JPH11212237A - 現像処理装置 - Google Patents

現像処理装置

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JPH11212237A
JPH11212237A JP1695398A JP1695398A JPH11212237A JP H11212237 A JPH11212237 A JP H11212237A JP 1695398 A JP1695398 A JP 1695398A JP 1695398 A JP1695398 A JP 1695398A JP H11212237 A JPH11212237 A JP H11212237A
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JP
Japan
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rack
guide
width
connecting member
developing
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Withdrawn
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JP1695398A
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Inventor
Yoshio Nishida
吉男 西田
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術における共通駆動部材を廃止し、機
構を簡素化した現像処理装置を提供すること。 【解決手段】 写真感光材料を現像処理するための複数
の処理タンク(10)と、これら処理タンク(10)内に各別に
着脱自在に取り付けられる複数のラック部(11)と、複数
の処理タンク(10)を経由して、写真感光材料を順次搬送
する搬送手段と、各ラック部(11)にそれぞれ備えられ
た、写真感光材料の幅方向をガイドする搬送ガイド、及
び、この搬送ガイド間の幅を変更するガイド幅変更手段
と、搬送ガイドの幅を変更するための駆動力が入力され
る、ガイド幅変更手段に設けられた連結部材(20,21) と
を、各入力部は複数の処理タンク(10)が配設される方向
に沿って列状に配置され、さらに隣り合う連結部材(20,
21) どうしが特定の位置関係になるように連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料を現
像処理するための複数の処理タンクと、これら処理タン
ク内に各別に着脱自在に取り付けられる複数のラック部
と、前記複数の処理タンクを経由して、前記写真感光材
料を順次搬送する搬送手段と、前記各ラック部にそれぞ
れ備えられた、前記写真感光材料の幅方向をガイドする
一対の搬送ガイド、及び、この搬送ガイド間の幅を変更
するガイド幅変更手段と、前記搬送ガイドの幅を変更す
るための駆動力が入力される、前記ガイド幅変更手段に
設けられた入力部とを備えた現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムや印画紙等の写真感光材料を現
像処理する装置では、各現像処理タンクに設けられた各
ラックごとにガイド幅変更手段が設けられ、メンテナン
スなどのためにラックを処理タンクから取り外した場合
に、調整や点検のため写真感光材料の幅方向をガイドす
るための搬送ガイドの幅が不用意に変わってしまい、メ
ンテナンス終了後、この状態でラックが処理タンクに戻
されてしまうと言うことがあった。そうすると、各処理
タンクにおける搬送ガイドの幅がそれぞれ異なってしま
い、写真感光材料をうまくガイドできずに、写真感光材
料の搬送詰まりが発生してしまうと言う問題があった。
かかる問題を解決した従来技術として、特公平6−64
326号公報に開示される装置があげられる。この装置
はガイド幅変更手段にトルクを伝達するための共通駆動
部材を処理タンク側に各処理タンクにわたって設け、こ
の共通駆動部材と各ラックの回動軸との間に共通駆動部
材から各ラックの回動軸にトルクを伝達するための伝達
手段を設け、この伝達手段にラックを処理タンクに取り
付ける際に共通駆動部材と回動軸とが特定位置のときに
これらの連結を許容する規制手段を設けている。これに
より、搬送ガイドの幅の戻し忘れを確実に防止しようと
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では各処理タンクにわたって共通駆動部材を設け
ており、この共通駆動部材がかなりの大きさの大きな部
材となってしまうという問題があった。さらに、共通駆
動部材とは別に規制手段を設けているので、機構が複雑
化してしまうと言う問題もあった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
あって、その目的は、搬送ガイドの幅の戻し忘れを確実
に防止できる現像処理装置であって、従来技術における
共通駆動部材を廃止し、機構を簡素化した現像処理装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る現像処理装置は、写真感光材料を現像
処理するための複数の処理タンクと、これら処理タンク
内に各別に着脱自在に取り付けられる複数のラック部
と、前記複数の処理タンクを経由して、前記写真感光材
料を順次搬送する搬送手段と、前記各ラック部にそれぞ
れ備えられた、前記写真感光材料の幅方向をガイドする
一対の搬送ガイド、及び、この搬送ガイド間の幅を変更
するガイド幅変更手段と、前記搬送ガイドの幅を変更す
るための駆動力が入力される、前記ガイド幅変更手段に
設けられた入力部とを備えた現像処理装置において、各
入力部は複数の処理タンクが配設される方向に沿って列
状に配置され、さらに隣り合う前記入力部どうしが特定
の位置関係になるように連結されることを特徴とするも
のである。この構成によると、搬送ガイドの幅を変更す
るには、ガイド幅変更手段に設けられた入力部から駆動
力を入力すればよい。この入力部は各ラック部に各別に
設けられており、しかも、隣り合う前記入力部どうしが
特定の位置関係になるように連結されている。各入力部
が連結された状態では、各ラック部における搬送ガイド
の幅は同じになるように設定されている。そして、複数
ある処理タンクのうち、ある処理タンクのラック部をメ
ンテナンスのために取り外したとする。取り外した状態
で入力部を不用意に動かすなどして搬送ガイドの幅が変
更されたとしても、この取り外したラック部を元の処理
ラックに戻そうとするときに、当該処理ラックの入力部
と当該処理ラックに隣り合う処理ラックの入力部とが特
定の位置関係にないために連結することができない。連
結するには、取り外したラック部の入力部を元の状態に
戻して、特定の位置関係になるようにすればよい。本発
明の構成によれば、従来技術のような共通駆動部材がな
いだけでなく、入力部が従来技術の規制手段としても機
能するものであるから機構を簡素化することができた。
【0006】本発明の実施形態として、前記各入力部
は、第1の連結部材と第2の連結部材とから構成されて
おり、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とが交
互に列状に連結されることが好ましい。このようにすれ
ば、各入力部を二つの部材で構成することができ、部品
種類を減らすことができるという利点が生ずる。
【0007】前記連結部材を連結するための具体的構成
としては、前記第1の連結部材に形成された凸部と、前
記第2の連結部材に形成された凹部とが係合することに
より連結されるものがある。これは連結部材の形状を工
夫するだけで連結機構を達成できるものであり、連結の
ための特別な部材を必要としないのでコスト的利点が生
ずる。
【0008】更に本発明の好ましい実施形態として、前
記ガイド幅変更手段を駆動するために前記処理タンク側
に設けられた駆動装置と、この駆動装置の出力部とを更
に備え、この出力部に、前記第1の連結部材に形成され
た凸部と係合する凹部、または、前記第2の連結部材に
形成された凹部と係合する凸部が設けられているものが
ある。これによると、駆動装置の出力部に第1の連結部
材または第2の連結部材が連結される。出力部に連結さ
れた連結部材が駆動されると、当該連結部材に連結され
た他の連結部材も同時に駆動される。つまり、駆動装置
により各ラックの搬送ガイドの幅は同時に変更される。
また、駆動装置との連結は、第1の連結部材に形成され
た凸部または第2の連結部材に形成された凹部を利用す
るものであるから、連結のための特別の機構を必要とせ
ずコスト的な利点が生ずる。
【0009】本発明のその他の特徴と利点は、以下の図
面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を写真感光材料の一
例としてのフィルムを現像処理する場合に適用した実施
形態について、図面に基づいて説明する。図1に示すよ
うに、現像処理装置は、フィルムホルダ1を装着する装
填部2と、フィルムホルダ1から引き出したフィルム3
を現像処理する現像処理部4と、現像処理装置の各種制
御を司る制御部5を主な構成要素として構成してある。
そして、フィルムホルダ1から引き出されたフィルム3
は、現像処理部4にて、現像処理並びに乾燥された後、
装置外部に排出される。
【0011】以下、装填部2について説明を加える。図
1に示すように、装填部2には、フィルムホルダ1から
フィルム3の引き出しが完了すると、フィルム3の終端
を切断するカッタ6と、フィルムホルダ1から引き出さ
れたフィルム3の横幅を検出するフィルム幅検出センサ
7と、フィルム3をフィルムホルダ1から引き出して現
像処理部4に送り出す引出ローラ8を設けてある。
【0012】次に、現像処理部4の全体概略構成につい
て説明を加える。図1及び図2に示すように、現像処理
部4には、フィルム3の現像から安定化までの一連の現
像処理を行う各種処理液を充填した7槽の処理タンク1
0と、フィルム3の搬送方向終端に位置し、現像処理後
のフィルム3を乾燥処理する1槽の処理タンク10との
8槽の処理タンクを直線状に一列に並べて備えてある。
又、それら各処理タンク10内に各別に着脱自在に取り
付けられる8個のラック部11と、8槽の処理タンク1
0を経由してフィルム3を順次搬送する搬送手段を備え
てある。ラック部11は、処理タンク10の上部開口部
から処理タンク10内に挿入して、ラック部11自体の
自重によって処理タンク10に装着されるように構成し
てある。図3ないし図5にも示すように、各ラック部1
1に、フィルム3の両横端縁部の夫々を各別に支持し且
つ案内する一対の搬送ガイド12と、それら一対の搬送
ガイド12間の幅を変更するガイド幅変更手段13を設
けてある。又、図2に示すように、各ラック部11に備
えさせたガイド幅変更手段13の入力部として機能する
第1連結部材20と第2連結部材21が、各処理タンク
10が並べられた方向に沿って列状に交互に設けられて
いる。
【0013】第1連結部材20はフィルムの搬送方向に
沿った両端に一対の凸部20aを備えている。また、第
2連結部材21もフィルムの搬送方向に沿った両端に一
対の凹部21aを備えている。隣り合っている第1連結
部材20の凸部20aと、第2連結部材21の凹部21
aとが係合した状態で、順次連結されている。各連結部
材20,21が連結された状態で、各ラック部11の搬
送ガイド12の幅は同一になるように設定されている。
【0014】又、ガイド幅変更用モータ86と、そのガ
イド幅変更用モータ86の駆動力を伝動して各連結部材
20,21を同時に駆動するためのガイド幅変更用伝動
機構80を設けてある。
【0015】尚、各処理タンク10は、深さやフィルム
3の搬送方向の長さは異なる場合があるが、フィルム3
の幅方向の長さは同じになるように形成してある。各処
理タンク10に装着するラック部11は、処理タンク1
0の大きさに応じて大きさが異なるものの基本構成は同
一である。
【0016】以下、図3ないし図6に基づいて、現像処
理部4を構成する各構成部分について説明を加える。先
ず、ラック部11について説明する。ラック部11の枠
体50は、平行状態で対向する一対の側壁51と、底壁
52と、上壁53とにより、フィルム3の搬送方向視の
形状が略矩形枠状になるように形成してある。又、側壁
51夫々に、外方に向かって横向き姿勢で突出する位置
決めピン54を固着してある。この位置決めピン54
は、ラック部11を処理タンク10に装着する際に、処
理タンク10の側壁の上縁部に形成した切欠部15に係
合し、もって、ラック部11が処理タンク10に対して
適正な位置に位置決めされて装着されるように構成して
ある。又、後述するが、ガイド幅変更手段13の第1、
第2連結部材20,21を処理タンク10の並設方向
(即ち、フィルム3の搬送方向に相当する)に往復移動
自在に支持するための下向きの突条部55を形成してあ
る。
【0017】次に、ラック部11に設けたガイド幅変更
手段13について説明する。図3では、第2連結部材2
1を備えたラック部11のみが示されているが、第1連
結部材20を備えたラック部11についても基本的構成
は同じである。ガイド幅変更手段13は、ラックギア部
21bを備えた連結部材21と、枠体50の底壁52と
上壁53に回動自在に軸支された回動軸32と、その回
動軸32に固着され、且つ、ラックギア部21bと噛合
するピニオンギア33と、回動軸32に固着された一対
のベベルギア34と、一対の側壁51に回動自在に夫々
軸支され、且つ、互いに逆方向の雄ネジ部35a,35
bを夫々備えた一対の送りネジ軸35と、送りネジ軸3
5の一端部に夫々固着され、且つ、ベベルギア34に夫
々噛合する一対のベベルギア36と、雄ネジ部35aと
夫々螺合する一対のナット37aと、雄ネジ部35bと
夫々螺合する一対のナット37bを備えて構成してあ
る。又、回動軸32の上端部には、回動軸32を手動に
て回動するためのつまみ38を固着してある。
【0018】第2連結部材21について説明を加える。
連結部材21には、長尺状の案内溝21cと、その案内
溝21cに平行な長尺状の案内孔21dと、連結部材2
1の外側に面した側壁部に位置する突起部21eを形成
してある。そして、連結部材21を、その案内孔21d
に回動軸32を挿通し、且つ、その案内溝21dに突条
部55を係合させた状態で、設けてある。もって、連結
部材21を、突条部55及び回動軸32の案内で前記並
設方向に往復移動自在に支持して設けてある。一対の搬
送ガイド12のうちの一方を一対のナット37aに固着
し、他方を一対のナット37bに固着してある。
【0019】つまり、連結部材21を往復直線移動させ
ると、ラックギア部21bとピニオンギア33との伝動
作用により、回動軸32が回動し、回動軸32が回動す
ると、ベベルギア34とベベルギア36との伝動作用に
より、一対の送りネジ軸35夫々が回動し、送りネジ軸
35が回動すると、雄ネジ部35aとナット37aとの
伝動作用、及び、雄ネジ部35bとナット37bとの伝
動作用により、一対の搬送ガイド12を互いに接近移動
させたり、離間移動させたりして、一対の搬送ガイド1
2間の幅を調整するように構成してある。
【0020】更に、ラック部11には、搬送手段を構成
するローラ60と、搬送用伝動機構70の一部を設けて
ある。これらローラ60と、搬送用伝動機構70の一部
については後述する。
【0021】次に、図2及び図3に基づいて、ガイド幅
変更用伝動機構80について説明を加える。ガイド幅変
更用伝動機構80は、ガイド幅変更用モータ86の出力
軸に連結されて過負荷による各部品の損傷を防止するフ
リクションユニット81と、そのフリクションユニット
81と同軸に回動するウォーム82と、そのウォーム8
2と噛合するウォームホイール83と、そのウォームホ
イール83と同軸に回動するピニオンギア84と、ピニ
オンギア84と噛合するラックギア部85とから構成し
てある。ラックギア部85は、一番端にある処理タンク
10の第1連結部材20の凸部20aに係合する凹部8
5aを備えている。つまり、ガイド幅変更用モータ86
を正方向回転並びに逆方向回転させることにより、ラッ
クギア部85を往復直線移動させる。ラックギア部85
は順次第1連結部材20と第2連結部材21と連結して
おり、ラックギア部85の往復直線移動により、これら
第1連結部材20と第2連結部材21も一体的に往復直
線移動をする。これにより、ガイド幅変更手段13によ
って、一対の搬送ガイド12の接近及び離間移動に変換
されて、すべての処理タンク10における一対の搬送ガ
イド12間の幅が同時に変更されるのである。また、図
2のようにすべてのラック部11が取り付けられた状態
において、各ラック部11の搬送ガイド12の幅が同じ
になるように、第1連結部材20と第2連結部材21の
形状などが設定されている。
【0022】以下、図2、図4及び図5に基づいて、搬
送手段について説明する。搬送手段は、搬送用モータ7
7と、その搬送用モータ77の駆動力を伝動する搬送用
伝動機構70と、その搬送用伝動機構70によって回動
されるローラ60とから構成してある。前述のように、
ローラ60と搬送用伝動機構70の一部は、ラック部1
1に設けてあり、搬送用伝動機構70の残部は、処理タ
ンク10側に設けてある。ローラ60は、上下方向に並
べて設けた一対の搬送用ローラ61と、上側の搬送用ロ
ーラ61の両横夫々、及び、下側の搬送用ローラ61の
両横夫々及び下側に夫々押圧して設けた5個の押圧ロー
ラ62とから構成してある。搬送用ローラ61は、ロー
ラシャフト61aと、そのローラシャフト61aの中央
に固着されたローラ61bと、ローラシャフト61aの
一端部に固着したローラ用ギア61cからなり、ローラ
シャフト61aを、一対の搬送ガイド12に形成した孔
に摺動自在に挿通した状態で、枠体50の一対の側壁5
1に回動自在に軸支してある。又、同様に、押圧ローラ
62は、ローラシャフト62aと、そのローラシャフト
62aの中央に固着されたローラ62bとからなり、ロ
ーラシャフト62aを、一対の搬送ガイド2に形成した
孔に摺動自在に挿通した状態で、枠体50の一対の側壁
51に回動自在に軸支してある。
【0023】搬送用伝動機構70における処理タンク1
0側に設けた部分は、前記並設方向に沿って位置させた
状態で処理タンク10側に回動自在に軸支され、且つ、
搬送用モータ77にギア連結された駆動シャフト71
と、各処理タンク10に対応させて駆動シャフト71に
設けたウォーム72とから構成してある。搬送用伝動機
構70におけるラック11側に設けた部分は、ウォーム
72と噛合するウォームホイール73と、そのウォーム
ホイール73と同軸に回動し且つ上側の搬送用ローラ6
1のローラ用ギア61cと噛合する第1ギア74と、上
側の搬送用ローラ61のローラ用ギア61cの回動作動
を下側の搬送用ローラ61のローラ用ギア61cに伝動
するように互いに噛合している第2ギア75及び第3ギ
ア76とから構成してある。尚、上側のローラ61bと
下側のローラ61b夫々の周速度が等しくなるように、
各ギアのギア比を設定してある。
【0024】次に、搬送ガイド12について説明を加え
る。図3に示すように、搬送ガイド12の内方側の面に
は、フィルム3の横端縁部を支持し且つ案内する略U字
状のフィルム案内溝12aを設けてある。フィルム案内
溝12aのフィルム3の入口部12b及び出口部12c
は、隣接するラック部11のフィルム案内溝12aの出
口部12c及び入口部12bの夫々と極めて近接して位
置するようにしてあり、フィルム3が各ラック部11の
一対の搬送ガイド12により案内されて円滑に搬送され
るように構成してある。
【0025】つまり、搬送用モータ77を正方向に回転
させると、その回転作動が搬送用伝動機構70における
処理タンク10側の部分、及び、搬送用伝動機構70に
おけるラック11側の部分により伝導されて、上側の搬
送用ローラ61、及び、下側の搬送用ローラ61が正方
向に回転する。すると、両横端縁部が各別に両側のフィ
ルム案内溝12aに支持され、且つ、押圧ローラ62夫
々により上側及び下側の搬送用ローラ61に押圧された
フィルムは、フィルム案内溝12aに案内されて、各処
理タンク10を順次経由して搬送されるのである。
【0026】上記実施形態では、フィルム3の現像処理
にフィルム3の乾燥処理も含ませて、現像処理部4に乾
燥処理用の処理タンク10を設けて、その乾燥処理用の
処理タンク10にも現像処理用の処理タンク10に設け
たラック部11と同様の構成のラック部11を設け、そ
れら現像処理用及び乾燥処理用の全てのラック部11を
第1連結部材20と第2連結部材21で駆動する場合に
ついて例示した。これに代えて、フィルム3を乾燥処理
する乾燥処理部を現像処理部4とは別体に設けてもよ
い。但し、現像処理部4に乾燥処理を含ませて、上記実
施形態のように構成とした方が、装置の構成が簡略とな
って好ましい。
【0027】次に、上述のように構成した現像処理装置
において、ラック部11の点検及び調整等のために、ラ
ック部11を処理タンク10に装着したり、処理タンク
10から取り出したりする場合の手順について説明す
る。ラック部11を処理タンク10から取り出す場合
(ここでは図2の右から4番目のラック部11を取り出
すものとする。)は、ラック部11の枠体50の上壁5
3等を手で把持して、ラック部11を上方に持ち上げ
て、処理タンク10から取り出す。それに伴って、ラッ
ク部11の第1連結部材20の凸部20aが、その両隣
にある第2連結部材21の凹部21aから離脱する。並
行して、ラック部11のウォームホイール73が、駆動
シャフト71のウォーム72から離脱して、搬送用伝動
機構70における処理タンク10側の部分とラック部1
1側の部分との連結が断たれるのである。取り出したラ
ック部11は、つまみ38を回してガイド幅変更手段1
3の点検及び調整等を行う。従って、一対の搬送ガイド
12間の幅が処理タンク10に装着していたときと異な
っている場合がある。
【0028】ラック部11を処理タンク10に装着する
ときは、ラック部11の枠体50の上壁53等を手で把
持して、ラック部11を処理タンク10の上部開口部か
ら挿入していく。ここで、一対の搬送ガイド12間の幅
が処理タンク10に装着していたときと異なっている場
合は、第1連結部材20の凸部20aが、その両隣にあ
る第2連結部材21の凹部21aと連結することができ
ず、ラック部11を元に戻すことができない。この場合
は、つまみ38を回して連結できる状態になるまで第1
連結部材20を動かしてやればよい。並行して、枠体5
0の位置決めピン54が処理タンク10の上縁部の切欠
部15に係合して、ラック部11が処理タンク10に対
して適正な位置に位置決めされて固定される。又、並行
して、ラック部11のウォームホイール73が、駆動シ
ャフト71のウォーム72に噛合して、搬送用伝動機構
70における処理タンク10側の部分とラック部11側
の部分とが連結されるのである。
【0029】[ 現像処理装置の概略作動]次に、上述の
ように構成した現像処理装置の概略作動について説明す
る。先ず、装填部2に先端出しをしてあるフィルムホル
ダ1を装着する。制御部5は、搬送用モータ77を作動
させて、引出ローラ8により、フィルムホルダ1からフ
ィルム3を引き出す。引き出されたフィルム3の横幅が
フィルム幅検出センサ7により検出され、その検出情報
は制御部5に伝えられる。制御部5は、フィルム幅検出
センサ7の検出情報に基づいて、搬送すべきフィルム3
の幅に適合するように、ガイド幅変更用モータ86を作
動させて、一対の搬送ガイド12間の幅を調整する。
【0030】[ 第2実施形態]上記実施形態では、本発
明を、フィルムを現像処理する現像処理装置に適用する
場合について例示したが、これに代えて、印画紙を現像
処理する現像処理装置に適用してもよい。以下、図6及
び図7に基づいて、印画紙を現像処理する現像処理装置
に適用した場合について説明する。図6に示すように、
現像処理装置は、印画紙23をロール状に収納している
マガジン24から印画紙23を引き出した後、露光装置
25にてフィルム3の画像を露光する露光部26と、そ
の露光部26にて露光された印画紙23を現像処理する
現像処理部4と、その現像処理部4にて現像処理された
印画紙23を乾燥処理する乾燥処理部27と、その乾燥
処理部27にて乾燥処理された印画紙23を1枚分の画
像情報を含む大きさに切断して排出するカット部28を
主な構成要素として構成してある。
【0031】現像処理部4には、印画紙23を現像処理
するための各種処理液を充填した複数の処理タンク10
と、それら各処理タンク内に各別に着脱自在に取り付け
られる複数のラック部11を設けてある。乾燥処理部2
7には、そのケーシング内部に着脱自在に取り付けられ
るラック部11’を設けてある。そして、現像処理部4
の複数のラック部11及び乾燥処理部27のラック部1
1’を経由して印画紙23を順次搬送する搬送手段を設
けてある。搬送手段は、上記実施形態と同様に構成して
ある。
【0032】図7に示すように、第2実施形態における
ラック部11は、一対の搬送ガイド40が第1実施形態
の一対の搬送ガイド12と異なる以外は、第1実施形態
におけるラック部11と同様に構成してある。
【0033】そして、第1実施形態と同様に、ラック部
11の搬送ガイド40は、印画紙23の横端縁部を支持
し且つ案内する一対のレール部材41を連結板42で連
結して構成してある。ガイド幅変更手段13を構成する
一対のナット37aを一方の搬送ガイド40の連結板4
2に固着し、一対のナット37bを他方の搬送ガイド4
0の連結板42に固着してある。
【0034】ガイド幅変更用モータ86の駆動力を伝動
して連結部材20,21を駆動するためのガイド幅変更
用伝動機構80は、第1実施形態と同様に構成してあ
る。
【0035】[変形例]第1、第2実施形態とも、第1連
結部材20と第2連結部材21との配置を互いに入れ違
えてもよい。ガイド幅変更用伝動機構80は端にある第
1連結部材20に対して連結されているが、他のいずれ
かの連結部材20,21に連結させることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像処理装置の全体構成を示す概略縦断正面図
【図2】現像処理装置の現像処理部の全体構成を示す概
略平面図
【図3】現像処理装置のガイド幅変更手段を示す分解斜
視図
【図4】現像処理装置の現像処理部の縦断側面図
【図5】現像処理装置の現像処理部の横断平面図
【図6】第2実施形態における現像処理装置の全体構成
を示す概略縦断正面図
【図7】第2実施形態における現像処理装置のガイド幅
変更手段を示す分解斜視図
【符号の説明】
10 処理タンク 11 ラック部 12 搬送ガイド 13 ガイド幅変更手段 20 第1連結部材 21 第2連結部材 40 搬送ガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料を現像処理するための複数
    の処理タンクと、これら処理タンク内に各別に着脱自在
    に取り付けられる複数のラック部と、前記複数の処理タ
    ンクを経由して、前記写真感光材料を順次搬送する搬送
    手段と、前記各ラック部にそれぞれ備えられた、前記写
    真感光材料の幅方向をガイドする一対の搬送ガイド、及
    び、この搬送ガイド間の幅を変更するガイド幅変更手段
    と、前記搬送ガイドの幅を変更するための駆動力が入力
    される、前記ガイド幅変更手段に設けられた入力部とを
    備えた現像処理装置において、前記各入力部は前記複数
    の処理タンクが配設される方向に沿って列状に配置さ
    れ、さらに隣り合う前記入力部どうしが特定の位置関係
    になるように連結されることを特徴とする現像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各入力部は、第1の連結部材と第2
    の連結部材とから構成されており、前記第1の連結部材
    と前記第2の連結部材とが交互に列状に連結されること
    を特徴とする請求項1に記載の現像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の連結部材に形成された凸部
    と、前記第2の連結部材に形成された凹部とが係合する
    ことにより、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材
    とが連結されることを特徴とする請求項2に記載の現像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド幅変更手段を駆動するために
    前記処理タンク側に設けられた駆動装置と、この駆動装
    置の出力部とを更に備え、この出力部に、前記第1の連
    結部材に形成された凸部と係合する凹部、または、前記
    第2の連結部材に形成された凹部と係合する凸部が設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載の現像処理
    装置。
JP1695398A 1998-01-29 1998-01-29 現像処理装置 Withdrawn JPH11212237A (ja)

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