JP2873441B2 - 地震時ロック方法、装置及びその解除方法 - Google Patents

地震時ロック方法、装置及びその解除方法

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JP2873441B2 JP30186095A JP30186095A JP2873441B2 JP 2873441 B2 JP2873441 B2 JP 2873441B2 JP 30186095 A JP30186095 A JP 30186095A JP 30186095 A JP30186095 A JP 30186095A JP 2873441 B2 JP2873441 B2 JP 2873441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開き戸の地震時ロック方
法、装置及びその解除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において解除が容易な開き戸の地震
時ロック方法、装置及びその解除方法は未だ開発されて
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来の
課題を解決し解除が容易な開き戸の地震時ロック方法、
装置及びその解除方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的達成
のために家具、吊り戸棚等の本体内に固定された装置本
体の係止手段が開き戸の係止具に地震時に係止するロッ
ク方法において開き戸が閉止状態からわずかに開かれた
位置で弾性手段による戻り抵抗で開き保持して開き停止
させ及び開き停止した前記開き戸が前記戻り抵抗に抗し
て閉止位置に戻る際にその動きで前記係止手段が係止解
除される解除方法を用いたロック及び解除方法であって
軸で支持された係止手段とした地震時ロック及び解除方
法等を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の地震時ロック方法、装置及びそ
の解除方法を図面に示す実施例に従い説明する。図1は
本発明の地震時ロック装置(ロック方法及びその解除方
法も含む)を示し、該ロック装置は家具、吊り戸棚等の
本体(1)に固定された装置本体(3)を有する。該装
置本体(3)には地震のゆれの力で動き可能に係止手段
(4)が支持される。係止手段(4)は係止部(4a)
を有し装置本体(3)の停止部(3a)で停止されるも
のである。次に開き戸(2)に係止具(5)が取り付け
られ前記係止手段(4)が地震のゆれの力で動いた際に
その係止部(4a)が係止される係止部(5b)を有す
る。一方係止手段(4)の戻り路に弾性手段(6)が設
けられている。以上の実施例に示した本発明の地震時ロ
ック装置の作用は次の通りである。すなわち開き戸
(2)が図1の様に閉じられた閉止状態では家具、吊り
戸棚等の本体(1)側の装置本体(3)に開き戸(2)
側の係止具(5)が近接している。この状態で地震が起
こると図2に示す様に係止手段(4)が動いて係止具
(5)に接触する。更にゆれの力により図3に示す様に
開き戸(2)がわずかに開くと係止手段(4)の係止部
(4a)が係止具(5)の係止部(5b)に係止され
る。この状態で係止手段(4)の係止部(4a)は装置
本体(3)の停止部(3a)で停止され開き戸(2)は
その位置でロックされる。当然のことながらゆれの力は
開き戸(2)を閉じる方向にも作用するがロック位置で
係止手段(4)は装置本体(3)の弾性手段(6)に押
さえられている。該弾性手段(6)の押さえ力はゆれの
力より大きく設定されているため係止手段(4)はその
位置で停止する。次に地震が終わり開き戸(2)を開く
には使用者は開き戸(2)を強く押す。これにより図4
に示す様に弾性手段(6)が退いていき一定以上退くと
弾性手段(6)による押さえが外れる。この結果係止手
段(4)は慣性で図4の状態から図1の初期状態へと戻
ることになる。
【0006】図5は本発明の他の地震時ロック装置を示
し、該ロック装置は図1乃至図4に示したものと比較し
次の特徴を有する。すなわち係止具(5)に磁石(5
c)が設けられ係止手段(4)(鋼特にばね鋼等の強度
と弾性のあるものが望ましい)が地震のゆれの力でロッ
ク位置へと動いた際にその位置(図2の位置に相当)を
保持し作動を確実にする。次に装置本体(3)における
係止手段(4)の支持はローラーRを介して支持されて
いる。この様にローラーRを用いると係止手段(4)に
作用する摩擦力が大幅に減少し地震検出感度が向上す
る。次に弾性手段(6)としてコイルばねを前後方向に
設け係止手段(4)の後退に伴いコイルばねの前端下縁
が傾斜しながら後退し係止手段(4)の初期状態への復
帰を容易にしている。図6は本発明の他の地震時ロック
装置を示し、該ロック装置は係止手段(14)として鋼
球が用いられる。すなわち図6の開き戸(2)の閉止状
態から地震が起こると図7に示す様に係止手段(14)
が動き係止具(5)の磁石(5c)に吸着する。更にゆ
れの力により図8に示す様に開き戸(2)がわずかに開
くと係止手段(14)は落下し係止具(5)の係止部
(5b)に到る。この状態がロック状態であり係止手段
(14)は装置本体(3)の停止部(3a)(正面から
見ると十字状の溝)で停止され開き戸(2)はその位置
でロックされる。ゆれの力が開き戸(2)を閉じる方向
に作用してもロック位置で係止手段(14)は装置本体
(3)の弾性手段(6)に押さえられ開き戸(2)はそ
れ以上動かない。次に地震が終わり開き戸(2)を開く
には使用者は開き戸(2)を強く押す。これにより図9
に示す様に弾性手段(6)が傾斜しながら退いていき一
定以上退くと係止手段(14)は上方へと滑り弾性手段
(6)ではね上げられ図1の初期状態へと戻ることにな
る。
【0007】図10は本発明の他の地震時ロック装置を
示し、該ロック装置は図1と同様に家具、吊り戸棚等の
本体(1)内(特にその天板下面)に固定された装置本
体(3)を有する。すなわち図10は家具、吊り戸棚等
の天板下面に固定された状態を上から見た図であり装置
本体(3)の軸(3f)に回動可能に係止手段(4)が
支持される。該係止手段(4)は先端一側に孫止部(4
a)を有すると共に後端反対側に腕(4d)が延出す
る。係止手段(4)は通常の状態では図10に示す様に
ばね(4f)により腕(4d)が後方に退いた状態にな
っている。次に開き戸(2)の閉止状態ではそれに取り
付けられた係止具(5)の係止部(5b)は係止手段
(4)の係止部(4a)に近接している。この状態で地
震が起こると図11に示す様に係止手段(4)が回動し
腕(4d)の磁石(4e)が鋼板等の吸着体(7)に吸
着する。同時に係止部(4a)は係止具(5)の係止部
(5b)に突出することになる。更にゆれの力により図
12に示す様に開き戸(2)がわずかに開くと係止手段
(4)の係止部(4a)が引っ張られ磁石(4e)は吸
着体(7)にほぼ密着状態になり強い力で吸着する。こ
の動きは係止手段(4)の孔(4c)が長孔であること
から可能になる。図12の状態は係止手段(4)が係止
具(5)を係止する一方装置本体(3)の停止部(3
a)にも係止されている。従って開き戸(2)の係止具
(5)は係止部(4a)を介して装置本体(3)の停止
部(3a)でロックされることになる。すなわち地震の
ゆれの力で係止手段(4)が前進し前進位置で磁石(4
e)の磁力(重力と併用せず)により吸着体(7)に吸
着し開き戸(2)の係止具(5)を係止しロックするの
である。このロック状態(図12の状態)では係止手段
(4)の前面に接触して設けられた解除具(8)が図1
0の状態の位置から前方へ押され突出している。図示の
様に装置本体(3)がマグネット(10)のマグネット
キャッチ機能を有する場合にはマグネット(10)の先
端位置より突出することになる。解除具(8)の突出に
伴い装置本体(3)の支点手段(3e)の前端に解除具
(8)の一側端が弾性手段(9)の力で突出する。ゆれ
の力が開き戸(2)を閉じる方向に作用し解除具(8)
が退こうとしても磁石(4e)の吸着力(てこにより吸
着力の数倍乃至数十倍の力)以上の力でなければ解除具
(8)は退かない。従ってこの位置で開き戸(2)はロ
ックされるのである。次に地震が終わり開き戸(2)を
開くには使用者は開き戸(2)を強く押す。これにより
図13に示す様に解除具(8)は支点手段(3e)を中
心に回動し係止手段(4)を押して磁石(4e)が吸着
体(7)から離れるのである。磁石(4e)が離れた後
はばね(4f)の力で係止手段(4)は図10の初期状
態へと戻ることになる。
【0008】図14は本発明の他の地震時ロック装置を
示し、該ロック装置は家具、吊り戸棚等の本体(1)に
固定された装置本体(3)を有する。該装置本体(3)
には地震のゆれの力で動き可能に係止手段(4)が支持
され、該係止手段(4)は地震のゆれの力を検出するゆ
れ検出手段として機能する。係止手段(4)は係止部
(4a)を有し装置本体(3)の停止部(3a)で停止
されるものである。次に開き戸(2)に係止具(5)が
取り付けられ前記係止手段(4)が地震のゆれの力で動
いた際にその係止部(4a)が係止される係止部(5
b)を有する。一方係止手段(4)の戻り路(図示の実
施例では後部天井面)に弾性手段(6)が設けられてい
る。以上の実施例に示した装置の作用は次の通りであ
る。すなわち開き戸(2)が図14の様に閉じられた閉
止状態では家具、吊り戸棚等の本体(1)側の装置本体
(3)に開き戸(2)側の係止具(5)が近接してい
る。この状態で地震が起こると図15に示す様に係止手
段(4)が動いて係止具(5)に接触する。更にゆれの
力により図16に示す様に開き戸(2)がわずかに開く
と係止手段(4)の係止部(4a)が磁石(5c)の磁
力(重力と併用)で吸着され係止具(5)の係止部(5
b)に係止される。この状態で係止手段(4)の係止部
(4a)は装置本体(3)の停止部(3a)で停止され
開き戸(2)はその位置で戻りが停止されロックされ
る。当然のことながらゆれの力は開き戸(2)を閉じる
方向にも作用するがロック位置で係止手段(4)は装置
本体(3)の弾性手段(6)に押さえられている。該弾
性手段(6)の押さえ力はゆれの力より大きく設定され
ているため係止手段(4)はその位置で停止する。次に
地震が終わり開き戸(2)を開くには使用者は開き戸
(2)を強く押す。これにより図17に示す様に弾性手
段(6)が退いていき一定以上退くと弾性手段(6)に
よる押さえが外れる。この結果係止手段(4)は慣性で
図4の状態から図14の初期状態へと戻ることになる。
図18は本発明の地震時ロック装置を示し、該ロック装
置の係止具(5)には磁石(5c)が設けられ係止手段
(4)(鋼特にばね鋼等の強度と弾性のあるものが望ま
しい)が地震のゆれの力でロック位置へと動いた際に磁
石(5c)の磁力(重力と併用)で係止手段(4)を吸
着すると共にその位置(図16の位置に相当)を保持し
作動を確実にする。次に装置本体(3)における係止手
段(4)の支持はローラーRを介して支持されている。
この様にローラーRを用いると係止手段(4)に作用す
る摩擦力が大幅に減少し地震検出感度が向上する。次に
弾性手段(6)としてコイルばねを前後方向(上下の傾
斜を有して)に設け地震時には開き戸(2)がわずかに
開かれた位置で戻りを停止させると共に解除時には係止
手段(4)の後退に伴いコイルばねの前端下縁が後退し
所定の後退位置で係止が外れ係止手段(4)の初期状態
への復帰を可能にしている。次にこの実施例の重要な特
徴としてマグネットキャッチ(70)の組み込みが選択
可能にされている。すなわちマグネットキャッチ(7
0)を装置本体(3)に軸等で容易に組み込むことが出
来ると共にマグネットキャッチ(7)なしでも使用する
ことが出来る。このマグネットキャッチ(70)の組み
込みが容易にされ例えば用途に応じて組み込みを選択出
来ることが重要な特徴である。この実施例においては例
えばマグネットキャッチ(70)は装置本体(3)の正
面にロック機構と上下積層する状態で組み込まれてい
る。マグネットキャッチ(70)がある場合開き戸
(2)がマグネットキャッチ(70)の吸着力の限度ま
で静止し静止状態でロックすることが出来てロックがよ
り確実に行なえる。マグネットキャッチ(70)(マグ
ネット(7a)と磁性体板(7b))の吸着板(80)
は開き戸(2)側の係止具(5)と共に開き戸(2)に
固定されている。
【0009】図19は本発明の他の地震時ロック装置を
示し、該ロック装置はゴム、ばね、弾性材料等の戸当た
り(90)が装置自体に組み込まれた点に重要な特徴が
ある。戸当たり(90)は図示の実施例では開き戸
(2)側の係止具(5)に取り付けられ家具、吊り戸棚
等の本体(1)側の装置本体(3)の正面に当接するも
のであり開き戸(2)の緩衝機能と共に閉止位置決め機
能も負担している。この様に閉止位置決め機能を地震時
ロック装置自体が有する楊合はロック機構にとってロッ
クの位置決めが確実になるという非常に重要な効果を発
揮する。図20は本発明の他の地震時ロック装置を示
し、該ロック装置は開き戸(2)の自由端から蝶番側へ
離れた位置に取り付けられた点に重要な特徴がある。開
き戸(2)の自由端に取り付けると蝶番(特にマグネッ
トキャッチを用いずばね付き蝶番だけで開き戸(2)の
閉止力を確保している場合)から遠いため地震時の開き
戸(2)の動きが最も大きくロック機構にとってロック
が不安定になるという問題が生じる場合があるからであ
る。地震時ロック装置を開き戸(2)の自由端から蝶番
側へ離れた位置に取り付けると開き戸(2)の動きが少
なくなるためロック機構にとってロックが確実になるの
である。マグネットキャッチなしでコスト削減したい場
合にこの取り付け方法でロックが確実になるという非常
に重要な効果が達成出来る。図22(図21も同様)及
び図24は本発明の他の地震時ロック装置を示し、該ロ
ック装置は係止手段(4)が横向きに突出するものであ
る(これに対して図19は係止手段(4)が下向きに突
出するものであった)。すなわち図19は家具、吊り戸
棚等の天板下面に固定された状態で係止手段(4)が下
向きに突出するのに対して図22及び図24の地震時ロ
ック装置は家具、吊り戸棚等の天板下面又は底板上面に
固定された状態で係止手段(4)が横向きに突出する
(図19は開き戸(2)の上端付近の側面図であったが
図22は開き戸(2)の開放端付近の平面図である)。
ここで係止手段(4)が下向きに突出する場合は係止手
段(4)を重力と併用して磁力により開き戸(2)の係
止具(5)に係止させることになる。これに対して係止
手段(4)が横向きに突出する楊合は係止手段(4)を
重力と併用せず磁力だけにより開き戸(2)の係止具
(5)に係止させることになる。初期状態(地震のない
通常の待機状態)では係止手段(4)は装置本体(3)
の後端壁面(3h)(図示のものはやや傾斜)で安定状
態になっている。地震時には係止手段(4)が前進し前
進位置で磁石(5c)の磁力(重力と併用せず)に吸着
されて横向きに突出する。これにより図19と同様に係
止手段(4)の係止部(4a)が側方にある係止具
(5)の係止部(5b)に係止される。この状態で係止
手段(4)の係止部(4a)は装置本体(3)の停止部
(3a)で停止され開き戸(2)はその位置でロックさ
れる。図22及び図24の本発明の地震時ロック装置の
その他の解除等の作用については図19のものと同様で
ある。図23は本発明の他の地震時ロック装置を示し、
該ロック装置は前述の図18の地震時ロック装置と類似
する。図23の地震時ロック装置においては家具、吊り
戸棚等の天板下面又は底板上面に固定された状態で係止
手段(4)が横向きに突出する(図23は平面図である
ことに注意)。要するに以上の図21乃至図24の地震
時ロック装置は図25に示されるB位置又はT位置に取
り付けられそして係止手段(4)が横向きに突出するも
のである。図18及び図19のものは図25に示される
T位置に取り付けられそして係止手段(4)が下向きに
突出するものである。逆に図21乃至図24の地震時ロ
ック装置を図25に示されるS1、S2又はS3の位置
に取り付けた場合は係止手段(4)が下向きに突出する
ことに気付くべきである。更に図18及び図19の地震
時ロック装置を図25に示されるS1、S2又はS3の
位置に取り付けた場合は係止手段(4)が横向きに突出
する。横向きに係止手段(4)が突出するものは前述の
図10乃至図13に既に実施例が示されていたから図2
1乃至図24の地震時ロック装置はこれと同様に構成さ
れただけである。以上で図25に示されるT、B、S
1、S2及びS3位置を(その他の実施例もあるが)例
えば図18乃至24の地震時ロック装置は選択可能であ
ることが理解されたことと思う。図26は本発明の他の
地震時ロック装置を示し、該ロック装置はゆれ検出手段
としてばねを用いてゆれを検出するものであり装置本体
(41)又は保持体(42)(図示のものは保持体(4
2))に固定され磁石(46)が取り付けられる端部ま
での自由部分がわん曲部にされる。この様なわん曲部を
有すると南北方向乃至東西方向のいずれの振動方向につ
いても感度が向上する。自由部分両端の座標が横軸方向
と縦軸方向の両方について距離を有するか又は一方又は
両方について距離を有しない場合であっても行って返る
往復部分を有することにより横軸方向と縦軸方向のいず
れの振動についても自由度が向上して振動し感度が向上
する。従って「わん曲」でなくL字状、コ字状等の他の
形状でも横軸方向と縦軸方向のいずれの振動についても
自由度を向上させれば南北方向乃至東西方向の感度の向
上は可能である。このばねは地震のゆれの力で前進し前
進位置で磁石(46)の磁力(重力と併用せず)により
本体側金具(47)に吸着され突状体(44)が開き戸
(2)の係止具(5)をロックするのである。図示の解
除金具(50)は先端の解除片(51)で磁石(46)
(磁気回路を形成し吸着力を向上させる磁性体板(4
5)を伴ってもよい)を本体側金具(47)から物理的
に引き離して解除するものである。
【0010】図27乃至29は本発明の他の地震時ロッ
ク装置のマグネットキャッチ部分を示し、該マグネット
キャッチは図18に示したものと比較し次の特徴を有す
る。すなわち磁性体板(7b)はコ字状にされてその内
に左右1対に分離されたマグネット(7a)(7a)が
接着剤等で固定されている。磁性体板(7b)の内壁面
とマグネット(7a)はわずかに隙間があり磁力が正面
に強く出る様にされる。磁性体板(7b)はその中心部
に孔(その孔縁は外方向へやや突出される)が設けられ
ビス(11)(緩く締め付け)で装置本体(3)に取り
付けられる。前記孔縁が外方向へやや突出される理由は
磁性体板(7b)とマグネット(7a)がこの突出した
孔縁を中心に揺動し開き戸(2)の吸着板(図18の部
品符号80)に常に密着出来る様にするためである。次
に図30乃至41は本発明の地震時ロック装置Lを複数
用いたりマグネットキャッチ(70)と併用する場合の
いくつかの実施例を本体(1)への配置例と共に示すも
のである。すなわち図30と図31は地震時ロック装置
Lを複数用いた場合であり、図32と図33は地震時ロ
ック装置Lを複数用いると共にマグネットキャッチ(7
0)も併用した場合であり、図34乃至37は単一の地
震時ロック装置Lにマグネットキャッチ(70)を併用
した場合である。更に図38乃至図41は両開きの開き
戸の場合の地震時ロック装置Lとマグネットキャッチ
(70)の配置例である。
【0011】
【発明の効果】本発明の地震時ロック及び解除方法は係
止手段として軸で支持された係止手段、球の係止手段又
は突出する係止手段を用いるため解除が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地震時ロック装置の断面側面図
【図2】同上作動状態図
【図3】同上作動状態図
【図4】同上作動状態図
【図5】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図6】本発明の他の地震時ロック装置の断面側面図
【図7】同上作動状態図
【図8】同上作動状態図
【図9】同上作動状態図
【図10】本発明の他の地震時ロック装置の断面平面図
【図11】同上作動状態図
【図12】同上作動状態図
【図13】同上作動状態図
【図14】本発明の他の地震時ロック装置の断面側面図
【図15】同上作動状態図
【図16】同上作動状態図
【図17】同上作動状態図
【図18】本発明の他の地震時ロック装置の断面側面図
【図19】本発明の他の地震時ロック装置の断面側面図
【図20】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図21】本発明の他の地震時ロック装置の断面平面図
【図22】本発明の他の地震時ロック装置の断面平面図
【図23】本発明の他の地震時ロック装置の断面平面図
【図24】図22のロック装置の正面図
【図25】本発明の地震時ロック装置の取り付け位置を
示す正面図
【図26】木発明の他の地震時ロック装置の平面図
【図27】本発明の他の地震時ロック装置のマグネット
キャッチ部分の正面図
【図28】図27のB−B断面図
【図29】図27のA−A断面図
【図30】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図31】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図32】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図33】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図34】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図35】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図36】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図37】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図38】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図39】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図40】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【図41】本発明の他の地震時ロック装置の概念図
【符号の説明】
1 本体 2 開き戸 3 装置本体 3a 停止部 3e 支点手段 3f 軸 3g 傾斜面 3h 後端壁面 4 係止手段 4a 係止部 4b 本体 4c 孔 4d 腕 4e 磁石 4f ばね 5 係止具 5a 取付部 5b 係止部 5c 磁石 6 弾性手段 7 吸着体 8 解除具 9 弾性手段 10 マグネット 14 係止手段 41 装置本体 42 保持体 43 ばね支持体 44 突状体 45 磁性体板 46 磁石 47 本体側金具 50 解除金具 51 解除片 54 軸 55 ばね 70 マグネットキャッチ 7a マグネット 7b 磁性体板 80 吸着板 90 戸当たり L ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−296344 (32)優先日 平7(1995)10月7日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具、吊り戸棚等の本体内に固定された装
    置本体の係止手段が開き戸の係止具に地震時に係止する
    ロック方法において開き戸が閉止状態からわずかに開か
    れた位置で弾性手段による戻り抵抗で開き保持して開き
    停止させ及び開き停止した前記開き戸が前記戻り抵抗に
    抗して閉止位置に戻る際にその動きで前記係止手段が係
    止解除される解除方法を用いたロック及び解除方法であ
    って軸で支持された係止手段とした地震時ロック及び解
    除方法
  2. 【請求項2】家具、吊り戸棚等の本体内に固定された装
    置本体の係止手段が開き戸の係止具に地震時に係止する
    ロック方法において開き戸が閉止状態からわずかに開か
    れた位置で開き停止させ及び開き停止した前記開き戸が
    閉止位置に戻る際にその動きで前記係止手段が係止解除
    される解除方法を用いたロック及び解除方法であって球
    の係止手段とした地震時ロック及び解除方法
  3. 【請求項3】家具、吊り戸棚等の本体内に固定された装
    置本体の係止手段が開き戸の係止具に地震時に係止する
    ロック方法において開き戸が閉止状態からわずかに開か
    れた位置で開き停止させ及び開き停止した前記開き戸が
    閉止位置に戻る際にその動きで前記係止手段が係止解除
    される解除方法を用いたロック及び解除方法であって装
    置本体に収納された係止手段が地震時に装置本体外に突
    出して開き戸の係止具に係止する地震時ロック及び解除
    方法
  4. 【請求項4】マグネットキャッチを併用した請求項1、
    2又は3の地震時ロック及び解除方法
  5. 【請求項5】複数のロック装置を用いた請求項1、2又
    は3の地震時ロック及び解除方法
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の地震時ロッ
    ク及び解除方法を用いた吊り戸棚
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4又は5の地震時ロッ
    ク及び解除方法を用いた家具
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