JPH11207400A - 汚泥の処理方法 - Google Patents
汚泥の処理方法Info
- Publication number
- JPH11207400A JPH11207400A JP10015643A JP1564398A JPH11207400A JP H11207400 A JPH11207400 A JP H11207400A JP 10015643 A JP10015643 A JP 10015643A JP 1564398 A JP1564398 A JP 1564398A JP H11207400 A JPH11207400 A JP H11207400A
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- JP
- Japan
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- sludge
- charcoal
- sawdust
- kneaded
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- Pending
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 河川、沼、湖等の底に堆積する汚泥を低コスト
で簡単に処理できる汚泥処理方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 おが屑8又は木炭18と、生石灰10と
を、汚泥7に添加して処理槽1内で混練9し、汚泥7の
流動性を抑制して、汚泥7を粉粒体11状にして処理槽
1から取り出すものとした。
で簡単に処理できる汚泥処理方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 おが屑8又は木炭18と、生石灰10と
を、汚泥7に添加して処理槽1内で混練9し、汚泥7の
流動性を抑制して、汚泥7を粉粒体11状にして処理槽
1から取り出すものとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、沼、湖等の
底に堆積する汚泥を処理する方法に関する。
底に堆積する汚泥を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汚泥を処理する技術は従来より種々提案
されている。そしてその中に汚泥から土質改良材を得て
汚泥をいわば材科として活用する技術があるが、本発明
者の知り得る範囲では、いずれもが処理材のコストが高
く且つ大規模な処理設備を要するため、せっかく製造し
た土質改良材それ自体のコストも高価な物となって利用
しがたいものが多いようである。
されている。そしてその中に汚泥から土質改良材を得て
汚泥をいわば材科として活用する技術があるが、本発明
者の知り得る範囲では、いずれもが処理材のコストが高
く且つ大規模な処理設備を要するため、せっかく製造し
た土質改良材それ自体のコストも高価な物となって利用
しがたいものが多いようである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明はコスト
低減を可能とし比較的簡便な処理装置で、汚泥を良好な
土質改良材にして汚泥の有効活用を図ることのできる汚
泥の処理方法を提供せんとすることを目的としている。
低減を可能とし比較的簡便な処理装置で、汚泥を良好な
土質改良材にして汚泥の有効活用を図ることのできる汚
泥の処理方法を提供せんとすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、先ずこの汚泥の処理方法は、おが屑又は木炭と、
生石灰とを、汚泥に添加して処理槽内で混練し、汚泥の
流動性を抑制して、汚泥を粉粒体状にして処理槽から取
り出すものとした。おが屑又は木炭は、通常含水率が6
0%ぐらいの汚泥の流動性を抑制し汚泥を処理し易くす
るために機能するものであり、木炭を採用する場合には
更に木炭特有の機能である吸着作用により汚泥成分の浄
化を図ることができる。
めに、先ずこの汚泥の処理方法は、おが屑又は木炭と、
生石灰とを、汚泥に添加して処理槽内で混練し、汚泥の
流動性を抑制して、汚泥を粉粒体状にして処理槽から取
り出すものとした。おが屑又は木炭は、通常含水率が6
0%ぐらいの汚泥の流動性を抑制し汚泥を処理し易くす
るために機能するものであり、木炭を採用する場合には
更に木炭特有の機能である吸着作用により汚泥成分の浄
化を図ることができる。
【0005】生石灰は、熱反応を促進することで、汚泥
中に含まれる水分をパージするために添加するものであ
る。
中に含まれる水分をパージするために添加するものであ
る。
【0006】おが屑又は木炭、そして生石灰という添加
物を、汚泥に添加するには、おが屑又は木炭を先に汚泥
へ添加して処理槽内で混練し、次いで生石灰をこの混練
物に添加混練することが処理効率上好ましいものであ
る。
物を、汚泥に添加するには、おが屑又は木炭を先に汚泥
へ添加して処理槽内で混練し、次いで生石灰をこの混練
物に添加混練することが処理効率上好ましいものであ
る。
【0007】添加物の添加量は、おが屑又は木炭を約1
5〜20wt%、汚泥を約85〜80wt%で混練し、
次いでこの混練物70wt%に対し生石灰を30wt%
添加して混練することが好ましい。
5〜20wt%、汚泥を約85〜80wt%で混練し、
次いでこの混練物70wt%に対し生石灰を30wt%
添加して混練することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、その具体的内容について実
施形態1〜3を参照して説明する。
施形態1〜3を参照して説明する。
【0009】第1実施形態:図1は処理槽1の概略を示
すもので、ホッパー2を備えた円筒状の処理室3内に、
螺旋翼4付きの回転軸5が設けてあり、回転軸5の駆動
回転により混練物が先端の取り出し口6より外部へ取り
出せるようにしてある。
すもので、ホッパー2を備えた円筒状の処理室3内に、
螺旋翼4付きの回転軸5が設けてあり、回転軸5の駆動
回転により混練物が先端の取り出し口6より外部へ取り
出せるようにしてある。
【0010】このような処理槽1に沼底より採取した汚
泥7を250g/l入れ、ホッパー2からおが屑8を5
0g/l添加して、おが屑8を十分汚泥7と混合した
後、更にこの300g/lの混練物9に対し130g/
lの生石灰10をホッパー2から添加した。暫らくの
間、取り出し口6を閉鎖して混練を継続し、やがて内部
の混練物を取り出し口6から取り出したところ、粉体状
の物11となっていた。この得られた粉体状の物11
は、有機物(おが屑)が混入させてあるので好適な土質
改良材として活用出来るものであった。尚、含水率が約
65%の汚泥に対し、取り出した粉体状の物11の含水
率を測定したところ含水率は約22%であった。
泥7を250g/l入れ、ホッパー2からおが屑8を5
0g/l添加して、おが屑8を十分汚泥7と混合した
後、更にこの300g/lの混練物9に対し130g/
lの生石灰10をホッパー2から添加した。暫らくの
間、取り出し口6を閉鎖して混練を継続し、やがて内部
の混練物を取り出し口6から取り出したところ、粉体状
の物11となっていた。この得られた粉体状の物11
は、有機物(おが屑)が混入させてあるので好適な土質
改良材として活用出来るものであった。尚、含水率が約
65%の汚泥に対し、取り出した粉体状の物11の含水
率を測定したところ含水率は約22%であった。
【0011】第2実施形態:図2は他の処理槽12を概
略的に示すもので、全体が回転可能なものとして構成し
てあり、略円筒状の処理室13の一方に供給口14、他
方に取り出し口15を形成し、更には供給口14側に水
溜まり部16を配している。供給口14と取り出し口1
5には開閉自在な扉(図示せず)が取り付けてあり、処
理室13全体が回転することで内部に収納した物を混練
するようにできる。このタイプの処理槽12は含水率の
高い汚泥の処理に好適であり、水溜まり部16に除去し
切れない水を取り出すことが出来るようにしてある。さ
らに、含水率の高い汚泥は混練されるにつれて粘性を増
すため略円筒状の処理室13の内壁面に容易に付着す
る。そのため、処理室13内壁に付着するものを掻き落
とし満遍なく混練できるように、供給口14と取り出し
口15との間を往復移動可能で処理室13内壁面上部に
接するような付着物除去具17が備えられている。
略的に示すもので、全体が回転可能なものとして構成し
てあり、略円筒状の処理室13の一方に供給口14、他
方に取り出し口15を形成し、更には供給口14側に水
溜まり部16を配している。供給口14と取り出し口1
5には開閉自在な扉(図示せず)が取り付けてあり、処
理室13全体が回転することで内部に収納した物を混練
するようにできる。このタイプの処理槽12は含水率の
高い汚泥の処理に好適であり、水溜まり部16に除去し
切れない水を取り出すことが出来るようにしてある。さ
らに、含水率の高い汚泥は混練されるにつれて粘性を増
すため略円筒状の処理室13の内壁面に容易に付着す
る。そのため、処理室13内壁に付着するものを掻き落
とし満遍なく混練できるように、供給口14と取り出し
口15との間を往復移動可能で処理室13内壁面上部に
接するような付着物除去具17が備えられている。
【0012】河川の底から採取した汚泥18を供給口1
4から処理室13内に入れ、次いで木炭19を添加して
全体を回転させながら汚泥18と木炭19を十分混練し
た後、今度は生石灰20を添加して同様に全体を回転さ
せる。この際、処理室13内壁面に付着するものは付着
物除去具17を適宜往復運動させて掻き落とし満遍なく
混練できるようにした。暫らくの時間、混練処理した
後、取り出しロ15から混練物21を取り出したとこ
ろ、第1実施形態同様の粉体状の物22が取り出せた。
分析したところ、当初の汚泥18の成分が木炭19の吸
着作用により浄化されていることが確認できた。尚、汚
泥18、木炭19そして生石灰20の添加量は第1実施
形態と略同様なものとした。取り出した粉体状の物22
の含水率は約23%であった。
4から処理室13内に入れ、次いで木炭19を添加して
全体を回転させながら汚泥18と木炭19を十分混練し
た後、今度は生石灰20を添加して同様に全体を回転さ
せる。この際、処理室13内壁面に付着するものは付着
物除去具17を適宜往復運動させて掻き落とし満遍なく
混練できるようにした。暫らくの時間、混練処理した
後、取り出しロ15から混練物21を取り出したとこ
ろ、第1実施形態同様の粉体状の物22が取り出せた。
分析したところ、当初の汚泥18の成分が木炭19の吸
着作用により浄化されていることが確認できた。尚、汚
泥18、木炭19そして生石灰20の添加量は第1実施
形態と略同様なものとした。取り出した粉体状の物22
の含水率は約23%であった。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、当初含水
率が高くて処理しがたい汚泥に対し、おが屑や生石灰を
添加することにより水分を効率よく除去し、おが屑の添
加による有機物含有の土質改良材として活用し易いもの
に汚泥を処理することができる。またおが屑に代えて木
炭を添加した場合には汚泥に有機物を含有させるだけで
はなく、汚泥成分の浄化処理も併せて期待することがで
きる。
率が高くて処理しがたい汚泥に対し、おが屑や生石灰を
添加することにより水分を効率よく除去し、おが屑の添
加による有機物含有の土質改良材として活用し易いもの
に汚泥を処理することができる。またおが屑に代えて木
炭を添加した場合には汚泥に有機物を含有させるだけで
はなく、汚泥成分の浄化処理も併せて期待することがで
きる。
【0014】しかも設備的には、汚泥におが屑や木炭、
生石灰を添加・混練出来るものであればよく比較的簡単
な設備により効率の良い汚泥処理を達成できる。更に添
加物としてのおが屑や木炭は林業で発生する廃棄物或い
は炭焼きで発生する木炭粉を有効活用できるから経済的
にも非常に安価な汚泥処理が達成できる。
生石灰を添加・混練出来るものであればよく比較的簡単
な設備により効率の良い汚泥処理を達成できる。更に添
加物としてのおが屑や木炭は林業で発生する廃棄物或い
は炭焼きで発生する木炭粉を有効活用できるから経済的
にも非常に安価な汚泥処理が達成できる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す処理槽の概略断面
図。
図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す処理槽の概略断面
図。
図。
1、12 処理槽 7、18 汚泥 8 おが屑 10、20 生石灰 19 木炭
Claims (3)
- 【請求項1】 おが屑又は木炭と、生石灰とを、汚泥に
添加して処理槽内で混練し、汚泥の流動性を抑制して、
汚泥を粉粒体状にして処理槽から取り出すものである汚
泥の処理方法。 - 【請求項2】 おが屑又は木炭を、汚泥に添加して処理
槽内で混練し、次いで生石灰をこの混練物に添加混練す
るものである請求項1記栽の汚泥の処理方法。 - 【請求項3】 おが屑又は木炭を約15〜20wt%、
汚泥を約85〜80wt%で混練し、次いでこの混練物
70wt%に対し生石灰を30wt%添加して混練す
る、請求項1又は請求項2に記載の汚泥の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015643A JPH11207400A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 汚泥の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015643A JPH11207400A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 汚泥の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207400A true JPH11207400A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11894405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10015643A Pending JPH11207400A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 汚泥の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002031273A1 (en) * | 2000-10-12 | 2002-04-18 | Minna Katriina Aarnio | Method for treatment of dredging soil |
CN104803567A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-07-29 | 广州市正源环境工程有限公司 | 一种污泥改性剂及改性污泥成路基土的方法 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10015643A patent/JPH11207400A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002031273A1 (en) * | 2000-10-12 | 2002-04-18 | Minna Katriina Aarnio | Method for treatment of dredging soil |
CN104803567A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-07-29 | 广州市正源环境工程有限公司 | 一种污泥改性剂及改性污泥成路基土的方法 |
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