JPH11207134A - 除湿方法及び装置 - Google Patents

除湿方法及び装置

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JPH11207134A
JPH11207134A JP10030448A JP3044898A JPH11207134A JP H11207134 A JPH11207134 A JP H11207134A JP 10030448 A JP10030448 A JP 10030448A JP 3044898 A JP3044898 A JP 3044898A JP H11207134 A JPH11207134 A JP H11207134A
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JP
Japan
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air
regeneration
dehumidified
moisture
absorbing member
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JP10030448A
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English (en)
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Yasuyuki Fujimura
靖之 藤村
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Kankyo Co Ltd
Original Assignee
Kankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】同じ電力を用いて除湿量を増大させると共に、
装置構造を簡略した除湿方法及び装置の提供。 【解決手段】(1)少なくもその内表面上に、空気中の水
分を可逆的に吸収可能の吸湿材を有する複数の貫通孔を
有する回転吸湿部材の一領域に被除湿空気を貫通させる
除湿工程と、(2)除湿された空気を装置外へ排出する工
程と、(3)該吸湿部材の他の領域に、ヒータにより加熱
された再生用空気を貫通させ吸湿部材の再生を行う工程
と、(4)吸湿部材を再生した後の再生空気を冷却結露さ
せる工程と、(5)結露水を除去後の再生用空気をヒータ
で加熱し上記(3)工程に循環させる工程とを含む除湿方
法で、再生用空気と被除湿空気とは実質的に混合され
ず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に
導入前の除湿すべき空気との間で熱交換させて前記(4)
工程を行い、再生用空気は上記熱交換以外の熱交換を行
わない除湿方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿方法及びその
ための装置に関する。
【0002】ダクト配管工事を必要とせずに設置が可能
な、空気中の水分を除去する従来の除湿装置としては、
例えば特開平8−155247号公報に記載された除湿
装置がある。
【0003】この従来の除湿装置は、図1及び図2に示
すように、ファンAにより本体B内に吸入した除湿すべ
き空気の一部を、本体B内に回転自在に設けられた吸湿
ロータCへ送って吸湿ロータCにより吸湿後、本体B外
へ排出すると共に、吸入空気の残りは、本体B内に設け
られた熱交換器Eの一方の通路FよりヒータGを経て上
記吸湿ロータCへ送ることにより吸湿ロータCを再生
し、吸湿ロータCの再生により高湿となった空気を上記
熱交換器Eの他方の通路Hへ送り込むことにより熱交換
器Eに結露を発生させ、この結露水を回収するようにし
ている。
【0004】しかしながら、この従来の除湿装置では、
次のような問題がある。すなわち、吸湿ロータCの加熱
再生時に発生した高湿空気は、熱交換器Eの通路H内に
おいて本体B周辺の空気により冷却されて露点温度以下
となるため、通路Hの出口の空気温度は周辺温度より若
干高く、またその相対湿度は100%となって、通路H
出口の空気は本体Bの周辺空気より多くの湿気を含んで
いる。上記従来の装置では、この湿度100%の空気が
そのまま本体B外へ排出されるので除湿効率が良くな
い。
【0005】また、上記従来の除湿装置では、ファンA
により吸入された空気は2つに分れ、吸湿ロータCと熱
交換器Eに送られるので、吸湿ロータCの通路K入口
と、熱交換器Eの通路F入口の圧力はほぼ同じであり、
またその圧力は本体B周辺より高い。熱交換器Eの通路
Fに流入した空気は順次、ヒータG、吸湿ロータCの通
路I、熱交換器Eの通路Hを通過し、圧力は低下し、排
気された時点で圧力は本体B周辺と同じになる。従っ
て、吸湿ロータCの通路I出口の圧力は、吸湿ロータC
の通路K入口よりも低い。このため、吸湿ロータCの通
路K入口付近の空気は、吸湿ロータCの通路I出口へ流
れて行き、吸湿ロータC本体で発生した高湿空気は温度
湿度共に低下し、除湿量も低下する不具合がある。
【0006】さらに吸湿ロータCの通路Kから出た空気
は、直ちに本体B外へ排気されるので、吸湿ロータCの
通路K出口付近の圧力は、本体B外の圧力とほぼ等し
い。従って、吸湿ロータCの通路I入口付近の圧力は、
吸湿ロータCの通路K出口よりも高い。このため吸湿ロ
ータCの通路I入口付近のヒータGにより加熱された空
気の一部は、吸湿ロータCの通路K出口へ流れて行き、
吸湿ロータCで発生する高湿空気量は低下し、除湿量も
低下する不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点を解決す
べく、本出願人は、除湿すべき空気とは別に、吸湿ロー
タを再生するためのみに用いられる再生用空気を採用
し、再生用空気を加熱して吸湿ロータを通過させて吸湿
ロータを再生し、次いで、再生用空気を冷却して結露さ
せ、結露水を除去した再生用空気を再度加熱して吸湿ロ
ータに導入すべく循環させ、かつ、この再生用空気と除
湿すべき空気及び除湿した空気とが実質的に混合しない
構成とした除湿装置を発明し、特許出願した(特願平8
−214938号)。以下、この先願の除湿装置の好ま
しい1具体例を図3に基づき説明する。
【0008】除湿装置1は箱型のケース1aを有する。
ケース1aの底には、除湿ロータ9を再生した後の再生
用空気中の結露により生じた水を受容するための容器2
が載置されている。容器2の上には、第1のファン4と
第2のファン5が設けられ、これらはファンモーター3
により回転される。ケース1aの外側の空気は、第1の
ファン4によりケース1a内に吸引され、容器2上に載
置された熱交換器6の通路6a、室7及びダクト8を介
して吸湿ロータ9へ送られる。通路6aは、熱交換器6
中の、水平方向に走る多数の通路の下側半分に位置する
複数の通路である。
【0009】吸湿ロータ9は、回転可能に設けられた円
板状であり、図4に示すように、その厚さ方向(図4の
左右方向)に多数の貫通孔32が設けられている。各貫
通孔32の内側の少なくとも表面には、塩化カルシウ
ム、塩化リチウム、シリカゲル、モレキュラーシーブス
等の、湿気を吸収あるいは吸着する物質が含浸又はコー
ティングされている。吸湿ロータ9の中心部には、貫通
孔34が設けられており、これに図示しない回転軸が挿
入され、吸湿ロータ9は回転可能に支持される。吸湿ロ
ータ9は、吸湿ロータケース10内に収容されている。
吸湿ロータケース10には中空部分が4つ設けられてお
り、それぞれ第1の室12、第2の室19、第3の室1
3及び第4の室20を形成している。
【0010】ダクト8は、第1の室12に接続され、ケ
ース1a外から吸引された空気は、図4の矢印38に示
されるように、入口39を介して第1の室12に送ら
れ、吸湿ロータ9に設けられた多数の貫通孔32内を通
過させられる。除湿されて第3の室13に到達した空気
は、図4の矢印40に示されるように、出口41を介し
て第3の室13から排出される。そして、除湿された空
気は、ダクト14を介してケース1aから排出される。
【0011】一方、再生用空気は第2のファン5によっ
て、ダクト15を介して熱交換器6の通路6bに送られ
る。通路6bは、熱交換器6中の、水平方向に走る多数
の通路の上側半分に位置する複数の通路である。通路6
bを通過した再生用空気は、ヒーター16を有する室1
7へ送られ、ヒーター16により加熱される。加熱され
た再生用空気は、ダクト18を介して、図4の矢印42
で示されるように、入口43から除湿ロータケース10
内の第2の室19へ送られる。第2の室19及び第4の
室20は、第1の室12及び第3の室13よりも小さ
く、第2の室19へ送られた再生用空気は、吸湿ロータ
9の貫通孔32を通過して第4の室20に到達する。
【0012】第4の室20に到達した再生用空気は、次
いで、図4の矢印44で示されるように、出口45を介
して第4の室20から排出され、熱交換器6上に設けら
れた室23を介して熱交換器6の通路6cへ送られる。
通路6cは、熱交換器6の鉛直方向に走る通路である。
熱交換器6では、鉛直方向に走る通路6cと、水平方向
に走る通路6a及び6bとが交互に配置されている。す
なわち、通路6a及び6bは間隔を開けて設けられる鉛
直方向の層内に配置され、水平方向の通路6a及び6b
を収容する鉛直方向の各層間の間隙が鉛直方向の通路6
cを規定する。
【0013】再生用空気が通路6c内を下降する際に、
再生用空気は冷却され、その中に含まれる水分が結露す
る。通路6cを通過すると、再生用空気は、熱交換器6
の下側に配置されたドレインパン24を収容する室25
に到達する。再生用空気は次いで、ダクト26を介して
第2のファン5に送られ、上記の経路を循環する。
【0014】吸湿ロータ9を再生した後の再生用空気を
冷却することにより生成した結露水は、ドレインパン2
4上に落下する。図5に示すように、ドレインパン24
の底部中央には、排水孔24aが設けられ、該排水孔2
4a上にはフロートバルブ27が設けられている。フロ
ートバルブ27は、排水孔24aを開閉するバルブ本体
27aと、バルブ本体27a上に設けられたフロート2
7bを有する。ドレインパン24上に水がたまると、フ
ロート27b及びバルブ本体27aが浮上してバルブが
開き、ドレインパン24中に貯まっていた水は、排水孔
24aを介して容器2内に排出される。
【0015】操作時、電源(図示せず)を入れるとファ
ンモーター3が回転し、ヒーター16が加熱される。フ
ァンモーター3により、第1のファン4及び第2のファ
ン5が回転される。第4のファンにより、入口(図示せ
ず)からケース1a内に吸引された空気は、熱交換器6
の通路6aを通って吸湿ロータ9に到達し、吸湿ロータ
9の通路32を通過する際に除湿される。除湿された空
気は、出口(図示せず)から第1のファン4により排出
される。この吸湿により、吸湿ロータ9は空気中の水分
を吸収し、第1の室12と第3の室13との間の吸湿ロ
ータ9の領域が、第2の室19と第4の室20との間の
吸湿ロータ9の領域よりも重くなり、吸湿ロータ9は、
図3の矢印で示す方向に自然に回転する。
【0016】一方、第2のファン5により駆動される再
生用空気は、熱交換器6の通路6bを通ってヒーター1
6に到達し、ヒーター16により加熱される。加熱され
た再生用空気はロータ9の通路32を通過する。吸湿ロ
ータ9は、上記のように吸収された水分の重量により自
然に回転するので、第1の室12と第3の室13との間
の吸湿ロータ9の領域が、第2の室19と第4の室20
の間の位置に来る。加熱された再生用空気が、水分を既
に吸収している貫通孔32の中を通過するので、水分は
加熱された再生用空気に移り、その結果第2の室19と
第4の室20の間の吸湿ロータ9の領域は再生され、す
なわち、除湿すべき空気から水分を吸収する能力を回復
する。このように再生された領域は、吸湿ロータ9の上
記した自然な回転により第1の室12と第3の室13と
の間の位置に移動し、除湿すべき空気中の水分を上記の
ように吸収する。
【0017】ロータ9再生後の、高温高湿の再生用空気
は、熱交換器6の通路6cを通過し、該通路6cを通過
する間に、通路6a及び6bを通過する空気との間の熱
交換により冷却される。この冷却により、通路6cの表
面に結露が生じる。
【0018】通路6cを通過した後の再生用空気は、通
路6aを通過する空気よりも温度が高く、相対湿度は1
00%であるから、その絶対湿度はケース1aの外側の
空気の絶対湿度よりも高い。このように高湿の再生用空
気は、排出されることなく、第2のファン5により吸引
され、ダクト15に送られて、上記した経路を循環す
る。
【0019】熱交換器6の通路6cの表面上に結露した
水はドレインパン24上に集められる。ドレインパン2
4の底部に設けられた排水孔24aは、フロートバルブ
27により塞がれて空気は流通しない。しかし、結露水
がドレインパン24内に貯まるとフロート27bが浮上
し、バルブが開く。その結果、水は排水孔24aを介し
て容器2内に排出される。
【0020】容器2内に貯まった水の量が、この除湿装
置の除湿量である。水が適当な水位まで貯まると、容器
2をケース1aから取出し、水を捨てる。
【0021】この具体例の回路を図6に示す。図6から
よく理解される通り、再生用空気の循環経路は、除湿す
べき空気及び除湿された空気の経路とは分離されてお
り、従って、再生用空気は除湿すべき空気及び除湿され
た空気とは実質的に混じり合わない。すなわち、上記の
具体例において、再生用空気が除湿すべき空気及び除湿
された空気と接触するのは吸湿ロータケース10内にお
いてのみである。しかしながら、吸湿ロータケース10
内の第1の室12と第2の室19の圧力は等しく、ま
た、第3の室13と第4の室20の圧力は等しいので、
第1の室12と第2の室19の間、及び第3の室13と
第4の室20の間で空気の流通はほとんどない。特に、
図4に示すように、第1の室12と第2の室19の間の
分離部36と吸湿ロータ9の第1の面33との間の距離
d及び第3の室13と第4の室20との間の分離部36
と吸湿ロータ9の第2の面35との間の距離dならびに
ロータ9の側面とロータケース10の間の距離eを1〜
4mm程度と小さくすることにより、又は吸湿ロータケ
ース10を図7に示すような形状にし、分離部36の幅
fを吸湿ロータ9の厚さの好ましくは1〜5倍とするこ
とにより、再生用空気と除湿すべき空気及び除湿した空
気との混合をほぼ完全に防ぐことができる。このため、
上記具体例の除湿装置の除湿効率は、特開平8−155
247号公報に記載された従来の除湿装置よりも高く、
すなわち、同じ量のエネルギーを用いた場合の除湿量は
より多い。
【0022】本発明の目的は、先願である、上記した特
願平8−214938号に記載の発明よりも熱交換系統
をさらに改良し、それによって同じ量のエネルギーを用
いた場合の除湿量をさらに増大させ、又は装置の構造を
簡単にした、新規な除湿方法及びそのための装置を提供
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1) 少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆的
に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、
回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき空気を貫通させ
て除湿を行う工程と、(2) 除湿された空気を装置外へ排
出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領域に、ヒーター
により加熱された再生用空気を貫通させて該吸湿部材の
再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生した後の再生用
空気を冷却して結露させる工程と、(5) 結露水を除去し
た再生用空気を前記ヒーターで加熱して上記(3) 工程に
循環させる工程とを含む除湿方法であって、前記再生用
空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿された空気とは
実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空
気と、吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気との間で
熱交換を行うことによって前記(4) 工程を行い、再生用
空気は上記熱交換以外の熱交換を行わない除湿方法を提
供する(以下、この方法を「第1発明法」ということが
ある)。
【0024】また、本発明は、上記第1発明法を実施す
るための除湿装置として、ケースと、該ケース内に収容
され、少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆
的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有す
る、回転する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材
の一領域に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通し
た、除湿された空気を装置外に排出する通路と、除湿す
べき空気及び除湿された空気を駆動する第1のファン
と、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
する通路と、該再生用空気を循環させる第2のファン
と、前記吸湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒ
ーターと、吸湿部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に
導入する前の除湿すべき空気との間で熱交換を行って吸
湿部材再生後の再生用空気中の水分を結露させるための
熱交換器を有し、かつ、該熱交換器以外に熱交換器を有
さず、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通
過する前記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前
記一領域に導く前記通路及び除湿された空気を装置外に
排出する前記通路とは実質的に分離されている除湿装置
を提供する(以下、この除湿装置を「第1発明装置」と
いうことがある)。
【0025】さらに、本発明は、(1) 少なくともその内
表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料
を有する複数の貫通孔を有する、回転する吸湿部材の一
領域に除湿すべき空気を貫通させて除湿を行う工程と、
(2) 除湿された空気を装置外へ排出する工程と、(3) 該
吸湿部材の他の領域に、ヒーターにより加熱された再生
用空気を貫通させて該吸湿部材の再生を行う工程と、
(4) 吸湿部材を再生した後の再生用空気を冷却して結露
させる工程と、(5) 結露水を除去した再生用空気を前記
ヒーターで加熱して上記(3) 工程に循環させる工程とを
含む除湿方法であって、前記再生用空気と前記除湿すべ
き空気及び前記除湿された空気とは実質的に混合され
ず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空気と、前記吸湿部
材に導入する前の除湿すべき空気との間で第1の熱交換
を行うことによって前記(4) 工程を行い、結露水が除去
され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前記
(1) 工程により除湿された空気との間で第2の熱交換を
行って再生用空気を加熱し、さらに、該第2の熱交換後
で前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材
再生後であって前記第1の熱交換前の再生用空気との間
で第3の熱交換を行って前記ヒーターに導入される再生
用空気をさらに加熱すると同時に前記第1の熱交換に付
される、吸湿部材再生後の再生用空気を冷却する除湿方
法を提供する(以下、この方法を「第2発明法」という
ことがある)。
【0026】また、本発明は、上記第2発明法を実施す
るための除湿装置として、ケースと、該ケース内に収容
され、少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆
的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有す
る、回転する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材
の一領域に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通し
た、除湿された空気を装置外に排出する通路と、除湿す
べき空気及び除湿された空気を駆動する第1のファン
と、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
する通路と、該再生用空気を循環させる第2のファン
と、前記吸湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒ
ーターと、吸湿部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に
導入する前の除湿すべき空気との間で第1の熱交換を行
って吸湿部材再生後の再生用空気中の水分を結露させる
ための第1の熱交換器と、該第1の熱交換後、結露水が
除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
除湿された空気との間で第2の熱交換を行うための第2
の熱交換器と、前記第2の熱交換後であって前記ヒータ
ーによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後の再生
用空気であって前記第1の熱交換器に導入される前の再
生用空気との間で第3の熱交換を行うための第3の熱交
換器を有し、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空
気が通過する前記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部
材の前記一領域に導く前記通路及び除湿された空気を装
置外に排出する前記通路とは実質的に分離されている除
湿装置を提供する(以下、この除湿装置を「第2発明装
置」ということがある)。
【0027】さらに、本発明は、(1) 少なくともその内
表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料
を有する複数の貫通孔を有する、回転する吸湿部材の一
領域に除湿すべき空気を貫通させて除湿を行う工程と、
(2) 除湿された空気を装置外へ排出する工程と、(3) 該
吸湿部材の他の領域に、ヒーターにより加熱された再生
用空気を貫通させて該吸湿部材の再生を行う工程と、
(4) 吸湿部材を再生した後の再生用空気を冷却して結露
させる工程と、(5) 結露水を除去した再生用空気を前記
ヒーターで加熱して上記(3) 工程に循環させる工程とを
含む除湿方法であって、前記再生用空気と前記除湿すべ
き空気及び前記除湿された空気とは実質的に混合され
ず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空気と、前記吸湿部
材に導入する前の除湿すべき空気との間で第1の熱交換
を行うことによって前記(4) 工程を行い、結露水が除去
され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前記
(1) 工程により除湿された空気のうち、再生後間もない
吸湿部材によって除湿された空気との間で第2の熱交換
を行って再生用空気を加熱し、一方、再生後時間が経っ
た吸湿部材によって除湿された空気は、熱交換を行わず
に装置外へ排出し、さらに、該第2の熱交換後で前記ヒ
ーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後で
あって前記第1の熱交換前の再生用空気との間で第3の
熱交換を行って前記ヒーターに導入される再生用空気を
さらに加熱すると同時に前記第1の熱交換に付される、
吸湿部材再生後の再生用空気を冷却する除湿方法を提供
する(以下、この方法を「第3発明法」ということがあ
る)。
【0028】また、本発明は、上記第3発明法を実施す
るための除湿装置として、ケースと、該ケース内に収容
され、少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆
的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有す
る、回転する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材
の一領域に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通し
た、除湿された空気を装置外に排出する通路と、除湿す
べき空気及び除湿された空気を駆動する第1のファン
と、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
する通路と、該再生用空気を循環させる第2のファン
と、前記吸湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒ
ーターと、吸湿部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に
導入する前の除湿すべき空気との間で第1の熱交換を行
って吸湿部材再生後の再生用空気中の水分を結露させる
ための第1の熱交換器と、該第1の熱交換後、結露水が
除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
除湿された空気のうち、再生後間もない吸湿部材によっ
て除湿された空気との間で第2の熱交換を行うための第
2の熱交換器と、前記第2の熱交換後であって前記ヒー
ターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後の再
生用空気であって前記第1の熱交換器に導入される前の
再生用空気との間で第3の熱交換を行うための第3の熱
交換器を有し、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用
空気が通過する前記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿
部材の前記一領域に導く前記通路及び除湿された空気を
装置外に排出する前記通路とは実質的に分離されている
除湿装置を提供する(以下、この除湿装置を「第3発明
装置」ということがある)。
【0029】さらに、本発明は、(1) 少なくともその内
表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料
を有する複数の貫通孔を有する、回転する吸湿部材の一
領域に除湿すべき空気を貫通させて除湿を行う工程と、
(2) 除湿された空気を装置外へ排出する工程と、(3) 該
吸湿部材の他の領域に、ヒーターにより加熱された再生
用空気を貫通させて該吸湿部材の再生を行う工程と、
(4) 吸湿部材を再生した後の再生用空気を冷却して結露
させる工程と、(5) 結露水を除去した再生用空気を前記
ヒーターで加熱して上記(3) 工程に循環させる工程とを
含む除湿方法であって、前記再生用空気と前記除湿すべ
き空気及び前記除湿された空気とは実質的に混合され
ず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空気と、冷却用空気
との間で第1の熱交換を行うことによって前記(4) 工程
を行い、該第1の熱交換後の冷却用空気は、装置外へ排
出する除湿方法を提供する(以下、この方法を「第4発
明法」ということがある)。
【0030】また、本発明は、上記第4発明法を実施す
るための除湿装置として、ケースと、該ケース内に収容
され、少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆
的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有す
る、回転する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材
の一領域に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通し
た、除湿された空気を装置外に排出する通路と、除湿す
べき空気及び除湿された空気を駆動する第1のファン
と、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
する通路と、該再生用空気を循環させる第2のファン
と、前記吸湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒ
ーターと、吸湿部材再生後の再生用空気と冷却用空気と
の間で第1の熱交換を行って吸湿部材再生後の再生用空
気中の水分を結露させるための第1の熱交換器と、冷却
用空気を前記第1の熱交換器に導入する通路と、前記第
1の熱交換後の冷却用空気を排出する通路とを有し、前
記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過する前
記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記一領域
に導く前記通路及び除湿された空気を装置外に排出する
前記通路とは実質的に分離されている除湿装置を提供す
る(以下、この除湿装置を「第4発明装置」ということ
がある)。
【0031】さらに、本発明は、前記第4発明法におい
て、第1の熱交換後であって結露水が除去され、前記ヒ
ーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後で
前記第1の熱交換前の再生用空気との間で第2の熱交換
を行って前記ヒーターに導入される再生用空気を加熱す
ると同時に前記第1の熱交換に付される、吸湿部材再生
後の再生用空気を冷却する工程をさらに含む除湿方法を
提供する(以下、この方法を「第5発明法」ということ
がある)。
【0032】また、本発明は、上記第5発明法を実施す
るための除湿装置として、前記第4発明装置において、
前記第1の熱交換後であって結露水が除去され、前記ヒ
ーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後の
再生用空気との間で第2の熱交換を行うための第2の熱
交換器をさらに有する除湿装置を提供する(以下、この
除湿装置を「第5発明装置」ということがある)。
【0033】さらに、本発明は、前記第5発明法におい
て、前記第1の熱交換後であって結露水が除去され、前
記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前記(1) 工程
により除湿された空気との間で第3の熱交換を行う工程
をさらに含む除湿方法を提供する(以下、この方法を
「第6発明法」ということがある)。
【0034】また、本発明は、上記第6発明法を実施す
るための除湿装置として、前記第5発明装置において、
前記第1の熱交換後であって結露水が除去され、前記ヒ
ーターによる加熱前の再生用空気と、除湿された空気と
の間で第3の熱交換を行う第3の熱交換器をさらに含む
除湿装置を提供する(以下、この除湿装置を「第6発明
装置」ということがある)。
【0035】さらに、本発明は、(1) 少なくともその内
表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料
を有する複数の貫通孔を有する、回転する吸湿部材の一
領域に除湿すべき空気を貫通させて除湿を行う工程と、
(2) 除湿された空気を装置外へ排出する工程と、(3) 該
吸湿部材の他の領域に、ヒーターにより加熱された再生
用空気を貫通させて該吸湿部材の再生を行う工程と、
(4) 吸湿部材を再生した後の再生用空気を冷却して結露
させる工程と、(5) 結露水を除去した再生用空気を前記
ヒーターで加熱して上記(3) 工程に循環させる工程とを
含む除湿方法であって、前記再生用空気と前記除湿すべ
き空気及び前記除湿された空気とは実質的に混合され
ず、かつ、吸湿部材再生後の再生用空気と、冷却用空気
との間で第1の熱交換を行うことによって前記(4) 工程
を行い、該第1の熱交換後の冷却用空気は装置外へ排出
し、さらに、結露水が除去され、前記ヒーターによる加
熱前の再生用空気と、前記(1) 工程により除湿された空
気のうち、再生後間もない吸湿部材によって除湿された
空気との間で第2の熱交換を行って再生用空気を加熱
し、一方、再生後時間が経った吸湿部材によって除湿さ
れた空気は、熱交換を行わずに装置外へ排出し、さら
に、該第2の熱交換後で前記ヒーターによる加熱前の再
生用空気と、吸湿部材再生後であって前記第1の熱交換
前の再生用空気との間で第3の熱交換を行って前記ヒー
ターに導入される再生用空気をさらに加熱すると同時に
前記第1の熱交換に付される、吸湿部材再生後の再生用
空気を冷却する除湿方法を提供する(以下、この方法を
「第7発明法」ということがある)。
【0036】また、本発明は、上記第6発明法を実施す
るための除湿装置として、ケースと、該ケース内に収容
され、少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆
的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有す
る、回転する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材
の一領域に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通し
た、除湿された空気を装置外に排出する通路と、除湿す
べき空気及び除湿された空気を駆動する第1のファン
と、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
する通路と、該再生用空気を循環させる第2のファン
と、前記吸湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒ
ーターと、吸湿部材再生後の再生用空気と冷却用空気と
の間で第1の熱交換を行って吸湿部材再生後の再生用空
気中の水分を結露させるための第1の熱交換器と、冷却
用空気を前記第1の熱交換器に導入する通路と、前記第
1の熱交換後の冷却用空気を排出する通路と、結露水が
除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
除湿された空気のうち、再生後間もない吸湿部材によっ
て除湿された空気との間で第2の熱交換を行うための第
2の熱交換器と、再生後時間が経った吸湿部材によって
除湿された空気を、熱交換を行わずに装置外へ排出する
通路と、前記第2の熱交換後であって前記ヒーターによ
る加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後の再生用空気
であって前記第1の熱交換器に導入される前の再生用空
気との間で第3の熱交換を行うための第3の熱交換器を
有し、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通
過する前記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前
記一領域に導く前記通路及び除湿された空気を装置外に
排出する前記通路とは実質的に分離されている除湿装置
を提供する(以下、この除湿装置を「第7発明装置」と
いうことがある)。
【0037】
【発明の実施の形態】第1発明法ないし第7発明法は、
いずれも、(1) 少なくともその内表面上に、空気中の水
分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔
を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき空気
を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空気を
装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領域
に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させて
該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生し
た後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5) 結
露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して上
記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
て、前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿
された空気とは実質的に混合されない。また、本発明の
装置は、いずれも、ケースと、該ケース内に収容され、
少なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸
収できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転
する吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域
に導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿
された空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気
及び除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸
湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路
と、該再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸
湿部材に導入される再生用空気を加熱するヒーターとを
具備し、かつ、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記一
領域に導く前記通路及び除湿された空気を装置外に排出
する前記通路とは実質的に分離されている。このような
方法及び装置は、好ましくは、図3ないし図7に基づい
て上記した特願平8−214938号に記載の具体例に
より達成することができる。
【0038】本発明の方法及び装置は、その熱交換系統
が特願平8−214938号に記載の具体例と異なって
いる。すなわち、第1発明法では、吸湿部材再生後の再
生用空気と、吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気と
の間で熱交換を行うことによって前記(4) 工程を行い、
再生用空気は上記熱交換以外の熱交換を行わない。ま
た、この第1発明法を実施するための第1発明装置は、
吸湿部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に導入する前
の除湿すべき空気との間で熱交換を行って吸湿部材再生
後の再生用空気中の水分を結露させるための熱交換器を
有し、かつ、該熱交換器以外に熱交換器を有さない。第
1発明装置の回路図を図8に示す。第1発明法及び装置
によれば、熱交換器の数が1つだけであるから装置の構
造が単純であり、装置の製造コストを低減することがで
きる。
【0039】第2発明法では、吸湿部材再生後の再生用
空気と、前記吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気と
の間で第1の熱交換を行うことによって前記(4) 工程を
行い、結露水が除去され、前記ヒーターによる加熱前の
再生用空気と、前記(1) 工程により除湿された空気との
間で第2の熱交換を行って再生用空気を加熱し、さら
に、該第2の熱交換後で前記ヒーターによる加熱前の再
生用空気と、吸湿部材再生後であって前記第1の熱交換
前の再生用空気との間で第3の熱交換を行って前記ヒー
ターに導入される再生用空気をさらに加熱すると同時に
前記第1の熱交換に付される。また、この第2発明法を
実施するための第2発明装置は、吸湿部材再生後の再生
用空気と、吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気との
間で第1の熱交換を行って吸湿部材再生後の再生用空気
中の水分を結露させるための第1の熱交換器と、該第1
の熱交換後、結露水が除去され、前記ヒーターによる加
熱前の再生用空気と、除湿された空気との間で第2の熱
交換を行うための第2の熱交換器と、前記第2の熱交換
後であって前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
吸湿部材再生後の再生用空気であって前記第1の熱交換
器に導入される前の再生用空気との間で第3の熱交換を
行うための第3の熱交換器を有する。第2発明装置の回
路図を図9に示す。第2発明法及び装置によれば、特願
平8−214938号に記載の具体例に比べて、第2の
熱交換が付加されており、その分、再生用空気の加熱が
助けられるので、同じ量のエネルギーを用いた場合の除
湿量を多くすることができる。
【0040】第3発明法では、吸湿部材再生後の再生用
空気と、前記吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気と
の間で第1の熱交換を行うことによって前記(4) 工程を
行い、結露水が除去され、前記ヒーターによる加熱前の
再生用空気と、前記(1) 工程により除湿された空気のう
ち、再生後間もない吸湿部材によって除湿された空気と
の間で第2の熱交換を行って再生用空気を加熱し、一
方、再生後時間が経った吸湿部材によって除湿された空
気は、熱交換を行わずに装置外へ排出し、さらに、該第
2の熱交換後で前記ヒーターによる加熱前の再生用空気
と、吸湿部材再生後であって前記第1の熱交換前の再生
用空気との間で第3の熱交換を行って前記ヒーターに導
入される再生用空気をさらに加熱すると同時に前記第1
の熱交換に付される。また、この第3発明法を実施する
ための第3発明装置は、吸湿部材再生後の再生用空気
と、吸湿部材に導入する前の除湿すべき空気との間で第
1の熱交換を行って吸湿部材再生後の再生用空気中の水
分を結露させるための第1の熱交換器と、該第1の熱交
換後、結露水が除去され、前記ヒーターによる加熱前の
再生用空気と、除湿された空気のうち、再生後間もない
吸湿部材によって除湿された空気との間で第2の熱交換
を行うための第2の熱交換器と、前記第2の熱交換後で
あって前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿
部材再生後の再生用空気であって前記第1の熱交換器に
導入される前の再生用空気との間で第3の熱交換を行う
ための第3の熱交換器を有する。第3発明装置の回路図
を図10に示す。
【0041】なお、結露水が除去され、前記ヒーターに
よる加熱前の再生用空気と、除湿された空気のうち、再
生後間もない吸湿部材によって除湿された空気との間で
第2の熱交換を行って再生用空気を加熱し、一方、再生
後時間が経った吸湿部材によって除湿された空気は、熱
交換を行わずに装置外へ排出することは、図4に示され
る第3の室13を適当な方法により2つに分けることに
より達成することができる。例えば、ロータ9の中心か
ら、半径方向に延びる線を境界として、第3の室13を
2分する。2分する2つの室の大きさは同じでもよい
し、所望により異なっていてもよい。そして、ロータ9
の回転により、第2の室19と第4の室20の間で再生
された領域を最初に被覆する側に設けられた室(ロータ
の回転方向に沿って見た場合に、後述するもう一方の室
よりも後側に来るので以下、「後室」ということがあ
る)は第2の熱交換器に接続し、一方、この室で被覆さ
れた領域が次いで被覆されることとなる室(ロータの回
転方向に沿って見た場合に、前記後室よりも前側に来る
ので以下、「前室」ということがある)は、ケース1a
の外に開口する管と接続する。このような構成にすれ
ば、再生後間もない吸湿部材によって除湿された空気
は、後室から第2の熱交換器に導入され、前記第2の熱
交換を行って再生用空気を加熱し、一方、再生後時間が
経った吸湿部材によって除湿された空気は、前室から熱
交換を行わずに装置外へ排出される。
【0042】吸湿部材は、水分を吸収することにより発
熱する。再生直後の吸湿部材は、水分の吸収量が多く、
吸湿速度も大きいため、再生後、時間が経過して吸湿能
力が再生直後よりも衰えた吸湿部材よりも発熱量が多
い。このため、再生直後の吸湿部材により除湿された空
気は、再生後、時間が経過した吸湿部材により除湿され
た空気よりも温度が高い。従って、上記のように除湿さ
れた空気を2分し、再生後間もない吸湿部材によって除
湿された空気のみを第2の熱交換器に導入することによ
り、再生用空気を第2発明法よりもさらに効率良く加熱
することができる。
【0043】第4発明法では、吸湿部材再生後の再生用
空気と、冷却用空気との間で第1の熱交換を行うことに
よって前記(4) 工程を行い、該第1の熱交換後の冷却用
空気は、装置外へ排出する。また、この第4発明法を実
施するための第4発明装置は、吸湿部材再生後の再生用
空気と冷却用空気との間で第1の熱交換を行って吸湿部
材再生後の再生用空気中の水分を結露させるための第1
の熱交換器と、冷却用空気を前記第1の熱交換器に導入
する通路と、前記第1の熱交換後の冷却用空気を排出す
る通路とを有する。第4発明装置の回路図を図11に示
す。
【0044】第4発明法及び装置によれば、吸湿部材再
生後の再生用空気の冷却を、除湿すべき空気とは別の冷
却用空気を用いて行うので、第1発明法ないし第3発明
法の場合のように除湿すべき空気が除湿前に熱交換によ
り加熱されることがない。従って、除湿すべき空気の除
湿直前の温度を低くすることができ、ひいては相対湿度
を高くすることができるので、吸湿部材による除湿量を
より大きくすることができる。
【0045】第5発明法は、第4発明法において、前記
第1の熱交換後であって結露水が除去され、前記ヒータ
ーによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後で前記
第1の熱交換前の再生用空気との間で第2の熱交換を行
って前記ヒーターに導入される再生用空気を加熱すると
同時に前記第1の熱交換に付される、吸湿部材再生後の
再生用空気を冷却する工程をさらに含む。また、この第
5発明法を実施するための第5発明装置は、前記第4発
明装置において、前記第1の熱交換後であって結露水が
除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
吸湿部材再生後の再生用空気との間で第2の熱交換を行
うための第2の熱交換器をさらに有する。第5発明装置
の回路図を図12に示す。第5発明法及び装置によれ
ば、第4発明法及び装置に比べて、第2の熱交換が付加
されており、その分、再生用空気の加熱が助けられるの
で、同じ量のエネルギーを用いた場合の除湿量を多くす
ることができる。
【0046】第6発明法は、前記第5発明法において、
前記第1の熱交換後であって結露水が除去され、前記ヒ
ーターによる加熱前の再生用空気と、前記(1) 工程によ
り除湿された空気との間で第3の熱交換を行う工程をさ
らに含む。また、この第6発明法を実施するための第6
発明装置は、前記第5発明装置において、前記第1の熱
交換後であって結露水が除去され、前記ヒーターによる
加熱前の再生用空気と、除湿された空気との間で第3の
熱交換を行う第3の熱交換器をさらに含む。第5発明装
置の回路図を図13に示す。第6発明法及び装置によれ
ば、第5発明法及び装置に比べて、第3の熱交換が付加
されており、その分、再生用空気の加熱が助けられるの
で、同じ量のエネルギーを用いた場合の除湿量を多くす
ることができる。
【0047】第7発明法では、吸湿部材再生後の再生用
空気と、冷却用空気との間で第1の熱交換を行うことに
よって前記(4) 工程を行い、該第1の熱交換後の冷却用
空気は装置外へ排出し、さらに、結露水が除去され、前
記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前記(1) 工程
により除湿された空気のうち、再生後間もない吸湿部材
によって除湿された空気との間で第2の熱交換を行って
再生用空気を加熱し、一方、再生後時間が経った吸湿部
材によって除湿された空気は、熱交換を行わずに装置外
へ排出し、さらに、該第2の熱交換後で前記ヒーターに
よる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後であって前
記第1の熱交換前の再生用空気との間で第3の熱交換を
行って前記ヒーターに導入される再生用空気をさらに加
熱すると同時に前記第1の熱交換に付される、吸湿部材
再生後の再生用空気を冷却する。また、この第7発明法
を実施するための第7発明装置は、吸湿部材再生後の再
生用空気と冷却用空気との間で第1の熱交換を行って吸
湿部材再生後の再生用空気中の水分を結露させるための
第1の熱交換器と、冷却用空気を前記第1の熱交換器に
導入する通路と、前記第1の熱交換後の冷却用空気を排
出する通路と、結露水が除去され、前記ヒーターによる
加熱前の再生用空気と、除湿された空気のうち、再生後
間もない吸湿部材によって除湿された空気との間で第2
の熱交換を行うための第2の熱交換器と、再生後時間が
経った吸湿部材によって除湿された空気を、熱交換を行
わずに装置外へ排出する通路と、前記第2の熱交換後で
あって前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿
部材再生後の再生用空気であって前記第1の熱交換器に
導入される前の再生用空気との間で第3の熱交換を行う
ための第3の熱交換器を有する。第7発明装置の回路図
を図14に示す。
【0048】なお、再生後間もない吸湿部材によって再
生された空気のみを第2の熱交換器に導入することは、
前記した第3発明法及び装置と同様にして行うことがで
きる。第3発明法及び装置について前記したのと同じ理
由により、除湿された空気を2分し、再生後間もない吸
湿部材によって除湿された空気のみを第2の熱交換器に
導入することにより、再生用空気を第6発明法よりもさ
らに効率良く加熱することができる。
【0049】なお、第4発明装置ないし第7発明装置の
好ましい態様では、図11〜図14に示されるように、
第1の熱交換後の冷却用空気は、除湿された空気と共に
装置外へ排出され、かつ、前記冷却用空気は、前記第1
のファンにより駆動される。もっとも、冷却空気駆動用
のファンを別途設け、冷却用空気を除湿された空気とは
別に装置外に排出することも可能である。
【0050】なお、本発明の装置において、第1ないし
第3の熱交換器は、必ずしも、それぞれ分離した独立の
熱交換器である必要はなく、例えば、図3に基づいて説
明した先願の具体例のように、単一の熱交換器を複数の
領域に分けて用いることにより、単一の熱交換器で複数
の熱交換器を兼ねるようにしてもよい。
【0051】なお、本発明は、図3ないし図7に基づい
て説明した具体例に限定されるものではない。例えば、
上記具体例では除湿部材を円板状のロータ9としたが、
多角筒状や直方体状などであってもよい。また、上記具
体例では、吸湿ロータ9を回転自在に支承して、吸湿し
た水蒸気の重量で自力回転させるようにしたが、動力伝
達手段によりファンモータ3と連動させてもよいし、別
に駆動装置を設けてもよい。さらに、再生用空気は、第
2の室19から第4の室20に向かって吸湿ロータ9を
通過させたが、第4の室20から第2の室19に向かっ
て通過させてもよい。さらに、分離部36に可撓性のあ
るプラスチック片等で仕切を設けることにより、第1の
室12と第2の室19間、及び第3の室13と第4の室
20間を完全に分離することもできる。また、特願平8
−214938に記載された上記の具体例(図3)で
は、モータは再生通路に接してモータの熱が再生側に移
動し、再生用空気の温度が上がる。つまり、モータの冷
却とモータ熱の利用が同時に行われるようになっている
が、モータは再生用空気の通路の他の部分に配置されて
もよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、特願平8−21493
8号に記載された除湿装置を用いた場合に比べ、さらに
除湿効率を向上させることができ、又は装置を簡略化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の除湿装置の部分切り欠き斜視図である。
【図2】従来の除湿装置の回路図である。
【図3】特願平8−214938号に記載された除湿装
置の部分切り欠き斜視図である。
【図4】本発明の好ましい具体例で採用される吸湿ロー
タ周辺の模式断面図である。
【図5】本発明の好ましい具体例で採用されるドレイン
パンの構造を示す模式図である。
【図6】特願平8−214938号に記載された除湿装
置の回路図である。
【図7】本発明の好ましい具体例で採用される吸湿ロー
タ周辺の模式断面図である。
【図8】第1発明装置の回路図である。
【図9】第2発明装置の回路図である。
【図10】第3発明装置の回路図である。
【図11】第4発明装置の回路図である。
【図12】第5発明装置の回路図である。
【図13】第6発明装置の回路図である。
【図14】第7発明装置の回路図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 少なくともその内表面上に、空気中
    の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫
    通孔を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき
    空気を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空
    気を装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領
    域に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させ
    て該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生
    した後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5)
    結露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して
    上記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
    て、 前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿され
    た空気とは実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後
    の再生用空気と、吸湿部材に導入する前の除湿すべき空
    気との間で熱交換を行うことによって前記(4) 工程を行
    い、再生用空気は上記熱交換以外の熱交換を行わない除
    湿方法。
  2. 【請求項2】 (1) 少なくともその内表面上に、空気中
    の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫
    通孔を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき
    空気を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空
    気を装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領
    域に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させ
    て該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生
    した後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5)
    結露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して
    上記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
    て、 前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿され
    た空気とは実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後
    の再生用空気と、前記吸湿部材に導入する前の除湿すべ
    き空気との間で第1の熱交換を行うことによって前記
    (4) 工程を行い、結露水が除去され、前記ヒーターによ
    る加熱前の再生用空気と、前記(1) 工程により除湿され
    た空気との間で第2の熱交換を行って再生用空気を加熱
    し、さらに、該第2の熱交換後で前記ヒーターによる加
    熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後であって前記第1
    の熱交換前の再生用空気との間で第3の熱交換を行って
    前記ヒーターに導入される再生用空気をさらに加熱する
    と同時に前記第1の熱交換に付される、吸湿部材再生後
    の再生用空気を冷却する除湿方法。
  3. 【請求項3】 (1) 少なくともその内表面上に、空気中
    の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫
    通孔を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき
    空気を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空
    気を装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領
    域に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させ
    て該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生
    した後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5)
    結露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して
    上記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
    て、 前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿され
    た空気とは実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後
    の再生用空気と、前記吸湿部材に導入する前の除湿すべ
    き空気との間で第1の熱交換を行うことによって前記
    (4) 工程を行い、結露水が除去され、前記ヒーターによ
    る加熱前の再生用空気と、前記(1) 工程により除湿され
    た空気のうち、再生後間もない吸湿部材によって除湿さ
    れた空気との間で第2の熱交換を行って再生用空気を加
    熱し、一方、再生後時間が経った吸湿部材によって除湿
    された空気は、熱交換を行わずに装置外へ排出し、さら
    に、該第2の熱交換後で前記ヒーターによる加熱前の再
    生用空気と、吸湿部材再生後であって前記第1の熱交換
    前の再生用空気との間で第3の熱交換を行って前記ヒー
    ターに導入される再生用空気をさらに加熱すると同時に
    前記第1の熱交換に付される、吸湿部材再生後の再生用
    空気を冷却する除湿方法。
  4. 【請求項4】 (1) 少なくともその内表面上に、空気中
    の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫
    通孔を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき
    空気を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空
    気を装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領
    域に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させ
    て該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生
    した後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5)
    結露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して
    上記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
    て、 前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿され
    た空気とは実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後
    の再生用空気と、冷却用空気との間で第1の熱交換を行
    うことによって前記(4) 工程を行い、該第1の熱交換後
    の冷却用空気は、装置外へ排出する除湿方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の熱交換後であって結露水が除
    去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、吸
    湿部材再生後で前記第1の熱交換前の再生用空気との間
    で第2の熱交換を行って前記ヒーターに導入される再生
    用空気を加熱すると同時に前記第1の熱交換に付され
    る、吸湿部材再生後の再生用空気を冷却する工程をさら
    に含む、請求項4記載の除湿方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の熱交換後であって結露水が除
    去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前
    記(1) 工程により除湿された空気との間で第3の熱交換
    を行う工程をさらに含む請求項5記載の除湿方法。
  7. 【請求項7】 (1) 少なくともその内表面上に、空気中
    の水分を可逆的に吸収できる吸湿材料を有する複数の貫
    通孔を有する、回転する吸湿部材の一領域に除湿すべき
    空気を貫通させて除湿を行う工程と、(2) 除湿された空
    気を装置外へ排出する工程と、(3) 該吸湿部材の他の領
    域に、ヒーターにより加熱された再生用空気を貫通させ
    て該吸湿部材の再生を行う工程と、(4) 吸湿部材を再生
    した後の再生用空気を冷却して結露させる工程と、(5)
    結露水を除去した再生用空気を前記ヒーターで加熱して
    上記(3) 工程に循環させる工程とを含む除湿方法であっ
    て、 前記再生用空気と前記除湿すべき空気及び前記除湿され
    た空気とは実質的に混合されず、かつ、吸湿部材再生後
    の再生用空気と、冷却用空気との間で第1の熱交換を行
    うことによって前記(4) 工程を行い、該第1の熱交換後
    の冷却用空気は装置外へ排出し、さらに、結露水が除去
    され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、前記
    (1) 工程により除湿された空気のうち、再生後間もない
    吸湿部材によって除湿された空気との間で第2の熱交換
    を行って再生用空気を加熱し、一方、再生後時間が経っ
    た吸湿部材によって除湿された空気は、熱交換を行わず
    に装置外へ排出し、さらに、該第2の熱交換後で前記ヒ
    ーターによる加熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後で
    あって前記第1の熱交換前の再生用空気との間で第3の
    熱交換を行って前記ヒーターに導入される再生用空気を
    さらに加熱すると同時に前記第1の熱交換に付される、
    吸湿部材再生後の再生用空気を冷却する除湿方法。
  8. 【請求項8】 ケースと、該ケース内に収容され、少な
    くともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収で
    きる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転する
    吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域に導
    く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿され
    た空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気及び
    除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸湿部
    材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路と、該
    再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸湿部材
    に導入される再生用空気を加熱するヒーターと、吸湿部
    材再生後の再生用空気と、吸湿部材に導入する前の除湿
    すべき空気との間で熱交換を行って吸湿部材再生後の再
    生用空気中の水分を結露させるための熱交換器を有し、
    かつ、該熱交換器以外に熱交換器を有さず、前記吸湿部
    材を貫通して循環する再生用空気が通過する前記通路
    と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記一領域に導く
    前記通路及び除湿された空気を装置外に排出する前記通
    路とは実質的に分離されている除湿装置。
  9. 【請求項9】 ケースと、該ケース内に収容され、少な
    くともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収で
    きる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転する
    吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域に導
    く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿され
    た空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気及び
    除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸湿部
    材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路と、該
    再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸湿部材
    に導入される再生用空気を加熱するヒーターと、吸湿部
    材再生後の再生用空気と、吸湿部材に導入する前の除湿
    すべき空気との間で第1の熱交換を行って吸湿部材再生
    後の再生用空気中の水分を結露させるための第1の熱交
    換器と、該第1の熱交換後、結露水が除去され、前記ヒ
    ーターによる加熱前の再生用空気と、除湿された空気と
    の間で第2の熱交換を行うための第2の熱交換器と、前
    記第2の熱交換後であって前記ヒーターによる加熱前の
    再生用空気と、吸湿部材再生後の再生用空気であって前
    記第1の熱交換器に導入される前の再生用空気との間で
    第3の熱交換を行うための第3の熱交換器を有し、前記
    吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過する前記
    通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記一領域に
    導く前記通路及び除湿された空気を装置外に排出する前
    記通路とは実質的に分離されている除湿装置。
  10. 【請求項10】 ケースと、該ケース内に収容され、少
    なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収
    できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転す
    る吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域に
    導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿さ
    れた空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気及
    び除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸湿
    部材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路と、
    該再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸湿部
    材に導入される再生用空気を加熱するヒーターと、吸湿
    部材再生後の再生用空気と、吸湿部材に導入する前の除
    湿すべき空気との間で第1の熱交換を行って吸湿部材再
    生後の再生用空気中の水分を結露させるための第1の熱
    交換器と、該第1の熱交換後、結露水が除去され、前記
    ヒーターによる加熱前の再生用空気と、除湿された空気
    のうち、再生後間もない吸湿部材によって除湿された空
    気との間で第2の熱交換を行うための第2の熱交換器
    と、前記第2の熱交換後であって前記ヒーターによる加
    熱前の再生用空気と、吸湿部材再生後の再生用空気であ
    って前記第1の熱交換器に導入される前の再生用空気と
    の間で第3の熱交換を行うための第3の熱交換器を有
    し、前記吸湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過
    する前記通路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記
    一領域に導く前記通路及び除湿された空気を装置外に排
    出する前記通路とは実質的に分離されている除湿装置。
  11. 【請求項11】 ケースと、該ケース内に収容され、少
    なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収
    できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転す
    る吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域に
    導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿さ
    れた空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気及
    び除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸湿
    部材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路と、
    該再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸湿部
    材に導入される再生用空気を加熱するヒーターと、吸湿
    部材再生後の再生用空気と冷却用空気との間で第1の熱
    交換を行って吸湿部材再生後の再生用空気中の水分を結
    露させるための第1の熱交換器と、冷却用空気を前記第
    1の熱交換器に導入する通路と、前記第1の熱交換後の
    冷却用空気を排出する通路とを有し、前記吸湿部材を貫
    通して循環する再生用空気が通過する前記通路と、除湿
    すべき空気を前記吸湿部材の前記一領域に導く前記通路
    及び除湿された空気を装置外に排出する前記通路とは実
    質的に分離されている除湿装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の熱交換後であって結露水が
    除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
    吸湿部材再生後の再生用空気との間で第2の熱交換を行
    うための第2の熱交換器をさらに有する、請求項11記
    載の除湿装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の熱交換後であって結露水が
    除去され、前記ヒーターによる加熱前の再生用空気と、
    除湿された空気との間で第3の熱交換を行う第3の熱交
    換器をさらに含む請求項12記載の除湿装置。
  14. 【請求項14】 ケースと、該ケース内に収容され、少
    なくともその内表面上に、空気中の水分を可逆的に吸収
    できる吸湿材料を有する複数の貫通孔を有する、回転す
    る吸湿部材と、除湿すべき空気を該吸湿部材の一領域に
    導く通路と、該吸湿部材の該一領域を貫通した、除湿さ
    れた空気を装置外に排出する通路と、除湿すべき空気及
    び除湿された空気を駆動する第1のファンと、前記吸湿
    部材を貫通して循環する再生用空気が通過する通路と、
    該再生用空気を循環させる第2のファンと、前記吸湿部
    材に導入される再生用空気を加熱するヒーターと、吸湿
    部材再生後の再生用空気と冷却用空気との間で第1の熱
    交換を行って吸湿部材再生後の再生用空気中の水分を結
    露させるための第1の熱交換器と、冷却用空気を前記第
    1の熱交換器に導入する通路と、前記第1の熱交換後の
    冷却用空気を排出する通路と、結露水が除去され、前記
    ヒーターによる加熱前の再生用空気と、除湿された空気
    のうち、再生後間もない吸湿部材によって除湿された空
    気との間で第2の熱交換を行うための第2の熱交換器
    と、再生後時間が経った吸湿部材によって除湿された空
    気を、熱交換を行わずに装置外へ排出する通路と、前記
    第2の熱交換後であって前記ヒーターによる加熱前の再
    生用空気と、吸湿部材再生後の再生用空気であって前記
    第1の熱交換器に導入される前の再生用空気との間で第
    3の熱交換を行うための第3の熱交換器を有し、前記吸
    湿部材を貫通して循環する再生用空気が通過する前記通
    路と、除湿すべき空気を前記吸湿部材の前記一領域に導
    く前記通路及び除湿された空気を装置外に排出する前記
    通路とは実質的に分離されている除湿装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の熱交換後の冷却用空気は、
    除湿された空気と共に装置外へ排出され、かつ、前記冷
    却用空気は、前記第1のファンにより駆動される請求項
    11ないし14のいずれか1項に記載の除湿装置。
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