JPH11206491A - 収納棚 - Google Patents

収納棚

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JPH11206491A
JPH11206491A JP1835798A JP1835798A JPH11206491A JP H11206491 A JPH11206491 A JP H11206491A JP 1835798 A JP1835798 A JP 1835798A JP 1835798 A JP1835798 A JP 1835798A JP H11206491 A JPH11206491 A JP H11206491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
storage shelf
main body
catcher
lock device
Prior art date
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Pending
Application number
JP1835798A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suga
哲夫 修家
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな地震の時などにおいて、振動により引
き戸(12)が開き、更に、収納棚本体(11)の内側
に収納されている物が外に飛び出す危険を防止する。 【解決手段】 物を収納する収納棚本体(11)と収納
棚本体(11)の開口部を開閉する引き戸(12)とを
備えた収納棚(10)であって、各引き戸(12)には
耐震ロック装置(30)のキャッチャー部材(60)を
有し、且つ、各引き戸(12)を閉じた時のキャッチャ
ー部材(60)の位置に対応する収納棚本体(11)の
位置には耐震ロック装置(30)の本体部材(40)を
有する収納棚(10)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納棚に関するも
のであり、特に引き戸を備えた収納棚に関するものであ
る。更に詳しくは、引き戸を備え、且つ、耐震ロック装
置を有する収納棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10に示すように、収納棚
本体11と開き戸15とを備えた収納棚10であって、
且つ、左右の開き戸15を係止するための耐震ロック装
置30を備えた収納棚10が提供されている。この収納
棚10は、開き戸15の取っ手14をつかみ、蝶番16
を中心に開き戸15を回動させて収納棚本体11の前面
を開放し、物の出し入れを可能とするものである。
【0003】この開き戸15を備えた収納棚10におい
ては、地震等により収納棚10が振動し、その振動によ
り収納棚本体11に収納されている物が倒れて開き戸1
5に当たり、その倒れた物が開き戸15を押し開けて外
に飛び出す危険性や、振動により開き戸15が開き、更
に、振動により収納棚本体11に収納されている物がず
れて外に飛び出す危険性があった。このため、収納棚本
体11に収納されている物が外へ飛び出すことを防止す
るために、振動によって開き戸15が開きかけたとき
は、開き戸15を係止して開き戸15が開くことを防止
する耐震ロック装置30を備えた収納棚10が提供され
ている。
【0004】ここで、開き戸とは蝶番16等の装置を中
心に回動することによって開閉する戸のことであり、
又、引き戸とは溝若しくはレール等を用いて左右に移動
させることにより開閉することができる戸のことをい
う。以下、図11乃至図13に基づいて耐震ロック装置
30を詳述する。図11は、収納棚本体11と開き戸1
5とを備え、且つ、耐震ロック装置30備えた収納棚1
0において、開き戸15を閉めた状態における耐震ロッ
ク装置30を示す側面図である。
【0005】この耐震ロック装置30は、開き戸15が
不用意に開かないようにするものであって、収納棚本体
11に取り付けられた本体部材40と、開き戸15に取
り付けられたキャッチャー部材60とで構成されてい
る。この耐震ロック装置30を備えた従来の収納棚10
は、地震等により収納棚10が振動し、その振動により
収納棚本体11に収納されている物が倒れて開き戸15
に当たり、更にその倒れた物が開き戸15を押し開けか
けた時などは、本体部材40に設けたロックバー44を
突出させるものである。そして、このロックバー44と
キャッチャー部材60の先端に形成されているフック部
62とが係合し、開き戸15が開かないようにすること
ができる。このため、収納棚本体11に収納されている
物が外に飛び出すことを防止し、危険を回避することが
できるものである。
【0006】図12は、耐震ロック装置30の断面側面
図である。この耐震ロック装置30の本体部材40は、
ケース41、ロックバー44、可動体42、鋼球46、
ロックバー押しバネ45及び可動体押しバネ43を備え
ている。そして、ケース41は、胴体部50と取付部5
1とを備えている。
【0007】この胴体部50は水平方向に延びる中空の
箱形を成している。そして、胴体部50の一方の端部近
辺には垂直上方に突出する取付部51が形成されてい
る。又、取付部51の近辺には、胴体部50及び取付部
51を上下方向に貫通するネジ穴52が形成されてい
る。本体部材40は、このネジ穴52にネジ55を貫通
させて収納棚本体11に取り付けるものである。更に、
胴体部50の取付部51が形成されている端部と反対側
の端部の近辺上方には、ロックバー突出穴54が形成さ
れている。
【0008】そして、胴体部50内側には、ロックバー
44、可動体42、鋼球46、ロックバー押しバネ45
及び可動体押しバネ43が配置されている。この可動体
42は、胴体部50の内側における中央に配置され、上
方に凹陥部47を有し、且つ、ロックバー40方向の外
側面には係止用突出部48を有している。更に、凹陥部
47の内側には、鋼球46が揺動自在に配置されてい
る。
【0009】又、ロックバー44は、ロックバー突出穴
54の位置において胴体部50の内側に配置され、この
ロックバー44には、可動体42に対向する側面に係止
用凹部49を有し且つ係止用凹部49が形成されている
側面と反対側の側面の上方には傾斜部分を有している。
更に、可動体43の側方には可動体押しバネ43が配置
され、可動体42をロックバー44の方向に押圧し、
又、ロックバー44の下方にはロックバー押しバネ45
が配置され、ロックバー44を上方に押し上げている。
【0010】又、キャッチャー部材60は、上板部6
1、フック部62、背板部63、ロックバー押さえ板6
4を備えている。この上板部61は、厚肉の板状とし、
上板部61の一端には下方に突出する鉤形のフック部6
2が形成されている。又、その反対側の一端には、上板
部61より下方に、且つ、上板部61に対して垂直に四
角板状の背板部63が形成されている。更に、上板部6
1と背板部63の接合部の近辺には、ロックバー押さえ
板64が接合されている。そして、このロックバー押さ
え板64は、上板部61の下方に位置し、その中央を下
方に突出させた「く」の字形とし、フック部62の先端
よりも中央を僅かに下方へ突出させている。更に、背板
部63にはネジ穴66が形成されている。そして、キャ
ッチャー部材60は、このネジ穴66にネジ55を貫通
させて引き戸12に固定されるものである。
【0011】図13の(A)乃至(C)は、耐震ロック
装置30の動作を示している。この図13の(A)は、
開き戸15を閉じた状態における耐震ロック装置30の
本体部材40及びキャッチャー部材60を示している。
このとき、ロックバー44は、ロックバー押さえ板64
によって上方に突出しないように押さえられている。
【0012】又、図13の(B)は、平常時に開き戸1
5を開けた状態における耐震ロック装置30の本体部材
40及びキャッチャー部材60を示している。このと
き、ロックバー44は、ロックバー押さえ板64によっ
て押さえられていない。しかし、図12に示した、可動
体42の有する係止用突出部48とロックバー44の有
する係止用凹部49とが互いに係合されているために、
ロックバー44は上方に突出しない。従って、ロックバ
ー44とフック部62とが係合することはなく、開き戸
15を開閉することが可能である。
【0013】そして、図13の(C)は、地震等の振動
により収納棚10が振動し、収納棚本体11の内側に収
納されている物が倒れて開き戸15に当たり、開き戸1
5が押し開けられる状態を示している。このとき、振動
などにより最初に開き戸15が僅かに開くと、キャッチ
ャー部材60が移動し、ロックバー44からロックバー
押さえ板64が離れる。更に、収納棚10が振動状態に
あるため、振動により可動体42の内側に配置された鋼
球46が可動体42における凹陥部47の内側面に衝突
し、この衝撃で係合していた可動体42の係止用突出部
48とロックバー44の係止用凹部49とが外れる。こ
のため、ロックバー44はロックバー押しバネ45によ
って上方へ押し上げられて突出する。従って、開き戸1
5が更に開くとき、ロックバー44の先端とフック部6
2とが係合し、開き戸15の開放を防止する。この様に
して、収納棚本体11の内側に収納されている物が外側
に飛び出さないようにすることができる。
【0014】又、上述のようにロックバー44が突出
し、ロックバー44とフック部62とが係合している場
合、一旦開き戸15を確実に閉じると、ロックバー44
はロックバー押さえ板64によって下方に押し込まれ
る。このため、可動体42の有する係止用突出部48と
ロックバー44の有する係止用凹部49とが互いに係合
され、可動体押しバネ43により係止用突出部48と係
止用凹部49との係合が維持される。この様にして、ロ
ックバー44は平常時と同様の状態に戻り、再び開き戸
15を自由に開閉することが可能になる。
【0015】又、開き戸15の開放時に収納棚10を振
動させ、ロックバー44を突出させてしまった場合等に
おいても、そのまま開き戸15を閉じあることができ
る。即ち、ロックバー44の係止用凹部49と反対側の
側面の上方には傾斜部分が設けられている。このため、
ロックバー44が突出した状態のまま開き戸15を閉じ
ると、フック部62がロックバー44の傾斜部分に接触
し、ロックバー44を下方に押し下げてフック部62は
ロックバー44を通過する。更に、ロックバー押さえ板
64がロックバー44を下方に押し込み、可動体42の
有する係止用突出部48とロックバー44の有する係止
用凹部49とが互いに係合される。そして、ロックバー
44を平常時と同様の状態にし、開き戸15の開閉を可
能にすることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、開き
戸を備えた収納棚においては、地震等の振動により収納
棚が振動して収納棚本体の内部に収納されている物が倒
れて開き戸に当たり、開き戸が開きかけたとき、開き戸
が開かないように係止し、収納棚本体の内側に収納され
ている物が外に飛び出すことを防止するための耐震ロッ
ク装置を備えた収納棚が提供されている。
【0017】他方、引き戸を備えた収納棚においては、
地震等の振動により収納棚が振動し、収納棚本体の内側
に収納されている物が倒れて引き戸に当たり、引き戸が
開いて収納棚本体の内側に収納されている物が外に飛び
出すということがないため、前述のような耐震ロック装
置を備えた収納棚は提供されていなかった。しかし、大
きな地震の時においては、振動により引き戸が開き、更
に、収納棚本体の内側に収納されている物が倒れて外に
飛び出す虞がある。
【0018】そこで、本発明のうち、請求項1に記載の
発明は、上記の問題を解決すべく、耐震ロック装置を備
え、且つ、収納棚本体と引き戸とを備えた収納棚を提供
するものである。又、上記の耐震ロック装置は、小型で
取り扱いなどが簡単な構造のものが望まれる。
【0019】そこで、本発明のうち、請求項2に記載の
発明は、小型で取り扱いなどが簡単な構造の耐震ロック
装置を備えた収納棚を提供するものである。又、上記の
耐震ロック装置を、二枚の引き戸を有する収納棚に取り
付けた場合、手前側の引き戸に取り付けられるキャッチ
ャー部材及びこのキャッチャー部材に対応する本体部材
が奥側の引き戸の摺動範囲に位置することがある。この
ため、奥側の引き戸を開く際に、引き戸が耐震ロック装
置にぶつかり、引き戸を完全に開くことができないとい
う問題を生じることがある。又、手前側の引き戸を開く
際、手前側の引き戸に取り付けられているキャッチャー
部材が奥側の引き戸に接触するために、手前側の引き戸
を完全に開くことができないという問題が生じることも
ある。
【0020】そこで、本発明のうち、請求項3に記載の
発明は、耐震ロック装置が引き戸を開く際、障害になら
ない収納棚を提供するものである。又、耐震ロック装置
の本体部材及びキャッチャー部材を天板や引き戸から突
出させて取り付ける場合、引き戸を開く際や収納棚本体
へ物を出し入れするに際し、耐震ロック装置が障害とな
ることがある。
【0021】そこで、本発明のうち、請求項4に記載の
発明は、引き戸を開く際や収納棚本体へ物を出し入れす
る際に、耐震ロック装置が障害とならない収納棚を提供
するものである。又、上記の耐震ロック装置を、三枚の
引き戸を有する収納棚に取り付けた場合、特に中央の引
き戸に耐震ロック装置を取り付けて不用意な開放を防止
するに際し、他の引き戸の開閉の障害となることがあ
る。更に、中央の引き戸は左右に移動させることが多
く、右及び左への不用意な移動を防止する必要がある。
【0022】そこで、請求項4に記載の発明は、三枚の
引き戸を有する収納棚に関し、中央の引き戸における問
題点を解決した収納棚を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に記載の発明は、物を収納する収納棚本体(11)と引
き戸(12)とを備えた収納棚(10)であって、各引
き戸(12)には耐震ロック装置(30)のキャッチャ
ー部材(60)を有し、且つ、各引き戸(12)を閉じ
た時のキャッチャー部材(60)の位置に対応する収納
棚本体(11)の位置には耐震ロック装置(30)の本
体部材(40)を有することを特徴とする収納棚(1
0)とした。
【0024】このように、各引き戸(12)に耐震ロッ
ク装置(30)のキャッチャー部材(60)を取り付
け、且つ、各引き戸(12)を閉じた時のキャッチャー
部材(60)の位置に対応する収納棚本体(11)の位
置に耐震ロック装置(30)の本体部材(40)を取り
付けることで、地震等の振動時に引き戸(12)が開
き、更に収納棚本体(11)の中に納められている物が
外に飛び出すことを防止することができる。
【0025】又、請求項2に記載の発明は、耐震ロック
装置(30)の本体部材(40)は、ロックバー(4
4)、ロックバー押しバネ(45)及び振動によりロッ
クバー(44)との係合がはずれる可動体(42)を備
え、又、耐震ロック装置(30)のキャッチャー部材
(60)は、フック部(62)及びロックバー押さえ板
(64)を備えることを特徴とする請求項1に記載の収
納棚(10)とした。
【0026】このような耐震ロック装置(30)とする
ことで、小型で取り扱いなどが簡単な構造の耐震ロック
装置(30)を備えた収納棚(10)を提供することが
できる。又、請求項3に記載の発明は、二枚の引き戸
(12)を備えた収納棚(11)であって、手前側の引
き戸(12)の裏面には奥側の引き戸(12)の摺動範
囲を迂回して延びた取付板(65)を備えたキャッチャ
ー部材(60)を有することを特徴とする請求項1又は
2に記載の収納棚(10)とした。
【0027】このように、手前側の引き戸(12)の裏
面に、奥側の引き戸(12)の摺動範囲を迂回して延び
た取付板(65)を有するキャッチャー部材(60)を
取り付けることで、奥側の引き戸(12)を開く際、奥
側の引き戸(12)が、手前側の引き戸(12)の有す
るキャッチャー部材(60)及びそのキャッチャー部材
(60)対応する耐震ロック装置(30)の本体部材
(40)に接触することを防止できる。又、手前側の引
き戸(12)を開く際においても、手前側に引き戸(1
2)が有するキャッチャー部材(60)が、奥側の引き
戸(12)に接触することを防止できる。従って、各引
き戸(12)を自由に開閉することができる。
【0028】又、請求項4に記載の発明は、二枚の引き
戸(12)を備えた収納棚(10)であって、キャッチ
ャー部材(60)は引き戸(12)の上端面又は下端面
の少なくともいずれか一方に埋設され、且つ、本体部材
(40)は引き戸(12)を閉じたときのキャッチャー
部材(60)の位置に対応する収納棚本体(11)の位
置に埋設されることを特徴とする請求項1又は2に記載
の収納棚とした。
【0029】このように、耐震ロック装置(30)の本
体部材(40)及びキャッチャー部材(60)を、収納
棚本体(11)及び引き戸(12)に各々埋設すること
により、引き戸(12)を開く際、及び、収納棚本体
(11)への物を出し入れするに際し、耐震ロック装置
が障害となることを防止できる。又、請求項5に記載の
発明は、三枚の引き戸(12)を備えた収納棚(10)
であって、キャッチャー部材(60)は引き戸(12)
の上端面又は下端面の少なくともいずれか一方に埋設さ
れ、中央の引き戸(12)においては、キャッチャー部
材(60)は引き戸(12)の上端面又は下端面の左右
に各一個ずつ、且つ、互いに外側にフック部(62)を
向けるように埋設されると共に、本体部材(40)は引
き戸(12)を閉じたときの各キャッチャー部材(6
0)の位置に対応する収納棚本体(11)の位置に各々
埋設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の収
納棚(10)とした。
【0030】このように、三枚の引き戸(12)を備え
た収納棚(10)においては、中央の引き戸(12)の
上端面又は下端面の少なくともいずれか一方に、且つ、
左右に各一個ずつ、互いに外側にフック部(62)を向
けるように埋設すると共に、本体部材(40)は引き戸
(12)を閉じたときの各キャッチャー部材(60)の
位置に対応する収納棚本体(11)の位置に各々埋設す
ることで、中央の引き戸(12)を係止するための耐震
ロック装置(30)が、他の引き戸(12)を移動させ
る際に、障害にならないようにし、且つ、中央の引き戸
(12)が右側に開きそうになったときは左側の耐震ロ
ック装置(30)によって、又、左側に開きそうになっ
たときは右側の耐震ロック装置(30)によって、各々
係止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係る収納棚10の第一の
実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る収納棚10の斜視図である。この収納
棚10は、収納棚本体11と二枚の引き戸12とを備
え、且つ、耐震ロック装置30を備えている。
【0032】この引き戸12は、レール13に沿って左
右に移動可能とされ、取っ手14などを用いて収納棚本
体11の前面である開口部を開閉することができるもの
である。そして耐震ロック装置30は、地震等の振動時
に、振動によって引き戸12が開かないようにするもの
であって、例えば天板21に取り付けられる本体部材4
0と、本体部材40に対応して各引き戸12に取り付け
られるキャッチャー部材60とで構成されている。
【0033】図2は、奥側の引き戸12に取り付けられ
るキャッチャー部材60及びそのキャッチャー部材60
に対応して収納棚本体11に取り付けられる本体部材4
0を示した斜視図である。このキャッチャー部材60
は、上板部61、フック部62、背板部63、ロックバ
ー押さえ板64、取付板65を備えている。
【0034】上板部61は厚肉の板状とし、上板部61
の一端には、上板部61より下方に突出した鉤形のフッ
ク部62が形成されている。そして、フック部62が形
成されている端部と反対側の端部には、上板部61より
下方に且つ上板部61に対して垂直に、板状の背板部6
3が形成されている。又、上板部61及び背板部63の
一方の側面には、上板部61から下方に、且つ、上板部
61及び背板部63に対して垂直に四角板状とした取付
板65が接合されている。更に、この取付板65にはネ
ジ穴66が形成されている。又、上板部61と背板部6
3の接合部近辺より上板部61の下方に突出するロック
バー押さえ板64が取り付けられている。そして、この
ロックバー押さえ板64は、弾力性を有し、中央を下方
に突出させた「く」の字形を成し、フック部62の先端
よりも下方に中央を突出させている。そして、このキャ
ッチャー部材60は、取付板65に形成されているネジ
穴66にネジ55を通し、奥側の引き戸12に固定する
ものである。
【0035】尚、キャッチャー部材60の取付板65
は、キャッチャー部材60を引き戸12に取り付けるた
めの部分であって、フック部62を引き戸12の端部に
向けて引き戸12の内側に取り付けられる際、引き戸1
2方向の側面に設けるものである。即ち、引き戸12の
手前側と奥側の組合せが左右逆になれば、取付板65を
図2に示した形態の反対の側面に設けたキャッチャー部
材60を用いるものである。
【0036】又、耐震ロック装置30の本体部材40
は、胴体部50及び胴体部50から上方に突出させた取
付部51を備えている。そして、取付部51の近辺には
ネジ穴52が形成されており、又、胴体部50の取付部
51を有する端部と反対側の端部の近辺では、ロックバ
ー44の先端を上方に突出可能としている。そして、こ
の本体部材40は、ネジ穴52にネジ55を通し、取付
部51により天板21と胴体部50との間に間隙を形成
して天板21に固定される。
【0037】この天板21と胴体部50との間隙には、
引き戸12を閉じたとき、キャッチャー部材60の上板
部61が挿入されるものである。そして、キャッチャー
部材60のフック部62と本体部材40のロックバー4
4とが係合することで、引き戸12は係止されることに
なる。尚、この本体部材40は、図12に示した従来の
耐震ロック装置30における本体部材40と同じ構造の
ものを用いている。
【0038】そして図3は、引き戸12を閉じた状態に
おける、奥側の引き戸12に取り付けられているキャッ
チャー部材60及びそのキャッチャー部材60に対応す
る本体部材40を、収納棚10の内側から示した正面図
である。キャッチャー部材60は、引き戸12の内側面
における上端近辺にして、引き戸12を閉じたときに側
板22と接する端面の近辺に、ネジ穴66を通したネジ
55によって取り付けられている。
【0039】又、本体部材40は、収納棚本体11の天
板21の下面、且つ、側板22の近辺にネジ穴52を通
したネジ55によって取り付けられている。そして、図
4は手前側の引き戸12に取り付けられるキャッチャー
部材60及びそのキャッチャー部材60に対応する本体
部材40を示した斜視図である。この手前側の引き戸1
2に取り付けられるキャッチャー部材60は、前述のキ
ャッチャー部材60と同様に、上板部61、フック部6
2、背板部63、ロックバー押さえ板64、取付板65
を備えている。もっとも、この取付板65は、基礎部6
9、迂回部67及び固定部68を備えた取付板65とす
るものである。
【0040】そして、厚肉板状の上板部61の一端に
は、上板部61より下方に突出して鉤形のフック部62
が形成され、フック部62が形成されている端部と反対
側の端部には、上板部61から下方に且つ上板部61に
対して垂直に、四角板状の背板部63が形成されている
ことは、図2及び図3に示したキャッチャー部材60と
同様である。
【0041】又、上板部61と背板部63の接合部近辺
より上板部61の下方に突出するロックバー押さえ板6
4を有し、このロックバー押さえ板64は、弾力性を有
し、中央を下方に突出させた「く」の字形を成している
ことも、図2及び図3に示したキャッチャー部材60と
同様である。更に、このキャッチャー部材60は、上板
部61、フック部62及び背板部63の一方の側面に
は、上板部61から下方に、且つ、上板部61、フック
部62及び背板部63に対して垂直に取付板65の基礎
部69が接合されている。そして、この基礎部69は四
角板状を成し、この基礎部69のフック部62側の一端
には基礎部69に対して垂直に迂回部67が形成されて
いる。更に、迂回部69の基礎部69と接合されている
端と反対側の端には、迂回部67に対して垂直に固定部
68が形成されている。即ち、この基礎部69、迂回部
67及び固定部68より成る取付板65は、略「コ」字
形の形状を成している。又、迂回部67の幅は、引き戸
12の厚さより大きくされている。更に、固定部68に
はネジ穴66が形成されている。
【0042】そして、このキャッチャー部材60は、固
定部68に形成されているネジ穴66にネジ55を通
し、手前側の引き戸12に固定されるものである。ここ
で、この手前側の引き戸12に取り付けるキャッチャー
部材60の取付板65は、基礎部69や迂回部67及び
固定部68により形成され、フック部62や迂回部67
を引き戸12の端部側として固定部68によりキャッチ
ャー部材60を引き戸12の内側面に取り付けるもので
ある。即ち、引き戸12の手前側と奥側の組合せが左右
逆であれば、取付板65が反対の側方に設けられたキャ
ッチャー部材60を用いることになる。
【0043】又、耐震ロック装置30の本体部材40
は、前述の奥側の引き戸12に取り付けられるキャッチ
ャー部材60に対応する本体部材40と同様のものであ
る。そして、前述の本体部材40と同様に、ネジ穴52
にネジ55を通し、天板21に固定される。そして、キ
ャッチャー部材60のフック部62と本体部材40のロ
ックバー44とが係合することで、引き戸12は係止さ
れる。
【0044】図5は、耐震ロック装置30を備えた収納
棚10の、二枚の引き戸12を閉じた状態における要部
を示す平面図である。各キャッチャー部材60は、手前
側及び奥側の引き戸12共に、その内側、且つ、各引き
戸12を閉じたときの側板22と接する部分近辺にネジ
穴66を通したネジ55によって取り付けられる。
【0045】又、各本体部材40は、各引き戸12を閉
じた状態における各キャッチャー部材60の位置に対応
するように、収納棚本体11の前端部近辺に、且つ、側
板22の近辺に、取付部51をそれぞれ近辺の側板22
の方向に向けて取り付けられる。そして、図6は本発明
に係る収納棚10の要部を示す一部斜視図であって、手
前側の引き戸12に取り付けられている耐震ロック装置
30のキャッチャー部材60及びこのキャッチャー部材
60に対応する本体部材40を示している。
【0046】この図6に示すように、奥側の引き戸12
を開け、且つ、手前側の引き戸12を閉じた状態では、
手前側の引き戸12に取り付けられたキャッチャー部材
60は、奥側の引き戸12を開けたときの摺動範囲を迂
回するように、引き戸12の厚さより幅の広い迂回部6
7を形成した取付板65を備えているものである。従っ
て、奥側の引き戸12を開く際、手前側の引き戸12に
取り付けられている耐震ロック装置30のキャッチャー
部材60及びこのキャッチャー部材60に対応する本体
部材40は、奥側の引き戸12に接触することがない。
【0047】そして、上述の耐震ロック装置30が取り
付けられ、且つ、引き戸12を備えた収納棚10は、地
震などの大きな振動があった際、その振動により引き戸
12が僅かに開くと、ロックバー押さえ板64がロック
バー44の位置から外れ、振動によって可動体42の係
止用突出部48とロックバー44の係止用凹部49とが
外れ、ロックバー44が上方に突出することによりフッ
ク部62とロックバー44の先端とが係合し、引き戸1
2が大きく開くことを防止する。
【0048】従って、収納棚本体11の内側に収納され
ている物が倒れても、外に飛び出すことを確実に防止す
ることができる。又、手前側の引き戸12に取り付けら
れているキャッチャー部材60が有する取付板65は
「コ」字形としているため、奥側の引き戸12などを開
ける際、手前側の引き戸12に取り付けられているキャ
ッチャー部材60及びこのキャッチャー部材60に対応
する本体部材40が奥側の引き戸12の摺動範囲を迂回
し、奥側の引き戸12に接触することが防止される。
【0049】従って、奥側の引き戸12や手前側の引き
戸12を自由に開閉することができる。尚、図1乃至図
6に示した実施の形態は、本体部材40を収納棚本体1
1の天板21に取り付けているも、本体部材40を収納
棚本体11の側板22に取り付ける場合もある。
【0050】この場合は、本体部材40の取付部51に
ネジを水平に貫通させて本体部材40を側板22に取り
付けるものである。そして、本体部材40を側板22に
取り付けるに際しては、極力、天板21の近くに配置す
るように取り付けることが好ましい。このように、天板
21の近くに配置することにより、収納棚10へ物を出
し入れする際の障害となる可能性を少なくすることがで
きる。
【0051】又、前述の実施の形態においては、本体部
材40の収納棚本体11への取り付け及びキャッチャー
部材60の引き戸12への取り付けはネジ55によると
した。しかし、ネジ55によらず接着剤によって本体部
材40やキャッチャー部材60を取り付けることがで
き、耐震ロック装置30の取り付けに際してはネジ55
を用いる場合に限るものではない。
【0052】更に、本発明に係る収納棚10の第二の実
施の形態として、図7に示すように、本体部材40を底
板23に埋設することもある。図7は、本発明に係る収
納棚10であって、引き戸12少し開けた状態における
第二の実施の形態の一部斜視図である。この収納棚10
は、収納棚本体11と引き戸12とを備える収納棚10
であって、且つ、耐震ロック装置30を備えている。
【0053】そして、この耐震ロック装置30は、本体
部材40とキャッチャー部材60とで構成されている。
更に、キャッチャー部材60は、引き戸12の下端面で
あって、且つ、引き戸12を閉じたとき、引き戸12の
側板22と接する部分の近辺に、キャッチャー部材60
のフック部62を側板22Dの方向に向けて埋設してい
る。
【0054】又、本体部材40は、引き戸12閉めた状
態における、キャッチャー部材60の位置に対応する収
納棚本体11のレール13の中に埋設している。この様
に、引き戸12を備え、且つ、上述の耐震ロック装置3
0が埋設された収納棚10は、地震などの大きな振動が
あった際、その振動により引き戸12が開き、更に、収
納棚本体11の内側に収納されている物が倒れて外に飛
び出すことが防止できる。又、奥側の引き戸12を開け
るに際し、手前側の引き戸12に取り付けられている耐
震ロック装置30のキャッチャー部材60及びこのキャ
ッチャー部材60に対応する本体部材40が、奥側の引
き戸12を開けたときに障害にならない。更に、この収
納棚本体11に物を出し入れするに際しても、これらの
本体部材40及びキャッチャー部材60は、物の出し入
れの障害にならない。
【0055】又、本発明の収納棚10の第三の実施の形
態を図8乃至図9に示す。図8は、本発明に係る収納棚
10の第三の実施の形態を示す斜視図である。この収納
棚10は、収納棚本体11と三枚の引き戸12とを備
え、且つ、耐震ロック装置30を備えている。そして、
この耐震ロック装置30は、本体部材40とキャッチャ
ー部材60とで構成されている。
【0056】更に、キャッチャー部材60は、各引き戸
12の下端面に埋設されている。各引き戸12を閉じた
状態において、右側及び左側に位置する二枚の各引き戸
12に関しては、キャッチャー部材60が、各引き戸1
2の下端面であって、且つ、各引き戸12を閉じたと
き、各引き戸12の側板22と接する部分の近辺に埋設
され、このキャッチャー部材60はフック部62を側板
22の方向に向けて埋設されている。
【0057】図9は、上述した三枚の引き戸12を備
え、且つ、耐震ロック装置30を備えた収納棚10の一
部であり、中央に位置する引き戸12の要部を示す図で
ある。即ち、中央に位置する引き戸12に埋設されてい
るキャッチャー部材60及び引き戸12を閉じたときの
キャッチャー部材60の位置に対応して収納棚本体11
に埋設されている本体部材40を示している。
【0058】この各引き戸12を閉じた状態における中
央に位置する引き戸12にあっては、引き戸12の下端
面であって、且つ、右及び左の両側部近辺に各一つず
つ、二つのキャッチャー部材60が、そのフック部62
を互いに外側に向けて埋設されている。そして、各キャ
ッチャー部材60の位置に対応する収納棚本体11の位
置に本体部材40を埋設している。
【0059】この三枚の引き戸12を有する収納棚10
にあっては、各引き戸12を閉じた状態における中央に
位置する引き戸12は、通常、その位置より右及び左に
移動可能とされるものである。従って、引き戸12が不
用意に開かないようにするために耐震ロック装置30を
取り付けるに際し、中央の引き戸12が右及び左に移動
することを防止するため、引き戸12の右及び左の側部
近辺に一つずつ、二つの耐震ロック装置30を埋設した
ものである。
【0060】尚、本体部材40及びキャッチャー部材6
0を埋設する場合、図7乃至図9に示した実施の形態
は、引き戸12の下端面にキャッチャー部材60を埋設
しているも、引き戸12の上端面にキャッチャー部材6
0を埋設し、キャッチャー部材60に合わせて本体部材
40を収納棚本体11の天板21などに埋設することも
ある。
【0061】又、各実施の形態において、収納棚本体1
1の天板21及び底板23の前端面近辺にレール13を
備え、上下のレール13を左右に移動させることにより
開閉する引き戸12を備える収納棚10を示してきた
が、耐震ロック装置30が備えられる収納棚10は、こ
のように上下のレール13により摺動可能に取り付けら
れた引き戸12を備える収納棚10に限らい。
【0062】即ち、収納棚本体11の天板21の前端面
近辺にのみレール13を有し、そのレール13から吊り
下げるように取り付けられた引き戸12を備える収納棚
10においても、地震等の振動により、不用意に引き戸
12が開き、収納棚本体の内側に収納されている物が飛
び出す危険性がある。従って、このような収納棚10に
おいても、各実施の形態で示した耐震ロック装置30を
備えることができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明に係る収納棚
は、物を収納する収納棚本体と引き戸とを備えた収納棚
であって、各引き戸には耐震ロック装置のキャッチャー
部材を有し、且つ、各引き戸を閉じた時のキャッチャー
部材の位置に対応する収納棚本体の位置には耐震ロック
装置の本体部材を有する収納棚である。
【0064】この収納棚は、地震等の際に、その振動に
より引き戸が開きかけた場合、耐震ロック装置が引き戸
を係止して引き戸が大きく開くことを防止する。従っ
て、収納棚本体の内側に収納されている物が倒れて外に
飛び出すことが防止できるものである。又、請求項2に
記載した本発明は、耐震ロック装置の本体部材は、ロッ
クバー、ロックバー押しバネ及び振動によりロックバー
との係合がはずれる可動体を備え、又、耐震ロック装置
のキャッチャー部材は、フック部及びロックバー押さえ
板を備えることを特徴とする耐震ロック装置を備えた収
納棚を提供するものである。
【0065】このような耐震ロック装置とすることで、
小型で取り扱いなどが簡単な構造の耐震ロック装置を備
えた収納棚を、容易に製造又は加工することができる。
又、請求項3に記載した本発明は、二枚の引き戸を備え
た収納棚であって、手前側の引き戸の裏面には奥側の引
き戸の摺動範囲を迂回して延びた取付板を備えたキャッ
チャー部材を有する収納棚を提供するものである。
【0066】このように、手前側の引き戸の裏面に、奥
側の引き戸の摺動範囲を迂回して延びた取付板を有する
キャッチャー部材を取り付けることで、奥側の引き戸を
開く際、奥側の引き戸が手前側の引き戸の有するキャッ
チャー部材及びそのキャッチャー部材対応する本体部材
に接触することを防止しつつ奥の引き戸を開くことがで
き、又、手前側の引き戸を開く際においても、手前側に
引き戸が有するキャッチャー部材が、奥側の引き戸に接
触することもなく、各引き戸を自由に開くことができ
る。
【0067】又、請求項4に記載した本発明は、二枚の
引き戸を備えた収納棚であって、キャッチャー部材は引
き戸の上端面又は下端面の少なくともいずれか一方に埋
設され、且つ、本体部材は引き戸を閉じたときのキャッ
チャー部材の位置に対応する収納棚本体の位置に埋設さ
れた収納棚を提供するものである。このように、耐震ロ
ック装置の本体部材及びキャッチャー部材を、収納棚本
体及び引き戸に埋設することで、引き戸を開く際や、収
納棚本体への物を出し入れするに際し、耐震ロック装置
が障害となることを防止することができる。
【0068】又、請求項5に記載の発明は、三枚の引き
戸を備えた収納棚であって、キャッチャー部材は引き戸
の上端面又は下端面の少なくともいずれか一方に埋設さ
れ、中央の引き戸においては、キャッチャー部材は、互
いに外側にフック部を向けるように引き戸の上端面又は
下端面の左右に各一個づつ埋設されると共に、本体部材
は引き戸を閉じたときのキャッチャー部材の位置に対応
する収納棚本体の位置に埋設された収納棚を提供するも
のである。
【0069】このように、三枚の引き戸を備えた収納棚
においては、中央の引き戸の上端面又は下端面の少なく
ともいずれか一方に、且つ、左右に各一個ずつ、互いに
外側にフック部を向けるように埋設すると共に、本体部
材は引き戸を閉じたときのキャッチャー部材の位置に対
応する収納棚本体の位置に埋設することで、中央の引き
戸を係止するための耐震ロック装置が、他の引き戸を移
動させる際に、障害にならないようにし、且つ、中央の
引き戸が右側に開きそうになったとき及び左側に開きそ
うになったとき、左右の各耐震ロック装置によって移動
を防止することができる。従って、地震等の大きな振動
があった際、この収納棚は、振動により引き戸が開きか
けた場合、耐震ロック装置が引き戸を係止し、収納棚本
体の内側に収納されている物が倒れて外に飛び出すこと
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納棚の第一の実施の形態を示す
斜視図。
【図2】本発明に係る第一の実施の形態とした収納棚に
用いる耐震ロック装置の斜視図。
【図3】本発明に係る第一の実施の形態とした収納棚の
要部を示す引き戸の裏面図。
【図4】本発明に係る第一の実施の形態とした収納棚に
用いる耐震ロック装置の斜視図。
【図5】本発明に係る第一の実施の形態とした収納棚の
要部の平面図。
【図6】本発明に係る第一の実施の形態とした収納棚の
要部の斜視図。
【図7】本発明に係る収納棚の第二の実施の形態の要部
を示す斜視図。
【図8】本発明に係る収納棚の第三の実施の形態を示す
斜視図。
【図9】本発明に係る収納棚の第三の実施の形態の要部
を示す斜視図。
【図10】従来の収納棚の斜視図。
【図11】従来の収納棚の要部の側面図。
【図12】耐震ロック装置の側面断面図。
【図13】耐震ロック装置の側面図。
【符号の説明】 10 収納棚 11 収納棚本体 12 引き戸 13 レール 14 取っ手 15 開き戸 16 蝶番 21 天板 22 側板 23 底板 30 耐震ロック装置 40 本体部材 41 ケース 42 可動体 43 可動体押しバネ 44 ロックバー 45 ロックバー押しバネ 46 鋼球 47 凹陥部 48 係止用突出部 49 係止用凹部 50 胴体部 51 取付部 52 ネジ穴 53 ケース先端部 54 ロックバー突
出穴 55 ネジ 60 キャッチャー
部材 61 上板部 62 フック部 63 背板部 64 ロックバー押
さえ板 65 取付板 66 ネジ穴 67 迂回部 68 固定部 69 基礎部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物を収納する収納棚本体と、この収納棚
    本体の開口部を開閉する引き戸とを備えた収納棚であっ
    て、各引き戸には耐震ロック装置のキャッチャー部材を
    有し、且つ、各引き戸を閉じた時の各キャッチャー部材
    の位置に対応する収納棚本体の位置には、耐震ロック装
    置の本体部材を各々有することを特徴とする収納棚。
  2. 【請求項2】 耐震ロック装置の本体部材は、ロックバ
    ー及びロックバー押しバネ更に振動によりロックバーと
    の係合がはずれる可動体を備え、又、耐震ロック装置の
    キャッチャー部材は、フック部及びロックバー押さえ板
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の収納棚。
  3. 【請求項3】 二枚の引き戸を備えた収納棚であって、
    手前側の引き戸の裏面には奥側の引き戸の摺動範囲を迂
    回して延びた取付板を備えたキャッチャー部材を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納棚。
  4. 【請求項4】 二枚の引き戸を備えた収納棚であって、
    キャッチャー部材は、引き戸の上端面又は下端面の少な
    くともいずれか一方に埋設され、又、本体部材は、引き
    戸を閉じたときの各キャッチャー部材の位置に対応する
    各位置に埋設されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の収納棚。
  5. 【請求項5】 三枚の引き戸を備えた収納棚であって、
    キャッチャー部材は、引き戸の上端面又は下端面の少な
    くともいずれか一方に埋設され、且つ、中央の引き戸に
    おいては、キャッチャー部材は、互いに外側にフック部
    を向けるように引き戸の上端面又は下端面の左右に各一
    個づつ埋設されており、本体部材は引き戸を閉じたとき
    の各キャッチャー部材の位置に対応する各位置に埋設さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納
    棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021325A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Toyota Motor Corp 収納構造、建物、家具、及び開口閉鎖ユニット

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