JPH11210744A - 位置合わせ装置 - Google Patents

位置合わせ装置

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JPH11210744A
JPH11210744A JP1268498A JP1268498A JPH11210744A JP H11210744 A JPH11210744 A JP H11210744A JP 1268498 A JP1268498 A JP 1268498A JP 1268498 A JP1268498 A JP 1268498A JP H11210744 A JPH11210744 A JP H11210744A
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JP
Japan
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ball seat
fixed component
swinging
positioning
fixed
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Withdrawn
Application number
JP1268498A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Komoriya
均 小森谷
Yutaka Nakamura
裕 中村
Takao Hirahara
隆生 平原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持部上で被固定部品の装着された揺動部を
浮動させて固定部品との位置合わせをする位置合わせ装
置において、位置合わせ後の揺動部固定時に生じる被固
定部品の傾きずれや位置ずれを防止する。 【解決手段】 被固定部品2を装着する揺動部3と、固
定部品9との位置合わせ処理時に揺動部3を浮動させる
支持部4とからなる位置合わせ装置1において、揺動部
3と共に通気孔11からの気体の注入12により浮動可
能な構成とされると共に揺動部3に対して独立して固定
されて揺動部3の位置を規制する構成とされた規制部と
して円板8を揺動部3の球座5の周囲に設ける。そし
て、位置合わせ処理を、揺動部3を円板8と共に浮動さ
せて位置決めした後、円板8を支持部4に固定し、かか
る位置に規制された状態で揺動部3の浮動を停止し、揺
動部3を固定する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置合わせ装置に
関し、特に、光通信、光磁気ディスク装置(MO)等の
製造・組立に使用されて、光軸調整のための精密な面合
わせ等の精密位置決めの可能な位置合わせ装置に関す
る。光ファイバを使った通信ネットワークは大容量の情
報を高速に伝送することができ、動画を含む画像信号や
音声信号を情報の一部として扱う所謂マルチメディア用
途に関連して大きな発展が見込まれている。かかるマル
チメディアが社会に普及するためには、光ネットワーク
及びそれに接続される情報処理端末装置をできるだけ安
価に提供することが必要である。
【0002】特に、個々の情報処理端末装置を光ネット
ワークに接続するためには、光軸調整のために微小部品
の精密位置決め作業が必要であり、微小部品同士の接触
面をピッタリ一致する(同一平面を形成するように)こ
とが重要であって、従来は非常に困難な調整が必要とさ
れていた。
【0003】
【従来の技術】このような微小部品同士の接触面をピッ
タリ一致させる機構として、従来は図8に示すようにバ
ネを用いる物、図9に示すように二つの自由な回転軸を
持つ物等があった。すなわち、図8に示すバネを用いた
面合わせ機構101は、固定部品102に対して面合わ
せをすべき被固定部品103を把持部104で把持し、
その把持部104をバネ105で支持して、被固定部品
の上下動及び傾きを可能とした機構である。
【0004】また、図9に示す二つの回転軸を持つ面合
わせ機構111は、固定部品112に対して面合わせを
すべき被固定部品113を二つの回転軸114,115
を具備した台座116上に設置し、二つの回転軸11
4,115を適当に回転させることにより面合わせをす
る機構である。上記の従来面合わせ機構は、図8のバネ
を用いた物101については、バネの不安定さから面合
わせ精度が不十分でなく、また、図8の二つの回転軸を
用いるもの111については、回転軸114,115で
の回転摩擦の存在がやはり精度低下の原因となって、面
合わせ精度が十分にたかくすることができないという問
題を有していた。
【0005】そこで、近年、図10に示すような球座を
用いるものが使用されることが多くなっている。この球
座を用いた面合わせ機構121は、固定部品122に対
して面合わせをすべき被固定部品123を把持する把持
部124と、把持部124を支持する球座125と、球
座125を受ける球座受け126からなる。そして、面
合わせをすべく被固定部品123の位置合わせを行なう
場合は、球座125と球座受け126の隙間に空気を供
給して摩擦を無くし、球座125の球座受け126上で
の移動を容易にしている。
【0006】よって、被固定部品123を持つ球座12
5は、微小な力で移動・回転して位置合わせが行い易
く、容易な面合わせを可能とし、空気の供給を止めて
行なう球座125の固定時に、球座125の球面構造に
より摩擦面が大きいため、固定する力が強いという特徴
を有する。従って、YAGレーザによりレーザビームを
照射して行なうYAG溶接をする光通信素子の組立では
適用事例が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この球座を用
いた面合わせ機構121は、図10に示すように、球座
125と球座受け126の隙間部分に空気を入れて摩擦
を無くし、位置合わせをして面合わせをする。そして、
面合わせ後に空気を抜いて球座125を球座受け126
に吸着することで球座125の位置を固定して、被固定
部品123の傾きを固定する方式であるので、球座12
5を吸着する瞬間に球座125の位置/傾きを保持する
力が無くなり、微小であるが球座125の傾きがずれる
問題を有していた。
【0008】この傾きのずれにより、既に調整した部品
同士の位置関係が溶接時にずれて、製品の性能低下や溶
接の打ち直しによる製造タクトタイム、ひいては製造コ
ストの増加を招いていた。従って、本発明の目的は上記
課題を解決した新規な位置合わせ装置を提供することで
ある。
【0009】また、本発明の別の目的は、球座を用いて
高精度な面合わせを可能とすると共に、面合わせ後の球
座固定時に生じる球座の傾きずれや位置ずれを防止して
高精度な位置合わせを可能とする位置合わせ装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被固定部品を装着する揺動部と、位置合わせ処理時に該
揺動部を浮動させる支持部とからなる位置合わせ装置に
おいて、該揺動部と共に浮動可能な構成とされると共に
該揺動部に対し独立して固定可能とされて該揺動部の位
置を規制する構成とされた規制部を設けたことを特徴と
する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の位
置合わせ装置において、前記揺動部は、前記支持部上に
置かれる球座と前記被固定部品を装着する装着部とから
なり、前記規制部は、該球座の周囲に配設されたリング
状の円板であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の位
置合わせ装置において、前記した支持部上での揺動部の
浮動を、前記支持部と前記球座との間に気体を供給する
ことにより可能とする構成とし、前記リング状の円板
は、前記球座と接する内側部分に切り欠き部を具備する
ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の位
置合わせ装置において、前記揺動部は、球座と該球座に
設けられて先端部分に前記被固定部品を装着するアーム
とからなり、前記規制部は、該球座の周囲とに配設され
たリング状の第一の円板と該アームの周囲に配設された
リング状の第二の円板とからなることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、被固定部品を装着
する揺動部と、位置合わせ処理時に該揺動部を浮動させ
る浮動手段を具備した支持部とからなる位置合わせ装置
において、 該揺動部は、球座と前記被固定部品を装着
する装着部とからなり、該支持部は、該浮動手段を具備
して該球座を受ける球座受け上部と、該球座受け上部を
弾性物を介して支持すると共に該球座受け上部の位置を
固定する固定手段を具備する球座受け下部とからなるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の位
置合わせ装置において、前記球座受け上部を支持する弾
性物はバネ又は前記球座受け上部と前記球座受け下部の
間に供給される気体であることを特徴とする。請求項7
記載の発明は、被固定部品を装着する揺動部と、位置合
わせ処理時に該揺動部を浮動させる支持部とからなり、
該被固定部品を固定部品に位置合わせする位置合わせ装
置において、該固定部品の位置合わせにかかる部分を該
被固定部品の位置合わせにかかる部分より下方になるよ
うに設置し、位置合わせ処理を、該揺動部を浮動させて
位置決めした後、該浮動を停止して該揺動部を下降さ
せ、かかる位置に該揺動部を固定して行なう構成とした
ことを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項7記載の位
置合わせ装置において、前記揺動部は、球座構造を有
し、前記支持部は該球座構造に対応して支持可能な球面
を具備して、該揺動部を浮動させることが可能な構成と
されたことを特徴とする。請求項1記載の発明によれ
ば、位置合わせ処理を、被固定部品を装着する揺動部を
規制部と共に浮動させて被固定部品の位置を決めた後、
被固定部品をその位置に固定するために揺動部の浮動を
停止する際、先に規制部を固定して揺動部を規制するこ
とが可能であり、浮動状態から支持部への固定の間に揺
動部が決められた位置からの変位することを防止するこ
とが可能である。
【0017】よって、揺動部が浮動状態から支持部に固
定される際に浮動部が位置ずれすることが無くなり、被
固定部品は浮動停止に際して位置決め時の状態を維持す
ることが可能となる。従って、被固定部品の高精度の位
置合わせを可能とし、製造される製品の性能低下や製造
コストの増加を防止することが可能となる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、揺動部は支
持部上で浮動し移動するために球座からなり、被固定部
品の面合わせ等を高精度に行なうことを可能とすると共
に、規制部をリング状とすることで、その球座の規制を
球座周囲から効率よく十分に行なうことが可能となる。
よって、被固定部品の高精度の位置合わせを可能とし、
製造される製品の性能低下や製造コストの増加を防止す
ることが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、球座を支持
部上で浮動させる機構として、球座と支持部の間に気体
を供給して球座を浮動させる機構を用い、かかる気体に
よる浮動のために球座の支持部上での揺動を摩擦の無い
スムーズなものとすることができる。そして、リング状
の規制部に切り欠き部を設けることにより、球座を浮か
せる気体と規制部を浮かせる気体の流れの衝突による気
体の乱れを抑えることができ、揺動部の浮動による被固
定部品の面合わせ作業をより確実に実現することが可能
となる。
【0020】よって、被固定部品の高精度の位置合わせ
を可能とし、製造される製品の性能低下や製造コストの
増加を防止することが可能となる。請求項4記載の発明
によれば、被固定部品の装着されるアームと支持部上を
浮動する球座をそれぞれ独立にそれぞれの周囲から位置
規制することが可能であり、揺動部が浮動状態から支持
部に固定される際の規制部による規制をより確実にする
ことが可能となる。
【0021】よって、被固定部品の高精度の位置合わせ
を可能とし、製造される製品の性能低下や製造コストの
増加を防止することが可能となる。請求項5記載の発明
によれば、揺動部を浮動させ更に支持も行なう支持部
を、揺動部を支持可能な球座受け上部とその下に設けら
れた球座受け下部の二段構造とすることが可能である。
そして球座受け上部は弾性物を介して球座受け下部に支
持され、球座受け下部に対して上下の稼動が可能であ
る。
【0022】よって、位置合わせ処理を、被固定部品を
装着した該揺動部の球座を該球座受け上部の上で浮動さ
せて位置決めし、固定のために該浮動手段を停止すると
共に該弾性体により該球座受け上部を該球座側に付勢し
移動することが可能となり、かかる位置に該球座を規制
し、更に該固定手段により該球座受け上部を該球座受け
下部に固定して該揺動部を固定して行なうことが可能と
なる。
【0023】従って、揺動部がかかる位置からずれない
ようにその位置に規制することが可能となる。以上よ
り、揺動部が浮動状態から支持部に固定される際に浮動
部が位置ずれすることが無くなり、被固定部品は浮動停
止に際して位置決め時の状態を維持することが可能とな
る。
【0024】従って、被固定部品の高精度の位置合わせ
を可能とし、製造される製品の性能低下や製造コストの
増加を防止することが可能となる。請求項6記載の発明
によれば、球座受け上部と球座受け下部の間に設けられ
た弾性物をバネ若しくは気体とすることが可能となり、
球座受け下部は簡便かつ確実に球座受け上部を揺動部側
に付勢しながら支持することが可能となる。
【0025】従って、低コストの位置合わせ装置を提供
することができると共に被固定部品の高精度の位置合わ
せを可能とし、製造される製品の性能低下や製造コスト
の増加を防止することが可能となる。請求項7記載の発
明によれば、揺動部に装着された被固定部品は位置合わ
せされるべき固定部品の位置合わせにかかる部分より上
にある。よって、支持部上で浮動して被固定部品の位置
合わせを行なった揺動部は、浮動の停止により重力の作
用に従い下降して支持部に固定されると共に、被固定部
品を固定部品により押しつけることが可能となる。
【0026】従って、揺動部の固定時に、既に位置合わ
せのされた被固定部品と固定部品の位置合わせにかかる
部分がずれて離れてしまうことがなく、被固定部品と固
定部品の間にずれを生じることはない。以上より、被固
定部品の高精度の位置合わせを可能とし、製造される製
品の性能低下や製造コストの増加を防止することが可能
となる。
【0027】請求項8記載の発明によれば、揺動部は球
座部分を具備することにより、微小な力で回転され、面
合わせ等の位置合わせを容易にすることができると共
に、摩擦面が大きいため固定時の力を強くすることが可
能となる。よって、被固定部品の高精度の位置合わせを
可能とし、製造される製品の性能低下や製造コストの増
加を防止することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。 (実施例1)図1は本発明にかかる第一実施例である位
置合わせ装置を説明する図である。そして図1(A)は
本発明にかかる第一実施例である位置合わせ装置の構成
を説明する図であり、図1(B)は本発明にかかる第一
実施例である位置合わせ装置に使用するリング状の円板
の平面図である。
【0029】本発明にかかる第一実施例である位置合わ
せ装置1は、被固定部品2を装着する揺動部3と、被固
定部品2の固定部品9に対する位置合わせ処理時に揺動
部3を浮動させる支持部4とからなる。そして、揺動部
3は、支持部4上に置かれる球座5と被固定部品2を装
着する装着部をなすアーム6とからなり、球座5は下側
面が凸状の球面をなす偏平な円筒形状を有しており、ア
ーム6は更に被固定部品2を把持して固定する把持部7
を先端に具備する。
【0030】更に、揺動部3と共に浮動が可能な構成と
されると共に揺動部3に対し独立して支持部4に固定さ
れて浮いた状態の揺動部3の位置を規制することが可能
な構成とされた規制部が設けられている。この規制部
は、球座5の円筒部分10の側面の周囲に近接して配設
されたリング状の円板8からなる。そして、支持部4は
揺動部3を支持する上面部分が揺動部3の球座5下面の
球面形状に対応する凹状の球面からなり、また更に適当
な通気孔11を具備しており、揺動部3と円板8は、支
持部4と球座5との間、及び支持部4と円板8との間に
通気孔11を通して矢印12に示すように気体を供給す
ることによりそれぞれ支持部4上での摩擦がなくなり、
浮動が可能となるように構成されている。
【0031】この時気体は装置を腐食させるなどの弊害
や使用者に対する害の無いものであればいかなる物も使
用可能であるが、安価で使用しやすいことから空気を使
用することが好ましい。また、気体の供給は支持部4と
球座5との間のみ、又は支持部4と円板8との間のみと
することも可能である。更に、この通気孔11に気体を
供給するのとは反対に、適当な真空系(図示されない)
を接続することによりこの通気孔11から脱気を行なう
ことも可能であり、その場合、支持部4上の球座5及び
円板8は浮動が停止され、支持部4に吸着され、固定さ
れる。この時、球座5を浮かせたまま円板8のみを独立
に吸着する事も可能であり、その場合、浮いている状態
の球座5、ひいては揺動部3及び被固定部品2は位置及
び角度の変動が規制される。
【0032】尚、本発明にかかる第一実施例である位置
合わせ装置1は、支持部4と揺動部3を含む全体を上下
するステージ機構(図示されない)を備えており、被固
定部品2の大きな上下動も可能としている。以上より、
本発明にかかる第一実施例である位置合わせ装置1は、
固定部品9に対する被固定部品2の位置合わせ処理を、
揺動部3を円板8と共に浮動させて所望の位置に位置決
めした後、円板8を支持部4に独立に吸着固定し、かか
る位置に揺動部3を規制してから揺動部を固定して行な
うように構成される。
【0033】次に、本発明にかかる第一実施例である位
置合わせ装置1を用いた部品間の位置合わせの手順を説
明する。位置合わせの手順を以下に示す。 固定部品9に対し、揺動部3の把持部7に装着された
被固定部品2を上記ステージ機構(図示されない)によ
り上方に移動させ、接触寸前まで接近させる。
【0034】支持部4の通気孔11に空気等の気体を
供給して揺動部3の球座5と円板8を浮かせる。 支持部4と揺動部3を含む全体をステージ機構(図示
されない)により上方に移動し、被固定部品2と固定部
品9が接触して押しつけ力が働いて面合わせを行い、精
密な位置合わせが行なわれる。
【0035】円板8を浮かせている気体を抜いて真空
引きを行い、円板8を支持部4に吸着して位置を固定す
る。この固定により、リング状の円板8に囲まれた球座
5の水平位置がリング状の円板8の内径と球座5の円筒
部分10の外径との差以内に位置決めされる。この位置
決めにより球座5固定の際の揺動部3の傾きのずれがあ
る一定の値以内に制限される。
【0036】例として、円板8内径と球座5の円筒部分
10の外径との差dと、球座5の下面の球面の半径rに
対して揺動部3の傾きのずれ±θは、下式 θ=sin-1(d/r) で表され、許容される傾き角度ずれθaを予め定めてお
けば、θaに合わせて円板8の内径を設計することがで
きる。
【0037】球座5を浮かせている気体を抜き、真空
引きを行い、球座5を支持部4に固定する。この固定で
は、球座5の円筒部分10の位置が円板8で固定されて
いることにより、吸着時の角度ずれは上記式のθで規定
される範囲となる。尚、図2に、本発明にかかる第一実
施例である位置合わせ装置1に使用可能なリング状の円
板の変形例を示す。
【0038】このリング状の円板15は、球座5の円筒
部分10と接する内側部分に切り欠き部16を具備する
ことを特徴としている。リング状の円板15は、切り欠
き部16を設けることにより、球座5を浮かせる気体と
円板15を浮かせる気体の流れの衝突による気体の乱れ
を抑えることができ、揺動部3の浮動による被固定部品
2の面合わせ作業をより確実に実現することが可能とな
る。
【0039】また、図3に本発明にかかる第一実施例で
ある位置合わせ装置の変形例を示す。この第一実施例で
ある位置合わせ装置の変形例21は、揺動部23の位置
を規制する規制部として上下二段の第一及び第二のリン
グ状の円板28a,28bを具備している。第一の円板
28aは位置合わせ装置1の円板8と同様の機構により
球座25の位置を規制し、第二の円板28bは装着部を
なすアーム26の位置を規制する。
【0040】このとき第二の円板28bは、装置21の
具備する円板台20上に位置し、円板台20の通気孔2
9から供給される空気等の気体の作用により揺動部23
と共に支持部24上で浮動が可能であり、また通気孔2
9から真空引きにより揺動部23とは独立に円板台20
に吸着され、第一の円板28aとともに揺動部23の位
置を規制する。
【0041】したがって、変形例である位置合わせ装置
21は揺動部23の上下二箇所の位置を第一及び第二の
円板28a,28bにより固定することが可能となり、
これにより球座25吸着時の傾きや位置のずれをさらに
確実に抑制できる。以上より、本発明にかかる第一実施
例である位置合わせ装置1及びその変形例21は、揺動
部3,23の球座5,25の支持部4,24への吸着時
に生じうる被固定部品2,22と固定部品9,27の間
の面の角度ずれや位置ずれを抑制することができる。そ
の結果、光学部品間の接続等に使用した場合に、光軸調
整後の溶接による位置ずれ及び結合効率の低下を避ける
ことができ、溶接のやり直し等の無駄な工程を削除で
き、光学装置等の製造タクトタイムを短縮し、製造コス
トを低下することが可能となる。
【0042】(実施例2)図4は本発明にかかる第二実
施例である位置合わせ装置を説明する図である。本発明
にかかる第二実施例である位置合わせ装置31は、被固
定部品32を装着する揺動部33と、被固定部品32の
固定部品39に対する位置合わせ処理時に揺動部33を
浮動させる浮動手段を具備した支持部34とからなる。
【0043】そして、揺動部33は、球座35と被固定
部品32を装着する装着部36とからなる。また、支持
部34は、該浮動手段を具備して球座35を受ける球座
受け上部43と、球座受け上部43を弾性物であるバネ
46とリニアガイド47を介して支持すると共に球座受
け上部43の位置を固定する固定手段としてエアシリン
ダ48を具備する球座受け下部45とからなる。
【0044】この球座受け上部43は、球座35を支持
する上面部分が揺動部33の球座35下面の球面形状に
対応する凹状の球面からなり、また更に上記の浮動手段
として適当な通気孔41を具備しており、揺動部33は
支持部34と球座35との間に通気孔41を通して矢印
42に示すように気体を供給することにより支持部34
上での摩擦がなくなり、浮動が可能となるように構成さ
れている。
【0045】この時気体は装置を腐食させるなどの弊害
や使用者に対する害の無いものであればいかなる物も使
用可能であるが、安価で使用しやすいことから空気を使
用することが好ましい。更に、この通気孔41に気体を
供給するのとは反対に、適当な真空系(図示されない)
を接続することによりこの通気孔41から脱気を行なう
ことも可能であり、その場合、支持部34上の球座35
は浮動が停止され、支持部34に吸着され、固定され
る。
【0046】更に球座受け上部43はバネ46及びリニ
アガイド47に支持されて球座受け下部45に対して上
下に稼動可能であり、球座受け下部45のエアシリンダ
48を作動させることにより球座受け下部45に対して
固定されることも可能である。尚、本発明にかかる第二
実施例である位置合わせ装置31は、支持部34と揺動
部33を含む全体を上下するステージ機構(図示されな
い)を備えており、被固定部品32の大きな上下動も可
能としている。
【0047】以上より、本発明にかかる第二実施例であ
る位置合わせ装置31は、固定部品39に対する被固定
部品32の位置合わせ処理を、球座35を球座受け上部
43の上で浮動させて位置決めし、浮動手段である通気
孔41からの気体の供給を停止すると共に弾性体である
バネ46により球座受け上部43を球座35側に付勢
し、かかる位置に該球座を規制し、更に固定手段である
エアシリンダ48により球座受け上部43を球座受け下
部45に固定して揺動部33を固定して行なうように構
成される。
【0048】次に、本発明にかかる第二実施例である位
置合わせ装置31を用いた部品間の位置合わせの手順を
説明する。位置合わせの手順を以下に示す。 固定部品39に対し、揺動部33の装着部36に装着
された被固定部品32を上記ステージ機構(図示されな
い)により上方に移動させ、接触寸前まで接近させる。
【0049】支持部34の球座受け上部43の通気孔
41に空気等の気体を供給して揺動部33の球座35を
浮かせる。 支持部34と揺動部33を含む全体をステージ機構
(図示されない)により上方に移動し、被固定部品32
と固定部品39が接触して押しつけ力が働いて面合わせ
を行い、精密な位置合わせが行なわれる。
【0050】支持部34の球座受け上部43上で球座
35を浮かせている気体の供給を少しずつ、ゆっくりと
減らし、バネ46による付勢に従い球座受け上部43を
球座受け下部45に対し球座35方向に上昇させるよう
にして、装着部36の被固定部品32が固定部品39に
押しつけられている状態を維持しながら球座35を球座
受け上部43に吸着させる。
【0051】球座受け上部43をエアシリンダ48で
固定する。これにより揺動部33及び被固定部品32も
固定される。また次に、図5に本発明にかかる第二実施
例である位置合わせ装置の変形例を示す。この変形例に
かかる位置合わせ装置51は球座受け上部を支持する弾
性物が球座受け上部53と球座受け下部55の間に供給
される気体であること及びその気体供給のために球座受
け下部55に専用の通気孔56を設けたことを除いて
は、通気孔41aやエアシリンダ48aやリニアガイド
47aを具備して上記の第二実施例である位置合わせ装
置31と同様の構成を有している。
【0052】従って、変形例にかかる位置合わせ装置5
1を用いた部品間の位置合わせの手順は、上記の手順
が以下に示される手順−2に変更されることを除いて
第二実施例である位置合わせ装置31に関する上記の手
順と同様であり、上記手順〜を行なった後手順−
2を行い、続いて上記手順が行なわれる。以下、手順
−2を説明する。
【0053】−2:球座受け下部55の通気孔56に
供給する気体の圧力を上げ、その後、支持部57の球座
受け上部53上で球座58を浮かせている気体の供給を
少しずつ、ゆっくりと減らし、通気孔56からの気体の
圧力による付勢に従い球座受け上部53を球座受け下部
55に対し球座58方向に上昇させるようにして、装着
部59の被固定部品52が固定部品54に押しつけられ
ている状態を維持しながら球座58を球座受け上部53
に吸着させる。
【0054】以上より、本発明にかかる第二実施例であ
る位置合わせ装置31及びその変形例51は、揺動部3
3,33aの球座35,58の支持部34,57への吸
着時に生じうる被固定部品32,52と固定部品39,
54の間の面の角度ずれや位置ずれを抑制することがで
きる。その結果、光学部品間の接続等に使用した場合
に、光軸調整後の溶接による位置ずれ及び結合効率の低
下を避けることができ、溶接のやり直し等の無駄な工程
を削除でき、光学装置等の製造タクトタイムを短縮し、
製造コストを低下することが可能となる。
【0055】(実施例3)図6は本発明にかかる第三実
施例である位置合わせ装置を説明する図である。本発明
にかかる第三実施例である位置合わせ装置61は、被固
定部品62を固定部品69に対して位置合わせ処理する
ものであり、被固定部品62を装着する揺動部63と、
被固定部品62の固定部品69に対する位置合わせ処理
時に揺動部63を浮動させる支持部64とからなる。
【0056】そして、固定部品69の位置合わせにかか
る部分である上側面を被固定部品62の位置合わせにか
かる部分である下側面より下方になるように設置するよ
うに構成されている。また、揺動部63は、下側を向い
た凹形状の球面を有する球座構造65を有し、支持部6
4は球座構造65に対応して支持可能な上側を向いた凸
形状の球面を具備している。そして、支持部64は更
に、浮動手段として適当な通気孔71を具備しており、
支持部64と球座構造65との間に通気孔71を通して
矢印72に示すように気体を供給することにより揺動部
63は支持部64上での摩擦がなくなり、揺動部63を
浮動させることが可能な構成とされている。
【0057】この時気体は装置を腐食させるなどの弊害
や使用者に対する害の無いものであればいかなる物も使
用可能であるが、安価で使用しやすいことから空気を使
用することが好ましい。更に、この通気孔71に気体を
供給するのとは反対に、適当な真空系(図示されない)
を接続することによりこの通気孔71から脱気を行なう
ことも可能であり、その場合、支持部64上の揺動部6
3の球座構造65は浮動が停止され、支持部64に吸着
され、固定される。
【0058】尚、本発明にかかる第三実施例である位置
合わせ装置61は、支持部64と揺動部63を含む全体
を上下するステージ機構(図示されない)を備えてお
り、被固定部品62の大きな上下動も可能としている。
以上より、本発明にかかる第三実施例である位置合わせ
装置61は、固定部品69に対する被固定部品62の位
置合わせ処理を、揺動部63を浮動させて位置決めした
後、その浮動を停止して揺動部63を下降させ、かかる
位置に揺動部63を固定して行なうように構成される。
【0059】このような第三実施例である位置合わせ装
置61では、支持部64から出る圧力気体により揺動部
63は浮いた状態となり、その気体を抜いて球座構造6
5を支持部64に吸着すると、下方の固定部品69に対
し揺動部63に装着された被固定部品62をより押しつ
けることになるので、吸着時にそれらの位置合わせにか
かる部品62,69の間で離れる事がなく、傾きや位置
のずれを生じない。
【0060】次に、本発明にかかる第三実施例である位
置合わせ装置61を用いた部品間の位置合わせの手順を
説明する。位置合わせの手順を以下に示す。 固定部品69に対し、揺動部63に装着された被固定
部品62を上記ステージ機構(図示されない)により下
方に移動させ、接触寸前まで接近させる。
【0061】支持部64の通気孔71に空気等の気体
を供給して揺動部63を浮かせる。 支持部64と揺動部63を含む全体をステージ機構
(図示されない)により下方に移動し、被固定部品62
と固定部品69が接触して押しつけ力が働いて面合わせ
を行い、精密な位置合わせが行なわれる。 揺動部63を浮かせている気体を抜き、真空引きを行
い、球座構造65を支持部64に吸着固定する。
【0062】以上より、本発明にかかる第三実施例であ
る位置合わせ装置61は、従来技術(図10参照)で発
生するような揺動部63の球座構造65の支持部64へ
の吸着の際の被固定部品62と固定部品69の間の面の
角度ずれや位置ずれを発生させない。その結果、光学部
品間の接続等に使用した場合に、光軸調整後の溶接によ
る位置ずれ及び結合効率の低下を避けることができ、溶
接のやり直し等の無駄な工程を削除でき、光学装置等の
製造タクトタイムを短縮し、製造コストを低下すること
が可能となる。
【0063】(実施例4)図7は本発明にかかる第四実
施例である位置合わせ装置を説明する図である。本発明
にかかる第四実施例である位置合わせ装置81は、図1
0に示した従来の面合わせ機構121と同様の構成を基
本部分として有し、その基本部分は固定部品89に対し
て位置合わせをすべき被固定部品82を把持する装着部
84と、装着部84を支持する球座85と、球座85を
受ける球座受け86とからなる。このとき装着部84の
胴部83は直方体形状を有している。
【0064】そして、面合わせをすべく被固定部品89
の位置合わせを行なう場合は、球座85と球座受け86
の隙間に球座受け86に備えられた通気孔91を通して
気体を供給して摩擦を無くし、球座85の球座受け86
上での移動を容易にしている。この時気体は装置を腐食
させるなどの弊害や使用者に対する害の無いものであれ
ばいかなる物も使用可能であるが、安価で使用しやすい
ことから空気を使用することが好ましい。
【0065】更に、この通気孔91に気体を供給するの
とは反対に、適当な真空系(図示されない)を接続する
ことによりこの通気孔91から脱気を行なうことも可能
であり、その場合、球座受け86上の球座85は浮動が
停止され、球座受け86に吸着され、固定される。そし
て、第四実施例である位置合わせ装置81は更に、球座
に支持された把持部84の胴部83にx(左右)とy
(前後)のそれぞれ上下2点(計4点)の位置を計測す
る第一及び第二の二つの距離センサ87,88を具備
し、球座受け86の下にはx軸とy軸周りの回転ステー
ジ(ゴニオステージ)93,94を具備する。
【0066】尚、本発明にかかる第四実施例である位置
合わせ装置81は、球座受け86と球座85と回転ステ
ージ93,94を含む全体を上下するステージ機構(図
示されない)を備えており、被固定部品82の大きな上
下動も可能としている。かかる構成を有することによ
り、本発明にかかる第四実施例である位置合わせ装置8
1は部品82,89間の面合わせ時の球座85の傾きと
球座85吸着時の傾きの差を計測して回転ステージ9
3,94で補正を行なうことが可能となる。
【0067】次に、本発明にかかる第四実施例である位
置合わせ装置81を用いた部品間の位置合わせの手順を
説明する。位置合わせの手順を以下に示す。 固定部品89に対し、球座85に支持された装着部8
4に装着された被固定部品82を上記ステージ機構(図
示されない)により上方に移動させ、接触寸前まで接近
させる。
【0068】球座受け86の通気孔91に空気等の気
体を供給して球座85を浮かせる。 球座受け86と球座85と回転ステージ93,94を
含む全体をステージ機構(図示されない)により上方に
移動し、被固定部品82と固定部品89が接触して押し
つけ力が働いて面合わせを行い、精密な位置合わせが行
なわれる。また、球座85の支持する装着部84の直方
体の胴部83の4点:x1,x2,y1,y2の位置を
測定し下式(1),(2)(尚、式中の”L”は第一及
び第二の距離センサ間の距離値を表す)に従い傾きθx
とθyを求める。
【0069】 θx=tan-1{(x1−x2)/L} (1) θy=tan-1{(y1−y2)/L} (2) 球座受け86に供給している圧力気体を抜き、球座8
5を球座受け86に吸着させる。そして、球座85の支
持する装着部84の直方体の胴部83の吸着後の4点:
x1,x2,y1,y2の位置を測定し下式(3),
(4)に従い傾きθxlとθylを求める。
【0070】 θxl=tan-1{(x1−x2)/L} (3) θyl=tan-1{(y1−y2)/L} (4) 吸着後の胴部83の傾きθxlとθylが対応するθ
xとθyに一致するように回転ステージ93,94で傾
きを補正する。以上より、本発明にかかる第四実施例で
ある位置合わせ装置81は、従来技術(図10参照)で
発生するような球座85の球座受け86への吸着の際に
生じる被固定部品82と固定部品89の間の面の角度ず
れや位置ずれを補正により抑制することができる。その
結果、光学部品間の接続等に使用した場合に、光軸調整
後の溶接による位置ずれ及び結合効率の低下を避けるこ
とができ、溶接のやり直し等の無駄な工程を削除でき、
光学装置等の製造タクトタイムを短縮し、製造コストを
低下することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、揺動部が
浮動状態から支持部に固定される際に浮動部が位置ずれ
することが無くなり、被固定部品は浮動停止に際して位
置決め時の状態を維持することが可能となる。従って、
被固定部品の高精度の位置合わせを可能とし、製造され
る製品の性能低下や製造コストの増加を防止することが
可能となる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、被固定部品
の面合わせ等を高精度に行なうことを可能とすると共
に、その球座の規制を球座周囲から効率よく十分に行な
うことが可能となる。よって、被固定部品の高精度の位
置合わせを可能とし、製造される製品の性能低下や製造
コストの増加を防止することが可能となる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、リング状の
規制部に切り欠き部を設けることにより、球座を浮かせ
る気体と規制部を浮かせる気体の流れの衝突による気体
の乱れを抑えることができ、揺動部の浮動による被固定
部品の面合わせ作業をより確実に実現することが可能と
なる。よって、被固定部品の高精度の位置合わせを可能
とし、製造される製品の性能低下や製造コストの増加を
防止することが可能となる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、被固定部品
の高精度の位置合わせを可能とし、製造される製品の性
能低下や製造コストの増加を防止することが可能とな
る。請求項5記載の発明によれば、揺動部が浮動状態か
ら支持部に固定される際に浮動部が位置ずれすることが
無くなり、被固定部品は浮動停止に際して位置決め時の
状態を維持することが可能となる。
【0075】従って、被固定部品の高精度の位置合わせ
を可能とし、製造される製品の性能低下や製造コストの
増加を防止することが可能となる。請求項6記載の発明
によれば、低コストの位置合わせ装置を提供することが
できると共に被固定部品の高精度の位置合わせを可能と
し、製造される製品の性能低下や製造コストの増加を防
止することが可能となる。
【0076】請求項7記載の発明によれば、揺動部の固
定時に、既に位置合わせのされた被固定部品と固定部品
の位置合わせにかかる部分がずれて離れてしまうことが
なく、被固定部品と固定部品の間にずれを生じることは
ない。従って、被固定部品の高精度の位置合わせを可能
とし、製造される製品の性能低下や製造コストの増加を
防止することが可能となる。
【0077】請求項8記載の発明によれば、被固定部品
の高精度の位置合わせを可能とし、製造される製品の性
能低下や製造コストの増加を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第一実施例である位置合わせ装
置を説明する図である。
【図2】本発明にかかる第一実施例である位置合わせ装
置に使用可能なリング状の円板の変形例を示す平面図で
ある。
【図3】本発明にかかる第一実施例である位置合わせ装
置の変形例を説明する図である。
【図4】本発明にかかる第二実施例である位置合わせ装
置を説明する図である。
【図5】本発明にかかる第二実施例である位置合わせ装
置の変形例を説明する図である。
【図6】本発明にかかる第三実施例である位置合わせ装
置を説明する図である。
【図7】本発明にかかる第四実施例である位置合わせ装
置を説明する図である。
【図8】従来技術であるバネを用いた面合わせ機構を説
明する図である。
【図9】従来技術である二つの回転軸を持つ面合わせ機
構を説明する図である。
【図10】従来技術である球座を用いた面合わせ機構を
説明する図である。
【符号の説明】
1,21,31,51,61,81 位置合わせ装置 2,22,32,52,62,82 被固定部品 3,23,33,33a,63 揺動部 4,24,34,57,64 支持部 5,25,35,58,65,85 球座 6,26 アーム 7 把持部 8,15 円板 9,27,39,54,69,89 固定部品 10 円筒部分 11,29,41,41a,56,71,91 通気
孔 12,42,72 気体の流れを示す矢印 16 切り欠き部 20 円板台 28a 第一の円板 28b 第二の円板 36,84 装着部 43,53 球座受け上部 45,55 球座受け下部 46 バネ 47,47a リニアガイド 48,48a エアシリンダ 83 胴部 86 球座受け 87 第一距離センサ 88 第二距離センサ 93,94 回転ステージ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部品を装着する揺動部と、位置合
    わせ処理時に該揺動部を浮動させる支持部とからなる位
    置合わせ装置において、 該揺動部と共に浮動可能な構成とされると共に該揺動部
    に対し独立して固定可能とされて該揺動部の位置を規制
    する構成とされた規制部を設けたことを特徴とする位置
    合わせ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置合わせ装置におい
    て、 前記揺動部は、前記支持部上に置かれる球座と前記被固
    定部品を装着する装着部とからなり、前記規制部は、該
    球座の周囲に配設されたリング状の円板であることを特
    徴とする位置合わせ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位置合わせ装置におい
    て、 前記した支持部上での揺動部の浮動を、前記支持部と前
    記球座との間に気体を供給することにより可能とする構
    成とし、 前記リング状の円板は、前記球座と接する内側部分に切
    り欠き部を具備することを特徴とする位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の位置合わせ装置におい
    て、 前記揺動部は、球座と該球座に設けられて先端部分に前
    記被固定部品を装着するアームとからなり、 前記規制部は、該球座の周囲とに配設されたリング状の
    第一の円板と該アームの周囲に配設されたリング状の第
    二の円板とからなることを特徴とする位置合わせ装置。
  5. 【請求項5】 被固定部品を装着する揺動部と、位置合
    わせ処理時に該揺動部を浮動させる浮動手段を具備した
    支持部とからなる位置合わせ装置において、 該揺動部は、球座と前記被固定部品を装着する装着部と
    からなり、 該支持部は、該浮動手段を具備して該球座を受ける球座
    受け上部と、該球座受け上部を弾性物を介して支持する
    と共に該球座受け上部の位置を固定する固定手段を具備
    する球座受け下部とからなることを特徴とする位置合わ
    せ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の位置合わせ装置におい
    て、 前記球座受け上部を支持する弾性物はバネ又は前記球座
    受け上部と前記球座受け下部の間に供給される気体であ
    ることを特徴とする位置合わせ装置。
  7. 【請求項7】 被固定部品を装着する揺動部と、位置合
    わせ処理時に該揺動部を浮動させる支持部とからなり、
    該被固定部品を固定部品に位置合わせする位置合わせ装
    置において、 該固定部品の位置合わせにかかる部分を該被固定部品の
    位置合わせにかかる部分より下方になるように設置し、 位置合わせ処理を、該揺動部を浮動させて位置決めした
    後、該浮動を停止して該揺動部を下降させ、かかる位置
    に該揺動部を固定して行なう構成としたことを特徴とす
    る位置合わせ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の位置合わせ装置におい
    て、 前記揺動部は、球座構造を有し、 前記支持部は該球座構造に対応して支持可能な球面を具
    備して、該揺動部を浮動させることが可能な構成とされ
    たことを特徴とする位置合わせ装置。
JP1268498A 1998-01-26 1998-01-26 位置合わせ装置 Withdrawn JPH11210744A (ja)

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JP1268498A JPH11210744A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 位置合わせ装置

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