JPH11210690A - ターボ送風機 - Google Patents
ターボ送風機Info
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- JPH11210690A JPH11210690A JP1964098A JP1964098A JPH11210690A JP H11210690 A JPH11210690 A JP H11210690A JP 1964098 A JP1964098 A JP 1964098A JP 1964098 A JP1964098 A JP 1964098A JP H11210690 A JPH11210690 A JP H11210690A
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- Japan
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- balance weight
- main plate
- side plate
- fan
- holding piece
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ファンの回転により、取り付けたバランスウェ
イトが外れることがなく、また、バランスウェイトのケ
ーシングへの接触を防止することができるターボ送風機
を提供すること。 【解決手段】バランスウェイト12は、断面略U字状に
曲成された形状を有し、折返し部13でつながった互い
に対向する第1挟持片14および第2挟持片15と備え
る。主板9は、裏面9bの外周縁9a全体に、バランス
ウェイト12の第1挟持片14を収容するための窪み部
17を有しており、この窪み部17の表面17aに第1
挟持片14が係合する。窪み部17は、取り付けられた
バランスウェイト12の表面12aと主板9の裏面9b
とがほぼ面一となるように、深さが設定される。回転に
伴ってファン自身3が軸方向に上下に振動した場合であ
っても、バランスウェイト12の底フレーム4およびベ
ルマウス5への接触を確実に防止することができる。
イトが外れることがなく、また、バランスウェイトのケ
ーシングへの接触を防止することができるターボ送風機
を提供すること。 【解決手段】バランスウェイト12は、断面略U字状に
曲成された形状を有し、折返し部13でつながった互い
に対向する第1挟持片14および第2挟持片15と備え
る。主板9は、裏面9bの外周縁9a全体に、バランス
ウェイト12の第1挟持片14を収容するための窪み部
17を有しており、この窪み部17の表面17aに第1
挟持片14が係合する。窪み部17は、取り付けられた
バランスウェイト12の表面12aと主板9の裏面9b
とがほぼ面一となるように、深さが設定される。回転に
伴ってファン自身3が軸方向に上下に振動した場合であ
っても、バランスウェイト12の底フレーム4およびベ
ルマウス5への接触を確実に防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はターボ送風機に関
し、特にファンへのバランスウェイトの取付構造に関す
る。
し、特にファンへのバランスウェイトの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ターボ送風機は、ファン(羽根車)の回
転運動によって気体にエネルギーを与える機械として周
知であり、用途により、遠心送風機、斜流送風機、軸流
送風機等の種類がある。ターボ送風機は、前面から取り
入れた空気を側方へ吹き出す構造であり、薄型の送風機
を実現できることから、空気調和機の壁掛け型室内機、
空気清浄機等に利用されている。
転運動によって気体にエネルギーを与える機械として周
知であり、用途により、遠心送風機、斜流送風機、軸流
送風機等の種類がある。ターボ送風機は、前面から取り
入れた空気を側方へ吹き出す構造であり、薄型の送風機
を実現できることから、空気調和機の壁掛け型室内機、
空気清浄機等に利用されている。
【0003】ところでターボ送風機においては、他の送
風機等と同様、回転体であるファンは、動釣合いをとっ
ておく必要がある。動釣合いは、一般に、不釣合い角度
位置に、不釣合いに見合った重量のバランスウェイトを
取り付けることにより達成される。
風機等と同様、回転体であるファンは、動釣合いをとっ
ておく必要がある。動釣合いは、一般に、不釣合い角度
位置に、不釣合いに見合った重量のバランスウェイトを
取り付けることにより達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ターボ送風機の
ファンに不釣合い調整用のバランスウェイトを取り付け
た場合に、次のような問題があった。 ファンの回転により、取り付けたバランスウェイトが
外れやすい。 バランスウェイトをたとえば主板に取り付けると、取
り付けたバランスウェイトが主板の表面からバランスウ
ェイトの肉厚分だけはみ出るので、バランスウェイトが
底フレームに接触しやすい。同様の理由により、バラン
スウェイトを側板に取り付けた場合には、バランスウェ
イトがベルマウス側に接触しやすい。
ファンに不釣合い調整用のバランスウェイトを取り付け
た場合に、次のような問題があった。 ファンの回転により、取り付けたバランスウェイトが
外れやすい。 バランスウェイトをたとえば主板に取り付けると、取
り付けたバランスウェイトが主板の表面からバランスウ
ェイトの肉厚分だけはみ出るので、バランスウェイトが
底フレームに接触しやすい。同様の理由により、バラン
スウェイトを側板に取り付けた場合には、バランスウェ
イトがベルマウス側に接触しやすい。
【0005】これらの問題は、従来のファンが、バラン
スウェイトが取り付けられた場合の構造や形状を考慮し
た構成になっていなかったから生じていた問題である。
そこで本発明者は、ファンの構造を、不釣合い調整用の
バランスウェイトを取り付けることを考慮した構造に変
えることにより、バランスウェイトを取り付けた場合に
おいても、上述の不具合いが生じないような構成のター
ボ送風機を創作した。
スウェイトが取り付けられた場合の構造や形状を考慮し
た構成になっていなかったから生じていた問題である。
そこで本発明者は、ファンの構造を、不釣合い調整用の
バランスウェイトを取り付けることを考慮した構造に変
えることにより、バランスウェイトを取り付けた場合に
おいても、上述の不具合いが生じないような構成のター
ボ送風機を創作した。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、回転軸が設置される底フ
レームおよび底フレームの前方に設けられ、底フレーム
との間にファン配置室を形成し、中央に空気取入れ口が
開口されたベルマウスを有するケーシング、回転軸に連
結され、ファンの中心部を形成するハブ、ハブの外周縁
から底フレームにほぼ平行に外方へ広がる主板、主板と
所定間隔あけて対向するリング状の板であって、中央開
口が空気吸入口を形成し、中央開口の周縁部はベルマウ
スと近接配置された側板、ならびに、主板および側板間
に、主板および側板に対して交差方向に配置された複数
の羽根を有するファン、を含むターボ送風機において、
主板の底フレームに対向する面には、外周部全体に、フ
ァンに不釣合い修正用のバランスウェイトを取り付けた
ときに、バランスウェイトの一部が係合し得る窪み部が
形成されていることを特徴とするものである。
めに、請求項1記載の発明は、回転軸が設置される底フ
レームおよび底フレームの前方に設けられ、底フレーム
との間にファン配置室を形成し、中央に空気取入れ口が
開口されたベルマウスを有するケーシング、回転軸に連
結され、ファンの中心部を形成するハブ、ハブの外周縁
から底フレームにほぼ平行に外方へ広がる主板、主板と
所定間隔あけて対向するリング状の板であって、中央開
口が空気吸入口を形成し、中央開口の周縁部はベルマウ
スと近接配置された側板、ならびに、主板および側板間
に、主板および側板に対して交差方向に配置された複数
の羽根を有するファン、を含むターボ送風機において、
主板の底フレームに対向する面には、外周部全体に、フ
ァンに不釣合い修正用のバランスウェイトを取り付けた
ときに、バランスウェイトの一部が係合し得る窪み部が
形成されていることを特徴とするものである。
【0007】この構成によれば、バランスウェイトが窪
み部で主板に取り付けられるため、主板の表面からはみ
出るバランスウェイトの厚みを減少させることができ
る。よって、バランスウェイトの底フレームへの接触を
防止することができる。請求項2記載の発明は、請求項
1記載のターボ送風機において、主板の外周縁からバラ
ンスウェイトが取り付けられたときに、取り付けられた
バランスウェイトの表面と窪み部が形成されていない主
板の表面とがほぼ面一となるように、窪み部の深さが設
定されていることを特徴とするターボ送風機である。
み部で主板に取り付けられるため、主板の表面からはみ
出るバランスウェイトの厚みを減少させることができ
る。よって、バランスウェイトの底フレームへの接触を
防止することができる。請求項2記載の発明は、請求項
1記載のターボ送風機において、主板の外周縁からバラ
ンスウェイトが取り付けられたときに、取り付けられた
バランスウェイトの表面と窪み部が形成されていない主
板の表面とがほぼ面一となるように、窪み部の深さが設
定されていることを特徴とするターボ送風機である。
【0008】この構成によれば、バランスウェイトの主
板への取付け後には、バランスウェイトが主板の表面か
らはみ出すことがないため、したがって、バランスウェ
イトの底フレームへの接触をより確実に防止することが
できる。請求項3記載の発明は、回転軸が設置される底
フレームおよび底フレームの前方に設けられ、底フレー
ムとの間にファン配置室を形成し、中央に空気取入れ口
が開口されたベルマウスを有するケーシング、回転軸に
連結され、ファンの中心部を形成するハブ、ハブの外周
縁から底フレームにほぼ平行に外方へ広がる主板、主板
と所定間隔あけて対向するリング状の板であって、中央
開口が空気吸入口を形成し、中央開口の周縁部はベルマ
ウスと近接配置された側板、ならびに、主板および側板
間に、主板および側板に対して交差方向に配置された複
数の羽根を有するファン、を含むターボ送風機におい
て、側板のベルマウスに対向する面には、外周部全体
に、ファンに不釣合い修正用のバランスウェイトを取り
付けたときに、バランスウェイトの一部が係合し得る窪
み部が形成されていることを特徴とするものである。
板への取付け後には、バランスウェイトが主板の表面か
らはみ出すことがないため、したがって、バランスウェ
イトの底フレームへの接触をより確実に防止することが
できる。請求項3記載の発明は、回転軸が設置される底
フレームおよび底フレームの前方に設けられ、底フレー
ムとの間にファン配置室を形成し、中央に空気取入れ口
が開口されたベルマウスを有するケーシング、回転軸に
連結され、ファンの中心部を形成するハブ、ハブの外周
縁から底フレームにほぼ平行に外方へ広がる主板、主板
と所定間隔あけて対向するリング状の板であって、中央
開口が空気吸入口を形成し、中央開口の周縁部はベルマ
ウスと近接配置された側板、ならびに、主板および側板
間に、主板および側板に対して交差方向に配置された複
数の羽根を有するファン、を含むターボ送風機におい
て、側板のベルマウスに対向する面には、外周部全体
に、ファンに不釣合い修正用のバランスウェイトを取り
付けたときに、バランスウェイトの一部が係合し得る窪
み部が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】この構成によれば、バランスウェイトが窪
み部で側板に取り付けられるため、主板の表面からはみ
出るバランスウェイトの厚みを減少させることができ
る。よって、バランスウェイトのベルマウスへの接触を
防止することができる。請求項4記載の発明は、請求項
3記載のターボ送風機において、側板の外周縁からバラ
ンスウェイトが取り付けられたときに、取り付けられた
バランスウェイトの表面と窪み部が形成されていない主
板の表面とがほぼ面一となるように、窪み部の深さが設
定されていることを特徴とするものである。
み部で側板に取り付けられるため、主板の表面からはみ
出るバランスウェイトの厚みを減少させることができ
る。よって、バランスウェイトのベルマウスへの接触を
防止することができる。請求項4記載の発明は、請求項
3記載のターボ送風機において、側板の外周縁からバラ
ンスウェイトが取り付けられたときに、取り付けられた
バランスウェイトの表面と窪み部が形成されていない主
板の表面とがほぼ面一となるように、窪み部の深さが設
定されていることを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、バランスウェイトの側
板への取付け後には、バランスウェイトが主板の表面か
らはみ出すことがないため、したがって、バランスウェ
イトのベルマウスへの接触をより確実に防止することが
できる。請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載のターボ送風機であって、バランスウェイ
トは、折返し部でつながった互いに対向する第1挟持片
および第2挟持片を有し、第1挟持片および第2挟持片
間で主板または側板を挟持する構造であり、第1挟持片
が窪み部に係合されるものであって、第2挟持片の先端
には、バランスウェイトを主板または側板に取り付ける
際にガイドとして作用するかえりが形成されていること
を特徴とするものである。
板への取付け後には、バランスウェイトが主板の表面か
らはみ出すことがないため、したがって、バランスウェ
イトのベルマウスへの接触をより確実に防止することが
できる。請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載のターボ送風機であって、バランスウェイ
トは、折返し部でつながった互いに対向する第1挟持片
および第2挟持片を有し、第1挟持片および第2挟持片
間で主板または側板を挟持する構造であり、第1挟持片
が窪み部に係合されるものであって、第2挟持片の先端
には、バランスウェイトを主板または側板に取り付ける
際にガイドとして作用するかえりが形成されていること
を特徴とするものである。
【0011】この構成によれば、バランスウェイトにか
えりが形成されているため、主板および側板への装着が
容易となる。請求項6記載の発明は、請求項5記載のタ
ーボ送風機において、バランスウェイトには、第2挟持
片の前方部に第1挟持片側に曲成された括れ部が形成さ
れており、主板または側板の外周部には、窪み部が形成
された面と反対面に、外周部全体に、脹らみ部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
えりが形成されているため、主板および側板への装着が
容易となる。請求項6記載の発明は、請求項5記載のタ
ーボ送風機において、バランスウェイトには、第2挟持
片の前方部に第1挟持片側に曲成された括れ部が形成さ
れており、主板または側板の外周部には、窪み部が形成
された面と反対面に、外周部全体に、脹らみ部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、ファンの回転によっ
て、バランスウェイトが、抜ける方向に力がかかって
も、括れ部が脹らみ部と係合するため、バランスウェイ
トが主板または側板の外周部から抜けにくい。よって、
バランスウェイトの主板または側板の外周部からの抜け
止めを確実に行うことができる。また、バランスウェイ
トを主板または側板へ取付ける際の位置決めを確実に行
うことができる。
て、バランスウェイトが、抜ける方向に力がかかって
も、括れ部が脹らみ部と係合するため、バランスウェイ
トが主板または側板の外周部から抜けにくい。よって、
バランスウェイトの主板または側板の外周部からの抜け
止めを確実に行うことができる。また、バランスウェイ
トを主板または側板へ取付ける際の位置決めを確実に行
うことができる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載のタ
ーボ送風機において、窪み部が形成された面と反対面の
脹らみ部が形成されていない主板または側板の表面と、
主板または側板に形成された窪み部の表面との厚みは、
バランスウェイトの括れ部と第1挟持片との間隔よりも
厚くされていることを特徴とするものである。この構成
によれば、バランスウェイトの二つの挟持片が互いに離
れる方向に力を受けるため、それにともなってかえりが
後方へと変形するようになる。したがって、取付け前と
比較して、取付け後のかえりの角度が抑えられるため、
ファンの回転によって風切り音が発生することはない。
ーボ送風機において、窪み部が形成された面と反対面の
脹らみ部が形成されていない主板または側板の表面と、
主板または側板に形成された窪み部の表面との厚みは、
バランスウェイトの括れ部と第1挟持片との間隔よりも
厚くされていることを特徴とするものである。この構成
によれば、バランスウェイトの二つの挟持片が互いに離
れる方向に力を受けるため、それにともなってかえりが
後方へと変形するようになる。したがって、取付け前と
比較して、取付け後のかえりの角度が抑えられるため、
ファンの回転によって風切り音が発生することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について詳細に説明をする。図1は、本発
明の一実施形態に係るターボ送風機全体の断面構造を示
す断面図である。図1を参照して、ターボ送風機1に
は、本体ケーシング2が備えられており、この本体ケー
シング2の内部にファン3が配置されるようになってい
る。本体ケーシング2は、底フレーム4と、底フレーム
4の前方に設けられるベルマウス5とを備えている。ベ
ルマウス5は、中央に、空気を取り込むための開口5a
を有する。底フレーム4とベルマウス5との間には、フ
ァン3を収容するためのファン配置室6が形成されてい
る。
の一実施形態について詳細に説明をする。図1は、本発
明の一実施形態に係るターボ送風機全体の断面構造を示
す断面図である。図1を参照して、ターボ送風機1に
は、本体ケーシング2が備えられており、この本体ケー
シング2の内部にファン3が配置されるようになってい
る。本体ケーシング2は、底フレーム4と、底フレーム
4の前方に設けられるベルマウス5とを備えている。ベ
ルマウス5は、中央に、空気を取り込むための開口5a
を有する。底フレーム4とベルマウス5との間には、フ
ァン3を収容するためのファン配置室6が形成されてい
る。
【0015】ファン3は、ファン3の中心を形成するハ
ブ8と、ハブ8の外周縁から延設される主板9と、主板
9と所定間隔をあけて対向するように形成されている側
板10と、複数の羽根11とを備えている。なお、ファ
ン3は、底フレーム4の略中央に配置されるモータMに
よって、ハブ8に連結されている回転軸7を介して回転
される。
ブ8と、ハブ8の外周縁から延設される主板9と、主板
9と所定間隔をあけて対向するように形成されている側
板10と、複数の羽根11とを備えている。なお、ファ
ン3は、底フレーム4の略中央に配置されるモータMに
よって、ハブ8に連結されている回転軸7を介して回転
される。
【0016】図2を参照して、主板9は、ハブ8の外周
縁から延設され、底フレーム4にほぼ平行に広がってい
る。側板10は、中央部に開口10aを形成したリング
状の板材であり、この開口10aからファン3内に、空
気が取り込まれる。側板10の内周縁10bは、前方に
突出しており、開口10aと対向して形成されている。
この主板9と側板10間に、複数の羽根11が、主板9
および側板10に対して交差方向に配置されている。
縁から延設され、底フレーム4にほぼ平行に広がってい
る。側板10は、中央部に開口10aを形成したリング
状の板材であり、この開口10aからファン3内に、空
気が取り込まれる。側板10の内周縁10bは、前方に
突出しており、開口10aと対向して形成されている。
この主板9と側板10間に、複数の羽根11が、主板9
および側板10に対して交差方向に配置されている。
【0017】ファン3は、側板10の開口10aがベル
マウス5の中央に形成された開口5aに対応するように
位置決めされ、ファン配置室6内にセットされる。つま
り、ターボ送風機1は、前面側に配置されたベルマウス
5および側板10の開口5a,10aから空気が取り込
まれ、側方から四方に向かって空気を排出する。ところ
で、他の送風機等と同様に、回転体であるファン3は、
動釣合いをとっておく必要がある。このため、主板9の
外周縁9aまたは側板10の外周縁10dのうちの少な
くとも一方には、ファン3の動釣合いをとるためにバラ
ンスウェイト12を取り付けるための構成が採用されて
いる。
マウス5の中央に形成された開口5aに対応するように
位置決めされ、ファン配置室6内にセットされる。つま
り、ターボ送風機1は、前面側に配置されたベルマウス
5および側板10の開口5a,10aから空気が取り込
まれ、側方から四方に向かって空気を排出する。ところ
で、他の送風機等と同様に、回転体であるファン3は、
動釣合いをとっておく必要がある。このため、主板9の
外周縁9aまたは側板10の外周縁10dのうちの少な
くとも一方には、ファン3の動釣合いをとるためにバラ
ンスウェイト12を取り付けるための構成が採用されて
いる。
【0018】以下、主板9にバランスウェイト12を取
り付ける取付け構造について説明する。図3は、主板9
の外周縁9aにバランスウェイト12が取り付けられた
状態を示す要部断面図である。図3を参照して、バラン
スウェイト12は、断面略U字状に曲成された形状を有
し、折返し部13でつながった互いに対向する第1挟持
片14および第2挟持片15を備えている。この第1挟
持片14および第2挟持片15間で主板9を挟持して、
ファン3の動釣合いをとっている。第2挟持片15の先
端には、バランスウェイト12を主板9に取り付ける際
にガイドとして作用するかえり16が形成されている。
り付ける取付け構造について説明する。図3は、主板9
の外周縁9aにバランスウェイト12が取り付けられた
状態を示す要部断面図である。図3を参照して、バラン
スウェイト12は、断面略U字状に曲成された形状を有
し、折返し部13でつながった互いに対向する第1挟持
片14および第2挟持片15を備えている。この第1挟
持片14および第2挟持片15間で主板9を挟持して、
ファン3の動釣合いをとっている。第2挟持片15の先
端には、バランスウェイト12を主板9に取り付ける際
にガイドとして作用するかえり16が形成されている。
【0019】主板9は、裏面9bの外周縁9a全体にわ
たってバランスウェイト12の第1挟持片14を収容す
るための窪み部17を有しており、この窪み部17の表
面17aに第1挟持片14が係合する。窪み部17は、
バランスウェイト12の主板9の外周縁9aへの取付け
後には、取り付けられたバランスウェイト12の表面1
2aと主板9の裏面9bとがほぼ面一となるように、深
さが設定されている。
たってバランスウェイト12の第1挟持片14を収容す
るための窪み部17を有しており、この窪み部17の表
面17aに第1挟持片14が係合する。窪み部17は、
バランスウェイト12の主板9の外周縁9aへの取付け
後には、取り付けられたバランスウェイト12の表面1
2aと主板9の裏面9bとがほぼ面一となるように、深
さが設定されている。
【0020】主板9と同様に、側板10にも、バランス
ウェイト12の第1挟持片14を収容するための窪み部
17が備えられている。よって、上述のように、バラン
スウェイト12を側板10に取り付けることもできる。
図4は、側板の外周縁にバランスウェイトが取り付けら
れた状態を示す要部断面図である。図4を参照して、側
板10は、前面10cの外周縁10d全体にわたって窪
み部17を有しており、バランスウェイト12が取り付
けられたときには、この窪み部17の表面17aに第1
挟持片14が係合する。この場合にも、バランスウェイ
ト12の取付け後に、取り付けられたバランスウェイト
12の表面12aと側板10の前面10cとがほぼ面一
となるように、窪み部17の深さが設定されている。
ウェイト12の第1挟持片14を収容するための窪み部
17が備えられている。よって、上述のように、バラン
スウェイト12を側板10に取り付けることもできる。
図4は、側板の外周縁にバランスウェイトが取り付けら
れた状態を示す要部断面図である。図4を参照して、側
板10は、前面10cの外周縁10d全体にわたって窪
み部17を有しており、バランスウェイト12が取り付
けられたときには、この窪み部17の表面17aに第1
挟持片14が係合する。この場合にも、バランスウェイ
ト12の取付け後に、取り付けられたバランスウェイト
12の表面12aと側板10の前面10cとがほぼ面一
となるように、窪み部17の深さが設定されている。
【0021】本実施形態では、バランスウェイト12が
主板9または側板10に取り付けられた後には、バラン
スウェイト12の表面12aと主板9の裏面9bまたは
側板10の前面10cとがほぼ面一となる。したがっ
て、回転に伴ってファン自身3が軸方向に上下に振動し
た場合であっても、バランスウェイト12が底フレーム
4およびベルマウス5に接触することはないため、バラ
ンスウェイト12の底フレーム4およびベルマウス5へ
の接触を確実に防止することができる。また、バランス
ウェイト12にかえり16が形成されているため、主板
9および側板10への装着が容易となる。
主板9または側板10に取り付けられた後には、バラン
スウェイト12の表面12aと主板9の裏面9bまたは
側板10の前面10cとがほぼ面一となる。したがっ
て、回転に伴ってファン自身3が軸方向に上下に振動し
た場合であっても、バランスウェイト12が底フレーム
4およびベルマウス5に接触することはないため、バラ
ンスウェイト12の底フレーム4およびベルマウス5へ
の接触を確実に防止することができる。また、バランス
ウェイト12にかえり16が形成されているため、主板
9および側板10への装着が容易となる。
【0022】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。図5は、本発明の他の実施形態にかかるターボフ
ァンで用いられるバランスウェイトの概略断面図であ
る。上記実施形態の場合と同様に、バランスウェイト1
2は、断面略U字状に曲成された形状を有し、折返し部
13でつながった互いに対向する第1挟持片14および
第2挟持片15を備えている。また、第1挟持片14は
窪み部17に係合されるものであって、第2挟持片15
の先端には、バランスウェイト12を主板9または側板
10に取り付ける際にガイドとして作用するかえり16
が形成されている。
する。図5は、本発明の他の実施形態にかかるターボフ
ァンで用いられるバランスウェイトの概略断面図であ
る。上記実施形態の場合と同様に、バランスウェイト1
2は、断面略U字状に曲成された形状を有し、折返し部
13でつながった互いに対向する第1挟持片14および
第2挟持片15を備えている。また、第1挟持片14は
窪み部17に係合されるものであって、第2挟持片15
の先端には、バランスウェイト12を主板9または側板
10に取り付ける際にガイドとして作用するかえり16
が形成されている。
【0023】さらに、バランスウェイト12には、第2
挟持片15の前方に第1挟持片14側に曲成された括れ
部19が形成されている。図6は、本発明の他の実施形
態にかかるターボファンの主板にバランスウェイトが取
り付けられた状態を示す要部断面図である。主板9の前
面9cには、外周縁9a全体に脹らみ部20が形成され
ている。
挟持片15の前方に第1挟持片14側に曲成された括れ
部19が形成されている。図6は、本発明の他の実施形
態にかかるターボファンの主板にバランスウェイトが取
り付けられた状態を示す要部断面図である。主板9の前
面9cには、外周縁9a全体に脹らみ部20が形成され
ている。
【0024】主板9の前面9cと窪み部17の表面17
aとの厚みは、バランスウェイト12の括れ部19と第
1挟持片14との間隔よりも厚くされている。なお、窪
み部17の表面17aと脹らみ部20の表面20aとの
厚みは、バランスウェイト12の第1挟持片14および
第2挟持片15の間隔とほぼ等しくされている。バラン
スウェイト12が、ファン3の主板9に取り付けられた
場合には、脹らみ部20がバランスウェイト12の括れ
部19と係合する。
aとの厚みは、バランスウェイト12の括れ部19と第
1挟持片14との間隔よりも厚くされている。なお、窪
み部17の表面17aと脹らみ部20の表面20aとの
厚みは、バランスウェイト12の第1挟持片14および
第2挟持片15の間隔とほぼ等しくされている。バラン
スウェイト12が、ファン3の主板9に取り付けられた
場合には、脹らみ部20がバランスウェイト12の括れ
部19と係合する。
【0025】また、上述の実施形態と同様に、バランス
ウェイト12を側板10に取り付けても構わない。図7
は、本発明の他の実施形態にかかるターボファンの側板
にバランスウェイトが取り付けられた状態を示す要部断
面図である。側板10の裏面10eには、外周縁10d
全体に脹らみ部20が形成されている。
ウェイト12を側板10に取り付けても構わない。図7
は、本発明の他の実施形態にかかるターボファンの側板
にバランスウェイトが取り付けられた状態を示す要部断
面図である。側板10の裏面10eには、外周縁10d
全体に脹らみ部20が形成されている。
【0026】側板10の裏面10eと窪み部17の表面
17aとの厚みは、バランスウェイト12の括れ部19
と第1挟持片14との間隔よりも厚くされている。な
お、窪み部17の表面17aと脹らみ部20の表面20
aとの厚みは、バランスウェイト12の第1挟持片14
および第2挟持片15の間隔とほぼ等しくされている。
本実施形態では、ファン3の回転によって、バランスウ
ェイト12が抜ける方向に力がかかっても、括れ部19
が脹らみ部20と係合するため、バランスウェイト12
が主板9または側板10の外周縁9a,10dから抜け
にくい。よって、バランスウェイト12の主板9または
側板10の外周縁9a,10dからの抜け止めを確実に
行うことができる。
17aとの厚みは、バランスウェイト12の括れ部19
と第1挟持片14との間隔よりも厚くされている。な
お、窪み部17の表面17aと脹らみ部20の表面20
aとの厚みは、バランスウェイト12の第1挟持片14
および第2挟持片15の間隔とほぼ等しくされている。
本実施形態では、ファン3の回転によって、バランスウ
ェイト12が抜ける方向に力がかかっても、括れ部19
が脹らみ部20と係合するため、バランスウェイト12
が主板9または側板10の外周縁9a,10dから抜け
にくい。よって、バランスウェイト12の主板9または
側板10の外周縁9a,10dからの抜け止めを確実に
行うことができる。
【0027】また、バランスウェイト12を主板9また
は側板10へ取り付ける際の位置決めを確実に行うこと
ができる。さらに、主板9の前面9cまたは側板10の
裏面10eと窪み部17の表面17aとの厚みが、バラ
ンスウェイト12の括れ部19と第1挟持片14との間
隔よりも厚くされている。よって、バランスウェイト1
2の取付けの際に、バランスウェイト12の第1挟持片
14と第2挟持片15とが互いに離れる方向に力を受け
るため、それにともなってかえり16が後方へと変形す
る。したがって、取付け前と比較して、取付け後のかえ
り16の角度が抑えられるため、ファン3の回転によっ
て風切音が発生することはない。
は側板10へ取り付ける際の位置決めを確実に行うこと
ができる。さらに、主板9の前面9cまたは側板10の
裏面10eと窪み部17の表面17aとの厚みが、バラ
ンスウェイト12の括れ部19と第1挟持片14との間
隔よりも厚くされている。よって、バランスウェイト1
2の取付けの際に、バランスウェイト12の第1挟持片
14と第2挟持片15とが互いに離れる方向に力を受け
るため、それにともなってかえり16が後方へと変形す
る。したがって、取付け前と比較して、取付け後のかえ
り16の角度が抑えられるため、ファン3の回転によっ
て風切音が発生することはない。
【0028】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の変更が可能であることはいうまでもない。
の変更が可能であることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、バランスウェ
イトが窪み部で主板に取り付けられるため、主板の表面
からはみ出るバランスウェイトの厚みを減少させること
ができる。よって、バランスウェイトの底フレームへの
接触を防止することができる。請求項2記載の発明で
は、バランスウェイトの主板への取付け後にはバランス
ウェイトが主板の表面からはみ出すことがないため、し
たがって、バランスウェイトの底フレームへの接触をよ
り確実に防止することができる。
イトが窪み部で主板に取り付けられるため、主板の表面
からはみ出るバランスウェイトの厚みを減少させること
ができる。よって、バランスウェイトの底フレームへの
接触を防止することができる。請求項2記載の発明で
は、バランスウェイトの主板への取付け後にはバランス
ウェイトが主板の表面からはみ出すことがないため、し
たがって、バランスウェイトの底フレームへの接触をよ
り確実に防止することができる。
【0030】請求項3記載の発明では、バランスウェイ
トが窪み部で側板に取り付けられるため、主板の表面か
らはみ出るバランスウェイトの厚みを減少させることが
できる。よって、バランスウェイトのベルマウスへの接
触を防止することができる。請求項4記載の発明では、
バランスウェイトの側板への取付け後には、バランスウ
ェイトが主板の表面からはみ出すことがないため、した
がって、バランスウェイトのベルマウスへの接触をより
確実に防止することができる。
トが窪み部で側板に取り付けられるため、主板の表面か
らはみ出るバランスウェイトの厚みを減少させることが
できる。よって、バランスウェイトのベルマウスへの接
触を防止することができる。請求項4記載の発明では、
バランスウェイトの側板への取付け後には、バランスウ
ェイトが主板の表面からはみ出すことがないため、した
がって、バランスウェイトのベルマウスへの接触をより
確実に防止することができる。
【0031】請求項5記載の発明では、バランスウェイ
トにかえりが形成されているため、主板および側板への
装着が容易となる。請求項6記載の発明では、ファンの
回転によって、バランスウェイトが抜ける方向に力がか
かっても、括れ部が脹らみ部と係合するため、バランス
ウェイトが主板または側板の外周縁から抜けにくい。よ
って、バランスウェイトの主板または側板の外周縁から
の抜け止めを確実に行うことができる。
トにかえりが形成されているため、主板および側板への
装着が容易となる。請求項6記載の発明では、ファンの
回転によって、バランスウェイトが抜ける方向に力がか
かっても、括れ部が脹らみ部と係合するため、バランス
ウェイトが主板または側板の外周縁から抜けにくい。よ
って、バランスウェイトの主板または側板の外周縁から
の抜け止めを確実に行うことができる。
【0032】請求項7記載の発明では、バランスウェイ
トの二つの挟持片が互いに離れる方向に力を受けるた
め、それにともなってかえりが後方へと変形するように
なる。したがって、取付け前と比較して、取付け後のか
えりの角度が抑えられるため、ファンの回転によって風
切り音の発生を防ぐことができる。
トの二つの挟持片が互いに離れる方向に力を受けるた
め、それにともなってかえりが後方へと変形するように
なる。したがって、取付け前と比較して、取付け後のか
えりの角度が抑えられるため、ファンの回転によって風
切り音の発生を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るターボ送風機全体の
断面構造を示す断面図である。
断面構造を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るターボ送風機に配置
されるファンの斜視図である。
されるファンの斜視図である。
【図3】主板の外周縁にバランスウェイトが取り付けら
れた状態を示すファンの要部断面図である。
れた状態を示すファンの要部断面図である。
【図4】側板の外周縁にバランスウェイトが取り付けら
れた状態を示すファンの要部断面図である。
れた状態を示すファンの要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るターボ送風機に用
いられるバランスウェイトの概略断面図である。
いられるバランスウェイトの概略断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るターボ送風機の主
板の外周縁にバランスウェイトが取り付けられた状態を
示すファンの要部断面図である。
板の外周縁にバランスウェイトが取り付けられた状態を
示すファンの要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係るターボ送風機の側
板の外周縁にバランスウェイトが取り付けられた状態を
示すファンの要部断面図である。
板の外周縁にバランスウェイトが取り付けられた状態を
示すファンの要部断面図である。
1 ターボ送風機 2 本体ケーシング 3 ファン 4 底フレーム 5 ベルマウス 6 ファン配置室 12 バランスウェイト 14 第1挟持片 15 第2挟持片 17 窪み部 19 括れ部 20 脹らみ部
Claims (7)
- 【請求項1】回転軸(7) が設置される底フレーム(4) お
よび底フレーム(4) の前方に設けられ、底フレーム(4)
との間にファン配置室(6) を形成し、中央に空気取入れ
口(5a)が開口されたベルマウス(5) を有するケーシング
(2) 、 回転軸(7) に連結され、ファン(3) の中心部を形成する
ハブ(8) 、ハブ(8) の外周縁から底フレーム(4) にほぼ
平行に外方へ広がる主板(9) 、主板(9) と所定間隔あけ
て対向するリング状の板であって、中央開口(10a) が空
気吸入口を形成し、中央開口(10a) の周縁部(10b) はベ
ルマウス(5) と近接配置された側板(10)、ならびに、主
板(9) および側板(10)間に、主板(9) および側板(10)に
対して交差方向に配置された複数の羽根(11)を有するフ
ァン(3) 、 を含むターボ送風機(1) において、 主板(9) の底フレーム(4) に対向する面には、外周縁(9
a)全体に、ファン(3)に不釣合い修正用のバランスウェ
イト(12)を取り付けたときに、バランスウェイト(12)の
一部が係合し得る窪み部(17)が形成されていることを特
徴とするターボ送風機。 - 【請求項2】請求項1記載のターボ送風機において、 主板(9) の外周縁(9a)からバランスウェイト(12)が取り
付けられたときに、取り付けられたバランスウェイト(1
2)の表面(12a) と窪み部(17)が形成されていない主板
(9) の表面(9b)とがほぼ面一となるように、窪み部(17)
の深さが設定されていることを特徴とするターボ送風
機。 - 【請求項3】回転軸(7) が設置される底フレーム(4) お
よび底フレーム(4) の前方に設けられ、底フレーム(4)
との間にファン配置室(6) を形成し、中央に空気取入れ
口(5a)が開口されたベルマウス(5) を有するケーシング
(2) 、 回転軸(7) に連結され、ファン(3) の中心部を形成する
ハブ(8) 、ハブ(8) の外周縁から底フレーム(4) にほぼ
平行に外方へ広がる主板(9) 、主板(9) と所定間隔あけ
て対向するリング状の板であって、中央開口(10a) が空
気吸入口を形成し、中央開口(10a) の周縁部(10b) はベ
ルマウス(5) と近接配置された側板(10)、ならびに、主
板(9) および側板(10)間に、主板(9) および側板(10)に
対して交差方向に配置された複数の羽根(11)を有するフ
ァン(3) 、 を含むターボ送風機(1) において、 側板(10)のベルマウス(5) に対向する面には、外周縁(1
0d) 全体に、ファン(3) に不釣合い修正用のバランスウ
ェイト(12)を取り付けたときに、バランスウェイト(12)
の一部が係合し得る窪み部(17)が形成されていることを
特徴とするターボ送風機。 - 【請求項4】請求項3記載のターボ送風機において、 側板(10)の外周縁(10d) からバランスウェイト(12)が取
り付けられたときに、取り付けられたバランスウェイト
(12)の表面(12a) と窪み部(17)が形成されていない側板
(10)の表面(10c) とがほぼ面一となるように、窪み部(1
7)の深さが設定されていることを特徴とするターボ送風
機。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のター
ボ送風機であって、 バランスウェイト(12)は、折返し部(13)でつながった互
いに対向する第1挟持片(14)および第2挟持片(15)を有
し、第1挟持片(14)および第2挟持片(15)間で主板(9)
または側板(10)を挟持する構造であり、第1挟持片(14)
が窪み部(17)に係合されるものであって、第2挟持片(1
5)の先端には、バランスウェイト(12)を主板(9) または
側板(10)に取り付ける際にガイドとして作用するかえり
(16)が形成されていることを特徴とするターボ送風機。 - 【請求項6】請求項5記載のターボ送風機において、 バランスウェイト(12)には、第2挟持片(15)の前方部に
第1挟持片(14)側に曲成された括れ部(19)が形成されて
おり、 主板(9) または側板(10)の外周縁(10d) には、窪み部(1
7)が形成された面と反対面(9c,10e)に、外周縁(10d) 全
体に、脹らみ部(20)が形成されていることを特徴とする
ターボ送風機。 - 【請求項7】請求項6記載のターボ送風機において、 窪み部(17)が形成された面と反対面(9c,10e)の脹らみ部
(20)が形成されていない主板(9) または側板(10)の表面
(9c,10e)と、主板(9) または側板(10)に形成された窪み
部(17)の表面(17a) との厚みは、バランスウェイト(12)
の括れ部(19)と第1挟持片(14)との間隔よりも厚くされ
ていることを特徴とするターボ送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1964098A JPH11210690A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ターボ送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1964098A JPH11210690A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ターボ送風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210690A true JPH11210690A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12004835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1964098A Pending JPH11210690A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ターボ送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210690A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102192187A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 依必安-派特穆尔芬根股份有限两合公司 | 径向风扇叶轮装置 |
DE102009007803B4 (de) * | 2008-02-08 | 2019-04-18 | Denso Corporation | Mehrflügel-Zentrifugalventilator |
DE102015119868B4 (de) | 2014-11-18 | 2024-01-18 | Minebea Mitsumi Inc. | Laufrad für einen Radiallüfter und Radiallüfter |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1964098A patent/JPH11210690A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009007803B4 (de) * | 2008-02-08 | 2019-04-18 | Denso Corporation | Mehrflügel-Zentrifugalventilator |
CN102192187A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 依必安-派特穆尔芬根股份有限两合公司 | 径向风扇叶轮装置 |
DE102015119868B4 (de) | 2014-11-18 | 2024-01-18 | Minebea Mitsumi Inc. | Laufrad für einen Radiallüfter und Radiallüfter |
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