JP4736350B2 - プロジェクタおよび表示装置 - Google Patents
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Description
縮小光束の走査速度に関しては、光変調装置の表示領域上の位置に応じて変化するように設定することが望ましく、更には、表示領域の中央部付近で速く、両端部に近づくに従い遅くなるように設定することができる。この様な構成に依れば、ある時間範囲においては表示領域の全域が一様な強度の照明光束によって照明されることになる。移動速度の変化の仕方は表示領域に対する縮小光束の形状、面積比等によって決定されることが望ましい。なお、一方向にのみ集光性を有するシリンドリカル状レンズを小レンズとして用いた縮小光束生成光学系の場合には、表示領域上で均一な照度分布を実現するために、上記の走査方法を採用することが必須である。
なお、前記第1レンズアレイを用いて縮小光束生成光学系を構成する場合には、一方向にのみ集光性を有するシリンドリカル状レンズを小レンズとして用いることができる。この場合には縮小光束生成光学系を製造しやすく、低コスト化を図りやすい。
れやすい輪郭部の「ぼけ」の発生を抑制し、鮮明な動画像として人間に認識させることができる。
さらに、縮小光束をインテグレータ光学系の原理を利用して生成するため、照明光量を減少させることなく画像表示を行うことができる。したがって、ホールド型の光変調装置を用いていても、また、間欠点灯が不可能な光源を用いていても、光利用効率や明るさを低下させることなく、動画像の表示性能を向上させた表示装置を実現することができる。
縮小光束の走査速度に関しては、光変調装置の表示領域上の位置に応じて変化するように設定することが望ましく、更には、表示領域の中央部付近で速く、両端部に近づくに従い遅くなるように設定することができる。この様な構成に依れば、ある時間範囲においては表示領域の全域が一様な強度の照明光束によって照明されることになる。移動速度の変化の仕方は表示領域に対する縮小光束の形状、面積比等によって決定されることが望ましい。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図1に示す。このプロジェクタ1は、照明光軸Lに沿って、光を射出する光源10、光源からの光を複数の部分光束に分割すると共に所定の場所で重畳するインテグレータ光学系(縮小光束生成光学系)15、インテグレータ光学系15からの光束の進行方向を変える可変偏角プリズム装置(縮小光束走査光学系)40、可変偏角プリズム装置40からの光束を後述するライトバルブ60に導く平行化レンズ50、図示されない外部からの画像情報に基づいて光変調し光学像を形成するライトバルブ(光変調装置)60、形成された画像を不図示の投写面上に投写表示する投写レンズ(投写光学系)70を備えて大略構成されている。なお、平行化レンズ50は可変偏角プリズム装置40からの光束を効率的に投写光学系70に導き入れる機能を有する素子であるが、本発明に不可欠な構成要素ではないため省略しても良い。
また、動画像の表示時に知覚されやすい輪郭部の「ぼけ」の発生を効果的に抑制できる観点から、縮小光束65の走査方向における幅を狭くすることが望ましい。さらに、ライトバルブ60における画像表示の形態(画像データの書き込み方法)に合わせて縮小光束65を生成することが望ましく、例えば、画像データが行毎に一方向に向かって順々に書き込まれて、最終的に2次元状の画像を表示する書き込み(画像表示)形態の場合には、行の並ぶ方向に対して幅の狭い縮小光束65を生成し、同方向に縮小光束65を走査することが望ましい。
なお、照明光束の移動速度はライトバルブ60における画像表示速度に対応させることが望ましいが、これに限定されない。例えば、ライトバルブ60の画像表示速度(フレーム周波数)が60Hzである場合には、1/60秒の時間に縮小光束65が(a)→(b)→(c)と移動する様に可変偏角プリズム装置40の頂角(2枚の透明基板41,42の交角)の変化の仕方(変化の速度)を設定することが望ましい。
また、上述の書き込み形態を採用するライトバルブの多くでは、ある画像フレームの最下段の行に画像データを書き込んだ後、CRTディスプレイにおける走査線の帰線期間に対応する時間をおいて、次の画像フレームの最上段の行に画像データを書き込む方法を採用している。すなわち、ある画像フレームのデータを書き終えてから、次の画像フレームのデータを書き始めるまでに画像データが書き換えられない期間が存在する。したがって、この画像データが書き換えられない期間に照明光束を逆方向に走査する設定とすれば、明るく高品位な投写画像を表示することができる。
この様な構成に依れば、ライトバルブ60に入射する照明光束(縮小光束)を遮光できるため、逆方向走査期間内に画像データが書き換わらないため、画質低下を招くことなく高品位な投写画像を表示することができる。勿論、上記のライトバルブ60での黒表示を行う構成と併用すれば、確実な遮光状態を得られるため、一層高品位な投写画像を表示することができる。なお、遮光装置や光路変更装置で照明光束を表示領域に入射させないようにする期間は、照明光束の逆方向の走査期間に必ずしも限定されない。
第1実施形態の小レンズ21は2次元方向に集光性を有する集光素子を用いていたが、シリンドリカルレンズのように1次元方向にのみ集光性を有する集光素子を用いることもできる。この場合、シリンドリカルレンズの集光性を有する方向を可変偏角プリズム装置40によって光路を屈曲させる方向と直交する方向に設定することが望ましい。小レンズ21をシリンドリカルレンズとした場合には、集光性を有しない方向に拡がる光は第2レンズアレイ30に対する入射効率がやや低下するため、照明光束(縮小光束)の強度分布の均一化はその方向においては十分に達成されない場合がある。しかし、その強度分布の均一性が不十分である方向に沿って縮小光束を走査すれば、走査の速度を位置に応じて変えることによって、時間軸方向に積分することでライトバルブ60の表示領域61上では2次元方向に略均一な照度分布を実現することができる。小レンズ21をシリンドリカルレンズとすれば、第1レンズアレイ20を製造しやすく、低コスト化を図れるメリットがある。
本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図7に示す。第1実施形態のプロジェクタ1との主な相違点は、複数の部分光束を生成するインテグレータ光学系(縮小光束生成光学系)として、プロジェクタ1ではレンズアレイを用いていたが、このプロジェクタ2では導光ロッドと集光レンズを用いていることである。したがって、本実施形態を含めて以降の説明では、既に説明した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、共通する機能や作用の説明を省略または簡略化する。
なお、入射端面22aの寸法形状は射出端面22bと同じである必要はなく、光源10からの光束を効率よく取り込めるような寸法形状、例えば正方形状に設定することが望ましい。具体的には、対向する少なくとも一対の全反射面或いは反射ミラー面の間隔が、入射端面22aから射出端面22bに至るにつれて次第に狭くなる(或いは広くなる)、いわゆるテーパー形状(或いは逆テーパー形状)を有する導光ロッド22或いは導光管を用いることが望ましい。
第1実施形態及び第2実施形態ではインテグレータ光学系(縮小光束生成光学系)からの複数の部分光束を照明対象であるライトバルブ60上で直接重畳して照明光束(縮小光束)を得ていたが、図15に示すように、ライトバルブ60と光学的に共役な関係にある中間レンズ110上で一旦重畳して照明光束を生成した後、リレーレンズ120を備えたリレー光学系でその照明光束を最終的にライトバルブ60上に伝達する構成としても良い。この場合、中間レンズ110やリレーレンズ120は可変偏角プリズム装置40によって部分光束の射出方向が変化しても、部分光束を損失することなく取り込める大きさに設定される。勿論、第2実施形態で説明したインテグレータ光学系として導光ロッドを用いた場合にも、上述の構成を採用できることは言うまでもない。
上記の各実施形態ではライトバルブ(光変調装置)を一つだけ用いて構成したプロジェクタの例を示したが、以下の各実施形態では三原色の色光毎にライトバルブを備えたプロジェクタへの適用例を示す。なお、本発明では、縮小光束をライトバルブの表示領域の全域に渡って走査する照明方法を用いているため、色毎に分離された各々の照明光束によって対応するライトバルブを照明する多板式のプロジェクタにこの照明方法を適用する場合には、複数のライトバルブ間で相対的に同じ表示領域を照明できる構成を有する必要がある。
3つの色光間の光路の長さを略等しくするために、色合成ダイクロイックプリズム85は色分離ダイクロイックプリズム80のY方向の直上に配置される。各色の変調光束は色合成ダイクロイックプリズム85で一つに合成され、照明光束が色分離ダイクロイックプリズム80に入射した方向とは逆の方向(−Z方向)に射出される。色合成ダイクロイックプリズム85から射出された画像情報を含んだ変調光束は投写レンズ70によって不図示のスクリーン上に投写され、スクリーン上にカラー画像を形成する。
すなわち、縮小光束の断面形状は短辺方向に1/2倍縮小された形状となる(縮小光束の長辺方向の寸法は表示領域の長辺方向の寸法に略等しい)。したがって、色分離ダイクロイックプリズム80で分離された赤色の波長成分を有する照明光束(縮小光束)は、赤色光変調用ライトバルブ60Rの表示領域の1/2の部分を照明する。同様に、緑色の波長成分を有する照明光束(縮小光束)は、緑色光変調用ライトバルブ60Gの表示領域の1/2の部分を、青色の波長成分を有する照明光束(縮小光束)は、青色光変調用ライトバルブ60Bの表示領域の1/2の部分を、各々照明する。なお、可変偏角プリズム装置40は図8の(b)に示すように、YZ平面内において2つの透明基板41,42間の相対的な傾き関係を変化可能なように構成されている。
本発明の第4実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図9に示す。このプロジェクタ4は、上述のプロジェクタ3に対して白色光から3つの色光を分離する色分離光学系の構成が異なっている。また、可変偏角プリズム装置40から各ライトバルブに至る3つの照明光路の内で、一つの光路の長さが他の2つの光路よりも長いという特徴を有しており、よって、光路の長さを光学的に補正して他の光路と合わせるためのリレー光学系を備えている。
緑色光分離ダイクロイックミラー82を透過した青色光はリレー光学系100によって伝達され青色光変調用ライトバルブ60Bに入射する。各々のライトバルブ60B,60G,60Rでは、図示されない外部からの画像情報に基づいて光を変調し、画像情報を含んだ変調光束を生成する。各色の変調光束は色合成ダイクロイックプリズム85で一つに合成され、投写レンズ70によって不図示のスクリーン上に投写され、スクリーン上にカラー画像を形成する。
本発明の第5実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図11に示す。このプロジェクタ5は上述のプロジェクタ3やプロジェクタ4とは異なり、互いに異なる波長域の光を発する独立した3つの光源と照明系を備えている。そのため、色分離光学系を必要とせず、投写画像の色純度を高めやすい特徴がある。LEDやFED等の小型化が可能な光源を用いた場合に採用しやすい光学構成である。
これによって、波長が異なる色光間においても、部分光束の屈曲の度合いを常に一致させられるため、各ライトバルブ上での照明位置に関して色光間での相対的なずれの発生を一層低減することができ、照明効率の向上を実現できる。なお、上記の最適化は可変偏角プリズム装置とライトバルブ間に存在する光学素子(例えば平行化レンズ)の光学特性を考慮して行っても良い。勿論、可変偏角プリズム装置を構成する部材の屈折率の波長依存性に依っては、3光路に配置される可変偏角プリズム装置を同一の物としても良い。
本発明の第6実施形態に係る表示装置の概略構成を図12に示す。ここでいう表示装置としては、例えば直視型の表示装置等が適用される。この表示装置6は、光を射出する光源10、光源からの光を複数の部分光束に分割すると共に所定の場所で重畳するインテグレータ光学系(縮小光束生成光学系)15、インテグレータ光学系15からの光束の進行方向を変える可変偏角プリズム装置(縮小光束走査光学系)40、可変偏角プリズム装置40からの光束を後述する光変調装置62に導く平行化レンズ50、図示されない外部からの画像情報に基づいて光変調し光学像を形成する光変調装置62を備えて大略構成されている。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。上記の第1〜第6実施形態におけるプロジェクタや表示装置では、縮小光束走査光学系である可変偏角プリズム装置40を重畳レンズ35の射出側に配置していたが、第2レンズアレイ30、30aと重畳レンズ35との間に配置しても同様の効果を得ることができる。また、重畳レンズ35の機能を第2レンズアレイ30に合わせ持たせられ、インテグレータ光学系15から重畳レンズ35を省略することができる。その様なインテグレータ光学系15であっても同様の効果を得ることができる。
さらに、上記のプロジェクタや表示装置は何れも透過型の光変調装置を用いた透過型プロジェクタや透過型表示装置であったが、反射型の光変調装置を用いた反射型プロジェクタや反射型表示装置に対しても本発明を適用できる。また、上記実施形態におけるプロジェクタおよび表示装置における光変調装置として透過型の液晶パネル、反射型の液晶パネル、複数の微小ミラーを平面上に配列させたマイクロミラーアレイなどを用いることができる。
6 表示装置
10、10B、10G、10R 光源
15 インテグレータ光学系(縮小光束生成光学系)
20、20B、20G、20R 第1レンズアレイ
21 小レンズ
22 導光ロッド
23 集光レンズ
30、30a、30B、30G、30R 第2レンズアレイ
31 伝達レンズ
35、35B、35G、35R 重畳レンズ
40、40B、40G、40R 可変偏角プリズム装置(縮小光束走査光学系)41、42 透明基板
43 蛇腹
44 透明液体
50、50B、50G、50R 平行化レンズ
51 入射側レンズ
52、54、120 リレーレンズ
53、110 中間レンズ
60、60B、60G、60R ライトバルブ(光変調装置)
61 表示領域
62 光変調装置
65 照明光束(縮小光束)
70 投写レンズ(投写光学系)
80 色分離ダイクロイックプリズム
81 赤色光分離ダイクロイックミラー
82 緑色光分離ダイクロイックミラー
85 色合成ダイクロイックプリズム
100、100A、100B リレー光学系
Claims (13)
- 光源と、
表示領域を有して前記光源からの光束を変調する光変調装置と、
前記光源からの光束を複数の部分光束に分割すると共に所定の場所で重畳して、前記表示領域よりも小さい断面積を有する縮小光束に変換する縮小光束生成光学系と、
前記複数の部分光束の光路を時間と共に異なる角度で屈折させて、重畳する前記所定の場所を時間と共に変えることにより前記縮小光束を前記光変調装置の表示領域付近で走査可能とする縮小光束走査光学系と、
前記光変調装置によって形成された画像を投写する投写光学系と、を有し、
前記縮小光束走査光学系は、屈折角を自在に変更可能な可変偏角プリズム装置であり、
前記縮小光束の走査速度は、前記表示領域の中央部付近で速く、両端部に近づくに従い遅くなるように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1において、
前記表示領域は一つの辺によって規定される正方形状をなしており、前記縮小光束の断面形状は前記表示領域の辺と略同じ長さの第1の辺と、該第1の辺よりも短い長さの第2の辺によって規定される長方形状であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1において、
前記表示領域は長辺及び短辺によって規定される長方形状をなしており、前記縮小光束の断面形状は、前記表示領域の長辺と略同じ長さの第1の辺と、短辺よりも短い長さの第2の辺によって規定される長方形状であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2または請求項3において、
前記縮小光束走査光学系によって前記縮小光束を走査する方向は、前記縮小光束の第2の辺と平行な方向であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
前記縮小光束生成光学系は、複数の小レンズを平面状に配列し入射した光を集光して前記複数の部分光束を生成する第1レンズアレイと、該第1レンズアレイからの前記複数の部分光束を前記縮小光束走査光学系に伝達する第2レンズアレイと、該第2レンズアレイからの前記複数の部分光束を所定の場所で重畳する重畳レンズと、を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項5において、
前記小レンズは、一方向にのみ集光性を有するシリンドリカル状レンズであることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
前記縮小光束生成光学系は、入射端部より入射した光を反射面或いは全反射面で反射させて射出端部より射出させる管状或いは柱状の導光ロッドと、該導光ロッドからの光を集光して前記複数の部分光束を生成する集光レンズと、該集光レンズからの前記複数の部分光束を前記縮小光束走査光学系に伝達する伝達レンズアレイと、該伝達レンズアレイからの前記複数の部分光束を所定の場所で重畳する重畳レンズと、を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項7のいずれかにおいて、
前記光源からの光束を少なくとも2色以上の色光に分離する色分離光学系を更に備え、前記縮小光束走査光学系は前記縮小光束生成光学系と前記色分離光学系との間に配置され
ることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項8において、
前記色分離光学系によって分離された色光の内、他の色光よりも光路の長い色光の光路中には、入射時と射出時の光束分布が略等しくなるように色光を伝達するリレー光学系を更に備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項9のいずれかにおいて、
前記光変調装置における画像データの書き込み方向と前記縮小光束の走査方向とが一致しない期間では、前記光変調装置において黒表示を行うように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項9のいずれかにおいて、
さらに、前記縮小光束走査光学系と前記光変調装置との間に遮光装置或いは光路変更装置を備え、
前記光変調装置における画像データの書き込み方向と前記縮小光束の走査方向とが一致しない期間では、該遮光装置或いは該光路変更装置によって前記縮小光束が前記表示領域に入射しないように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項9のいずれかにおいて、
前記縮小光束生成光学系によって前記複数の部分光束を前記表示領域と光学的に共役な位置で重畳し、該重畳された光束を前記表示領域に伝達するように構成されることを特徴とするプロジェクタ。 - 光源と、
表示領域を有して前記光源からの光束を変調する光変調装置と、
前記光源からの光束を複数の部分光束に分割すると共に所定の場所で重畳して、前記表示領域よりも小さい断面積を有する縮小光束に変換する縮小光束生成光学系と、
前記複数の部分光束の光路を時間と共に異なる角度で屈折させて、重畳する前記所定の場所を時間と共に変えることにより前記縮小光束を前記光変調装置の表示領域付近で走査可能とする縮小光束走査光学系と、を有し、
前記縮小光束走査光学系は、屈折角を自在に変更可能な可変偏角プリズム装置であり、
前記縮小光束の走査速度は、前記表示領域の中央部付近で速く、両端部に近づくに従い遅くなるように設定されることを特徴とする表示装置。
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