOをラッチさせる信
号を生成して128ビット分のRGBデータを切換回路
37のデータ入出力部DIOSにラッチさせる。
【0077】切換回路37は、前記データ入出力部DI
OSにラッチされた128ビット分のRGBデータを、
クロックPXCLK、CLKに同期して、出力RGBO
UTから18ビット分のデータバス30へパラレル出力
する。図3において、切換回路37の出力RGBOUT
からデータバス30へ出力されるRGBデータ(各々1
6ビット構成)に、TFT1/TV1、TFT2/TV
2、…とあるのは、液晶表示装置22の1画素目のRG
BデータTFT1と、テレビジョン受像機23での1画
素目のRGBデータTV1とが相互に等しいことを表し
ている。液晶表示装置22およびテレビジョン受像機2
3では、OUT(TFT/TV)で示されるように画像
表示が行われる。
【0078】なお、図中のRGBOUT信号の1乃至
8、及び9の数字は、画素順位を表している。すなわ
ち、表示メモリ31から読み出された切換回路37のデ
ータ入出力部DIOSにラッチされた128ビットの表
示データが、1画素16ビット構成のRGBデータとし
てデータバス30に1乃至8の128ビットで順次出力
される。この動作を繰り返すことによって、1ライン3
20画素の表示が実行されることになる。
【0079】液晶表示装置22およびテレビジョン信号
エンコーダ24は、それぞれクロックCLK、PXCL
Kの立上がりタイミングでデータの取り込みを行う。個
別に転送されるこれらのクロックCLK、PXCLKが
上述のように同期している場合には、これらの端子は共
用化されてもよい。
【0080】なお、前述のように、表示用メモリ31内
では、1画素当り、R及びBは5ビット、Gは6ビット
の計16ビットでRGBデータが保持されており、この
RGBデータは、切換回路37から出力される際に、前
記R及びBのデータに、1ビットの冗長ビットがそれぞ
れ付加され、R、G、B各色毎に6ビットのデータとさ
れる。これによって、表現可能な色は、216で≒650
00色となる。また、表示用メモリ31から切換回路3
7へのデータの読み出しは逐次行われてもよく、上述の
ように16(ビット/ドット)×8(ドット)=128
(ビット)を一括して読み出してもよい。この場合、ア
クセス回数が確実に削減され、省電力化を図ることがで
きる。
【0081】図4および後述の垂直方向の走査タイミン
グを示す図において、“odd" はテレビジョン受像機
23の奇数フィールドを表し、“even" は偶数フィ
ールドを表す(図4を参照)。制御信号タイミング調整
回路36からテレビジョン信号エンコーダ24には、前
記水平同期信号HSYNCの所定タイミング(図4の例
では第1乃至第3ライン間および第263乃至266ラ
イン間)に、垂直同期信号VSYNCが出力される。
【0082】一方、制御信号タイミング生成回路33か
ら液晶表示装置22へは、前記水平同期信号HSYNC
に同期したタイミングで、ドライバ回路に1ライン分の
データを格納させるタイミングを規定するためのラッチ
パルスLPが出力され、これに応答して、液晶表示装置
22はRGBデータの取込を行う。取り込まれたRGB
データは、書換パルスCLSによって、各ドットの表示
素子に書き込みが行われる。液晶表示装置22は、テレ
ビジョン受像機23の垂直同期信号VSYNCに対応す
るスタートパルスGSPに応答して、第1ライン目から
の表示動作を開始する。
【0083】注目すべきは、液晶表示装置22の表示容
量が240ラインであるのに対して、テレビジョン受像
機23の1フィールド262ライン(ODD)もしくは
263ライン(EVEN)のうち、垂直帰線期間および
上下非映出期間を除くと、画面上に映出されるライン数
は約230ラインであり、両者に約10ラインの差があ
ることである。このことを解消するために、「DATA
1」で示す第1ライン目のRGBデータが、水平同期信
号HSYNCの第19パルス目および第282パルス目
から出力されることである。液晶表示装置22は、前述
のように、スタートパルスGSPに応答して第1ライン
目からの画像表示を開始し、これに対して、テレビジョ
ン受像機23は、第19ライン目および第282ライン
目から画像表示を開始する。これによって、テレビジョ
ン受像機23の垂直方向の中央付近のライン、すなわち
第131ライン目および393ライン目付近に、液晶表
示装置22における第120番目のラインに対応した画
像データが表示されることになる。したがって、液晶表
示装置22における、上下それぞれ5ライン程度のデー
タが欠落するだけで、テレビジョン受像機23に、垂直
方向の中心がほぼ一致した画像表示を行わせることがで
きる。
【0084】したがって、テレビジョン受像機23で図
5で示すようなインターレススキャンが行われる1フレ
ーム間に、液晶表示装置22では、図6で示すようなノ
ンインターレススキャンが行われる。
【0085】すなわち、図5はテレビジョン受像機23
のラスタ走査を説明しており、左側はインターレススキ
ャンにおける奇数フィールドを示し、右側は偶数フィー
ルドを示す。なお、図5中の数字は走査ラインを示して
いる。また、奇数フィールドにおいては第24ライン目
以降、偶数フィールドにおいて第287ライン目以降が
表示の有効領域として設定されている。
【0086】図6は、液晶表示装置22のノンインター
レススキャンにおける表示ラインを示すものであり、左
側は第1フレームを示し、右側は第2フレームを示す。
すなわち、テレビジョン受像機23において奇数フィー
ルドが表示されている時は液晶表示装置22において第
1フレームが表示される一方、テレビジョン受像機23
において偶数フィールドが表示されている時は液晶表示
装置22において同じく第2フレームが表示される。な
お、図6中の数字は液晶表示装置22のライン番号を示
している。
【0087】本実施の形態の表示タイミングによれば、
テレビジョン受像機23においてラスタ走査の19ライ
ン目が表示されているときに液晶表示装置22において
第1ラインのRGBデータ(DATA1)が表示され
る。
【0088】表示用メモリ31は、制御信号タイミング
生成回路33からの読出制御信号に基づいてアドレスが
設定されてアクセスされるが、図4に示すように、水平
同期信号HSYNCの19ライン目に対応して表示用メ
モリ31の先頭より順次読み出し制御され、図3に示す
RGBOUTがデータバス30上に出力される。
【0089】テレビジョン受像機23は、製造メーカに
よって異なるが、奇数フィールドにおいては、ラスタ走
査の24ライン目(24番目のライン)以降が表示画面
に映し出される有効領域として表示されるように設計さ
れている。したがって、表示用メモリ31からの表示デ
ータのうち5ライン(19ライン目から23ライン目に
対応する表示データ)が映し出されないことになる。一
方、液晶表示装置22においては、第1ラインから表示
される。このようにして、テレビジョン受像機23と液
晶表示装置22とのライン数差が吸収され、同時に同一
の表示データが表示されることになる。
【0090】また、上記テレビジョン受像機23は、偶
数フィールドにおいては、ラスタ走査の287ライン目
(287番目のライン)以降が表示画面に映し出される
有効領域として表示されるように設計されている。した
がって、表示用メモリ31からの表示データのうち5ラ
イン(282ライン目から286ライン目に対応する表
示データ)が映し出されないことになる。一方、液晶表
示装置22においては、第1ラインから表示される。し
たがって、液晶表示装置22においては、テレビジョン
受像機23の奇数フィールドと偶数フィールドとで同一
の表示データが表示されることになり、2つのラインに
またがって表示用メモリ31の1ライン分に相当する表
示データが表示される。
【0091】このようにして、液晶表示装置22とテレ
ビジョン信号エンコーダ24とに個別の制御信号を与え
るとともに、共通のRGBデータ、すなわち共通の表示
用メモリ31を用いて、同時に同一の画像表示を行うこ
とができる。したがって、テレビジョン信号エンコーダ
24を該表示制御回路21と別体としても、データバス
30を共用化して、集積回路で構成される該表示制御回
路21の端子数を削減することができるとともに、前記
読出回路32、すなわち制御信号タイミング生成回路3
3および読出カウンタ34を1つとすることができ、前
述の図17および図18で示す表示制御回路10、20
と比べて、構成を大幅に簡略化することができる。
【0092】本発明の実施の第2の形態について、図7
乃至図11に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0093】図7は、本発明の実施の第2の形態の概略
的構成を示すブロック図である。この図7の構成におい
て、前述の図1および図2の構成に類似し、対応する部
分には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
この構成では、表示制御回路41と一体で搭載される液
晶表示装置42および該表示制御回路41内の表示用メ
モリ43(上記の実施の第1の形態の表示用メモリ31
に対応する。)は、640ドット×480ドットのVG
A対応である。このため、NTSC方式の前記テレビジ
ョン受像機23の有効走査線本数の230本に対して、
走査線本数が約2倍となっており、表示制御回路41内
には、縦2倍化回路45が設けられている。この縦2倍
化回路45は、上述の実施の第1の形態において前記読
出回路32から液晶表示装置22へ出力されていた書換
パルスCLSを2倍の周波数として、液晶表示装置42
へ出力するものである。
【0094】読出回路44は、表示用メモリ43内に記
憶されているRGBデータに対して、テレビジョン受像
機23における奇数フィールドのスキャン時には、奇数
ラインのRGBデータ(DATA1、DATA3、…、
DATA479)をアドレス指定し、偶数フィールドの
スキャン時には、偶数ラインのRGBデータ(DATA
2、DATA4、…、DATA480)をアドレス指定
して、前記データバス30から、液晶表示装置42およ
びテレビジョン信号エンコーダ24へ出力させる。
【0095】図8は、図7で示す表示制御回路41を具
体的に示すブロック図である。この図8において、前述
の図7および図2に対応する部分には、同一の参照符号
を付して示す。前述の読出回路44および縦2倍化回路
45は、制御信号タイミング生成および縦方向2倍化回
路46によって実現されており、この制御信号タイミン
グ生成および縦方向2倍化回路46からの読出アドレス
に対応して、読出カウンタ47が表示用メモリ43にR
GBデータの出力を行わせる。
【0096】水平方向の走査は、前述の図3で示す動作
と同一であり、これに対して垂直方向の動作は、図9で
示すようになる。なお、この図9において、前述の図4
に対応する部分にも、同一の参照符号を付してその説明
を省略する。読出カウンタ47は、インターレススキャ
ンに合わせてアドレス信号を生成するように構成され、
すなわち、奇数フィールド期間及び偶数フィールド期間
のそれぞれのフィールドに対応させて表示メモリ43の
アドレス信号を生成する。更に、表示メモリ43は、制
御信号タイミング生成および縦方向2倍化回路46から
の読出制御信号に基づき、水平同期信号HSYNCの1
9ライン目もしくは282ライン目よりインターレスス
キャンに合わせて表示データを読み出し、データバス2
9に出力する。この点において、前述の図4の構成と相
違する。
【0097】この図9から明らかなように、テレビジョ
ン受像機23のための前記水平同期信号HSYNCの1
パルスに対して、液晶表示装置42のドライバ回路への
ラッチパルスLPは前述の図4と同様に1パルスであ
り、表示素子への書換パルスCLSは2パルスとなって
いる。
【0098】水平同期信号HSYNCの1パルスに対し
て、表示素子への書換パルスCLSは2パルスが出力さ
れるので、各フィールドにおいて、ドライバ回路にラッ
チされた1ライン分のデータが、表示素子の連続する2
ラインに出力されることになる。例えば、奇数フィール
ドにおいて、1ライン目及び2ライン目の双方にRGB
データのDATA1が表示され、3ライン目及び4ライ
ン目の双方にRGBデータDATA3が表示される一
方、偶数フィールドにおいて、1ライン目及び2ライン
目の双方にRGBデータDATA2が表示され、3ライ
ン目及び4ライン目の双方にRGBデータDATA4が
表示される(図9参照)。
【0099】また、奇数フィールドにおける第19番目
および偶数フィールドにおける第282番目の水平同期
信号HSYNCから、RGBデータの読み出しが開始さ
れる点は前述の図4と同一であるけれども、テレビジョ
ン受像機23の奇数フィールド時においては、表示用メ
モリ43内のRGBデータは、奇数ラインのRGBデー
タ(DATA1、DATA3、…、DATA479)が
順次読み出され、偶数フィールド時には、偶数ラインの
RGBデータ(DATA2、DATA4、…、DATA
480)が順次読み出される点において、上記実施の第
1の形態と異なっている。
【0100】これによって、テレビジョン受像機23に
おいては、前述の図5で示すようなインターレススキャ
ンによる画像表示が行われ、液晶表示装置42において
は、図10で示すように、疑似的に240本×2スキャ
ン=480本の垂直解像度で、ノンインターレススキャ
ンによる画像表示が行われる。
【0101】図10は、液晶表示装置42のノンインタ
ーレススキャンにおける表示ラインを示すものである。
すなわち、テレビジョン受像機23において奇数フィー
ルドが表示されている時は液晶表示装置42において奇
数ラインのRGBデータ(DATA1、DATA3、
…、DATA479)が表示される一方、テレビジョン
受像機23において偶数フィールドが表示されている時
は液晶表示装置42において偶数ラインのRGBデータ
(DATA2、DATA4、…、DATA480)が表
示される。なお、図10中の数字はライン毎に読み出さ
れたRGBデータを示している。
【0102】本実施の形態の表示タイミングによれば、
上記の実施の第1の形態と同様に、テレビジョン受像機
23と液晶表示装置42とのライン数差が吸収され、同
時に同一の表示データが表示されることになる。
【0103】このようにして、640ドット×480ド
ットのVGA対応である表示用メモリ43を備えた表示
制御回路41と一体で搭載される液晶表示装置42(縦
方向に2倍化された液晶表示装置42)を用いても、テ
レビジョン受像機23と同一のRGBデータを用いて画
像表示を行うことができる。
【0104】なお、図11で示すように、液晶表示装置
42において、テレビジョン受像機23の偶数フィール
ドに対応する走査時に、1ラインだけデータをずらす
(偶数フィールドの2ライン目から表示する)ことで、
液晶の残像効果によって、ちらつきの少ない画像表示を
行うことができる。
【0105】なお、上記制御信号タイミング生成および
縦方向2倍化回路46において、制御信号タイミング生
成の動作は、前記の実施の第1の形態における制御信号
タイミング生成回路33と同様に行われる。
【0106】本発明の実施の第3の形態について、図1
2乃至図16に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0107】図12は、本発明の実施の第3の形態の概
略的な構成を示すブロック図である。この図12の構成
において、前述の図1および図2ならびに図7および図
8で示す構成に類似し、対応する部分には同一の参照符
号を付してその説明を省略する。この構成では、液晶表
示装置42および表示用メモリ43は、前述の図7と同
様に、640ドット×480ドットのVGA対応であ
り、図7の表示制御回路41が、液晶表示装置42には
2回同じRGBデータを読み出して、垂直解像度がほぼ
1/2に低下していたのに対して、この図12で示す表
示制御回路51は、表示用メモリ43からRGBデータ
を時分割多重で読み出して、液晶表示装置42には、V
GAフルスペックでの表示を行わせるものである。
【0108】このため、表示制御回路51内には、液晶
表示用読出回路53と、モニタ表示用読出回路54と、
切換回路55と、液晶/モニタ選択切換回路56とが設
けられている。
【0109】液晶表示用読出回路53は、液晶表示装置
42に、前記水平同期信号HSYNC、垂直同期信号V
SYNC、データクロックDCLK、イネーブル信号E
NABなどの制御信号を出力するとともに、切換回路5
5へ、アドレス信号およびチップセレクト信号CSやア
ウトプットイネーブル信号OEなどの制御信号を出力す
る。モニタ表示用読出回路54は、テレビジョン信号エ
ンコーダ24へ、前記水平同期信号HSYNC、垂直同
期信号VSYNC、ピクセルクロックPXCLKなどの
制御信号を出力するとともに、切換回路55へ、前記ア
ドレス信号およびチップセレクト信号CSやアウトプッ
トイネーブル信号OEなどの制御信号を出力する。切換
回路55は、液晶/モニタ選択切換回路56からの選択
信号に応答して、液晶表示用読出回路53からのアドレ
ス信号および制御信号と、モニタ表示用読出回路54か
らのアドレス信号および制御信号とを時分割で切り換え
て、表示用メモリ43へ出力する。
【0110】したがって、表示用メモリ43からデータ
バス30へは、液晶表示装置42用と、テレビジョン受
像機23用とのそれぞれのRGBデータが時分割多重で
出力され、このRGBデータは、液晶表示用読出回路5
3およびモニタ表示用読出回路54からの制御信号によ
って、それぞれ選択的に液晶表示装置42およびテレビ
ジョン信号エンコーダ24に取り込まれる。
【0111】図13は、前記表示制御回路51の具体的
構成を示すブロック図である。この図13において、前
述の図8および図2に対応する部分には、同一の参照符
号を付してその説明を省略する。制御信号タイミング生
成回路57は、前記読出回路53・54および切換回路
55・56に対応し、液晶表示装置42に最適なタイミ
ングで制御信号を作成し、切換回路60を介して出力さ
せるとともに、アドレス信号を作成し、液晶用読出カウ
ンタ58とモニタ用読出カウンタ59とによって、表示
用メモリ43の所望とするアドレスのRGBデータを個
別に読み出させて切換回路60にそれぞれ出力させ、前
述のように時分割多重化してデータバス30へ出力させ
る。液晶用読出カウンタ58とモニタ用読出カウンタ5
9とは、表示用メモリ43のアドレス信号を生成し、こ
のアドレス信号は、表示用メモリ43に対して表示デー
タの読み出し又は書き込みを行う際に使用される。上記
切換回路60は、前記の実施の第1の形態の上記切換回
路37と同じ機能を有する。
【0112】図14は、上述のように構成される表示制
御回路51の水平方向の走査を説明するための波形図で
ある。表示制御回路51内では、基準クロックCLK
は、テレビジョン信号エンコーダ24用のピクセルクロ
ックPXCLKの13.5MHzの3倍の40.5MH
zとされる。したがって、液晶表示装置42用のクロッ
クCLKも、40.5MHzとなる。ただし、3クロッ
クのうち、2クロックのみを有効とし、1クロック分は
Lo(ローレベル)固定の変則クロックであり、該クロ
ックCLKによるデータ転送レートは27MHzとな
る。なお、図14中のRGBOUTにおいて矢印と共に
記載された数字は、表示メモリ中の表示データ(表示画
素)番号を表している(RGBOUTのNo.と同
じ)。
【0113】制御信号タイミング生成回路57は、表示
用メモリ43から切換回路60に、前記制御信号/RA
S、/CAS、/OEの立上がりタイミングでTFTデ
ータまたはTVデータを順次ラッチさせ、TFTデータ
2つとTVデータ1つとを1ブロックとし、データバス
30へ前記13.5MHz周期で出力させる。
【0114】前記制御信号/RAS、/CAS、/OE
は、20.25MHzのクロックCLK’に基づいて作
成され、該クロックCLK’の2クロックを1サイクル
とする周期で、2サイクル続けてLoアクティブとな
り、1サイクル休止して、再び2サイクル続けてLoア
クティブとなるように作成される。
【0115】また、水平同期信号HSYNCは、TVデ
ータ640ドット、すなわちTFTデータ1280ドッ
トで、1回Hi(ハイレベル)アクティブとなるのに対
して、ラッチパルスLPは、TVデータの320ドッ
ト、すなわちTFTデータの640ドット毎にHiアク
ティブとなる。こうして、この図14で示すように、T
FTデータ2ライン分の転送時間に、TVデータ1ライ
ン分の転送動作を行うことができる。
【0116】なお、表示用メモリ43から切換回路60
へのRGBデータの読み出しは、前述のようにTFTと
TVとで、それぞれ16ビット×8ドット分ずつ行うこ
とが可能であるけれども、図14で示す構成では、読み
出しの周期をTFTデータ側に対応させて、TVデータ
は、4ドット分ずつ読み出しが行われる。このようにし
て、一時格納レジスタの削減が行われている。また、T
Vデータを8ドット分ずつ取り込むようにするのであれ
ば、TFTデータ2回に対して、TVデータを1回読み
出すようにすればよい。
【0117】図15は、表示制御回路51の垂直方向の
走査を説明するための波形図である。第1ライン目のR
GBデータ(図中DATA1及びDATA2で示す)
が、水平同期信号HSYNCの第19パルス目および第
282パルス目から出力される点は、前述の図4および
図9と同様であるけれども、水平同期信号HSYNCの
1周期内で、ラッチパルスLPおよび書換パルスCLS
が、ともに2回出力されている点で異なっている。さら
にまた、テレビジョン受像機23へは、奇数フィールド
時には奇数番目のラインのRGBデータ(DATA1、
DATA3、…、DATA479)が出力され、偶数フ
ィールド時には偶数番目のラインのRGBデータ(DA
TA2、DATA4、…、DATA480)が出力され
るのに対して、液晶表示装置42には、奇数フィールド
および偶数フィールドの何れにおいても、480ライン
全てのRGBデータ(DATA1、DATA2、DAT
A3、DATA4、…、DATA479、DATA48
0)が出力される点においても前述の図4および図9と
異なっている。
【0118】水平同期信号HSYNCの1パルスに対し
て、液晶表示装置42のドライバ回路(図示しない)へ
のラッチパルスLPは2パルス出力されると共に表示素
子への書換パルスCLSも2パルスが出力されるので、
ドライバ回路にラッチされた1ライン分のデータは、表
示素子の1ラインに出力されることになる。つまり、奇
数フィールドと偶数フィールドとの双方において、DA
TA1、DATA2、…、DATA479、DATA4
80のRGBデータが表示される(図15参照)。
【0119】また、奇数フィールドにおける第19番目
および偶数フィールドにおける第282番目の水平同期
信号HSYNCから、RGBデータの読み出しが開始さ
れる点は前述の図4と同一であるけれども、テレビジョ
ン受像機23の奇数フィールド時においては、表示用メ
モリ43内のRGBデータは、奇数ライン(DATA
1、DATA3、…、DATA479)が順次読み出さ
れ、偶数フィールド時には、偶数ライン(DATA2、
DATA4、…、DATA480)が読み出されるよう
になっている。
【0120】これによって、テレビジョン受像機23に
おいては、前述の図5で示すようなインターレススキャ
ンによる画像表示が行われ、液晶表示装置42において
は、図16で示すように、480本(DATA1、DA
TA2、…DATA480)の垂直解像度で、ノンイン
ターレススキャンによる画像表示が行われる。
【0121】図16は、液晶表示装置42のノンインタ
ーレススキャンにおける表示ラインを示すものである。
すなわち、テレビジョン受像機23において奇数フィー
ルドが表示されている時は液晶表示装置42において4
80ライン(DATA1、DATA2、…DATA48
0)全てのデータが表示されると共に、テレビジョン受
像機23において偶数フィールドが表示されている時も
液晶表示装置42において奇数フィールドの時と同じ全
てのデータがが表示される。なお、図16中の数字はラ
イン毎に読み出されたRGBデータを示している。
【0122】これによって、テレビジョン受像機23に
は、前述の図5で示すようなインターレススキャンによ
る画像表示が行われ、液晶表示装置42には、図16で
示すようなノンインターレスで480本/スキャンのV
GAフルスペックの画像表示が行われる。このようにし
て、走査線本数の相互に異なる液晶表示装置42とテレ
ビジョン受像機23とに対して、それぞれ適正な画像出
力を行わせることができる。
【0123】なお、上記制御信号タイミング生成回路5
7において、制御信号タイミング生成の動作は、前記の
実施の第1の形態における制御信号タイミング生成回路
33と同様に行われる。
【0124】本発明に係る表示制御回路21は、以上の
ように、電子機器に搭載されるノンインターレスのマト
リクス表示装置22と、外部のインターレスのテレビジ
ョン受像機23とに同時に同一の画像表示を行わせるた
めの表示制御回路において、前記搭載されるマトリクス
表示装置22の走査線本数がテレビジョン受像機23の
有効走査線本数と同一または近似している場合、マトリ
クス表示装置22とテレビジョン受像機23とを個別の
制御信号で、それぞれ適切な制御を行うとともに、RG
Bデータを垂直同期信号VSYNCから所定期間後に共
通に出力し、テレビジョン受像機23の画面中心付近
に、中心ラインのRGBデータを表示させる。
【0125】それゆえ、テレビジョン受像機23で表示
するRGBデータを、マトリクス表示装置22のRGB
データと同一とする、すなわち共通のビデオメモリおよ
び読出回路32を用いることができ、前記テレビジョン
受像機23のためのデジタルエンコーダ24を別体とし
ても、該表示制御回路21の端子数を削減することがで
きるとともに、回路構成を簡略化することができる。
【0126】また、本発明に係る他の表示制御回路21
・41は、以上のように、電子機器に搭載されるノンイ
ンターレスのマトリクス表示装置22・42と、外部の
インターレスのテレビジョン受像機23とに同時に同一
の画像表示を行わせるための表示制御回路において、前
記搭載されるマトリクス表示装置22・42の走査線本
数がテレビジョン受像機23の有効走査線本数の2倍ま
たは2倍に近似している場合、制御信号を個別として、
RGBデータをマトリクス表示装置22・42のラッチ
回路から表示素子へ書き込ませるための書込パルスCL
Sを2倍の周波数とし、該RGBデータは垂直同期信号
VSYNCから所定期間後に共通に出力し、テレビジョ
ン受像機23における1ライン分のRGBデータを縦2
倍化して、マトリクス表示装置22・42の2ラインに
表示させる。
【0127】それゆえ、マトリクス表示装置22・42
とテレビジョン受像機23とで垂直解像度にほぼ2倍の
差があっても、同時に、共通のRGBデータを用いて画
像表示を行うことができ、前記テレビジョン受像機23
のためのデジタルエンコーダ24を別体としても、該表
示制御回路21・41の端子数を削減することができる
とともに、回路構成を簡略化することができる。
【0128】さらにまた、本発明に係る更に他の表示制
御回路51は、以上のように、電子機器に搭載されるノ
ンインターレスのマトリクス表示装置42と、外部のイ
ンターレスのテレビジョン受像機23とに同時に同一の
画像表示を行わせるための表示制御回路において、前記
マトリクス表示装置42およびデジタルエンコーダ24
へ、前記マトリクス表示装置のためのRGBデータとテ
レビジョン受像機23のためのRGBデータとを時分割
多重化して共通に出力し、クロック信号および同期信号
等の制御信号は個別に出力するようにして、時分割多重
化されている前記RGBデータを、マトリクス表示装置
42とデジタルエンコーダ24とで、それぞれ適切に取
り込ませてゆく。
【0129】それゆえ、マトリクス表示装置42とテレ
ビジョン受像機23とで垂直解像度に差があり、かつ前
記テレビジョン受像機23のためのデジタルエンコーダ
24を別体で設けても、RGB信号の出力端子を共用化
することができ、端子数を削減することができる。
【0130】また、上記表示制御回路51は、以上のよ
うに、電子機器に搭載されるノンインターレスのマトリ
クス表示装置42の走査線本数が、外部のインターレス
のテレビジョン受像機23の有効走査線本数の2倍また
は2倍に近似している場合、RGBデータの出力周期を
3分割し、デジタルエンコーダ24への1画素分のRG
Bデータと、マトリクス表示装置42への2画素分のR
GBデータとを多重化して、垂直同期信号から所定期間
経過後から出力してもよい。
【0131】この場合、30フレームのテレビジョン受
像機23の2倍のフレーム数のマトリクス表示装置42
に、フルスペックの画像表示を行わせることができる。
【0132】発明の詳細な説明の項においてなした具体
的な実施態様、または実施の形態は、あくまでも、本発
明の技術内容を明らかにするものであって、そのような
具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではな
く、本発明の精神と上述の特許請求の範囲内で、いろい
ろと変更して実施することができるものである。
【0133】
【発明の効果】請求項1に係る発明の表示制御回路は、
以上のように、RGBデータを記憶する記憶手段と、上
記の記憶手段から上記RGBデータを読み出すと共に、
上記マトリクス表示装置および上記デジタルエンコーダ
の表示に係る第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ
出力する唯一の読出手段と、上記マトリクス表示装置の
走査線本数と、上記テレビジョン受像機の有効走査線本
数とが所定関係にある場合、上記読出手段は、上記マト
リクス表示装置および上記デジタルエンコーダに対し
て、上記の記憶手段から読み出した同一のRGBデータ
を垂直同期信号から所定期間後に出力すると共に上記第
1及び第2制御信号をそれぞれ個別に出力することを特
徴とする。
【0134】それゆえ、記憶手段および読出回路が共通
に用いられるので、テレビジョン受像機のためのデジタ
ルエンコーダを別体としても、表示制御回路の端子数を
削減することができるとともに、回路構成を簡略化する
ことができるという効果を奏する。
【0135】請求項2に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、請求項1に記載の表示制御回路において、
上記所定関係が、上記マトリクス表示装置の走査線本数
が上記テレビジョン受像機の有効走査線本数と同一また
は近似している関係であることを特徴とする。
【0136】それゆえ、請求項1に記載の表示制御回路
に係る効果と同様に、テレビジョン受像機で表示するR
GBデータを、マトリクス表示装置のRGBデータと同
一とする、すなわち共通の記憶装置および共通の読出回
路が用いられるので、前記テレビジョン受像機のための
デジタルエンコーダを別体としても、該表示制御回路の
端子数を削減することができるとともに、回路構成を簡
略化することができるという効果を併せて奏する。
【0137】請求項3に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、請求項1に記載の表示制御回路において、
書込周波数の2倍の周波数の書込信号を生成する縦2倍
化手段を更に備え、上記所定関係は、上記マトリクス表
示装置の走査線本数が上記テレビジョン受像機の有効走
査線本数の2倍または2倍に近似している関係であり、
上記読出手段は、上記マトリクス表示装置に対して上記
書込信号に基づいて上記RGBデータを書き込むことを
特徴とする。
【0138】それゆえ、請求項1に記載の表示制御回路
に係る効果に加えて、マトリクス表示装置とテレビジョ
ン受像機とで垂直解像度にほぼ2倍の差があっても、共
通のRGBデータを用いて、同時に、画像表示がそれぞ
れに対して行われるので、前記テレビジョン受像機のた
めのデジタルエンコーダを別体としても、該表示制御回
路の端子数を削減することができるとともに、回路構成
を簡略化することができるという効果を併せて奏する。
【0139】請求項4に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、RGBデータを記憶する記憶手段と、上記
の記憶手段から上記RGBデータを読み出すと共に、上
記マトリクス表示装置および上記デジタルエンコーダの
表示に係る第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ出
力する第1及び第2読出手段と、上記第1読出手段によ
って上記の記憶手段からRGBデータを読み出すか、或
いは上記第2読出手段によって上記記憶手段からRGB
データを読み出すかを時分割で切り換える切換手段と、
上記切換手段は、上記の記憶手段からの時分割多重化さ
れたRGBデータを上記マトリクス表示装置および上記
デジタルエンコーダに対して出力すると共に、上記第1
及び第2読出手段は、上記第1及び第2制御信号をそれ
ぞれ個別に上記マトリクス表示装置および上記デジタル
エンコーダに出力することを特徴とする。
【0140】それゆえ、個別化されている第1及び第2
制御信号に基づいて、時分割多重化された前記RGB信
号を、マトリクス表示装置とデジタルエンコーダとで、
それぞれ適切に取り込ませてゆくことができ、前記デジ
タルエンコーダを別体で設けても、RGB信号の出力端
子を共用化することができ、端子数を削減することがで
きるという効果を併せて奏する。
【0141】請求項5に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、請求項4に記載の表示制御回路において、
上記マトリクス表示装置の走査線本数がテレビジョン受
像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近似している
場合、RGBデータの出力周期を3分割し、上記デジタ
ルエンコーダへの1画素分のRGBデータと、上記マト
リクス表示装置への2画素分のRGBデータとを多重化
して、垂直同期信号から所定期間経過後から出力するこ
とを特徴とする。
【0142】それゆえ、請求項4に記載の表示制御回路
に係る効果に加えて、マトリクス表示装置の走査線本数
がVGAのようにテレビジョン受像機の有効走査線本数
の2倍付近である場合、ラッチ回路から表示素子への書
込パルスを2倍の周波数とすることによって、テレビジ
ョン受像機の1ライン分の水平走査期間で、マトリクス
表示装置には2ライン分のデータを書き込ませることが
できる。このため、30フレームのテレビジョン受像機
の2倍のフレーム数のマトリクス表示装置に、VGAフ
ルスペックの画像表示を行わせることができるという効
果を併せて奏する。
【0143】請求項6に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、搭載されるマトリクス表示装置の走査線本
数がテレビジョン受像機の有効走査線本数と同一または
近似している場合、前記マトリクス表示装置およびデジ
タルエンコーダへ、RGBデータを垂直同期信号から所
定期間後に共通に出力し、クロック信号および同期信号
等の制御信号は個別に出力することを特徴とする。
【0144】それゆえ、テレビジョン受像機で表示する
RGBデータを、マトリクス表示装置のRGBデータと
同一とする、すなわち共通のビデオメモリおよび共通の
読出回路を用いることができ、前記テレビジョン受像機
のためのデジタルエンコーダを別体としても、該表示制
御回路の端子数を削減することができるとともに、回路
構成を簡略化することができるという効果を奏する。
【0145】請求項7に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、搭載されるマトリクス表示装置の走査線本
数がテレビジョン受像機の有効走査線本数の2倍または
2倍に近似している場合、前記マトリクス表示装置およ
びデジタルエンコーダへ、前記RGBデータを垂直同期
信号から所定期間後に共通に出力し、前記RGBデータ
をマトリクス表示装置のラッチ回路から表示素子へ書き
込ませるための書込パルスを2倍の周波数として、該書
込パルス、クロック信号および同期信号等の制御信号は
個別に出力することを特徴とする。
【0146】それゆえ、マトリクス表示装置とテレビジ
ョン受像機とで垂直解像度にほぼ2倍の差があっても、
同時に、共通のRGBデータを用いて画像表示を行うこ
とができ、前記テレビジョン受像機のためのデジタルエ
ンコーダを別体としても、該表示制御回路の端子数を削
減することができるとともに、回路構成を簡略化するこ
とができるという効果を併せて奏する。
【0147】請求項8に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、マトリクス表示装置およびデジタルエンコ
ーダへ、前記マトリクス表示装置のためのRGBデータ
とテレビジョン受像機のためのRGBデータとを時分割
多重化して共通に出力し、クロック信号および同期信号
等の制御信号は個別に出力するようにし、多重化されて
いる前記RGBデータを該制御信号によってマトリクス
表示装置とデジタルエンコーダとに選択的に取り込ませ
ることを特徴とする。
【0148】それゆえ、マトリクス表示装置とテレビジ
ョン受像機とで垂直解像度に差があり、かつ前記テレビ
ジョン受像機のためのデジタルエンコーダを別体で設け
ても、RGB信号の出力端子を共用化することができ、
端子数を削減することができる。
【0149】請求項9に係る発明の表示制御回路は、以
上のように、請求項8に記載の表示制御回路において、
前記搭載されるマトリクス表示装置の走査線本数がテレ
ビジョン受像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近
似している場合、RGBデータの出力周期を3分割し、
デジタルエンコーダへの1画素分のRGBデータと、マ
トリクス表示装置への2画素分のRGBデータとを多重
化して、垂直同期信号から所定期間経過後から出力する
ことを特徴とする。
【0150】それゆえ、請求項8に記載の表示制御回路
に係る効果に加えて、30フレームのテレビジョン受像
機の2倍のフレーム数のマトリクス表示装置に、フルス
ペックの画像表示を行わせることができるという効果を
併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態の画像表示のための
構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1における表示制御回路の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2で示す表示制御回路の水平方向の走査を説
明するための波形図である。
【図4】図2で示す表示制御回路の垂直方向の走査を説
明するための波形図である。
【図5】図2で示す表示制御回路によるテレビジョン表
示例を示す説明図である。
【図6】図2で示す表示制御回路による液晶表示例を示
す説明図である。
【図7】本発明の実施の第2の形態の画像表示のための
構成を概略的に示すブロック図である。
【図8】図7における表示制御回路の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図9】図8で示す表示制御回路の垂直方向の走査を説
明するための波形図である。
【図10】図8で示す表示制御回路による液晶表示例を
示す図である。
【図11】図8で示す表示制御回路による他の液晶表示
例を示す図である。
【図12】本発明の実施の第3の形態の画像表示のため
の構成を概略的に示すブロック図である。
【図13】図12における表示制御回路の具体的構成を
示すブロック図である。
【図14】図13で示す表示制御回路の水平方向におけ
る走査を説明するための波形図である。
【図15】図13で示す表示制御回路の垂直方向におけ
る走査を説明するための波形図である。
【図16】図13で示す表示制御回路による液晶表示例
を示す説明図である。
【図17】典型的な従来技術における画像表示のための
構成を概略的に示すブロック図である。
【図18】他の従来技術における画像表示のための構成
を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
21、41、51 表示制御回路 22、42 液晶表示装置(マトリクス表示装
置) 23 テレビジョン受像機 24 テレビジョン信号エンコーダ(デ
ジタルエンコーダ) 25 PCMCIAカード 26 CPU 28、29、30 データバス 31、43 表示用メモリ 32、44 読出回路 33、57 制御信号タイミング生成回路 34、47 読出カウンタ 35 YUV→RGB変換回路 36 制御信号タイミング調整回路 37、60 切換回路 45 縦2倍化回路 46 制御信号タイミング生成および縦
方向2倍化回路 53 液晶表示用読出回路 54 モニタ表示用読出回路 55 切換回路 56 液晶/モニタ選択切換回路 58 液晶用読出カウンタ 59 モニタ用読出カウンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノンインターレスのマトリクス表示装置
    と、デジタルエンコーダを介してインターレスのテレビ
    ジョン受像機とに対して同時に同じ画像表示を行う表示
    制御回路であって、 RGBデータを記憶する記憶手段と、 上記の記憶手段から上記RGBデータを読み出すと共
    に、上記マトリクス表示装置および上記デジタルエンコ
    ーダの表示に係る第1及び第2制御信号をそれぞれ出力
    する唯一の読出手段と、 上記マトリクス表示装置の走査線本数と、上記テレビジ
    ョン受像機の有効走査線本数とが所定関係にある場合、
    上記読出手段は、上記マトリクス表示装置および上記デ
    ジタルエンコーダに対して、上記の記憶手段から読み出
    した同一のRGBデータを垂直同期信号から所定期間後
    に出力すると共に上記第1及び第2制御信号をそれぞれ
    個別に出力することを特徴とする表示制御回路。
  2. 【請求項2】上記所定関係は、上記マトリクス表示装置
    の走査線本数が上記テレビジョン受像機の有効走査線本
    数と同一または近似している関係であることを特徴とす
    る請求項1に記載の表示制御回路。
  3. 【請求項3】書込周波数の2倍の周波数の書込信号を生
    成する縦2倍化手段を更に備え、 上記所定関係は、上記マトリクス表示装置の走査線本数
    が上記テレビジョン受像機の有効走査線本数の2倍また
    は2倍に近似している関係であり、 上記読出手段は、上記マトリクス表示装置に対して上記
    書込信号に基づいて上記RGBデータを書き込むことを
    特徴とする請求項1に記載の表示制御回路。
  4. 【請求項4】ノンインターレスのマトリクス表示装置
    と、デジタルエンコーダを介してインターレスのテレビ
    ジョン受像機とに対して同時に同じ画像表示を行う表示
    制御回路であって、 RGBデータを記憶する記憶手段と、 上記の記憶手段から上記RGBデータを読み出すと共
    に、上記マトリクス表示装置および上記デジタルエンコ
    ーダの表示に係る第1及び第2制御信号をそれぞれ出力
    する第1及び第2読出手段と、 上記第1読出手段によって上記の記憶手段からRGBデ
    ータを読み出すか、或いは上記第2読出手段によって上
    記記憶手段からRGBデータを読み出すかを時分割で切
    り換える切換手段と、 上記切換手段は、上記の記憶手段からの時分割多重化さ
    れたRGBデータを上記マトリクス表示装置および上記
    デジタルエンコーダに対して出力すると共に、上記第1
    及び第2読出手段は、上記第1及び第2制御信号をそれ
    ぞれ個別に上記マトリクス表示装置および上記デジタル
    エンコーダに出力することを特徴とする表示制御回路。
  5. 【請求項5】上記マトリクス表示装置の走査線本数がテ
    レビジョン受像機の有効走査線本数の2倍または2倍に
    近似している場合、RGBデータの出力周期を3分割
    し、上記デジタルエンコーダへの1画素分のRGBデー
    タと、上記マトリクス表示装置への2画素分のRGBデ
    ータとを多重化して、垂直同期信号から所定期間経過後
    から出力することを特徴とする請求項4に記載の表示制
    御回路。
  6. 【請求項6】RGBデータによってノンインターレスの
    マトリクス表示装置に画像表示を行わせると共に、前記
    RGBデータをデジタルエンコーダへ出力し、アナログ
    変換させてインターレスのテレビジョン受像機に同時に
    同一の画像表示を行わせることができ、前記マトリクス
    表示装置と一体で電子機器に搭載される表示制御回路で
    あって、 前記搭載されるマトリクス表示装置の走査線本数がテレ
    ビジョン受像機の有効走査線本数と同一または近似して
    いる場合、前記マトリクス表示装置およびデジタルエン
    コーダへ、前記RGBデータを垂直同期信号から所定期
    間後に共通に出力し、クロック信号および同期信号等の
    制御信号は個別に出力することを特徴とする表示制御回
    路。
  7. 【請求項7】RGBデータによってノンインターレスの
    マトリクス表示装置に画像表示を行わせると共に、前記
    RGBデータをデジタルエンコーダへ出力し、アナログ
    変換させてインターレスのテレビジョン受像機に同時に
    同一の画像表示を行わせることができ、前記マトリクス
    表示装置と一体で電子機器に搭載される表示制御回路で
    あって、 前記搭載されるマトリクス表示装置の走査線本数がテレ
    ビジョン受像機の有効走査線本数の2倍または2倍に近
    似している場合、前記マトリクス表示装置およびデジタ
    ルエンコーダへ、前記RGBデータを垂直同期信号から
    所定期間後に共通に出力し、前記RGBデータをマトリ
    クス表示装置のラッチ回路から表示素子へ書き込ませる
    ための書込パルスを2倍の周波数として、該書込パル
    ス、クロック信号および同期信号等の制御信号は個別に
    出力することを特徴とする表示制御回路。
  8. 【請求項8】RGBデータによってノンインターレスの
    マトリクス表示装置に画像表示を行わせるとともに、前
    記RGBデータをデジタルエンコーダへ出力し、アナロ
    グ変換させてインターレスのテレビジョン受像機に同時
    に同一の画像表示を行わせることができ、前記マトリク
    ス表示装置と一体で電子機器に搭載される表示制御回路
    であって、 前記マトリクス表示装置及びデジタルエンコーダへ、前
    記マトリクス表示装置のためのRGBデータとテレビジ
    ョン受像機のためのRGBデータとを時分割多重化して
    共通に出力し、クロック信号および同期信号等の制御信
    号は個別に出力するようにし、多重化されている前記R
    GBデータを該制御信号によってマトリクス表示装置と
    デジタルエンコーダとに選択的に取り込ませる表示制御
    回路。
  9. 【請求項9】前記搭載されるマトリクス表示装置の走査
    線本数がテレビジョン受像機の有効走査線本数の2倍ま
    たは2倍に近似している場合、RGBデータの出力周期
    を3分割し、デジタルエンコーダへの1画素分のRGB
    データと、マトリクス表示装置への2画素分のRGBデ
    ータとを多重化して、垂直同期信号から所定期間経過後
    から出力することを特徴とする請求項8に記載の表示制
    御回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181696A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 Biosense Webster Inc カテーテル位置センサーの磁気による安定化

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007181696A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 Biosense Webster Inc カテーテル位置センサーの磁気による安定化

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