JP2002089658A - 弾性連結機構及びトルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents

弾性連結機構及びトルクコンバータのロックアップ装置

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JP2002089658A
JP2002089658A JP2000277644A JP2000277644A JP2002089658A JP 2002089658 A JP2002089658 A JP 2002089658A JP 2000277644 A JP2000277644 A JP 2000277644A JP 2000277644 A JP2000277644 A JP 2000277644A JP 2002089658 A JP2002089658 A JP 2002089658A
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piston
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front cover
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Naoki Tomiyama
直樹 富山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータのロックアップ装置等の弾
性連結機構において弾性部材を保持するための構造を簡
単にする。 【解決手段】 ロックアップ装置7は、ピストン51
と、少なくとも1対のトーションスプリング54a,5
4bと、スプリングホルダー55とを備えている。ピス
トン51は、フロントカバーとタービン22との間に配
置されている。1対のスプリング54a,54bは、ピ
ストン51の外周部とタービン22の外周部との間に配
置され、ピストン51とタービン22とを回転方向に弾
性的に連結するための部材であり、回転方向に直列に作
用するように配置されている。スプリングホルダー55
は、タービン22に相対回転可能に保持され、タービン
22との間に1対のスプリング54a,54bを収容す
る環状の空間を確保するとともに、1対のスプリング5
4a,54bの回転方向間に配置されたトルク伝達部を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転方向に直列に
作用するように配置された1対の弾性部材を有する弾性
連結機構及びトルクコンバータのロックアップ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に弾性連結機構は、入力回転部材か
ら出力回転部材にトルクを伝達しつつ、入力回転部材か
ら出力回転部材に伝わる捩り振動を吸収・減衰する。こ
のような弾性連結機構が用いられる構造として、例え
ば、トルクコンバータ内部に配置されるロックアップ装
置が知られている。
【0003】トルクコンバータは、3種の羽根車(イン
ペラー,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作
動油を介してトルクを伝達する装置である。インペラー
は入力側回転体としてのフロントカバーに固定されてい
る。タービンは流体室内でインペラーに対向して配置さ
れている。インペラーが回転すると、インペラーからタ
ービンに作動油が流れ、タービンを回転させることでト
ルクを出力する。
【0004】ロックアップ装置は、タービンとフロント
カバーとの間の空間に配置されており、フロントカバー
とタービンを機械的に連結することでフロントカバーか
らタービンにトルクを直接伝達するための機構である。
【0005】通常、このロックアップ装置は、フロント
カバーに押し付けられることが可能な円板状のピストン
と、ピストンの外周部に固定されるリティーニングプレ
ートと、リティーニングプレートにより回転方向及び外
周側を支持されるトーションスプリングと、トーション
スプリングの両端を回転方向に支持するドリブンプレー
トとを有している。ドリブンプレートはタービンのター
ビンシェル等に固定されている。
【0006】ロックアップ装置が連結状態になると、ト
ルクはフロントカバーからピストンに伝達され、さらに
トーションスプリングを介してタービンに伝えられる。
また、ロックアップ装置の弾性連結機構においては、ト
ーションスプリングがリティーニングプレートとドリブ
ン部材との間で回転方向に圧縮され、捩り振動を吸収・
減衰する。
【0007】トーションスプリングとしては、低剛性・
広捩じり角度を達成するため、1対のコイルスプリング
が回転方向に直列に作用するように配置された構造があ
る。1対のコイルスプリングの回転方向間には中間フロ
ート体(遊動子)が配置され、1対のコイルスプリング
を連結している。中間フロート体は、例えば、環状部
と、環状部から延び1対のコイルスプリング間に延びる
爪とから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したロックアップ
装置においては、リティーニングプレートに弾性部材を
保持する機能を持たせているため、リティーニングプレ
ートの構造が複雑になり、又は弾性部材を保持させるた
めにリティーニングプレートに所定の強度が必要にな
る。
【0009】本発明の目的は、トルクコンバータのロッ
クアップ装置等の弾性連結機構において弾性部材を保持
するための構造を簡単にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の弾性連
結機構は、第1回転部材と、第2回転部材と、少なくと
も1対の弾性部材と、中間フロート体とを備えている。
少なくとも1対の弾性部材は、第1及び第2回転部材の
回転方向間で直列に作用するように配置されている。中
間フロート体は、第1回転部材に相対回転可能に保持さ
れ、第1回転部材との間に1対の弾性部材を収容する環
状の空間を確保するとともに、1対の弾性部材の回転方
向間に配置されたトルク伝達部を有する。
【0011】この機構では、中間フロート体が1対の弾
性部材を収容した状態で第1回転部材に相対回転可能に
保持されている。このため、弾性部材を保持するための
構造が簡単になる。
【0012】請求項2に記載の弾性連結機構では、請求
項1において、中間フロート体は前記一方によって半径
方向及び軸方向に支持されている。請求項3に記載のト
ルクコンバータのロックアップ装置では、請求項1又は
2において、中間フロート体は回転方向に延びるスリッ
トを有している。第2回転部材は、スリット内に挿入さ
れ1対の弾性部材の回転方向端に当接する爪部を有して
いる。
【0013】請求項4に記載のトルクコンバータのロッ
クアップ装置は、フロントカバー及びインペラーにより
形成した流体室内でインペラーに対向するタービンを有
するトルクコンバータにおいて、フロントカバーとター
ビンとを機械的に連結するためのロックアップ装置であ
る。ロックアップ装置は、ピストンと、少なくとも1対
の弾性部材と、中間フロート体とを備えている。ピスト
ンは、フロントカバーとタービンとの間に配置され、油
圧の変化によってフロントカバーに連結及び連結解除可
能である。少なくとも1対の弾性部材は、ピストンの外
周部とタービンの外周部との間に配置され、ピストンと
タービンとを回転方向に弾性的に連結するための部材で
あり、回転方向に直列に作用するように配置されてい
る。中間フロート体は、ピストン及びタービンの一方に
相対回転可能に保持され、第1回転部材との間に1対の
弾性部材を収容する環状の空間を確保するとともに、1
対の弾性部材の回転方向間に配置されたトルク伝達部を
有する。
【0014】この機構では、中間フロート体が1対の弾
性部材を収容した状態でピストン及びタービンの一方に
相対回転可能に保持されている。このため、弾性部材を
保持するための構造が簡単になる。
【0015】請求項5に記載のトルクコンバータのロッ
クアップ装置では、請求項4において、中間フロート体
はピストン及びタービンとの一方によって半径方向及び
軸方向に支持されている。
【0016】請求項6に記載のトルクコンバータのロッ
クアップ装置では、請求項4又は5において、中間フロ
ート体は回転方向に延びるスリットを有している。ピス
トン及びタービンの他方は、スリット内に挿入され1対
の弾性部材の回転方向端に当接する爪部を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】A.第1実施形態 (1)トルクコンバータの基本構造 図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバー
タ1の縦断面概略図である。トルクコンバータ1は、エ
ンジンのクランクシャフト2からトランスミッションの
入力シャフト3にトルクを伝達するための装置である。
図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右
側に図示しないトランスミッションが配置されている。
図1に示すO−Oがトルクコンバータ1の回転軸であ
る。また、図4の矢印R1がトルクコンバータ1の回転
方向駆動側を表しており、矢印R2がその反対側を表し
ている。
【0018】トルクコンバータ1は、主に、フレキシブ
ルプレート4とトルクコンバータ本体5とから構成され
ている。フレキシブルプレート4は、円板状の薄い部材
からなり、トルクを伝達するとともにクランクシャフト
2からトルクコンバータ本体5に伝達される曲げ振動を
吸収するための部材である。したがって、フレキシブル
プレート4は、回転方向にはトルク伝達に十分な剛性を
有しているが、曲げ方向には剛性が低くなっている。
【0019】トルクコンバータ本体5は、3種の羽根車
(インペラー21、タービン22、ステータ23)から
なるトーラス形状の流体作動室6と、ロックアップ装置
7とから構成されている。
【0020】フロントカバー11は、円板状の部材であ
り、フレキシブルプレート4に近接して配置されてい
る。フロントカバー11の内周端にはセンターボス16
が溶接により固定されている。センターボス16は、軸
方向に延びる円筒形状の部材であり、クランクシャフト
2の中心孔内に挿入されている。
【0021】フレキシブルプレート4の内周部は複数の
ボルト13によってクランクシャフト2の先端面に固定
されている。フロントカバー11の外周側かつエンジン
側面には、円周方向に等間隔で複数のナット12が固定
されている。このナット12内に螺合するボルト14が
フレキシブルプレート4の外周部をフロントカバー11
に固定している。
【0022】フロントカバー11の外周部には、軸方向
トランスミッション側に延びる外周側筒状部11aが形
成されている。この外周側筒状部11aの先端にインペ
ラー21のインペラーシェル26の外周縁が溶接によっ
て固定されている。この結果、フロントカバー11とイ
ンペラー21とによって、内部に作動油が充填された流
体室が形成されている。インペラー21は、主に、イン
ペラーシェル26と、その内側に固定された複数のイン
ペラーブレード27と、インペラーシェル26の内周部
に固定されたインペラーハブ28とから構成されてい
る。
【0023】タービン22は流体室内でインペラー21
に対して軸方向に対向して配置されている。タービン2
2は、主に、タービンシェル30と、そのインペラー側
の面に固定された複数のタービンブレード31と、ター
ビンシェル30の内周縁に固定されたタービンハブ32
とから構成されている。タービンシェル30とタービン
ハブ32とは複数のリベット33によって固定されてい
る。
【0024】タービンハブ32の内周面には、入力シャ
フト3に係合するスプラインが形成されている。これに
よりタービンハブ32は入力シャフト3と一体回転する
ようになっている。
【0025】ステータ23は、タービン22からインペ
ラー21に戻る作動油の流れを整流するための機構であ
る。ステータ23は樹脂やアルミ合金等で鋳造により一
体に製作された部材である。ステータ23はインペラー
21の内周部とタービン22の内周部と間に配置されて
いる。ステータ23は、主に、環状のステータシェル3
5と、シェル35の外周面に設けられた複数のステータ
ブレード36とから構成されている。ステータシェル3
5はワンウェイクラッチ37を介して筒状の固定シャフ
ト39に支持されている。固定シャフト39は入力シャ
フト3の外周面とインペラーハブ28の内周面との間を
延びている。
【0026】以上に述べた各羽根車21,22,23の
各シェル26,30,35によって、流体室内にトーラ
ス形状の流体作動室6が形成されている。なお、流体室
内においてフロントカバー11と流体作動室6の間には
環状の空間9が確保されている。
【0027】図に示すワンウェイクラッチ37はラチェ
ットを用いた構造であるが、ローラやスプラグを用いた
構造であってもよい。フロントカバー11の内周部とタ
ービンハブ32との軸方向間には第1スラストベアリン
グ41が配置されている。この第1スラストベアリング
41が設けられた部分において、半径方向に作動油が連
通可能な第1ポート17が形成されている。第1ポート
17は、入力シャフト3内に設けられた油路と、第1油
圧室A(後述)と、タービン22とフロントカバー11
との間の空間内とを連通させている。また、タービンハ
ブ32とステータ23の内周部(具体的にはワンウェイ
クラッチ37)との間には第2スラストベアリング42
が配置されている。この第2スラストベアリング42が
配置された部分において、半径方向両側に作動油が連通
可能な第2ポート18が形成されている。すなわち、第
2ポート18は、入力シャフト3及び固定シャフト39
の間の油路と、流体作動室6とを連通させている。さら
に、ステータ23(具体的にはシェル35)とインペラ
ー21(具体的にはインペラーハブ28)との軸方向間
には第3スラストベアリング43が配置されている。こ
の第3スラストベアリング43が配置された部分におい
て、半径方向両側に作動油が連通可能な第3ポート19
が形成されている。すなわち、第3ポート19は、固定
シャフト39及びインペラーハブ28との間の油路と、
流体作動室6とを連通させている。なお、各油路は、図
示しない油圧回路に接続されており、独立して第1〜第
3ポート17〜19に作動油の供給・排出が可能となっ
ている。 (2)ロックアップ装置の構造 ロックアップ装置7は、タービン22とフロントカバー
11との間の空間9に配置されており、必要に応じて両
者を機械的に連結するための機構である。ロックアップ
装置7は全体が円板状になっており、空間9を概ね軸方
向に分割している。ここでは、フロントカバー11とロ
ックアップ装置7との間の空間を第1油圧室Aとし、ロ
ックアップ装置7とタービン22との間の空間を第2油
圧室Bとする。
【0028】ロックアップ装置7は、クラッチ及び弾性
連結機構の機能を有し、主に、ピストン51と、ドリブ
ン部材53と、複数のトーションスプリング54と、ス
プリングホルダー55とから構成されている。
【0029】ピストン51は、クラッチ連結・遮断を行
うための部材であり、さらには弾性連結機構としてのロ
ックアップ装置7における入力部材として機能する。ピ
ストン51は中心孔が形成された円板形状である。ピス
トン51は、空間9を概ね軸方向に分割するように、空
間9内の半径全体にわたって延びている。ピストン51
の内周縁には軸方向トランスミッション側に延びる内周
側筒状部51bが形成されている。内周側筒状部51b
はタービンハブ32の外周面によって回転方向及び軸方
向に移動可能に支持されている。なお、タービンハブ3
2の外周面には、内周側筒状部51bに当接することで
ピストン51の軸方向トランスミッション側への移動を
制限するためのフランジ32aが形成されている。さら
に、タービンハブ32の外周面には内周側筒状部51b
の内周面に当接する環状のシールリング32bが設けら
れている。これにより、ピストン51の内周縁において
軸方向のシールがされている。さらに、ピストン51の
外周側には摩擦連結部51cが形成されている。摩擦連
結部51cは、半径方向に所定の長さを有する環状部分
であり、軸方向両面が軸方向に対して垂直な面となって
いる平面形状である。摩擦連結部51cの軸方向エンジ
ン側には環状の摩擦フェーシング56が張られている。
このように、ピストン51とフロントカバー11の平坦
な摩擦面とによって、ロックアップ装置7のクラッチが
構成されている。
【0030】ピストン51の外周縁には、軸方向トラン
スミッション側に折り曲げられて延びる折り曲げ部分5
1dが形成されている。折り曲げ部分51dは、ピスト
ン51の外周縁に沿って環状に形成されている。さら
に、折り曲げ部分51dには軸方向トランスミッション
側でかつ内周側に延びる爪部51eが形成されている。
爪部51eは回転方向に間隔を空けて複数配置されてい
る。
【0031】ドリブン部材53はトーションスプリング
54からのトルクをタービン22に伝達するための部材
である。ドリブン部材53は、タービン22のタービン
シェル30の外周側に設けられた板金製の環状部材であ
る。ドリブン部材53は、タービンシェル30に固定さ
れた環状固定部53aと、その外周縁から軸方向エンジ
ン側に延びる外周側筒状部53bと、固定部53aの内
周縁から軸方向エンジン側に延びる内周側筒状部53c
と、固定部53aから軸方向エンジン側に突出するよう
に絞り加工で形成されたトルク伝達部53dとを有して
いる。トルク伝達部53dは回転方向に等間隔で複数形
成されている。
【0032】スプリングホルダー55は、ドリブン部材
53に組みつけられ、ドリブン部材53との間に環状の
ばね収容空間を形成している。スプリングホルダー55
は、環状の板金製部材であり、ピストン51の摩擦連結
部51cとドリブン部材53との軸方向間に配置されて
いる。スプリングホルダー55は、内周部55aが概ね
平板形状であってドリブン部材53の固定部53aから
軸方向に離れて配置されており、外周部55bが軸方向
トランスミッション側に延びている。スプリングホルダ
ー55の内周面は、ドリブン部材53の内周側筒状部5
3cの外周面に当接している。なお、内周側筒状部53
cの先端53eは外周側に折り曲げられてスプリングホ
ルダー55の内周縁付近の軸方向エンジン側を支持して
いる。この支持によってスプリングホルダー55はドリ
ブン部材53から軸方向エンジン側に外れないようにな
っている。さらに、スプリングホルダー55の外周部5
5bすなわち筒状部はドリブン部材53の外周側筒状部
53bの内周側に延びている。以上に述べたようにし
て、スプリングホルダー55は、ドリブン部材53にガ
イドされた状態で(半径方向及び軸方向に移動不能に係
合した状態で)、回転方向に移動可能となっている。
【0033】なお、スプリングホルダー55の内周部5
5aの一部には内周縁から軸方向トランスミッション側
に突出するように絞り加工で形成されたトルク伝達部5
5cが形成されている。トルク伝達部55cは、回転方
向に間隔をあけて形成され、ドライブ部材53のトルク
伝達部53d同士の回転方向中間に位置している。ま
た、スプリングホルダー55には、回転方向に長く延び
るスリット55dが形成されている。スリット55d
は、回転方向に複数形成されており、ドリブン部材53
のトルク伝達部53dに対応している。スリット55d
はトルク伝達部53dに比べて回転方向の長さが長くそ
の両端はトルク伝達部53dの両端より回転方向外側に
位置している。
【0034】スプリングホルダー55の内周部55aに
は、複数の切り起こし部55eが形成されている。切り
起こし部55eは円周方向に並んで複数形成され、先端
はドリブン部材53のトルク伝達部53dの内周側部分
に軸方向エンジン側から当接している。
【0035】スプリングホルダー55とドリブン部材5
3との間には環状の空間が形成され、さらに環状空間は
ドリブン部材53のトルク伝達部53dによって回転方
向に複数の弧状ばね収容部に分割されている。この実施
形態では4つのばね収容部が形成されている。
【0036】ばね収容部内には、円周方向に延びるコイ
ルスプリングであるトーションスプリング54が収容さ
れている。各ばね収容部すなわちトルク伝達部53d同
士の回転方向間には1対のトーションスプリング54
a,54bが回転方向に直列に作用するように配置され
ている。すなわち、全体で合計8個のトーションスプリ
ングが用いられている。なお、ここでいう1個のトーシ
ョンスプリングとは、コイルスプリング単体の物のみな
らず、コイルスプリング内にさらに小コイルスプリング
や弾性体を組みあわせたものをも含む場合がある。ま
た、各ばね収容部において、回転方向R1側のものをト
ーションスプリング54aとし、回転方向R2側のもの
をトーションスプリング54bとする。トルク伝達部5
3dは、トーションスプリング54aのR1側端に当接
又は近接し、トーションスプリング54bのR2側端に
当接又は近接している。
【0037】ピストン51の爪部51eは、スリット5
5dから、スプリングホルダー55とドリブン部材53
が形成する環状空間内に挿入されている。爪部51e
は、ドリブン部材53のトルク伝達部53dと同等の回
転方向幅を有しており、トルク伝達部53dと同様に、
トーションスプリング54aの回転方向R1側端及びト
ーションスプリング54bの回転方向R2側端に当接又
は近接している。爪部51eは、トルク伝達部53dに
対して軸方向エンジン側に離れて位置しており、トルク
伝達部53dに干渉されることなくスリット55d内を
回転方向に移動可能である。
【0038】爪部51eはスプリングホルダー55に対
して軸方向に移動可能である。すなわち、ピストン51
はトーションスプリング54に係合した状態を維持しつ
つ油圧変化によって軸方向に移動可能である。なお、ピ
ストン51をスプリングホルダー55に対して軸方向エ
ンジン側から組み付け可能とするために、スリット55
dは内周側に通過用切り欠きを有している。 (3)トルクコンバータの動作 エンジン始動直後には、第1ポート17及び第3ポート
19からトルクコンバータ本体5内に作動油が供給さ
れ、第2ポート18から作動油が排出される。第1ポー
ト17から供給された作動油は第1油圧室Aを外周側に
流れ、第2油圧室Bを通過して流体作動室6内に流れ込
む。このため、第1油圧室Aと第2油圧室Bとの油圧差
によってピストン51は軸方向エンジン側に移動してい
る。すなわち摩擦フェーシング56はフロントカバー1
1から離れ、ロックアップが解除されている。
【0039】このようにロックアップ解除されていると
きには、フロントカバー11とタービン22との間のト
ルク伝達はインペラー21とタービン22との間の流体
駆動によって行われている。 (4)ロックアップ装置の動作 トルクコンバータ1の速度比が上がり、入力シャフト3
が一定の回転数に達すると、第1ポート17から第1油
圧室Aの作動油が排出される。この結果、第1油圧室A
と第2油圧室Bとの油圧差によって、ピストン51がフ
ロントカバー11側に移動させられ、摩擦フェーシング
56がフロントカバー11の平坦な摩擦面に押し付けら
れる。この結果、フロントカバー11のトルクは、ピス
トン51からトーションスプリング54を介してドリブ
ン部材53に伝達される。さらにトルクはドリブン部材
53からタービン22に伝達される。すなわち、フロン
トカバー11が機械的にタービン22に連結され、フロ
ントカバー11のトルクがタービン22を介して直接入
力シャフト3に出力される。
【0040】以上に述べたロックアップ連結状態におい
て、ロックアップ装置7は、トルクを伝達するとともに
フロントカバー11から入力される捩り振動を吸収・減
衰する。具体的には、フロントカバー11からロックア
ップ装置7に捩り振動が入力されると、トーションスプ
リング54がピストン51とドリブン部材53との間で
回転方向に圧縮される。さらに具体的には、トーション
スプリング54はピストン51の爪部51eとドリブン
部材53のトルク伝達部53dとの間で回転方向に圧縮
される。このとき、1対のトーションスプリング54
a,54bが回転方向に直列に作用するため、低剛性・
広捩じり角の捩じり特性が得られる。 (5)本発明の有利な効果 以上のように捩り振動が入力されてトーションスプリン
グ54が圧縮を繰り返す際に、遠心力によってトーショ
ンスプリング54は半径方向外側に移動し、スプリング
ホルダー55に摺動する。しかし、スプリングホルダー
55はトーションスプリング54とともに回転方向に移
動する部材であるため、両部材間での摺動抵抗はきわめ
て小さい。したがって、捩り振動吸収性能が十分に維持
されている。
【0041】このロックアップ装置7では、複数のトー
ションスプリング54は、スプリングホルダー55とド
リブン部材53によって確保された弧状空間に配置され
ている。したがって、 a)ピストン51に弾性部材を保持するための部品を設
ける必要がなく、コストダウンや軽量化が図れる。
【0042】b)ピストン51のイナーシャが小さくな
り、ロックアップ応答性が向上する。 c)ピストン51の板厚を減らすことができ、したがっ
て剛性を低くすることで弾性変形可能にしている。この
結果、ピストン51の摩擦性能を向上させている。
【0043】さらに、スプリングホルダー55、トーシ
ョンスプリング54、及びドリブン部材53を、ピスト
ン51外周部とタービン22外周部の間の余ったスペー
スに配置できるため、スペース効率がよい。つまり、こ
れら部材によってトルクコンバータの軸方向寸法などが
極端に大きくなることがない。B.第2実施形態 本実施形態においてトルクコンバータの基本構造は前記
実施形態と同様である。
【0044】ロックアップ装置7は、タービン22とフ
ロントカバー11との間の空間9に配置されており、必
要に応じて両者を機械的に連結するための機構である。
ロックアップ装置7は、全体が円板状になっており、空
間9を概ね軸方向に分割している。ここでは、フロント
カバー11とロックアップ装置7との間の空間を第1油
圧室Aとし、ロックアップ装置7とタービン22との間
の空間を第2油圧室Bとする。
【0045】ロックアップ装置7は、クラッチ及び弾性
連結機構の機能を有し、主に、ピストン61と、ドリブ
ン部材63と、複数のトーションスプリング64、スプ
リングホルダー65とから構成されている。
【0046】ピストン61は、クラッチ連結・遮断を行
うための部材であり、さらには弾性連結機構としてのロ
ックアップ装置7における入力部材として機能する。ピ
ストン61は中心孔が形成された円板形状である。ピス
トン61は、空間9を概ね軸方向に分割するように空間
9内の半径全体にわたって延びている。ピストン61の
外周縁には軸方向トランスミッション側に延びる外周側
筒状部61aが形成されている。ピストン61の内周縁
には軸方向トランスミッション側に延びる内周側筒状部
61bが形成されている。内周側筒状部61bはタービ
ンハブ32の外周面によって回転方向及び軸方向に移動
可能に支持されている。なお、タービンハブ32の外周
面には、内周側筒状部61bに当接することでピストン
61の軸方向トランスミッション側への移動を制限する
ためのフランジ32aが形成されている。さらに、ター
ビンハブ32の外周面には内周側筒状部61bの内周面
に当接する環状のシールリング32bが設けられてい
る。これにより、ピストン61の内周縁において軸方向
のシールがされている。さらに、ピストン61の外周側
には摩擦連結部61cが形成されている。摩擦連結部6
1cは、半径方向に所定の長さを有する環状部分であ
り、軸方向両面が軸方向に対して垂直な面となっている
平面形状である。摩擦連結部61cの軸方向エンジン側
には環状の摩擦フェーシング66が張られている。この
ように、ピストン61とフロントカバー11の平坦な摩
擦面とによって、ロックアップ装置7のクラッチが構成
されている。
【0047】ドライブ部材62は、ピストン61に固定
され、ピストン61のトルクをトーションスプリング6
4に伝達するための部材である。ドライブ部材62は、
環状の固定部62aと、固定部62aから半径方向外方
に延びる複数の爪部62bとから構成されている。固定
部62aは、ピストン61に当接しており、かしめ61
fによって固定されている。なお、固定部は環状でなく
て個々に分割されていてもよい。各爪部62bは半径方
向に間隔をあけて軸方向トランスミッション側に延びる
2本の爪からなる。なお、爪部62b同士の回転方向間
にはドライブ部材62の構成部分は設けられていないた
め、ピストン61の摩擦連結部61cの軸方向トランス
ミッション側面が露出している。
【0048】スプリングホルダー65は、ピストン61
に組みつけられ、環状のばね収容空間を形成している。
スプリングホルダー65は、環状の板金製部材であり、
ピストン61の摩擦連結部61cの軸方向トランスミッ
ション側すなわち外周側筒状部61aの内周側に配置さ
れている。スプリングホルダー65は、内周部65aが
概ね平板形状であり、外周部65bが内周部65aから
軸方向トランスミッション側に凸となるように湾曲して
いる。外周部65bの外周縁はピストン61の外周側筒
状部61aの内周面に、特に先端内周面に、近接してい
る。外周側筒状部61aの先端には、内周側に延びる突
出部61dが形成されている。突出部61dは、環状に
形成され、スプリングホルダー65の外周部65bの軸
方向トランスミッション側に当接している。この当接に
よってスプリングホルダー65はピストン61から軸方
向トランスミッション側に外れないようになっている。
【0049】次にスプリングホルダー65を半径方向に
支持するための構造について説明する。スプリングホル
ダー65の内周縁には、軸方向エンジン側に延びる筒状
部65cが形成されている。ピストン61の半径方向中
間付近には所定角度で回転方向に延びる外周壁を有する
支持部61eが形成されている。支持部61eは、ピス
トン61の半径方向中間部分において軸方向エンジン側
に突出するように絞り加工で形成された部分であり、回
転方向に複数形成されている。支持部61eの外周面は
スプリングホルダー65の突出部61dの内周面に当接
している。この支持によってスプリングホルダー65は
ピストン61によって半径方向の位置決めがされてい
る。
【0050】以上に述べたようにして、スプリングホル
ダー65は、ピストン61にガイドされた状態で(半径
方向及び軸方向に移動不能に係合した状態で)、回転方
向に移動可能となっている。
【0051】なお、スプリングホルダー65の外周部6
5bの一部には、軸方向エンジン側に突出するように絞
り加工で形成されたばね支持部65dが形成されてい
る。ばね支持部65dは、回転方向に間隔をあけて複数
形成され、爪部62b同士の回転方向中間部分に位置し
ている。また、スプリングホルダー65には、回転方向
に長く延びるスリット65eが形成されている。スリッ
ト65eは、回転方向に並んで複数形成されており、ド
ライブ部材62の爪部62bに対応している。スリット
65eは爪部62bに比べて回転方向幅が長くその両端
は爪部62bの回転方向両端より回転方向外側に位置し
ている。
【0052】スプリングホルダー65とピストン61
(より具体的には、外周側筒状部61a及び摩擦連結部
61c)の間には環状の空間が形成され、さらに環状空
間はドライブ部材62の爪部62bによって回転方向に
複数の弧状ばね収容部に分割されている。この実施形態
では4つのばね収容部が形成されている。
【0053】ばね収容部内には、円周方向に延びるコイ
ルスプリングであるトーションスプリング64が収容さ
れている。各ばね収容部すなわち爪部62b同士の回転
方向間には1対のトーションスプリング64a,64b
が回転方向に直列に作用するように配置されている。す
なわち、全体で合計8個のトーションスプリングが用い
られている。なお、ここでいう1個のトーションスプリ
ングとは、コイルスプリング単体の物のみならず、コイ
ルスプリング内にさらに小コイルスプリングや弾性体を
組みあわせたものをも含む場合がある。また、各ばね収
容部において、回転方向R1側のトーションスプリング
をトーションスプリング64aとし、回転方向R2側の
トーションスプリングをトーションスプリング64bと
する。爪部62bは、トーションスプリング64aのR
1側端に当接又は近接し、トーションスプリング64b
のR2側端に当接又は近接している。
【0054】ドリブン部材63はトーションスプリング
64からのトルクをタービン22に伝達するための部材
である。ドリブン部材63は、タービン22のタービン
シェル30の外周側に設けられた板金製の環状部材であ
る。ドリブン部材63は、タービンシェル30に固定さ
れた環状固定部63aと、その外周縁から軸方向エンジ
ン側に延びる複数の爪部63bとを有している。ドリブ
ン部材63の爪部63bはスリット65eからスプリン
グホルダー65及びピストン61が形成する環状空間内
に挿入されている。爪部63bは、ドライブ部材62の
爪部62bと同等の回転方向幅を有しており、爪部62
bと同様に、トーションスプリング64aの回転方向R
1側端及びトーションスプリング64bの回転方向R2
側端に当接又は近接している。爪部63bは、爪部62
bの2つの爪の半径方向間に延びており、爪部62bに
干渉されることなくスリット65e内を回転方向に移動
可能である。
【0055】爪部63bはスプリングホルダー65に対
して軸方向に移動可能である。すなわち、ピストン61
はトーションスプリング64に係合した状態を維持しつ
つ油圧変化によって軸方向に移動可能である。
【0056】ドリブン部材63の固定部63aの内周縁
には複数のストッパー爪63cが形成されている。スト
ッパー爪63cは、固定部63aの内周縁から半径方向
内方に延びる部分であり、ピストン61の支持部61e
同士の回転方向間の隙間に延びている。ストッパー爪6
3cの回転方向幅は支持部61e同士の回転方向間隙間
より短く、ストッパー爪63cが支持部61eに当接す
るまでは、ピストン61とドリブン部材63は相対回転
可能である。言い換えると、両者が当接すると、ピスト
ン61とドリブン部材63の相対回転が停止する。この
ようにドリブン部材63及びピストン61によってスト
ッパー機構を構成しているため、全体の部品点数が多く
ならない。
【0057】捩り振動が入力されてトーションスプリン
グ64が圧縮を繰り返す際に、遠心力によってトーショ
ンスプリング64は半径方向外側に移動し、スプリング
ホルダー65に摺動する。しかし、スプリングホルダー
65はトーションスプリング64とともに回転方向に移
動する部材であるため、両部材間での摺動抵抗はきわめ
て小さい。したがって、捩り振動吸収性能が十分に維持
されている。
【0058】このロックアップ装置7では、複数のトー
ションスプリング64は、スプリングホルダー65とピ
ストン61によって確保された弧状空間に配置されてい
る。したがって、構造が簡単になり、部品点数も少なく
なり、コストダウンや軽量化が図れる。
【0059】特に、ドライブ部材62はトルク伝達機能
しか有しておらずトーションスプリングを保持する機能
を有していないため、構造が簡単になり、軽量化や薄肉
化が実現可能である。
【0060】スプリングホルダー65はトーションスプ
リング64の軸方向トランスミッション側のみを支持し
ているため、トーションスプリング64はピストン61
に直接当接している。この結果トーションスプリング6
4はコイル径を十分に大きくすることができ、低剛性を
実現するための設計が容易になる。
【0061】さらに、スプリングホルダー65、トーシ
ョンスプリング64、及びドリブン部材63を、ピスト
ン61外周部とタービン22外周部の間の余ったスペー
スに配置できるため、スペース効率がよい。つまり、こ
れら部材によってトルクコンバータの軸方向寸法などが
極端に大きくなることがない。C.他の実施形態 ロックアップ装置の構造は前記実施形態に限定されな
い。例えば、ピストンとフロントカバーとの間に複数の
プレートが配置された複板クラッチのロックアップ装置
にも本発明を採用できる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る弾性連結機構では、中間フ
ロート体が1対の弾性部材を収容した状態で入力回転部
材及び出力回転部材の一方に相対回転可能に保持されて
いる。このため、弾性部材を保持するための構造が簡単
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が採用されたトルクコン
バータの縦断面概略図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】図2に対応する図であり、図2と異なる位置で
の断面図。
【図4】ロックアップ装置の弾性連結部の部分斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態が採用されたトルクコン
バータの縦断面概略図。
【図6】図5の部分拡大図。
【図7】図6に対応する図であり、図6と異なる位置で
の断面図。
【図8】ロックアップ装置の弾性連結部の部分斜視図。
【符号の説明】
7 ロックアップ装置 11 フロントカバー 71 ピストン 72 ドライブ部材 73 ドリブン部材 74 トーションスプリング 75 スプリングホルダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回転部材と、 第2回転部材と、 前記第1及び第2回転部材の回転方向間で直列に作用す
    るように配置された少なくとも1対の弾性部材と、 前記第1回転部材に相対回転可能に保持され、前記第1
    回転部材との間に前記1対の弾性部材を収容する環状の
    空間を確保するとともに前記1対の弾性部材の回転方向
    間に配置されたトルク伝達部を有する中間フロート体
    と、を備えた弾性連結機構。
  2. 【請求項2】前記中間フロート体は前記第1回転部材に
    よって半径方向及び軸方向に支持されている、請求項1
    に記載の弾性連結機構。
  3. 【請求項3】前記中間フロート体は回転方向に延びるス
    リットを有し、 前記第2回転部材は、前記スリット内に挿入され前記1
    対の弾性部材の回転方向端に当接する爪部を有してい
    る、請求項1又は2に記載のトルクコンバータのロック
    アップ装置。
  4. 【請求項4】フロントカバー及びインペラーにより形成
    した流体室内で前記インペラーに対向するタービンを有
    するトルクコンバータにおいて、前記フロントカバーと
    前記タービンとを機械的に連結するためのロックアップ
    装置であって、 前記フロントカバーと前記タービンとの間に配置され油
    圧の変化によって前記フロントカバーに連結及び連結解
    除可能なピストンと、 前記ピストンの外周部と前記タービンの外周部との間に
    配置され、前記ピストンと前記タービンとを回転方向に
    弾性的に連結するための部材であり、回転方向に直列に
    作用するように配置された少なくとも1対の弾性部材
    と、 前記ピストン及び前記タービンの一方に相対回転可能に
    保持され、前記一方との間に1対の弾性部材を収容する
    環状の空間を確保するとともに、1対の弾性部材の回転
    方向間に配置されたトルク伝達部を有する中間フロート
    体と、を備えたトルクコンバータのロックアップ装置。
  5. 【請求項5】前記中間フロート体は前記一方によって半
    径方向及び軸方向に支持されている、請求項4に記載の
    トルクコンバータのロックアップ装置。
  6. 【請求項6】前記中間フロート体は回転方向に延びるス
    リットを有し、前記ピストン及び前記タービンの他方
    は、前記スリット内に挿入され前記1対の弾性部材の回
    転方向端に当接する爪部を有している、請求項4又は5
    に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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