JPH11210231A - 建設中の建物への資機材の搬入方法 - Google Patents

建設中の建物への資機材の搬入方法

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JPH11210231A
JPH11210231A JP2644998A JP2644998A JPH11210231A JP H11210231 A JPH11210231 A JP H11210231A JP 2644998 A JP2644998 A JP 2644998A JP 2644998 A JP2644998 A JP 2644998A JP H11210231 A JPH11210231 A JP H11210231A
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JP
Japan
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building
equipment
materials
traveling
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP2644998A
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English (en)
Inventor
Wataru Isomura
渉 磯村
Takashi Takimoto
隆 滝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の内部形状とは無関係に、ベランダなど
のような突出部上において資機材を水平移動させ、建物
への資機材の搬入を効率良く行なうこと。 【解決手段】 建物12の正面にはベランダ14に近接
して外部作業足場16が組み立てられ、外部作業足場1
6に走行用荷台装置22が設けられ、走行用荷台装置2
2により資機材が、建物12の所望階において所望箇所
に移送される。走行用荷台装置22は、建物12の各階
層毎に設けられたレール24と、各階層毎のレール24
にそれぞれ走行可能に組み付けられた走行用荷台26と
を備えている。走行用荷台26は、平面視長方形の荷台
部2602を備え、荷台部2602の長手方向をレール
24の延在方向に平行させて配置され、荷台部2602
のほぼ半部がベランダ14上を移動するように構成され
ている。資機材が荷台部2602に載置されたならば、
走行用荷台26をレール24に沿って走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設中の建物に資機
材を搬入する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設中の建物に資機材を搬入する場合、
従来では、次のような方法が取られている。 仮設エレベータを使い、資機材を搬入すべき階に搬送
し、台車などに載せて所望の箇所まで水平に移動させ
る。 各階層毎に荷取り構台を作業足場の外側や建物の外側
に設置し、揚重機により資機材を吊り上げて資機材を搬
入すべき階の荷取り構台に下ろし、台車などに載せて所
望の箇所まで水平に移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、所望の階層に搬
送した建設資機材を、所望の箇所に台車で水平に移動さ
せる際、床に開口部、段差などがある場合や、床が建物
の内部で連続形成されていない場合、あるいは、十分な
床スペースが設けられていない場合には台車を利用でき
ず、人力による手作業で所望の箇所まで水平に運搬しな
ければならない。そのため、建設中の建物への資機材の
搬入を効率良く行なえず、工期が掛かり、何らかの改善
が望まれていた。本発明は前記事情に鑑み案出されたも
のであって、本発明の目的は、資機材の搬入を効率良く
行なえ、工期の短縮化を図ることができる建設中の建物
への資機材の搬入方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、建設中の建物の内部に資機材を搬入するに際
して、建物の各階層毎に、建物の外側で建物に近接しつ
つ建物に沿って各階層の水平方向に走行可能に走行用荷
台を設け、建物の各階層において各走行用荷台を走行さ
せると、走行用荷台の荷台部の一部が建物の内側を移動
するように走行用荷台を構成し、前記資機材を搬送すべ
く所望の階層の走行用荷台の荷台部に載置し、前記走行
用荷台を所望の箇所に走行させ、前記資機材を、建物の
内側で荷台部から前記所望の箇所に搬入するようにした
ことを特徴とする。また、本発明は、前記一部が荷台部
のほぼ半部であることを特徴とする。また、本発明は、
建物の各階層毎に、建物の外側で建物に近接しつつ建物
に沿って各階層の水平方向に延在するレールが設けら
れ、前記走行用荷台は前記レールに走行可能に取り付け
られることを特徴とする。また、本発明は、前記建物の
各階層毎に設けられるレールが上下に間隔をおいて2本
設けられることを特徴とする。また、本発明は、前記建
設中の建物の外側に建物に近接して外部作業足場が組み
立てられ、前記レールはこの外部作業足場を利用して設
置されていることを特徴とする。また、本発明は、前記
建設中の建物の外側に仮設エレベータが設置され、前記
資機材の搬送すべく所望の階層の走行用荷台への載置
は、前記仮設エレベータにより、資機材が搬送すべく所
望の階層に搬送されたのち行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記資機材の搬送すべく所望の階層の
走行用荷台への載置が、前記資機材が揚重機により、搬
送すべく所望の階層に吊り上げられることで行われるこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記建物の各階層に
は、建物の壁面から突出するベランダまたは廊下などの
ような突出部が設けられ、前記走行用荷台の荷台部の前
記一部は前記突出部上に位置して設けられていることを
特徴とする。
【0005】本発明では、仮設エレベータや揚重機によ
り資機材を搬入すべき所望の階層に移送し、この階層に
対応する走行用荷台の荷台部に資機材を載置する。そし
て、資機材が荷台部に載置されたならば、走行用荷台を
走行させ、所望の箇所に到達したならば、資機材を荷台
部から下ろし、所望の箇所に運搬する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は建設中の建物の正面図、図
2は同平面図、図3は同断面側面図、図4は走行用荷台
装置部分の断面図、図5は上レール部分の拡大図を示
す。建設中の建物12はマンションなどのような集合住
宅であり、各階層の各戸別毎にベランダ14が突出形成
され、建物12の正面から見ると各階層においてベラン
ダ14がほぼ水平方向に並べて設けられている。前記ベ
ランダ14は、建物躯体から前方に張り出す張り出し部
1402と、張り出し部1402の先端から上方に立設
された立上がり壁1404とで構成されている。前記建
物12の正面にはベランダ14に近接して外部作業足場
16が組み立てられ、また、ベランダ14が並べられた
方向における建物12の側部に荷取り用の構台18が設
けられ、構台18の側部に建設工事用の仮設エレベータ
20が設置され、外部作業足場16に走行用荷台装置2
2が設けられ、走行用荷台装置22により資機材が、建
物12の所望階において所望箇所に移送される。
【0007】前記外部作業足場16は、前後左右に間隔
をおいて鉛直に立設されたパイプ材からなる複数の支柱
1602と、これら複数の支柱1602に支持され水平
に敷設された複数の足場板1604などにより構成さ
れ、各足場板1604は、各階層のベランダ14の立上
がり壁1404の上方で、この立上がり壁1404の上
方階のベランダ14の張り出し部1402よりも下方に
位置するように設けられている。前記荷取り用の構台1
8は、平面視矩形枠状に配置され鉛直に立設されたパイ
プ材からなる複数の支柱1802と、これら複数の支柱
1802に上下に間隔をおいて支持され水平に敷設され
た複数の床板1804などにより構成され、床板180
4は対応する階層の前記足場板1604よりも上方に位
置する高さで設けられている。前記仮設エレベータ20
は、昇降路を構成する昇降路構成部材2002と、昇降
路に沿って上下に移送されるかご2004などを備え、
かご2004の床2006が、荷取り用の構台18の所
望階の床板1804に一致した高さで停止されるように
昇降駆動手段(不図示)によりかご2004が昇降制御
される。
【0008】走行用荷台装置22は、建物12の各階層
毎に設けられたレール24と、各階層毎のレール24に
それぞれ走行可能に組み付けられた走行用荷台26とを
備えている。建物12の各階層において前記レール24
は、図3、図4に示すように、足場板1604の上下に
位置するように上下に間隔をおいて少なくとも2本設け
られ、建物12の正面において水平に延在するように設
けられている。前記レール24は、図4、図5に示すよ
うに、I型鋼からなり、レール24は、外部作業足場1
6を構成する横パイプ1612に金具1614を介して
固定された支持メンバー1616の上部に取着されてい
る。
【0009】前記走行用荷台26は、平面視長方形の荷
台部2602を備え、荷台部2602の長手方向をレー
ル24の延在方向に平行させて配置され、荷台部260
2のほぼ半部がベランダ14上を移動するように構成さ
れている。前記レール24寄りに位置する荷台部260
2の側部でレール24の延在方向に間隔をおいた2箇所
からは、上方に支持メンバー2604が立設され、この
支持メンバー2602の上下端部に、図4、図5に示す
ように、前記レール24に係合するローラ2606が設
けられている。前記ローラ2606は、支持メンバー2
604の上端において、レール24の上フランジの上面
に転動可能に配置されると共に、レール24のウェブの
外側に転動可能に配置され、また、支持メンバー260
4の下端において、レール24の下フランジの上面に転
動可能に配置されると共に、レール24のウェブの内側
に転動可能に配置されている。これにより荷台部260
2に資機材を載置しても、荷台部2602が水平状態を
保ちつつレール24に沿って走行できるように構成され
ている。
【0010】次に、資機材の搬入方法について説明す
る。まず、資機材を台車30の上に載置し、この台車3
0を走行させ、仮設エレベータ20に積み込む。次に、
かご2004を、資機材を搬入すべき所望の階に上昇さ
せる。次に、台車30を荷取り用の構台18の床板18
04上に移動させ、この階層に対応する走行用荷台26
を荷取り用の構台18寄りに走行させる。そして、資機
材が載置された台車30を走行用荷台26の荷台部26
02上に走行させ、これにより資機材を台車30ごと荷
台部2602に載置させる。このように資機材が荷台部
2602に載置されたならば、作業者は走行用荷台26
の、例えば、支持メンバー2604を持って走行用荷台
26をレール24に沿って走行させる。そして、走行用
荷台26が所望の箇所に到達したならば、資機材を台車
30の上から建物内へ下ろし、あるいは、資機材を台車
30ごと荷台部2602から下ろし、所望の箇所に運搬
する。
【0011】このような本実施の形態によれば、所望階
において資機材を、人力による手作業ではなく走行用荷
台26により水平方向に簡単に移動できるので、建物1
2の床に開口部、段差などがある場合や、床が建物12
の内部で連続形成されていない場合、あるいは、十分な
床スペースが設けられていない場合であっても、即ち、
建物12の内部形状とは無関係に建物12の一部外側に
おいて資機材を簡単に水平移動でき、建物12への資機
材の搬入を効率良く行なえ、工期の短縮化を図ることが
可能となる。また、走行用荷台26の荷台部2602の
ほぼ半部はベランダ14上に位置しているので、荷台部
2602からベランダ14への資機材の移し替えも安全
に効率良く行なうことが可能となる。また、走行用荷台
26を走行させるためのレール24を外部作業足場16
を利用して設置するようにしたので、走行用荷台装置2
2の部品点数および組み立て工数を削減し、コストダウ
ンを図る上でも有利となる。また、前記エレベータ2
0、荷取り用の構台18、台車30を用いて資機材を所
望の階に移送し、荷取り用の構台18から走行用荷台2
6に移し替えるようにしたので、走行用荷台26への資
機材の載置も簡単になされ、資機材の建物12への搬入
の効率を高める上で有利となる。
【0012】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図6は建設中の建物の正面図、図7は同平面
図、図8は図7のAA矢視図、図9は図7のBB矢視図
を示す。前記実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符
号を付して説明すると、この実施の形態では、前記荷取
り用の構台18とエレベータ20を省き、図9に示す揚
重機40により資機材を走行用荷台26に載置するよう
にしている。前記揚重機40は外部作業足場16の上部
に設けられ、建物12の各階層において外部作業足場1
6およびレール24は建物12の側方にまで延長して設
けられている。そして、資機材を搬入すべき階層の走行
用荷台26を建物12の側方に走行させ、建物12の側
方において揚重機40により資機材42を吊り上げ、走
行用荷台26の荷台部2602に載置する。資機材42
の荷台部2602への載置後は、前記実施の形態と同様
に、走行用荷台26をレール24に沿って走行させ、所
望の箇所において資機材42を荷台部2602から下ろ
し、所望の箇所に運搬する。このような実施の形態によ
っても前記と同様な作用効果が得られる。
【0013】なお、隣り合うベランダ14間に資機材吊
り上げ用のスペースが確保される場合には、このような
スペースを利用して資機材42を吊り上げ、吊り上げら
れた資機材42の下方に走行用荷台26を走行させ、資
機材42を走行用荷台26の荷台部2602上に吊り下
ろすようにしてもよい。このように隣り合うベランダ1
4間のスペースを利用できれば、外部作業足場16およ
びレール24を建物12の側方に延長する必要がなくな
る。また、以上の二つの実施の形態では、ベランダ14
上に荷台部2602のほぼ半部が位置する場合について
説明したが、廊下などのような建物躯体から突出する突
出部上に荷台部2602のほぼ半部が位置するようにし
てもよい。また、ベランダ14や廊下などには、各種の
竪管あるいは仕切り壁が設置される場合が多いが、これ
らの竪管や仕切り壁は資機材を建物の内部に搬入した後
取り付けるようにすればよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
建設中の建物の内部に資機材を搬入するに際して、建物
の各階層毎に、建物の外側で建物に近接しつつ建物に沿
って各階層の水平方向に走行可能に走行用荷台を設け、
建物の各階層において各走行用荷台を走行させると、走
行用荷台の荷台部の一部が建物の内側を移動するように
走行用荷台を構成し、前記資機材を搬送すべく所望の階
層の走行用荷台の荷台部に載置し、前記走行用荷台を所
望の箇所に走行させ、前記資機材を、建物の内側で荷台
部から前記所望の箇所に搬入するようにした。そのた
め、建物の床に開口部、段差などがある場合や、床が建
物の内部で連続形成されていない場合、あるいは、十分
な床スペースが設けれていない場合であっても、資機材
を簡単に水平移動でき、建物への資機材の搬入を効率良
く行なえ、工期の短縮化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設中の建物の正面図である。
【図2】建設中の建物の平面図である。
【図3】建設中の建物の断面側面図である。
【図4】走行用荷台装置部分の断面図である。
【図5】上レール部分の拡大図である。
【図6】建設中の建物の正面図である。
【図7】建設中の建物の平面図である。
【図8】図7のAA矢視図である。
【図9】図7のBB矢視図である。
【符号の説明】
12 建物 14 ベランダ 18 構台 20 仮設エレベータ 22 走行用荷台装置 24 レール 26 走行用荷台 40 揚重機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設中の建物の内部に資機材を搬入する
    に際して、 建物の各階層毎に、建物の外側で建物に近接しつつ建物
    に沿って各階層の水平方向に走行可能に走行用荷台を設
    け、 建物の各階層において各走行用荷台を走行させると、走
    行用荷台の荷台部の一部が建物の内側を移動するように
    走行用荷台を構成し、 前記資機材を搬送すべく所望の階層の走行用荷台の荷台
    部に載置し、 前記走行用荷台を所望の箇所に走行させ、前記資機材
    を、建物の内側で荷台部から前記所望の箇所に搬入する
    ようにした、 ことを特徴とする建設中の建物への資機材の搬入方法。
  2. 【請求項2】 前記一部は荷台部のほぼ半部であること
    を特徴とする請求項1記載の建設中の建物への資機材の
    搬入方法。
  3. 【請求項3】 建物の各階層毎に、建物の外側で建物に
    近接しつつ建物に沿って各階層の水平方向に延在するレ
    ールが設けられ、前記走行用荷台は前記レールに走行可
    能に取り付けられることを特徴とする請求項1または2
    記載の建設中の建物への資機材の搬入方法。
  4. 【請求項4】 前記建物の各階層毎に設けられるレール
    は上下に間隔をおいて2本設けられることを特徴とする
    請求項1乃至3に何れか1項記載の建設中の建物への資
    機材の搬入方法。
  5. 【請求項5】 前記建設中の建物の外側に建物に近接し
    て外部作業足場が組み立てられ、前記レールはこの外部
    作業足場を利用して設置されていることを特徴とする請
    求項3または4記載の建設中の建物への資機材の搬入方
    法。
  6. 【請求項6】 前記建設中の建物の外側に仮設エレベー
    タが設置され、前記資機材の搬送すべく所望の階層の走
    行用荷台への載置は、前記仮設エレベータにより、資機
    材が搬送すべく所望の階層に搬送されたのち行われるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の建設
    中の建物への資機材の搬入方法。
  7. 【請求項7】 前記資機材の搬送すべく所望の階層の走
    行用荷台への載置は、前記資機材が揚重機により、搬送
    すべく所望の階層に吊り上げられることで行われること
    を特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の建設中
    の建物への資機材の搬入方法。
  8. 【請求項8】 前記建物の各階層には、建物の壁面から
    突出するベランダまたは廊下などのような突出部が設け
    られ、前記走行用荷台の荷台部の前記一部は前記突出部
    上に位置して設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至7に何れか1項記載の建設中の建物への資機材の搬
    入方法。
JP2644998A 1998-01-23 1998-01-23 建設中の建物への資機材の搬入方法 Pending JPH11210231A (ja)

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