JPH11212269A - 焼付ラインシステム - Google Patents

焼付ラインシステム

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JPH11212269A
JPH11212269A JP10010405A JP1040598A JPH11212269A JP H11212269 A JPH11212269 A JP H11212269A JP 10010405 A JP10010405 A JP 10010405A JP 1040598 A JP1040598 A JP 1040598A JP H11212269 A JPH11212269 A JP H11212269A
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JP
Japan
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printing
plate
photosensitive material
punch
unit
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JP10010405A
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English (en)
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Masaharu Nakagawa
雅晴 中川
Tadahisa Sakka
忠久 目
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の焼付装置を含む焼付ラインシステムに
おいて、各焼付装置に対して刷版の供給をすばやく行え
るようにする。 【解決手段】 このシステムは、刷版に焼付処理を行っ
て後段の処理装置に露光済み刷版を搬送するシステムで
あって、複数の殖版機1と、ストック部10と、供給部
11と、共通の搬送ライン2とを備えている。殖版機1
は、焼付台20上に刷版を載置して密着焼付を行う。ス
トック部10は、複数の殖版機1毎に設けられ、未露光
の複数の刷版を保管する。供給部11は、複数の殖版機
1毎に設けられ、ストック部10から刷版を取り出して
殖版機1に供給する。共通の搬送ライン2は、複数の殖
版機1から排出された露光済み刷版を後段の処理装置に
搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼付ラインシステ
ム、特に、感光材料に焼付処理を行って後段の処理装置
に露光済みの感光材料を送る焼付ラインシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】製版分野において、PS版等の刷版(感
光材料)に原版の画像を焼き付ける際に焼付装置が使用
される。この焼付装置は、刷版を載置するための焼付台
と、原版ホルダ及び焼付用光源を有する露光部と、原版
ホルダに原版を供給するための原版供給部とを有してい
る。露光部の原版ホルダは原版を吸着保持することが可
能であり、また露光部は焼付台上を直交する2方向に移
動可能である。
【0003】このような焼付装置では、刷版はまず所定
のパンチ装置においてパンチ孔が形成され、その後、焼
付台上に吸着保持される。露光部は、原版ホルダによっ
て原版を吸着保持し、この原版と焼付台上に保持された
刷版とを相対的に位置決めし密着させて焼付を行う。焼
付終了後には、原版を排出するとともに、刷版を焼付台
上から排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平3−15
5535号公報に示されるように、前述のような焼付装
置を多数ライン上に配置して焼付ラインシステムを構築
し、焼付処理を自動化することが行われている。ここで
は、未使用の刷版を一括して収納し、コンベアにより各
焼付装置に供給している。
【0005】このような従来の焼付ラインシステムで
は、収納部に一括して収納されている刷版をコンベアに
より各焼付装置に供給しているので、焼付装置の数が増
えてラインが長くなれば、刷版の供給に時間がかかり、
瞬発力が低下する。本発明の課題は、複数の焼付装置を
含む焼付ラインシステムにおいて、各焼付装置に対して
刷版の供給をすばやく行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る焼付ライ
ンシステムは、感光材料に焼付処理を行って後段の処理
装置に露光済み感光材料を搬送するシステムであって、
複数の焼付装置と、保管手段と、供給手段と、共通の排
出搬送装置とを備えている。複数の焼付装置は、焼付台
上に感光材料を載置して密着焼付を行う。保管手段は、
複数の焼付装置毎に設けられ、未露光の複数の感光材料
を保管する。供給手段は、複数の焼付装置毎に設けら
れ、保管手段から感光材料を取り出して焼付装置に供給
する。共通の排出搬送装置は、複数の焼付装置から排出
された露光済み感光材料を後段の処理装置に搬送する。
【0007】このシステムでは、複数の焼付装置のそれ
ぞれに保管手段及び供給手段が設けられている。各保管
手段に保管された感光材料は、供給手段によってそれぞ
れ対応する焼付装置に供給される。焼付装置では、供給
された感光材料に焼付処理を行う。各焼付装置によって
焼付処理された露光済みの感光材料は共通の排出搬送装
置によって後段の処理装置に送られる。
【0008】ここでは、各焼付装置毎に感光材料を保管
及び供給する手段を設けたので、多数の焼付装置が接続
されて搬送ラインが長くなった場合でも、各焼付装置へ
の感光材料の供給をすばやく行うことができる。請求項
2に係る焼付ラインシステムは、請求項1のシステムに
おいて、焼付装置の焼付台は傾斜した縦姿勢で配置され
ている。また、保管手段は、焼付台の感光材料載置面の
裏側に配置され、感光材料の感光面を焼付台の感光材料
載置面と相反する方向に向けて縦姿勢で保管するもので
ある。そして、供給手段は、保管手段に縦姿勢で保管さ
れている感光材料をその上端が焼付装置の上方を越えて
焼付装置の下方に向かうように搬送するための湾曲路
と、湾曲路に沿って感光材料を搬送する第1供給搬送装
置とを有している。
【0009】このシステムでは、焼付台は傾斜した縦姿
勢で配置されており、その裏側に保管手段が配置されて
いる。そして、保管手段に保管されている感光材料は、
焼付装置の上方を越えるようにして供給される。ここで
は、保管手段が焼付台の裏側に縦姿勢で配置されるの
で、焼付装置の作業領域を阻害せずに省スペース化を実
現できる。
【0010】請求項3に係る焼付ラインシステムは、請
求項2のシステムにおいて、焼付装置は、焼付台とほぼ
同角度に傾斜したパンチ台を備え感光材料にパンチ孔を
形成するパンチ部をさらに有している。そして、第1供
給搬送装置は保管手段からパンチ台に感光材料を搬送す
るものである。また、このシステムはパンチ部から焼付
台に感光材料を供給する第2供給搬送装置をさらに備え
ている。
【0011】このシステムでは、第1供給搬送装置によ
って保管手段に保管されている感光材料がパンチ部のパ
ンチ台に供給される。そして、パンチ部でパンチ孔が形
成された後、第2供給搬送装置によって感光材料はパン
チ部から焼付台に搬送される。ここでは、パンチ孔の形
成を感光材料の焼付台の供給にあわせて行うことができ
る。
【0012】請求項4に係る焼付ラインシステムは、請
求項3のシステムにおいて、保管手段は、それぞれ複数
の感光材料が縦姿勢で積載された複数のパレットを収納
するものであり、供給手段は、保管手段に収納された複
数のパレットのうちの選択されたパレットに積載された
感光材料を焼付装置のパンチ部に供給するものである。
そして、供給手段はパンチ部のパンチ台の感光材料載置
面の裏側でかつ保管手段と並列して設けられている。
【0013】このシステムでは、焼付台の裏側に配置さ
れた保管手段と並列して供給手段が設けられている。ま
た、この供給手段の配置された場所はパンチ台の裏側で
ある。このため、焼付装置の作業領域を阻害せずに省ス
ペース化を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】[全体構成]図1及び図2は本発
明の一実施形態を採用した焼付ラインシステムを示して
いる。なお、図1は平面図、図2は側面図である。この
システムは、直線状に並べて配置された2台の傾斜型自
動殖版機(焼付装置)1と、各殖版機1によって焼付処
理された露光済みの刷版を後段へ搬送する共通の搬送ラ
イン2(図1では搬送ラインを省略して示している)
と、搬送ライン2によって搬送されてきた刷版に制御用
のバーコード等を印刷するための印字部3と、印字部3
の下流側に配置された刷版回転装置4と、刷版回転装置
4の下流側に配置された自動現像機5と、自動現像機5
の下流側に配置された画像面積測定装置6と、処理済み
の刷版を収納するストッカー7とを有している。
【0015】また、各殖版機1の裏側(図1及び図2で
殖版機1の右側、すなわち搬送ライン2の下流側)に
は、それぞれの殖版機1に対応してストック部(保管手
段)10が配置されており、このストック部10には複
数のパレットが収納されている。各パレットには、それ
ぞれ複数枚の刷版がほぼ縦姿勢で積載されている。スト
ック部10の側方には、刷版を殖版機1に供給するため
の供給部11が設けられている。
【0016】[殖版機の構成]殖版機1は、図3及び図
4に示すように、刷版に対して焼付処理を行う焼付部1
5と、刷版にパンチ孔を形成するパンチ部16とを有し
ている。焼付部15は刷版が載置される焼付台20と露
光部21とを有している。焼付台20は傾斜した縦姿勢
で配置されている。この焼付台20には、刷版が載置さ
れる刷版載置部22が図3において右側に設けられ、原
版供給部23が左側の下部に設けられ、原版排出部24
が原版供給部23の上方に設けられており、焼付台20
は、図示しない手段によって、その面に垂直な方向に上
下動するよう構成されている。
【0017】刷版載置部22には、図示しない複数の吸
着孔と出没自在な位置決めピン22aとが設けられてお
り、供給された刷版が位置決めされて吸着保持されるよ
うになっている。また、原版供給部23には位置決めピ
ン25が設けられており、この位置決めピン25に原版
に形成されたパンチ孔を挿入して、複数の原版が位置決
めされた状態で積載されるようになっている。また、位
置決めピン25の上方には、原版を原版供給部23から
取り出す際に、2枚取りを防止するための分離装置を構
成する分離爪26が設けられている。また、原版排出部
24には、原版引き取り用の吸着部材27と、原版の位
置決め及び支持用のピン28とが設けられている。吸着
部材27は、複数の吸着パッド29を有しており、上昇
した(焼付台20から離れた)吸着位置と、下降した
(焼付台20側に近づいた)原版位置決め位置との間で
移動自在である。
【0018】露光部21は、焼付台20の左右方向に移
動可能なキャリッジ30と、キャリッジ30に取り付け
られた上下方向に移動可能な移動架台31とを有してい
る。そして、移動架台31には原版ホルダ32及び光源
部33が設けられている。原版ホルダ32は原版を真空
吸着して保持するものであり、光源部33は刷版に密着
された原版の上方から露光を行うものである。
【0019】キャリッジ30の右側部の上部には、パン
チ部16側に延びる刷版搬送アーム(第2供給搬送装
置)35が設けられている。刷版搬送アーム35には、
パンチ部16に供給された刷版の上端部を吸着するため
の複数の吸着パッド36が設けられている。そして、こ
の刷版吸着アーム35は、図5に示すように、回動支点
Pを中心にして所定の角度範囲で回動が可能であり、刷
版を吸着する吸着位置(図5実線位置)と、パンチ部1
6から離れた上昇退避位置(図5二点鎖線位置)とを取
り得る。
【0020】パンチ部16は、図3〜図5に示すよう
に、焼付台20と同様に傾斜した縦姿勢で配置されたパ
ンチ台40を有している。パンチ部16には、図6に詳
細に示すように、供給部11から搬送されてきた刷版を
受ける複数の刷版受け41と、刷版受け41によって受
けられた刷版のセンタ出しを行うための上下2対のセン
タ出しピン42と、刷版を吸着保持するための複数の真
空吸着孔43とが設けられている。また、刷版の上端部
にパンチ孔を形成するための複数のパンチブロック44
が設けられている。
【0021】複数の刷版受け41は、パンチ台40に形
成された複数の縦溝40aに沿って上下移動が可能であ
り、刷版の大きさに対応して適切な位置に移動するよう
になっている。上下2対のセンタ出しピン42は、パン
チ台40に形成された複数の横溝40bに沿って移動可
能であり、対向する1対のピンは図示しないラック及び
ピニオンギア、モータ等によって互いに同期して接近、
離反させられる。また、パンチブロック44は、パンチ
台40の上部において横方向に延びるように設けられた
レール45に沿って、刷版の供給に妨げとならない退避
位置と、パンチ孔を形成する処理位置との間で移動が可
能である。このパンチブロック44の移動は、ボールネ
ジ及びモータ等からなる駆動機構によって行われる。さ
らに、パンチブロック44は、エアシリンダ(図示せ
ず)によって作動し、これにより刷版にパンチ孔が形成
されるようになっている。
【0022】[搬送ライン]搬送ライン2は、図2に示
すように、供給部11及びパンチ部16の上方に配置さ
れており、殖版機1間に設けられた直線状の第1搬送コ
ンベア50と、下流側の殖版機1の上方に配置された直
線状の第2搬送コンベア51と、傾斜部及び直線部を有
し下流側の殖版機1から印字部3にかけて配置された第
3搬送コンベア52とを有している。
【0023】[ストック部]前述のように、ストック部
10は、図1に示すように、焼付台20の裏側に配置さ
れている。このストック部10には、それぞれ複数の刷
版を積載した複数のパレットが縦姿勢で収納されてい
る。また、このストック部10には、搬送ライン2の搬
送方向と並行にスライドレール55が配置されるととも
に、そのスライドレール55の延びる方向と直交する方
向にパレットを移動させるためのエアシリンダ56が設
けられている。
【0024】これにより、ストック部10には、その側
方に位置する刷版搬送用の台車57によってパレットが
搬入され、また、ストック部10内のパレットがスライ
ドレール55に沿って移動されて所望のパレットが選択
され、この選択されたパレットがエアシリンダ56によ
って供給部11側に送られるようになっている。 [供給部]供給部11は、図5に示すように、パンチ部
16の裏側に位置しており、パンチ部16のパンチ台4
0上に刷版を搬送する搬送ローラユニット60と、この
搬送ローラユニット60にパレット内の刷版を供給する
搬送アームユニット61と、搬送ローラユニット60の
入口において刷版を搬送ローラユニット60に挟持させ
るため、後述するローラ対65の一方のローラを他方の
ローラに対し接離させるニップシリンダ62とを有して
いる。なお、これらの搬送ローラユニット60、搬送ア
ームユニット61及びニップシリンダ62によって第1
供給搬送装置が構成されている。
【0025】搬送ローラユニット60は、複数の上下の
ローラ対65を有しており、この複数のローラ対65、
ガイド部材、ベルト等によりパンチ部16の上方を越え
てパンチ台40上に刷版を供給するような湾曲路を構成
している。また、搬送アームユニット61は、本体部6
6と、本体部66の先端に設けられた複数の吸着パッド
67とを有している。複数の吸着パッド67は、図5の
紙面垂直方向に並べて配置されており、刷版の上端部を
吸着することが可能である。また、本体部66は図5の
θ方向に回動可能となっており、図5に示す刷版取り外
し位置と、この位置からθ上方に回動した引き渡し位置
とを取り得る。なお、図5における吸着パッド67a,
67b,67cは、それぞれ本体部66がθ方向に回動
した場合の移動中の吸着パッドの姿勢を示している。
【0026】[排出搬送部]また、殖版機1は、焼付処
理された刷版を搬送ライン2に引き渡すための排出搬送
部材68を有している。排出搬送部材68は、図5に示
すように、刷版の下端を支えるガイド部材68aを有し
パンチ台前面に展開可能なシート部材68bからなり、
搬送ライン2の上流側端部とパンチ部16との間に配置
されており、パンチ台40を覆う刷版受け位置と、パン
チ台40の表面から上方に退避した刷版渡し位置との間
で移動自在である。そしてこの排出搬送部材68は、刷
版受け位置では、焼付部15側から刷版搬送アーム35
によって搬送されてきた露光済みの刷版を受け、また刷
版渡し位置では、刷版搬送アーム35から受けた刷版を
搬送ライン2の第1搬送コンベア50に引き渡す。
【0027】[概略動作]まず、本システムの概略動作
を説明する。パレット搬送用の台車57からストック部
10に、刷版を積載したパレットが収納される。したが
って、ストック部10には、各種の刷版が積載された複
数のパレットが収納されている。
【0028】焼付処理すべき所望の刷版が選択される
と、ストック部10に収納されているパレットから、該
当する刷版を積載しているパレットが供給部11へ搬入
される。そして、供給部11において、搬送アームユニ
ット61によってパレットの刷版が1枚取り出され、さ
らにこの刷版は搬送ローラユニット60によって殖版機
1のパンチ部16の上方からパンチ台40上へ供給され
る。このパンチ部16では、刷版のセンタ出し、パンチ
孔の形成が行われる。
【0029】パンチ部16での処理が終了すると、刷版
搬送アーム35がパンチ孔の形成された刷版を吸着保持
して焼付台20の刷版載置部22上にセットする。一
方、原版は、露光部21の原版ホルダ32に吸着保持さ
れ、さらに刷版載置部22にセットされている刷版と密
着されて焼付処理が行われる。焼付処理が終了すると、
露光済みの刷版は刷版搬送アーム35によってパンチ部
16側に排出される。ここで、パンチ部16では、上方
から排出搬送部材68がパンチ台40を覆うように下降
してきている。したがって、パンチ部16側に搬送され
た露光済み刷版は、この排出搬送部材68上に載置され
る。この後、排出搬送部材68が上昇して、刷版は搬送
ライン2の第1搬送コンベア50に引き渡される。
【0030】この後、刷版は各搬送コンベア50,5
1,52によって印字部3、刷版回転装置4、自動現像
機5、画像面積測定装置6においてそれぞれ処理が施さ
れ、最終的にストッカー7に収納される。 [制御ブロック]以上のような動作は、図7に示す制御
部70によって自動制御される。
【0031】制御部70には、操作パネル71と、刷版
載置部22における位置決めピン等を駆動するための刷
版載置部駆動部72と、原版供給部23における分離爪
26等を駆動するための原版供給部駆動部73と、原版
排出部24の吸着部材27等を駆動するための原版排出
部駆動部74とが接続されている。また、制御部70に
は、露光部21のキャリッジ30等を駆動するための露
光部駆動部75と、光源部33と、刷版搬送アーム35
とが接続されている。さらに、制御部70には、パンチ
部16の刷版受け41やセンタ出しピン42、パンチブ
ロック44等を駆動するためのパンチ部駆動部76と、
ストック部10の各部を駆動するためのストック部駆動
部77と、供給部11の搬送ローラユニット60及び搬
送アームユニット61を駆動するための供給部駆動部7
8と、排出搬送部材68を駆動するための排出搬送部駆
動部79と、搬送ライン駆動部80と、各部のセンサと
が接続されている。
【0032】なお制御部70は、殖版機1、ストック部
10及び供給部11、搬送ライン2毎に個別に設け、各
制御部70をオンラインで接続して全体の制御を行うよ
うにしてもよい。 [制御処理]次に、制御部70によって制御される処理
を、図8以降のフローチャートにしたがって説明する。
【0033】<メイン作業ルーチン>図8にメイン作業
ルーチンを示す。なお、図8では、説明の容易化のため
に各ルーチンを直列的に示しているが、各ルーチンでは
並列に行われるステップが存在する。例えば、刷版搬送
アーム35によって焼付台20上に刷版を供給する処理
と並行して、原版ホルダ32が原版を原版排出部24に
排出する処理が実行されており、さらにこれらと同時に
分離爪26を含む分離装置による原版供給部23の原版
の分離処理が実行されている。
【0034】図8に示すステップS1において、各装置
を初期位置に移動させる等の初期設定を行う。ステップ
S2では、刷版供給処理を実行する。これにより、所望
の刷版が供給部11によってパンチ部16のパンチ台4
0上に搬送され、パンチ孔が形成された後に焼付台20
の刷版載置部22にセットされる。
【0035】ステップS3では、前行程で焼付処理に使
用された原版の排出処理を実行するとともに、原版の2
枚取りを防止するために最上部の原版を他の積載された
原版から分離する処理を実行する。次にステップS4で
は、分離された原版を、原版ホルダに吸着保持する。ス
テップS5では、原版ホルダに保持された原版をすでに
刷版載置部22上にセットされている刷版上の所定の位
置にセットするとともに両者を密着させて焼付を実行す
る。
【0036】焼付処理が終了すると、ステップS6にお
いて刷版の排出処理を実行する。これによって、刷版は
刷版載置部22上からパンチ部16側に搬送され、排出
搬送部材68によって第1搬送コンベア50に引き渡さ
れる。ステップS7では、予定の焼付作業がすべて終了
したか否か、すなわち次作業があるか否かを判断し、あ
る場合はステップS2に戻ってステップS2〜ステップ
S7の処理を繰り返す。すべての作業が終了すれば、ス
テップS7からステップS8に移行する。ステップS8
では原版排出処理を実行してすべての処理を終了する。
【0037】次に刷版供給及び排出ルーチンについて図
9ないし11のフローチャートにしたがって説明する。
なお図9ないし11のフローチャートにおいても、説明
の容易化のために、並列に行われるステップも直列的に
示している。 <刷版供給ルーチン>まずステップS10において、例
えばパンチブロック44の退避等の各部の原点復帰処理
を含む初期設定を行う。
【0038】次にステップS11では、今回の刷版のサ
イズが前回処理した刷版のサイズと同じか否かを判断す
る。今回の刷版のサイズが前回のサイズと異なれば、ス
テップS11からステップS12に移行する。ステップ
S12では、供給部11に現在セットされているパレッ
トをストック部10に戻す。そして、ステップS13に
おいて、ストック部10内において使用される刷版を積
載しているパレットをスライドレール55に沿って移動
させ、供給部11への引き渡し位置に位置させる。この
後、ステップS14において、ステップS13で選択さ
れたパレットを供給部11へ搬送する。
【0039】この状態では、選択されたパレットが殖版
機1のパンチ部16の裏側に位置している。また、パレ
ット内の刷版は、感光面がパンチ部16のパンチ台40
の刷版載置面とは相反する方向(パンチ部16とは逆側
を向くような方向)に向けて縦姿勢で配置されている。
一方、今回の刷版のサイズが前回のサイズと同じである
場合は、ステップS11からステップS12〜ステップ
S14をスキップしてステップS15に移行する。すな
わち、パレットの入れ替え処理は行わない。
【0040】次にステップS15では、パンチ部16の
刷版受け41を刷版サイズに合わせた位置にセットする
等の各部の初期設定を行う。ステップS16では、搬送
アームユニット61を取り外し位置、すなわち図5に示
すように刷版の上端部に移動させる。そしてステップS
17において、吸着パッド67により刷版の上端部を吸
着保持する。次にステップS18では、搬送アームユニ
ット61をθ方向に回動させる。これによりパレット内
の最上位の1枚の刷版がパレットから引き出され、その
先端が搬送ローラユニット60の入口まで供給される。
このとき、刷版は搬送ローラユニット60の下側のロー
ラ上に置かれる。この後、ステップS19において、ニ
ップシリンダ62を作動させて上側ローラにより刷版を
上方から押さえ、これにより刷版の先端部(上端部)が
上下のローラ対に挟持される。次にステップS20で
は、搬送アームユニット61による刷版の吸着を解除す
るとともに搬送ローラユニット60を駆動する。これに
より、湾曲路に沿ってパンチ部16の上方を越えるよう
にしてパンチ台40上に刷版が供給される。
【0041】次にステップS21では、刷版の先端がパ
ンチ部16の刷版受け41に到着したか否かを判断す
る。この判断は、センサにより刷版の先端を検出しても
よいし、また搬送時間により間接的に到着タイミングを
演算して求めてもよい。到着するのを待ってステップS
22に移行する。ステップS22では、刷版受け41を
搬送ローラユニット60の搬送速度と同じ速度で下降さ
せるとともに、刷版のサイズに応じた距離だけ下降すれ
ばその下降を停止し、さらに搬送ローラユニット61の
搬送を停止する。
【0042】次にステップS23ではセンタ出し処理を
実行する。ここでは、センタ出しピン42が左右から同
期して互いに近づくように移動し、刷版の幅に応じた位
置で停止する。これにより、刷版が左右のいずれかにず
れていても、ずれた方のセンタ出しピン42によって他
方側に押され、結果的に中央位置にセットされることに
なる。このセンタ出し処理が終了すると、ステップS2
4において刷版をパンチ台40上において吸着する。
【0043】以上のような処理によって刷版をパンチ台
40上の所定位置に吸着固定した後、ステップS25に
おいてパンチブロック44を移動させ、パンチ孔を形成
すべき位置で停止させる。そしてステップS26におい
て、パンチ用エアシリンダを駆動して刷版にパンチ孔を
形成する。このパンチ孔の形成処理が終了すると、ステ
ップS27に移行し、パンチ台40における刷版の吸着
を解除するとともに、パンチブロック44を刷版の搬送
の妨げにならない位置に退避させる。
【0044】次にステップS28では、露光部21をパ
ンチ部16側へ移動する。ステップS29では、刷版搬
送アーム35を刷版吸着位置に移動させる。そしてステ
ップS30において吸着パッド36により刷版の上端部
を吸着保持する。次にステップS31において、刷版搬
送アーム35を上昇退避位置に移動し、刷版をパンチ台
40から引き離す。そしてステップS32において露光
部21を焼付台20側に移動する。これにより、刷版は
パンチ部16から焼付台20側に搬送されることにな
る。
【0045】次にステップS33において、刷版載置部
22の位置決めピン22aをオン(上昇)する。ステッ
プS34では、刷版搬送アーム35を移動して吸着保持
している刷版を焼付台20の刷版載置部22上にセット
する。これにより、刷版のパンチ孔が位置決めピン22
aに係合する。この後、ステップS35では、刷版載置
部22に形成された吸着孔によって刷版載置部22にセ
ットされた刷版を吸着固定する。刷版が刷版載置部22
に吸着固定されると、刷版搬送アーム35の吸着パッド
36による刷版の吸着を解除し、さらに位置決めピン2
2aをオフ(下降)する。この後、ステップS37にお
いて刷版搬送アーム35を上昇させて退避位置に移動さ
せる。
【0046】この後、ステップS3〜ステップS5にお
ける前原版の排出ルーチン、次原版の分離ルーチン、原
版の供給ルーチン、焼付の各処理を実行する。これらの
各ルーチンについては詳しい説明は省略する。 <刷版排出ルーチン>焼付処理が終了すると刷版排出ル
ーチンを実行する。
【0047】まずステップS40では露光部21を移動
して刷版搬送アーム35を露光済み刷版に対向させる。
次にステップS41において刷版搬送アーム35を移動
してその吸着パッド36を刷版の上端部に位置させる。
そしてステップS42において吸着を行い、刷版上端部
を吸着保持する。次にステップS43では、刷版載置部
22側の刷版に対する吸着保持を解除する。そしてステ
ップS44において刷版搬送アーム35を上昇させる。
これにより、刷版は刷版載置部22から離れる。この状
態でステップS45において露光部21をパンチ部16
側に移動する。
【0048】ステップS46では、パンチ部16のパン
チ台40上に、排出搬送部材68を下降させる。これに
より、パンチ台40は排出搬送部材68によって覆われ
ることになる。このような状態で、ステップS47にお
いて刷版搬送アーム35を下降させて、吸着保持してい
る刷版を排出搬送部材68上に載置する。そしてステッ
プS48では刷版搬送アーム35による刷版の吸着保持
を解除する。この後、ステップS49において刷版搬送
アーム35を上昇して退避位置に移動させる。
【0049】次に、ステップS50において搬送ライン
2を構成する各コンベア50,51,52を駆動する。
なお、ここでは、各コンベア50,51,52は刷版が
載置されている間において駆動するような制御が行われ
るが、各コンベア50,51,52を常時駆動するよう
な制御を行っても良い。そしてステップS51におい
て、露光済みの刷版が載置された排出搬送部材68を上
昇させる。そして排出搬送部材68で上昇される刷版の
上端が第1搬送コンベア50に挿入されて、刷版は第1
搬送コンベア50上に引き渡される。
【0050】この後、刷版は、前述のように、印字部
3、刷版回転装置4、自動現像機5、画像面積測定装置
6で各処理を施されてストッカー7に収納される。ま
た、殖版機1においては、この後ステップS8の原版排
出ルーチンが実行される。この原版排出ルーチンについ
ての詳しい説明は省略する。 〔他の実施形態〕 (a)前記の例では、ストック部10と供給部11とを
別々の場所に設置したが、同じ場所に設置しても良い。
すなわち、前記の例における供給部11が設置された場
所にストック部を設け、このストック部においてパレッ
トをスライドさせて搬送アームユニットの取り外し位置
に移動させるようにしても良い。
【0051】(b)パンチ部16を備えていない殖版機
にも、本発明を同様に適用できる。
【0052】
【発明の効果】本発明では、焼付装置毎に感光材料を保
管、供給する手段を有しているので、感光材料の供給を
すばやく行うことができ、効率の良い処理が可能にな
る。また、特に感光材料の供給部を焼付装置の傾斜した
焼付台の裏側に配置した場合は、焼付装置の作業領域を
阻害せずにスペースを有効に使用して狭いスペースでシ
ステムの構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による焼付ラインシステム
の平面図。
【図2】前記焼付ラインシステムの側面図。
【図3】殖版機の外観斜視図。
【図4】殖版機の正面図。
【図5】供給部の側面図。
【図6】パンチ部の正面図。
【図7】焼付ラインシステムの刷版供給及び排出に関す
る制御ブロック図。
【図8】焼付ラインシステムのメイン作業ルーチンのフ
ローチャート。
【図9】刷版供給ルーチンのフローチャート。
【図10】刷版供給ルーチンのフローチャート。
【図11】刷版排出ルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1 殖版機 2 搬送ライン 10 ストック部 11 供給部 15 露光部 16 パンチ部 20 焼付台 21 露光部 22 刷版載置部 32 原版ホルダ 33 光源部 35 刷版搬送アーム 40 パンチ台 60 搬送ローラユニット 61 搬送アームユニット 62 ニップシリンダ 70 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料に焼付処理を行って後段の処理装
    置に露光済み感光材料を搬送する焼付ラインシステムで
    あって、 焼付台上に感光材料を載置して密着焼付を行う複数の焼
    付装置と、 前記複数の焼付装置毎に設けられ、未露光の複数の感光
    材料を保管する保管手段と、 前記複数の焼付装置毎に設けられ、前記保管手段から感
    光材料を取り出して前記焼付装置に供給する供給手段
    と、 前記複数の焼付装置から排出された露光済み感光材料を
    前記後段の処理装置に搬送する共通の排出搬送装置と、
    を備えた焼付ラインシステム。
  2. 【請求項2】前記焼付装置の焼付台は傾斜した縦姿勢で
    配置されており、 前記保管手段は、前記焼付台の感光材料載置面の裏側に
    配置され、感光材料の感光面を前記焼付台の感光材料載
    置面と相反する方向に向けて縦姿勢で保管するものであ
    り、 前記供給手段は、前記保管手段に縦姿勢で保管されてい
    る感光材料をその上端が前記焼付装置の上方を越えて焼
    付装置の下方に向かうように搬送するための湾曲路と、
    前記湾曲路に沿って前記感光材料を搬送する第1供給搬
    送装置とを有している、請求項1に記載の焼付ラインシ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記焼付装置は、前記焼付台とほぼ同角度
    に傾斜したパンチ台を備え感光材料にパンチ孔を形成す
    るパンチ部をさらに有し、 前記第1供給搬送装置は前記保管手段から前記パンチ台
    に感光材料を搬送するものであり、 前記パンチ部から前記焼付台に感光材料を供給する第2
    供給搬送装置をさらに備えた、請求項2に記載の焼付ラ
    インシステム。
  4. 【請求項4】前記保管手段は、それぞれ複数の感光材料
    が縦姿勢で積載された複数のパレットを収納するもので
    あり、 前記供給手段は、前記保管手段に収納された複数のパレ
    ットのうちの選択されたパレットに積載された感光材料
    を前記焼付装置のパンチ部に供給するものであり、 前記供給手段は前記パンチ部のパンチ台の感光材料載置
    面の裏側でかつ前記保管手段と並列して設けられてい
    る、請求項3に記載の焼付ラインシステム。
JP10010405A 1998-01-22 1998-01-22 焼付ラインシステム Pending JPH11212269A (ja)

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