JPH11212181A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11212181A
JPH11212181A JP1686398A JP1686398A JPH11212181A JP H11212181 A JPH11212181 A JP H11212181A JP 1686398 A JP1686398 A JP 1686398A JP 1686398 A JP1686398 A JP 1686398A JP H11212181 A JPH11212181 A JP H11212181A
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JP
Japan
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mask
mirror box
lever
camera
mask member
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Pending
Application number
JP1686398A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yamagami
茂 山上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダー光学系を通過する光束を部分的
に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、焦点板
の交換が可能となるようなマスク部材の支持構造を提案
する。 【解決手段】 ミラーボックスに対して回動自在に取り
付けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的
に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、前記ミ
ラーボックスには一部が切り欠かれた軸受部が形成さ
れ、前記マスク部材に形成される回動軸が前記軸受部に
挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラーボックス
に回動自在に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影画面サイズを選
択可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アスペクト比が9:16となるよ
うなハイビジョンサイズや、パノラマサイズでの写真撮
影が可能なカメラが多数発売されている。
【0003】また、複数の画面サイズにて写真撮影が可
能なカメラの中には、ファインダーにて現在設定されて
いる画面サイズを認識できるものが提案されている。
【0004】たとえば、実開平6−16949号公報に
は、ノーマルサイズまたはパノラマサイズでの写真撮影
が可能なカメラが開示されています。このカメラはパノ
ラマサイズに設定した際には、焦点板とクイックリター
ンミラーとの間に配置されるマスク部材で焦点板の一部
をマスクすることで、パノラマサイズの撮影範囲をファ
インダー内で認識できる。
【0005】また、クイックリターンミラーの受け板に
腕部が一体的に形成され、レリーズ動作を行うとこの腕
部がマスク部材を駆動しパノラマサイズの設定を解除す
ることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではマスク部材が焦点板の光軸前方に位置している
ので、焦点板の交換は不可能であった。
【0007】本発明の目的は、ファインダー光学系を通
過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有するカメ
ラにおいて、焦点板の交換が可能となるようなマスク部
材の支持構造を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、ミラーボックスに対して回動自在に取り付けられ、
ファインダー光学系を通過する光束を部分的に遮光する
マスク部材を有するカメラにおいて、前記ミラーボック
スには一部が切り欠かれた軸受部が形成され、前記マス
ク部材に形成される回動軸が前記軸受部に挿嵌すること
で、前記マスク部材を前記ミラーボックスに回動自在に
支持することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、一部が切り欠かれた軸受部が形成さ
れ、前記ミラーボックスに固定される支持部材を設け、
前記マスク部材に形成される回動軸が前記支持部材の前
記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラ
ーボックスに対して回動自在に支持することを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、前記ミラーボックスには一部が切り
欠かれた軸受部が形成され、前記マスク部材に形成され
る回動軸が前記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部
材を前記ミラーボックスの内側から脱着自在となるよう
に、前記ミラーボックスに取り付けることを特徴とす
る。
【0011】請求項7に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、一部が切り欠かれた軸受部が形成さ
れ、前記ミラーボックスに固定される支持部材を設け、
前記マスク部材に形成される回動軸が前記支持部材の前
記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラ
ーボックスの内側から脱着自在となるように、前記ミラ
ーボックスに取り付けることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図1
5を用いて第1の実施形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態である
カメラの中央縦断面図で、一般にハイビジョンサイズつ
まり、可動式マスクが非作動状態であることを示す。
【0014】1はカメラ本体、2は撮影レンズ、3はク
イックリターンミラー、4は撮影フィルム、5は長辺方
向の可動式マスク部材で、以下“P下マスク”と略す。
6は長辺方向の可動式マスク部材で、以下“P上マス
ク”と略す。7は短辺方向の可動式マスク部材で、以下
“C右マスク”と略す。8は短辺方向の可動式マスク部
材で、以下“C左マスク”と略す。9は焦点板、10は
焦点板を固定するための焦点板押え部材、11は屋根型
光学素子、12はルーペ(接眼レンズ)である。
【0015】図2は、各撮影画面サイズを示す図で、A
はCサイズ(従来の135フィルムの通常サイズ)、B
はHサイズ(ハイビジョンサイズ)、CはPサイズ(パ
ノラマサイズ)を示している。以下、Cサイズ、Hサイ
ズ、Pサイズと略す。
【0016】図3は、本発明の第1実施の形態であるカ
メラの正面図で、撮影レンズ2を取り外した状態であ
る。
【0017】次に、図4〜図7を用いて、撮影画面サイ
ズを切替えるための機構について説明する。まず、図4
及び図5を用いて撮影画面サイズがHサイズの状態を説
明する。
【0018】図4は、画面サイズ変更部材である可動式
マスク部材が非作動状態にある側面透視図。つまり、H
サイズの状態である。
【0019】図5は、図4の背面透視図である。
【0020】15は各C・H・Pサイズを使用者が選択
的に選び、操作するための外部操作部材である操作レバ
ー、16は操作レバー15により操作された力を内部の
機構に伝達するための第1の伝達レバー、17は第1の
伝達レバー16の力を次に伝える第2の伝達レバー、1
8は第2の伝達レバー17の動きに連動し動く吸収レバ
ーで、前記第1の伝達レバー16、第2の伝達レバー1
7、吸収レバー18は不図示の支持板に回動可能に支持
されている。
【0021】19は吸収レバー18に連動し各機構部品
の誤差を吸収する吸収バネ、20は吸収バネ19により
駆動される切換えレバー、20aは切換えレバー20を
回動可能に支持する回転軸で一般的にミラーボックス等
により形成されている。13はC右マスク7とC左マス
ク8を駆動するための駆動機構を保持するC駆動機構保
持部材である。
【0022】21は切換えレバー20の力をうけ最終的
にC右マスク7と、C左マスク8を動かすためのC駆動
レバー、21aはカム部、21bはC駆動レバー21を
回動可能に支持する支持軸である。22はC右マスク7
を駆動するC右カムレバー、22aはC右カムレバー2
2に一体的に形成されカム部21aによってC右カムレ
バー22を駆動するC駆動ピンである。23はC左マス
ク8を駆動するC左カムレバー、22dはC右カムレバ
ー22を回動可能に支持する支持軸、23dはC左カム
レバー23を回動可能に支持する支持軸で、C駆動レバ
ー21とC右カムレバー22とC左カムレバー23は、
支持軸21b、支持軸22d、支持軸23dによりそれ
ぞれC駆動機構保持部材13により回動可能に支持され
ている。
【0023】24はC右カムレバー22とC左カムレバ
ー23を連結する連絡レバー、22bは連絡レバー24
に回動可能に支持するためC右カムレバー22に一体的
に形成された連絡レバー支持軸、24aは連絡レバー2
4に回動可能に支持するためC左カムレバー23に一体
的に形成された連絡レバー支持軸、24aは連絡レバー
支持軸22bに回動可能に支持するための穴、24bは
連絡レバー支持軸23bに回動可能に支持するための穴
である。
【0024】7aはC右マスク7に一体的に形成された
駆動ピン、7bはC右マスク7の回動中心となる回動軸
である。8aはC左マスク8に一体的に形成された駆動
ピン、8bはC左マスク8の回動中心となる回動軸であ
る。
【0025】22cはC右カムレバー22に一体的に設
けられC右マスク7に一体的に形成された駆動ピン7a
に係合すると同時にC右マスク7とC右カムレバー22
の連結を可能にするためのフォーク状の係合部である。
23cはC左カムレバー23に一体的に設けられC左マ
スク8に一体的に形成された駆動ピン8aに係合すると
同時にC左マスク8とC左カムレバー23の連結を可能
にするためのフォーク状の係合部、25はミラーボック
ス、30は戻しバネである。
【0026】ここで、操作レバー15は中立の位置にあ
り、第1の伝達レバー16、第2の伝達レバー17、吸
収レバー18、吸収バネ19、切換えレバー20が中立
状態に位置している。
【0027】C右マスク7は、回動軸7bがミラーボッ
クス25に形成される一部が切り欠かれた軸受部に支持
されることで、ミラーボックス25に対して回動可能に
支持され、C左マスク8は回動軸8bがミラーボックス
25に形成される一部が切り欠かれた軸受部に支持され
ることで、ミラーボックス25に対して回動可能に支持
される。更に、駆動ピン7aはフォーク状の係合部22
cに係合し、駆動ピン8aはフォーク状の係合部23c
に係合していて、C右カムレバー22上の軸22bに連
絡レバー24に設けられた穴24aが係合し、C左カム
レバー23上の軸23bに連絡レバー24に設けられた
穴24bが係合している。
【0028】これにより、C右マスク7及びC左マスク
8がミラーボックス25に対して一体的に回動する。ま
た、このとき、戻しバネ30の働きにより、C駆動ピン
22aがカム部21aを時計周り方向に付勢しているの
で、図5に示すようにC右マスク7及びC左マスク8は
非作動状態となる。よって、このとき撮影画面サイズは
Hサイズとなる。
【0029】次に、図6及び図7を用いて、操作レバー
15を上方に操作することで、HサイズからCサイズに
撮影画面サイズが切り替わる様子を説明する。
【0030】図6は、画面サイズ変更部材である可動式
マスクのC右マスク7と、C左マスク8が作動状態にあ
る側面透視図。つまり、Cサイズの状態である。
【0031】図7は、図6の背面透視図。
【0032】図6において、15aは操作レバー15に
対して一体的に形成された軸で、16aは第1の伝達レ
バー16を回動可能に支持する回転支持部、16bは第
1の伝達レバー16に設けられた第1のフォーク部、1
6cは第1の伝達レバー16に設けられ第1のフォーク
部16bの反対側に位置する第2のフォーク部である。
17aは第2の伝達レバー17に設けられた回転支持
部、17bは第2のフォーク部16cに係合し駆動力を
伝達する第1の腕部である。18cは吸収レバー18に
設けられたフォーク部、17cは吸収レバー18に設け
られたフォーク部18cに係合し駆動力を伝達する第2
の腕部、18aは吸収レバー18を回動可能に支持する
回転支持部である。18bは吸収レバー18に一体的に
形成された吸収バネ19を保持するためのバネ保持部、
20aは切換えレバー20を回動可能に支持する回転支
持部、20bは吸収バネ19の力を受ける伝達腕部、2
0cはC駆動レバー21を駆動するためのC駆動用カム
部である。
【0033】ここで、操作レバー15は図4の中立位置
から図6の上方位置に移動することで、第1の伝達レバ
ー16は軸15aにより第1のフォーク部16bを通じ
軸16aを中心に時計方向に回転し、第2の伝達レバー
17は第2のフォーク部16cと第1の腕部17bの係
合により半時計方向に回転し、吸収レバー18は第2の
伝達レバー17が半時計方向に回転することにより、第
2の腕部17cとフォーク部18cの係合により時計方
向に回転する。そして、吸収レバー18が時計方向に回
転することにより、吸収バネ19が切換えレバー20を
半時計方向に回転させる。
【0034】このとき、切換えレバー20の作動可能な
角度より吸収レバー18の作動可能な角度を大きくする
ことで、図6に示すようにバネ保持部18bと吸収バネ
19に隙間が生じ、各機構部品の誤差を吸収し、常に一
定の作動量を切換えレバー20に伝達することが可能と
なっている。
【0035】次に、切換えレバー20はカム部20cに
よってC駆動レバー21を支持軸21bを中心にして図
7の位置まで駆動する。すると、カム部21aがC駆動
ピン22aを駆動するので、C右カムレバー22は支持
軸22dを中心に半時計周りに回動する。
【0036】これにより、C右マスク7は回動軸7bを
中心にして、駆動ピン7aとフォーク状の係合部22c
が回動可能に支持されたまま図7の位置まで回転する。
【0037】また、C右カムレバー22が回動すること
により、連絡レバー支持軸22bが連絡レバー24に設
けられた穴24aと、穴24bにより連絡レバー支持軸
23bを通じて、C左カムレバー23を、支持軸23d
を中心に時計周りに回動する。
【0038】これにより、C左マスク8は回動軸8bを
中心にして、駆動ピン8aとフォーク状の係合部23c
が回動可能に支持されたまま図7の位置まで回転する。
よって、画面サイズはHサイズの画面サイズからCサイ
ズの画面サイズに切り替わる。
【0039】次に、図8を用いて操作レバー15を下方
に操作することで、HサイズからPサイズに撮影画面サ
イズが切り替わる様子を説明する。
【0040】図8は、可動式マスクのP下マスク5と、
P上マスク6が作動状態にある側面透視図。つまり、P
サイズの状態である。
【0041】5aはP上マスク5の回動中心となる回動
軸で、5bはP上マスク5に一体的に形成された駆動ピ
ンである。回動軸5aがミラーボックス25に形成され
る一部が切り欠かれた軸受部に挿嵌されることで、P上
マスク5はミラーボックス25に対して回動可能に支持
される。6aはP下マスク6の回動中心となる回動軸
で、6bはP下マスク6に一体的に形成された駆動ピン
である。回動軸6aがミラーボックス25に形成される
一部が切り欠かれた軸受部に挿嵌されることで、P下マ
スク6はミラーボックス25に対して回動可能に支持さ
れる。
【0042】20dはカム部、26はP連絡レバー、2
7はP連絡レバー26を図5の位置に戻すための戻しバ
ネ、26aは駆動軸6bを回動可能に支持する穴、26
bは駆動軸5bを回動可能に支持する穴、20dはカム
部、26cはP連絡レバー26に一体的に設けられた立
ち曲げ部でカム部20dと当接する腕部である。
【0043】ここで、操作レバー15は図4の中立位置
から図8の下方位置に移動することで、第1の伝達レバ
ー16は軸15aにより第1のフォーク部16bを通じ
軸16aを中心に半時計方向に回転し、第2の伝達レバ
ー17は第2のフォーク部16cと第1の腕部17bの
係合により時計方向に回転し、吸収レバー18は第2の
伝達レバー17が時計方向に回転することにより第2の
腕部17cとフォーク部18cの係合により半時計方向
に回転する。
【0044】吸収レバー18が半時計方向に回転するこ
とにより、吸収バネ19が切換えレバー20を時計方向
に回転させる。このとき、切換えレバー20の作動可能
な角度より吸収レバー18の作動可能な角度を、大きく
することで図8に示す様にバネ保持部18bと吸収バネ
19に隙間が生じ、各機構部品の誤差を吸収し常に一定
の作動量を切換えレバー20に伝達することが可能とな
っている。
【0045】次に、P連絡レバー26は、カム部20d
の動きに伴い、腕部26cが戻しバネ27の力に反して
図4の位置から図8の位置に移動する。
【0046】そして、P上マスク5は回動軸5aを支点
にP上マスク6は回動軸6aを支点にして、穴26aと
駆動ピン6bが回動可能に支持され、P下マスク5は駆
動ピン5bを回動可能に支持されることにより、P連絡
レバー26に対しP上マスク6とP下マスク5が図8の
位置に移動する。
【0047】よって、P下マスク5とP上マスク6は操
作レバー15によりHサイズの画面サイズからPサイズ
の画面サイズに切り替わる。
【0048】次に、図9及び図10を用いてクイックリ
ターンミラー3の上昇により、P下マスク5とP上マス
ク6及び、C右マスク7とC左マスク8が収納位置に移
動する様子を説明する。
【0049】図9はクイックリターンミラー3が作動す
る前の待機位置に位置している状態を示す側面透視図。
【0050】図10はクイックリターンミラー3が上昇
位置に上がった位置を示す側面透視図。
【0051】3aはクイックリターンミラー3の回転
軸、3bはクイックリターンミラー3に一体的に固定さ
れ不図示のミラー駆動部材の力を受けクイックリターン
ミラー3を上昇位置に移動すると共に最終的にP下マス
ク5とP上マスク6及び、C右マスク7とC左マスク8
を収納位置に移動するミラー駆動ピン、28はミラー駆
動ピン3bの力を受け回動するミラー連動レバー1、2
8aは第1のミラー連動レバー28を不図示の支持板に
回動可能に保持する回転軸、28bはミラー駆動ピン3
bの力を受ける伝達部、29は第1のミラー連動レバー
28の力を受けC駆動レバー21を駆動するミラー連動
レバー2、28cはP下マスク5とP上マスク6を駆動
する駆動部、5cは駆動部28cの力を受けるカム部、
28dは第2のミラー連動レバー29に駆動力を伝える
伝達部、29aは伝達部28dからの力を受けるカム
部、29bは第1のミラー連動レバー28の力をC駆動
レバー21に伝える伝達部である。
【0052】次に図9の状態から図10のクイックリタ
ーンミラーが上昇することにより、P下マスク5とP上
マスク6及び、C右マスク7とC左マスク8を収納位置
に移動する様子を説明する。
【0053】まず、クイックリターンミラー3が回転軸
3aを中心に半時計周りに回動すると、ミラー駆動ピン
3bが伝達部28bを押し回転軸28aを中心に時計周
りに回動する。そして、駆動部28cが5cのカム部を
押すことでP下マスク5は回動軸5aを中心に半時計周
りに回転し、駆動ピン5bとP連絡レバー26上の穴2
6b、更に、駆動ピン6bとP連絡レバー26上の穴2
6aにより、P連絡レバー26が図8から図10の位置
に移動することで、P下マスク5とP上マスク6は収納
位置まで移動する。
【0054】また、ミラー駆動ピン3bが伝達部28b
を押し回転軸28aを中心に時計周りに回動すること
で、伝達部28dが第2のミラー連動レバー29のカム
部29aを通じて20aの回転支持部を中心に半時計周
りに回動する。これにより、伝達部29bがC駆動レバ
ー21を押し上げ、切換えレバー20の20cカム部に
よってC駆動レバー21を駆動するのと、同じ作用をす
るので、C右マスク7とC左マスク8を収納位置に移動
することが可能となる。
【0055】よって、クイックリターンミラー3の上昇
でP下マスク5とP上マスク6及び、C右マスク7とC
左マスク8を収納位置に移動することが可能となる。
【0056】図11はクイックリターンミラー3によっ
て上昇位置まで上昇した各マスクの関係を示すファイン
ダー図。
【0057】A,A′はP上マスク6とC右マスク7と
C左マスク8との隙間を示し、B,B′はP下マスク5
とC右マスク7とC左マスク8との隙間を示している。
【0058】前記説明によりクイックリターンミラーに
よって各マスクはその上昇位置まで上昇するが、その上
昇位置で互いが交差してしまうことを防ぐために、C左
マスク8とP上マスク6の間にはAの隙間、C右マスク
7とP上マスク6の間にはA′の隙間を設け、P下マス
ク5とC左マスク8の間にはBの隙間、P下マスク5と
C右マスク7の間にはB′の隙間を設けることで、前記
各マスクの上昇位置での干渉を防ぎ小スペースで且つ視
認性の優れたカメラの実現が可能となった。
【0059】次に、図12、図13、図14、図18を
用いて、焦点板9の着脱方法を説明する。
【0060】図12は、本発明の第1の実施形態を示す
カメラの正面図で、撮影レンズ2を取り外した状態で、
フォーク状の係合部22cと駆動ピン7aの連結と、フ
ォーク状の係合部23cと駆動ピン8aの連結を解除
し、焦点板押え部材10を外した様子を示す図。
【0061】図18は図12を裏側から見た透視図で、
フォーク状の係合部22cと駆動ピン7aの連結と、フ
ォーク状の係合部23cと駆動ピン8aの連結を解除し
た様子を詳しく説明した図。
【0062】図13は、本発明の第1の実施形態である
カメラのの側面透視図で、焦点板押え部材10によって
焦点板9を正しい位置に固定している状態を示す。
【0063】図14は、本発明の第1の実施形態の側面
透視図で、焦点板押え部材10を外し焦点板9を外そう
としている様子を示す図。
【0064】図15は焦点板押え部材10の単独上面
図。
【0065】ここで、13aはC駆動機構保持部材13
に設けられた焦点板押え部材10を保持するための焦点
板押え部材保持部、10aは焦点板押え部材10に一体
的に設けられ弾性変形可能な素材により構成され焦点板
押え部材保持部13aに引っかかることで焦点板9を正
しい位置に固定する腕部である。そこで、図5の状態か
らフォーク状の係合部22cと駆動ピン7aの連結と、
フォーク状の係合部23cと駆動ピン8aの連結を解除
し、C右マスク7とC左マスク8が左右に開き図3の状
態となる。そこで、図2と図3を比較するとC右マスク
7とC左マスク8の間口が大きく開いている。これによ
り、焦点板押え部材10が着脱可能なスペースが生まれ
る。
【0066】そこで、10bは焦点板押え部材10の弾
性変形可能部、10cは焦点板押え部材10を着脱する
際に作業者が掴むための引っかけ部で、作業者は図12
の状態から引っかけ部10cを利用して、弾性変形可能
部10bを変形させることで焦点板押え部材保持部13
aに引っかっている腕部10aを焦点板押え部材保持部
13aから外すことにより図12及び図14に示す様に
焦点板押え部材10が外れ、C右マスク7とC左マスク
8の間口部より焦点板押え部材10と焦点板9を外すこ
とが可能となる。
【0067】(第2の実施形態)次に、図16及び図1
7を用いて、焦点板及び焦点板押え部材を着脱可能にす
るために短辺方向の可動式マスク部材を着脱可能に構成
する部分の説明を行う。
【0068】図16はミラーボックスに各可動式マスク
部材を組み立てる様子を示す斜視図。
【0069】図17は図16の短辺方向の可動式マスク
部材の組み立て斜視図の拡大図。(左右対称なので片側
のみ記載)
【0070】50は長辺方向の可動式マスク部材で、以
下“P下マスク”と略す。51は長辺方向の可動式マス
ク部材で、以下“P上マスク”と略す。52は短辺方向
の可動式マスク部材で、以下“C右マスク”と略す。5
3は短辺方向の可動式マスク部材で、以下“C左マス
ク”と略す。54はミラーボックス、55はP下マスク
50、P上マスク51、C右マスク52を支持し、ミラ
ーボックス54に固定されるミラーボックス右部材であ
る。
【0071】56はP下マスク50、P上マスク51、
C左マスク53を支持し、ミラーボックス54に固定さ
れるミラーボックス左部材である。
【0072】53aは第1の実施形態の駆動ピン8aと
同様にC左マスク53に一体的に形成された駆動ピン、
53bは第1の実施形態の回動軸8bと同様にC左マス
ク53を回動可能に支持する軸、53cは軸53bと共
にC左マスク53を回動可能に支持する軸、56bは軸
53bを受ける軸受け、56cは軸53cを受ける軸受
である。軸受56の外周の一部は切り欠かれて、U字形
状に形成されている。
【0073】上記構成において、ミラーボックス54に
ミラーボックス左部材56を固定し、P下マスク50、
P上マスク51をミラーボックス右部材55で回動可能
に挟みミラーボックス54に固定する。その後に、軸5
3bを56bの軸受けに差込、軸53cを軸受56の切
欠き部分から押し込んで、C左マスク53を回動可能に
支持する。C右マスク52も同様の構成となっている。
その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0074】これにより、第1実施形態で説明したよう
に、フォーク状の係合部22cと駆動ピン52a(7
a)の連結と、フォーク状の係合部23cと駆動ピン5
3a(8a)の連結を解除し、軸53cを軸受56cの
切欠き部から取り外して、軸53bを56bの軸受けか
ら抜き取れば、C左マスク53をカメラから取り外すこ
とが可能となる。
【0075】また、C右マスク52も同様にカメラから
取り外すことが可能となる。このように、C右マスク5
2とC左マスク53をカメラから取り外すことができる
ので、焦点板9を着脱できる。
【0076】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に記載
した発明は、ミラーボックスに対して回動自在に取り付
けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的に
遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、前記ミラ
ーボックスには一部が切り欠かれた軸受部が形成され、
前記マスク部材に形成される回動軸が前記軸受部に挿嵌
することで、前記マスク部材を前記ミラーボックスに回
動自在に支持することで、簡単にマスク部材を前記ミラ
ーボックスに対して脱着することができる。
【0077】請求項3に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、一部が切り欠かれた軸受部が形成さ
れ、前記ミラーボックスに固定される支持部材を設け、
前記マスク部材に形成される回動軸が前記支持部材の前
記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラ
ーボックスに対して回動自在に支持することで、前記マ
スク部材を前記ミラーボックスに対して回動自在に支持
することで、簡単にマスク部材を前記ミラーボックスに
対して脱着することができる。
【0078】請求項5に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、前記ミラーボックスには一部が切り
欠かれた軸受部が形成され、前記マスク部材に形成され
る回動軸が前記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部
材を前記ミラーボックスの内側から脱着自在となるよう
に、前記ミラーボックスに取り付けることにより、簡単
にマスク部材を前記ミラーボックスに対して脱着するこ
とができる。
【0079】請求項7に記載した発明は、ミラーボック
スに対して回動自在に取り付けられ、ファインダー光学
系を通過する光束を部分的に遮光するマスク部材を有す
るカメラにおいて、一部が切り欠かれた軸受部が形成さ
れ、前記ミラーボックスに固定される支持部材を設け、
前記マスク部材に形成される回動軸が前記支持部材の前
記軸受部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラ
ーボックスの内側から脱着自在となるように、前記ミラ
ーボックスに取り付けることにより、簡単にマスク部材
を前記ミラーボックスに対して脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの中央縦断
面図。
【図2】各撮影画面サイズを示す図。
【図3】カメラの正面図。
【図4】マスク部材が非作動状態にある側面透視図。
【図5】図4の背面透視図。
【図6】マスク部材であるC右マスク7と、C左マスク
8が作動状態にある側面透視図。
【図7】図6の背面透視図。
【図8】マスク部材であるP下マスク5と、C上マスク
6が作動状態にある側面透視図。
【図9】クイックリターンミラーが作動する前の待機位
置に位置している状態を示す側面透視図。
【図10】クイックリターンミラーが上昇位置に上がっ
た位置を示す側面透視図。
【図11】クイックリターンミラー3によって上昇位置
まで上昇した各マスクの関係を示すファインダー図。
【図12】撮影レンズを取り外したカメラの正面図。
【図13】焦点板押え部材によって焦点板が正しい位置
に固定されている状態を示す側面透視図。
【図14】図13に対して焦点板押え部材の引っかけを
外した側面透視図。
【図15】焦点板押え部材の単独上面図。
【図16】本発明の第2の実施形態を示し、ミラーボッ
クスに各可動式マスク部材を組み立てる様子を示す斜視
図。
【図17】図16の短辺方向の可動式マスク部材の組み
立て斜視図の拡大図。
【図18】図12を裏側から見た透視図。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ 3 クイックリターンミラー 4 撮影フィルム 5 P下マスク 6 P上マスク 7 C右マスク 8 C左マスク 9 焦点板 10 焦点板押え部材 11 屋根型光学素子 12 ルーペ(接眼レンズ) 15 操作レバー 16 第1の伝達レバー 17 第2の伝達レバー 18 吸収レバー 19 吸収バネ 20 切換えレバー 21 C駆動レバー 22 C右カムレバー 23 C左カムレバー 24 連絡レバー 25 ミラーボックス 26 P連絡レバー 27 戻しバネ 28 第1のミラー連動レバー 29 第2のミラー連動レバー 30 戻しバネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーボックスに対して回動自在に取り
    付けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的
    に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、 前記ミラーボックスには一部が切り欠かれた軸受部が形
    成され、前記マスク部材に形成される回動軸が前記軸受
    部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラーボッ
    クスに回動自在に支持することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記ミラーボックスには焦点板が取り付
    けられ、前記軸受部は前記焦点板の取付位置よりも光軸
    前方となる位置に設けることを特徴とする請求項1に記
    載のカメラ。
  3. 【請求項3】 ミラーボックスに対して回動自在に取り
    付けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的
    に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、 一部が切り欠かれた軸受部が形成され、前記ミラーボッ
    クスに固定される支持部材を設け、前記マスク部材に形
    成される回動軸が前記支持部材の前記軸受部に挿嵌する
    ことで、前記マスク部材を前記ミラーボックスに対して
    回動自在に支持することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記支持部材が前記ミラーボックスに固
    定されたときに、一部が切り欠かれた軸受部は焦点板よ
    りも光軸前方となる位置に設けることを特徴とする請求
    項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 ミラーボックスに対して回動自在に取り
    付けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的
    に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、 前記ミラーボックスには一部が切り欠かれた軸受部が形
    成され、前記マスク部材に形成される回動軸が前記軸受
    部に挿嵌することで、前記マスク部材を前記ミラーボッ
    クスの内側から脱着自在となるように、前記ミラーボッ
    クスに取り付けることを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記軸受部は焦点板よりも光軸前方とな
    る位置に設けることで、前記マスク部材を前記ミラーボ
    ックスの内側から脱着自在とすることを特徴とする請求
    項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 ミラーボックスに対して回動自在に取り
    付けられ、ファインダー光学系を通過する光束を部分的
    に遮光するマスク部材を有するカメラにおいて、一部が
    切り欠かれた軸受部が形成され、前記ミラーボックスに
    固定される支持部材を設け、前記マスク部材に形成され
    る回動軸が前記支持部材の前記軸受部に挿嵌すること
    で、前記マスク部材を前記ミラーボックスの内側から脱
    着自在となるように、前記ミラーボックスに取り付ける
    ことを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 前記支持部材が前記ミラーボックスに固
    定されたときに、一部が切り欠かれた軸受部は焦点板よ
    りも光軸前方となる位置に設けることで、前記マスク部
    材を前記ミラーボックスの内側から脱着自在とすること
    を特徴とする請求項7に記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233312A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Pentax Corp フォーカシングスクリーンの交換可能なカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233312A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Pentax Corp フォーカシングスクリーンの交換可能なカメラ

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