JPH11212022A - 映像投射装置 - Google Patents

映像投射装置

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JPH11212022A
JPH11212022A JP10016073A JP1607398A JPH11212022A JP H11212022 A JPH11212022 A JP H11212022A JP 10016073 A JP10016073 A JP 10016073A JP 1607398 A JP1607398 A JP 1607398A JP H11212022 A JPH11212022 A JP H11212022A
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JP
Japan
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relay
lens
optical path
display device
aberration
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JP10016073A
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English (en)
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Sunao Takeuchi
直 武内
Hiroshi Uchida
宏 内田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
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    • GPHYSICS
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    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
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    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスダイクロイックプリズムを用いた映像
投射装置の場合に、最低1つの光路にはリレーレンズを
挿入して照明光路長の補正を行わねばならない。しかし
ながら、通常のリレーレンズでは照射レンズ内における
照射光の結像位置が通常光路と差異を生じる場合が多
い。その結像位置の差により映像表示装置上での輝度分
布に差が発生し、合成後のスクリーン投射映像におい
て、色の合成比率差による画面内の色の不均一が問題と
なる。 【解決手段】 リレーレンズ4のガラス材質と形状を変
更することにより、リレー光路の収差を増強させる。そ
のレンズ収差の強弱によって、計算上のリレー光路の焦
点距離15bとは異なる位置15cに意識的に照明光束
を集光させる。それにより、通常光路との集光位置の差
と、映像表示装置上での輝度分布の補正を行う。最終的
には、投射画面上での通常光路の映像と合成された時の
輝度差を解消し、輝度差から発生する画面上の色の不均
一性を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像投射装置に関
し、特に、液晶パネル等を主たる構成要素とする映像表
示装置に後方より出射される光源からの照明を用いて前
面にその映像を投射する映像投射装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なこの種の技術は、図1に示すよ
うに、反射鏡12の第1焦点位置に配置された光源部9
より無指向性の光束が発射される。その光束を反射鏡1
2で反射することで、映像表示装置2(通常光路の映像
表示装置2a、2b、リレー光路の映像表示装置2c)
の方向へ投射する。その後、フライアイレンズ群( 8
a、8b)、照明側レンズ6により映像表示装置側に細
分化されたフライアイレンズ8a、8bの像(光源部9
の発光部)を一点に集光させる。
【0003】これにより映像表示装置2上に到達した照
明光束は投射画面枠内で高い輝度と、輝度の均一性を得
ることができる。この時、光源部9から発射される光束
は完全な無偏光成分であるために、映像表示装置2(2
a、2b、2c)(従来技術の場合液晶パネル)を透過
できない偏光成分は熱となり映像表示装置2を破損させ
る要因となる。そのために、偏光分離フィルタ7を配置
することにより、映像表示装置2に有害な偏光成分を事
前に分離させる方法が知られている。
【0004】また、同様に偏光分離、位相変換、再合成
を行う偏光分離・合成部品を配置することにより、通常
用いられない偏光成分を利用する方法も存在する。
【0005】上記の照明系部から発した照明光束を色分
離用のダイクロイックミラー(11a、11b)にて
赤、緑、青、RGBの三原色成分に分離する。各色の光
束は各々の3枚の映像表示装置2(2a、2b、2c)
を透過、映像表示装置上の画像をクロスダイクロイック
プリズム1でフルカラー画像として合成する。画像合成
後に、照射レンズ3で前方スクリーン(図示せず)に投
影する。
【0006】この時、クロスダイクロイックプリズム1
の4つの面の内、1面を投射レンズ3の入射面側に、残
り3面に映像表示装置2(2a、2b、2c)を配置す
ることで投射レンズ3と3枚の映像表示装置2(2a、
2b、2c)の焦点距離を一致させる。
【0007】映像表示装置2(2a、2b)はダイクロ
イックミラー11aに対し鏡像関係にあるために、照明
光の光路長は同じ距離となる(図1の参照符号13)。
【0008】一方、ダイクロイックミラー11bを透過
した映像表示装置2cの照明光は、ダイクロイックプリ
ズム1の面配置の関係から、その映像表示装置が配置さ
れた位置まで光路長を映像表示装置(2a、2b)より
も延長しなければならない。照明光束はフライアイレン
ズ(8a、8b)と照明用レンズ6により映像表示装置
2(2a、2b)の面にフライアイレンズの各小レンズ
の像が結像するように構成されている。そのために、延
長された映像表示装置2cの光路の場合には、光路延長
の分その照明光束の焦点位置が一致しなくなる。故に映
像表示装置2cの表示枠に対して照明光束の大きさが合
わなくなり、高い効率かつ均一な照明ができなくなる。
【0009】その映像表示装置2cの延長光路中に光束
の中継用レンズとしてリレーレンズ群(4、5)を配置
する。このリレーレンズ4、5が照明光束を拡大再投影
することで、映像表示装置2c全域の照射に必要な光束
幅に修正を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】叙上のこの種の装置に
おける問題点は、通常の照明光路とリレーレンズを用い
たリレー光路との光学的な特性の違いである。
【0011】その理由は、リレー光路と通常光路の画像
と合成した場合に生じる画面上の輝度分布の違いに起因
している。
【0012】即ち、通常の映像表示装置(2a、2b)
の場合には照明光束は、照明側のレンズ6によって、投
射レンズ3の入射瞳位置に集光するように設計されてい
る。しかるに、リレーレンズ4、5を加えた光路の場合
には、映像投射装置自体の大きさを小さくさせる必要性
から、リレー光路側の集光位置が投射レンズ3の入射瞳
位置に合わない場合が多い。また、リレーレンズ自体が
持つ収差により、投射レンズ3内の集光の傾向が通常光
路の集光傾向と異なる場合がある。
【0013】そのために、映像表示装置2cのみ、投射
時の画面輝度の均一性が変化し、リレー光路と通常光路
の画像合成後の投射画面に問題が発生する。
【0014】図9に示すように、通常光路の映像表示装
置上においてはほぼ全域に高い輝度が分布している。
【0015】しかしながら、図10に示す従来の例にお
けるリレー光路側の映像表示装置上の輝度分布は上記の
収差、及びリレー光路長と投射レンズ内の結像位置の差
によって、画面中央部の輝度は周辺部よりも低くなる分
布が示されている。
【0016】従って、このままの画像を合成投射した場
合には、スクリーン上では色別の輝度分布差が発生し、
R、G、B3色の合成バランスが崩れ、画面内の色合成
において色の均一性が損なわれる問題が生じる。
【0017】また、リレーレンズの焦点距離を短くする
ことで、光束の集光位置を入射瞳方向に寄せることは可
能であるが、レンズの焦点距離を短くした場合には、リ
レー光路用映像表示装置の照射倍率が変わってしまい、
映像表示装置画面上での照射範囲が過大、または不足と
なり、映像表示装置自体の照射輝度及び均一性が不足す
る問題にもなる。
【0018】上記課題を解決するための第1の従来技術
として、特開平7−199181号公報に開示された投
射型表示装置が提案されていた。
【0019】この第1の従来例は、電極間距離を2.5
〜3.5mmと短くして小型化したメタルハライドラン
プを使用しているので、装置の小型化を達成でき、明る
い画面を得ることができ、また、液晶パネルとして2イ
ンチ以下のもの、あるいはその面積が約1240平方m
m以下のものを使用しているので、パネル上での集光率
の低下を防止することが可能となり、よつて、スクリー
ン上において充分な明るさの投写画像を得ることができ
るが、しかしながら、メタルハライドランプの所望とす
る電極間距離を得るための加工技術に困難性があること
と、表示画面上の均一な輝度特性を得るのが容易でない
欠点があった。
【0020】また、上記した第1の従来例とほぼ同様の
目的を有する第2の従来技術として、特開平9−113
994号公報に開示された液晶プロジェクタが提案され
ている。
【0021】この第2の従来例は、光源からの光を反射
して平行光とする放物面鏡と、該放物面鏡からの平行光
を入射する複数の凸レンズを有する第1凸レンズ群と第
2凸レンズ群とからなるインテグレータレンズと、該イ
ンテグレータレンズを通過した光を3原色光に分離する
光分離手段と、該光分離手段により分離された各原色光
を光変調する第1、第2、及び第3液晶パネルと、該第
1、第2、第3液晶パネルにて光変調された光を合成す
るダイクロイックプリズムと、該ダイクロイックプリズ
ムにて合成された合成光を投射する投射レンズとから構
成され、前記インテグレータレンズから前記各液晶パネ
ルまでの光路長を等しくすることを特徴としたものであ
るが、インテグレータレンズから各液晶パネルまでの光
路長を等しくする構造的な配置技術の設計自由度が制限
され、満足すべき結果が得られないこと及びやはり上記
従来例1と同様に表示画面上の満足すべき均一な輝度特
性が得られない欠点があった。
【0022】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記諸欠点を解消するためになされたもの
であり、従って本発明の目的は、投射映像画面の輝度の
均一性を向上させ、各色の輝度差から発生する色合成時
の色バランスの均一性を高めることを可能とした新規な
映像投射装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】叙上の上記目的を達成す
る為に、本発明に係る映像投射装置は、投射レンズ、色
分離用ダイクロイックミラー(もしくはプリズム)、偏
光分離・位相変換・再合成素子、映像表示装置、光源ラ
ンプ、反射鏡、クロスダイクロイックプリズム、照明光
束中継用リレーレンズから構成されている。
【0024】その中でも、屈折率約1.5〜1.65の
低屈折率材料、及び焦点距離を約40〜60mm、前後
面の曲率半径の比が約1:2〜1:3になる両凸形態を
採ることで光軸外の収差を増強した第1のリレーレンズ
が用いられ、その収差によって照明光束の実質的な集光
位置を計算上の焦点位置から移動させている(図3)。
【0025】
【作用】本発明に係る手段の特徴は、リレーレンズの形
状等から発生するリレーレンズの収差を意識的に増強す
る。
【0026】収差が大きくなると、一般の焦点距離より
も光軸上でその前後にスライドした位置に多くの光束が
集光する。
【0027】本発明はそのような特性を利用し、上記リ
レー光路における投射レンズ内の集光位置のずれ(入射
瞳位置に集光しない)から発生する輝度分布の不均一性
を補正する。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明が適用される映像投射装置
の概略構成図であり、図3は本発明による一実施の形態
を示す概略構成図である。図3は本発明の主要部である
リレー光路の映像表示装置の部分のみを示し、通常光路
の映像表示装置の部分は省略されており、省略部分は図
1を参照する。
【0030】図1、図3を参照するに、本発明の実施の
形態は、図1に示された従来技術と同じく、光源部9よ
り発した光束を反射鏡12に反射させることで、前方に
投射させる。
【0031】その後、フライアイレンズ群(8a、8
b)、照明側レンズ6を用いて光源部9より発出された
光束に基づき映像表示装置側にフライアイレンズの像
(光源部9の発光部)を結像させる。
【0032】R、G、Bの各色の光束は、各々の3枚の
映像表示装置(通常光路の映像表示装置2a、2b、リ
レー光路の映像表示装置2c)を透過、映像表示装置上
の画像をクロスダイクロイックプリズム1でフルカラー
画像として合成する。
【0033】画像合成後に、投射レンズ3で前方スクリ
ーン(図示せず)に投影する。
【0034】その時、リレー光路に配置されたリレーレ
ンズ(4、5)により通常光路とリレー光路の光路長の
差が補正される。
【0035】そのリレーレンズの形状、材質を変えるこ
とでリレーレンズの収差が増強されると共に、方向がコ
ントロールされ、投射レンズ3内での集光位置が調節さ
れる。
【0036】上記調整により、リレー光路における映像
表示装置2c上での輝度分布をコントロール、通常光路
側の映像表示装置2a、2bとの輝度分布差を補正する
ことが可能になる。
【0037】
【実施例】次に、本発明をその好ましい各実施例につい
て表及び図面を参照しながら具体的に説明する。
【0038】[実施例の構成]表1は本発明による実施
例1の光学部品の構成を示す一覧表である。
【0039】[表1]
【0040】
【0041】*1:回転楕円面反射鏡 第1焦点距離=12mm、第2焦点距離=650mm (端面からの距離を示す(図4参照)) *2:フライアイレンズA セル分割:縦10個、横8個 曲率半径:セル全数R21mm(図5(a)、(b)参
照) *3:フライアイレンズB セル分割:縦10個、横8個 曲率半径:セル全数R21mm(フライアイレンズAと
同じ) 図2は本発明による実施例1における第1のリレーレン
ズとその周辺部の光学図である。
【0042】表1において、本発明の実施例1ではリレ
ーレンズ(A)4の構成材料として、屈折率1.52の
低屈折率ガラス材料(BK7)が使用されている。この
低屈折率材料は屈折率が約1.5〜1.65の範囲内の
ものが使用可能である。
【0043】またリレーレンズ(A)4の焦点距離は約
40〜60mmの範囲内のものが使用され、レンズの焦
点距離fとレンズの両面の曲率半径R1、R2及びレン
ズの材質Nの間には次の関係式が成立している。
【0044】 1/f={(1/R1)−(1/R2)}×(N−1) 前後面の曲率半径Rは図2に示される如く、左側の光源
側の曲率半径Rは37mm、右側のリレーレンズ(B)
5側の曲率半径Rが−77mmに設定されている。換言
すれば、第1のリレーレンズ(A)4は、前後面の曲率
半径の比が約1:2〜1:3になる両凸形態が採られて
いる。
【0045】リレーレンズ(A)4の次面距離、即ち、
レンズ4の面間距離(レンズの頂点(光軸を中心とした
回転中心部)の間の距離)は15mm、リレーレンズ
(B)5との間の次面距離は52.9mmに設定されて
いる。
【0046】一方、第2のレンズ(B)5は、面間距離
9.2mm、次面距離55.3mm、曲率半径44、−
44、材質F2の通常による従来例のレンズが使用され
ている。
【0047】反射鏡12として、回転楕円面反射鏡の代
わりに、装置に使用される光学素子の特性に応じて、回
転放物面鏡を使用することもできる。
【0048】[実施例の動作]光源部(光源ランプ)9
より発出された発散光束を反射鏡12にて反射させるこ
とで、一定の指向性を持った光束として前方に反射させ
る。その後、フライアイレンズ(A)8aで光源の像を
フライアイレンズ(B)8bの面に結像させる。
【0049】フライアイレンズ(B)8bと照明用レン
ズ6(集光用レンズ)を介することでフライアイレンズ
(A)8aの像を映像表示装置面2(2a、2b、2
c)に結像させる。
【0050】但し本実施例1の場合には、リレー光路で
あるために、映像表示装置2cに該当する位置にリレー
レンズ(A)4を配置し、リレーレンズ(A)4に映っ
た光源の像をリレーレンズ(B)5を用いてリレー光路
用の映像表示装置2cに投影し照明を維持させる。この
時、リレーレンズ(A)4の材質を低屈折率ガラス(屈
折率1.52)にすることでリレー光路の球面収差を増
強、計算上のリレー光路の焦点距離よりも光源側の位置
により多くの照明光を集光をさせ、投射レンズ3の入射
瞳位置近くに照明光を集める(図3参照)。
【0051】図7は本発明における照明光束の収差図
(投射レンズ内の結像)であり、そのうち(a)は横収
差図、(b)は球面(縦)収差図である。
【0052】図7(a)、(b)を参照するに、図7
(a)、(b)と同様の収差図である図8(a)、
(b)と比較した場合に、図7(a)、(b)が図8
(a)、(b)よりも収差が強調され、集光位置が光源
部9に近ずいている。
【0053】収差図は、基本的に焦点上での光線の集光
状態を示すものであり、図11(a)、(b)、図12
(a)、(b)の機能説明図に示されているように、縦
(球面)収差図は光軸上の光束が光軸からどの高さの光
がどの位置に集まるかを示している。
【0054】本実施例1の場合には、収差を強調したた
めに、光軸から高い位置の光束は光軸付近の光線よりも
光源側9(図3参照)に近い位置に集光する特徴が現れ
ている。これが本発明の特徴であり、本発明の効果に当
たる部分である。
【0055】横収差でも同じことを表現することがで
き、光軸部分に集光する以外の光(端部に結像する光)
でも光源側9に集まる傾向を示している。
【0056】表2は本発明による実施例2の光学部品の
構成を示す一覧表である。
【0057】[表2]
【0058】
【0059】*1:回転楕円面反射鏡 第1焦点距離=12mm、第2焦点距離=650mm (端面からの距離を示す(図4参照)) *2:フライアイレンズA セル分割:縦10個、横8個 曲率半径:セル全数R21mm(図5(a)、(b)参
照) *3:フライアイレンズB セル分割:縦10個、横8個 曲率半径:セル全数R21mm(フライアイレンズAと
同じ) 本発明の実施例2においては、第1のリレーレンズ
(A)4の第2のリレーレンズ(B)5側の曲率半径が
−67mmに変更されているだけであり、その他は上記
実施例1と同様である。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば、映像表示装置の輝度分布
が均一になり、本発明に係るリレー光路による映像表示
装置の画像と他の光路(通常光路等)における映像表示
装置の画像と合成した場合に、輝度差から生じる色のむ
らを解消することが可能になる。
【0061】その理由は、2つのリレーレンズ(A)
4、(B)5の形状、材質からくる結像位置での収差が
大きくなったことが理由である。
【0062】従来例(図10)にあるリレーレンズAの
焦点距離は実施例1と同じである。但し、材質がF2
(屈折率nd=1.62)と実施例のBK7(屈折率n
d=1.516)よりも高い材質を採用している。
【0063】焦点距離が同じで屈折率が異なる場合に
は、そのレンズの形状は屈折率の低い方が、曲率半径が
小さくなる。その結果、光軸付近の光線の結像位置は両
者に差は無いが、光軸から離れた光束ほど、その結像位
置は曲率半径の小さい方が球面収差により大きく変化を
する。
【0064】また、リレーレンズの焦点距離自体は変化
は無いことから、リレー光路用映像表示装置上での照射
範囲は変化がない。
【0065】本実施例の場合には、屈折率の低いガラス
を用いて球面収差を意識的に強くさせ、集光位置を光源
側に近づける方法が採られている。それにより軸外の光
束はより映像表示装置側に集光する(図7、図8の収差
図参照)。
【0066】本実施例の集光状態を示す図3を参照する
と、本実施例の方が球面収差が大きいために、より多く
の光束が画像表示装置の中央付近を透過照明することに
なる。
【0067】図6に示すように、本実施例の映像表示装
置上での輝度分布は、通常光路とほぼ同様の均一性を得
ることが可能になる。
【0068】従来例の場合では収差が小さいために中央
の集光の量が低く、図10のように画面中央の輝度分布
が低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される映像投射装置の概略構成図
である。
【図2】本発明が適用される主要部の第1のリレーレン
ズの構成及びその周辺の光学系を示す概略構成図であ
る。
【図3】本発明の効果を説明するための光学系の概略図
である。
【図4】本発明に使用される回転楕円放物面鏡の概略図
である。
【図5】本発明に使用されるフライアイレンズの形状を
示す概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図6】本発明における映像表示装置上の輝度分布を示
す図である。
【図7】本発明における照明光束の収差図(投射レンズ
内の結像)であり、(a)は横収差図、(b)は球面
(縦)収差図である。
【図8】従来例における照明光束の収差図(投射レンズ
内の結像)であり、(a)は横収差図、(b)は球面
(縦)収差図である。
【図9】通常光路における映像表示装置上の輝度分布を
示す図である。
【図10】従来例における映像表示装置上の輝度分布を
示す図である。
【図11】本発明による横収差の作用を説明する図であ
り、(a)は収差図、(b)は光学図である。
【図12】本発明による縦(球面)収差の作用を説明す
る図であり、(a)は収差図、(b)は光学図である。
【符号の説明】
1…クロスダイクロイックプリズム 2a、2b…通常光路の映像表示装置 2c…リレー光路の映像表示装置 3…投射レンズ 4…リレーレンズA 5…リレーレンズB 6…照明用レンズ 7…偏光分離フィルタ、または偏光分離・変換・再合成
部品 8a…フライアイレンズA 8b…フライアイレンズB 9…光源ランプ 10…全反射ミラー 11a、11b…色分離用ダイクロイックミラー 12…光源用反射鏡 13…通常光路上の照明光束経路 14…リレー光路上の照明光束経路 15a…投射レンズ入射瞳(通常光路の集光位置) 15b…計算上のリレー光路の集光位置 15c…本発明によるリレー光路の集光位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射レンズ、色分離用ダイクロイックミ
    ラー(もしくはプリズム)、偏光分離・位相変換・再合
    成素子、映像表示装置、光源ランプ、反射鏡、クロスダ
    イクロイックプリズム、照明光束中継用第1及び第2の
    リレーレンズから構成されている映像投射装置におい
    て、前記第1のリレーレンズは、低屈折率材料により構
    成され、焦点距離が約40〜60mm、前後面の曲率半
    径の比が約1:2〜1:3になる両凸形態が採られるこ
    とで光軸外の収差が増強され、その収差によって照明光
    束の実際の集光位置を計算上の焦点距離から移動させる
    ことを特徴とした映像投射装置。
  2. 【請求項2】 前記低屈折率材料の屈折率は約1.5〜
    1.65であることを更に特徴とする請求項1に記載の
    映像投射装置。
  3. 【請求項3】 前記反射鏡として、回転楕円面反射鏡を
    用いたことを更に特徴とする請求項1または2のいずれ
    か一項に記載の映像投射装置。
  4. 【請求項4】 前記反射鏡として、回転放物面鏡を用い
    たことを更に特徴とする請求項1または2のいずれか一
    項に記載の映像投射装置。
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