JPH11207741A - プリプレグ及びその製造方法、金属張り積層板 - Google Patents

プリプレグ及びその製造方法、金属張り積層板

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JPH11207741A
JPH11207741A JP1466698A JP1466698A JPH11207741A JP H11207741 A JPH11207741 A JP H11207741A JP 1466698 A JP1466698 A JP 1466698A JP 1466698 A JP1466698 A JP 1466698A JP H11207741 A JPH11207741 A JP H11207741A
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JP
Japan
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glass cloth
side end
prepreg
impregnated
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP1466698A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Higashida
利之 東田
Shuji Makino
秀志 牧野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻きずれの発生を防止して折れによる破損や
含浸樹脂の欠落、シワの発生等がなくなるプリプレグを
提供する。 【解決手段】 樹脂で側端部のほつれ止めをしたガラス
クロスに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られる
プリプレグに関する。側端部と中央部の厚みの差が30
μm以下になるように含浸した樹脂量を調整してプリプ
レグを調製する。側端部と中央部の厚みの差が小さく、
保管のために巻く際に巻きずれが発生することを防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板な
どの製造に用いられるプリプレグ及びその製造方法、こ
のプリプレグから得られた金属張り積層板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリプレグは、ガラスクロスにエポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂ワニスを含浸させ、これを加熱乾
燥することによって製造されている。そしてこのプリプ
レグを複数枚重ねると共にさらにその片側あるいは両側
に銅箔等の金属箔を重ね、これを加熱加圧して積層成形
することによって銅張り積層板などの金属張り積層板を
得ることができる。
【0003】ガラスクロス(ガラス織布)1は図5のよ
うに縦糸2と横糸3を織ることによって長尺帯状に形成
されており、ロール状に巻いた長尺のガラスクロス1を
繰り出して連続的に送りながら熱硬化性樹脂ワニスを満
たした含浸槽に通すことによって、ガラスクロス1に熱
硬化性樹脂ワニスを含浸させ、さらにガラスクロス1を
連続的に送りながら乾燥機に通して乾燥することによっ
て、プリプレグを得ることができるものである。
【0004】ここで、このようなガラスクロス1では、
その両側端において縦糸2が横糸3から抜けるほつれが
生じ易い。ガラスクロス1に熱硬化性樹脂ワニスを含浸
させる工程でこのように縦糸2がほつれると、ほつれた
縦糸2がロールに巻きつくなどのトラブルが発生するお
それがある。そこで、図4(a)のような、ガラスクロ
ス1の両側端部に5〜10mm程度の幅でポリエステル
樹脂などの樹脂4を塗布して、ガラスクロス1の両側端
部の縦糸2を横糸3に固定することによって、ほつれ止
めをしたガラスクロス1や、図4(b)のような、予め
ガラスクロス1の両側端部の縦糸2を5〜10mm程度
の幅で抜いておいてこれ以上縦糸2がほつれないように
した、フェザードエッジクロス(フェザードエッチクロ
ス)と呼ばれるガラスクロス1を用いるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4(a)の
ような樹脂4で両側端部のほつれ止めをしたガラスクロ
ス1を用いて熱硬化性樹脂ワニスを含浸させる場合、ガ
ラスクロス1の樹脂4を塗布した側端部には熱硬化性樹
脂ワニスは含浸せず、樹脂4の表面に付着することにな
り、得られたプリプレグは両側端部の厚みが中央部の厚
みより厚くなる。
【0006】また図4(b)のような両側端部の縦糸2
を抜いたフェザードエッジのガラスクロス1では、ガラ
スクロス1の両側端部が房状になっていてこの両側端部
への熱硬化性樹脂ワニスの含浸量がガラスクロス1の中
央部への含浸量よりも多くなり、この場合も得られたプ
リプレグは両側端部の厚みが中央部の厚みより厚くな
る。
【0007】そしてこのようにプリプレグの側端部の厚
みが中央部の厚みより厚くなると、得られたプリプレグ
を巻き取る際に巻きずれが発生し、プリプレグの折れに
よる破損や、含浸樹脂の欠落、シワの発生等の問題が生
じるもでのある。また、プリプレグを複数枚重ねると共
にその片側あるいは両側に金属箔を重ね、これを金属プ
レートの間に挟んで加熱加圧して積層成形することによ
って、金属張り積層板を製造するにあたって、加熱加圧
時にプリプレグの含浸樹脂の溶融や金属プレートの熱膨
張によって金属箔が伸びていくが、プリプレグの端部の
厚みが中央部より厚いと、加圧の圧力は端部に集中する
ために伸びた金属箔が端部で固定され、この結果、端部
にシワが発生し易くなるという問題がある。さらにプリ
プレグの端部の厚みが中央部より厚いと、加熱加圧の際
の圧力分布が均一にならず、成形ずれが発生し易いとい
う問題もある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、巻きずれの発生を防止して折れによる破損や含浸
樹脂の欠落、シワの発生等がなくなるプリプレグ及びそ
の製造方法を提供することを目的とし、またシワの発生
や成形ずれのない金属張り積層板を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリプレグは、樹脂で側端部のほつれ止めをしたガラス
クロスに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られる
プリプレグにおいて、側端部と中央部の厚みの差が30
μm以下になるように含浸した樹脂量が調整されて成る
ことを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項2に係るプリプレグは、側
端部の縦糸を除去して側端部のほつれ止めをしたガラス
クロスに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られる
プリプレグにおいて、側端部と中央部の厚みの差が30
μm以下になるように含浸した樹脂量が調整されて成る
ことを特徴とする本発明の請求項3に係るプリプレグの
製造方法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸
した後、側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側
端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるように含
浸した樹脂量を調整することを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項4に係るプリプレグの製造
方法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した
後、側端部の含浸樹脂を掻き取り治具で取り除くことに
よって、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下にな
るように含浸した樹脂量を調整することを特徴とするも
のである。本発明の請求項5に係るプリプレグの製造方
法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した
後、側端部の含浸樹脂をエアー圧で吹き飛ばして取り除
くことによって、側端部と中央部の厚みの差が30μm
以下になるように含浸した樹脂量を調整することを特徴
とするものである。
【0012】本発明の請求項6に係るプリプレグの製造
方法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した
後、熱硬化性樹脂ワニスと相溶性のある溶剤を側端部に
滴下して側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側
端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるように含
浸した樹脂量を調整することを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項7に係るプリプレグの製造
方法は、ガラスクロスの側端部の位置を検知し、含浸樹
脂を取り除く治具をこの検知したガラスクロスの側端部
の位置に移動させるようにして、ガラスクロスの側端部
の含浸樹脂を取り除くようにしたことを特徴とするもの
である。本発明の請求項8に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスの側端部の位置を検知し、含浸樹脂を
取り除く治具の位置にこの検知したガラスクロスの側端
部の位置を移動させるようにして、ガラスクロスの側端
部の含浸樹脂を取り除くようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】本発明の請求項9に係るプリプレグの製造
方法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した
後、側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側端部
と中央部の厚みの差が30μm以下になるように含浸し
た樹脂量を調整し、これを巻き取ることを特徴とするも
のである。本発明の請求項10に係る金属張り積層板
は、上記のプリプレグ及び金属箔が積層成形されて成る
ことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明においてガラスクロス1としては、既述し
た図4(a)のような樹脂4で両側端部のほつれ止めを
したガラスクロス1や、図4(b)のような両側端部の
縦糸2を抜いたフェザードエッジのガラスクロス1を用
いるものである。またこのガラスクロス1に含浸する熱
硬化性樹脂ワニスとしては、エポキシ樹脂ワニスやフェ
ノール樹脂ワニスなど任意のものを用いることができ
る。
【0016】そして、ロール状に巻いた長尺のガラスク
ロス1を繰り出して連続的に送りながら、熱硬化性樹脂
ワニスを満たした含浸槽に通すことによって、ガラスク
ロス1に熱硬化性樹脂ワニスを含浸させ、これを連続し
て送りながら乾燥機に通して加熱乾燥することによっ
て、プリプレグを調製することができる。このとき、既
述のように図4(a)のような樹脂4で両側端部のほつ
れ止めをしたガラスクロス1を用いる場合には、ガラス
クロス1の両側端部では樹脂4の表面に熱硬化性樹脂ワ
ニスが付着して、両側端部の厚みが中央部の厚みより厚
くなり、また図4(b)のような両側端部の縦糸2を抜
いたフェザードエッジのガラスクロス1を用いる場合に
は、ガラスクロス1の両側端部への熱硬化性樹脂ワニス
の含浸量が中央部への含浸量よりも多くなって、両側端
部の厚みが中央部の厚みより厚くなる。
【0017】そこで本発明では、ガラスクロス1に熱硬
化性樹脂ワニスを含浸した後、加熱乾燥の前の工程で、
ガラスクロス1の両側端部の含浸樹脂を取り除くことに
よって、ガラスクロス1の含浸されている樹脂量を調整
し、得られるプリプレグの側端部と中央部の厚みの差が
30μm以下になるようにするものである。側端部と中
央部の厚みの差はできるだけ小さいのがよいのは言うま
でもないが(従って理想的には厚みの差は0μm)、プ
リプレグの側端部と中央部の厚みの差が30μmより小
さければ、プリプレグを保管するために巻き取るにあた
って、巻きずれが発生することを防ぐことができ、プリ
プレグの折れによる破損や、含浸樹脂の欠落、シワの発
生等を防止することができるものある。
【0018】図1はガラスクロス1の両側端部の含浸樹
脂を取り除く請求項4の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、熱硬化性樹脂ワニスを含浸したガラスクロ
ス1を搬送する送りロール6の前方に掻き取り治具5が
配置してある。掻き取り治具5はガラスクロス1の両側
端部の位置において、その上下両面に配置してあり、掻
き取り治具5の先端をガラスクロス1の両側端部の上面
と下面にそれぞれ当接させてある。
【0019】そしてこのものにあって、熱硬化性樹脂ワ
ニスを含浸したガラスクロス1を送りロール6で送る際
に、ガラスクロス1の両側端部の上面と下面に付着する
含浸樹脂が掻き取り治具5で掻き取られ、ガラスクロス
1の両側端部においてのみ余分な含浸樹脂を取り除くこ
とができ、側端部と中央部の厚みの差を小さくすること
ができるものである。掻き取り治具5で含浸樹脂を掻き
取る範囲は、図4(a)のような樹脂4で両側端部のほ
つれ止めをしたガラスクロス1を用いる場合には、樹脂
4でほつれ止めをした幅より若干広い範囲、図4(b)
のような両側端部の縦糸2を抜いたフェザードエッジの
ガラスクロス1を用いる場合には、縦糸2を抜いた幅よ
り若干広い範囲に設定されるものである。
【0020】ここで、ガラスクロス1を送りロール6で
送るにあたってガラスクロス1が蛇行するおそれがあ
り、ガラスクロス1が蛇行するとガラスクロス1の側端
部と掻き取り治具5の位置がずれて、ガラスクロス1の
側端部の正確な位置から含浸樹脂を取り除くことができ
ない。そこで、ガラスクロス1の両側端部の位置に光セ
ンサなどで形成される位置検出センサ7が配置してあ
り、また掻き取り治具5は位置検出センサ7による検出
結果に連動して作動するサーボモータなどを動力源とし
てガラスクロス1の幅方向(図1(b)のa矢印方向)
に位置移動自在にしてある(請求項7:この場合、掻き
取り治具5で請求項7の治具が形成される)。そしてガ
ラスクロス1の側端位置が位置検出センサ7で検出され
るようになっており、位置検出センサ7で検出されたガ
ラスクロス1の側端位置に掻き取り治具5を移動させ、
ガラスクロス1が蛇行しても正確な側端部の位置におい
て掻き取り治具5で含浸樹脂を除去することができるも
のである。
【0021】また、上記の例では掻き取り治具5を移動
させるようにしたが、固定的に配置された掻き取り治具
5の位置にガラスクロス1の側端部の位置を移動させる
ようにしてもよい(請求項8:この場合、掻き取り治具
5で請求項8の治具が形成される)。すなわち、位置検
出センサ7による検出結果に連動して作動するサーボモ
ータなどを動力源として送りロール6をガラスクロス1
の幅方向(図1(b)のb矢印方向)に往復移動自在に
してある。そしてガラスクロス1が蛇行してその側端位
置が幅方向にずれると、この側端の位置変化が位置検出
センサ7で検出されるようになっており、側端の位置変
化と逆方向へ送りロール6を移動させてガラスクロス1
の蛇行を矯正し、ガラスクロス1の側端位置を掻き取り
治具5の位置に移動させることができる。このように、
ガラスクロス1が蛇行しようとしても、蛇行を矯正して
正確な側端部の位置において掻き取り治具5で含浸樹脂
を除去することができるものである。
【0022】図2はガラスクロス1の両側端部の含浸樹
脂を取り除く請求項5の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、熱硬化性樹脂ワニスを含浸したガラスクロ
ス1を搬送する送りロール6の前方にエアーノズル8が
配置してある。エアーノズル8はガラスクロス1の両側
端部の位置において、その上下両面に配置してあり、エ
アーノズル8のエアーが噴出される先端がガラスクロス
1の両側端部に向くように、ガラスクロス1の外方へ向
けて配置してある。
【0023】そしてこのものにあって、熱硬化性樹脂ワ
ニスを含浸したガラスクロス1を送りロール6で送る際
に、ガラスクロス1の両側端部の上面と下面に付着する
含浸樹脂がエアーノズル8から噴出されるエアー圧で吹
き飛ばされ、ガラスクロス1の両側端部においてのみ余
分な含浸樹脂を取り除くことができ、側端部と中央部の
厚みの差を小さくすることができるものである。エアー
圧で含浸樹脂を除去する範囲は、図4(a)のような樹
脂4で両側端部のほつれ止めをしたガラスクロス1を用
いる場合には、樹脂4でほつれ止めをした幅より若干広
い範囲、図4(b)のような両側端部の縦糸2を抜いた
フェザードエッジのガラスクロス1を用いる場合には、
縦糸2を抜いた幅より若干広い範囲に設定されるもので
ある。
【0024】また、ガラスクロス1の両側端部の位置に
光センサなどで形成される位置検出センサ7が配置して
あり、エアーノズル8は位置検出センサ7による検出結
果に連動して作動するサーボモータなどを動力源として
ガラスクロス1の幅方向(図2(b)のa矢印方向)に
位置移動自在にしてある(請求項7:この場合、エアー
ノズル8で請求項7の治具が形成される)。そしてガラ
スクロス1の側端位置が位置検出センサ7で検出される
ようになっており、位置検出センサ7で検出されたガラ
スクロス1の側端部にエアーを吹き付ける位置にエアー
ノズル8を移動させ、ガラスクロス1が蛇行しても正確
な側端部の位置においてエアーノズル8から噴出される
エアー圧で含浸樹脂を除去することができるものであ
る。
【0025】また、固定的に配置されたエアーノズル8
の位置にガラスクロス1の側端部の位置を移動させるよ
うにしてもよい(請求項8:この場合、エアーノズル8
で請求項8の治具が形成される)。すなわち、位置検出
センサ7による検出結果に連動して作動するサーボモー
タなどを動力源として送りロール6をガラスクロス1の
幅方向(図2(b)のb矢印方向)に往復移動自在にし
てある。そしてガラスクロス1が蛇行してその側端位置
が幅方向にずれると、この側端の位置変化が位置検出セ
ンサ7で検出されるようになっており、側端の位置変化
と逆方向へ送りロール6を移動させてガラスクロス1の
蛇行を矯正し、ガラスクロス1の側端位置をエアーノズ
ル8から吹き付けられるエアーが当たる位置に移動させ
ることができる。このように、ガラスクロス1が蛇行し
ようとしても、蛇行を矯正して正確な側端部の位置にお
いてエアーノズル8から噴出されるエアー圧で含浸樹脂
を除去することができるものである。
【0026】図3はガラスクロス1の両側端部の含浸樹
脂を取り除く請求項6の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、熱硬化性樹脂ワニスを含浸したガラスクロ
ス1を搬送する送りロール6の前方に溶剤10を滴下す
る溶剤ノズル9が配置してある。溶剤ノズル9はガラス
クロス1の両側端部の位置において、その上方に配置し
てあり、溶剤ノズル9の先端から滴下される溶剤10が
ガラスクロス1の側端部の上に落ちる位置に配置してあ
る。この溶剤10としては、ガラスクロス1に含浸する
熱硬化性樹脂ワニスと相溶性を有し、熱硬化性樹脂を溶
解することができるものを用いるものである。
【0027】そしてこのものにあって、熱硬化性樹脂ワ
ニスを含浸したガラスクロス1を送りロール6で送る際
に、ガラスクロス1の両側端部に溶剤ノズル9から溶剤
10が滴下され、ガラスクロス1の両側端部の熱硬化性
樹脂ワニスの熱硬化性樹脂がこの溶剤10に溶けて流れ
落ちる。このようにしてガラスクロス1の両側端部にお
いてのみ余分な含浸樹脂を取り除くことができ、側端部
と中央部の厚みの差を小さくすることができるものであ
る。溶剤10の滴下で含浸樹脂を除去する範囲は、図4
(a)のような樹脂4で両側端部のほつれ止めをしたガ
ラスクロス1を用いる場合には、樹脂4でほつれ止めを
した幅より若干広い範囲、図4(b)のような両側端部
の縦糸2を抜いたフェザードエッジのガラスクロス1を
用いる場合には、縦糸2を抜いた幅より若干広い範囲に
設定されるものである。
【0028】また、ガラスクロス1の両側端部の位置に
光センサなどで形成される位置検出センサ7が配置して
あり、溶剤ノズル9は位置検出センサ7による検出結果
に連動して作動するサーボモータなどを動力源としてガ
ラスクロス1の幅方向(図3(b)のa矢印方向)に位
置移動自在にしてある(請求項7:この場合、溶剤ノズ
ル9で請求項7の治具が形成される)。そしてガラスク
ロス1の側端位置が位置検出センサ7で検出されるよう
になっており、位置検出センサ7で検出されたガラスク
ロス1の側端部に溶剤10を滴下させる位置に溶剤ノズ
ル9を移動させ、ガラスクロス1が蛇行しても正確な側
端部の位置において溶剤ノズル9から滴下される溶剤1
0で含浸樹脂を除去することができるものである。
【0029】また、固定的に配置された溶剤ノズル9の
位置にガラスクロス1の側端部の位置を移動させるよう
にしてもよい(請求項8:この場合、溶剤ノズル9で請
求項8の治具が形成される)。すなわち、位置検出セン
サ7による検出結果に連動して作動するサーボモータな
どを動力源として送りロール6をガラスクロス1の幅方
向(図3(b)のb矢印方向)に往復移動自在にしてあ
る。そしてガラスクロス1が蛇行してその側端位置が幅
方向にずれると、この側端の位置変化が位置検出センサ
7で検出されるようになっており、側端の位置変化と逆
方向へ送りロール6を移動させてガラスクロス1の蛇行
を矯正し、ガラスクロス1の側端位置を溶剤ノズル9か
らの溶剤10の滴下位置に移動させることができる。こ
のように、ガラスクロス1が蛇行しようとしても、蛇行
を矯正して正確な側端部の位置において溶剤ノズル9か
ら滴下される溶剤10で含浸樹脂を除去することができ
るものである。
【0030】上記のように、ガラスクロス1に熱硬化性
樹脂ワニスを含浸させた後、側端部の含浸樹脂を取り除
き、これを乾燥機に通して加熱乾燥することによって、
プリプレグを調製することができるものである。このよ
うに調製されたプリプレグは上記の乾燥工程の後で巻取
り、巻きの状態のまま保管し、必要なときに必要なサイ
ズに切断して使用することができるものであり、効率的
な生産が可能になるものである。また、このようにプリ
プレグを巻き取ることなく、必要なサイズに切断して使
用することもできる。いずれにしても、プリプレグは側
端部と中央部の厚みの差が30μm以下であるために、
厚みが厚くなっている両側端部を切断除去するような必
要がなく、材料の無駄を少なくすることができるもので
ある。
【0031】また、このように必要なサイズに切断した
複数枚のプリプレグを重ね、その片側あるいは両側に銅
箔などの金属箔を重ね、これを金属プレートの間に挟ん
で加熱加圧して積層成形することによって、銅張り積層
板などの金属張り積層板を製造することができる。この
とき、プリプレグは側端部と中央部の厚みの差が30μ
m以下であるため、加圧成形の際の圧力分布が均一にな
り、成形ずれを抑制することができると共に端部と中央
部の間の境界で発生し易いカスレを低減することができ
るものであり、また金属箔の伸びが端部の圧力集中で抑
制されないため、端部にシワが発生することなく成形を
行なうことができるものである。
【0032】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。 (実施例1)両側端部をポリエステル樹脂で5mm幅に
ほつれ止めした、幅1050mmのMILスペック76
28ガラスクロスを用い、このガラスクロスにエポキシ
樹脂ワニスを含浸させた後、金属製掻き取り棒で形成さ
れる掻き取り治具によって、図1のようにガラスクロス
の両側端部の上下両面の含浸樹脂をそれぞれ1cm幅で
掻き取った。次にこのエポキシ樹脂ワニスを含浸したガ
ラスクロスを170℃の乾燥機で2分間乾燥し、Bステ
ージのプリプレグを作製した。このプリプレグを室温ま
で冷却した後、幅方向と垂直な方向でのみ1m間隔に切
断し、定寸法のプリプレグを得た。このプリプレグの中
央部の樹脂量は42重量%であった。
【0033】次に、このプリプレグを4枚重ね、さらに
その上下に厚み18μmの銅箔を重ね、これを180
℃、30kg/cm2 、90分の条件で加熱加圧して積
層成形することによって、両面銅張り積層板を得た。 (実施例2)両側端部の縦糸を5mmずつの幅で取り除
いてフェザードエッジに形成した、幅1050mmのM
ILスペック7628ガラスクロスを用い、このガラス
クロスにエポキシ樹脂ワニスを含浸させた後、エアーノ
ズルからエアーを吹き付けて、図2のようにガラスクロ
スの両側端部の上下両面の含浸樹脂をそれぞれ約2cm
幅で吹き飛ばした。後は実施例1と同様にしてプリプレ
グを作製し、幅方向と垂直な方向でのみ1m間隔に切断
した。このプリプレグの中央部の樹脂量は43重量%で
あった。そしてこのプリプレグを用いて実施例1と同様
にして両面銅張り積層板を得た。
【0034】(実施例3)両側端部をポリエステル樹脂
で5mm幅にほつれ止めした、幅1050mmのMIL
スペック7628ガラスクロスを用い、このガラスクロ
スにエポキシ樹脂ワニスを含浸させた後、溶剤ノズルか
らジメチルホルムアミド(DMF)をガラスクロスの両
側端部に約2cm幅ずつ滴下し、ガラスクロスの両側端
部の含浸樹脂を溶解して取り除いた。次にこのエポキシ
樹脂ワニスを含浸したガラスクロスを170℃の乾燥機
で2分間乾燥し、Bステージのプリプレグを作製した。
このプリプレグを室温まで冷却した後、200mの長さ
で巻き取った。この巻き取ったプリプレグには、シワや
折れによる樹脂欠落は発生しなかった。またこのプリプ
レグの中央部の樹脂量は43重量%であった。
【0035】次に、この巻き取ったプリプレグを幅方向
と垂直な方向でのみ1m間隔に切断し、定寸法のプリプ
レグを得た。そしてこのプリプレグを用いて実施例1と
同様にして両面銅張り積層板を得た。 (比較例1)両側端部をポリエステル樹脂で5mm幅に
ほつれ止めした、幅1050mmのMILスペック76
28ガラスクロスを用い、このガラスクロスにエポキシ
樹脂ワニスを含浸させた後、170℃の乾燥機で2分間
乾燥し、Bステージのプリプレグを作製した。このプリ
プレグを室温まで冷却した後、幅方向と垂直な方向での
み1m間隔に切断し、定寸法のプリプレグを得た。この
プリプレグの中央部の樹脂量は42重量%であった。そ
してこのプリプレグを用いて実施例1と同様にして両面
銅張り積層板を得た。
【0036】(比較例2)両側端部の縦糸を5mmずつ
の幅で取り除いてフェザードエッジに形成した、幅10
50mmのMILスペック7628ガラスクロスを用
い、このガラスクロスにエポキシ樹脂ワニスを含浸させ
た後、170℃の乾燥機で2分間乾燥し、Bステージの
プリプレグを作製した。このプリプレグを室温まで冷却
した後、幅方向と垂直な方向でのみ1m間隔に切断し、
定寸法のプリプレグを得た。このプリプレグの中央部の
樹脂量は41重量%であった。そしてこのプリプレグを
用いて実施例1と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0037】(比較例3)両側端部をポリエステル樹脂
で5mm幅にほつれ止めした、幅1050mmのMIL
スペック7628ガラスクロスを用い、このガラスクロ
スにエポキシ樹脂ワニスを含浸させた後、170℃の乾
燥機で2分間乾燥し、Bステージのプリプレグを作製し
た。このプリプレグを室温まで冷却した後、200mの
長さで巻き取った。この巻き取ったプリプレグにおいて
は、側端部の部分の巻きが中央部に比べて大きく、シワ
及び折れが発生してその部分の樹脂が欠落すると共に白
化が発生した。またこのプリプレグの中央部の樹脂量は
43重量%であった。
【0038】次に、この巻き取ったプリプレグを幅方向
と垂直な方向でのみ1m間隔に切断し、定寸法のプリプ
レグを得た。そしてこのプリプレグを用いて実施例1と
同様にして両面銅張り積層板を得た。上記の実施例1〜
3及び比較例1〜3で得たプリプレグについて、幅方向
の中央部と端部の厚みをマイクロメーターによって測定
した。結果を表1に示す。また、実施例1〜3及び比較
例1〜3で得た両面銅張り積層板について、シワの発生
率、成形ずれの有無、カスレの発生率を測定した。結果
を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1にみられるように、各実施例のプリプ
レグは中央部と端部の厚みの差が30μm以下であり、
各比較例のプリプレグは中央部と端部の厚みの差が30
μm以上である。そして中央部と端部の厚みの差が30
μm以下のプリプレグを用いて得た各実施例の両面銅張
り積層板は、シワの発生や、成形ずれの発生や、カスレ
の発生がなく、安定した品質の両面銅張り積層板を得る
ことができるものであった。
【0041】
【発明の効果】上記のように請求項1に係るプリプレグ
は、樹脂で側端部のほつれ止めをしたガラスクロスに、
熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られるプリプレグ
において、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下に
なるように含浸した樹脂量が調整されているので、保管
するために巻き取るにあたって、巻きずれが発生するこ
とを防ぐことができ、プリプレグの折れによる破損や、
含浸樹脂の欠落、シワの発生等を防止することができる
ものある。
【0042】また請求項2に係るプリプレグは、側端部
の縦糸を除去して側端部のほつれ止めをしたガラスクロ
スに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られるプリ
プレグにおいて、側端部と中央部の厚みの差が30μm
以下になるように含浸した樹脂量が調整されているの
で、保管するために巻き取るにあたって、巻きずれが発
生することを防ぐことができ、プリプレグの折れによる
破損や、含浸樹脂の欠落、シワの発生等を防止すること
ができるものある。
【0043】本発明の請求項3に係るプリプレグの製造
方法は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した
後、側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側端部
と中央部の厚みの差が30μm以下になるように含浸し
た樹脂量を調整するようにしたので、側端部の余分な含
浸樹脂の除去によって側端部と中央部の厚みの差が30
μm以下のプリプレグを容易に製造することができるも
のである。
【0044】また請求項4に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した後、
側端部の含浸樹脂を掻き取り治具で取り除くことによっ
て、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるよ
うに含浸した樹脂量を調整するようにしたので、側端部
の余分な含浸樹脂を掻き取ることによって、側端部と中
央部の厚みの差が30μm以下のプリプレグを容易に製
造することができるものである。
【0045】また請求項5に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した後、
側端部の含浸樹脂をエアー圧で吹き飛ばして取り除くこ
とによって、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下
になるように含浸した樹脂量を調整するようにしたの
で、側端部の余分な含浸樹脂を吹き飛ばすことによっ
て、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下のプリプ
レグを容易に製造することができるものである。
【0046】また請求項6に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した後、
熱硬化性樹脂ワニスと相溶性のある溶剤を側端部に滴下
して側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側端部
と中央部の厚みの差が30μm以下になるように含浸し
た樹脂量を調整するようにしたので、側端部の余分な含
浸樹脂を溶解して除去することによって、側端部と中央
部の厚みの差が30μm以下のプリプレグを容易に製造
することができるものである。
【0047】また請求項7に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスの側端部の位置を検知し、含浸樹脂を
取り除く治具をこの検知したガラスクロスの側端部の位
置に移動させるようにして、ガラスクロスの側端部の含
浸樹脂を取り除くようにしたので、位置検出センサで検
出されたガラスクロスの側端部位置に治具を移動させて
ガラスクロスの側端部の含浸樹脂を取り除くことがで
き、ガラスクロスが蛇行しても正確な側端部の位置にお
いて治具で含浸樹脂を除去することができるものであ
る。
【0048】また請求項8に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスの側端部の位置を検知し、含浸樹脂を
取り除く治具の位置にこの検知したガラスクロスの側端
部の位置を移動させるようにして、ガラスクロスの側端
部の含浸樹脂を取り除くようにしたので、ガラスクロス
が蛇行してもガラスクロスの側端部位置が治具の位置に
移動するように蛇行を矯正することができ、正確な側端
部の位置において治具で含浸樹脂を除去することができ
るものである。
【0049】また請求項9に係るプリプレグの製造方法
は、ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含浸した後、
側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、側端部と中
央部の厚みの差が30μm以下になるように含浸した樹
脂量を調整し、これを巻き取るようにしたので、保管す
るために巻き取るにあたって、巻きずれが発生すること
を防ぐことができ、プリプレグの折れによる破損や、含
浸樹脂の欠落、シワの発生等を防止することができるも
のある。
【0050】本発明の請求項10に係る金属張り積層板
は、上記のプリプレグ及び金属箔が積層成形されて成る
ことを特徴とするものであり、プリプレグは側端部と中
央部の厚みの差が30μm以下であって、加圧成形の際
の圧力分布が均一になり、成形ずれのない金属張り積層
板を得ることができると共に、金属箔の伸びが端部の圧
力集中で抑制されることがなくなって、端部にシワの発
生のない金属張り積層板を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図2】請求項5の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図3】請求項6の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図4】(a)は樹脂で両側端部のほつれ止めをしたガ
ラスクロスの平面図、(b)は両側端部の縦糸を抜いた
フェザードエッジのガラスクロスの一部の拡大した平面
図である。
【図5】ガラスクロスを示すものであり、(a)は平面
図、(b)はイ部分の拡大した平面図である。
【符号の説明】
1 ガラスクロス 4 樹脂 5 掻き取り治具 10 溶剤

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で側端部のほつれ止めをしたガラス
    クロスに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥して得られる
    プリプレグにおいて、側端部と中央部の厚みの差が30
    μm以下になるように含浸した樹脂量が調整されて成る
    ことを特徴とするプリプレグ。
  2. 【請求項2】 側端部の縦糸を除去して側端部のほつれ
    止めをしたガラスクロスに、熱硬化性樹脂ワニスを含浸
    乾燥して得られるプリプレグにおいて、側端部と中央部
    の厚みの差が30μm以下になるように含浸した樹脂量
    が調整されて成ることを特徴とするプリプレグ。
  3. 【請求項3】 ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含
    浸した後、側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、
    側端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるように
    含浸した樹脂量を調整することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のプリプレグの製造方法。
  4. 【請求項4】 ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含
    浸した後、側端部の含浸樹脂を掻き取り治具で取り除く
    ことによって、側端部と中央部の厚みの差が30μm以
    下になるように含浸した樹脂量を調整することを特徴と
    する請求項3に記載のプリプレグの製造方法。
  5. 【請求項5】 ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含
    浸した後、側端部の含浸樹脂をエアー圧で吹き飛ばして
    取り除くことによって、側端部と中央部の厚みの差が3
    0μm以下になるように含浸した樹脂量を調整すること
    を特徴とする請求項3に記載のプリプレグの製造方法。
  6. 【請求項6】 ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含
    浸した後、熱硬化性樹脂ワニスと相溶性のある溶剤を側
    端部に滴下して側端部の含浸樹脂を取り除くことによっ
    て、側端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるよ
    うに含浸した樹脂量を調整することを特徴とする請求項
    3に記載のプリプレグの製造方法。
  7. 【請求項7】 ガラスクロスの側端部の位置を検知し、
    含浸樹脂を取り除く治具をこの検知したガラスクロスの
    側端部の位置に移動させるようにして、ガラスクロスの
    側端部の含浸樹脂を取り除くようにしたことを特徴とす
    る請求項3乃至6のいずれかに記載のプリプレグの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 ガラスクロスの側端部の位置を検知し、
    含浸樹脂を取り除く治具の位置にこの検知したガラスク
    ロスの側端部の位置を移動させるようにして、ガラスク
    ロスの側端部の含浸樹脂を取り除くようにしたことを特
    徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のプリプレグ
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 ガラスクロスに熱硬化性樹脂ワニスを含
    浸した後、側端部の含浸樹脂を取り除くことによって、
    側端部と中央部の厚みの差が30μm以下になるように
    含浸した樹脂量を調整し、これを巻き取ることを特徴と
    する請求項3乃至8のいずれかに記載のプリプレグの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載のプリプレグ及
    び金属箔が積層成形されて成ることを特徴とする金属張
    り積層板。
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