JPH11212119A - Tftアレイ基板及びその製造方法並びにこのtftアレイ基板を備えた液晶表示装置 - Google Patents

Tftアレイ基板及びその製造方法並びにこのtftアレイ基板を備えた液晶表示装置

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JPH11212119A
JPH11212119A JP10014648A JP1464898A JPH11212119A JP H11212119 A JPH11212119 A JP H11212119A JP 10014648 A JP10014648 A JP 10014648A JP 1464898 A JP1464898 A JP 1464898A JP H11212119 A JPH11212119 A JP H11212119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光層をTFTアレイ基板側に作り込む方式
の液晶表示装置において、配線間のショートの発生を低
減し、遮光層の帯電による表示不良を防止する。 【解決手段】 ゲート電極及び配線2と同一材料よりな
る遮光層3を、ゲート電極及び配線2相互間のソース電
極及び配線12に隣接する位置に配置する。この遮光層
3は、ゲート電極及び配線2と電気的に分離され、且つ
画素電極9と接続されている。これにより、ゲート電極
及び配線2の断線、短絡に起因する線状の表示欠陥の発
生を低減でき、さらに遮光層3の帯電による表示面内の
広範囲における表示不良も防止できるため、高開口率の
液晶表示装置を高歩留まりで製造することが可能とな
る。また、遮光層3と画素電極9の接続は、通常のゲー
ト電極及び配線2を端子電極10と接続するための工程
と同時に行うことができるため、新たな工程を追加する
必要がなく、容易に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
として薄膜トランジスタを搭載したアクティブマトリク
ス型液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板とその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マトリックス型液晶表示装置は、通常、
薄膜トランジスタ(TFT)を含むスイッチング素子と
このスイッチング素子を経てそれぞれ制御される表示素
子を有するTFTアレイ基板と、透明電極及びカラーフ
ィルタ等を有する対向電極基板の間に液晶が挟持され、
液晶に選択的に電圧が印加されるように構成されてい
る。この液晶表示装置において、信号配線付近では、信
号配線からの電界によって所定の液晶配向を示さない領
域が発生する。よって、この領域を遮光するため、従来
の液晶表示装置では、対向電極基板側に遮光層を設けて
いた。しかし、この遮光層は基板間の重ね合わせ精度を
考慮して設計されており、実際の配向不良の領域よりか
なり広い範囲を遮光することになり、開口率低下の要因
となっていた。近年、高開口率を目指して、この遮光層
をTFTアレイ基板側に作り込む方法(遮光層オンアレ
イ方式)が一般的になってきている。これによれば、遮
光層は基板の重ね合わせ精度に比べて飛躍的に精度の高
い写真製版の重ね合わせ精度で設計でき、不要な遮光部
分を大幅に低減することができる。図17は、従来の遮
光層オンアレイ方式を採用したTFTアレイ基板を示す
平面図である。図において、2はゲート電極及び配線、
9は画素電極、11はドレイン電極、12はソース電極
及び配線、17は遮光層である。図17に示す従来の方
式は、遮光層17をゲート電極及び配線2と同時に作り
込み、遮光層17をゲート電極及び配線2に接続するこ
とによって、蓄積容量電極としての役割を合わせ持つよ
うにしたものである。なお、図18は、図17に示す従
来の遮光層17を設けたTFTアレイ基板のゲートレイ
ヤーを示す平面図である。
【0003】次に、従来のTFTアレイ基板の製造方法
を図19を用いて説明する。なお、図19は、図17の
A−A断面を示している。まず、ガラス基板1上に、C
r膜のような金属膜を単層で成膜し、レジストパターニ
ング、金属膜のエッチングを行い、図18及び図19
(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮光膜17
を形成する。次に、PCVDによってシリコン窒化膜よ
りなるゲート絶縁膜4、アモルファスシリコン膜5、n
+型アモルファスシリコン膜6を連続成膜する。さら
に、トランジスタのチャネル部分を形成するため、アモ
ルファスシリコン膜5およびn+型アモルファスシリコ
ン膜6を島状にパターニングする(図19(b))。次
に、ITOによって画素電極9を形成し(図19
(c))、ドレイン電極11、ソース電極及び配線12
を形成する(図19(d))。この場合、半導体層との
オーミックコンタクトを良好にするため、バリアメタル
として下層にCrやTi等を用い、上層に低抵抗化のた
めに純Al膜あるいはAl系合金の単層膜のような低抵
抗な金属膜を用いた二層膜を用いる。また、写真製版時
の現像液によるITO膜の腐食を防ぐために、Al系合
金としてタングステン等を不純物として添加する場合も
ある。最後に、TFTを保護するために、シリコン窒化
膜等の絶縁膜13で覆う(図19( e))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高開口率
化を目指した液晶表示装置では、図20に示すようなパ
ターン欠陥14がゲート電極及び配線2と遮光層17の
近接部分に発生すると、ゲート電極及び配線2相互間の
短絡が発生する。これは、表示上、線状の欠陥となるた
め不良品となる。さらに、この短絡は発生箇所の発見が
困難であり、修復も難しいため、大きな歩留まり低下を
招いていた。そこで、図21に示すように、ゲート電極
及び配線2と接続しない遮光層3を設ける方式も採用さ
れていた。しかし、遮光層3が導電体であるにもかかわ
らず、電極や配線と接続されていないため、プロセス中
の帯電等によって電荷が蓄積されることにより画素電極
9の電位に影響を及ぼし、表示面内の広範囲において表
示不良を引き起こす場合があった。これに対しては、遮
光層3を樹脂等の非導電体で形成する方法は効果がある
が、新たに写真製版等の製造工程を追加する必要がある
ため、生産性が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、遮光層をTFTアレイ基板側に
作り込む高開口率な液晶表示装置において、配線間のシ
ョートの発生を低減すると共に遮光層の帯電による表示
不良を防止し、さらに従来に比べて工程数を増加させる
ことなく製造することが可能なTFTアレイ基板とその
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるTFT
アレイ基板は、透明絶縁性基板上に列状に形成された複
数本の第一の信号配線、第一の信号配線と交差する複数
本の第二の信号配線、第一の信号配線相互間の上記第二
の信号配線に隣接する位置に配置され、第一の信号配線
と同一材料よりなる遮光層、第一の信号配線と上記第二
の信号配線の各交点に設けられた薄膜トランジスタに接
続された透明導電膜よりなる画素電極、第一の信号配線
及び上記第二の信号配線に外部信号を入力する端子部を
備え、遮光層は、第一の信号配線と電気的に分離され、
且つ画素電極と電気的に接続されているものである。ま
た、透明絶縁性基板上に列状に形成された複数本のゲー
ト配線、第一の信号配線と交差する複数本の第二の信号
配線、第一の信号配線相互間の上記第二の信号配線に隣
接する位置に配置され、第一の信号配線と同一材料より
なる遮光層、第一の信号配線と第二の信号配線の各交点
に設けられた薄膜トランジスタに接続された透明導電膜
よりなる画素電極、第一の信号配線及び上記第二の信号
配線に外部信号を入力する端子部を備え、遮光層は、第
一の信号配線と電気的に接続された部分と、第一の信号
配線と電気的に分離され、且つ画素電極と電気的に接続
された部分を有するものである。さらに、第一の信号配
線と電気的に接続された遮光層の先端部分は、第一の信
号配線相互間に第一の信号配線と平行に配置された第三
の信号配線に接続されているものである。
【0007】また、第一の信号配線と画素電極の間の絶
縁膜として、陽極酸化膜を設けたものである。さらに、
第一の信号配線及び遮光層の材料として、Al、Mo、
Taまたは上記金属を含む合金を用いたものである。ま
た、第一の信号配線及び遮光層の材料として、Alまた
はMoを用い、遮光層上部は、絶縁膜または透明導電膜
で覆われているものである。また、本発明に係わる液晶
表示装置は、上記のいずれかに記載のTFTアレイ基板
と、透明電極及びカラーフィルタ等を有する対向電極基
板の間に液晶が配置されているものである。
【0008】また、本発明に係わるTFTアレイ基板の
製造方法は、透明絶縁性基板上に金属薄膜を成膜し、パ
ターニングによりゲート配線、遮光層及びゲート端子を
形成する工程と、ゲート配線、遮光層及びゲート端子上
に絶縁膜を形成する工程と、遮光層上の少なくとも一部
の絶縁膜を除去する工程を含んで製造するようにしたも
のである。また、透明絶縁性基板上にAlまたはMo等
の金属薄膜を成膜し、パターニングによりゲート配線、
遮光層及びゲート端子を形成する工程と、ゲート配線、
遮光層及びゲート端子上に絶縁膜を形成する工程と、透
明導電膜を成膜し、パターニングにより画素電極を形成
する工程と、遮光層上の少なくとも一部の絶縁膜を除去
する工程を含んで製造するようにしたものである。さら
に、遮光層上の少なくとも一部の絶縁膜を除去する工程
は、ゲート端子上の絶縁膜を除去する工程と同時に行う
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明を
チャネルエッチング型のアモルファスシリコン薄膜トラ
ンジスタを用いた液晶表示装置に適用した実施の形態に
ついて説明する。図1は、本発明の実施の形態1による
液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板のゲートレイ
ヤーを示す平面図、図2はアレイ工程完了後のTFTア
レイ基板を示す平面図である。また、図3は本実施の形
態におけるTFTアレイ基板の製造方法を示す断面図で
ある。図において、1は透明絶縁性基板であるガラス基
板、2はガラス基板1上に列状に形成された複数本の第
一の信号配線であるゲート電極及び配線、3はゲート電
極及び配線2と同一材料よりなる遮光層、4はゲート絶
縁膜、5はアモルファスシリコン膜、6はn+型アモル
ファスシリコン膜、7および8はコンタクトホール、9
はゲート電極及び配線2と後述のソース配線の各交点に
設けられた薄膜トランジスタに接続された透明導電膜よ
りなる画素電極、10は端子電極、11はドレイン電
極、12はゲート電極及び配線2と交差する複数本の第
二の信号配線であるソース電極及び配線、13は絶縁膜
をそれぞれ示している。本実施の形態によるTFTアレ
イ基板の画像表示部周辺には、ゲート電極及び配線2ま
たはソース電極及び配線12に外部信号を入力する端子
部が設けられている。なお、主な配線幅及び配線間隔等
の例を図1に記している。本実施の形態では、ゲート電
極及び配線2と同一材料よりなる遮光層3を、ゲート電
極及び配線2相互間のソース配線12に隣接する位置に
配置し、ゲート電極及び配線2と電気的に分離し、且つ
画素電極9と電気的に接続したことを特徴とするもので
ある。
【0010】以下に、本実施の形態によるTFTアレイ
基板の製造方法を図3を用いて説明する。まず、ガラス
基板1上に、例えばCrのような金属膜をスパッタリン
グにより400nm程度成膜する。これに、レジストパ
ターニング、金属膜のエッチングを行い、図1及び図3
(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮光層3を
形成する。なお、ゲート電極及び配線2、遮光層3の材
料としては、Al及びAl系合金、Ta、Mo等を用い
ても良い。次に、PCVDによってシリコン窒化膜4、
アモルファスシリコン膜5、n+型アモルファスシリコ
ン膜6をそれぞれ例えば500nm程度、200nm程
度、50nm程度連続成膜する。さらに、トランジスタ
のチャネル部分を形成するため、アモルファスシリコン
膜5およびn+型アモルファスシリコン膜6を島状にパ
ターニングする(図3(b))。次に、端子部分上およ
び遮光層3上のシリコン窒化膜4を同時に除去してコン
タクトホール7および8を形成する(図3(c))。さ
らに、ITO膜をスパッタリングによって例えば100
nm程度成膜、パターニングによって画素電極9および
端子電極10を形成する(図3(d))。ただし、ゲー
ト材料にAl系合金やMo膜を用いた場合には、コンタ
クトホール7、8のような絶縁膜の開口部上には全てI
TO膜を残すようにパターニング、エッチングを行う。
【0011】次に、最下層が例えばCrやTi100n
m程度、第2層がAl系合金300nm程度、最上層が
Cr50nm程度の三層膜からなる金属膜を形成し、パ
ターニング、三層膜のエッチングを行い、さらにドライ
エッチングによってチャネル上のn+アモルファスシリ
コン膜を除去することにより、ドレイン電極11、ソー
ス電極及び配線12を形成した後、レジストを除去する
(図3(e))。最後に、TFTを保護するために、シ
リコン窒化膜等の絶縁膜13で覆い、画素電極9及び端
子電極10上の絶縁膜13は除去する(図3( f))。
以上の工程により、図2に示すようなTFTアレイ基板
を形成することができる。なお、本実施の形態では、ソ
ース/ドレイン材料として三層膜を用いたが、配線抵
抗、画素電極形成プロセス等で特に問題を生じなけれ
ば、Mo、Cr等の単層膜、下層Cr、上層Al系合金
等の二層膜でも構わない。
【0012】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。以下に、本実施の形態に
おけるTFTアレイ基板の作用について図4を用いて説
明する。本実施の形態における液晶表示装置は、図4に
示すようなパターン欠陥14が発生した場合でも、遮光
層3の反対側はゲート電極及び配線2と分離されている
ため、遮光層3の先端部両側で同時にパターン欠陥14
が発生しない限り、配線間の短絡とはならない。従っ
て、パターン欠陥14による配線間ショートは殆ど発生
しない。さらに、この遮光層3に帯電等によって電荷が
蓄積されることがあっても、画素電極9と接続されてい
るため、画像表示の際に不良を引き起こすことはない。
また、この遮光層3と画素電極9の接続は、通常のゲー
ト電極及び配線2を端子電極10と接続するための工程
と同時に行うことができるため、新たな工程を追加する
必要はない。さらに、Al系合金やMo膜は塩硝酸系の
一般的なITOのエッチング液によって腐食されるが、
遮光層3が絶縁膜で覆われていない部分であるコンタク
トホール8上はITO膜を残すようにパターニング、エ
ッチングを行っているため、腐食されることはない。
【0013】実施の形態2.以下に、本発明の実施の形
態2を図について説明する。図5は、本発明の実施の形
態2による液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板の
アレイ工程完了後の平面図である。なお、本実施の形態
によるTFTアレイ基板のゲートレイヤーでの平面図
は、上記実施の形態1と同様であるため図1を流用す
る。図中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省
略する。
【0014】以下に、本実施の形態におけるTFTアレ
イ基板の製造方法を図6を用いて説明する。なお、図6
は、図5のB−B断面を示している。まず、ガラス基板
1上に、例えばCrのような金属膜をスパッタリングに
より400nm程度成膜する。これに、レジストパター
ニング、金属膜のエッチングを行い、図1及び図6
(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮光層3を
形成する。なお、ゲート電極及び配線2、遮光層3の材
料としては、Al及びAl系合金、Ta、Mo等を用い
ても良い。次に、PCVDによってシリコン窒化膜4、
アモルファスシリコン膜5、n+型アモルファスシリコ
ン膜6をそれぞれ例えば500nm程度、200nm程
度、50nm程度連続成膜する。さらに、トランジスタ
のチャネル部分を形成するため、アモルファスシリコン
膜5およびn+型アモルファスシリコン膜6を島状にパ
ターニングする(図6(b))。さらに、ITO膜をス
パッタリングによって例えば100nm程度成膜、パタ
ーニングによって画素電極9および端子電極10を形成
する(図6(c))。
【0015】次に、端子部分上および遮光層3上のシリ
コン窒化膜4を同時に除去してコンタクトホール7およ
び8を形成する(図6(d))。続いて、最下層が例え
ばCrやTi100nm程度、第二層がAl系合金30
0nm程度、最上層がCr50nm程度の三層膜からな
る金属膜を形成し、パターニング、三層膜のエッチング
を行い、さらにドライエッチングによってチャネル上の
n+アモルファスシリコン膜を除去することにより、ド
レイン電極11、ソース電極及び配線12を形成した
後、レジストを除去する。この際に、ドレイン電極11
によって遮光層3と画素電極9を接続する(図6
(e))。最後に、TFTを保護するために、シリコン
窒化膜等の絶縁膜13で覆い、画素電極9及び端子電極
10上の絶縁膜13は除去する(図6( f))。以上の
工程により、図5に示すようなTFTアレイ基板を形成
することができる。なお、本実施の形態では、ソース/
ドレイン材料として三層膜を用いたが、配線抵抗、画素
電極形成プロセス等で特に問題を生じなければ、Mo、
Cr等の単層膜、下層Cr、上層Al系合金等の二層膜
でも構わない。
【0016】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。本実施の形態におけるT
FTアレイ基板の作用は、上記実施の形態1と同様であ
り、配線間ショート及び遮光層3の帯電等による不良は
殆ど発生しない。また、実施の形態1と同様、新たな工
程を追加する必要はない。さらに、Al系合金やMo膜
は塩硝酸系の一般的なITOのエッチング液によって腐
食されるが、本実施の形態ではコンタクトホール8の形
成を画素電極9形成後に行っており、ITOのエッチン
グ時には遮光層3が全てシリコン窒化膜4で覆われてい
るため、腐食されることはない。
【0017】実施の形態3.以下に、本発明の実施の形
態3を図について説明する。図7は、本発明の実施の形
態3による液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板の
製造方法を示す断面図である。なお、本実施の形態によ
るTFTアレイ基板のゲートレイヤーでの平面図は、上
記実施の形態1および2と同様であるため図1を流用す
る。図中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省
略する。
【0018】以下に、本実施の形態におけるTFTアレ
イ基板の製造方法を説明する。まず、ガラス基板1上
に、例えばCrのような金属膜をスパッタリングにより
400nm程度成膜する。これに、レジストパターニン
グ、金属膜のエッチングを行い、図1及び図7(a)に
示すようなゲート電極及び配線2、遮光層3を形成す
る。なお、ゲート電極及び配線2、遮光層3の材料とし
ては、Al及びAl系合金、Ta、Mo等を用いても良
い。次に、PCVDによってシリコン窒化膜4、アモル
ファスシリコン膜5、n+型アモルファスシリコン膜6
をそれぞれ例えば500nm程度、200nm程度、5
0nm程度連続成膜する。さらに、トランジスタのチャ
ネル部分を形成するため、アモルファスシリコン膜5お
よびn+型アモルファスシリコン膜6を島状にパターニ
ングする(図7(b))。
【0019】次に、例えばCr400nm程度からなる
金属膜を形成し、パターニング、金属膜のエッチングを
行い、さらにドライエッチングによってチャネル上のn
+アモルファスシリコン膜を除去することにより、ドレ
イン電極11、ソース電極及び配線12を形成した後、
レジストを除去する(図7(c))。続いて、シリコン
窒化膜等の絶縁膜13を成膜し、ドレイン電極11上の
絶縁膜13を除去してコンタクトホール15を形成する
と共に、端子部分上および遮光層3上の絶縁膜13及び
シリコン窒化膜4を除去してコンタクトホール7、8を
同時に形成する(図7(d))。さらに、ITO膜をス
パッタリングによって例えば100nm程度成膜し、パ
ターニングによって画素電極9および端子電極10を形
成し、ドレイン電極11と遮光層3を接続する。ただ
し、ゲート材料にAl系合金やMo膜を用いた場合に
は、コンタクトホール7、8のような絶縁膜の開口部上
には全てITO膜を残すようにパターニング、エッチン
グを行う。以上の工程により、図7(e)に示すような
TFTアレイ基板を形成することができる。なお、本実
施の形態では、ソース/ドレイン材料としてCr等の単
層膜を用いたが、配線抵抗、画素電極形成プロセス等で
特に問題を生じなければ、Mo等の単層膜や、上記実施
の形態1で用いたCr/Al系合金膜/Crの三層膜
や、下層Cr、上層Al系合金等の二層膜でも構わな
い。
【0020】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。本実施の形態におけるT
FTアレイ基板の作用は、上記実施の形態1および2と
同様であり、配線間ショート及び遮光層3の帯電等によ
る不良は殆ど発生しない。また、新たな工程を追加する
必要はない。さらに、Al系合金やMo膜は塩硝酸系の
一般的なITOのエッチング液によって腐食されるが、
上記実施の形態1と同様に、遮光層3が絶縁膜で覆われ
ていない部分であるコンタクトホール8上はITO膜を
残すようにパターニング、エッチングを行っているた
め、腐食されることはない。
【0021】実施の形態4.以下に、本発明の実施の形
態4を図について説明する。図8は、本発明の実施の形
態4による液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板の
アレイ工程完了後の平面図である。なお、図中、同一、
相当部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0022】以下に、本実施の形態におけるTFTアレ
イ基板の製造方法を図9を用いて説明する。なお、図9
は、図8のC−C断面を示している。まず、ガラス基板
1上に、例えばAl系合金あるいはTaのような金属膜
をスパッタリングにより400nm程度成膜する。これ
に、レジストパターニング、金属膜のエッチングを行
い、図9(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮
光層3を形成する。次に、ゲート電極及び配線2を陽極
酸化することによって陽極酸化膜16を100nm程度
形成する。さらに、ITO膜をスパッタリングによって
例えば100nm程度成膜し、パターニングによって画
素電極9および端子電極10を形成する(図9
(b))。ただし、ゲート材料にAl系合金膜を用いた
場合には、遮光層3上には全てITO膜を残すようにパ
ターニング、エッチングを行う。
【0023】次に、PCVDによってシリコン窒化膜
4、アモルファスシリコン膜5、n+型アモルファスシ
リコン膜6をそれぞれ例えば500nm程度、200n
m程度、50nm程度連続成膜する。さらに、トランジ
スタのチャネル部分を形成するため、アモルファスシリ
コン膜5およびn+型アモルファスシリコン膜6を島状
にパターニングする(図9(c))。次に、端子部分上
および画素電極9上のシリコン窒化膜4を同時に除去
し、端子部分上の陽極酸化膜16も除去することによっ
てコンタクトホール7および8を形成する(図9
(d))。なお、陽極酸化膜16とゲート材料の選択エ
ッチングが困難な場合には端子上をレジストで覆って陽
極酸化する方法を用いてもよい。
【0024】次に、最下層が例えばCrやTi100n
m程度、第二層がAl系合金300nm程度、最上層が
Cr50nm程度の三層膜からなる金属膜を形成し、パ
ターニング、三層膜のエッチングを行い、さらにドライ
エッチングによってチャネル上のn+アモルファスシリ
コン膜を除去することにより、ドレイン電極11、ソー
ス電極及び配線12を形成した後、レジストを除去す
る。この際に、ドレイン電極11はコンタクトホール8
を介して画素電極9と接続される(図9(e))。最後
に、TFTを保護するために、シリコン窒化膜等の絶縁
膜13で覆い、画素電極9及び端子電極10上の絶縁膜
13は除去する(図9( f))。以上の工程により、図
8に示すようなTFTアレイ基板を形成することができ
る。なお、本実施の形態では、ソース/ドレイン材料と
して三層膜を用いたが、配線抵抗、画素電極形成プロセ
ス等で特に問題を生じなければ、Mo、Cr等の単層
膜、下層Cr、上層Al系合金等の二層膜でも構わな
い。
【0025】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。本実施の形態におけるT
FTアレイ基板の作用は、上記実施の形態1〜3と同様
であり、配線間ショート及び遮光層3の帯電等による不
良は殆ど発生しない。また、Al系合金やMo膜は塩硝
酸系の一般的なITOのエッチング液によって腐食され
るが、遮光層3上は全てITO膜を残すようにパターニ
ング、エッチングを行っているため、腐食されることは
ない。さらに、陽極酸化膜16は薄くても欠損部分が生
じにくいため、蓄積容量を形成する絶縁膜が薄くでき
る。これによって、蓄積容量に必要な面積を小さくでき
るため、高開口率な設計が可能である。
【0026】実施の形態5.以下に、本発明の実施の形
態5を図について説明する。図10は、本発明の実施の
形態5による液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板
のゲートレイヤーを示す平面図、図11はアレイ工程完
了後のTFTアレイ基板を示す平面図である。なお、図
中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省略す
る。また、主な配線幅及び配線間隔等の例を図10に記
している。本実施の形態におけるTFTアレイ基板は、
ゲート電極及び配線2と電気的に接続された遮光層17
と、ゲート電極及び配線2と電気的に分離され、且つ画
素電極9と電気的に接続された遮光層3を有することを
特徴とするものである。
【0027】以下に、本実施の形態におけるTFTアレ
イ基板の製造方法を図12を用いて説明する。まず、ガ
ラス基板1上に例えばCrのような金属膜をスパッタリ
ングにより400nm程度成膜する。これに、レジスト
パターニング、金属膜のエッチングを行い、図10及び
図12(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮光
層3、さらにゲート電極及び配線2と接続された遮光層
17を形成する。なお、ゲート電極及び配線2、遮光層
3、17の材料としては、Al及びAl系合金、Ta、
Mo等を用いても良い。以後の工程は、上記実施の形態
1のPCVDによるシリコン窒化膜4、アモルファスシ
リコン5、n+型アモルファスシリコン膜6の形成以降
の工程と同様であり、説明を省略する。以上の工程によ
り、図12(b)及び図11に示すようなTFTアレイ
基板を形成することができる。なお、本実施の形態で
は、ソース/ドレイン材料として三層膜を用いたが、配
線抵抗、画素電極形成プロセス等で特に問題を生じなけ
れば、Mo、Cr等の単層膜、下層Cr、上層Al系合
金等の二層膜でも構わない。
【0028】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。以下に、本実施の形態に
おけるTFTアレイ基板の作用について図13を用いて
説明する。本実施の形態における液晶表示装置は、遮光
層3とゲート電極及び配線2との間に図13に示すよう
なパターン欠陥14が発生した場合でも、遮光層3の反
対側はゲート電極及び配線2と接続された遮光層17と
は分離されているため、遮光層3の先端部両側で同時に
パターン欠陥14が発生しない限り、配線間の短絡とは
ならない。従って、パターン欠陥14による配線間ショ
ートは殆ど発生しない。さらに、この遮光層3に帯電等
によって電荷が蓄積されることがあっても画素電極9と
接続されているため、画像表示の際に不良を引き起こす
ことはない。また、この遮光層3と画素電極9の接続
は、通常のゲート電極及び配線2を端子電極10と接続
するための工程と同時に行うことができるため、新たな
工程を追加する必要はない。
【0029】さらに、本実施の形態では、遮光層17が
ゲート電極及び配線2と接続されているため、遮光の効
果を持ったまま蓄積容量電極としての役割を合わせ持っ
ている。これによって、実施の形態1に比べて開口率を
低下させずに蓄積容量として必要な面積を確保すること
ができ、高開口率な設計が可能である。このように、ゲ
ート電極及び配線2と電気的に接続された遮光層17
と、分離された遮光層3の両方を設ける方法は、上記実
施の形態2〜4にも適用することが可能である。
【0030】実施の形態6.以下に、本発明の実施の形
態6を図について説明する。図14は、本発明の実施の
形態6による液晶表示装置を構成するTFTアレイ基板
のゲートレイヤーを示す平面図、図15はアレイ工程完
了後のTFTアレイ基板を示す平面図である。なお、図
中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省略す
る。また、主な配線幅及び配線間隔等の例を図14に記
している。本実施の形態におけるTFTアレイ基板は、
ゲート電極及び配線2と電気的に接続された遮光層17
と、ゲート電極及び配線2と電気的に分離され、且つ画
素電極9と電気的に接続された遮光層3を有し、さら
に、遮光層17の先端部分は、ゲート電極及び配線2相
互間にゲート電極及び配線2と平行に配置された第2の
信号配線である冗長配線18に接続されていることを特
徴とする。
【0031】以下に、本実施の形態におけるTFTアレ
イ基板の製造方法を図12を流用して説明する。まず、
ガラス基板1上に例えばCrのような金属膜をスパッタ
リングにより400nm程度成膜する。これに、レジス
トパターニング、金属膜のエッチングを行い、図14及
び図12(a)に示すようなゲート電極及び配線2、遮
光層3、さらにゲート電極及び配線2と接続された遮光
層17及び冗長配線18を形成する。なお、ゲート電極
及び配線2、遮光層3、17及び冗長配線18の材料と
しては、Al及びAl系合金、Ta、Mo等を用いても
良い。以後の工程は、上記実施の形態1のPCVDによ
るシリコン窒化膜4、アモルファスシリコン5、n+型
アモルファスシリコン膜6の形成以降の工程と同様であ
り、説明を省略する。以上の工程により、図12(b)
および図15に示すようなTFTアレイ基板を形成する
ことができる。なお、本実施の形態では、ソース/ドレ
イン材料として三層膜を用いたが、配線抵抗、画素電極
形成プロセス等で特に問題を生じなければ、Mo、Cr
等の単層膜、下層Cr、上層Al系合金等の二層膜でも
構わない。
【0032】以上のようにして作成されたTFTアレイ
基板を用いたところ、高開口率な液晶表示装置を高歩留
まりで製造することができた。以下に、本実施の形態に
おけるTFTアレイ基板の作用について図16を用いて
説明する。本実施の形態における液晶表示装置は、遮光
層3とゲート電極及び配線2との間に図16に示すよう
なパターン欠陥14が発生した場合でも、遮光層3の反
対側はゲート電極及び配線2と接続された遮光層17と
は分離されているため、遮光層3の先端部両側で同時に
パターン欠陥14が発生しない限り、配線間の短絡とは
ならない。従って、パターン欠陥14による配線間ショ
ートは殆ど発生しない。さらに、上記実施の形態1と同
様の作用により、遮光層3の帯電等による不良は発生し
ない。また、新たな工程を追加する必要はない。
【0033】さらに、本実施の形態では、図16に示す
ような断線19がゲート電極及び配線2に発生した場合
にも、ゲート電極及び配線2に接続されている遮光層1
7と冗長配線18を介して信号を伝えることができるた
め、表示上は欠陥とならない。また、遮光層17と冗長
配線18はゲート電極及び配線2と接続されているた
め、遮光、冗長配線のそれぞれの効果を持ったまま、蓄
積容量としての役割を合わせ持っている。これによっ
て、上記実施の形態1に比べて開口率を低下させずに蓄
積容量として必要な面積を確保することができ、高開口
率な設計が可能である。このように、ゲート電極及び配
線2と電気的に接続された遮光層17と、分離された遮
光層3の両方を設け、遮光層17の先端部分を冗長配線
18に接続する方法は、上記実施の形態2〜4にも適用
することが可能である。
【0034】なお、上記実施の形態1〜6では、チャネ
ルエッチング型のアモルファスシリコン薄膜トランジス
タを用いた液晶表示装置について述べたが、本発明は、
チャネル保護膜型アモルファスシリコン薄膜トランジス
タを用いた液晶表示装置にも適用することができ、同様
の効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遮光層
をTFTアレイ基板側に作り込む方式を用いた液晶表示
装置において、遮光層をゲート配線と電気的に分離し、
且つ画素電極と接続したので、ゲート配線の断線、短絡
に起因する線状の表示欠陥の発生を大幅に低減でき、さ
らに遮光層の帯電による表示面内の広範囲における表示
不良を防止することができるため、高開口率の液晶表示
装置を高歩留まりで製造することが可能である。
【0036】また、ゲート配線と同一材料よりなる遮光
層上の少なくとも一部の絶縁膜を除去する工程を、ゲー
ト端子上の絶縁膜を除去する工程と同時に行うようにし
たので、従来の製造方法に新たな工程を追加する必要が
なく、従来と同レベルのコストで容易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基
板のゲートレイヤーを示す平面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基
板を示す平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基
板の製造方法を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基
板の作用を説明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態2であるTFTアレイ基
板を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2であるTFTアレイ基
板の製造方法を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態3であるTFTアレイ基
板の製造方法を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4であるTFTアレイ基
板を示す平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態4であるTFTアレイ基
板の製造方法を示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態5であるTFTアレイ
基板のゲートレイヤーを示す平面図である。
【図11】 本発明の実施の形態5であるTFTアレイ
基板を示す平面図である。
【図12】 本発明の実施の形態5であるTFTアレイ
基板の製造方法を示す断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態5であるTFTアレイ
基板の作用を説明する図である。
【図14】 本発明の実施の形態6であるTFTアレイ
基板のゲートレイヤーを示す平面図である。
【図15】 本発明の実施の形態6であるTFTアレイ
基板を示す平面図である。
【図16】 本発明の実施の形態6であるTFTアレイ
基板の作用を説明する図である。
【図17】 従来の遮光層を設けたTFTアレイ基板を
示す平面図である。
【図18】 従来の遮光層を設けたTFTアレイ基板の
ゲートレイヤーを示す平面図である。
【図19】 従来の遮光層を設けたTFTアレイ基板の
製造方法を示す断面図である。
【図20】 従来の遮光層を設けたTFTアレイ基板の
問題点を説明する図である。
【図21】 従来の他の遮光層を設けたTFTアレイ基
板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板、2 ゲート電極及び配線、3、17
遮光層、4 シリコン窒化膜、5 アモルファスシリコ
ン膜、6 n+型アモルファスシリコン膜、7、8、1
5 コンタクトホール、9 画素電極、10 端子電
極、11 ドレイン電極、12 ソース電極及び配線、
13 絶縁膜、14 パターン欠陥、16 陽極酸化
膜、18 冗長配線、19 断線。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上に列状に形成された複
    数本の第一の信号配線、 上記第一の信号配線と交差する複数本の第二の信号配
    線、 上記第一の信号配線相互間の上記第二の信号配線に隣接
    する位置に配置され、上記第一の信号配線と同一材料よ
    りなる遮光層、 上記第一の信号配線と上記第二の信号配線の各交点に設
    けられた薄膜トランジスタに接続された透明導電膜より
    なる画素電極、 上記第一の信号配線及び上記第二の信号配線に外部信号
    を入力する端子部を備え、上記遮光層は、上記第一の信
    号配線と電気的に分離され、且つ上記画素電極と電気的
    に接続されていることを特徴とするTFTアレイ基板。
  2. 【請求項2】 透明絶縁性基板上に列状に形成された複
    数本のゲート配線、 上記第一の信号配線と交差する複数本の第二の信号配
    線、 上記第一の信号配線相互間の上記第二の信号配線に隣接
    する位置に配置され、上記第一の信号配線と同一材料よ
    りなる遮光層、 上記第一の信号配線と上記第二の信号配線の各交点に設
    けられた薄膜トランジスタに接続された透明導電膜より
    なる画素電極、 上記第一の信号配線及び上記第二の信号配線に外部信号
    を入力する端子部を備え、上記遮光層は、上記第一の信
    号配線と電気的に接続された部分と、上記第一の信号配
    線と電気的に分離され、且つ上記画素電極と電気的に接
    続された部分を有することを特徴とするTFTアレイ基
    板。
  3. 【請求項3】 第一の信号配線と電気的に接続された遮
    光層の先端部分は、上記第一の信号配線相互間に上記第
    一の信号配線と平行に配置された第三の信号配線に接続
    されていることを特徴とする請求項2記載のTFTアレ
    イ基板。
  4. 【請求項4】 第一の信号配線と画素電極の間の絶縁膜
    として、陽極酸化膜を設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか一項記載のTFTアレイ基板。
  5. 【請求項5】 第一の信号配線及び遮光層の材料とし
    て、Al、Mo、Taまたは上記いずれかの金属を含む
    合金を用いたことを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれか一項記載のTFTアレイ基板。
  6. 【請求項6】 第一の信号配線及び遮光層の材料とし
    て、AlまたはMoを用い、上記遮光層上部は、絶縁膜
    または透明導電膜で覆われていることを特徴とする請求
    項5記載のTFTアレイ基板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
    載のTFTアレイ基板と、透明電極及びカラーフィルタ
    等を有する対向電極基板の間に液晶が配置されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 透明絶縁性基板上に金属薄膜を成膜し、
    パターニングによりゲート配線、遮光層及びゲート端子
    を形成する工程、 上記ゲート配線、遮光層及びゲート端子上に絶縁膜を形
    成する工程、 上記遮光層上の少なくとも一部の上記絶縁膜を除去する
    工程を含むことを特徴とするTFTアレイ基板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 透明絶縁性基板上にAlまたはMo等の
    金属薄膜を成膜し、 パターニングによりゲート配線、遮光層及びゲート端子
    を形成する工程、 上記ゲート配線、遮光層及びゲート端子上に絶縁膜を形
    成する工程、 透明導電膜を成膜し、パターニングにより画素電極を形
    成する工程、 上記遮光層上の少なくとも一部の上記絶縁膜を除去する
    工程を含むことを特徴とするTFTアレイ基板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 遮光層上の少なくとも一部の絶縁膜を
    除去する工程は、ゲート端子上の絶縁膜を除去する工程
    と同時に行うことを特徴とする請求項8または請求項9
    記載のTFTアレイ基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7643113B2 (en) 2004-09-08 2010-01-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Transflective liquid crystal display device and method for manufacturing the same
JP2013110291A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Japan Display Central Co Ltd 薄膜トランジスタ回路基板、及びその製造方法

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