JPH11208698A - 蝶番付き容器 - Google Patents

蝶番付き容器

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JPH11208698A
JPH11208698A JP10033980A JP3398098A JPH11208698A JP H11208698 A JPH11208698 A JP H11208698A JP 10033980 A JP10033980 A JP 10033980A JP 3398098 A JP3398098 A JP 3398098A JP H11208698 A JPH11208698 A JP H11208698A
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shaft
elastic
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Hiroshi Mizushima
博 水島
Takao Kishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1及び第2ピン軸のそれぞれに弾性片を設け
ると共に、第1及び第2軸受部の端面を弾性片へ圧接さ
せることにより、第1及び第2ピン軸の磨耗を吸収さ
せ、これによって安定した摩擦抵抗を得ると共に、併せ
て第1、第2及び第3軸受部の寸法誤差を吸収する。 【解決手段】第1軸受部10の軸孔を、第3軸受部6か
ら左方突出する第1ピン軸C外面へ回動自在に嵌合させ
て、第1軸受部10の右端面を第1弾性片16の先端部
へ圧接させ、第2軸受部11の軸孔を第3軸受部6から
右方突出する第2ピン軸D外面へ回動自在に嵌合させ
て、第2軸受部Dの左端面を第2弾性片18の先端部へ
圧接させ、第1及び第2弾性片16、18の第1軸受部
10及び第2軸受部11に対する摩擦抵抗を、蓋体Bを
任意の開放位置に保持させる範囲に定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蝶番を介して蓋体を
容器体へ枢支させた化粧用コンパクト等の蝶番付き容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】容器体から第3軸受部を突設すると共
に、蓋体から左右一対の第1及び第2軸受部を突設し
て、第3軸受部を第1及び第2軸受部間に配置し、第3
軸受部と第1軸受部とを第1ピン軸で、第3軸受部と第
2軸受部とを第2ピン軸でそれぞれ連結させることによ
り蓋体を容器体へ枢着させた化粧用コンパクト等の合成
樹脂材製の蝶番付き容器は周知である。このような容器
では一般にピン軸の摩擦抵抗を利用して蓋体を容器体に
対して任意の開放角度に保持させるべく、第1及び第2
ピン軸の頭部に切れ目を穿設して割溝を形成し、割溝付
きの頭部外面へ第1及び第2軸受部を嵌合させている。
そして、従来、ピン軸として金属製のものが一般に使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属製のピン
軸はコスト高であるうえ、合成樹脂材製の容器に金属製
のピン軸を使用すると分別回収が困難となることがあっ
た。そこで、頭部に割溝を形成した上記のようなピン軸
として合成樹脂材製のものを使用したものもあるが、合
成樹脂材製のピン軸は磨耗しやすく、このため一定の摩
擦抵抗が得られないことがあった。
【0004】請求項1記載の蝶番付き容器は、第1及び
第2ピン軸のそれぞれに弾性片を設けると共に、第1及
び第2軸受部の端面を弾性片へ圧接させることにより、
第1及び第2ピン軸の磨耗を吸収させ、これによって安
定した摩擦抵抗を得ると共に、併せて第1、第2及び第
3軸受部の寸法誤差を吸収しようとするものである。
【0005】請求項2記載の蝶番付き容器は、上記請求
項1記載の蝶番付き容器が有する解決課題を有するほ
か、弾性片を第1及び第2ピン軸と別体に形成すること
により、形状の簡素化を図ると共に、弾性片を既存のピ
ン軸へ嵌合可能とすることによってコスト低減を図るも
のである。
【0006】請求項3記載の蝶番付き容器は、第1及び
第2ピン軸のそれぞれに弾性摩擦円板を嵌着させると共
に、第1及び第2軸受部の端面を弾性摩擦円板へ圧接さ
せることにより、第1及び第2ピン軸の磨耗を吸収さ
せ、これによって安定した摩擦抵抗を得ると共に、併せ
て第1、第2及び第3軸受部の寸法誤差を吸収しようと
するものである。
【0007】請求項4記載の蝶番付き容器は、第1及び
第2ピン軸のそれぞれから弾性フランジを突設すると共
に、第1及び第2軸受部の端面を弾性フランジへ圧接さ
せることにより、第1及び第2ピン軸の磨耗を吸収さ
せ、これによって安定した摩擦抵抗を得ると共に、併せ
て第1、第2及び第3軸受部の寸法誤差を吸収しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、容器
体Aと、該容器体上面を閉塞する蓋体Bとの各後壁の一
方から左右方向の軸孔を有する左右一対の第1及び第2
軸受部10、11を、かつ、他方から該第1及び第2軸
受部間に位置した、左右方向の軸孔を有する第3軸受部
6を、それぞれ突設し、第1軸受部10と第3軸受部6
とを第1ピン軸Cを介して、かつ、第2軸受部11と第
3軸受部6とを第2ピン軸Dを介して、それぞれ連結さ
せて、上記蓋体Bを容器体Aへ枢支させた蝶番付き容器
において、上記第1ピン軸Cの左部から第1弾性片16
を左斜め外方向へ拡開突設して、第1ピン軸C右部分を
上記軸孔の左端面から嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、
上記第2ピン軸Dの右部から第2弾性片18を右斜め外
方向へ拡開突設して、第2ピン軸D左部分を上記軸孔の
右端面から嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、上記第1軸
受部10の軸孔を、上記第3軸受部6から左方突出する
第1ピン軸C外面へ回動自在に嵌合させて、第1軸受部
10の右端面を上記第1弾性片16の先端部へ圧接さ
せ、上記第2軸受部11の軸孔を上記第3軸受部6から
右方突出する第2ピン軸D外面へ回動自在に嵌合させ
て、第2軸受部Dの左端面を上記第2弾性片18の先端
部へ圧接させ、更に、上記第1及び第2弾性片16、1
8の第1軸受部10及び第2軸受部11に対する摩擦抵
抗を、上記蓋体Bを任意の開放位置に保持させる範囲に
定めた。
【0009】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に、上記第1弾性片16を、上記第1ピン軸C外
面へ嵌着させた第1短筒を介して該第1ピン軸C左部か
ら突設し、上記第2弾性片18を、上記第2ピン軸D外
面へ嵌着させた第2短筒を介して該第2ピン軸D右部か
ら突設した。
【0010】第3の手段として、容器体Aと、該容器体
上面を閉塞する蓋体Bとの各後壁の一方から左右方向の
軸孔を有する左右一対の第1及び第2軸受部10、11
を、かつ、他方から該第1及び第2軸受部間に位置した
第3軸受部6を、それぞれ突設し、第1軸受部10と第
3軸受部6とを第3ピン軸Eを介して、かつ、第2軸受
部11と第3軸受部6とを第4ピン軸Fを介して、それ
ぞれ連結させて、上記蓋体Bを容器体Aへ枢支させた蝶
番付き容器において、上記第3ピン軸Eを第3軸受部6
の左端面から左方突設して、該第3ピン軸の基部外面へ
第1弾性摩擦円板19を嵌着させ、上記第4ピン軸Fを
第3軸受部6の右端面から右方突設して、該第4ピン軸
の基部外面へ第2弾性摩擦円板20を嵌着させ、上記第
2軸受部11の軸孔を上記第3ピン軸Eの先端部外面へ
回動自在に嵌合させて、第2軸受部の右端面を上記第1
弾性摩擦円板19の左端面へ圧接させ、上記第3軸受部
6の軸孔を上記第4ピン軸Fの先端部外面へ回動自在に
嵌合させて、第3軸受部の左端面を上記第2弾性摩擦円
板20の右端面へ圧接させ、更に上記第1及び第2弾性
摩擦円板19、20の第1軸受部10及び第2軸受部1
1に対する摩擦抵抗を、上記蓋体Bを任意の開放位置に
保持させる範囲に定めた。
【0011】第4の手段として、容器体Aと、該容器体
上面を閉塞する蓋体Bとの各後壁の一方から左右方向の
軸孔を有する左右一対の第1及び第2軸受部10、11
を、かつ、他方から該第1及び第2軸受部間に位置し
た、左右方向の軸孔を有する第3軸受部6を、それぞれ
突設し、第1軸受部10と第3軸受部6とを第5ピン軸
Gを介して、かつ、第2軸受部11と第3軸受部6とを
第6ピン軸Hを介して、それぞれ連結させて、上記蓋体
Bを容器体Aへ枢支させた蝶番付き容器において、上記
第5ピン軸Gの左端部から第1弾性フランジ21を突設
して、該第5ピン軸G右部を、上記軸孔の左端面から嵌
挿させて該軸孔内へ嵌着させ、上記第6ピン軸Hの右端
部から第2弾性フランジ22を突設して、該第6ピン軸
H左部を、上記軸孔の右端面から嵌挿させて該軸孔内へ
嵌着させ、上記第1軸受部10の軸孔を、上記第3軸受
部6から左方突出する第5ピン軸G外面へ回動自在に嵌
合させて、第1軸受部10の右端面を上記第1弾性フラ
ンジ21の左端面へ圧接させ、上記第2軸受部11の軸
孔を、上記第3軸受部6から右方突出する第6ピン軸H
外面へ回動自在に嵌合させて、第2軸受部11の左端面
を上記第2弾性フランジ22の右端面へ圧接させ、更に
上記第1及び第2弾性フランジ21、22の第1軸受部
及び第2軸受部10、11に対する摩擦抵抗を、上記蓋
体Bを任意の開放位置に保持させる範囲に定めた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1乃至図4は請求項1記載の
発明に係る蝶番付き容器を示す。Aは容器体で、前後両
壁1、2と左右両壁3、4とからなる四角形状の周壁下
面を閉塞して筐体5を形成し、さらに、後壁2外面中央
部から左右に長い第3軸受部6を突設して、該第3軸受
部の左右両部に第1軸孔6aと第2軸孔6bとを形成
し、第1軸孔6aを第3軸受部6の左端面に、また、第
2軸孔部6bを第3軸受部6の右端面に、それぞれ開口
させる。なお、7は周壁上面から突設した第1係合突
条、8は前壁1の上部外面中央部に形成した切欠部、9
は切欠部8の前面中央部から突設した左右方向の第2係
合突条である。
【0013】Bは蓋体で、四角形状の板体の下面後部の
左右両端から、左右方向の軸孔を有する第1軸受部10
と第2軸受部11とを突設する。なお、12は板体下面
に形成した凹部で、第1係合突条7へ係合させる。13
は板体の下面前部の中央部から突設した係合板で、切欠
部8内へ嵌合させる。14は係合板13の下端部前面に
形成した左右方向の係合長孔で、該係合長孔内へ第2係
合突条9を係合させている。
【0014】Cは第1ピン軸で、軸棒15の右部を第1
軸孔6a内へ嵌着させると共に、第1軸孔6aから突出
する軸棒15部分から第1弾性片16を左斜め外方向へ
拡開突設する。該第1弾性片は図示するように4枚設
け、かつ、各弾性片の先端部が周方向に等間隔をおいて
配列されるように形成する。
【0015】図示例では第1弾性片16は軸棒15と一
体で、軸棒15から直接突設するが、これに限らず請求
項2記載のように、第3軸受部6から突出する軸棒部分
を小径に形成して、該小径部外面に短筒を嵌着させ、該
短筒から第1弾性片16を突設してもよい。なお、第1
弾性片16の数は1枚にすることもできる。第3軸受部
6から左方突出する軸棒15外面へ第1軸受部10の軸
孔を回動自在に嵌合させて、第1軸受部10の右端面を
第1弾性片16の先端部へ圧接させる。
【0016】Dは第2ピン軸で、軸棒17の左部を第2
軸孔6b内へ嵌着させると共に、第2軸孔6bから突出
する軸棒17部分から第2弾性片18を右斜め外方向へ
拡開突設する。該第2弾性片は、第1弾性片16と同様
に4枚設け、かつ、各弾性片の先端部は周方向に等間隔
をおいて配列されるように形成する。
【0017】しかし、これに限らず請求項2記載のよう
に、第3軸受部6から突出する軸棒17部分を小径に形
成して、該小径部外面に短筒を嵌着させ、該短筒から第
2弾性片18を突設してもよいこと第1弾性片16の場
合と同様である。また、第2弾性片18の数を1枚にす
ることができることも第1弾性片16の場合と同様であ
る。第3軸受部6から右方突出する軸棒17外面へ第2
軸受部11の軸孔を回動自在に嵌合させて、第2軸受部
11の左端面を第2弾性片18の先端部へ圧接させる。
【0018】次に本実施形態の作用について説明する。
第1軸受部10は第1ピン軸Cに対して回動自在であ
り、また、第2軸受部11は第2ピン軸Dに対して回動
自在であり、従って、図1に示す閉蓋状態から蓋体Bを
上方へ回動させることが可能であるが、第1軸受部10
の右端面は第1弾性片16に、また、第2軸受部11の
左端面は第2弾性片18に、それぞれ圧接させられてい
るため、摩擦抵抗により蓋体Bから手を離しても蓋体は
自重により下方へ回動することなく、手を離した時点で
の任意の回動角度に保持される。
【0019】図5及び図6は請求項3記載の発明に係る
蝶番付き容器を示す。ここでは請求項1記載の発明に係
る蝶番付き容器と異なる点についてのみ説明する。な
お、請求項1記載の発明に係る蝶番付き容器と同一構成
要素については同一符号を使用する。容器体Aの後壁か
ら突設した第3軸受部6に軸孔を形成することなく、第
3軸受部6の左端面から軸棒を左方突設して、該軸棒の
基部外面へ第1弾性摩擦円板19を嵌着させて、第3ピ
ン軸Eを形成する。一方、第3軸受部6の右端面から軸
棒を右方突設して、該軸棒の基部外面へ第2弾性摩擦円
板20を嵌着させて、第4ピン軸Fを形成する。
【0020】そして、第1軸受部10の軸孔を第3ピン
軸Eの先端部外面へ回動自在に嵌合させて、第1軸受部
10の右端面を第1弾性摩擦円板19の左端面へ圧接さ
せる。また、第2軸受部11の軸孔を第4ピン軸Fの先
端部外面へ回動自在に嵌合させて、第2軸受部11の左
端面を第2弾性摩擦円板20の右端面へ圧接させる。
【0021】次に本実施形態の作用について説明する。
蓋体Bを上方へ回動させると、第1軸受部10の右端面
は第1弾性摩擦円板19に、また、第2軸受部11の左
端面は第2弾性摩擦円板20に、それぞれ圧接させられ
ているため、摩擦抵抗により蓋体Bから手を離しても蓋
体は自重により下方へ回動することなく、手を離した時
点での任意の回動角度に保持される。
【0022】図7及び図8は請求項4記載の発明に係る
蝶番付き容器を示す。なお、請求項1記載の発明に係る
蝶番付き容器と同一構成要素については同一符号を使用
する。請求項1記載の発明と同様に第3軸受部6の左右
両部に第1軸孔と第2軸孔とを形成し、第5ピン軸Gの
軸棒右部を第1軸孔内へ、また、第6ピン軸Hの軸棒左
部を第2軸孔内へ、それぞれ嵌着させ、第1軸孔から突
出する軸棒から第1弾性フランジ21を突設すると共
に、第2軸孔から突出する軸棒から第2弾性フランジ2
2を突設する。そして、第1軸受部10の右端面を第1
弾性フランジ21の左端面へ圧接させると共に、第2軸
受部11の左端面を第2弾性フランジ22の右端面へ圧
接させる。
【0023】次に本実施形態の作用について説明する。
蓋体Bを上方へ回動させると、第1軸受部10の右端面
は第1弾性フランジ21に、また、第2軸受部11の左
端面は第2弾性フランジ22に、それぞれ圧接させられ
ているため、摩擦抵抗により蓋体Bから手を離しても蓋
体は自重により下方へ回動することなく、手を離した時
点での任意の回動角度に保持される。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の蝶番付き容器は、第1及
び第2ピン軸のそれぞれに第1及び第2弾性片を設ける
と共に、第1及び第2軸受部端面を第1及び第2弾性片
へそれぞれ圧接させたので、蓋体の多数回の開閉により
第1及び第2軸受部端面と第1及び第2弾性片とのそれ
ぞれが磨耗してもその磨耗分は吸収されるため、従来の
ように軸受部とピン軸との間にゆるみやガタが生ずるこ
とがなく、常に一定の摩擦抵抗が得られる。
【0025】また、上記のように第1及び第2軸受部は
第1及び第2弾性片のそれぞれへ圧接されているため、
第1、第2及び第3軸受部のそれぞれの左右方向長さや
位置に製造上の誤差が生じても該誤差を吸収することが
でき、従って、製品不良の発生といった問題が生ずるお
それがない。
【0026】請求項2記載の蝶番付き容器は、第1及び
第2弾性片を第1及び第2ピン軸の軸棒とは別体に形成
するため、第1及び第2ピン軸の形状が簡素化されると
共に、別体に製造した弾性片を既存の軸棒へ嵌合させる
ことによっ既存の軸棒の有効利用を図ることができ、従
って、コスト低減が可能になる。
【0027】請求項3記載の蝶番付き容器は、第3及び
第4ピン軸のそれぞれに第1及び第2弾性摩擦円板を嵌
着させると共に、第1及び第2軸受部の端面を弾性摩擦
円板へ圧接させたので、上記同様に、常に一定の摩擦抵
抗が得られると共に、ゆるみやガタが生ずることがない
と共に、製品不良の発生といった問題が生ずるおそれが
ない。
【0028】請求項4記載の蝶番付き容器は、第1及び
第2ピン軸のそれぞれから第1及び第2弾性フランジを
突設すると共に、第1及び第2軸受部の端面を第1及び
第2弾性フランジへ圧接させたので、上記同様に、常に
一定の摩擦抵抗が得られると共に、ゆるみやガタが生ず
ることがないと共に、製品不良の発生といった問題が生
ずるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る蝶番付き容器を示す
図2のX−X線に沿う断面図。
【図2】同じく、側面図。
【図3】同じく、全体構成を示す分解斜視図。
【図4】同じく、ピン軸の斜視図。
【図5】請求項3記載の発明に係る蝶番付き容器を示す
分解斜視図。
【図6】同じく、弾性摩擦円板の斜視図。
【図7】請求項4記載の発明に係る蝶番付き容器を示す
分解斜視図。
【図8】同じく、ピン軸の斜視図。
【符号の説明】
1、2 前後壁 3、4 左右壁 5 蓋体 6 第3軸受部 10 第1軸受部 11 第2軸受部 16 第1弾性片 18 第2弾性片 19 第1弾性摩擦円板 20 第2弾性摩擦円板 21 第1弾性フランジ 22 第2弾性フランジ A 容器体 B 蓋体 C 第1ピン軸 D 第2ピン軸 E 第3ピン軸 F 第4ピン軸 G 第5ピン軸 H 第6ピン軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体Aと、該容器体上面を閉塞する蓋体
    Bとの各後壁の一方から左右方向の軸孔を有する左右一
    対の第1及び第2軸受部10、11を、かつ、他方から
    該第1及び第2軸受部間に位置した、左右方向の軸孔を
    有する第3軸受部6を、それぞれ突設し、第1軸受部1
    0と第3軸受部6とを第1ピン軸Cを介して、かつ、第
    2軸受部11と第3軸受部6とを第2ピン軸Dを介し
    て、それぞれ連結させて、上記蓋体Bを容器体Aへ枢支
    させた蝶番付き容器において、 上記第1ピン軸Cの左部から第1弾性片16を左斜め外
    方向へ拡開突設して、第1ピン軸C右部分を上記軸孔の
    左端面から嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、 上記第2ピン軸Dの右部から第2弾性片18を右斜め外
    方向へ拡開突設して、第2ピン軸D左部分を上記軸孔の
    右端面から嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、 上記第1軸受部10の軸孔を、上記第3軸受部6から左
    方突出する第1ピン軸C外面へ回動自在に嵌合させて、
    第1軸受部10の右端面を上記第1弾性片16の先端部
    へ圧接させ、 上記第2軸受部11の軸孔を上記第3軸受部6から右方
    突出する第2ピン軸D外面へ回動自在に嵌合させて、第
    2軸受部Dの左端面を上記第2弾性片18の先端部へ圧
    接させ、 更に、上記第1及び第2弾性片16、18の第1軸受部
    10及び第2軸受部11に対する摩擦抵抗を、上記蓋体
    Bを任意の開放位置に保持させる範囲に定めた、 ことを特徴とする蝶番付き容器。
  2. 【請求項2】上記第1弾性片16を、上記第1ピン軸C
    外面へ嵌着させた第1短筒を介して該第1ピン軸C左部
    から突設し、 上記第2弾性片18を、上記第2ピン軸D外面へ嵌着さ
    せた第2短筒を介して該第2ピン軸D右部から突設し
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の蝶番付き容器。
  3. 【請求項3】容器体Aと、該容器体上面を閉塞する蓋体
    Bとの各後壁の一方から左右方向の軸孔を有する左右一
    対の第1及び第2軸受部10、11を、かつ、他方から
    該第1及び第2軸受部間に位置した第3軸受部6を、そ
    れぞれ突設し、第1軸受部10と第3軸受部6とを第3
    ピン軸Eを介して、かつ、第2軸受部11と第3軸受部
    6とを第4ピン軸Fを介して、それぞれ連結させて、上
    記蓋体Bを容器体Aへ枢支させた蝶番付き容器におい
    て、 上記第3ピン軸Eを第3軸受部6の左端面から左方突設
    して、該第3ピン軸の基部外面へ第1弾性摩擦円板19
    を嵌着させ、 上記第4ピン軸Fを第3軸受部6の右端面から右方突設
    して、該第4ピン軸の基部外面へ第2弾性摩擦円板20
    を嵌着させ、 上記第2軸受部11の軸孔を上記第3ピン軸Eの先端部
    外面へ回動自在に嵌合させて、第2軸受部の右端面を上
    記第1弾性摩擦円板19の左端面へ圧接させ、 上記第3軸受部6の軸孔を上記第4ピン軸Fの先端部外
    面へ回動自在に嵌合させて、第3軸受部の左端面を上記
    第2弾性摩擦円板20の右端面へ圧接させ、 更に上記第1及び第2弾性摩擦円板19、20の第1軸
    受部10及び第2軸受部11に対する摩擦抵抗を、上記
    蓋体Bを任意の開放位置に保持させる範囲に定めた、 ことを特徴とする蝶番付き容器。
  4. 【請求項4】容器体Aと、該容器体上面を閉塞する蓋体
    Bとの各後壁の一方から左右方向の軸孔を有する左右一
    対の第1及び第2軸受部10、11を、かつ、他方から
    該第1及び第2軸受部間に位置した、左右方向の軸孔を
    有する第3軸受部6を、それぞれ突設し、第1軸受部1
    0と第3軸受部6とを第5ピン軸Gを介して、かつ、第
    2軸受部11と第3軸受部6とを第6ピン軸Hを介し
    て、それぞれ連結させて、上記蓋体Bを容器体Aへ枢支
    させた蝶番付き容器において、 上記第5ピン軸Gの左端部から第1弾性フランジ21を
    突設して、該第5ピン軸G右部を、上記軸孔の左端面か
    ら嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、 上記第6ピン軸Hの右端部から第2弾性フランジ22を
    突設して、該第6ピン軸H左部を、上記軸孔の右端面か
    ら嵌挿させて該軸孔内へ嵌着させ、 上記第1軸受部10の軸孔を、上記第3軸受部6から左
    方突出する第5ピン軸G外面へ回動自在に嵌合させて、
    第1軸受部10の右端面を上記第1弾性フランジ21の
    左端面へ圧接させ、 上記第2軸受部11の軸孔を、上記第3軸受部6から右
    方突出する第6ピン軸H外面へ回動自在に嵌合させて、
    第2軸受部11の左端面を上記第2弾性フランジ22の
    右端面へ圧接させ、 更に上記第1及び第2弾性フランジ21、22の第1軸
    受部及び第2軸受部10、11に対する摩擦抵抗を、上
    記蓋体Bを任意の開放位置に保持させる範囲に定めた、 ことを特徴とする蝶番付き容器。
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