JPH11207761A - 微小構造体の注型成形方法及び注型成形型 - Google Patents

微小構造体の注型成形方法及び注型成形型

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JPH11207761A
JPH11207761A JP1406898A JP1406898A JPH11207761A JP H11207761 A JPH11207761 A JP H11207761A JP 1406898 A JP1406898 A JP 1406898A JP 1406898 A JP1406898 A JP 1406898A JP H11207761 A JPH11207761 A JP H11207761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細で複雑な微小構造部を多数持つ微小構造
体を精度よく作製することができる微小構造体の注型成
形方法及び注型成形型を提供する。 【解決手段】 注型用の主剤と硬化剤を真空脱泡(30
1)し、混合(302)した後、注型成形型10へ注入
(303)し、弾性部材21を硬化させ(304)てキ
ャビティを形成する。次に、主材料及び硬化剤を真空脱
泡(305)し、撹拌混合(306)した後に、注型成
形型10のキャビティ内に混合材料を注入(307)
し、混合材料を硬化させる(308)。混合材料が硬化
して微小構造体19が形成した後、振動源22を駆動し
てコア20を振動させ、コア20と微小構造体19との
接触界面の密着性を低下させて、微小構造体19の離型
を容易にし、微小構造体19を注型成形型10から取り
出す(309)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小構造体の注型
成形方法及び注型成形型に関し、特に、多数の円筒状微
小穴や微小隔壁が配列されている樹脂部品を成形するの
に好適な微小構造体の注型成形方法及び注型成形型に関
する。
【0002】
【従来の技術】多数の円筒状微小穴や微小隔壁が配列さ
れている従来の微小構造体として、例えば、インクジェ
ットプリンタのインク吐出ヘッドがある。
【0003】図6(a)及び(b)は、インクジェット
プリンタのインク吐出ヘッドを示している。図6(a)
には、インク吐出ヘッドとして、樹脂一体型のノズルプ
レート101が示されている。このノズルプレート10
1には、口径が数十μm、深さが数十〜数百μmの円筒
状微小穴102が多数配列されている。この円筒状微小
穴102は、印字用紙に向けてインクドットを飛翔させ
る吐出口であり、高品位な印字質を得るためには、円筒
状微小穴102の相互の間隔、円筒状微小穴102の円
筒内側面103の相互の平行度、及び円筒内側面103
の平滑性や円筒度を数μm以下に形成することが要求さ
れる。
【0004】また、図6(b)において、インク吐出ヘ
ッド104は、樹脂一体型で形成され、複数のインク流
路105を有し、このインク流路105の間には、幅及
び高さがそれぞれ数十μmのインク流路壁106が多数
配列されている。
【0005】図7は、従来の微小構造体の注型成形方法
を示す。図6で示した微小構造部を多数持つ樹脂部品の
微小構造体を注型成形する場合、従来の注型成形方法に
おいては、注型機真空チャンバ内で、まず、モノマやプ
レポリマ等の主材料及び硬化剤を真空脱泡する(70
1)。真空脱泡したこれらの材料を撹拌混合(702)
し、予め準備しておいた注型成形型内に攪拌混合した材
料を流し込み(703)、所定時間放置して材料を硬化
させる(704)。十分に硬化して成形体となった後に
注型成形型を開いて成形体を取り出す( 705) 。
【0006】ここで、図6に示したようなインクジェッ
トプリンタのインク吐出ヘッド101、104において
は、その使用目的から、ノズルプレート101の円筒状
微小穴102やインク吐出ヘッド104のインク流路1
05の寸法や内側面平滑性に高い精度が要求される。し
たがって、これらを樹脂により一体成形する場合、成形
時に寸法精度を確保するのはもちろんのこと、離型時に
も寸法や内側面平滑性を精度良く保ち、さらに薄肉隔壁
の形状が不良欠損なく維持されるように、確実で無理の
無い離型が必要となる。
【0007】上述の従来の微小構造体の注型成形方法に
おいて、成形体を注型成形型内で固化収縮(704)す
るため、部品成形後の離型処理(705)が困難なもの
とされている。
【0008】この離型処理に関しては、例えば、特開平
5−269800号公報に開示されているように、エジ
ェクタピンを用いて機械的に離型を行なうものや、特開
平8−90617号公報に開示されているように、ガス
圧を用いて離型を行なうものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−269800号公報に示したようなエジェクタピン
による機械的離型を行なう従来の微小構造体の注型成形
方法によれば、微小構造部を多数持つ微小構造体の成形
体は、その構造強度が形成金型との界面応力に比べて相
対的に弱いため、形状の欠損や寸法精度の劣化が発生す
るという問題があった。また、微小構造体である樹脂成
形体に包まれる金型コアが微小の場合、エジェクタピン
による機械的離型を行うと、金型コアの構造強度が樹脂
との界面応力にくらべて相対的に弱いため、金型コアの
変形や破壊が生ずるという問題があった。
【0010】また、特開平8−90617号公報に開示
されているようなガス圧を用いて離型を行なう従来の微
小構造体の注型成形方法によれば、微小構造部を多数持
つ微小構造体の成形体では、その形状が微細で複雑なた
めに、ガス圧による離型を行う際に必要なガス流路の構
築が困難であるという問題があった。
【0011】従って、本発明の目的は、微細で複雑な微
小構造部を多数持つ微小構造体を精度よく作製すること
ができる微小構造体の注型成形方法及び注型成形型を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上に述べた
目的を実現するため、成形型内に形成された成形空間に
成形材料を注入して微小構造体を形成する微小構造体の
注型成形方法において、成形型内に微小構造体と相補的
な形状を有する充填部材を配置して成形空間を形成し、
成形空間へ成形材料を注入して微小構造体を形成し、充
填部材に振動を与えて微小構造体を充填部材から分離す
ることを特徴とする微小構造体の注型成形方法を提供す
る。
【0013】また、本発明は、上記の目的を実現するた
め、成形型に成形材料を注入して微小構造体を形成する
微小構造体の注型成形方法において、成形型内に所定の
形状のコア部材を配置し、コア部材が配置された成形型
内に弾性部材を注入して、微小構造体の形状に対応する
成形空間を形成する第1の工程と、成形型内に形成され
た成形空間に成形材料を注入して微小構造体を形成する
第2の工程と、コア部材を振動させて、微小構造体をコ
ア部材及び弾性部材から分離する第3の工程と、を有す
ることを特徴とする微小構造体の注型成形方法を提供す
る。
【0014】また、本発明は、上記の目的を実現するた
め、成形材料を注入して微小構造体を形成する注型成形
型において、内部空間を形成する上板、側板及び底板
と、内部空間に配置される所定の形状を有するコア部材
と、コア部材が配置された空間内に注入され内部空間に
コア部材とともに微小構造体を成形する成形空間を形成
する弾性部材と、コア部材の成形空間に面していない部
分に設置されて微小構造体の分離時にコア部材に振動を
付与する振動源と、上板と側板を固定保持するクランプ
機構と、を具備することを特徴とする微小構造体の注型
成形型を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の微小構造体の注型成
形方法及び注型成形型を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の微小構造体の注型成形装
置を示す。この微小構造体の注型成形装置は、チャンバ
11と、チャンバ11の底面に設けられた基板12と、
基板12上に設けられた緩衝部材13と、緩衝部材13
上に設けられた注型成形型10とを備え、注型成形型1
0は、基板12に緩衝部材13を介してネジ止めされて
固定されている。
【0017】また、注型成形型10は、底板14、側板
15及び上板16から成る外枠と、底板14と両側の側
板15に当接して設けられているブッシュ25と、ブッ
シュ25によって位置決めされて注型成形型10内に設
けられているコア20と、コア20の底面に設けられた
超音波振動子等の振動源22とを備えている。底板1
4、側板15及び上板16は、ネジ止めされて固定さ
れ、更に、側板15と上板16は、クランプ機構17に
よって固定されている。また、上板16には、注型成形
型10内に材料を注入するための材料注入口18が設け
られている。片側(図1においては右側)の側板15及
びブッシュ25には、電力線引込み口15a及び25a
が設けられ、振動源22は、電力線23を介して振動電
源制御装置24から電力が供給される。また、コア20
は、基部20aと微小突起部20bから成り、微小突起
部20bが基部20aから立ち上がる部分は曲面の断面
を持つ角部29となっている。
【0018】図2は、注型成形型10の左下側面を拡大
したものである。図2において、コア20は、ネジ26
によって側板15に螺合され、振動源22は、ネジ27
によってコア20に螺合されている。
【0019】以上のような構成の微小構造体の注型成形
装置によって、微小構造体が注型形成される。以下に、
微小構造体の注型形成方法を説明する。
【0020】図3は、本発明の微小構造体の注型成形方
法を示す。図3(a)は、キャビティに、弾性部材を注
入し、成形固化させて、製造する微小構造体の形状に対
応する成形空間を形成する第1の工程を示す。図3
(b)は、キャビティ内に形成された微小構造体の形状
に対応する成形空間に成形材料を注入して微小構造体を
形成し、弾性部材を振動させて、微小構造体をコアから
分離する第2の工程を示す。以下、図1及び図3によっ
て本発明の微小構造体の注型成形方法について説明す
る。
【0021】まず第1の工程において、シリコンゴム等
の離型性の良い注型用の主剤と硬化剤を真空脱泡(30
1)し、混合して弾性部材21の素材を生成する(30
2)。この弾性部材21の素材を注型成形型10の材料
注入口18から所定量流し込み(303)、所定時間放
置して弾性部材21を硬化させる(304)。硬化した
弾性部材21、側板15、上板16及びコア20に囲ま
れた空間は、微小構造体19を成形するキャビティにな
る。ここで、上板16は、微小構造体19の成形時には
キャビティを構成する上蓋になるため、クランプ機構1
7で側板15に固定され、浮き上がりを防止している。
また、弾性部材21の流し込み量は、求める微小構造体
19の形状や寸法に対応した空間(キャビティ)が形成
されるように、予め計量しておくか、又は、レーザ距離
計等を用いて直接液面の高さを測定して決めるようにし
てもよい。
【0022】次に第2の工程において、モノマやプレポ
リマ等の主材料及び硬化剤を真空脱泡する(305)。
次に、これらの主材料及び硬化剤を撹拌混合(306)
した後に、注型成形型10の内部に形成されたキャビテ
ィ内に混合材料を流し込み(307)、所定時間放置し
て混合材料を硬化させる(308)。
【0023】混合材料が十分に硬化して微小構造体19
の成形体となった後に、クランプ機構17と上板16を
取り外す。この状態で、振動電源制御装置24を動作さ
せ、振動源22を駆動する。この振動源22の振動によ
り、コア20が振動し、微小構造体19に圧入されてい
るコア20の部分と微小構造体19との接触界面の密着
性が低下して、微小構造体19の離型が容易になる。従
って、微小構造体19を注型成形型10から容易に取り
出すことができるようになる(309)。
【0024】コア20は、振動伝搬効率を良好にし、ま
た、コア20の角部29に振動による応力集中が発生し
て折損することを防止するため、角部29が曲面形状で
あり、その断面形状が2次曲線で表されることが望まし
い。
【0025】コア20の微小突起部20bの長さは、振
動伝搬効率、コア材料強度及び微小構造体19への圧入
長さから決定されるが、一般に、コア材20がニッケル
や超鋼材の場合、微小構造体19への圧入長さの2倍以
上が望ましい。
【0026】弾性部材21は、上述の通り、微小構造体
19を成形するキャビティを構成する要素であるが、コ
ア20の振動時には、振動によるコア20の過大な湾曲
を防止する振動吸収材や緩衝材としての機能も発揮す
る。また、この弾性部材21は、微小構造体19と直接
接触するため離型性も要求され、その主剤としては、シ
リコンゴムが最も望ましい。シリコンゴムは、耐久性も
優れているため、数十回以上繰り返して使用することが
できる。
【0027】振動源22は、微小構造体19とコア20
に欠損や折損を与えないよう、振幅の微小なものがよ
く、かつ十分な離型効果を得るために振動数の高いほう
がよいため、超音波振動子が望ましい。
【0028】また、振動エネルギの拡散を防ぐため注型
成形型10の底板14は、緩衝部材13を介して、基板
12に固定される。
【0029】以上説明したように、本発明の微小構造体
の注型成形方法によれば、成形品形状の不良や欠損、注
型成形型の破損などを発生させることなく、微小な構造
を多数持つ微小構造体の注型成形ができるようになる。
【0030】図4は、本発明の微小構造体の注型成形装
置の他の形態を示す。この微小構造体の注型成形装置
は、図1で示した微小構造体の注型成形装置の注型成形
型10の上板16のキャビティ側に、上板コア28を取
り付けたものである。上板コア28は任意の形状を選ぶ
ことができ、これによって、微小構造体19の上側にも
任意の形状を形成することができる。
【0031】図5は、本発明の微小構造体の注型成形装
置の注型成形型の他の形態を示す。図5に示した注型成
形型10は、振動源22を両側の側板15に取り付けた
ものになっている。このように、振動源22の取り付け
位置は、図1に示したようにコア20の裏側に限定する
ものではなく、離型効果が得られる位置であれば、任意
の位置を選ぶことができ、注型成形型10の設計自由度
が大きい。
【0032】次に、上述の本発明の微小構造体の注型成
形方法によって形成した微小構造体19について具体的
な形態を示しながら、図1、図3及び図6によって説明
する。本発明の微小構造体の注型成形方法によって、図
6(a)に示したノズルプレート101を形成した。こ
のノズルプレート101は、外形寸法0.5mm×2m
m×10mmであり、口径0.06mmの円筒状微小穴
102が、0.09mmピッチで配列されたものになっ
ている。この場合、コア20には、タングステン合金を
用い、コア20の微小突起部20bの高さは4mmであ
る。このコア20を備えた注型成形型10に、シリコン
ゴムKE−12(信越シリコーン製)を注型(ステップ
303)して硬化(ステップ304)し、キャビティを
形成する。その後に、ウレタン樹脂であるクインネート
999S(日本ゼオン製)を注入(ステップ307)し
て硬化(ステップ308)し、ノズルプレート101を
成形した。離型(ステップ308)時には、振動源22
から周波数16KHz、振幅5μmの超音波振動をコア
20に与えて、ノズルプレート101を注型成形型10
より分離し、良好な成形体を得ることができた。成形さ
れたノズルプレート101に配列された円筒状微小穴1
02の口径寸法精度は±0.01mm、ピッチ精度は±
0.015mmであり、高精度な微小構造体を得ること
ができた。
【0033】また、図6(b)に示したインクジェット
プリンタ用のインク吐出ヘッド104を形成した。この
インク吐出ヘッド104は、外形寸法が幅10mm、長
さ10mm、高さ1mmであり、幅0.03mm、高さ
0.03mm、ピッチ0.06mmのインク流路105
が形成されている。また、インク流路105間に形成さ
れたインク流路壁106は、幅0.03mm、高さ0.
03mmである。ここで、コア20は、ニッケル合金製
で、微小突起部20bの高さを2mmとし、このコア2
0を注型成形型10に設置した。この注型成形型10
に、シリコンゴムKE−12(信越シリコーン製)を注
型(ステップ303)して硬化(ステップ304)し、
キャビティを形成した後に、ウレタン樹脂のクインネー
ト999S(日本ゼオン製)を注入(ステップ307)
して硬化(ステップ308)し、インク吐出ヘッド10
4を成形した。離型(ステップ308)時には、振動源
22から周波数16KHz、振幅5μmの超音波振動を
コア20に与えて、インク吐出ヘッド104を注型成形
型10より分離し、良好な成形体を得ることができた。
成形されたインク流路105とインク流路壁106の幅
寸法精度は±0.007mm、ピッチ精度は±0.01
mmであり、形状欠損が無い高精度な微小構造体を得る
ことができた。
【0034】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の微小構造体の
注型成形方法及び注型成形型によれば、注型成形型内に
微小構造体の型になるキャビティの一部を弾性材料によ
って形成し、微小構造体である成形品の離型時にコアと
弾性材に振動を与えるようにしたので、離型時に成形品
の形状の不良や欠損、注型成形型の破損などを発生させ
ることなく、微小な構造を多数持つ部品を、精度良く作
製することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による微小構造体の注型成形装置を示す
概略図である。
【図2】本発明による微小構造体の注型成形装置の左下
側の拡大概略図である。
【図3】本発明による微小構造体の注型成形方法を示す
図である。
【図4】本発明による微小構造体の注型成形装置を示す
概略図である。
【図5】本発明による微小構造体の注型成形装置の注型
成形型を示す概略図である。
【図6】微小構造体を示す概略図である。
【図7】従来の微小構造体の注型成形方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 注型成形型 11 チャンバ 12 基板 13 緩衝部材 14 底板 15 側板 15a、25a 電力線引込み口 16 上板 17 クランプ機構 18 材料注入口 19 微小構造体 20 コア 20a 基部 20b 微小突起部 21 弾性部材 22 震動源 23 電力線 24 振動電源制御装置 25 ブッシュ 26、27 ネジ 28 上板コア 101 ノズルプレート 102 円筒状微小穴 103 円筒内側面 104 インク吐出ヘッド 105 インク流路 106 インク流路壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形型内に形成された成形空間に成形材料
    を注入して微小構造体を形成する微小構造体の注型成形
    方法において、 前記成形型内に前記微小構造体と相補的な形状を有する
    充填部材を配置して前記成形空間を形成し、 前記成形空間へ前記成形材料を注入して前記微小構造体
    を形成し、 前記充填部材に振動を与えて前記微小構造体を前記充填
    部材から分離することを特徴とする微小構造体の注型成
    形方法。
  2. 【請求項2】成形型に成形材料を注入して微小構造体を
    形成する微小構造体の注型成形方法において、 前記成
    形型内に所定の形状のコア部材を配置し、前記コア部材
    が配置された前記成形型内に弾性部材を注入して、前記
    微小構造体の形状に対応する成形空間を形成する第1の
    工程と、 前記成形型内に形成された前記成形空間に成形材料を注
    入して前記微小構造体を形成する第2の工程と、 前記コア部材を振動させて、前記微小構造体を前記コア
    部材及び前記弾性部材から分離する第3の工程と、 を有することを特徴とする微小構造体の注型成形方法。
  3. 【請求項3】前記微小構造体を前記コア部材及び前記弾
    性部材から分離する第3の工程は、前記微小構造体が硬
    化した後に、前記コア部材を振動させて、前記微小構造
    体と前記コア部材の接触界面の密着性を低下させて分離
    する工程であることを特徴とする請求項2記載の微小構
    造体の注型成形方法。
  4. 【請求項4】成形材料を注入して微小構造体を形成する
    注型成形型において、 内部空間を形成する上板、側板及び底板と、 前記内部空間に配置される所定の形状を有するコア部材
    と、 前記コア部材が配置された前記空間内に注入され前記内
    部空間に前記コア部材とともに前記微小構造体を成形す
    る成形空間を形成する弾性部材と、 前記コア部材の前記成形空間に面していない部分に設置
    されて前記微小構造体の分離時に前記コア部材に振動を
    付与する振動源と、 前記上板と前記側板を固定保持するクランプ機構と、 を具備することを特徴とする微小構造体の注型成形型。
  5. 【請求項5】前記コア部材は、前記微小構造体の溝部に
    応じた突起部を有し、前記突起部は、曲面形状の基部を
    有することを特徴とする請求項4記載の微小構造体の注
    型成形型。
  6. 【請求項6】前記振動源は、超音波振動子であることを
    特徴とする請求項4記載の微小構造体の注型成形型。
  7. 【請求項7】前記弾性部材は、シリコンゴムであること
    を特徴とする請求項4記載の微小構造体の注型成形型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004093171A1 (ja) * 2003-04-11 2004-10-28 Scivax Corporation パターン形成装置、パターン形成方法
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