JPH11211555A - 赤外線検出器 - Google Patents

赤外線検出器

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JPH11211555A
JPH11211555A JP3363198A JP3363198A JPH11211555A JP H11211555 A JPH11211555 A JP H11211555A JP 3363198 A JP3363198 A JP 3363198A JP 3363198 A JP3363198 A JP 3363198A JP H11211555 A JPH11211555 A JP H11211555A
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JP
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thickness
window material
container
solder
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Application number
JP3363198A
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English (en)
Inventor
Koji Tominaga
浩二 富永
Kazutaka Okamoto
一隆 岡本
Hideji Takada
秀次 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性の優れた赤外線検出器を提供するこ
と。 【解決手段】 赤外線透過性材料よりなり、赤外線検出
素子30を収容した容器2の開口部4の厚みBよりも厚
みAが大である窓材5が、前記開口部4に対して接合さ
れる赤外線検出器であって、前記窓材5の側面30にハ
ンダ付け可能な金属層8を形成する一方、容器2におけ
る窓材接合予定部分11をハンダ付け可能な表面状態と
し、窓材5を前記窓材接合予定部分11にハンダを用い
て接合するとともに、窓材5の下面Lに光透過部14と
なる部分を残してハンダ付け可能な金属層を形成し、こ
の金属層の表面にもハンダを施した赤外線検出器におい
て、前記窓材5の側面30を階段状に形成して窓材5の
前記側面30の上部分a1の厚みA1 と容器2の開口部
4の厚みBとの差を小さくなるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防災システムに
利用される火災感知器や防犯システムに利用される侵入
者警報器などに組み込まれる赤外線検出器に関し、特
に、赤外線透過性材料よりなる窓材が、赤外線検出素子
を収容した容器に形成された開口部に対してハンダを用
いて接合されている赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のハンダ接合は、特開平7−
243909号公報や特開平7−159234号公報に
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、赤外線検出器
の視野特性など、設計上の最適化において、赤外線透過
性材料よりなる窓材の厚みを適宜選択することがあり、
とりわけ窓材の厚みを赤外線検出素子を収容した容器の
厚みよりも非常に厚くする場合、窓材へのハンダ層の厚
みが不均一となってしまい気密性が悪いという問題があ
る。
【0004】窓材70が例えば角板状に形成されてお
り、その窓材70の厚みAが1.0mmで、容器71の
上面部72に形成された開口部72aの厚みBが0.2
mmの場合、図8に示すような接合状態では、窓材70
の厚みAと開口部72aの厚みBの差D0 (=A−B)
に相当する0.8mmもの段差を、窓材70の側面73
において有するから、この側面73に、ハンダ付け可能
な金属薄膜74を介してハンダ層75を形成しても、均
一な厚みのハンダ層を形成するのは難しかった。そし
て、気密性確認のための試験で冷熱サイクルを複数回行
った結果、ハンダ層75の薄い部分75aにクラックが
生じ易く、ここから外気や水分が透過して容器71内の
気密性が確保できない場合がある。なお、図8におい
て、76,77は、半導体材料の母材78の上下両面8
0,81に形成される波長選択性多層膜で、79は、容
器71の窓材接合予定部分に施されたハンダ付け可能な
金属薄膜である。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、気密性の優れた赤外線検出器を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、赤外線透過性材料よりなり、赤外線検
出素子を収容した容器の開口部の厚みよりも厚みが大で
ある窓材が、前記開口部に対して接合される赤外線検出
器であって、前記窓材の側面にハンダ付け可能な金属層
を形成する一方、容器における窓材接合予定部分をハン
ダ付け可能な表面状態とし、窓材を前記窓材接合予定部
分にハンダを用いて接合するとともに、窓材の下面に光
透過部となる部分を残してハンダ付け可能な金属層を形
成し、この金属層の表面にもハンダを施した赤外線検出
器において、前記窓材の側面を階段状に形成して窓材の
前記側面の上部分の厚みと容器の前記開口部の厚みとの
差を小さくなるようにしてある。この発明において、窓
材の側面の上部分の厚みとは、図2、図4および図5に
おけるA1 を意味する。また、この発明において、窓材
の側面の上部分の厚みと容器の開口部の厚みとの差を小
さくなるようにしてあるとは、図4に示すように、前記
差(厚みA1 と厚みBの差)を略無くすこと、つまり、
前記差を略0にすることも含む。
【0007】また、この発明は別の観点から、赤外線透
過性材料よりなり、赤外線検出素子を収容した容器の開
口部の厚みよりも厚みが大である窓材が、前記開口部に
対して接合される赤外線検出器であって、前記窓材の側
面にハンダ付け可能な金属層を形成する一方、容器にお
ける窓材接合予定部分をハンダ付け可能な表面状態と
し、窓材を前記窓材接合予定部分にハンダを用いて接合
するとともに、窓材の下面に光透過部となる部分を残し
てハンダ付け可能な金属層を形成し、この金属層の表面
にもハンダを施した赤外線検出器において、前記窓材の
側面の上部分を垂直面に形成し、この上部分に連なる下
部分を傾斜面に形成して前記上部分の厚みと容器の前記
開口部の厚みとの差を小さくなるようにしてある。この
発明において、上部分の厚みとは、図6におけるA1
意味する。また、この発明において、窓材の側面の上部
分の厚みと容器の開口部の厚みとの差を小さくなるよう
にしてあるとは、図6に示すように、前記差(厚みA1
と厚みBの差)を無くすこと、つまり、前記差を0にす
ることも含む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発明の第1
の実施形態を示し、図1〜図3において、1は焦電型赤
外線検出器で、次のように構成されている。すなわち、
2は鉄やニッケルあるいはコバールなどの金属よりなる
下部側が開放された筒状の容器で、その上面部3のほぼ
中央には開口部4が形成されている。
【0009】5は開口部4を閉塞するように設けられる
赤外線透過性の窓材である。この窓材5の厚みAは容器
2の上面部3に形成した前記開口部4の厚みBよりも大
に設定してあり、この状態で、窓材5が開口部4に対し
て接合され、窓材5が容器2の開口部4内に収まってい
る。つまり、窓材5は、上面部3の厚みBよりも分厚い
厚みAを有しており、上面部3の厚みBが例えば0.2
mmの場合は、窓材5の厚みAは1.0mmである。
【0010】この発明では、窓材5の側面30を階段状
に形成して窓材5の前記側面30の上部分(後述する垂
直面部分)a1 の厚みA1 と容器2の前記開口部4の厚
みBとの差を小さくなるようにしている。そして、窓材
5は、下部分5aと上部分5bとから構成され、窓材5
の下面Lが窓材5の上面Uよりも小面積を有するように
窓材5が形成されている。
【0011】窓材5の側面30は、図2に示すように、
窓材5の前記上部分5bおよび下部分5aの側面部分を
構成する2つの垂直面部分a1 ,a2 と、両者a1 ,a
2 を結ぶ水平面部分a3 とからなる〔図3(C)参
照〕。なお、図3(C)は、窓材5の下面L側を斜め上
方からみた図を示す。また、前記下部分5aの前記垂直
面部分a2 から長さA3 だけ外方に延設された状態で上
部分5bが形成されている。この長さA3 は、上部分5
bの下部分5aからの突出長さである。
【0012】前記窓材5は、シリコン、ゲルマニウムな
どの半導体を母材6とし、母材6の上下両面6a,6b
に波長選択性多層膜7A,7Bを形成してなる。そし
て、窓材5は、その上面Uが容器2の上面部3の表面S
と同じ高さ(面一)となるように設けられている。この
実施形態では、窓材5は光学フィルタとして機能する。
【0013】なお、この実施形態では、窓材5の上面U
およびこれに対する下面Lとは、それぞれ、波長選択性
多層膜7Aの表面および波長選択性多層膜7Bの表面を
意味する。
【0014】そして、窓材5の垂直面部分a1 は、波長
選択性多層膜7Aの側面と母材6の上部分の側面を含む
一方、窓材5の垂直面部分a2 は、波長選択性多層膜7
Bの側面と母材6の下部分の側面を含む。
【0015】更に、この実施形態では、窓材5の前記側
面30の上部分の厚みA1 は、0.4mmに設定されて
いる。すなわち、前記垂直面部分a1 における窓材5の
厚み方向の長さA1 は、0.4mmに設定されており、
また、前記垂直面部分a2 における窓材5の厚み方向の
長さA2 は、0.6mmに設定されている。一方、前記
水平面部分a3 における上部分5bの前記突出長さA3
は、0.5mmに設定されている。
【0016】また、母材6の上下両面6a,6bに形成
される前記波長選択性多層膜7A,7Bによって挟まれ
る窓材5の側面30の全周にハンダ付け可能な、例え
ば、1μmと薄い金属層8が形成されている。すなわ
ち、薄い金属層8は、前記2つの垂直面部分a1 ,a2
と前記水平面部分a3 にわたり形成されている〔図3
(D)参照〕。金属層8のうち、8aは垂直面部分a1
を覆うように形成された金属層部分で、8bは垂直面部
分a2 を覆うように形成された金属層部分、また、8c
は、水平面部分a3 を覆うように形成された金属層部分
である。
【0017】一方、下側の波長選択性多層膜7Bの光透
過部となる部分14(後述する)を除く表面(下面)L
には、ハンダ付け可能な金属層9が形成されている〔図
3(D)および(E)参照〕。なお、図3(D)は、金
属層8,9が形成された窓材5の下面L側を斜め上方か
らみた図を示し、図3(E)は図3(D)の縦断面を示
す。
【0018】10はハンダ部で、ハンダ付け可能な表面
状態に表面処理が施された容器2の窓材接合予定部分1
1と窓材5の前記金属層8,9とにわたって施されてい
る。以下、このハンダ部10のうち、窓材5を容器2に
接合するハンダ部を符号12で表し、金属層9の表面に
施され、遮光部として機能するハンダ部を符号13で示
す。したがって、前記窓材5においては、ハンダ部13
以外の部分14が光透過部として機能し、この光透過部
14を通してのみ、赤外線が容器2内部に到達する。な
お、この実施形態では、光透過部14は平面視円形であ
る〔図3(D)参照〕。
【0019】以下、図1を参照しながら、容器2に収容
される赤外線検出素子30について簡単に説明する。
【0020】15は例えばセラミックよりなる回路基板
で、その上面にはPZT(チタン酸ジルコン酸鉛系セラ
ミックス)素子などの焦電素材16が適宜のスペーサ
(図示せず)を介して保持されている。そして、焦電素
材16の上下両面に電極部を形成した二種類の電極、す
なわち、平面視円形の受光電極18および一対の温度補
償用電極19,19が設けられている。この温度補償用
電極19は円弧状で、2つの温度補償用電極19,19
は中心Pに対して点対称に配置されている。そして、前
記焦電素材16、受光電極18および温度補償用電極1
9,19などから赤外線検出素子30が形成されてい
る。
【0021】そして、受光電極18の半径d1 は光透過
部14の半径D2 より小に設定されており、光透過部1
4の方が受光電極18よりも大きな面積を有する状態で
形成されている。また、赤外線検出器1の組み立て時に
は、光透過部19の内側の焦電素材16の中央部に光透
過部14と受光電極18の中心Pを一致させた状態で受
光電極18を位置させるとともに、光透過部14より外
側の焦電素材16の周辺部に温度補償用電極19,19
を位置させている。
【0022】すなわち、赤外線検出素子30は、窓材5
に対して受光電極18および温度補償用電極19,19
を臨ませ、かつ、受光電極18のみを前記窓材5の光透
過部14に臨ませるようにして容器2内に収容されてい
る。つまり、受光電極18のみが前記光透過部14に臨
む一方、温度補償用電極19,19は前記ハンダ部13
によって遮光状態となるように構成されており、光透過
部14を経た赤外光が受光電極18に入射し、温度補償
用電極19,19には赤外線光が極力入射しないように
構成されている。
【0023】なお、受光電極18および温度補償用電極
19,19は、それらの電極が互いに逆極性(出力の極
性が互いに逆)となるように直列に接続されている。す
なわち、赤外線光Aを受けた場合、焦電流に基づく信号
が出力されるが、周囲温度に変化が生じた場合には、赤
外線光を受光したときと同様に、受光電極18および温
度補償用電極19,19の温度が変化し、これによる焦
電流が受光電極18および温度補償用電極19,19に
おいてそれぞれ発生するが、上述のように、受光電極1
8と温度補償用電極19,19とが互いに逆極性となる
ように直列接続されているので、焦電流同士が打ち消し
合い、周囲温度の変化に対しても均衡を保ち、外乱に対
しては赤外線検出素子30として出力することがない。
つまり、周囲温度の変化に影響されないのである。
【0024】そして、回路基板15の下面側にはインピ
ーダンス変換用の電界効果トランジスタ(FET)(図
示せず)や高抵抗(図示せず)などからなる回路が設け
られているとともに、複数のリードピン22が突設され
ている。これらのリードピン22は、容器2の下部開放
側を閉塞するステム23を貫通して容器2の外部に延設
されている。また、受光電極18は前記FETのゲート
に接続され、温度補償用電極19,19が前記アース端
子に接続されている。
【0025】次に、窓材5の製作手順および窓材5の容
器1への接合手順の一例について説明する。
【0026】窓材5の母材6は、シリコン(Si)また
はゲルマニウム(Ge)のような半導体よりなり、例え
ば直径101.6mm(4インチ)、厚さ1.0mmの
ウェハ状態に切り出すことにより形成される。
【0027】公知の蒸着法を用いて、前記ウェハの両面
に例えば高屈折率物質としてのGeと低屈折率物質とし
ての硫化亜鉛(ZnS)とを数10層重畳する。これに
よって、ウェハの表面に波長選択性多層膜が形成され、
光学フィルタが得られる。この場合、波長選択性多層膜
における光学膜厚や蒸着層数を適宜設定することによ
り、所望の波長選択性を有する光学フィルタが得られる
ことは言うまでもない。
【0028】このように、波長選択性多層膜が形成され
た厚みAが1.0mmのウェハ(光学フィルタ)29の
一方面に、ダイシング装置を用いて、図3(A)および
図3(B)に示すように、所定幅mの溝31を形成す
る。図3(A)は、一方面に溝31が形成されたウェハ
29を示し、図3(B)は、図3(A)の縦断面を拡大
して示す。この場合、溝31は所定幅の刃によって所定
深さnまで切断される。なお、この溝31をエッチング
処理を用いて形成してもよい。
【0029】続いて、ウェハ29における溝31の間を
ダイシング装置を用いて切断することにより、側面30
が階段状に形成された数mm角のペレット状の窓材5を
複数個得る〔図3(C)参照〕。図3(C)において、
窓材5の小面積側の下部分5aは、例えば平面視正方形
に形成され、その一辺qは4mmである。また、窓材5
の大面積側の上部分5bは、例えば平面視正方形に形成
され、その一辺Qは5mmである。この窓材5は、図2
にも示したように、母材6の上下両面が波長選択性多層
膜7A,7Bに挟まれた所謂サンドウィッチ形状を呈し
ている。なお、図3(B)において、溝31の略中央で
縦方向に引かれた一点鎖線は、切断予定の線Kを示す。
【0030】そして、前記窓材5においては、母材6の
露出している側面30、すなわち、垂直面部分a1 ,a
2 および水平面部分a3 と、波長選択性多層膜7A,7
Bは、そのままの状態ではハンダに対する濡れ性がな
い。そこで、この実施形態においては、窓材5に適宜の
防着マスクを施して、前記側面30および波長選択性多
層膜7Bにメッキまたはスパッタリング、蒸着などの薄
膜形成技術によって表面処理を行い、金属層8,9を形
成するのである。
【0031】前記メッキによる表面処理としては、例え
ばニッケル−リン系、ニッケル−ホウ素系、パラジウム
−リン系のものが金属層8,9の付着強度が強く安定し
ている。そして、ハンダに対する濡れ性を一層向上させ
るには、前記いずれかによるメッキ後、金メッキで仕上
げるのもよい。
【0032】また、前記スパッタリングによって表面処
理を行う場合、例えばニッケル、クローム、銅、金など
の金属をスパッタリングによって単層膜または多層膜と
して組み合わせることにより、ハンダに対して濡れ性の
良好な金属層8,9を得ることができる。
【0033】なお、上記メッキまたはスパッタリングに
よる表面処理で用いる素材またはその組合せは、上記し
たものに限られるものではなく、要するに、少なくとも
前記母材6の露出している側面30および波長選択性多
層膜7Bの光透過部14を除く部分に、ハンダに対する
濡れ性が優れた金属層8,9が形成されておればよい。
上述のように、窓材5に適宜の防着マスクを施して表面
処理を行うことにより、図2および図3(D)に示すよ
うに、平面視円形の光透過部14を、窓材5のほぼ中央
の位置に形成することができる。
【0034】一方、前記窓材5が接合される容器2は、
これをハンダに対する濡れ性の良好な金属素材(例えば
ニッケル、コバールなど)をプレス加工によって成形す
るのが好ましいが、ハンダに対する濡れ性が不十分な金
属素材(例えば鉄など)を用いてもよい。どちらの場合
も、少なくとも窓材接合予定部分11については、ハン
ダ付け可能な表面状態に表面処理が施されてあればよ
い。この表面処理についても、上記窓材5の表面処理に
適用されるメッキまたはスパッタリングを同様に採用す
ればよい。なお、窓材接合予定部分11の表面処理は、
ハンダ部分12に対応する部分のみを部分的に行っても
よいが、容器2の表裏全面を一括して表面処理するよう
にしてもよい。
【0035】上述のようにして形成された窓材5は、容
器2の上面に開設された開口部4を囲む上面部3と同じ
高さ(面一)となるように設けられる。窓材接合予定部
分11および窓材5の金属層9に、例えば錫−鉛系のハ
ンダを熱溶融させることによって、窓材5を容器1に接
合するのである。この場合、前記窓材5の表面処理にお
いて用いた防着マスクまたはこれと同様の防着マスクを
用い、光透過部14にハンダが施されないようにする。
そして、このとき使用するハンダとしては、ペースト状
のクリームハンダ、糸状ハンダ、ペレット状の固形ハン
ダなどがある。また、前記錫−鉛系のハンダの他、銀を
適宜混入したハンダを用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0036】上述のように構成された焦電型赤外線検出
器1においては、図2に示すように、数mm角のペレッ
ト状の窓材5の側面30が階段状に形成されているの
で、その窓材5の厚みAが1.0mmで、容器2の上面
部3の厚みBが0.2mmの場合、窓材5と上面部3と
の間にできる大きな段差を解消できる。つまり、窓材5
の厚みAを赤外線検出素子を収容した容器2の厚みBよ
りも非常に厚くしてあることに起因して、ハンダ接合部
分において生じる大きな段差を解消できる。
【0037】すなわち、従来では、図8に示したよう
に、窓材70の側面73が容器71の上面部72との接
合に大きく係わっている上に、窓材70、上面部72の
厚みA,Bの差D0 (=A−B)に相当する0.8mm
もの段差を、窓材70の側面73において有していた。
【0038】一方、この発明では、側面30のうち垂直
面部分a1 が容器2の上面部3との接合に大きく係わっ
ている。そして、この垂直面部分a1 の厚みA1 (=
0.4mm)と上面部3の厚みB(=0.2mm)の差
1 (=A1 −B)に相当する0.2mmの段差は、従
来の0.8mmの段差の1/4になっている。しかも、
垂直面部分a1 に連なって水平面部分a3 が形成されて
いる。よって、窓材5の側面30に、ハンダ付け可能な
金属薄膜8を介してハンダ層12を形成すると、従来の
ような薄い部分75aを有するハンダ層75が形成され
ることはない。しかも、側面30を階段状に形成するこ
とによって、従来に比して、水平面部分a3 の長さA3
分だけ側面の長さを増やすことができ、ハンダ付け可能
な金属薄膜8の形成面積を増加させることができるの
で、ハンダ層12の均一性を向上させることができる。
【0039】本発明者らは、この発明で得た焦電型赤外
線検出器1と従来品との気密性を調べるために、0〜1
00℃の間で冷熱サイクルを50回以上行った。この気
密性の試験に用いたサンプル数は各々10個であった。
その結果、従来品の合格数が5であるのに対し、本焦電
型赤外線検出器1の合格数は10であった。つまり、冷
熱サイクル試験により、本焦電型赤外線検出器1のハン
ダ層12にはクラックが生じ難いことが確認された。
【0040】また、この発明では、窓材5と容器2とが
ハンダ部12およびハンダ部13の一部によって接合さ
れるが、窓材5には濡れ性のよい金属層8,9が形成さ
れ、また、窓材接合予定部分11には金属層8,9と同
様の表面処理が施されているので、金属層8,9,11
とハンダ部分12,13との接合強度が大きく、窓材5
と容器2とが強固かつ確実に接合される。そのため、容
器2の気密性が大幅に向上するとともに、ハンダ部分1
2,13を介して窓材5の母材6と容器2とが電気的に
結合されるので、電磁気に対するシールドが良好に行わ
れる。
【0041】更に、前記ハンダ部13は遮光部として機
能するが、このハンダ部13は、窓材5の平面部分(波
長選択性多層膜7B)に形成された金属膜9の表面に形
成されるため、強固に形成され、剥離することがなく、
このハンダ部13を除く窓材5の他の部分が光透過部1
4として形成される。
【0042】そして、窓材5が容器2の開口部4内に収
まるように設けられているので、検出器本来の視野角を
損なうことがないといった利点がある。
【0043】図4は、側面30の垂直面部分と水平面部
分を上記第1の実施形態のものより多くして、垂直面部
分a1 の厚みA1 、つまり、窓材5の側面30の上部分
1の厚みA1 を容器2の上面部3に形成された開口部
4の厚みB(=0.2mm)と略同じ厚み(≒0.2m
m)にしたこの発明の第2の実施形態を示す。
【0044】図4において、窓材5の側面30は、3つ
の垂直面部分a1 ,a2 ,a5 と、水平面部分a3 ,a
6 とからなる。そして、薄い金属層8は、前記3つの垂
直面部分a1 ,a2 ,a5 と前記水平面部分a3 ,a6
にわたり形成されている。金属層8のうち、8aは垂直
面部分a1 を覆うように形成された金属層部分、8bは
垂直面部分a2 を覆うように形成された金属層部分、ま
た、8fは垂直面部分a5 を覆うように形成された金属
層部分である。また、8cは水平面部分a3 を覆うよう
に形成された金属層部分、8eは水平面部分a6 を覆う
ように形成された金属層部分である。この場合、垂直面
部分a1 の厚みA1 と上面部3の厚みBの差を無くすこ
とができる上に、水平面部分a3 を垂直面部分a2 より
長く設定しておけば、窓材5の厚みを赤外線検出素子を
収容した容器2の厚みよりも非常に厚くしてあることに
起因して、ハンダ接合部分において生じる大きな段差を
解消できる。
【0045】また、ハンダ付け可能な金属薄膜8の形成
面積を増加させることができる。
【0046】図5は、側面30の垂直面部分a1 の厚み
1 を上面部3の厚みB(=0.2mm)より小さくし
たこの発明の第3の実施形態を示す。
【0047】この場合、垂直面部分a1 の厚みA1 と上
面部3の厚みBの差を小さくできる。すなわち、窓材5
の厚みを赤外線検出素子を収容した容器2の厚みよりも
非常に厚くしてあることに起因して、ハンダ接合部分に
おいて生じる大きな段差を解消できる。
【0048】また、ハンダ付け可能な金属薄膜8の形成
面積を増加させることができる。
【0049】図6は、窓材5の側面30の上部分を垂直
面部分a1 に形成し、この上部分に連なる下部分を傾斜
面部分a4 に形成して前記上部分の厚みA1 と容器2の
開口部4の厚みBとの差を小さくなるようにしたこの発
明の第4の実施形態を示す。この場合も、ハンダ層12
の均一性を向上させることができる。
【0050】すなわち、この実施形態では、窓材5の側
面30は、図6に示すように、垂直面部分a1 とこれに
連なる傾斜面部分a4 とからなる〔図7(B)参照〕。
この傾斜面部分a4 は、母材6に形成された傾斜面に相
当する。なお、図7(B)は、窓材5の下面L側を斜め
上方からみた図を示す。また、A5 は、波長選択性多層
膜7Bの表面Lから垂直面部分a1 および傾斜面部分a
4 が交わった位置までの最短距離である。
【0051】更に、この実施形態では、前記垂直面部分
1 における窓材5の厚み方向の長さA1 は、0.2m
mに設定されており、また、傾斜面部分a4 の長さA4
は、1.0mmに設定されている。
【0052】また、母材6の上下両面6a,6bに形成
される前記波長選択性多層膜7A,7Bによって挟まれ
る窓材5の側面30の全周にハンダ付け可能な、例え
ば、1μmと薄い金属層8が形成されている。すなわ
ち、薄い金属層8は、前記垂直面部分a1 と前記傾斜面
部分a4 にわたり形成されている〔図7(C)参照〕。
金属層8のうち、8aは垂直面部分a1 を覆うように形
成された金属層部分で、8dは傾斜面部分a4 を覆うよ
うに形成された金属層部分である。
【0053】一方、下側の波長選択性多層膜7Bの光透
過部となる部分14を除く表面(下面)Lには、ハンダ
付け可能な金属層9が形成されている〔図7(C)およ
び(D)参照〕。なお、図7(C)は、金属層8,9が
形成された窓材5の下面L側を斜め上方からみた図を示
し、図7(D)は図7(C)の縦断面を拡大して示す。
【0054】10はハンダ部で、ハンダ付け可能な表面
状態に表面処理が施された窓材接合予定部分11と窓材
5の前記金属層8,9とにわたって施されている。以
下、このハンダ部10のうち、窓材5を容器2に接合す
るハンダ部を符号12で表し、金属層9の表面に施さ
れ、遮光部として機能するハンダ部を符号13で示す。
したがって、前記窓材5においては、ハンダ部13以外
の部分14が光透過部として機能し、この光透過部14
を通してのみ、赤外線が容器2内部に到達する。なお、
この実施形態では、光透過部14は平面視円形である
〔図7(C)参照〕。
【0055】次に、窓材5の製作手順および窓材5の容
器1への接合手順の一例について説明する。
【0056】窓材5の母材6は、シリコン(Si)また
はゲルマニウム(Ge)のような半導体よりなり、例え
ば直径101.6mm(4インチ)、厚さ1.0mmの
ウェハ状態に切り出すことにより形成される。
【0057】公知の蒸着法を用いて、前記ウェハの両面
に例えば高屈折率物質としてのGeと低屈折率物質とし
ての硫化亜鉛(ZnS)とを数10層重畳する。これに
よって、ウェハの表面に波長選択性多層膜が形成され、
光学フィルタが得られる。この場合、波長選択性多層膜
における光学膜厚や蒸着層数を適宜設定することによ
り、所望の波長選択性を有する光学フィルタが得られる
ことは言うまでもない。
【0058】波長選択性多層膜が形成された厚みが1.
0mmのウェハ(光学フィルタ)をダイシング装置を用
いて切断することにより、数mm角のペレット状の窓材
5を複数個得る。図7(A)は、そのうちの1個を示
す。図7(A)において、窓材5の一辺Qは5mmであ
る。また、窓材5の厚みAは1.0mmである。
【0059】続いて、得られた窓材5の側面40を研磨
処理あるいはエッチング処理して窓材5を図7(A)に
示す状態から図7(B)に示す状態に成形する。すなわ
ち、図7(B)おいて、垂直面部分a1 と傾斜面部分a
4 を有する側面30に形成された窓材5を得る。
【0060】そして、この窓材5においては、母材6の
露出している側面30、すなわち、垂直面部分a1 と傾
斜面部分a4 、波長選択性多層膜7A,7Bは、そのま
まの状態ではハンダに対する濡れ性がない。そこで、こ
の実施形態においては、窓材5に適宜の防着マスクを施
して、前記側面30および波長選択性多層膜7Bにメッ
キまたはスパッタリング、蒸着などの薄膜形成技術によ
って表面処理を行い、金属層8,9を形成するのであ
る。
【0061】この金属層8,9の形成方法は、上記第1
の実施形態で説明した方法を採用できる。
【0062】このようにして形成された窓材5は、容器
2の上面に開設された開口部4を囲む上面部3と同じ高
さ(面一)となるように設けられる。窓材接合予定部分
11および窓材5の金属層9に、例えば錫−鉛系のハン
ダを熱溶融させることによって、窓材5を容器1に接合
するのである。この場合、前記窓材5の表面処理におい
て用いた防着マスクまたはこれと同様の防着マスクを用
い、光透過部14にハンダが施されないようにする。そ
して、このとき使用するハンダとしては、ペースト状の
クリームハンダ、糸状ハンダ、ペレット状の固形ハンダ
などがある。また、前記錫−鉛系のハンダの他、銀を適
宜混入したハンダを用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0063】この実施形態では、図6に示すように、数
mm角のペレット状の窓材5の側面30が垂直面部分a
1 とこれに連なる傾斜面部分a4 に形成されているの
で、窓材5の厚みを赤外線検出素子を収容した容器2の
厚みよりも非常に厚くしてあることに起因して、ハンダ
接合部分において生じる大きな段差を解消できるととも
に、傾斜の長さがA4 の傾斜面部分a4 を覆うように金
属層部分8dを形成しているので、ハンダ付け可能な金
属薄膜8の形成面積を増加させることができ、ハンダ層
12の均一性を向上させることができる。この場合も、
冷熱サイクル試験により、本焦電型赤外線検出器のハン
ダ層12にはクラックが生じ難いことが確認された。
【0064】なお、この発明は、母材6の片面にのみ波
長選択性多層膜が形成された窓材5や他の赤外線透過性
の窓材にも同様に適用できることは言うまでもない。ま
た、この発明は、容器2内に熱電堆型赤外線検出素子を
収容した熱電堆型赤外線検出器やその他の赤外線検出器
にも適用できることは言うまでもない。
【0065】更に、この発明で用いた容器に形成された
開口部へのハンダによる窓材の接合構造は、可視光を透
過させる光学検出器にも適用できる。この場合、窓材
は、石英やサファイアなどで構成される。
【0066】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、赤外
線検出素子を収容した容器の気密性を大幅に向上させる
ことができる。すなわち、 (1)ハンダ付け可能な金属層の形成面積を増大でき、
ハンダ層の均一性を向上できる。よって、窓材と容器と
を密着性良く接合させることができる。 (2)窓材の厚みを赤外線検出素子を収容した容器の厚
みよりも非常に厚くしてあることに起因して、ハンダ接
合部分において生じる大きな段差を解消できる。よっ
て、従来、気密性確認のための試験で冷熱サイクルを複
数回行った結果、ハンダ層の薄い部分にクラックが生じ
易く、ここから外気や水分が透過して容器内の気密性が
確保できないといった事態を回避でき、赤外線検出器の
信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の全体を示す分解斜
視図である。
【図2】前記実施形態における要部構成説明図である。
【図3】前記実施形態における窓材の製作手順を説明す
るための図である。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す要部構成説明
図である。
【図5】この発明の第3の実施形態を示す要部構成説明
図である。
【図6】この発明の第4の実施形態を示す要部構成説明
図である。
【図7】前記第4の実施形態における窓材の製作手順を
説明するための図である。
【図8】従来例を示す要部構成説明図である。
【符号の説明】
2…容器、3…上面部、4…開口部、5…窓材、8…金
属層、8a,8b,8c…金属層部分、30…窓材の側
面、A…窓材の厚み、A1 …上部分の厚み、B…容器の
開口部の厚み、U…窓材の上面、L…窓材の下面、
1 ,a2 …垂直面部分、a3 …水平面部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線透過性材料よりなり、赤外線検出
    素子を収容した容器の開口部の厚みよりも厚みが大であ
    る窓材が、前記開口部に対して接合される赤外線検出器
    であって、前記窓材の側面にハンダ付け可能な金属層を
    形成する一方、容器における窓材接合予定部分をハンダ
    付け可能な表面状態とし、窓材を前記窓材接合予定部分
    にハンダを用いて接合するとともに、窓材の下面に光透
    過部となる部分を残してハンダ付け可能な金属層を形成
    し、この金属層の表面にもハンダを施した赤外線検出器
    において、前記窓材の側面を階段状に形成して窓材の前
    記側面の上部分の厚みと容器の前記開口部の厚みとの差
    を小さくなるようにすることを特徴とする赤外線検出
    器。
  2. 【請求項2】 赤外線透過性材料よりなり、赤外線検出
    素子を収容した容器の開口部の厚みよりも厚みが大であ
    る窓材が、前記開口部に対して接合される赤外線検出器
    であって、前記窓材の側面にハンダ付け可能な金属層を
    形成する一方、容器における窓材接合予定部分をハンダ
    付け可能な表面状態とし、窓材を前記窓材接合予定部分
    にハンダを用いて接合するとともに、窓材の下面に光透
    過部となる部分を残してハンダ付け可能な金属層を形成
    し、この金属層の表面にもハンダを施した赤外線検出器
    において、前記窓材の側面の上部分を垂直面に形成し、
    この上部分に連なる下部分を傾斜面に形成して前記上部
    分の厚みと容器の前記開口部の厚みとの差を小さくなる
    ようにすることを特徴とする赤外線検出器。
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