JPH11209790A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH11209790A JPH11209790A JP1663698A JP1663698A JPH11209790A JP H11209790 A JPH11209790 A JP H11209790A JP 1663698 A JP1663698 A JP 1663698A JP 1663698 A JP1663698 A JP 1663698A JP H11209790 A JPH11209790 A JP H11209790A
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Abstract
る油の洗浄性及び油の再付着防止性が優れた洗浄剤組成
物を得る。 【解決手段】 ポリオキシエチレンラウリン酸アミドエ
ーテル硫酸塩等のポリオキシエチレン脂肪酸アミドエー
テル硫酸塩1〜40重量%及びポリオキシエチレンドデ
シルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル
1〜40重量%を含有しており、残部が水である洗浄剤
組成物。
Description
のような疎水性表面に付着した油汚れの洗浄性が優れて
おり、しかも洗浄後の油の再付着も防止できる、特に食
器用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物に関する。
食器用洗剤は、主界面活性剤としてアルキルベンゼンス
ルホネート、α−オレフィンスルホネート、アルキルサ
ルフェート、アルカンスルホネート、エトキシ化された
アルキルエーテルサルフェート等の陰イオン界面活性剤
が用いられている。しかし、これらの陰イオン界面活性
剤は皮膚刺激性があるため、より皮膚刺激性の小さいポ
リオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩と、洗浄
性を高めるための他の界面活性剤を併用した食器用洗剤
が用いられている。
した油汚れ等を効率よく除去できることが重要である
が、タッパウェアーに代表されるプラスチック製品等の
疎水性表面は油汚れが落ちにくいため、2度洗いや過剰
の洗剤を使用して洗浄せざるを得ない。このため、手間
がかかって煩雑となるだけでなく、洗剤の無駄遣いや過
剰の洗剤の流入による汚水処理場における負荷の増大に
もつながる。
な疎水性表面における油汚れに対する洗浄性が優れ、し
かも油の再付着を防止することにより、より短時間でか
つ少量で充分な洗浄ができるようになる、特に食器用洗
浄剤として好適な洗浄剤組成物を提供することを目的と
する。
を達成するため研究を重ねた結果、洗浄剤基剤としての
ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩と特定
の非イオン界面活性剤を組み合わせることにより、プラ
スチック製品等の疎水性表面に対する油の洗浄性を高め
ことができ、しかも油の再付着も防止できることを見出
し、本発明を完成したものである。
ル基を示し、nは平均で2〜10の数を示し、Mはアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又は有機
アミン類に由来する基を示す。]で表されるポリオキシ
エチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩 1〜40重量%
及び(b)下記一般式(2): R2O(CH2CH2O)nH (2) [式中、R2は平均炭素数10〜16の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基を示し、nは平均値が1.5〜25の数を示
す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
1〜40重量%を含有することを特徴とする洗浄剤組
成物を提供する。
(a)成分は、一般式(1)で表されるポリオキシエチ
レン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩である。
素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基としては、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン
酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸
等に由来するものを挙げることができる。また、一般式
(1)において、nは平均で2〜10の数であるが、好
ましくは2〜6の数である。nが平均で2以上であると
皮膚への刺激性を低くすることができ、10以下である
と起泡性を高くすることができる。さらに、一般式
(1)において、Mで示される有機アミンに由来する基
としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン
等のアルカノールアミンに由来する基を挙げることがで
きる。Mとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ
金属が好ましい。
1〜40重量%であり、好ましくは5〜30重量%であ
り、特に好ましくは10〜25重量%である。(a)成
分の含有量が1重量%以上であると、(b)成分と相乗
的に作用して洗浄性を高めることができ、40重量%以
下であると、(b)成分と相乗的に作用して、特に油の
洗浄性及び油の再付着防止性を高めることができる。
は、一般式(2)で表されるポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルである。
10〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であるが、好
ましくは平均炭素数12〜14のアルキル基である。ま
た、一般式(2)において、nは平均値が1.5〜25
の数であるが、好ましくは3〜15である。
ンアルキルエーテルとしては、疎水表面における油の洗
浄性、油の再付着防止性を高めることができるため、H
LBが8〜15のものが好ましく、HLBが8〜12の
ものが特に好ましい。このHLBは、下記のグリフィン
の式により求めた。 HLB=(親水基部分の分子量/界面活性剤の分子量)
×(100/5) (b)成分の組成物中における含有量は、1〜40重量
%であり、好ましくは2〜10重量%であり、特に好ま
しくは3〜8重量%である。(b)成分の含有量が1重
量%以上であると、(a)成分と相乗的に作用して、洗
浄性、特に油の洗浄性及び再付着防止性をを高めること
ができ、40重量%以下であると、(a)成分と相乗的
に作用して洗浄力を高めることができる。
応じて他の界面活性剤を配合することができる。他の界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル等の非イオン界面活性剤、アルキルベタイン、アルキ
ルスルホベタイン等の両性界面活性剤を挙げることがで
きる。他の界面活性剤の配合量は、組成物中において3
〜10重量%が好ましい。
応じて可溶化剤を配合することができる。この可溶化剤
としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アル
コール類、エチレングルコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類、
p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩
等の芳香族スルホン酸塩類等を挙げることができる。可
溶化剤の配合量は、組成物中において1〜10重量%が
好ましい。
応じて一般的な洗浄剤への配合成分、例えば、香料、色
素、防腐・防カビ剤、増粘剤を配合することができる。
とともに水を含有するもので各種用途に使用することが
できるものであるが、特に食器用洗浄剤として好まし
い。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
の水として水道水を使用した。各洗浄剤組成物につい
て、下記の各試験を行った。結果を表1に示す。
I)0.1重量%で着色したモデル油汚れ(牛脂とナタ
ネ油を1/1の重量比で混合したもの)0.2gをポリ
プロピレン製容器の内側に均一に塗布したものを2つ用
意し、さらに室温で3時間以上放置した。これらのポリ
プロピレン製容器のうちの一つを0.15重量%の洗浄
剤組成物(水温25℃の3.5゜DH硬水を使用)30
gをしみ込ませたスポンジを用いてこすり洗いし、次に
二つ目のポリプロピレン製容器を同じスポンジを用いて
こすり洗いしたときの二つ目のポリプロピレン製容器の
洗浄状態を、目視及び指の触感にて下記の基準により評
価した。 ○:外観上油の残留がなく、触感によっても油のべたつ
き、ヌルツキがまったく感じられない。 △:外観上油の残留はないが、触感によりわずかに油の
ヌルツキが感じられる。 ×:外観上油の残留があり、触感により全面に油のヌル
ツキが感じられる。
カーに0.1重量%洗浄剤組成物(水温25℃の3.5
゜DH硬水を使用)100mlを入れ、油溶性赤色色素
(スダンIII)0.1重量%で着色したナタネ油0.1
gを添加した。次に、マグネチックスターラーを用いて
この洗浄剤組成物を攪拌しながら、清浄なポリエチレン
製プレートを10秒間浸漬した。その後、プレートを引
き上げたのち、100mlのすすぎ水(水温25℃の3.
5゜DH硬水)に10秒間浸漬した。すすぎ後、室温で
風乾し、プレート上のナタネ油の付着状態を目視により
観察し、下記の基準で評価した。 ○:油滴の付着がまったく認められない。 △:少量の油滴の付着が認められる。 ×:著しく油滴の付着が認められる。
組成物は、(a)成分と(b)成分が相乗的に作用した
ことにより、油の洗浄性及び油の再付着防止性のいずれ
もが優れていた。実施例の洗浄剤組成物を、通常の使用
状態で1月継続使用した結果、使用時における洗浄性及
び気泡性は十分に満足できるものであり、格別な手荒れ
も認められなかった。
チレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩にポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルを配合しているため、特にプラスチ
ック製品のような疎水性表面における油の洗浄性及び油
の再付着防止性が優れている。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(1): R1CONH(CH2CH2O)nSO3M (1) [式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニ
ル基を示し、nは平均で2〜10の数を示し、Mはアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又は有機
アミン類に由来する基を示す。]で表されるポリオキシ
エチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩 1〜40重量%
及び (b)下記一般式(2): R2O(CH2CH2O)nH (2) [式中、R2は平均炭素数10〜16の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基を示し、nは平均値が1.5〜25の数を示
す。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
1〜40重量%を含有しており、残部が水であること
を特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (b)成分のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルが、HLBが8〜15である請求項1記載の
洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 食器用洗浄剤である請求項1又は2記載
の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1663698A JPH11209790A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1663698A JPH11209790A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11209790A true JPH11209790A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11921858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1663698A Pending JPH11209790A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11209790A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069208A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 粉末洗浄剤組成物 |
JP2010530292A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-09-09 | アルケマ フランス | 食品、特に酪農製品で汚れたポリオレフィン系材料の表面を洗浄する方法 |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP1663698A patent/JPH11209790A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069208A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 粉末洗浄剤組成物 |
JP2010530292A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-09-09 | アルケマ フランス | 食品、特に酪農製品で汚れたポリオレフィン系材料の表面を洗浄する方法 |
JP2013014769A (ja) * | 2007-05-24 | 2013-01-24 | Arkema France | 食品、特に酪農製品で汚れたポリオレフィン系材料の表面を洗浄する方法 |
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