JPH11209059A - エスカレータ - Google Patents

エスカレータ

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Publication number
JPH11209059A
JPH11209059A JP1967898A JP1967898A JPH11209059A JP H11209059 A JPH11209059 A JP H11209059A JP 1967898 A JP1967898 A JP 1967898A JP 1967898 A JP1967898 A JP 1967898A JP H11209059 A JPH11209059 A JP H11209059A
Authority
JP
Japan
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escalator
light
getting
boards
emitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP1967898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetsugu Ishihara
英嗣 石原
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP1967898A priority Critical patent/JPH11209059A/ja
Publication of JPH11209059A publication Critical patent/JPH11209059A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータの照明電源が事故などで停電し
た際、代わりの非常用照明がないと、乗客が移動する踏
段と乗降板間の乗り降りが安全に出来ない場合がある。 【解決手段】 乗降板7,8に蓄光材10を塗布し、照
明電源が停電した場合でも、乗降客は乗降板7,8の存
在を確認でき、乗降の安全を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、安全確保のため
の非常用照明を付したエスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエスカレータについて、図5を参
照して説明する図5において、エスカレータ1は、各踏
段2、2…が、図示しない支持用のフレームを介して無
端状の踏段チェーン3に取付けられ、踏段チェーン3
は、駆動輪4に巻掛けられて回転駆動するように構成さ
れている。従って、踏段2、2…が連続してガイドレー
ル上を循環駆動する。
【0003】一方、乗客がエスカレータ1に乗降するた
めに、乗降口に乗降板5が設置され、乗降客はこれを通
過してエスカレータの踏段2に乗降する。
【0004】又、エスカレータ照明用に、照明灯6が欄
干部、エスカレータ上方部(建屋天井あるいは上方のエ
スカレータの底部等)などに設置され、前記踏段2、乗
降板5などを照明して乗客の乗り降りに支障ないように
している。
【0005】また、エスカレータ駆動用の動力用電源と
照明用電源とが独立に設けられており、もしも照明用電
源が事故・災害などにより停電した場合でも、動力用電
源から踏段駆動用の電動機への電力供給は継続するの
で、踏段は停止することなく循環駆動した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のエ
スカレータは、動力用電源と照明用電源とが独立に設け
られており、もしも照明用電源が事故・災害などにより
停電した場合でも、動力用電源から踏段駆動用の電動機
への電力供給は継続するので、踏段は停止することなく
循環駆動した。このため、エスカレータの乗客は照明用
電源の停電により、周囲が闇に包まれた状態で強制的に
運ばれてしまうが、降りる地点に来ても、乗降板5、5
の位置の確認は容易でなかった。このため乗客は移動す
る踏段2から静止状態の乗降板5に乗り移る事が難し
く、躓いて転倒してしまうことが考えられた。
【0007】なお、エスカレータ周囲に照明用電源が停
電になったときに点灯する非常灯を設けることも考えら
れるが、店舗内のメインストリートに設置されているエ
スカレータの場合では、店内のデザイン上の理由から非
常灯を付近に設置出来ない場合があり、また火災発生時
にエスカレータの周囲に防火シャッターが降りるような
場合など実際には設計上非常灯設置が出来ないことがあ
る。
【0008】上記のように、事故などによりエスカレー
タの照明が消えて、乗降客の足元が暗くなった場合、そ
の安全を確保する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来のエスカレータに鑑みてなされたもので、表面に蓄
光材を塗布してなる乗降板を備えたことを特徴とする。
【0010】このように、本発明のエスカレータは、乗
降板の表面に予め蓄光材が塗布されているので、上述の
ようにたとえ照明が消えてエスカレータ付近が暗くなっ
た場合でも、乗降板表面の蓄光材が発光するので、乗降
板の位置が分かり乗客は安全に乗降することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエスカレータ
の一実施の形態を図1を参照して説明する。
【0012】すなわち、図1はこの実施の形態によるエ
スカレータ9の要部を示す上面図であり、図1におい
て、乗降板7,8の表面は、斜め方向に縞状のエッチン
グ模様が施された状態を示し、一般には歩行する乗降客
の滑り止めと意匠性を兼ねている。
【0013】そこで、この実施の形態では、乗降板7,
8のエッチング模様により形成された凹凸の凹部に蓄光
材10を塗布したものである。
【0014】エッチング模様部の凹部に塗布する蓄光材
10とは、太陽光、電灯光、紫外線などのエネルギーを
吸収蓄積し、蓄積したエネルギーを再び光として発する
ことの出来るもので、短い吸収時間で長時間(数時間か
ら数十時間)にわたって発光が可能であり、また発光の
輝度が高いものが望ましい。しかし、周囲が明るい状態
の下ではその発光を視認することは出来ない程度のもの
で良い。このような蓄光材の例として、ストロンチウム
アルミネート(Sr Al2 4 )を母体結晶とし不純物
として数種類の稀土類元素を含む蓄光性夜光塗料が挙げ
られる。
【0015】また、この実施の形態のように蓄光材10
を乗降板7,8の凹部に塗布したことにより、蓄光材1
0が乗客の乗降により摩耗することを防止することがで
き、また凹部への塗布は蓄光材10の必要量を低減する
ことができる。
【0016】このように乗降板7,8に蓄光材10を塗
布した結果、エスカレータの照明用電源の停止に伴う照
明消失状況下においても、昇降途中の乗客は乗降板7,
8の位置を視認することができ、安全に昇降することが
できる。
【0017】なお、乗降板7,8表面への蓄光材10の
塗布は、乗客に対して単に乗降位置を知らせるものだけ
ではなく、図1の乗降板8に示すように、例えば非常時
の避難誘導の矢印標示などをも合わせ表示するように構
成することができる。
【0018】すなわち、図1及び図4に示すように、乗
降板7,8に図示矢印で示すように、乗降板7,8の表
面に避難方向や避難誘導表示そのものを蓄光材10によ
って形成することができ、照明が消えた時でも、乗客は
乗降板上の避難誘導標示を視認し、安全に避難すること
ができる。
【0019】また、これによりエスカレータが設置され
ている建物で、事故・災害などにより照明用の電源の停
止はもとより、動力用の電源が停止した場合であって
も、蓄光材による避難誘導標示は明示されるから、乗客
はその避難誘導標示に従い避難することができる。この
ように、蓄光材による避難誘導標示は、エスカレータを
身近かな避難路として使用できることから、日頃使い慣
れていない非常階段などによる避難よりも、より効率的
な避難路として活用することができる。
【0020】なお、蓄光材109よる発光は、通常の照
明点灯時には認識できない程度の輝度で良いので、蓄光
材の存在によってエスカレータの美観が損なわれること
がない。
【0021】上記第1の実施の形態では、乗降板7,8
に描いたエッチング模様を斜めの縞模様であるように記
載したが、図2に示すように、碁盤目模様でも、あるい
は図3に要部を拡大して示すように、六角形状の模様縞
を形成し、それらの凹部に蓄光材10を塗布するように
することができる。
【0022】また、図4に示すように、乗降板8の表面
に碁盤目のエッチング模様に加え、避難路の文字及びそ
の方向を示す矢印を彫刻あるいはエッチングにより形成
し、碁盤目模様の凹部への塗布と同様に、またこれと合
わせ避難路の文字部及び矢印部に蓄光材10を塗布する
こともできる。
【0023】なお、上記実施の形態では、いわゆる一般
的なエスカレータについて説明したが、本発明における
エスカレータでは、例えば平坦状のあるいは傾斜の緩や
かな動く歩道等にも適用できるものであり、またそれら
を含むものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によるエスカ
レータは、乗降板に蓄光材を塗布したことにより、照明
が消えた非常時状況下においても乗降板等の視認ができ
るものであり、乗客乗降の安全を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエスカレータの一実施の形態を示
す上面図である。
【図2】図1に示すエスカレータの乗降板部分の他の例
を示す斜視図である。
【図3】図1に示すエスカレータの乗降板部分のさらに
他の例を示す要部拡大斜視図である。
【図4】図1に示すエスカレータの乗降板部分のさらに
他の例を示す上面図である。
【図5】従来のエスカレータを示す断面図である。
【符号の説明】
1…従来のエスカレータ 2…踏段 3…踏段チェーン 4…踏段チェーンの駆動輪 5…乗降板 6…照明灯 7,8…本発明によるエスカレータの乗降板 9…本発明によるエスカレータ 10…蓄光材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に蓄光材を塗布してなる乗降板を備
    えたことを特徴とするエスカレータ。
  2. 【請求項2】 前記乗降板の表面にエッチング模様を形
    成し、このエッチング部分に前記蓄光材を塗布したこと
    を特徴とする請求項1記載のエスカレータ。
  3. 【請求項3】 前記乗降板の表面に避難誘導標示部を形
    成し、この標示部に前記蓄光剤を塗布したことを特徴と
    する請求項1或いは請求項2記載のエスカレータ。
JP1967898A 1998-01-30 1998-01-30 エスカレータ Pending JPH11209059A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1967898A JPH11209059A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 エスカレータ

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Publications (1)

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JPH11209059A true JPH11209059A (ja) 1999-08-03

Family

ID=12005901

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JP1967898A Pending JPH11209059A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 エスカレータ

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JP (1) JPH11209059A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137534A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
JP2012219517A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 M & F:Kk 床材

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