JPH11208264A - スイッチ付き空気吹出装置 - Google Patents

スイッチ付き空気吹出装置

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JPH11208264A
JPH11208264A JP2670098A JP2670098A JPH11208264A JP H11208264 A JPH11208264 A JP H11208264A JP 2670098 A JP2670098 A JP 2670098A JP 2670098 A JP2670098 A JP 2670098A JP H11208264 A JPH11208264 A JP H11208264A
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JP
Japan
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air
switch
cylindrical case
switch member
opening
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JP2670098A
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Inventor
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Inoac Corp
Denso Corp
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Inoac Corp
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載機器に対する調整操作の必要時にスイッ
チ部材を開口部に整合させ、所要のスイッチ操作を行な
い得るようにしたスイッチ付き空気吹出装置を提供す
る。 【解決手段】 空気吹出装置は、空気吹出口36と空気
流入口38とを備える筒状ケース32と、筒状ケース3
2の外周に配設されて当該車両に付属する搭載機器への
調整操作に供されるスイッチ部材34とからなる。調温
空気を車両室内へ吹出させる際には、筒状ケース32を
回動させて前記空気吹出口36を開口部20に整合させ
ると共に空気流入口38を送風ダクト22に整合させ
て、調温空気を前記開口部20から吹出させる。スイッ
チ部材34の操作を必要とする際には、筒状ケース32
を回動させて該スイッチ部材34を開口部20に整合さ
せ、この開口部20に臨むスイッチ部材34により搭載
機器への操作をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチ付き空
気吹出装置に関し、更に詳細には、車両室内のインスト
ルメントパネルに配設される空気吹出装置において、常
には空調機器からの調温空気を車両室内に向けて吹出さ
せ、また車両に付属の搭載機器に対する調整を行なう必
要がある場合には、該空気吹出装置の所定位置に配設し
たスイッチ部材を介して該搭載機器への操作をなし得る
ようにしたスイッチ付き空気吹出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車等における車両室内の前方には、
所要形状に成形されて車幅方向に延在する比較的大型の
インストルメントパネル(「ダッシュボード」とも云う)が
設けられている。このインストルメントパネルは、一般
的な形態として図7に示すように、スピードメータやタ
コメータその他警告灯等を備えた計器盤12が運転席か
らの視認容易な位置に配設されると共に、各種の小間物
や車検証等を収納するグローブボックス14が助手席側
等に設置され、オーディオや空調機器(エアコンユニッ
ト)の操作盤16が略中央に位置している。前記車両室
18内の空調を行なうための空調機器(図示せず)は、該
車両室18内の前方において、前記インストルメントパ
ネルに覆蓋された状態で配設されており、前記操作盤1
6における適宜のスイッチ操作により、調温空気の温度
や吹出量を適宜設定して冷・暖房を含めた総合的な空気
調温を行ない得るようになっている。そして、空調機器
で所定温度に調節された調温空気は、前記インストルメ
ントパネルの乗員席側との対向面における中央部や両端
近傍に設けた開口部20に配設した空気吹出装置70を
介し、車両室18内の後方へ吹出されるようになってい
る。
【0003】また近年の乗用車等では、所有者の嗜好や
体格に応じて調整可能な各種搭載機器が標準的(または
選択的)に装備されることに伴い、前記インストルメン
トパネル10には、これら搭載機器に対応した複数の作
動スイッチが配設されている。すなわち、図7に示すよ
うに、ステアリングコラムが挿通する開口部72の両側
には、例えば電動格納式ドアミラー用の作動スイッチ7
4やパワーウィンドウ用の作動スイッチ76、電子制御
式駆動装置に対応した作動スイッチ76等が、操作し易
いように機能的に配設されている。殊に、高級乗用車や
RV車等においては、前記搭載機器が多数に及ぶため
に、それに対応したスイッチの配設数も必然的に多くな
る傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記各種搭載
機器においては、運転中に比較的頻繁に調整する必要が
あるものと、一度最適な位置に調整してしまえば、その
後は殆ど調整が不要とされるものとがある。例えば、運
転手の着座位置に対応して鏡面の角度調整が必要な電動
式ドラミラーや、運転手の体格に応じて前後位置や角度
調整を行なう電動パワーシート等は、運転手が常に同一
人であれば、最初の乗車時に調整した後には殆ど調整を
する必要がないものである。また、シートヒータのよう
に冬期にのみ頻繁に使用して夏期には全く使用しないも
のや、サンルーフのように夏期に頻繁に使用するものの
冬期には殆ど使用しない搭載機器もある。しかるに従来
の車両においては、比較的頻繁に使用する搭載機器用の
スイッチは勿論、殆ど使用しない搭載機器用のスイッチ
も前記インストルメントパネル10の前面側に常に露出
した状態で配設してあり、該インストルメントパネル1
0のデザイン上のマイナス要因となっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたもので、調温空気の車
両室内への吹出し状態において開口部へ整合しない部位
に、車両に付属する搭載機器への調整操作するためのス
イッチ部材を配設し、該搭載機器に対する調整操作の必
要時に該スイッチ部材を開口部に整合させて所要のスイ
ッチ操作を行ない得るようにしたスイッチ付き空気吹出
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るスイッチ付
き空気吹出装置は、車体の車両室における内部前方に取
付けられるインストルメントパネルの所要位置に配設さ
れ、空調機器から送風ダクトを介して送出される調温空
気を該車両室内に吹出すようにした空気吹出装置におい
て、前記インストルメントパネルの内部に回動可能に配
設され、該パネルに開設した開口部と選択的に整合し得
る空気吹出口と、前記送風ダクトに空間的に連通し得る
空気流入口とを備える筒状ケースと、前記筒状ケースの
外周における前記空気吹出口と空気流入口との間に配設
され、当該車両に付属する搭載機器への調整操作に供さ
れるスイッチ部材とからなり、前記空調機器からの調温
空気を車両室内へ吹出させる際には、前記筒状ケースを
回動させて前記空気吹出口を開口部に整合させると共に
前記空気流入口を送風ダクトに整合させて、調温空気を
前記開口部から吹出させ、前記スイッチ部材の操作を必
要とする際には、前記筒状ケースを回動させて該スイッ
チ部材を前記開口部に整合させ、この開口部に臨むスイ
ッチ部材により前記搭載機器への操作をなし得るよう構
成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るインストルメ
ントパネルにおける開閉式空気吹出口につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
なお、従来の技術において説明した部材と同一部材につ
いては、同一の符号を付して説明する。
【0008】図3は、本発明の実施例に係るスイッチ付
空気吹出装置30が実施されるインストルメントパネル
10の概略斜視図であり、スピードメータやタコメータ
および警告灯等の各種計器類を備えた計器盤12が運転
席からの視認容易な位置に配設され、各種の小間物や車
検証等を収納するグローブボックス14が助手席側等に
設置されると共に、オーディオや空調機器の操作盤16
が左右略中央に配設されている。本実施例のインストル
メントパネル10は、全体が一体的に成形されたものを
例示しており、ビスやボルト等を利用して車両室18の
前方に強固に取付けられるようになっている。なお説明
の便宜上、図3における左側をインストルメントパネル
の「左側」、右側をインストルメントパネルの「右側」とす
ると共に、同図の手前側(車両室18を指向する側)を該
インストルメントパネルの「前側」、奥側(フロントガラ
ス側)を「後側」とする。
【0009】前記車両室18内と車体前方とを区画する
ファイヤーウォール(図示せず)と、車体に取付けられた
前記インストルメントパネル10との間には、該車両室
18内の冷・暖房を含む総合的な空調制御を行なうため
の空調機器(図示せず)が内装され、前記操作盤16に配
設された温度調節ダイヤルや風向調節レバー等を適宜操
作することにより、調温空気の温度や吹出量を設定する
ようになっている。そして、前記インストルメントパネ
ル10の前面中央部(前記操作盤16の上方)や左右両端
部の近傍に開口部20が開設され、これら各開口部20
には、送風ダクト22を介して前記空調機器と連通接続
している空気吹出装置30が配設されており、該空調機
器で所定温度に調節された調温空気を車両室18内へ吹
出させるようになっている。
【0010】本実施例の空気吹出装置30は、図1に示
すように、前記開口部20に整合した状態で回動可能に
配設される円筒状の筒状ケース32と、この筒状ケース
32の外周面に配設したスイッチ部材34とから基本的
に構成されている。前記筒状ケース32は、例えば合成
樹脂を材質とした成形品であり、円筒外周面に矩形状の
空気吹出口36が形成されると共に、該空気吹出口36
と円筒中心を挟んで対向した円筒外周面に矩形状の空気
流入口38が形成されている。そして前記空気吹出口3
6には、固定的に配設した4枚の横フィン40aと、上
下の支軸40c,40cにより左右に揺動可能に配設し
た3枚の縦フィン40bとで構成される風向制御板40
が配設され、各縦フィン40bは夫々の下端部を連結し
た連結棒42で連動するようになっており、中央の縦フ
ィン40bに配設した摘み44を指先で左右にスライド
させることで、空気吹出口36に対して各縦フィン40
bの角度を調整し得るようになっている。なお、筒状ケ
ース32の円筒外表面の一端(図1における右端)には、
筒状ケース32を上下に回動させる際に指先操作をなす
ための操作部46が、円周方向に適宜凹凸状に形成され
ている。
【0011】また前記筒状ケース32において、前記空
気吹出口36と空気流入口38とにより挟まれた上側の
円筒外周部32aには、当該車両に付属される搭載機器
(図示せず)と電気的に接続されたスイッチ部材34が配
設されている。前記スイッチ部材34はプッシュタイプ
のものを示しており、適宜の搭載機器に対する電源のO
N・OFF操作を行なう第1スイッチ34Aと、UP・D
OWN操作を行なう第2スイッチ34Bとから構成した
ものを例示している。これら第1スイッチ34Aおよび
第2スイッチ34Bは、前記筒状ケース32の円筒外周
面32aに形成した設置部48に固定的に配設され、各
スイッチ34A,34Bと搭載機器とを接続するケーブ
ル50は、側面32bから筒状ケース32の外側へ延出
するように配線されている。
【0012】そして前記筒状ケース32は、前記空調機
器と連結した送風ダクト22の出口部と、前記インスト
ルメントパネル10に開設した開口部20の裏側とを連
設する角筒状の支持ケース54に、両側面32b,32
bの中央部から外方に突設した支持軸52,52を挿通
させて回動可能に内装されている。すなわち前記支持ケ
ース54は、前方側の開口部を前記開口部20に整合さ
せた状態でインストルメントパネル10の内側に密着的
に固定され、後方側の開口部を前記送風ダクト22の出
口部に密着的に固定されている。なお、筒状ケース32
の空気流入口38が整合する後方側は、前方に向かって
適宜傾斜した先細状のテーパ面56が成形されている。
【0013】このように構成された本実施例のスイッチ
付き空気吹出装置30では、図2に示すように、前記筒
状ケース32の空気吹出口36をインストルメントパネ
ル10の開口部20に整合させた状態に回動変位させる
ことにより、通常の調温空気の吹出し状態となるように
なっている。この吹出し状態では、筒状ケース32の空
気流入口38が前記テーパ面56に整合して送風ダクト
22側に臨んでおり、該送風ダクト22から送出される
調温空気は、該テーパ面56から空気流入口38を介し
て筒状ケース32の内部に流入した後に、空気吹出口3
6および開口部20を介して車両室18内へ吹出すよう
になる。そして、調温空気の吹出し状態においては、筒
状ケース32に配設した前記スイッチ部材34は、同じ
く図2に示すように、開口部20から退避して該筒状ケ
ース32の略真上に位置しており、インストルメントパ
ネル10の外部には全く露出しないようになる(図3参
照)。
【0014】また、図4および図5に示すように、前記
吹出し状態から前記筒状ケース32を下方へ約90度回
動変位させることにより、スイッチ部材34に対する操
作が可能なスイッチ操作状態とするようになっている。
このスイッチ操作状態では、前記スイッチ部材34が開
口部20の中央部に整合するようになり、該スイッチ部
材34に対する指先操作が極めて容易に行ない得る。な
お、このスイッチ操作状態では、空気流入口38が筒状
ケース32の略真上へ変位すると共に空気吹出口36が
該筒状ケース32の略真下に変位し、更に前記テーパ面
56の出口部に該筒状ケース32の下側の円筒外周部3
2aが整合するようになるから、送風ダクト22と開口
部20とが完全に非連通状態となって、空調機器からの
調温空気の吹出しが完全に遮断される。
【0015】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るスイッチ付きの空気吹出装置の作用につき説明
する。
【0016】前述のように構成された本実施例のスイッ
チ付き空気吹出装置30では、図2に示すように、前記
筒状ケース32の空気吹出口36をインストルメントパ
ネル10の開口部20に整合させることで、通常の調温
空気の吹出し状態となる。なお、この吹出し状態では、
開口部20から退避して該筒状ケース32の略真上に位
置しており、インストルメントパネル10の外部には全
く露出しないようになる(図3参照)。また調温空気の吹
出し方向は、筒状ケース32に形成した前記操作部46
を指先で上下方向にスライドして該筒状ケース32を上
下に適宜回動させることで、風向制御板40の横フィン
40aの角度が相対的に変位して上下方向の調節がなさ
れると共に、前記摘み44を左右方向にスライドして各
縦フィン40bを左右に姿勢変位させることで、左右方
向の調節がさなれる。
【0017】また、前記スイッチ部材34が対応する搭
載機器の調整操作を必要とする場合には、前記操作部4
6を指先で下方へスライドさせながら筒状ケース32を
下方へ約90度回動変位させ、該スイッチ部材34が開
口部20の中央部に整合したスイッチ操作状態とする
(図3および図5参照)。次いで、スイッチ部材34の第
1スイッチ34Aまたは第2スイッチ34Bを押圧し
て、対応の搭載機器に対する所要の調整操作を行なう。
そして調整操作が完了したら、前記操作部46を指先で
上方へスライドさせながら筒状ケース32を上方へ約9
0度回動変位させることで、元の調温空気の吹出し状態
に復帰する。
【0018】このように、本実施例のスイッチ付き空気
吹出装置30を実装したインストルメントパネル10で
は、図3に示すように、筒状ケース32に配設した前記
スイッチ部材34が対応する搭載機器の調整操作を必要
としない時は、該スイッチ部材34がインストルメント
パネル10の外部に全く露出しないから、殊に運転席の
前方に位置した部位が外観的に極めてシンプルとなる利
点がある。また前記スイッチ部材34を、例えば調整操
作の頻度が少ない搭載機器用とすれば、スイッチ操作時
にのみ筒状ケース32を回動させればよく、スイッチ操
作に対する煩わしさも殆どない。更に、前記搭載機器の
調整操作に際しては、乗員の肩の高さと略一致する空気
吹出装置30の部分にスイッチ部材34が位置するの
で、極めて自然な姿勢でスイッチ操作を行ない得る利点
もある。
【0019】
【変更例】図6は、本実施例のスイッチ付き空気吹出装
置の変更例を示す縦断側面図であり、この変更例のスイ
ッチ付き空気吹出装置60では、筒状ケース32の上下
の円筒外周部32a,32aに、前記実施例と同一位置
に配設した(第1)スイッチ部材34と、該スイッチ部材
34と該筒状ケース32の中心部を挟んで対向した位置
に第2スイッチ部材62を配設している。すなわち、変
更例に係るスイッチ付き空気吹出装置60では、一基の
筒状ケース32に対して複数の搭載機器に対応したスイ
ッチ部材34,62を取付けた場合を例示している。な
お、筒状ケース32や該筒状ケース32に形成した空気
吹出口36および空気流入口38、該空気吹出口36に
配設した風向制御板40等は、前記第1実施例と全く同
一に構成されている。
【0020】このように構成された変更例に係るスイッ
チ付き空気吹出装置60では、通常の調温空気の吹出し
状態に対して、前記筒状ケース32を下方へ約90度回
動変位させると、第1スイッチ部材34を開口部20に
整合させた第1スイッチ操作状態となり、該第1スイッ
チ部材34に対応した搭載機器の調整操作を行なうこと
が可能となる。一方、通常の調温空気の吹出し状態に対
して、前記筒状ケース32を上方へ約90度回動変位さ
せると、第2スイッチ部材62を開口部20に整合させ
た第2スイッチ操作状態となり、該第2スイッチ部材6
2に対応した搭載機器の調整操作を行なうことが可能と
なる。
【0021】なお前記実施例および変形例では、運転席
の前方側に位置する空気吹出装置30(60)にスイッチ
部材34(62)を付設した場合を例示したが、助手席の
前方側に位置する空気吹出装置にスイッチ部材34(6
2)を配設し、助手席に着座した乗員を対象とした、搭
載機器の調整操作を行なうことも勿論可能である。ま
た、前記筒状ケース32に関しては円筒形状のものを例
示したが、前記スイッチ部材34(62)を好適に配設し
て回動させ得れば、例えば角筒形状等としてもよい。
【0022】更に前記実施例および変形例においては、
プッシュ式のスイッチ部材34,62を配設した筒状ケ
ース32を例示したが、このスイッチ部材34,62の
形態はこれに限定されるものではなく、該筒状ケース3
2の回動変位に支障を来たさないものであれば、様々な
形態のスイッチ部材を配設し得るものである。また筒状
ケース32の回動変位は、指先操作による手動形態を例
示したが、この回動形態もこれに限定されるものではな
く、例えば電動モータ等を駆動源とした自動回動式とす
ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るス
イッチ付き空気吹出装置によれば、当該車両に付属する
搭載機器の調整操作に供されるスイッチ部材を、空気機
器から送出された調温空気の吹出し案内を行なう筒状ケ
ースに配設し、通常の吹出し状態では空気吹出口を開口
部に位置させると共にスイッチ部材を該開口部に臨まな
いように位置させ、前記搭載機器に対する調整操作を必
要とする時には該スイッチ部材を開口部に整合させて外
部に臨ませるよう構成した。従って、通常の吹出し状態
ではスイッチが外部に露出しないので、インストルメン
トパネルの前面側が外観的に極めてシンプルとなり、該
インストルメントパネルのデザインを阻害することがな
い有益な効果を奏する。また、空気吹出装置が乗員の肩
の高さと略一致する位置に配設されているので、自然な
姿勢でのスイッチ操作を行ない得る等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスイッチ付き空気吹出装
置の概略斜視図である。
【図2】図1に示すスイッチ付き空気吹出装置を調温空
気の吹出し状態で示す縦断側面図である。
【図3】スイッチ付き開閉式空気吹出装置を装備したイ
ンストルメントパネルを吹出し状態で示す概略斜視図で
ある。
【図4】図1に示すスイッチ付き空気吹出装置をスイッ
チ操作の可能な状態で示す縦断側面図である。
【図5】スイッチ付き開閉式空気吹出装置を装備したイ
ンストルメントパネルをスイッチ操作の可能な状態で示
す概略斜視図である。
【図6】本発明の変更例に係るスイッチ付き空気吹出装
置を調温空気の吹出し状態で示す縦断側面図である。
【図7】従来の空気吹出装置を装備したインストルメン
トパネルの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 18 車両室 20 開口部 22 送風ダクト 32 筒状ケース 34,62 スイッチ部材 36 空気吹出口 38 空気流入口
フロントページの続き (72)発明者 四方 一史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の車両室(18)における内部前方に取
    付けられるインストルメントパネル(10)の所要位置に配
    設され、空調機器から送風ダクト(22)を介して送出され
    る調温空気を該車両室(18)内に吹出すようにした空気吹
    出装置において、 前記インストルメントパネル(10)の内部に回動可能に配
    設され、該パネル(10)に開設した開口部(20)と選択的に
    整合し得る空気吹出口(36)と、前記送風ダクト(22)に空
    間的に連通し得る空気流入口(38)とを備える筒状ケース
    (32)と、 前記筒状ケース(32)の外周における前記空気吹出口(36)
    と空気流入口(38)との間に配設され、当該車両に付属す
    る搭載機器への調整操作に供されるスイッチ部材(34,6
    2)とからなり、 前記空調機器からの調温空気を車両室(18)内へ吹出させ
    る際には、前記筒状ケース(32)を回動させて前記空気吹
    出口(36)を開口部(20)に整合させると共に前記空気流入
    口(38)を送風ダクト(22)に整合させて、調温空気を前記
    開口部(20)から吹出させ、 前記スイッチ部材(34,62)の操作を必要とする際には、
    前記筒状ケース(32)を回動させて該スイッチ部材(34,6
    2)を前記開口部(20)に整合させ、この開口部(20)に臨む
    スイッチ部材(34,62)により前記搭載機器への操作をな
    し得るよう構成したことを特徴とするスイッチ付き空気
    吹出装置。
JP2670098A 1998-01-23 1998-01-23 スイッチ付き空気吹出装置 Pending JPH11208264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017222248A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 株式会社デンソー 風向調整装置
JP2019038280A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 矢崎総業株式会社 空調装置、及び、ワイヤハーネス

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