JPH11210227A - Pc鋼材の端部構造 - Google Patents

Pc鋼材の端部構造

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Publication number
JPH11210227A
JPH11210227A JP10009411A JP941198A JPH11210227A JP H11210227 A JPH11210227 A JP H11210227A JP 10009411 A JP10009411 A JP 10009411A JP 941198 A JP941198 A JP 941198A JP H11210227 A JPH11210227 A JP H11210227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
anchor head
steel
leakage prevention
screw part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10009411A
Other languages
English (en)
Inventor
Narimitsu Enomoto
成光 榎本
Kosuke Kyoda
耕介 経田
Satoru Yamamoto
哲 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポストテンション方式のPC工事において、
グラウト材がアンカーヘッドの間隙から外部に漏出をす
ることを防止する。 【解決手段】 アンカーヘッド3に鋼製のグラウト漏出
防止用キャップ1が螺合していることを特徴とするPC
鋼材の端部構造を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポストテンション
方式のプレストレストコンクリート(以下「PC」とい
う。)工事におけるグラウト注入に際し、グラウト材が
アンカーヘッドの間隙を通じて外部に漏出することを防
止するためのPC鋼材の端部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポストテンション方式のPC工事におい
ては、PC鋼材を腐食から守るため及びPC鋼材とコン
クリートの付着を確保するために、一般的にPC鋼材緊
張後にシース内にグラウト材を注入することが行われて
いる。その際、グラウト材がアンカーヘッドの間隙等を
通じて外部に漏出しないよう、グラウト注入前にPC鋼
材端部にグラウト漏出防止用キャップを被嵌している。
【0003】従来は、このグラウト漏出防止用キャップ
に樹脂製のものを用いていたが耐圧に欠けるという欠点
を有していた。従って、グラウト材にノンブリージング
タイプモルタルを使用した場合には注入圧が高圧となる
ため、耐圧に欠ける樹脂製のグラウト漏出防止用キャッ
プでは当該キャップが抜け落ちたり、破裂するという問
題点が生じていた。また、樹脂製グラウト漏出防止用キ
ャップは湯で加熱膨張させた後に被嵌していたので、被
嵌の作業が非常に煩雑であった。更に、樹脂製キャップ
は使い捨てであるため再使用することができず、施工費
用が割高になるという問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
解決するために、グラウト漏出防止用キャップの耐久性
及び締結性を高め、加えてグラウト漏出防止用キャップ
の再使用を可能として施工費用の軽減を図ることを目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周に雄ネジ
部を有するアンカーヘッドに、内周に雌ネジ部を有する
鋼製のグラウト漏出防止用キャップが螺合していること
を特徴とするPC鋼材の端部構造に関するものであり、
かかる構成とすることによりグラウト漏出防止用キャッ
プの耐久性及び締結性を高め、加えてグラウト漏出防止
用キャップを鋼製にすることにより再使用を可能として
施工費用の軽減を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るPC鋼材の端部構造
について説明する。図1はグラウト漏出防止用キャップ
及びアンカーヘッドを示す斜視図である。グラウト漏出
防止用キャップ1は材質を鋼製にし、かつ内周に雌ネジ
部2を有する構造としたものである。また、アンカーヘ
ッド3にも外周に雄ネジ部4を設け、グラウト漏出防止
用キャップ1とアンカーヘッド3を螺合可能としたもの
である。グラウト漏出防止用キャップ1及びアンカーヘ
ッド3については螺合可能であればよく、大きさには制
限はない。また、アンカーヘッド3に穿設されるアンカ
ーヘッド孔5の大きさ、数及び位置には制限はなく、施
工の容易性等を考慮して決定することができる。
【0007】図2はPC鋼材とコンクリートの定着部を
示す断面図である。ポストテンション方式によりPC鋼
材6をアンカーヘッド3に定着するためには以下の施工
手順で行う。まず、アンカーヘッド3を支圧板11に接
合させ、アンカーヘッド孔5にPC鋼材6を通し、所定
本数のPC鋼材6を水圧又は油圧により作用する緊張ジ
ャッキに連結する。そして、緊張ジャッキを用いすべて
のPC鋼材6を同時に緊張して、予定の緊張力になった
ときにくさび7を圧入し、そのくさび作用によりPC鋼
材6とコンクリート10を定着させ、コンクリート10
にプレストレスを導入する。なお、PC鋼材6の種類に
は、PC鋼線、PC鋼より線、PC鋼棒があり、施工条
件の違いにより、適宜使用することができる。
【0008】次に、PC鋼材6をアンカーヘッド3に定
着させた後、グラウト漏出防止用キャップ1の雌ネジ部
2とアンカーヘッド3の雄ネジ部4を螺合することによ
り、グラウト漏出防止用キャップ1とアンカーヘッド3
を被嵌する。最後に、PC鋼材6とコンクリート10の
付着を図り、PC鋼材6を保護するために、グラウトポ
ンプを用い、グラウト注入管8からシース9内にグラウ
ト材を注入する。上記の施工方法により、グラウト漏出
防止用キャップ1とアンカーヘッド3を確実に被嵌する
ことができ、効率的な施工が可能となる。
【0009】ポストテンション方式のPC工事には、P
C鋼材の緊張方法・定着方法、PC鋼材の種類、グラウ
ト注入方法等により、各種の工法が存在する。しかし、
当該工法の基本的な考え方は、所定の引張力を受けるP
C鋼材を確実につかみ、これを緊張して、そのままプレ
ストレスを与えるコンクリート体に固定することを必要
とするものであり、前記の施工方法と考え方を同一とす
るものである。従って、本発明で示したPC鋼材の端部
構造は、ポストテンション方式の各種の工法においても
使用することが可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明により、グラウト漏出防止用キャ
ップとアンカーヘッドを確実に締結することができ、ノ
ンブリージングモルタルを高圧注入した場合にもグラウ
ト漏出防止用キャップが抜けはずれることはなくなる。
そのため、施工工程において個々の作業の手戻りがなく
なり、効率的に施工が進行することとなる。また、鋼製
グラウト漏出防止用キャップは繰り返し使用が可能とな
るため、同一のグラウト漏出防止用キャップを何度も再
使用することができることから施工費用の低減を図るこ
とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グラウト漏出防止用キャップ及びアンカーヘッ
ドを示す斜視図である。
【図2】PC鋼材とコンクリートの定着部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 グラウト漏出防止用キャップ 2 雌ネジ部 3 アンカーヘッド 4 雄ネジ部 5 アンカーヘッド孔 6 PC鋼材 7 くさび 8 グラウト注入管 9 シース 10 コンクリート 11 支圧板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に雄ネジ部を有するアンカーヘッド
    に、内周に雌ネジ部を有する鋼製のグラウト漏出防止用
    キャップが螺合していることを特徴とするPC鋼材の端
    部構造。
JP10009411A 1998-01-21 1998-01-21 Pc鋼材の端部構造 Pending JPH11210227A (ja)

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JPH11210227A true JPH11210227A (ja) 1999-08-03

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54116552U (ja) * 1978-02-01 1979-08-15
JPS635037U (ja) * 1986-06-27 1988-01-13
JPS639339U (ja) * 1986-07-02 1988-01-21

Patent Citations (3)

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