JPH11210799A - ロータリダンパ - Google Patents

ロータリダンパ

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JPH11210799A
JPH11210799A JP959998A JP959998A JPH11210799A JP H11210799 A JPH11210799 A JP H11210799A JP 959998 A JP959998 A JP 959998A JP 959998 A JP959998 A JP 959998A JP H11210799 A JPH11210799 A JP H11210799A
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JP
Japan
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housing
rotating shaft
rotary damper
shaft
way clutch
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JP959998A
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Hiroshi Kato
博 加藤
Mitsuo Sasaki
光雄 佐々木
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大幅なコストアップおよび機構の大型化を招く
ことなしに、回転方向によって異なる減衰力を発生させ
ることができ、これによりサスペンション用ダンパに適
用した場合に、伸側と圧側との減衰力特性を独立して設
定することができ、かつ、車載性に優れたロータリダン
パの提供。 【解決手段】ハウジング2と回転軸1との間の流体室A
の内部に粘性流体8が充填されて、ハウジング2の内周
と回転軸1の外周とにそれぞれ側面同士を対向させて回
転軸側プレート3,3aとハウジング側プレート9,9
aとが設けられ、一部の回転軸側プレート3aとそれを
支持する回転軸1との間にワンウェイクラッチを構成す
るスプリングクラッチ5が介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転を減衰するロ
ータリダンパに関し、特に、車両におけるロアーアーム
やアッパーアームの回転軸などのように、ばね上−ばね
下間の相対変位により回動する部材に取り付けて、サス
ペンション用のダンパとして用いるのに好適なロータリ
ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリダンパとしては、例え
ば、特開平4−321827号公報に記載のものが知ら
れている。この従来例のロータリダンパは、一端に車輪
を有するロアーアームの他端に形成されたハウジングに
適宜の間隔を有して配設される複数のアーム側フィン
と、車体側に軸受を介して保持されて上記複数枚のアー
ム側フィンの中心部に形成された開口を貫通するロータ
リシャフトに連通されると共に上記アーム側フィンの間
に臨在される複数のシャフト側フィンとを有しており、
上記ハウジングと軸受との間にハウジングの回転方向に
対して上記ロータリシャフトを逆方向に回転させるよう
にする逆転機構が配在されていて、かつ、上記アーム側
フィンとシャフト側フィンとの間に形成される隙間に粘
性流体が充満されている構造となっている。即ち、この
従来のロータリダンパでは、逆転機構により、シャフト
側フィンがアーム側フィンの回転方向とは逆の方向に回
転するもので、その結果両フィン間に介在された粘性流
体は、アーム側フィンの回転運動量に対し、いわゆる倍
の相対運動量(相対速度)に基づく粘性を発揮すること
になり、従って、アーム側フィンの回転量に比較して効
果的な減衰作用を発揮させることができるというもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サスペ
ンション用ダンパは、搭乗者の乗り心地を良くするた
め、その伸び方向(伸側)の減衰力の方が圧縮方向(圧
側)の減衰力よりも高く設定されるのが一般的であり、
例えば、図8の一般的なサスペンション用ダンパのピス
トン速度に対する減衰力特性図に示すように、減衰力の
比率が伸側と圧側とで3対1になるように設定されてい
る。ところが、上述の従来例のロータリダンパにおいて
は、アーム側フィンの回転方向に関わらず、同一の減衰
特性であるため、図9の従来例のロータリダンパの相対
回転速度に対する減衰力特性図に示すように、減衰力の
比率が伸側と圧側とで1対1となるため、サスペンショ
ン用のダンパには適さないという問題があった。この対
策として、特開平4−81311号公報に示すようなロ
ータリダンパの取付構造が知られている。これは、内側
には円周方向に固定板を多数並列させて配設したケーシ
ング内に、この固定板に対応させて多数の回転板を、前
記固定板に1つおきに並設させた回転軸を配置し、前記
ケーシング内に粘性流体を充満させたロータリダンパの
取付構造において、前記ロータリダンパを車体のボディ
とサスペンションアームとの連結部に設置するものであ
って、サスペンションアームの両端部には同一軸線上
に、左右で一対の回転軸を設け、前記回転軸に対応させ
て車体のボディの2箇所に一対の互いに平行なブラケッ
トを配設し、前記左右の回転軸には互いに逆方向にクラ
ッチが駆動するように設定したワンウェイクラッチを介
してロータリダンパを組み付け、圧側ロータリダンパと
伸側ロータリダンパとに形成して取り付けた構造とする
ことにより、伸側と圧側との減衰力特性を独立して設定
することができるようにしたものである。しかしなが
ら、上記のようなロータリダンパの取付構造にあって
は、車体のボディと各サスペンションアームとの連結部
に、それぞれ2組のワンウェイクラッチとロータリダン
パとを組み付ける機構であるため、部品点数の増加によ
りコストアップを招くと共に、各ワンウェイクラッチは
ロータリダンパとは別体で軸方向に組み付けられるもの
であるため、軸方向の寸法が大きくなって機構が大型化
し、車載性が悪いという問題があった。
【0004】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、大幅なコストアップおよび機構の大型
化を招くことなしに、回転方向によって異なる減衰力を
発生させることができ、これによりサスペンション用ダ
ンパに適用した場合に、伸側と圧側との減衰力特性を独
立して設定することができ、かつ、車載性に優れたロー
タリダンパを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明請求項1記載のロータリダンパは、内部に粘性
流体が充填された流体室を有するハウジングと、このハ
ウジングの流体室内においてハウジングに対し相対回転
可能に設けられた回転軸と、前記流体室内において回転
軸の外周とハウジングの内周とにそれぞれ支持されてい
て両者の側面同士が隙間を有して互いに対向する複数の
回転軸側およびハウジング側プレートと、前記回転軸側
プレートの一部と回転軸との間またはハウジング側プレ
ートの一部とハウジングとの間に介在されたワンウェイ
クラッチと、を備え、前記各プレートは、一部のワンウ
ェイクラッチを介在させている部分を除いて、それぞれ
回転軸またはハウジングに相対回転不可能に取り付けら
れ、ワンウェイクラッチを介在させている部分のみが、
これを支持する回転軸またはハウジングに対して一方向
に回転伝達可能で他方向に回転伝達不可能に取り付けら
れている手段とした。請求項2記載のロータリダンパ
は、請求項1記載のロータリダンパにおいて、前記ワン
ウェイクラッチは、前記回転軸側プレートの一部を相対
回転不可能に支持する従動部材と、回転軸との間に設け
られている手段とした。請求項3記載のロータリダンパ
は、請求項1記載のロータリダンパにおいて、前記ワン
ウェイクラッチは、前記ハウジング側プレートの一部を
相対回転不可能に支持する従動部材と、ハウジングとの
間に設けられている手段とした。請求項4記載のロータ
リダンパは、請求項2また3記載のロータリダンパにお
いて、前記ワンウェイクラッチがスプリングクラッチで
ある手段とした。
【0006】
【作用】この発明のロータリダンパでは、回転軸とハウ
ジングとが相対回転した場合、その回転方向が、ワンウ
ェイクラッチのON方向で、ワンウェイクラッチが介装
された一部のプレートに対する回転伝達が可能な方向で
ある場合、すべてのプレートが対向するプレートに対し
て相対回転し、両プレート対向面相互間に充満された粘
性流体が相対回転角速度に応じた流速で強制移動する際
に粘性摩擦を発生し、この粘性摩擦力による粘性抵抗に
よって所定の減衰力を発生させる。一方、上記とは逆
に、回転軸とハウジングとの相対回転方向が、ワンウェ
イクラッチのOFF方向で、ワンウェイクラッチが介装
された一部のプレートに対する回転伝達が不可能な方向
である場合、ワンウェイクラッチを介在させた一部のプ
レートはこれと対向するプレートとは相対回転しないた
め、その分だけ粘性摩擦力が減少し、上記の回転方向に
比べて発生減衰力が小さくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態のロー
タリダンパRDを示す断面図(図2、図3および図4の
S1−S1線における断面図)であり、この図に示すよ
うに、この発明の実施の形態のロータリダンパRDは、
車体側に固定される回転軸1と、ロアーアーム側の回転
軸軸受側に連結されるハウジング2とを備えている。
【0008】前記回転軸1は、その外周面中央右部分に
スプライン軸11が形成され、このスプライン軸11に
は、図2(図1のS2−S2断面図)および図3(図1
のS3−S3断面図)にも示すように、スプライン穴3
1を有する回転軸側プレート3と環状スペーサ4とが交
互に装着されている。
【0009】前記回転軸1の外周面中央左部分には、略
円筒状に形成されていて内側にワンウェイクラッチを構
成するスプリングクラッチ5が内蔵された従動筒6が回
動自在に設けられている。
【0010】前記スプリングクラッチ5は、図4(図1
のS4−S4断面図)にも示すように、その内周面が回
転軸1の外周に対し締まり嵌め状態で装着される一方、
その外周面と従動筒6の内周面との間には所定の緩み代
を構成する環状隙間6aが形成されると共に、その一端
が前記従動筒6の内周面に形成された係合孔6bに係合
固定されている。
【0011】そして、前記従動筒6の外周面には、スプ
ライン軸61が形成され、このスプライン軸61には、
スプライン穴31aを有する回転軸側プレート3aと環
状スペーサ4aとが交互に装着されている。
【0012】前記ハウジング2は、右側壁部21と左側
壁部22と外周円筒部23とから構成されている。外周
円筒部23は組み付けの際にその右端面を右側壁部21
に全周溶接されることにより液圧シールされ、また、そ
の左端部を左側壁部22側にかしめ固定すると共に、シ
ールリング7により液圧シールされている。
【0013】前記外周円筒部23の内周面は図2〜図4
の各断面図に示すようにスプライン穴23aに形成され
ていて、このスプライン穴23aの内周面右側には環状
スペーサ10とスプライン穴23aに対し係合可能なス
プライン軸状の外周形状を有するハウジング側プレート
9とが交互に装着されていて、内周面左側には環状スペ
ーサ10とスプライン穴23aに対し係合可能なスプラ
イン軸状の外周形状を有するハウジング側プレート9a
とが交互に装着されている。
【0014】前記右側壁部21と左側壁部22との内周
面には、ベアリング21a,22aが設けられていて、
ハウジング2は回転軸1の外周面に相対回転可能でかつ
軸方向移動が阻止された状態に設けられている。また、
右側壁部21,左側壁部22と、回転軸1との間には、
シール部材21b,22bがそれぞれ介装されていて、
回転軸1とハウジング2との間に密閉状の中空室(流体
室)Aが形成されている。そして、この中空室A内には
粘性流体8が密封状態で充満され、この中空室Aの右側
には、ハウジング側プレート9と回転軸側プレート3と
が交互に配置されていると共に、左側の前記従動筒6が
設けられた部分には、ハウジング側プレート9aと回転
軸側プレート3aとが交互に配置されている。また、ス
プライン軸11左の環状スペーサ4aと回転軸側プレー
ト3との間には環状スペーサ4bが介装されている。
【0015】前記ハウジング2における左側壁部21の
内面とこれと対面するハウジング側プレート9aおよび
環状スペーサ4a外周との間には、セットスプリング2
4が介装されている。このセットスプリング24は、図
5および図6(図5のS6−S6断面図)に示すよう
に、環状の板ばね材の外周部と内周部を交互にそれぞれ
4箇所打ち起こすことにより、外周ばね部24aと内周
ばね部24bとが形成された構造となっている。そし
て、この外周ばね部24aと内周ばね部24bとで前記
ハウジング側プレート9aおよび環状スペーサ4aをそ
れぞれ図面右方向へ所定のセット力で押圧することによ
り、両ハウジング側プレート9,9aと回転軸側プレー
ト3,3aとの間に所定の間隔が保持された状態となっ
ている。
【0016】次に、本発明の実施の形態の作用を説明す
る。スプリングクラッチ5は、回転軸1がスプリングを
巻き込む方向(スプリングの巻き方向)に回転すると、
スプリングが回転軸1を締め付けることによりスプリン
グクラッチ5がON状態となり、逆に、回転軸1がスプ
リングを緩める方向に回転すると、スプリングクラッチ
5がOFF状態となる。
【0017】本発明の実施の形態のロータリダンパRD
は、スプリングクラッチ5がONとなる方向がダンパ伸
側、スプリングクラッチ5がOFFとなる方向がダンパ
圧側となるように、車体およびロアーアームに取り付け
られている。
【0018】(イ)スプリングクラッチ5がONとなる
方向(ダンパ伸側) スプリングクラッチ5がONとなる方向に回転軸1とハ
ウジング2とを相対回転させると、回転軸1の回転が従
動筒6に伝達され、すべてのプレートが対向するプレー
トと相対回転し、即ち、回転軸側プレート3は対向する
ハウジング側プレート9と、回転軸側プレート3aは対
向するハウジング側プレート9aと相対回転するため、
両プレート対向面相互間に充満された粘性流体8が相対
角速度に応じた流速で強制移動する際に粘性摩擦を発生
し、この粘性摩擦力により粘性抵抗によって所定の減衰
力を発生させる。図7は、本発明の実施の形態のロータ
リダンパRDの相対回転速度に対する減衰力特性図であ
り、ダンパ伸側の減衰力特性は、同図(イ)に示すよう
に大きな減衰力を発生させることができる。
【0019】(ロ)スプリングクラッチ5がOFFとな
る方向(ダンパ圧側) スプリングクラッチ5がOFFとなる方向に回転軸1と
ハウジング2とを相対回転させると、回転軸1の回転が
従動筒6には伝達されず、スプリングクラッチ5が介装
された回転軸側プレート3aは対向するハウジング側プ
レート9aと相対回転しないため、その分だけ粘性摩擦
力が減少し、図7の(ロ)に示すように、その減衰力
は、(イ)の伸側に比べて小さくなっている。
【0020】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態のロータリダンパRDにあっては、一部の回転軸側
プレート3aと回転軸1との間にワンウェイクラッチを
構成するスプリングクラッチ5を設け、ダンパ伸側をク
ラッチがつながる方向、ダンパ圧側をクラッチが切れる
方向となるように車両に適用することにより、1つのロ
ータリダンパRDのみで伸側と圧側とで異なる減衰力を
発生させることができ、伸側と圧側との減衰力比率を一
般的なダンパの減衰力比率と同一にすることができるよ
うになる。
【0021】従って、大幅なコストアップおよび機構の
大型化を招くことなしに、サスペンション用ダンパに適
用した場合に、伸側と圧側との減衰力特性を独立して設
定することができ、かつ、車載性に優れたロータリダン
パを提供することができるようになるという効果が得ら
れる。
【0022】以上、図面により発明の実施の形態を説明
してきたが、本願発明は、この実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0023】例えば、発明の実施の形態のロータリダン
パRDにおいて、車両におけるロアーアームの回転軸軸
受等に設けられる場合を例にとったが、その他、任意部
材相互間の相対運動を回転方向において減衰する場合に
本発明を適用することができる。
【0024】また、発明の実施の形態のロータリダンパ
RDにおいて、回転軸側プレート3aと回転軸1との間
にスプリングクラッチ5を設けた場合を説明したが、ハ
ウジング側プレート9の一部とハウジング2との間にス
プリングクラッチ5を介在させた構成でもよい。
【0025】さらに、各プレートの枚数は任意であり、
ワンウェイクラッチもスプリングクラッチに限らず任意
のものを使用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のロー
タリダンパにあっては、上述のように、内部に粘性流体
が充填された流体室を有するハウジングと、このハウジ
ングの流体室内においてハウジングに対し相対回転可能
に設けられた回転軸と、 前記流体室内において回転軸
の外周とハウジングの内周とにそれぞれ支持されていて
両者の側面同士が隙間を有して互いに対向する複数の回
転軸側およびハウジング側プレートと、 前記回転軸側
プレートの一部と回転軸との間またはハウジング側プレ
ートの一部とハウジングとの間に介在されたワンウェイ
クラッチと、を備え、前記各プレートは、一部のワンウ
ェイクラッチを介在させている部分を除いて、それぞれ
回転軸またはハウジングに相対回転不可能に取り付けら
れ、ワンウェイクラッチを介在させている部分のみが、
これを支持する回転軸またはハウジングに対して一方向
に回転伝達可能で他方向に回転伝達不可能に取り付けら
れている構成としたことで、大幅なコストアップおよび
機構の大型化を招くことなしに、回転方向によって異な
る減衰力を発生させることができ、これによりサスペン
ション用ダンパに適用した場合に、伸側と圧側との減衰
力特性を独立して設定することができ、かつ、車載性に
優れたロータリダンパを提供することができるようにな
るという効果が得られる。
【0027】また、請求項4記載のロータリダンパにあ
っては、ワンウェイクラッチをスプリングクラッチで構
成することにより、ロータリダンパの小型化を図ること
ができると共に、安価なスプリングクラッチを用いるこ
とによりコストダウンを図ることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のロータリダンパRDを示す
断面図である。
【図2】図1のS2−S2断面図である。
【図3】図1のS3−S3断面図である。
【図4】図1のS4−S4断面図である。
【図5】実施の形態のセットスプリングの正面図であ
る。
【図6】図5のS6−S6断面図である。
【図7】実施の形態のロータリダンパRDの相対回転速
度に対する減衰力特性図である。
【図8】一般的なサスペンション用ダンパのピストン速
度に対する減衰力特性図である。
【図9】従来例のロータリダンパの相対回転速度に対す
る減衰力特性図である。
【符号の説明】
RD ロータリダンパ A 中空室(流体室) 1 回転軸 11 スプライン軸 2 ハウジング 21 右側壁部 21a ベアリング 21b シール部材 22 左側壁部 22a ベアリング 22b シール部材 23 外周円筒部 23a スプライン穴 24 セットスプリング 24a 外周ばね部 24b 内周ばね部 25a セットプレート 25b セットプレート 3 回転軸側プレート 3a 回転軸側プレート 31 スプライン穴 31a スプライン穴 4 環状スペーサ 4a 環状スペーサ 4b 環状スペーサ 5 スプリングクラッチ(ワンウェイクラッチ) 6 従動筒(従動部材) 6a 環状隙間 6b 係合孔 61 スプライン軸 7 シールリング 8 粘性流体 9 ハウジング側プレート 9a ハウジング側プレート 10 環状スペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に粘性流体が充填された流体室を有す
    るハウジングと、 このハウジングの流体室内においてハウジングに対し相
    対回転可能に設けられた回転軸と、 前記流体室内において回転軸の外周とハウジングの内周
    とにそれぞれ支持されていて両者の側面同士が隙間を有
    して互いに対向する複数の回転軸側およびハウジング側
    プレートと、 前記回転軸側プレートの一部と回転軸との間またはハウ
    ジング側プレートの一部とハウジングとの間に介在され
    たワンウェイクラッチと、を備え、 前記各プレートは、一部のワンウェイクラッチを介在さ
    せている部分を除いて、それぞれ回転軸またはハウジン
    グに相対回転不可能に取り付けられ、ワンウェイクラッ
    チを介在させている部分のみが、これを支持する回転軸
    またはハウジングに対して一方向に回転伝達可能で他方
    向に回転伝達不可能に取り付けられていることを特徴と
    するロータリダンパ。
  2. 【請求項2】前記ワンウェイクラッチは、前記回転軸側
    プレートの一部を相対回転不可能に支持する従動部材
    と、回転軸との間に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のロータリダンパ。
  3. 【請求項3】前記ワンウェイクラッチは、前記ハウジン
    グ側プレートの一部を相対回転不可能に支持する従動部
    材と、ハウジングとの間に設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のロータリダンパ。
  4. 【請求項4】前記ワンウェイクラッチがスプリングクラ
    ッチであることを特徴とする請求項2または3記載のロ
    ータリダンパ。
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