JPH11211500A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JPH11211500A
JPH11211500A JP10026504A JP2650498A JPH11211500A JP H11211500 A JPH11211500 A JP H11211500A JP 10026504 A JP10026504 A JP 10026504A JP 2650498 A JP2650498 A JP 2650498A JP H11211500 A JPH11211500 A JP H11211500A
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route
map
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name
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路名称によって道路を特定して各種の処理
を行うことができる地図表示装置を提供すること。 【解決手段】 ナビゲーションコントローラ1は、地図
バッファ16、地図読出制御部18、地図描画部20、
VRAM22、経路探索処理部36、設定経路メモリ3
8、設定経路描画部42、道路選択処理部48、操作画
面発生部64を含んで構成される。道路選択処理部48
は、道路名称リストを含む検索道路設定画面を操作画面
発生部64を介してディスプレイ装置9の画面上に表示
し、この中のいずれかの道路名称が選択されると、この
道路名称に対応した道路に含まれるノードを抽出すると
ともに、この道路の全長が表示可能な地図の縮尺を設定
する。このようにして設定された縮尺の地図上に、指定
された道路名称に基づいて検索された道路の全長が強調
されて表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図データに基づ
いて所望の経路の設定や表示あるいは探索を行う地図表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、車載用ナビゲーション装置や地図
検索ソフトウエアを実行するパーソナルコンピュータ
(以後、「パソコン」と称する)等の地図表示装置が普
及しつつある。これらの地図表示装置には、地図表示の
ために必要となる描画に関するデータや経路探索に必要
となる道路に関するデータ等が地図データとして格納さ
れており、CD−ROM等の媒体で提供されている。
【0003】例えば、車載用ナビゲーション装置は、車
両の現在位置近傍の地図データをCD−ROMから読み
出して地図を画面表示し、また、地図データを用いて出
発地から目的地までを結ぶ経路を探索して、その探索し
た経路を誘導経路として画面表示することにより、運転
者を目的地まで案内するようになっている。また、パソ
コンでは、地図データをCD−ROMから読み出して地
図を画面表示し、利用者の指示に応じて表示する地図を
切り替えることにより、利用者は確認したい地域の地図
を見ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、日常生活に
おいては、例えば道案内をするときに「国道246号線
を下って府中街道を左に曲がってください」などという
ように、道路名称(「国道○○号線」といった路線名や
「××街道」といった通称)が用いられることが多い。
しかし、道路名称だけでは、その道路がどこを通ってい
るか、あるいはどこからどこに至る道路であるかといっ
たことが明らかでない場合がある。これらのことを確認
するために各種の地図表示装置を利用することがある
が、従来の車載用ナビゲーション装置やパソコンでは、
直接、道路名称を指定して特定の道路を画面表示するこ
とができなかった。また、経路探索においては、普段走
り慣れた道路を走行したい等の理由から、利用者は走行
経路となる道路をあらかじめ指定しておきたいことがあ
るが、従来の車載用ナビゲーション装置やパソコンで
は、道路名称によって道路を指定した経路の設定や探索
を行うことができなかった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、道路名称によって道路を特
定して各種の処理を行うことができる地図表示装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の地図表示装置は、道路名称指定手段に
よって指定された道路名称に対応する道路を道路特定手
段によって特定しており、この特定された道路に関する
データを用いて経路表示、経路設定、経路探索等の各種
の処理が実行される。したがって、道路名称を指定した
だけで各種の処理を行うことができ、操作の簡略化や操
作性の向上が可能になる。
【0007】また、本発明の地図表示装置は、道路名称
指定手段によって指定された道路名称に対応する道路を
道路特定手段によって特定し、地図データ格納手段に格
納された地図データに基づいて作成される地図画像上に
この特定した道路を強調して表示しており、道路名称を
指定しただけでこの道路名称に対応する道路を地図上に
現すことができる。特に、道路名称で指定された道路の
全長を含むように地図表示の表示縮尺を設定することに
より、起点から終点に至るまでの道路全体の形状や周辺
地域の様子等の把握が容易となる。また、互いに交差し
ている複数の道路の道路名称が指定されたときに、交差
点付近の地図画像を表示することにより、これらの道路
が経路として設定された場合の分岐箇所の確認が容易と
なる。
【0008】また、本発明の地図表示装置は、道路名称
によって指定された道路を順に通過経路とした経路設定
を行って、地図データ格納手段に格納された地図データ
に基づいて作成される地図画像上にこの経路を構成する
通過道路を強調して表示しており、道路名称を指定した
だけで経路の設定を行い、その結果を表示することがで
きる。特に、道路名称を順に指定する際に、既に指定さ
れた道路名称に対応する道路と交差する他の道路の道路
名称リストを含む選択画面を表示し、この道路名称リス
トに含まれる道路名称を選択することにより道路名称の
指定を行うようにすれば、道路名称を順に辿っていくだ
けで経路を設定することができ、操作性を向上させるこ
とができる。
【0009】また、本発明の地図表示装置は、道路名称
によって指定された道路を優先させた所定の経路探索を
行って経路の設定を行って、地図データ格納手段に格納
された地図データに基づいて作成される地図画像上にこ
の経路を構成する道路を強調して表示しており、道路名
称を指定しただけで特定の道路を優先させた経路の設定
を行い、その結果を表示することができる。特に、道路
名称によって指定された道路のコストを小さな値に変更
することにより、特定の道路を優先させた経路探索が可
能になる。
【0010】また、上述した道路名称の指定は、音声認
識手段によって行うことが好ましい。利用者が発声した
道路名称を音声認識手段によって解析して、この解析結
果に対応した道路名称に基づいて道路を特定することが
できるため、表示された多くの道路名称の中から所望の
道路名称を見つけて指定する場合に比べて操作が容易で
あり、操作性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態の地
図表示装置としてのナビゲーション装置は、利用者によ
って道路名称を指定することにより、対応する道路の
表示、対応する道路によって構成される経路の設定
(手動経路設定)、対応する道路を優先させた経路探
索処理による経路の設定(自動経路設定)のそれぞれを
行うことに特徴がある。以下、一実施形態のナビゲーシ
ョン装置について図面を参照しながら説明する。
【0012】(1)ナビゲーション装置の全体構成 図1は、本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビ
ゲーション装置は、全体を制御するナビゲーションコン
トローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地
図データを記録したCD−ROM2と、このCD−RO
M2に記録された地図データを読み出すディスク読取装
置3と、運転者や搭乗者が各種の指示を入力する操作部
としてのリモートコントロール(リモコン)ユニット4
と、自車位置と自車方位の検出を行うGPS受信機5お
よび自律航法センサ6と、地図画像やこれに重ねて誘導
経路を表示するディスプレイ装置9と、経路誘導を行う
際に所定の案内音声を出力するオーディオ部10とを備
えている。
【0013】上述したディスク読取装置3は、1枚ある
いは複数枚のCD−ROM2が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ1の制御によっていずれかのCD
−ROM2から地図データの読み出しを行う。リモコン
ユニット4は、経路探索指示を与えるための探索キー、
経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目
的地入力キー、左右上下のカーソルキー、地図の縮小/
拡大キー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定
を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの
操作状態に応じた赤外線信号がナビゲーションコントロ
ーラ1に向けて送信される。
【0014】GPS受信機5は、複数のGPS衛星から
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ12と、所定走行距離毎に1個の
パルスを出力する距離センサ14とを備えており、車両
の相対位置および方位を検出する。
【0015】ディスプレイ装置9は、ナビゲーションコ
ントローラ1から出力される画像データに基づいて、自
車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目
的地マーク等とともに表示したり、この地図上に誘導経
路を表示したりする。また、ディスプレイ装置9は、利
用者が各種の操作指示を入力するための操作画面を表示
したり、利用者が指定した道路名称に対応する道路とそ
の周辺の地図画像を表示したりする。オーディオ部10
は、車両が接近中の交差点における案内音声を出力す
る。
【0016】(2)地図データの詳細内容 次に、CD−ROM2に記録された地図データの詳細に
ついて説明する。CD−ROM2に記録された地図デー
タは、所定の経度および緯度で区切られた図葉を単位と
しており、その区切り方に応じて複数のレベル(縮尺)
に分けられる。各図葉の地図データは、図葉番号を指定
することにより特定され、読み出すことが可能となる。
また、各図葉ごとの地図データには、地図表示に必要
な各種のデータからなる描画ユニットと、マップマッ
チングや経路探索、経路誘導等の各種の処理に必要なデ
ータからなる道路ユニットと、交差点の詳細データか
らなる交差点ユニットが含まれている。また、上述した
描画ユニットには、建物あるいは河川等を表示するため
に必要な背景レイヤのデータと、市町村名や道路名等を
表示するために必要な文字レイヤのデータが含まれてい
る。
【0017】上述した道路ユニットにおいて、道路上の
ある交差点と隣接する他の交差点等とを結ぶ線をリンク
といい、2本以上のリンクを結ぶ点をノードという。図
2は、上述した道路ユニットの全体構成を示す図であ
る。同図に示すように、道路ユニットには、道路ユニッ
トであることを識別するためのユニットヘッダと、全ノ
ードの詳細データを納めた接続ノードテーブルと、接続
ノードテーブルの格納位置を示すノードテーブルと、隣
接する2つのノードによって特定されるリンクの詳細デ
ータを納めたリンクテーブルとが含まれている。
【0018】図3は、道路ユニットに含まれる各種のテ
ーブルの詳細な内容を示す図である。ノードテーブル
は、図3(A)に示すように、着目している図葉に含ま
れる全ノードに対応したノードレコード#0、#1、…
を格納している。各ノードレコードは、その並び順に#
0から順にノード番号が与えられており、各ノードに対
応する接続ノードテーブルの格納位置を示す。
【0019】また、接続ノードテーブルは、図3(B)
に示すように、存在するノードのそれぞれ毎に、 a.正規化経度・緯度、 b.このノードが交差点ノードであるか否かを示す交差
点ノードフラグ、他の図葉との境界にあるノードである
か否かを示す隣接ノードフラグなどからなる「ノードの
属性フラグ」、 c.このノードをリンクの一方端とするリンクがある場
合に各リンクの他方端を構成するノードの数を示す「接
続しているノードの数」、 d.このノードに接続されているリンクに右折禁止やU
ターン禁止等の交通規制が存在する場合にはその「交通
規制の数」、 e.このノードが一方端となっている各リンクのリンク
番号を示すリンク本数分の接続ノードレコード、 f.上述した交通規制が存在する場合にはその数に対応
した交通規制の具体的な内容を示す交通規制レコード、 g.このノードが他の図葉との境界にあるノードである
場合には、隣接する図葉の対応するノードの接続ノード
テーブルの位置を示す「隣接ノードレコード」、 h.このノードが交差点ノードである場合には、交差点
ユニットにおける対応する交差点レコードの格納位置お
よびサイズ、 等が含まれる。
【0020】また、リンクテーブルは、図3(C)に示
すように、着目している図葉に含まれる全てのリンクに
対応したリンク番号順の複数のリンクレコードを含んで
いる。これらの各リンクレコードは、 a.主に探索経路表示用に各リンクに付されたコードで
あるリンクID、 b.リンクの両端に位置する2つのノードを特定するノ
ード番号1およびノード番号2、 c.リンクの距離、 d.このリンクの通過に必要な時間を分単位で示したコ
スト、 e.このリンクに対応する道路の属性情報を含む各種の
道路属性フラグ、 f.このリンクに対応した実際の道路が高速道路である
か一般道であるかといった道路の種別や、道路の幅が何
メートルあるかといった道路の幅員を示す道路種別フラ
グ、 g.このリンクに対応した道路に付された路線番号、 等が含まれる。
【0021】図4は、描画ユニットの文字レイヤに含ま
れる道路名称テーブルの詳細な内容を示す図である。同
図に示すように、道路名称テーブルには着目している図
葉に含まれる各道路に対応した道路名称レコードが含ま
れており、各道路名称レコードには、 a.道路に付された路線番号、 b.この道路の内容(高速道路、都市高速道路、国道
等)を示す道路種別コード、 c.国道や県道等に付された数字に対応した路線コー
ド、 d.路線名称読み仮名文字列、 e.路線名称文字列、 等が含まれる。
【0022】(3)ナビゲーションコントローラの詳細
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、CD−ROM2から読み出した地図データに基
づいてディスプレイ装置9に所定の地図表示をするため
の地図バッファ16、地図読出制御部18、地図描画部
20、VRAM22、読出制御部24、画像合成部26
と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索
処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示する
ためのデータ記憶部30、車両位置・方位計算部32、
マップマッチング処理部34、経路探索処理部36、設
定経路メモリ38、経路探索メモリ40、設定経路描画
部42、マーク画像発生部44、交差点案内部46と、
利用者に対する各種の操作画面を表示したりリモコンユ
ニット4からの操作指示を各部に伝えるためのリモコン
制御部60、カーソル位置計算部62、操作画面発生部
64と、利用者による道路名称の指定に応じて道路表示
等の各種の制御を行う道路選択処理部48とを備えてい
る。
【0023】地図バッファ16は、ディスク読取装置3
によってCD−ROM2から読み出された地図データを
一時的に格納するためのものである。地図読出制御部1
8によって画面中心位置が計算されると、この画面中心
位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示が地図
読出制御部18からディスク読取装置3に送られて、地
図表示に必要な地図データがCD−ROM2から読み出
されて地図バッファ16に格納される。例えば、画面中
心位置を含む4枚の図葉に対応した地図データが読み出
されて地図バッファ16に格納される。
【0024】地図描画部20は、地図バッファ16に格
納された図葉の地図データに含まれる描画ユニットに基
づいて、表示に必要な地図画像を作成する。作成された
地図画像データはVRAM22に格納され、読出制御部
24によって1画面分の地図画像データが読み出され
る。画像合成部26は、この読み出された地図画像デー
タに、マーク画像発生部44、交差点案内部46、操作
画面発生部64のそれぞれから出力される各画像データ
を重ねて画像合成を行い、合成された画像がディスプレ
イ装置9の画面に表示される。
【0025】データ記憶部30は、GPS受信機5から
出力される測位位置(自車位置)データを順次格納す
る。また、車両位置・方位計算部32は、自律航法セン
サ6から出力される自車の相対的な位置および方位から
絶対的な自車位置および方位を計算する。マップマッチ
ング処理部34は、データ記憶部30に格納されたGP
S受信機5による自車位置あるいは車両位置・方位計算
部32によって計算された自車位置が地図データの道路
上に存在するか否かを判定し、道路上から外れた場合に
は計算により求めた自車位置を修正する処理を行う。マ
ップマッチングの代表的な手法としては、パターンマッ
チングと投影法が知られている。
【0026】経路探索処理部36は、リモコンユニット
4のカーソルキーの操作によって地図上の特定箇所にカ
ーソルが移動された後目的地入力キーが押下されると、
このときカーソル位置計算部62によって計算されたカ
ーソル位置を経路探索の目的地として設定する。設定さ
れた目的地データは設定経路メモリ38に格納される。
また、経路探索処理部36は、リモコンユニット4の探
索キーが押下されると、マップマッチング処理部34に
よって修正された後の自車位置を出発地として設定して
設定経路メモリ38に格納するとともに、この設定経路
メモリ38に格納された出発地および目的地を所定の条
件下で結ぶ走行経路を探索する。例えば、時間最短等の
各種の条件下で、コストが最小となる誘導経路が設定さ
れる。経路探索の代表的な手法としてはダイクストラ法
や横形探索法が知られている。
【0027】経路探索メモリ40は、経路探索に必要な
交差点ネットワークリストのデータを格納するためのも
のであり、上述した経路探索処理部36によってこれら
の格納データが読み出されて所定の経路探索処理が行わ
れる。
【0028】設定経路描画部42は、設定経路メモリ3
8に記憶された設定経路データの中から、その時点でV
RAM22に描画された地図エリアに含まれるものを選
び出し、地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経
路を描画する。マーク画像発生部44は、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に車両位置マークを発生さ
せたり、所定形状を有するカーソルマークを発生する。
【0029】交差点案内部46は、車両が接近中の交差
点における案内を表示画像および音声で行うものであ
り、実際の経路誘導時に、自車が誘導経路前方にある交
差点から所定距離内に接近したときに、この接近中交差
点の案内図(交差点拡大図、行先、進行方向矢印)をデ
ィスプレイ装置9の画面に表示するとともに、オーディ
オ部10を通して進行方向を音声で案内する。
【0030】道路選択処理部48は、道路名称選択に必
要な各種の画面(検索道路設定画面、通過道路設定画
面、優先道路設定画面)を作成したり、これらの画面に
表示する道路名称を地図データから抽出する処理を行
う。また、この道路選択処理部48は、道路名称を用い
た経路表示、経路設定、経路探索等の各種の動作を制御
しており、その詳細については後述する。
【0031】上述した地図バッファ16が地図データ格
納手段に、リモコンユニット4、道路選択処理部48お
よび操作画面発生部64が道路名称指定手段に、道路選
択処理部48が道路特定手段、経路設定手段に、経路探
索処理部36および道路選択処理部48が経路探索手段
に、地図描画部20、VRAM22、設定経路メモリ3
8、設定経路描画部42および道路選択処理部48が制
御手段に、経路探索処理部36、設定経路メモリ38、
設定経路描画部42および道路選択処理部48が処理実
行手段にそれぞれ対応する。 (4)ナビゲーション装置の動作 ナビゲーション装置の全体およびナビゲーションコント
ローラ1は上述した構成を有しており、次に、道路名
称を指定した道路の表示動作、道路名称を指定した道
路によって構成される経路の設定動作、道路名称を指
定した道路を優先させた経路探索動作のそれぞれについ
て、場合を分けて説明する。
【0032】(4−1)道路名称を指定した道路の表示
動作 図5は、利用者によって指定された道路名称を有する道
路を画面表示する場合の動作手順を示す流れ図である。
まず、道路選択処理部48は、利用者によって道路検索
が指示されたか否かを判定する(ステップ100)。
【0033】図6は、動作選択画面の一例を示す図であ
る。道路選択処理部48は、同図に示す動作選択画面が
ディスプレイ装置9に表示されているときに、利用者に
よってリモコンユニット4が操作され、「1.道路検
索」が選択されたか否かを、カーソル位置計算部62に
よって計算されたカーソル位置に基づいて判定する。
【0034】利用者によって「1.道路検索」が選択さ
れると、道路選択処理部48は、所定範囲の地図データ
の読み出し指示を地図読出制御部18に送り、ディスク
読取装置3によってCD−ROM2に格納された各図葉
の描画ユニットの文字レイヤに含まれる道路名称テーブ
ルの読み出しを行う(ステップ101)。例えば、道路
名称テーブルを読み出す図葉の範囲については、全国版
のCD−ROM2が用いられている場合には日本全国が
網羅されるように、関東版のCD−ROM2が用いられ
ている場合には関東全域が網羅されるように設定され
る。あるいは、狭い区域を利用者が指定して、指定され
た区域に対応する範囲の地図データを読み出すようにし
てもよい。例えば、関東版のCD−ROM2が用いられ
ているときに、利用者によって東京都や神奈川県等が指
定され、この指定された範囲に対応する図葉の地図デー
タに含まれる道路名称テーブルが読み出される。
【0035】次に、道路選択処理部48は、地図バッフ
ァ16に格納された各図葉の道路名称テーブルを検索し
て各道路名称レコードの「路線名称文字列」を抽出し
(ステップ102)、この抽出した「路線名称文字列」
を含む検索道路設定画面を操作画面発生部64を介して
ディスプレイ装置9に表示する(ステップ103)。
【0036】図7は、検索道路設定画面の一例を示す図
である。同図に示すように、検索道路設定画面には、道
路選択処理部48によって抽出された「路線名称文字
列」に基づいて道路名称の一覧が含まれている。利用者
は、リモコンユニット4のカーソルキーを操作していず
れかの道路名称を指定し、さらにリモコンユニット4の
「設定」キーを押下することによって、任意の道路名称
を選択することができる。複数の道路名称を選択する場
合には、上記操作を繰り返し行う。
【0037】道路選択処理部48は、検索道路設定画面
が表示されている状態において、利用者によって一つま
たは複数の道路名称が指定された後に「了解」ボタンが
選択されたか否かを判定しており(ステップ104)、
「了解」ボタンが選択されると、次に複数の道路名称が
選択されたか否かを判定する(ステップ105)。
【0038】選択された道路名称が一つの場合にはステ
ップ105で否定判断され、道路選択処理部48は、そ
の道路名称によって特定される道路の起点から終点に至
る経路の検索を行う(ステップ106)。具体的には、
道路選択処理部48は、地図バッファ16に格納された
道路名称テーブルに含まれる道路名称レコードの中か
ら、検索道路設定画面で指定された道路名称文字列を有
するものを抽出し、この抽出された道路名称レコードに
含まれる路線番号を特定する。また、道路選択処理部4
8は、図3(C)に示したリンクテーブルに基づいて、
この「路線番号」に対応する全リンクの両端の「ノード
番号」を特定し、図3(B)に示した接続ノードテーブ
ルに基づいて、「ノードの正規化経度・緯度」等のノー
ド情報を取得する。これによって、道路選択処理部48
は、利用者が選択した道路の起点から終点に至るこの道
路を構成する全ノードのノード情報を取得することがで
きる。この取得されたノード情報は設定経路メモリ38
に格納される。
【0039】次に、道路選択処理部48は、取得した各
ノードの「ノードの正規化経度・緯度」に基づいて、最
大および最小の経度・緯度を求める(ステップ10
7)。図8は、道路の起点から終点に至る経路の一例を
示す図である。同図に示す経路は、ノードAを起点、ノ
ードEを終点としており、道路選択処理部48によっ
て、5つのノードA〜Eについてのノード情報が取得さ
れている。道路選択処理部48は、このような経路につ
いて、最大の経度としてノードAの経度を、最小の経路
としてノードDの経度を、最大の緯度としてノードBの
緯度を、最小の緯度としてノードCの緯度をそれぞれ求
める。
【0040】次に、道路選択処理部48は、これらの最
大および最小の経度・緯度に基づいて、経路全体が一画
面で表示されるような地図の縮尺を判定し、地図読出制
御部18に対して、この縮尺の図葉に対応する地図デー
タをCD−ROM2から読み出すように指示を出し、こ
の指示にしたがってCD−ROM2から読み出された地
図データが地図バッファ16に格納される(ステップ1
08)。地図描画部20は、この地図データに含まれる
描画ユニットに基づいて、表示に必要な地図画像を作成
してVRAM22に描画する。また、設定経路描画部4
2は、ステップ106において道路選択処理部48によ
って取得された経路の全ノードのノード情報に基づい
て、経路を構成するリンクに所定の色を付した画像を作
成して、VRAM22に格納された地図画像の上に重ね
て描画する。
【0041】このようにして、経路が強調された地図画
像が読み出し制御部24によってVRAM22から読み
出され、道路名称によって指定された道路の全長が含ま
れるように地図画像がディスプレイ9の画面上に表示さ
れる(ステップ109)。図9は、道路の全長が含まれ
る地図画像の表示例を示す図である。例えば道路名称
「国道246号線」が選択されると、その全長が含まれ
る地図画像が表示される。
【0042】また、検索道路設定画面において選択され
た道路が複数本の場合(ステップ105で肯定判断の場
合)には、道路選択処理部48は、選択された複数本の
道路について、上述したステップ106と同様に、各道
路の起点から終点に至る経路を検索して(ステップ11
0)、それぞれの道路についてのノード情報を取得し設
定経路メモリ38に格納し、選択された道路が交差して
いるか否かを判定する(ステップ111)。具体的に
は、道路選択処理部48は、一の道路を構成するノード
と他の道路を構成するノードに共通するものがあれば、
そのノードを交差点としてこれらの道路が交差している
ものと判断する。
【0043】交差している場合には、道路選択処理部4
8は、この交差点付近を拡大表示するために必要な図葉
の地図データを読み出す指示を地図読出制御部18に送
り、この指示に応じた必要な地図データが読み出されて
地図バッファ16に格納される。地図描画部20は、こ
の地図データに含まれる描画ユニットに基づいて、表示
に必要な地図画像を作成してVRAM22に描画する。
また、設定経路描画部42は、選択された道路を構成す
るリンクの中でVRAM22の描画エリアに含まれるも
ののみを抽出し、この抽出したリンクに所定の色を付し
た画像を作成して、VRAM22に格納された地図画像
の上に重ねて描画する。
【0044】このようにして、交差点付近が拡大され、
交差する道路が強調された地図画像がディスプレイ装置
9の画面上に表示される(ステップ112)。なお、こ
の表示において、交差点名称を合わせて表示することが
好ましい。この交差点名称は、この交差点のノードに対
応する接続ノードテーブル(図3(B))に含まれる
「交差点レコードの格納位置」によって特定される交差
点レコードの「交差点名称文字列」から求めることがで
きる。図10は、交差点付近が含まれる地図画像の表示
例を示す図である。例えば道路名称「国道246号線」
と「府中街道」が選択されると、この交差点付近の画像
がこの交差点名「溝口交差点」とともに含まれる地図画
像が表示される。
【0045】また、選択された複数本の道路が交差して
いない場合(ステップ111で否定判断された場合)に
は、それぞれの道路の全長を表示するために、上述した
ステップ107〜ステップ109の動作が行われる。こ
れにより、利用者によって選択された道路名称の複数の
道路のそれぞれの全長が含まれる地図画像が表示され
る。
【0046】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、検索道路設定画面を用いて利用者によって道
路名称が指定され、この指定された道路が1本あるいは
互いに交差していない複数本の場合には、道路の全長が
含まれ、しかもこの道路が強調された地図画像が表示さ
れる。したがって、利用者は、道路名称を指定するだけ
で道路の全長を表示させることができ、この道路の起点
と終点はどこか、どのような形状を有しているか等を容
易に理解することができる。
【0047】また、指定された複数本の道路が交差して
いる場合には、交差点付近の拡大画像が表示される。し
たがって、利用者は、複数の道路名称を指定するだけ
で、これらの道路の交差点付近を表示させることがで
き、これらの道路を経路として設定して走行する場合に
どこを分岐すればよいか、分岐点の周辺に何があるかを
容易に理解することができる。
【0048】(4−2)道路名称を指定した道路によっ
て構成される経路の設定動作 図11は、利用者によって指定された道路名称を有する
道路によって構成される経路を設定する場合の動作手順
を示す流れ図である。まず、道路選択処理部48は、利
用者によって手動経路設定が指定されたか否かを判定す
る(ステップ200)。図6に示す動作選択画面が表示
されているときに、利用者によってリモコンユニット4
が操作され、「2.手動経路設定」が選択されると、次
に道路選択処理部48は、「1.道路検索」が選択され
たときと同様に、道路名称テーブルの読み出し(ステッ
プ201)、路線名称文字列の抽出(ステップ202)
を行う。次に、道路選択処理部48は、抽出した「路線
名称文字列」を含む通過道路設定初期画面を操作画面発
生部64を介してディスプレイ装置9に表示する(ステ
ップ203)。
【0049】図12は、通過道路設定初期画面の一例を
示す図である。同図に示す通過道路設定初期画面には、
道路選択処理部48によって抽出された「路線名称文字
列」に基づいて道路名称の一覧が含まれている。利用者
は、リモコンユニット4を操作していずれかの道路名称
を選択し、さらに「次へ」ボタンを選択することによっ
て、設定対象の経路を構成する最初の通過道路を任意に
選択することができる。なお、この通過道路設定初期画
面には、利用者によって選択される道路名称が一つであ
る場合を考慮して、「終了」ボタンが含まれている。
【0050】道路選択処理部48は、通過道路設定初期
画面が表示された状態において、利用者によって道路名
称が指定された後に「終了」ボタンあるいは「次へ」ボ
タンが選択されたか否かを判定しており(ステップ20
4、205)、「次へ」ボタンが選択されると、選択さ
れた道路名称に対応する道路と交差する道路を検索し
て、これらの交差道路に対応する「路線名称文字列」を
抽出し(ステップ206)、この抽出した「路線名称文
字列」を一覧リストとして含む通過道路設定画面を操作
画面発生部64を介してディスプレイ装置9に表示する
(ステップ207)。
【0051】ある道路と交差している道路の検索は、例
えば以下のようにして行われる。まず、道路選択処理部
48は、選択された道路名称に対応した道路の起点から
順に辿っていって、この道路に含まれる交差点ノードを
全て抽出する。次に、道路選択処理部48は、各交差点
ノードに対応した接続ノードテーブル(図3(B))に
含まれる接続ノードレコードを検索して、各接続ノード
を一方端とするリンクを抽出する。このようにして、あ
る道路と交差している道路に含まれるリンクが抽出さ
れ、これらの各リンクに対応する路線番号を図3(C)
に示したリンクテーブルに基づいて検索し、この検索さ
れた路線番号に対応する「路線名称文字列」が図4に示
す道路名称テーブルに基づいて抽出される。
【0052】図13は、通過道路設定画面の一例を示す
図である。同図に示す通過道路設定画面のレイアウト
は、図12に示した通過道路設定初期画面と基本的に同
じであるが、一つ前の画面に戻る指示を行うための「戻
る」ボタンが追加されている。例えば、図12に示した
通過道路設定初期画面において、利用者によって「国道
246号線」が選択された後に「次へ」ボタンが選択さ
れると、図13に示す通過道路設定画面には、「国道2
46号線」と交差する道路に付された道路名称のリスト
が表示される。なお、このリスト表示は、交差する順に
並べる場合や50音順に並べて行う場合が考えられる。
【0053】道路選択処理部48は、通過道路設定画面
が表示された状態において、利用者によって道路名称が
指定された後に「終了」ボタンあるいは「次へ」ボタン
が選択されたか否か、または道路名称の指定の有無に関
係なく「戻る」ボタンが選択されたか否かを判定する
(ステップ208、209、210)。この状態におい
て、いずれかの道路名称が選択された後に「次へ」ボタ
ンが選択されると、この選択された道路名称に対応する
道路と交差する道路が検索され、上述したステップ20
6以降の処理が繰り返される。
【0054】図14は、次に表示される通過道路設定画
面の一例を示す図である。例えば、図13に示した通過
道路設定画面において道路名称「府中街道」が選択され
た場合に対応しており、府中街道と交差する道路の中か
ら「大山街道」が選択された状態が示されている。な
お、図13、図14に示す通過道路設定画面の一部を使
用して、それまでの操作によって選択された全ての道路
名称が、選択された順に表示されており、利用者によっ
て選択内容を確認できるようになっている。
【0055】なお、通過道路設定画面を用いて選択され
た道路名称の道路が1つ前に選択された道路名称の道路
と複数箇所で交差している場合には、どちらの交差点で
分岐するかがわからないため、交差点名を表示して利用
者にいずれかの交差点を選択させ、経路を一義的に定め
るようにする。図15は、交差点選択画面の一例を示す
図である。表示される交差点名称は、交差点ノードに対
応する接続ノードテーブル(図3(B))に含まれる
「交差点レコードの格納位置」によって特定される交差
点レコードの「交差点名称文字列」から求めることがで
きる。
【0056】また、図13等に示された通過道路設定画
面が表示された状態において「戻る」ボタンが選択され
ると、次に道路選択処理部48は、操作画面発生部64
を介して1つ前の通過道路設定画面を表示し(ステップ
211)、この表示した画面が図12に示した通過道路
設定初期画面であるか否かを判定する(ステップ21
2)。通過道路設定初期画面であればステップ204以
降の処理が繰り返され、通過道路設定初期画面でなけれ
ばステップ208以降の処理が繰り返される。
【0057】また、図12に示された通過道路設定初期
画面あるいは図13等に示された通過道路設定画面が表
示された状態において「終了」ボタンが選択されると、
次に道路選択処理部48は、それまでに選択された1あ
るいは複数の道路名称のそれぞれに対応した各道路を順
に通過道路とする経路を設定して(ステップ213)、
この設定した経路を強調して地図画像とともにディスプ
レイ装置9の画面に表示する(ステップ214)。
【0058】経路の設定方法および表示方法については
種々の方法が考えられる。例えば、新しい道路名称が選
択される毎に、1つ前に選択された道路名称に対応する
道路の中のどの部分が経路に含まれる部分として採用さ
れるかが決まるので、その都度採用された道路の区間に
対応するノードの集合を起点に近い方から順に設定経路
メモリ38に格納する場合、経路を構成する全ての道路
が決定した後に、起点から順に各道路上のノードを抽出
して設定経路メモリ38に格納する場合、ノードの代わ
りにリンクを抽出する場合等が考えられる。また、設定
された経路の表示については、設定された経路の全長を
1画面に含めて表示して、その後の利用者からの指示に
応じて詳細表示等を行う場合、少なくとも起点近傍のみ
の経路が含まれるような画面表示を行い、その後の利用
者からのスクロール指示に応じて経路表示を行う場合等
が考えられる。
【0059】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、ある道路と交差する道路を抽出し、この中の
いずれかの道路名称を指定するという操作を繰り返すこ
とにより、複数の分岐を有する経路を設定しており、道
路名称を指定するだけで経路設定を行うことができる。
特に、日常的に用いられている道路名称を用いることに
より、操作性を向上させることができる。
【0060】(4−3)道路名称を指定した道路を優先
させた経路探索動作 図16は、道路名称によって指定された道路を優先させ
た経路探索動作の動作手順を示す流れ図である。まず、
道路選択処理部48は、利用者によって自動経路探索が
指定されたか否かを判定する(ステップ300)。図6
に示す動作選択画面が表示されているときに、利用者に
よってリモコンユニット4が操作され、「3.自動経路
探索」が選択されると、次に道路選択処理部48は、経
路探索の目的地が設定されたか否かを判定する(ステッ
プ301)。例えば、目的地の設定は、ディスプレイ装
置9の画面上に所望地点近傍の地図画像とカーソルマー
クが表示されているときに、利用者によってリモコンユ
ニット4の目的地入力キーを押下することにより行われ
る。
【0061】目的地が設定されると、次に道路選択処理
部48は、道路名称テーブルの読み出し(ステップ30
2)、路線名称文字列の抽出(ステップ303)を行
い、この抽出した「路線名称文字列」を含む優先道路設
定画面を操作画面発生部64を介してディスプレイ装置
9に表示する(ステップ304)。
【0062】図17は、優先道路設定画面の一例を示す
図である。同図に示すように、優先経路設定画面には、
道路選択処理部48によって抽出された「路線名称文字
列」に基づいて道路名称の一覧が表示されている。利用
者は、リモコンユニット4のカーソルキーを操作してい
ずれかの道路名称を指定し、さらにリモコンユニット4
の「設定」キーを押下した後に「終了」ボタンを選択す
ることによって、任意の道路名称を選択することができ
る。複数の道路名称を指定する場合には、道路名称の指
定と「設定」キーの押下とを交互に繰り返し、その後
「終了」ボタンを選択すればよい。
【0063】次に、道路選択処理部48は、優先道路設
定画面が表示されている状態において、利用者によって
道路名称が指定された後に「終了」ボタンが選択された
か否かを判定しており(ステップ305)、「終了」ボ
タンが選択されると、次に選択された一つあるいは複数
の道路名称に対応する道路を構成する各リンクのコスト
を修正する(ステップ306)。具体的には、道路選択
処理部48は、地図バッファ16から読み出した地図デ
ータに含まれる道路名称レコード(図4)に基づいて、
選択された道路名称に対応する「路線番号」を特定し、
この特定した「路線番号」を含んでいる全てのリンクレ
コード(図3(C))の「コスト」を通常よりも小さな
値(例えば通常時の1/2に)に修正する。
【0064】次に、経路探索処理部36は、選択された
道路名称が付された道路を構成する各リンクについては
この修正されたコストを用いて、出発地から目的地まで
の経路探索を行う(ステップ307)。経路探索の結果
は、ノードの集合(あるいはリンクの集合でもよい)と
して設定経路メモリ38に格納され、設定された経路が
ディスプレイ装置9の画面に表示される。なお、ナビゲ
ーション装置においては、通常は自車位置が経路探索に
おける出発地として設定されるが、目的地と同様に、所
望地点近傍の地図画像を表示させ、カーソルマークを所
望地点に合わせた状態で所定のキー(例えば「決定」キ
ー)を押下して出発地を設定するようにしてもよい。
【0065】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、ある道路を優先させて経路探索を行いたい場
合に、この道路の名称を直接指定することができ、適当
な経由地を指定してこれと同等の設定を行う場合に比べ
ると、操作の簡略化、操作性の向上が可能になる。
【0066】特に、適当な経由地を設定する場合には、
まず各経由地を画面上に表示させる必要があるが、優先
的に走行したい道路が地図上に強調されて表示されるわ
けではないため、優先的に走行したい道路上に複数の経
由地を設定するという操作は非常に煩雑であり、実際は
困難な場合も多い。これに対し、日常的に使用される道
路名称を指定する操作は、図17に示した優先道路設定
画面を見ながら、所望の道路名称を選択するだけであ
り、顕著な操作性の改善が可能となる。
【0067】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、利用者
は、リモコンユニット4を操作することによって道路名
称を選択したが、音声認識によって道路名称を選択する
ようにしてもよい。例えば、ナビゲーションコントロー
ラ1に音声認識手段としての音声認識装置を接続し、音
声認識結果として得られる道路名称の読み仮名文字列と
一致するものを、図4に示す道路名称レコードの「路線
名称読み仮名文字列」の中から検索することにより、利
用者の発声による道路名称の選択が可能となる。
【0068】また、上述した実施形態では、利用者は、
図6に示す動作選択画面に表示された動作の中から所望
の動作を選択しており、各動作はそれぞれ独立である
が、例えば、「1.道路検索」に対応した動作によって
画面に強調表示された経路をカーソル操作等で選択する
と、その経路が「2.手動経路設定」に対応した動作に
よって設定される通過道路の1つとして指定されるとい
ったように、各動作を組み合わせるようにしてもよい。
また、「3.自動経路探索」に対応した動作において、
選択された一つあるいは複数の道路名称に対応する道路
のコストを小さく設定したが、複数の道路の選択手法と
して、「2.手動経路設定」の動作において用いた手法
を採用するようにしてもよい。すなわち、一つの道路名
称が指定されたときに、その指定された道路と交差する
道路の道路名称を表示して、この表示された道路名称の
中からいずれかを指定するという操作を繰り返し行うこ
とにより、複数の道路からなる経路を選択し、この選択
した経路に含まれる道路のコストを小さな値に変更する
ようにしてもよい。この場合にディスプレイ装置9に表
示される優先道路設定画面のレイアウトは、基本的に図
12〜図15に示したものと同じであり、動作手順とし
ては、図16に示したステップ304、305の各動作
手順を、図11に示したステップ203〜212の各動
作手順に置き換えればよい。道路名称の指定が終了して
「終了」ボタンが選択された後に(ステップ204ある
いは208において肯定判断された後に)、選択された
経路に含まれる道路のコストが修正される(ステップ3
06)。
【0069】また、上述した実施形態では、地図表示装
置の一例として車載用のナビゲーション装置を考えた
が、地図ソフトを実行したパソコンを地図表示装置とし
て用いるようにしてもよい。パソコンは、プログラム処
理によって上述したナビゲーションコントローラ1と同
等の機能を実現することができ、上述した道路表示や経
路設定、経路探索を行うことが可能となる。ただし、一
般には、パソコンにはGPS受信機5や自律航法センサ
6が接続されていないため、出発地については、利用者
が手作業で入力する必要がある。
【0070】地図表示装置としてのパソコンにプリンタ
を接続すれば、所望の道路名称の道路を強調した地図
や、道路名称を辿っていくことにより設定された経路が
含まれる地図、あるいは道路名称で特定した道路を優先
させて実施した経路探索の結果が含まれる地図等をプリ
ントアウトすることができる。また、パソコンと車載用
ナビゲーション装置の双方にカードスロットを備えるこ
とにより、パソコンでの経路探索結果をメモリカードに
記憶させて、車載用ナビゲーション装置での経路誘導に
用いるといったことも可能となる。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、道路
名称指定手段によって指定された道路名称に対応する道
路を道路特定手段によって特定しており、この特定され
た道路に関するデータを用いて経路表示、経路設定、経
路探索等の各種の処理が実行される。したがって、道路
名称を指定しただけで各種の処理を行うことができ、操
作の簡略化や操作性の向上が可能になる。
【0072】具体的には、本発明によれば、道路名称に
よって指定された道路を特定して、地図データに基づい
て作成される地図画像上にこの特定した道路を強調して
表示することにより、道路名称を指定しただけでこの道
路名称に対応する道路を地図上に現すことができる。
【0073】また、本発明によれば、道路名称によって
指定された道路を順に通過経路とした経路設定を行っ
て、地図データに基づいて作成される地図画像上にこの
経路を構成する通過道路を強調して表示することによ
り、道路名称を指定しただけで経路の設定を行い、その
結果を表示することができる。
【0074】また、本発明によれば、道路名称によって
指定された道路を優先させた所定の経路探索を行って経
路の設定を行って、地図データに基づいて作成される地
図画像上にこの経路を構成する道路を強調して表示する
ことにより、道路名称を指定しただけで特定の道路を優
先させた経路の設定を行い、その結果を表示することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の車載用ナビゲーション装置の全体
構成を示す図である。
【図2】道路ユニットの全体構成を示す図である。
【図3】道路ユニットに含まれる各種テーブルの詳細な
内容を示す図である。
【図4】描画ユニットの文字レイヤに含まれる道路名称
テーブルの詳細な内容を示す図である。
【図5】利用者によって指定された道路名称を有する道
路を画面表示する場合の動作手順を示す流れ図である。
【図6】動作選択画面の一例を示す図である。
【図7】検索道路設定画面の一例を示す図である。
【図8】起点から終点に至る経路の一例を示す図であ
る。
【図9】道路の全長が含まれる地図画像の表示例を示す
図である。
【図10】交差点付近が含まれる地図画像の表示例を示
す図である。
【図11】利用者によって指定された道路名称を有する
道路によって構成される経路を設定する場合の動作手順
を示す流れ図である。
【図12】通過道路設定初期画面の一例を示す図であ
る。
【図13】通過道路設定画面の一例を示す図である。
【図14】通過道路設定画面の他の例を示す図である。
【図15】交差点選択画面の一例を示す図である。
【図16】道路名称によって指定された道路を優先させ
た経路探索動作の動作手順を示す流れ図である。
【図17】優先道路設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 3 ディスク読取装置 4 リモコンユニット 9 ディスプレイ装置 16 地図バッファ 18 地図読出制御部 20 地図描画部 22 VRAM 36 経路探索処理部 38 設定経路メモリ 42 設定経路描画部 48 道路選択処理部 64 操作画面発生部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路名称を指定する道路名称指定手段
    と、 前記道路名称指定手段によって指定された道路名称に基
    づいて、この道路名称に対応する道路を特定する道路特
    定手段と、 前記道路特定手段によって特定された道路に関するデー
    タを用いて、この道路を含む経路表示、経路設定、経路
    探索等の各種の処理を実行する処理実行手段と、 を備えることを特徴とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】 地図表示に必要な地図データを格納する
    地図データ格納手段と、 道路名称を指定する道路名称指定手段と、 前記道路名称指定手段によって指定された道路名称に基
    づいて、この道路名称に対応する道路を特定する道路特
    定手段と、 前記地図データに基づいて作成される地図画像上で、前
    記道路特定手段によって特定された道路を強調して表示
    する制御手段と、 を備えることを特徴とする地図表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記制御手段は、前記道路名称指定手段によって指定さ
    れた道路名称に対応した道路の全長が含まれるように前
    記地図画像の表示縮尺を設定することを特徴とする地図
    表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記道路名称指定手段によって複数の道路名称が指定さ
    れ、これらの道路名称のそれぞれに対応した道路が互い
    に交差している場合に、前記制御手段は、これらの道路
    の交差箇所付近を含む前記地図画像を表示することを特
    徴とする地図表示装置。
  5. 【請求項5】 地図表示に必要な地図データを格納する
    地図データ格納手段と、 道路名称を指定する道路名称指定手段と、 前記道路名称指定手段によって順に指定された道路名称
    に対応する道路を、通過道路として経路の設定を行う経
    路設定手段と、 前記地図データに基づいて作成される地図画像上で、前
    記経路設定手段によって設定された経路を構成する前記
    通過道路を強調して表示する制御手段と、 を備えることを特徴とする地図表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記道路名称指定手段は、ある道路名称が指定されたと
    きに、この道路名称に対応する道路と交差する他の道路
    の道路名称リストを含む選択画面を表示し、この道路名
    称リストに含まれる道路名称を選択することにより道路
    名称の指定を行うことを特徴とする地図表示装置。
  7. 【請求項7】 地図表示に必要な地図データを格納する
    地図データ格納手段と、 道路名称を指定する道路名称指定手段と、 前記道路名称指定手段によって指定された道路名称に対
    応する道路を優先させた所定の経路探索を行って経路の
    設定を行う経路探索手段と、 前記地図データに基づいて作成された地図画像上で、前
    記経路探索手段によって設定された経路を構成する道路
    を強調して表示する制御手段と、 を備えることを特徴とする地図表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記経路探索手段は、前記道路名称指定手段によって指
    定された道路名称に対応する道路のコストを小さな値に
    変更して所定の経路探索を行うことを特徴とする地図表
    示装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8のいずれかにおいて、 前記道路名称指定手段は、道路名称の入力を音声認識手
    段によって行うことを特徴とする地図表示装置。
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