JPH11206416A - 運動靴 - Google Patents

運動靴

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JPH11206416A
JPH11206416A JP10029289A JP2928998A JPH11206416A JP H11206416 A JPH11206416 A JP H11206416A JP 10029289 A JP10029289 A JP 10029289A JP 2928998 A JP2928998 A JP 2928998A JP H11206416 A JPH11206416 A JP H11206416A
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JP
Japan
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tongue
belt
velvet
velvet fastener
instep
Prior art date
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Application number
JP10029289A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Harada
純子 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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Publication of JPH11206416A publication Critical patent/JPH11206416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベルベットファスナーを締付装置
として用いた運動靴の改良に係るものである。 【解決手段】 運動靴1の内甲側2と外甲側3の相対峙
する位置にベルベットファスナーを有するベルト8を装
着した甲被部5と、内甲側2と外甲側3の靴底に吊り込
み固着して袋状に形成したタング部6とからなるアッパ
ー4において、甲被部5の足甲爪先側に、ベルベットフ
ァスナーを有するベルト8を挿通する環状部材11を取
着した緊締帯7を固着し、ベルベットファスナーを有す
るベルト8を緊締帯7の環状部材11に挿通して折り返
し、ベルベットファスナーの雌雄を結合して履用するこ
とを特徴とする運動靴1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルベットファスナー
を締付装置として用いた運動靴の改良に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、甲被部と別途縫製されたタン
グ部の爪先部側を甲被部に取着してアッパーを構成した
運動靴や甲被部とタング部を一体に縫製して袋状のアッ
パーを構成した運動靴がすでに公知となっている。そし
て、これらのアッパーを構成した上に更に、靴紐にかわ
ってベルベットファスナーを締付装置として使用するも
のが公知となっている。甲被部とタング部を一体に縫製
して袋状のアッパーを構成した運動靴においては、タン
グ部がずり落ちることなく、足と甲被との密着性は向上
している。
【0003】しかし、このような構成の運動靴において
も、靴紐あるいはベルベットファスナーで締め付けた場
合には、足を挿入する履口部の大きさが足を挿入した状
態を基準に設計されているため、履用時には、履口部を
広げて履くことになり、履き難いといった欠点を有して
いた。また、アッパーが袋状に形成されているため、緊
締による皺が生じて、着用者に違和感を与えていた。
【0004】靴を締め付ける装置としてベルベットファ
スナーを使用した運動靴は、甲被部の一側面に雌雄のベ
ルベットファスナーを備えたバンドを取着し、他側面に
取着した締付具によって一方のサイドで靴を締め付ける
もの、甲被部の両側面にベルベットファスナーを備えた
バンドを取着し、タング部の上に設けた締付装置によっ
て、ベルベットファスナーを両サイドで締め付けるもの
が一般的であり、雌雄のベルベットファスナーを備えた
バンドを締付具に通して雌雄を重ね合わせたり、取りは
ずしたりする操作のみで靴の着脱ができるという便利さ
がある。しかし、このようなベルベットファスナーによ
る着脱の簡便さはあるものの、アッパーの構造上タング
部と甲被部とが、それぞれ独立した形態となっているた
め、ベルベットファスナーで締めつけたとき、タング部
が片側に寄ったり、甲被部に皺や撚れが生じてフィット
性に欠けていた。また、甲被部とタング部の重なりがあ
り、通気性を阻害していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、甲被部及び
タング部の構造を改善して、タング部のずれを防止し、
甲被部の皺や撚れを少なくし、更に、甲被部とタング部
の重なりを少なくして靴内部の通気性を高めることによ
って、快適でフィット性に優れた運動靴を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、請求項1の発明において、運動靴の内甲側と外
甲側の相対峙する位置に複数の雌雄の係止用ベルベット
ファスナーを有するベルトを装着した甲被部と、甲被部
の足甲部上に縫着固着し、内甲側と外甲側の靴底に吊り
込み固着して袋状に形成したタング部とによってアッパ
ーを構成し、タング部の上面に接し、かつ、甲被部の足
甲爪先側に、ベルベットファスナーを有するベルトを挿
通する環状部材を取着した緊締帯を固着し、緊締帯の環
状部材にベルベットファスナーを有するベルトを挿通し
て折り返し、ベルベットファスナーの雌雄を結合して履
用することを特徴とする運動靴とした。
【0007】請求項2の発明において、タング部の内甲
側、外甲側それぞれに少なくとも1か所に切欠部を形成
し、内甲側及び外甲側の甲被部と重合しない領域を開口
部として形成した運動靴とした。
【0008】請求項3の発明において、緊締帯の履口側
の上端部をV字形状に形成し、V字形状の先端部を含む
周縁部の内甲側と外甲側に相対峙して複数の環状部材を
取着した運動靴とした。
【0009】
【発明の実施の形態】タング部は、その内甲側及び外甲
側を靴底に吊り込み固着して袋状に形成し、その爪先側
先端部を緊締帯の先端部と共に甲被部の足甲部上に重合
縫製する。伸縮性素材を使用することによって、タング
部を袋状に形成しても、履口を広げやすくし、しかも、
足とタング部が密着して走行中あるいは運動中にタング
部が片寄ったり、ずれたりするのを防ぐことができる。
【0010】甲被部には、その内甲側と外甲側の相対峙
する位置にそれぞれ3個ずつの雌雄の係止用ベルベット
ファスナーを有するベルトを縫着して甲被部と一体に形
成する。甲被部に取付けたベルトが甲被部の一部を成し
ているので、内甲側及び外甲側の甲被部を通常の運動靴
の甲被部の高さより低く設計裁断することが可能であ
る。そのため、甲被部の前部を大きく開口することがで
きるので、運動靴の内部の通気性を高めることができ
る。また、甲被部とタング部の重なりを少なくすること
ができるので、甲被部の皺や撚れをなくすことができ
る。
【0011】甲被部の足甲爪先部側に、別途縫製された
雌雄係止用ベルベットファスナーを有するベルトを挿通
する環状部材を取着した緊締帯を固着する。緊締帯に取
着した環状部材は、甲被部に取付けた係止用ベルベット
ファスナーを有するベルトに相対応するものであり、靴
の内甲側及び外甲側の相対峙する位置にそれぞれ3個ず
つ取付ける。甲被部の内甲側と外甲側及び踵側に装着し
た係止用ベルベットファスナーを有するベルトの一端部
を緊締帯に取付けた環状部材にそれぞれ挿通して折り返
し引き締めて、ベルトの他端部に装着している係止用ベ
ルベットファスナーに重ね合わせて雌雄を結合して靴を
締めるものである。
【0012】更に、タング部の靴底吊り込み部の一部に
上方に向けて、内甲側と外甲側にそれぞれ少なくとも2
か所に切欠部を形成すれば、運動靴を履用した時、この
切欠部が甲被部と重合しない領域に開口部が形成される
ので、靴内部の通気性を一層高めることができる。甲被
部と重合しない位置関係であれば前記切欠部を窓状に形
成することも可能である。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、甲被部5とタング部6とから構
成されるアッパー4を有する運動靴1において、甲被部
5には、内甲側2と外甲側3に相対峙する位置にそれぞ
れ3本ずつの雌雄係止用ベルベットファスナーを有する
ベルト8が装着される。タング部6は、その爪先側先端
部を甲被部5の足甲部上に縫着し、内甲側2と外甲側3
の靴底に吊込み状に固着して袋状に形成されている。前
記タング部6の上面を覆い、タング部6の爪先側先端部
と重ね合わせて甲被部の足甲側先端部に縫着した緊締帯
は、その履口側上端部がV字形状10をなし、緊締帯7
のV字形状10の先端部及び周縁部に、内甲側2と外甲
側3の相対峙する位置に前記係止用ベルベットファスナ
ーを有するベルト8を挿通する環状部材11を取着して
いる。前記係止用ベルベットファスナーを有するベルト
8を緊締帯7の環状部材11に挿通して折り返し、ベル
ベットファスナーの雌雄を結合して履用する。
【0014】図3及び図4において、靴底に吊り込んで
袋状に形成されたタング部6の吊り込み部の一部に靴底
から上方に向けて、内甲側2と外甲側3にそれぞれ2か
所に切欠部9を設け、切欠部9と甲被部5とが重なり合
わない領域に開口部を形成している。
【0015】図5において、緊締帯7の履口側上端部を
V字形状10に形成し、緊締帯7のV字形状10の先端
部1か所と周縁部2か所のそれぞれ内甲側2と外甲側3
の相対峙する位置に、係止用ベルベットファスナーを有
するベルト8を挿通する環状部材11を取りつける。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の運動靴において
は、甲被部の内甲側と外甲側に相対峙して縫着したベル
ベットファスナーを有するベルトを、甲被部の足甲部上
に縫着した緊締帯に取付けた環状部材に挿通して締めつ
けるので、内甲側と外甲側の甲被部がほぼ均等に締め付
けられるため、甲被部に皺や撚れが生じにくくなると共
に、タング部の履口部近傍が靴内部の靴底方向に足を挟
み込むように動くので、足とアッパーとが密着し、フィ
ット性が著しく向上する。また、タング部の内甲側と外
甲側を靴底に吊り込んで袋状に形成しているので、歩行
中や競技中にタング部が偏ったりずり落ちたりすること
がなく、運動中のエネルギーロスを防止する効果を有し
ている。更に、タング部の内甲側、外甲側それぞれ2か
所づつに切欠部を形成しているので、甲被部と重なり合
わない部分に大胆な開口部が形成されて、室内競技に適
した通気性に優れた運動靴を提供できるといった効果を
発揮する。また、タング部の上面を覆うように甲被部の
足甲爪先側に取着した緊締帯の履口側端部をV字形状に
形成しているので、靴着用者の足の動きに合わせ易くな
り、運動動作を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運動靴の内甲側の側面図である。
【図2】本発明に係る運動靴の外甲側の側面図である。
【図3】本発明に係るタング部の内甲側の透視図であ
る。
【図4】本発明に係るタング部の外甲側の透視図であ
る。
【図5】本発明に係る緊締帯を靴上部より示した展開図
である。
【符号の説明】
1 運動靴 2 内甲側 3 外甲側 4 アッパー 5 甲被部 6 タング部 7 緊締帯 8 ベルベットファスナーを有するベルト 9 切欠部 10 V字形状 11 環状部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運動靴の内甲側と外甲側の相対峙する位
    置に複数の雌雄の係止用ベルベットファスナーを有する
    ベルトを装着した甲被部と、前記甲被部の足甲部上に縫
    着固着し、内甲側と外甲側の靴底に吊り込み固着して袋
    状に形成したタング部とから成るアッパーにおいて、前
    記タング部の上面に接し、前記甲被部の足甲爪先側に、
    前記係止用ベルベットファスナーを挿通する環状部材を
    取着した緊締帯を固着し、前記係止用ベルベットファス
    ナーを有するベルトを緊締帯の環状部材に挿通して折り
    返し、ベルベットファスナーの雌雄を結合して履用する
    ことを特徴とする運動靴。
  2. 【請求項2】 タング部の内甲側、外甲側それぞれに少
    なくとも1か所に切欠部を形成し、内甲側及び外甲側の
    甲被部と重合しない領域を開口部として形成した請求項
    1に記載の運動靴。
  3. 【請求項3】 前記緊締帯の履口側上端部をV字形状に
    形成し、前記V字形状の先端部を含む周縁部の内甲側と
    外甲側に相対峙して複数の環状部材を取着したことを特
    徴とする請求項1に記載の運動靴。
JP10029289A 1998-01-26 1998-01-26 運動靴 Pending JPH11206416A (ja)

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