JPH11208080A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH11208080A
JPH11208080A JP1397398A JP1397398A JPH11208080A JP H11208080 A JPH11208080 A JP H11208080A JP 1397398 A JP1397398 A JP 1397398A JP 1397398 A JP1397398 A JP 1397398A JP H11208080 A JPH11208080 A JP H11208080A
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tape
cassette
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reels
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Tomiyuki Takeda
富幸 武田
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RAPIASU DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド部にテープを通過させる作業を簡単に
行なうことができるようにしてテープを交換可能にし、
テープの交換作業効率の向上を図り、カセット本体を容
易に再利用できるようにして省資源化を図る。 【解決手段】 テープTが巻回され回転軸2を有した一
対のリール1と、各回転軸2が夫々挿通される貫通した
一対の軸受部11を有してリール1を収納するカセット
本体10とを有し、カセット本体10の一側縁側に一対
のリール1間のテープTを露出させる露出部15を設け
るとともに、テープTが引き通されてガイドされるガイ
ド部16を設け、カセット本体10を、軸受部11の軸
心を通る線を境にして、露出部15及びガイド部16の
ある一側縁側の一側分割体20と、一側分割体20に対
する他側分割体30とに分割し、分割体20,30の分
割時にリール1を軸受部11から離脱可能にし、分割体
20,30の結合時にその結合を解除可能に保持する保
持部32を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写型のプリン
タに用いられるインクリボン等の各種テープを収納する
テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテープカセットとして、
例えば、図7に示すように、熱転写型のプリンタに用い
られるインクリボンからなるテープTを収納するテープ
カセットCがある。このテープカセットCは、テープT
が巻回され回転軸2を有した一対のリール1,1と、各
リール1の回転軸2が夫々挿通される貫通した一対の軸
受部3を有してリール1を収納する樹脂製のカセット本
体4とを有し、カセット本体4の一側縁側に一対のリー
ル1間のテープTを露出させる露出部5を設けるととも
にテープTが引き通されてガイドされるガイド部6を設
けて構成されている。ガイド部6は、テープTを挾んで
転動するガイドローラやテープTを上下から挾んでテー
プTの上下の移動を規制するカセット本体4に一体の部
材等で構成されている。このカセット本体4は、軸受部
3の軸方向に開放したケース7及びケース7を塞ぐ蓋8
で構成されており、ケース7にリール1を入れテープT
をガイド部6に引き通して露出部5に露出させ、その
後、蓋8を被せて蓋8に設けた突起(図示せず)をケー
ス7に設けた穴(図示せず)に圧入して組み立てられて
いる。そして、使用時には、テープカセットCを図示外
のプリンタに装着して、一方のリール1から他方のリー
ル1にテープTを巻き取り、使用後は、テープカセット
Cをプリンタから外して新たなテープカセットCを装着
する。そして、使用済みのテープカセットCは、そのま
ま廃棄処分にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のテープカセットCにあっては、使用済みのもの
は、そのまま廃棄処分にするので、無駄が多く、近年の
省資源化に対応できていないという問題があった。特
に、テープTが上記のインクリボンの場合には、テープ
T自体は廃棄しても、カセット本体4は、消耗するとこ
ろがほとんどなく、繰り返しの使用に耐えうることか
ら、このカセット本体4のリサイクル化を図りたいとい
う要請がある。これを解決するために、従来において
は、ケース7から蓋8を外すことができるように着脱自
在にし、使用後には、蓋8を外し、テープTをリール1
とともに新しいものと交換し、再び蓋8を装着すること
も考えられている。然しながら、カセット本体4には、
ローラ等を有したガイド部6があるので、このガイド部
6にテープTを通過させて装着することが極めて煩雑に
なっており、テープTの交換作業効率が悪く、そのた
め、充分な利用が図られていないという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、ガイド部にテープを通過させる作業を簡単に
行なうことができるようにしてテープを交換可能にし、
テープの交換作業効率の向上を図り、カセット本体を容
易に再利用できるようにして省資源化を図ったテープカ
セットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、テープが巻回され回転
軸を有した一対のリールと、該各リールの回転軸が夫々
挿通される貫通した一対の軸受部を有して該リールを収
納するカセット本体とを有し、該カセット本体の一側縁
側に上記一対のリール間のテープを露出させる露出部を
設けるとともに該テープが引き通されてガイドされるガ
イド部を設けたテープカセットにおいて、上記カセット
本体を、上記軸受部の軸心を通る線を境にして、上記露
出部及びガイド部のある一側縁側の一側分割体と該一側
分割体に対する他側分割体とに分割可能にし、該分割体
の分割時に上記リール1を軸受部から離脱可能にした構
成としている。一側分割体と他側分割体との結合は、接
着剤で接合しても良く、適宜に行なうことができる。
【0006】この構成により、テープカセットのテープ
の使用後に、テープカセットを再利用する場合は、一側
分割体と他側分割体とを分離する。そして、新しいテー
プが巻回されたリールを用意し、例えば、空のリールか
ら使用済みのテープ端を外し、新しいテープ端を使用済
みのテープ端に張りつけて接続する。その後、もう一方
の使用済みのテープが巻き取られたリール側のテープを
引っ張る。これにより、接続した新しいテープが引っ張
られてガイド部に引き通される。この場合、使用済みの
テープに新しいテープを接続して引っ張るだけで、ガイ
ド部に引き通すことができるので、容易にガイド部への
引き通しが行なわれる。即ち、交換作業で、一番複雑な
作業が極めて簡単に行なわれる。次に、ガイド部を引き
通された新しいテープ端を使用済みのテープ端から外し
て接続を解き、巻き取り用のリールのドラムに貼着す
る。その後、一側分割体に他側分割体を結合させる。こ
れにより、テープの交換作業効率の向上が図られるとと
もに、カセット本体を容易に再利用できるので、省資源
化が図られる。
【0007】また、必要に応じ、上記カセット本体を、
上記軸受部の軸心を通る線を境にして、上記露出部及び
ガイド部のある一側縁側の一側分割体と該一側分割体に
対する他側分割体とに分割し、該分割体の分割時に上記
リールを軸受部から離脱可能にし、該分割体の結合時に
該分割体の結合を解除可能に保持する保持部を設けた構
成としている。保持部を設けたので、分割体の結合時に
一側分割体と他側分割体とが容易に分離する事態が防止
されるとともに、分割時には、保持部の保持を解除する
だけで分割体を分離できるので、より一層テープの交換
作業効率の向上が図られる。
【0008】更に、必要に応じ、上記他側分割体を、樹
脂で一体成形した構成としている。これにより、他側分
割体を1つの型で成形できるので、それだけ、製造効率
が良く、コストダウンが図られる。更にまた、上記一側
分割体を、上記軸受の軸方向に開放したケース及び該ケ
ースを塞ぐ蓋で構成している。最初の組み立て時におい
て、ケースと蓋とを分離して、テープをガイド部に装着
できるので、組み立てが容易に行なわれる。また、上記
保持部を、上記一側分割体及び他側分割体のいずれか一
方に設けられた係合凸部と、上記一側分割体及び他側分
割体のいずれか他方に設けられ該分割体の結合時に上記
係合凸部が係合する係合凹部とから構成している。これ
により、係合凸部と係合凹部とを係合させるだけで、分
割体の結合を保持できるので、極めて簡単な構造で分割
体を保持できるとともに、簡単な操作で保持でき、組み
立てが容易に行なわれる。また、係合凸部と係合凹部と
が係合しているので、一側分割体と他側分割体とが容易
に分離する事態が防止される。更に、係合凸部と係合凹
部との係合を解除するだけで、一側分割体と他側分割体
とを分離できるので、テープの交換作業効率の向上が図
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係るテープカセットについて詳細に説明
する。図1乃至図3に示すように、本発明の実施の形態
に係るテープカセットCは、熱転写型のプリンタに用い
られるインクリボンからなるテープTを収納するもので
ある。実施の形態に係るテープカセットCは、テープT
が巻回され回転軸2を有した一対のリール1を備えてい
る。リール1は、テープTが巻回される筒状のドラム1
aと、このドラム1aの両端の僅かに内側に設けられた
リング状のフランジ1bとを備えて構成され、フランジ
1bよりも外側に突出したドラム1aの両端部を含む当
該ドラム1aが回転軸2として構成されている。テープ
端はこのリール1のドラム1aに粘着剤等で着脱可能に
固着されている。
【0010】また、実施の形態に係るテープカセットC
は、各リール1の回転軸2が夫々挿通される貫通した一
対の軸受部11,11を有してリール1を収納する樹脂
製のカセット本体10を備えている。カセット本体10
は、相対向する表面壁12と裏面壁13とを備えている
とともに、この表面壁12と裏面壁13の外周を覆う側
壁14を備えている。軸受部11は、カセット本体10
の相対向する表面壁12及び裏面壁13に同軸の貫通孔
を設けることにより構成され、ドラム1aの端部が回転
可能に挿通される。更に、カセット本体10の一側縁側
には、一対のリール1間のテープTを露出させる露出部
15が設けられているとともに、テープTが引き通され
てガイドされるガイド部16が設けられている。ガイド
部16は、テープTが通過する開口部16aと、開口部
16aに設けられテープTを挾んで転動する一対のガイ
ドローラ16bの組と、テープTを上下から挾んでテー
プTの上下の移動を規制する規制部材16cと、テープ
Tが摺接する摺接面部16dと共働してテープTを挾ん
でテープTを案内する案内ローラ16eとを、露出部1
5の前後に備えて構成されている。ローラ16b,16
eは、別途作成したものが回転可能に取付けられてい
る。
【0011】そして、カセット本体10は、軸受部11
を分けその軸心P(図2,図4(b))を通る線(直径
線)を境にして、露出部15及びガイド部16のある一
側縁側の一側分割体20と、この一側分割体20に対す
る他側分割体30とに分割されており、これらの分割体
20,30の分割時にリール1を軸受部11から離脱可
能にしている。即ち、カセット本体10は、一対の軸受
部11の両軸心Pを通る直線L(図2)を境にして2分
割されている。一側分割体20は、他側分割体30側に
開口する開口21を有しており、軸受部11の軸方向に
開放したケース22と、ケース22を塞ぐ蓋23とで構
成されている。蓋23には軸受部11の軸方向に延びる
複数の突起24が設けられている一方、ケース22には
蓋23の突起24が圧入される穴25が形成されてお
り、この突起24を穴25に圧入することにより、ケー
ス22と蓋23とが一体化され、一側分割体20が構成
される。蓋23が外されている状態では、上記ガイド部
16の、開口部16a,ガイドローラ16b,規制部材
16c,摺接面部16d及び案内ローラ16eの蓋23
側には、テープTが挿入される僅かな隙間が形成されて
おり、蓋23が装着されると閉じられる。
【0012】他側分割体30は、一側分割体20側に開
放する開放口31を有して、表面壁12,裏面壁13及
び側壁14から構成され、樹脂で一体成形されている。
カセット本体10には、各分割体20,30の結合時
に、分割体20,30の結合を解除可能に保持する保持
部32が設けられている。この保持部32は、図1に示
すように、一側分割体20側の開放口31であって、側
壁14の端部に一体に突設され一側分割体20の開口2
1に挿入される可撓性の突起部33に設けられた係合凸
部34と、一側分割体20の開口21内に設けられ、係
合凸部34が係合する係合凹部35とから構成されてい
る。突起部33は可撓性なので、分割体20,30同士
を離間する方向に引っ張ったとき、突起部33の撓みに
よって係合凸部34と係合凹部35との係合が容易に解
除される。
【0013】従って、この実施の形態に係るテープカセ
ットCのカセット本体10を製造するときは、一側分割
体20のケース22,蓋23及び他側分割体30を樹脂
で型成形する。この場合、他側分割体30を1つの型で
成形できるので、一側分割体20のようにケース22及
び蓋23の2つの部品を成形しなくても良く、それだ
け、製造効率が良く、コストダウンが図られる。次に、
このテープカセットCを組み立てるときは、図1及び図
4(a)に示すように、予め、一側分割体20のケース
22にガイド部16のローラ16b,16eを組み付け
ておき、このケース22に、テープT及びリール1を取
付ける。テープTは、ガイド部16の、開口部16a,
ガイドローラ16b,規制部材16c,摺接面部16d
及び案内ローラ16eの蓋23側の僅かに開放した隙間
から挿入する。そして、図1及び図3に示すように、蓋
23を閉じる。この場合、蓋23に設けた突起24をケ
ース22に設けた穴25に圧入することにより、ケース
22と蓋23とが一体化され、一側分割体20が構成さ
れるとともに、ガイド部16の、開口部16a,ガイド
ローラ16b,規制部材16c,摺接面部16d及び案
内ローラ16eの蓋23側にある僅かな隙間が蓋23に
よって閉じられ、テープTがガイド部16に通過させら
れて装着される。
【0014】次に、図2,図3及び図4(b)に示すよ
うに、一側分割体20に他側分割体30を結合させる。
この場合、リール1の回転軸2が軸受部11に挿通され
るように、保持部32の他側分割体30の突起部33を
一側分割体20内に差し込む。これにより、突起部33
の係合凸部34と一側分割体20内の係合凹部35とが
係合し、図2及び図4(b)に示すように、テープカセ
ットCが完成する。このとき、係合凸部34と係合凹部
35とを係合させるだけで、分割体20,30の結合を
保持できるので、極めて簡単な構造で保持を実現できる
とともに、簡単な操作で良く、それだけ、組み立てが容
易に行なわれる。この状態では、係合凸部34と係合凹
部35とが係合しているので、一側分割体20と他側分
割体30とが容易に分離する事態が防止される。
【0015】このように組み立てられたテープカセット
Cを使用するときは、図示外のプリンタに装着して、一
方のリール1から他方のリール1にテープTを巻き取
る。テープTの使用後は、テープTを交換して、テープ
カセットCを再利用するようにすれば良い。次に、テー
プカセットCのテープTの使用後に、テープカセットC
を再利用する場合について説明する。先ず、図3及び図
5(a)に示すように、一側分割体20と他側分割体3
0とを分離する。この場合、一側分割体20から他側分
割体30を引っ張れば、突起部33の撓みによって係合
凸部34と係合凹部35との係合が解除され、一側分割
体20と他側分割体30とが容易に分離される。この状
態では、一側分割体20と他側分割体30とは、軸受部
11の軸心Pを通る直線を境にして分割されているの
で、リール1が軸受部11から離脱可能になる。
【0016】次に、図3及び図5(a)に示すように、
新しいテープTが巻回されたリール1(Na )を用意
し、空のリール1(Ma )から使用済みのテープ端を外
し、新しいテープ端を使用済みのテープTに張りつけて
接続する。その後、図3及び図5(b)に示すように、
もう一方の使用済みのテープTが巻き取られたリール1
(Mb )側のテープTを引っ張る。これにより、接続し
た新しいテープTが引っ張られてガイド部16のガイド
ローラ16b間等に引き通される。この場合、使用済み
のテープTに新しいテープTを接続して引っ張るだけ
で、ガイド部16に引き通すことができるので、逐一、
一側分割体20をケース22と蓋23に分解してテープ
Tを引き通さなくても良く、容易にガイド部16への引
き通しが行なわれる。即ち、交換作業で、一番複雑な作
業を極めて簡単に行なうことができるのである。次に、
図3及び図5(c)に示すように、ガイド部16を引き
通された新しいテープ端を使用済みのテープ端から外し
て接続を解き、巻き取り用のリール1(Nb )のドラム
1aに粘着剤等で貼着する。この場合、巻き取り用のリ
ール1として、使用済みの空のリール1を用いれば、よ
り一層省資源化が図られる。その後、上記と同様、図3
及び図2に示すように、各リール1の回転軸2が軸受部
11に挿通されるように、一側分割体20に他側分割体
30を結合させる。この場合、突起部33の係合凸部3
4と一側分割体20内の係合凹部35とを係合させる。
これにより、再製テープカセットCが完成する。この再
製テープカセットCによれば、カセット本体10をその
まま用いるので、利用効率が良く、省資源化が大幅に図
られる。
【0017】尚、上記実施の形態においては、一側分割
体20と他側分割体30との分割を、一対の軸受部11
の両軸心Pを通る直線を境にして2分割したが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、例えば、図6(a)
に示すように、軸受部11の軸心Pを通る折れ線で分割
し、あるいは、図6(b)に示すように、各軸受部11
の軸心Pを通る2つの直線を境にして3分割する等、ど
のように分割しても良く、要するに、分割体20,30
の分割時にリール1が軸受部11から離脱可能になるよ
うに分割すれば、どのように分割しても良い。また、上
記実施の形態では、本発明を、熱転写型のプリンタに用
いられるインクリボンからなるテープTを収納したテー
プカセットCに適用したが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、ビデオテープ等どのようなテープカセッ
トに適用しても良いことは勿論である。但し、本発明
は、使用済みのテープの再製が不能で交換が必要なもの
に有効である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープカ
セットによれば、カセット本体を、軸受部の軸心を通る
線を境にして、露出部及びガイド部のある一側縁側の一
側分割体と、一側分割体に対する他側分割体とに分割可
能にし、分割体の分割時にリールを軸受部から離脱可能
にしたので、新しいテープが巻回されたリールを、使用
済みのテープと容易に交換でき、しかも、使用済みのテ
ープに新しいテープを接続して引っ張るだけで、新しい
テープをガイド部に引き通すことができるので、交換作
業で、一番複雑な作業を極めて簡単に行なうことがで
き、テープの交換作業効率の向上を図ることができると
ともに、カセット本体を容易に再利用できるので、省資
源化を図ることができる。
【0019】また、分割体の結合時に分割体の結合を解
除可能に保持する保持部を設けた場合には、一側分割体
と他側分割体とが容易に分離する事態を防止することが
できるとともに、分割時には、保持部の保持を解除する
だけで分割体を分離できるので、より一層テープの交換
作業効率の向上を図ることができる。そしてまた、他側
分割体を、樹脂で一体成形した場合には、他側分割体を
1つの型で成形できるので、それだけ、製造効率が良
く、コストダウンを図ることができるという効果があ
る。更に、一側分割体を、軸受の軸方向に開放したケー
ス及びケースを塞ぐ蓋で構成した場合には、最初の組み
立て時において、ケースと蓋とを分離して、テープをガ
イド部に装着できるので、組み立てを容易にすることが
できる。
【0020】更にまた、保持部を、一側分割体及び他側
分割体のいずれか一方に設けられた係合凸部と、一側分
割体及び他側分割体のいずれか他方に設けられ分割体の
結合時に係合凸部が係合する係合凹部とから構成した場
合には、係合凸部と係合凹部とを係合させるだけで、分
割体の結合を保持できるので、極めて簡単な構造で保持
を実現できるとともに、簡単な操作で良く、それだけ、
組み立てを容易に行なうことができる。また、係合凸部
と係合凹部とが係合しているので、一側分割体と他側分
割体とが容易に分離する事態を防止できる。更に、係合
凸部と係合凹部との係合を解除するだけで、一側分割体
と他側分割体とを分離できるので、テープの交換作業効
率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテープカセットを示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るテープカセットをそ
の組立状態で示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るテープカセットをそ
の一側分割体と他側分割体とを分離した状態で示す斜視
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るテープカセットの組
み付け時の工程(a)(b)を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るテープカセットのテ
ープの交換時の工程(a)(b)(c)を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態に係るテープカセットの他
の分割の例(a)(b)を示す図である。
【図7】従来のテープカセットの一例を示す図である。
【符号の説明】
C テープカセット T テープ 1 リール 1a ドラム 1b フランジ 2 回転軸 10 カセット本体 11 軸受部 P 軸心 12 表面壁 13 裏面壁 14 側壁 15 露出部 16 ガイド部 16a 開口部 16b ガイドローラ 16c 規制部材 16d 摺接面部 16e 案内ローラ L 直線 20 一側分割体 21 開口 22 ケース 23 蓋 24 突起 25 穴 30 他側分割体 31 開放口 32 保持部 33 突起部 34 係合凸部 35 係合凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープが巻回され回転軸を有した一対の
    リールと、該各リールの回転軸が夫々挿通される貫通し
    た一対の軸受部を有して該リールを収納するカセット本
    体とを有し、該カセット本体の一側縁側に上記一対のリ
    ール間のテープを露出させる露出部を設けるとともに該
    テープが引き通されてガイドされるガイド部を設けたテ
    ープカセットにおいて、 上記カセット本体を、上記軸受部の軸心を通る線を境に
    して、上記露出部及びガイド部のある一側縁側の一側分
    割体と該一側分割体に対する他側分割体とに分割可能に
    し、該分割体の分割時に上記リールを軸受部から離脱可
    能にしたことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 テープが巻回され回転軸を有した一対の
    リールと、該各リールの回転軸が夫々挿通される貫通し
    た一対の軸受部を有して該リールを収納するカセット本
    体とを有し、該カセット本体の一側縁側に上記一対のリ
    ール間のテープを露出させる露出部を設けるとともに該
    テープが引き通されてガイドされるガイド部を設けたテ
    ープカセットにおいて、 上記カセット本体を、上記軸受部の軸心を通る線を境に
    して、上記露出部及びガイド部のある一側縁側の一側分
    割体と該一側分割体に対する他側分割体とに分割し、該
    分割体の分割時に上記リールを軸受部から離脱可能に
    し、該分割体の結合時に該分割体の結合を解除可能に保
    持する保持部を設けたことを特徴とするテープカセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 上記他側分割体を、樹脂で一体成形した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のテープカセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 上記一側分割体を、上記軸受の軸方向に
    開放したケース及び該ケースを塞ぐ蓋で構成したことを
    特徴とする請求項1,2または3記載のテープカセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 上記保持部を、上記一側分割体及び他側
    分割体のいずれか一方に設けられた係合凸部と、上記一
    側分割体及び他側分割体のいずれか他方に設けられ該分
    割体の結合時に上記係合凸部が係合する係合凹部とから
    構成したことを特徴とする請求項2,3または4記載の
    テープカセット。
JP1397398A 1998-01-27 1998-01-27 テープカセット Expired - Lifetime JP2881301B1 (ja)

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