JPH1120842A - 食品収納容器 - Google Patents
食品収納容器Info
- Publication number
- JPH1120842A JPH1120842A JP9178296A JP17829697A JPH1120842A JP H1120842 A JPH1120842 A JP H1120842A JP 9178296 A JP9178296 A JP 9178296A JP 17829697 A JP17829697 A JP 17829697A JP H1120842 A JPH1120842 A JP H1120842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- lid
- fitting groove
- cover
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋が確実に保持される容器を低コストで供給
する。 【解決手段】 ポリプロピレン製のカップ１と、カップ
１に対して着脱可能な厚紙製の蓋２とから構成する。カ
ップ１の周壁３上部に、蓋２が嵌合される嵌合溝４と、
嵌合溝４から上方にかけて外側に屈曲するフランジ５と
を設け、蓋２の周縁部に摘まみを設ける。蓋２と嵌合溝
４との係合により、運搬時等における蓋２の脱落が防止
される。また、カップ１は、成形用の型を造れば容易に
大量生産が可能なことから、コストの低減を図ることが
できる。
する。 【解決手段】 ポリプロピレン製のカップ１と、カップ
１に対して着脱可能な厚紙製の蓋２とから構成する。カ
ップ１の周壁３上部に、蓋２が嵌合される嵌合溝４と、
嵌合溝４から上方にかけて外側に屈曲するフランジ５と
を設け、蓋２の周縁部に摘まみを設ける。蓋２と嵌合溝
４との係合により、運搬時等における蓋２の脱落が防止
される。また、カップ１は、成形用の型を造れば容易に
大量生産が可能なことから、コストの低減を図ることが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、チーズ、アイス
クリーム等の食品を収納する容器に関するものである。
クリーム等の食品を収納する容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】複数の平面視扇形のチーズを円形状に配
列して収納する容器として、図３及び図４に示すような
ものが知られている。この容器は、厚紙製の本体５１と
蓋５２とから成り、本体５１及び蓋５２は、それぞれ円
筒体５３の内部に挿入した円板５４を、その下部及び上
部に形成した巻込部５５で係止した構成とされている。
列して収納する容器として、図３及び図４に示すような
ものが知られている。この容器は、厚紙製の本体５１と
蓋５２とから成り、本体５１及び蓋５２は、それぞれ円
筒体５３の内部に挿入した円板５４を、その下部及び上
部に形成した巻込部５５で係止した構成とされている。
【０００３】また、アイスクリームを収納する容器とし
て、図５に示すように、カップ５６の上面開口から蓋５
７を落とし込んだものが使用されている。
て、図５に示すように、カップ５６の上面開口から蓋５
７を落とし込んだものが使用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図３及
び図４に示す容器は、蓋５２の外周を把持して容器全体
を持ち上げようとすると、蓋５２が本体５１から上方へ
抜け、本体５１が取り残されることがあるほか、加工・
組み立てに手間を要するため、コストダウンが難しいと
いう問題もあった。
び図４に示す容器は、蓋５２の外周を把持して容器全体
を持ち上げようとすると、蓋５２が本体５１から上方へ
抜け、本体５１が取り残されることがあるほか、加工・
組み立てに手間を要するため、コストダウンが難しいと
いう問題もあった。
【０００５】また、図５に示す容器は、蓋５７がカップ
５６の内周面との摩擦及び粘着性を有するアイスクリー
ムとの接触によって保持されるため、この容器を一個ず
つ包装されたチーズ等の包装に使用すると、蓋の保持力
が不足し、上下を反転させたとき、蓋が脱落する恐れが
あった。
５６の内周面との摩擦及び粘着性を有するアイスクリー
ムとの接触によって保持されるため、この容器を一個ず
つ包装されたチーズ等の包装に使用すると、蓋の保持力
が不足し、上下を反転させたとき、蓋が脱落する恐れが
あった。
【０００６】そこで、この発明は、蓋が確実に保持され
る容器を低コストで供給することを課題とする。
る容器を低コストで供給することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、ポリプロピレン製のカップと、このカ
ップに対して着脱可能な厚紙製の蓋とから成り、前記カ
ップの周壁上部に、前記蓋が嵌合される嵌合溝と、この
嵌合溝から上方にかけて外側に屈曲するフランジとを設
け、前記蓋の周縁部に摘まみを設けた構成を採用したの
である。
め、この発明は、ポリプロピレン製のカップと、このカ
ップに対して着脱可能な厚紙製の蓋とから成り、前記カ
ップの周壁上部に、前記蓋が嵌合される嵌合溝と、この
嵌合溝から上方にかけて外側に屈曲するフランジとを設
け、前記蓋の周縁部に摘まみを設けた構成を採用したの
である。
【０００８】この発明に係る容器では、蓋を閉じる際、
蓋の周縁部をフランジに押し付けると、カップは拡径方
向へ弾性変形し、フランジの屈曲した表面が蓋を嵌合溝
に案内する。
蓋の周縁部をフランジに押し付けると、カップは拡径方
向へ弾性変形し、フランジの屈曲した表面が蓋を嵌合溝
に案内する。
【０００９】そして、蓋が嵌合溝に達すると、カップが
復元し、蓋と嵌合溝とが係合するので、運搬時等におけ
る蓋の脱落が防止される。
復元し、蓋と嵌合溝とが係合するので、運搬時等におけ
る蓋の脱落が防止される。
【００１０】蓋を開ける際には、摘まみを引き上げる
と、カップが拡径方向へ弾性変形し、蓋と嵌合溝との係
合が解除される。
と、カップが拡径方向へ弾性変形し、蓋と嵌合溝との係
合が解除される。
【００１１】また、カップは、成形用の型を造れば容易
に大量生産が可能なことから、コストの低減を図ること
ができる。
に大量生産が可能なことから、コストの低減を図ること
ができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図１
及び図２に基づいて説明する。この発明に係る容器は、
ポリプロピレン製のカップ１と、このカップ１に対して
着脱可能な厚紙製の蓋２とから成る。カップ１のポリプ
ロピレンには、石灰等の無機物を添加すると、弾性率や
硬度等を適度に調整することができる。ポリプロピレン
は燃やしても有毒ガスや高熱が発生しないので、カップ
１は蓋２と分別することなく、一般の可燃ゴミとして廃
棄することができる。また、蓋２は厚紙製であるので、
良好な印刷適性を有し、商品を美観に優れたものとする
ことができる。
及び図２に基づいて説明する。この発明に係る容器は、
ポリプロピレン製のカップ１と、このカップ１に対して
着脱可能な厚紙製の蓋２とから成る。カップ１のポリプ
ロピレンには、石灰等の無機物を添加すると、弾性率や
硬度等を適度に調整することができる。ポリプロピレン
は燃やしても有毒ガスや高熱が発生しないので、カップ
１は蓋２と分別することなく、一般の可燃ゴミとして廃
棄することができる。また、蓋２は厚紙製であるので、
良好な印刷適性を有し、商品を美観に優れたものとする
ことができる。
【００１３】カップ１の周壁３の上部には、蓋２が嵌合
される嵌合溝４と、この嵌合溝４から上方にかけて外側
に屈曲するフランジ５とが設けられている。なお、従来
より樹脂の成形に使用されている型では、型抜きに伴う
抵抗が大きく、このような形状に成形することができな
い。これに対処するため、型内面に摩擦を低減する処理
（例えば、テフロン（商品名）加工等）を施しておく。
また、周壁３は嵌合溝４から下方へ向けて小径となるテ
ーパ状に形成されている。このような形状とすることに
より、成形時の型抜き性が向上するほか、保管時に安定
して積み重ねることができる。カップ１の底壁６の周縁
部にはリブ７が形成されており、フランジ５及びリブ７
によりカップ１は捩じり剛性に優れたものとなる。一
方、蓋２の周縁部には摘まみ８が設けられている。
される嵌合溝４と、この嵌合溝４から上方にかけて外側
に屈曲するフランジ５とが設けられている。なお、従来
より樹脂の成形に使用されている型では、型抜きに伴う
抵抗が大きく、このような形状に成形することができな
い。これに対処するため、型内面に摩擦を低減する処理
（例えば、テフロン（商品名）加工等）を施しておく。
また、周壁３は嵌合溝４から下方へ向けて小径となるテ
ーパ状に形成されている。このような形状とすることに
より、成形時の型抜き性が向上するほか、保管時に安定
して積み重ねることができる。カップ１の底壁６の周縁
部にはリブ７が形成されており、フランジ５及びリブ７
によりカップ１は捩じり剛性に優れたものとなる。一
方、蓋２の周縁部には摘まみ８が設けられている。
【００１４】この発明に係る容器では、蓋２を閉じる
際、蓋２の周縁部をフランジ５に押し付けると、カップ
１は拡径方向へ弾性変形し、それに伴い、蓋２はフラン
ジ５の屈曲した表面に案内されて、スムーズに嵌合溝４
に導かれる。
際、蓋２の周縁部をフランジ５に押し付けると、カップ
１は拡径方向へ弾性変形し、それに伴い、蓋２はフラン
ジ５の屈曲した表面に案内されて、スムーズに嵌合溝４
に導かれる。
【００１５】そして、蓋２が嵌合溝４に達すると、カッ
プ１が復元し、蓋２と嵌合溝４とが係合するので、運搬
時等における蓋２の脱落が防止される。
プ１が復元し、蓋２と嵌合溝４とが係合するので、運搬
時等における蓋２の脱落が防止される。
【００１６】蓋２を開ける際には、摘まみ８を引き上げ
ると、カップ１が拡径方向へ弾性変形し、蓋２と嵌合溝
４との係合が解除される。
ると、カップ１が拡径方向へ弾性変形し、蓋２と嵌合溝
４との係合が解除される。
【００１７】また、カップ１は、成形用の型を造れば容
易に大量生産が可能なことから、コストの低減を図るこ
とができる。
易に大量生産が可能なことから、コストの低減を図るこ
とができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように構成した容器では、蓋を閉
じたとき、蓋と嵌合溝とが係合するので、運搬時等にお
ける蓋の脱落が防止される。
じたとき、蓋と嵌合溝とが係合するので、運搬時等にお
ける蓋の脱落が防止される。
【００１９】また、カップは、成形用の型を造れば容易
に大量生産が可能なことから、コストの低減を図ること
ができる。
に大量生産が可能なことから、コストの低減を図ること
ができる。
【図１】この発明に係る容器の分解斜視図
【図２】同上の一部縦断面図
【図３】従来のチーズ容器の分解斜視図
【図４】同上の縦断面図
【図５】従来のアイスクリーム容器の縦断面図
１ カップ ２ 蓋 ３ 周壁 ４ 嵌合溝 ５ フランジ ８ 摘まみ
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリプロピレン製のカップと、このカッ
プに対して着脱可能な厚紙製の蓋とから成り、前記カッ
プの周壁上部に、前記蓋が嵌合される嵌合溝と、この嵌
合溝から上方にかけて外側に屈曲するフランジとを設
け、前記蓋の周縁部に摘まみを設けた食品収納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178296A JPH1120842A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 食品収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178296A JPH1120842A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 食品収納容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120842A true JPH1120842A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16045999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9178296A Pending JPH1120842A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 食品収納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1120842A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010507791A (ja) * | 2006-10-26 | 2010-03-11 | アレヴァ・エヌセー | 放射性廃棄物保管容器 |
| CN109591379A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-04-09 | 浙江新德宝机械有限公司 | 外扣式纸杯盖的生产工艺 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9178296A patent/JPH1120842A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010507791A (ja) * | 2006-10-26 | 2010-03-11 | アレヴァ・エヌセー | 放射性廃棄物保管容器 |
| CN109591379A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-04-09 | 浙江新德宝机械有限公司 | 外扣式纸杯盖的生产工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |