JPH11205840A - 複数の無線通信システムを使用したサービスシステム及びサービス方法 - Google Patents

複数の無線通信システムを使用したサービスシステム及びサービス方法

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JPH11205840A
JPH11205840A JP10004918A JP491898A JPH11205840A JP H11205840 A JPH11205840 A JP H11205840A JP 10004918 A JP10004918 A JP 10004918A JP 491898 A JP491898 A JP 491898A JP H11205840 A JPH11205840 A JP H11205840A
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communication system
information
wireless communication
paging
phs
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JP10004918A
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Toru Nishio
亨 西尾
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ページング受信機と携帯通信端末機とを複合し
た複合通信端末機を用いたサービスシステムにおいて、
当該複合通信端末機の使用者あるいはこの端末機に対し
てページング呼出しをかける者へのサービス内容を向上
させる。 【解決手段】複合通信端末装置13を用いたサービスシス
テムにおいて、第1の基地局12,…群のいずれかにより
携帯通信端末機13の位置登録を行なわせてその位置情報
を得、得た位置情報を該当する複合通信端末装置13のペ
ージング受信機の識別情報と共に提供するPHSセンタ
14と、電話回線網11を介して上記ページング受信機に対
する発呼の要求を受ける際に上記PHSセンタ14から提
供される当該ページング受信機の位置情報を電話回線網
11を介して該発呼を行なった者に提供するページングセ
ンタ16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページャシステム
等の一方向通信システムとPHSや携帯電話システム等
の双方向通信システムと有するサービスシステム及びサ
ービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及しているページング受信
機を用いたページングサービス(一方向無線通信システ
ム:この他に多重放送システム等がある)においては、
メッセージを送りたい発信者が最寄りの電話機からペー
ジングセンタへ電話をかけ、該センタからの指示に従っ
てメッセージを入力すると、該センタは複数の基地局よ
り入力されたメッセージを送信する。上記基地局の1つ
と通信可能なエリアの圏内に送信先のページング受信機
が存在する場合、送られてきたメッセージを受信する
と、受信の報知を行なうと共に、得たメッセージを記憶
/表示するようになるものである。
【0003】この場合、上記メッセージの送信者は送信
先のページング受信機がどの基地局の通信エリア内でメ
ッセージを受信したのかその所在を知ることはできなか
った。
【0004】ところで近時、ページング受信機の通信可
能なエリアが携帯電話機やPHS(Personal
Handyphone System:簡易型コードレ
ス電話機)等の携帯通信端末機(双方向無線通信システ
ム)のそれに比して格段に広く、該携帯通信端末機では
エリア圏外となって通話が不可能な場合でも、ページン
グ受信機の呼出しを行なうのは可能であることが多いの
で、ページング受信機と携帯通信端末を持つユーザがい
る。また、このことに着目し、携帯通信端末機とページ
ング受信機とを一体化した複合通信端末機が製品化され
ている。
【0005】この種の複合通信端末機にあっては、ただ
単に2つの機器を一体化したことでより携帯が容易にな
るばかりではなく、携帯通信端末機の機能による着信を
受けることができない場合でもページング受信機の機能
により確実に呼出し、メッセージを受けることができる
という利点を有するものである。しかしながら、夫々の
システム端末あるいはシステムサービスは、それぞれの
システムの機能あるいはサービスを単に実行しているの
みである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く夫々のシ
ステム端末或いはシステムサービスは独立しているの
で、例えば、単体のページング受信機あるいは複合通信
端末機に一体化されたページング受信機に限らず、その
ページング受信機にメッセージを送信する者は送信先の
受信機の所在を知ることはできない。
【0007】また、単体のページング受信機あるいは複
合通信端末機に一体化されたページング受信機に限ら
ず、そのページング受信機の受信位置に密着したサービ
ス情報を得ることはできない。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ページング受信機
と携帯通信端末機とを複合した複合通信端末機を用いた
サービスシステムにおいて、携帯通信端末機が一般に最
寄りの基地局に対して位置登録を行なうことによりセン
タ側ではおおよその所在地を把握していることを利用
し、当該複合通信端末機の使用者あるいはこの端末機に
対してページング呼出しをかける者へのサービス内容を
向上させることが可能なサービスシステム及びサービス
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一方向無線通信システムと双方向無線通信システムとを
有する複合システムでのサービス方法において、上記一
方向通信システムの加入者情報と上記双方向無線通信シ
ステムの加入者情報とを対応させ記憶し、上記双方向無
線通信システムにおいて、所定加入者情報を有する双方
向無線通信システム端末から位置登録があると、この位
置登録に基づく位置情報を上記一方向無線通信システム
へ提供し、第3者が上記一方向無線通信システムを使用
して所定加入者情報を有する一方向無線通信システム端
末を呼出すとき、該一方向無線通信システム加入者情報
に対応する双方向無線通信システム加入者情報が記憶さ
れ、対応する上記双方向無線通信システムから提供され
た位置情報があると、該位置情報に基づいて位置データ
を該第3者側に報知することを特徴とする。
【0010】このような方法とすれば、双方向無線通信
機が一般に最寄りの基地局に対して位置登録を行なうこ
とによりそのセンタ側ではおおよその所在地を把握して
いることを利用し、当該複合システムの無線通信機に対
してページング呼出しをかける者へ呼出し先の所在を知
らせることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、一方向通信システ
ム及び双方向通信システムを有するサービスシステムに
おいて、上記双方向通信システムの加入者情報と上記一
方向通信システムの加入者情報とを対応され記憶する加
入者情報記憶手段と、位置情報に対応して報知情報を記
憶する報知情報記憶手段と、上記双方向通信システムに
おいて、上記双方向通信システム加入者情報を有する端
末から位置登録があり位置情報を得たとき、該位置情報
に対応する報知情報を上記報知情報記憶手段から読み出
して、上記加入者情報記憶手段に記憶されている該双方
向通信システム加入者情報に対応する上記一方向通信シ
ステム加入者情報を有する端末へ送信する送信手段とを
有することを特徴とする。
【0012】このようなシステム構成とすれば、双方向
無線通信機が一般に最寄りの基地局に対して位置登録を
行なうことによりセンタ側ではおおよその所在地を把握
していることを利用し、当該複合システムの無線通信機
の使用者にその所在地に対応したサービス情報を与える
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
を双方向通信システム端末機としてのPHS端末機と一
方向通信システム端末機としてのページング受信機とを
一体化した複合通信端末機及びこの端末機を含む無線通
信システムに適用した場合の第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0014】本実施の形態では、複合通信端末機を呼出
す側(発呼側)が複合通信端末機のおおよその位置を知
ることができるものである。図1は無線通信システム全
体の概略構成を示すものである。同図において、11は
電話回線網であり、この電話回線網11には複数のPH
S基地局12,12,‥‥を接続し、これらPHS基地
局12,12,‥‥に対して複合通信端末機13を無線
回線により接続している。
【0015】また、電話回線網11には、PHSサービ
スを行なう会社の制御所であるPHSセンタ14が接続
されており、このPHSセンタ14にはデータベース
(DB)15が備えられる。
【0016】この場合、データベース15には、複合通
信端末機13に関する加入者番号、ページング呼出番
号、課金情報の他に、通話可能なエリア圏外にあって発
呼がなされた場合にページング呼出しを行なうサービス
に加入しているか否かを示すサービス識別情報、複合通
信端末機13の属するPHS基地局12のエリアを表わ
す位置登録情報、各PHS基地局12,12,‥‥と後
述するページングサービスの送信基地局18のエリアの
位置対応関係を参照するための情報等を記憶するように
している。
【0017】さらに電話回線網11には、ページングサ
ービスを行なう会社の制御所であるページングセンタ1
6が接続されており、データベース(DB)17と送信
基地局18とが接続されている。
【0018】データベース17は、複合通信端末機13
を含む、ページングサービスに加入しているページング
受信機のページング呼出番号、及びこれら各ページング
受信機の属するPHS基地局12,12,‥‥のエリア
を表わすエリア情報(位置情報)を記憶しており、任意
の発呼端末からのページング呼出しにより電話回線網1
1を介して呼出番号が入力されると、該当するエリアの
送信基地局17より呼出番号に相当する複合通信端末機
13または他のページング受信機に呼出しを行なう一
方、呼出し先が複合通信端末機13である場合には、呼
出しを行なった発呼端末に対してその複合通信端末機1
3の所在を表すエリア情報をアナウンスにより返送する
ようになっている。
【0019】図2は、このような無線通信システムに適
用される複合通信端末機13の概略回路構成を示してい
る。この場合、21はPHS用のアンテナで、このアン
テナ21には、PHS送受信部22を接続している。こ
の送受信部22は、周波数変換部とモデムとで構成され
るもので、周波数変換部の受信側では、アンテナ21か
ら入力された信号が送信/受信を振り分けるアンテナス
イッチを介して入力され、PLLシンセサイザから出力
される所定周波数の局部発振信号と混合することによ
り、1.9GHz帯から1MHz付近のIF信号に周波
数変換する。一方、送信側では、モデムから入力された
π/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザか
ら出力される所定周波数の局部発振信号と混合すること
により、1.9GHz帯に周波数変換し、アンテナスイ
ッチを介してアンテナ21より輻射するようにしてい
る。
【0020】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されてIQデータに分離され、デ
ータ列になってPHS通信処理部23に転送するように
している。一方、送信側では、PHS通信制御部23か
ら転送されてきたデータからIQデータを生成し、π/
4シフトQPSKに変調して周波数変換部に出力する。
【0021】PHS通信制御部23は、フレーム同期及
びスロットのデータフォーマット処理を行なうもので、
受信側では、PHS送受信部22のモデムから送られて
くる受信データから所定タイミングで1スロット分のデ
ータを取出し、このデータの中からユニークワード(同
期信号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御デー
タ部及び音声データ部のスクランブルなどを解除した
後、制御データを制御部24に、音声データを制御部2
4を介して音声処理部25にそれぞれ送出する。一方、
送信側では、制御部24を介して音声処理部25から送
られてくる音声データに制御データなどを付加し、スク
ランブルなどをかけた後にユニークワードなどを付加し
て1スロット分の送信データを作成し、所定タイミング
でフレーム内の所定スロットに挿入してPHS送受信部
22のモデムに送出する。
【0022】音声処理部25は、スピーチコーディック
及びPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行なうもので、受信側では、制御部24を介して通信
処理部23から送られてきたADPCM音声信号(4ビ
ット×8kHz=32Kbps)をPCM音声信号(8
ビット×8KHz=64Kbps)に復号化することに
より伸長してPCMコーディックに出力する。一方、送
信側では、PCMコーディックから送られてきたPCM
音声信号をADPCM音声信号に符号化することにより
圧縮し、制御部24を介して上記PHS通信制御部23
に出力する。
【0023】また、PCMコーディックは、アナログ/
デジタル変換処理を行なうもので、受信側では、スピー
チコーディックから送られてくるPCM音声信号をD/
A変換してそのアナログ音声信号をスピーカ26に出力
する。一方、送信側では、マイクロフォン27から入力
されたアナログ音声信号をA/D変換してそのPCM音
声信号をスピーチコーディックに出力する。
【0024】これらPHS送受信部22、PHS通信制
御部23、音声処理部25を接続している制御部24に
は、さらにROM28、RAM29、キー入力部30、
ページング受信部32、ページング通信制御部33、及
び表示部34が接続される。
【0025】ここで制御部24は、所定のプロトコルに
従って複合通信端末機13の全体を制御するものであ
る。ROM28は制御部24での制御プログラムを記憶
したものである。また、RAM29は制御部24での制
御により取扱われる各種データを一時記憶するものであ
る。キー入力部30は各機能を設定するためのキー入力
を制御部24に入力するためのものである。
【0026】上記アンテナ31は、上記送信基地局18
からの呼出しを受けるページング受信機用のアンテナで
あり、このアンテナ31で受信した呼出信号はページン
グ受信部32で復調し、これをページング受信部32に
個別に割当てられたIDコードと比較して、これらが一
致するとこの一致信号を呼出信号としてページング通信
制御部33に与えるようになっている。
【0027】ページング通信制御部33は、ページング
受信部32の動作を制御して間欠受信を実行させ、ペー
ジング受信部32から一致信号が与えられると、上記I
Dコードに続けて受信されるメッセージデータを取込ん
で上記制御部24に送出する。制御部24では、ページ
ング通信制御部33から送られてきた信号により上記ス
ピーカ26でブザー音等の拡声駆動を行ない、呼出しが
あったことを報知させる一方、メッセージデータを受信
した際には当該メッセージをRAM29に記憶すると共
に表示部34に表示させる。
【0028】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図3は上記複合通信端末機13が定期的に最寄りの
PHS基地局12に対して行なう位置登録の処理の制御
内容を示すもので、その処理当初には最寄りの当該PH
S基地局12から基地局制御信号を受信し(ステップA
1)、その信号中に含まれる基地局のID番号(あるい
はエリア番号)を読取る(ステップA2)。
【0029】次いで、RAM29から前回の同処理時に
読取った基地局のID番号(あるいはエリア番号)を読
出し(ステップA3)、今回読取った基地局のID番号
(あるいはエリア番号)と同じであるか否か、すなわち
前回の同処理時から基地局(あるいはエリア)を移動し
ていないかどうかを判断する(ステップA4)。
【0030】ここで前回読取った基地局のID番号が今
回の基地局のID番号と同じであり、前回の同処理時か
ら基地局を移動していないと判断した場合には、すでに
位置登録処理を行なっているので、再び上記ステップA
1からの処理に戻る。
【0031】また、前回読取った基地局のID番号と今
回の基地局のID番号とが異なり、前回の同処理時から
基地局を移動していると判断した場合には、あらためて
当該基地局との間で位置登録処理を実行する(ステップ
A5)。
【0032】そして、この位置登録処理が完了したこと
を確認した上で(ステップA6)、以上でこの図3によ
る定期的な最寄りのPHS基地局12との位置登録処理
を終了する。
【0033】なお、上記ステップA5で位置登録処理が
完了しなかったと判断した場合には、基地局との交信に
障害が発生したなどの何らかの要因により所定の位置登
録処理を行なうことができなかったことになるので、再
び上記ステップA1からの処理に戻る。
【0034】上記のような位置登録処理を複合通信端末
機13とPHS基地局12との間で実行することによ
り、複合通信端末機13の所在が当該PHS基地局12
から電話回線網11を介してPHSセンタ14に通知さ
れる。
【0035】PHSセンタ14では、個々のPHS端末
機について位置登録情報をデータベース15へ格納する
と共に、そのPHS端末機がページング受信機と一体化
した複合通信端末機13である場合には、ページングセ
ンタ16に対してその複合通信端末機13に一体化され
ているページング受信機のIDコードと位置登録したP
HS基地局12のエリア情報を含む位置登録情報を送信
する。
【0036】図4はページングセンタ16の側で常時実
行している一連の処理内容を例示するもので、その当初
には、上述したPHSセンタ14からの位置登録情報の
受信があるか否か判断し(ステップB1)、受信がある
と判断した場合にのみ、受信した位置登録情報をデータ
ベース17に記憶設定させる(ステップB2)。
【0037】その後、任意の発呼端末から電話回線網1
1を介してページング呼出しによる呼出番号が入力され
たか否かによりページングサービスの要求があるか否か
を判断し(ステップB3)、要求がない場合には再び上
記ステップB1からの処理を繰返す。
【0038】しかして、上記ステップB3でページング
呼出しによる呼出番号が入力され、ページングサービス
の要求があると判断すると、呼出先である該当するペー
ジング受信機の位置登録情報をデータベース17から読
出す(ステップB4)。
【0039】このとき、呼出先のページング受信機がP
HS端末機と一体化した複合通信端末機13であれば、
上記ステップB2の処理によりデータベース17にはそ
の位置登録情報が記憶設定されていることとなるので、
これを読出し、続いてその位置登録情報中のPHS基地
局12のIDコード(あるいはエリア番号)によりデー
タベース17に予め記憶しているエリア情報を用いてそ
のPHS基地局12の所在地(例えば、西新宿二丁目、
渋谷駅ハチ公口等)を検索する(ステップB5)。
【0040】そして、得た当該PHS基地局12の所在
地の情報を音声のメッセージ情報に変換した後(ステッ
プB6)、その音声メッセージを電話回線網11を介し
て呼出しをかけた側の発呼端末に例えば、「呼出し先の
受信機をお持ちの方は、現在西新宿二丁目におられま
す。」のように送信し(ステップB7)、以上でこの図
4の処理を終了する。なお、この後に、従来のページャ
システム同様、送信端末に送るメッセージを受け取っ
て、送信基地局18より通常の複合通信端末機13の呼
出しにかかる動作を実行する。
【0041】このように上記実施の形態によれば、ペー
ジング受信機とPHS端末機とを一体化した複合通信端
末機13に対してページング呼出しをかける場合に、P
HS端末機が最寄りのPHS基地局12に対して位置登
録を行なうことによりPHSセンタ14のセンタ側では
百数十メートル乃至数百メートルのオーダーでおおよそ
の所在地を把握していることを利用し、呼出しをかけた
者へ比較的に正確な呼出し先の所在を知らせるサービス
を提供することができる。
【0042】(第2の実施の形態)以下本発明を携帯通
信端末機としてのPHS端末機とページング受信機とを
一体化した複合通信端末機及びこの端末機を含む無線通
信システムに適用した場合の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0043】なお、無線通信システム全体の概略構成に
ついては上記図1に示したものと、無線通信システムに
適用される複合通信端末機の概略回路構成については上
記図2に示したものとそれぞれ基本的に同様であるもの
として、以下の文中では同一部分には同一符号を用い、
その図示及び説明は省略する。
【0044】本実施の形態では、複合通信端末機から位
置登録があると、ページャ通信システムを使用して地域
情報等のサービス情報が複合通信端末機へ通知されるも
のである。
【0045】しかして、上記ページングセンタ16に接
続されたデータベース17には、PHS基地局12,1
2,‥‥の所在地に対応した地域情報、例えば商店の広
告や交通規制情報等がサービス情報として記憶されてい
るものとする。
【0046】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図5は上記複合通信端末機13が定期的に最寄りの
PHS基地局12に対して行なう位置登録の処理の制御
内容を示すもので、その処理当初には最寄りの当該PH
S基地局12から基地局制御信号を受信し(ステップC
1)、その信号中に含まれる基地局のID番号(あるい
はエリア番号:以下同様)を読取る(ステップC2)。
【0047】次いで、RAM29から前回の同処理時に
読取った基地局のID番号を読出し(ステップC3)、
今回読取った基地局のID番号と同じであるか否か、す
なわち前回の同処理時から基地局(あるいはエリア:以
下同様)を移動していないかどうかを判断する(ステッ
プC4)。
【0048】ここで前回読取った基地局のID番号が今
回の基地局のID番号と同じであり、前回の同処理時か
ら基地局を移動していないと判断した場合には、すでに
位置登録処理を行なっているので、再び上記ステップC
1からの処理に戻る。
【0049】また、前回読取った基地局のID番号と今
回の基地局のID番号とが異なり、前回の同処理時から
基地局を移動していると判断した場合には、あらためて
当該基地局との間で位置登録処理を実行する(ステップ
C5)。
【0050】そして、この位置登録処理が完了したこと
を確認した上で(ステップC6)、以上でこの図5によ
る定期的な最寄りのPHS基地局12との位置登録処理
を終了する。
【0051】なお、上記ステップC5で位置登録処理が
完了しなかったと判断した場合には、基地局との交信に
障害が発生したなどの何らかの要因により所定の位置登
録処理を行なうことができなかったことになるので、再
び上記ステップC1からの処理に戻る。
【0052】上記のような位置登録処理を複合通信端末
機13とPHS基地局12との間で実行することによ
り、複合通信端末機13の所在が当該PHS基地局12
から電話回線網11を介してPHSセンタ14に通知さ
れる。
【0053】PHSセンタ14では、個々のPHS端末
機について位置登録情報をデータベース15へ格納する
と共に、そのPHS端末機がページング受信機と一体化
した複合通信端末機13である場合には、ページングセ
ンタ16に対してその複合通信端末機13に一体化され
ているページング受信機のIDコードと位置登録したP
HS基地局12のエリア情報を含む位置登録情報を送信
する。
【0054】図6はページングセンタ16の側で常時実
行している一連の処理内容を例示するもので、その当初
には、上述したPHSセンタ14からの位置登録情報の
受信があるか否か判断し(ステップD1)、受信がある
と判断した場合にのみ、受信した位置登録情報をデータ
ベース17に記憶設定させる(ステップD2)。
【0055】その後、記憶設定させた位置登録情報をあ
らためてデータベース17から読出し(ステップD
3)、読出した位置登録情報中のPHS基地局12のI
Dコードによりデータベース17に予め記憶しているエ
リア情報を用いてそのPHS基地局12の所在地を検索
する(ステップD4)。
【0056】そして、得た当該PHS基地局12の所在
地の情報を基に再度データベース17を検索し、対応す
る地域情報を得る(ステップD5)。次いで、得た地域
情報をメッセージデータとして送信基地局18を介して
当該複合通信端末機13のページング受信機に呼出しを
かけ(ステップD7)、以上でこの図6の処理を終了す
る。
【0057】図7はこのときページング呼出しを受けた
複合通信端末機13の表示部34で表示される地域情報
を例示するものであり、ここでは 「ヨウコソシンジュクヘ イマ○○デパート9カイニテ △△△フェアヲカイサイチュウ」 なる地域情報をサービス情報として複合通信端末機13
の使用者に提供している状態を示す。
【0058】このように上記実施の形態によれば、ペー
ジング受信機とPHS端末機とを一体化した複合通信端
末機13に対して、PHS端末機が最寄りのPHS基地
局12に対して位置登録を行なうことによりPHSセン
タ14のセンタ側では百数十メートル乃至数百メートル
のオーダーでおおよその所在地を把握していることを利
用し、その所在地に対応した地域情報をサービス情報と
して提供することができる。
【0059】なお、上記第1及び第2の実施の形態にあ
っては、いずれも双方向無線通信端末機としてのPHS
端末機と一方向無線通信端末機としてのページング受信
機とを一体化した複合通信端末機及びこの端末機を含む
無線通信システムに適用した場合について例示したが、
本発明はこれに限るものではなく、例えば双方向無線通
信端末機としてはPHS端末機に代えてアナログ/デジ
タル携帯電話機であってもよい。また、一方向無線通信
端末機としては、選択呼出通信端末機であれば、多重放
送システムに適用される端末であっても良い。その他、
本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実
施することが可能であるものとする。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、双方向無
線通信機が一般に最寄りの基地局に対して位置登録を行
なうことによりそのセンタ側ではおおよその所在地を把
握していることを利用し、当該複合システムの無線通信
機に対してページング呼出しをかける者へ呼出し先の所
在を知らせることができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、双方向無線
通信機が一般に最寄りの基地局に対して位置登録を行な
うことによりセンタ側ではおおよその所在地を把握して
いることを利用し、当該複合システムの無線通信機の使
用者にその所在地に対応したサービス情報を与えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシステム全体
の概略構成を示す図。
【図2】図1の複合通信端末機の概略回路構成を示すブ
ロック図。
【図3】同実施の形態に係る動作を説明するフローチャ
ート。
【図4】同実施の形態に係る動作を説明するフローチャ
ート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る動作を説明す
るフローチャート。
【図6】同実施の形態に係る動作を説明するフローチャ
ート。
【図7】同実施の形態に係る表示画面を例示する図。
【符号の説明】
11…電話回線網 12…PHS基地局 13…複合通信端末機 14…PHSセンタ 15…データベース(DB) 16…ページングセンタ 17…データベース(DB) 18…送信基地局 21…アンテナ(PHS端末機用) 22…PHS送受信部 23…PHS通信制御部 24…制御部 25…音声処理部 26…スピーカ 27…マイクロフォン 29…RAM 30…キー入力部 31…アンテナ(ページング受信器用) 32…ページング受信部 33…ページング通信制御部 34…表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向無線通信システムと双方向無線通
    信システムとを有する複合システムでのサービス方法に
    おいて、 上記一方向通信システムの加入者情報と上記双方向無線
    通信システムの加入者情報とを対応させ記憶し、 上記双方向無線通信システムにおいて、所定加入者情報
    を有する双方向無線通信システム端末から位置登録があ
    ると、この位置登録に基づく位置情報を上記一方向無線
    通信システムへ提供し、 第3者が上記一方向無線通信システムを使用して所定加
    入者情報を有する一方向無線通信システム端末を呼出す
    とき、該一方向無線通信システム加入者情報に対応する
    双方向無線通信システム加入者情報が記憶され、対応す
    る上記双方向無線通信システムから提供された位置情報
    があると、該位置情報に基づいて位置データを該第3者
    側に報知することを特徴とするサービス方法。
  2. 【請求項2】 一方向通信システム及び双方向通信シス
    テムを有するサービスシステムにおいて、 上記双方向通信システムの加入者情報と上記一方向通信
    システムの加入者情報とを対応され記憶する加入者情報
    記憶手段と、 位置情報に対応して報知情報を記憶する報知情報記憶手
    段と、 上記双方向通信システムにおいて、上記双方向通信シス
    テム加入者情報を有する端末から位置登録があり位置情
    報を得たとき、該位置情報に対応する報知情報を上記報
    知情報記憶手段から読み出して、上記加入者情報記憶手
    段に記憶されている該双方向通信システム加入者情報に
    対応する上記一方向通信システム加入者情報を有する端
    末へ送信する送信手段とを有することを特徴とするサー
    ビスシステム。
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