JPH11204871A - 半導体レーザの傾き調整方法及びその装置 - Google Patents

半導体レーザの傾き調整方法及びその装置

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JPH11204871A
JPH11204871A JP735498A JP735498A JPH11204871A JP H11204871 A JPH11204871 A JP H11204871A JP 735498 A JP735498 A JP 735498A JP 735498 A JP735498 A JP 735498A JP H11204871 A JPH11204871 A JP H11204871A
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laser beam
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JP735498A
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Kenji Igarashi
健二 五十嵐
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、LD出射光の傾き角度の調整を高精
度にかつ短時間で実施する。 【解決手段】LD2を圧入した第1のLDホルダ20を
板ばね27を介して第2のLDホルダー24に装着し、
かつ光パワーメータ31を第1と第2断面でそれぞれ走
査させ、この光パワーメータ31の走査によって測定さ
れる輝度から得られる各輝度プロファイルから信号処理
装置35での処理によりレーザビーム光軸を求め、この
光軸からレーザビームの傾き角度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDVD−R
AM等の書き込み可能な光ディスク装置に係わり、光ピ
ックアップヘッド部に搭載された半導体レーザから出力
されたレーザビームの傾きを調整する半導体レーザの傾
き調整方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図29は光ディスク装置の構成図であ
る。
【0003】光ピックアップヘッド部の本体(以下、ヘ
ッド部本体と称する)1には、半導体レーザ(以下、L
Dと称する)2を圧入したLDホルダ3が取り付けられ
ている。
【0004】ヘッド部本体1の内部には、LD2から出
射されるレーザビームの光軸にコリメータレンズ4、立
上げミラー5が配置され、かつこの立上げミラー5の反
射光路上に対物レンズ6が配置されている。
【0005】そして、ヘッド部本体1の上部には、光デ
ィスク7が回転自在に設けられている。
【0006】このような構成であれば、LD2から出射
されたレーザビームは、コリメータレンズ4により平行
光に変換され、立上げミラー5により90°折り曲げら
れ、対物レンズ6により光ディスク7のディスク面に絞
り込まれる。
【0007】このような光ディスク装置では、LDホル
ダ3をヘッド部本体1に突き当て設けるときに、LD2
から出射されるレーザビームがヘッド部本体1の側面に
対して垂直方向に進行するように調整されていないと、
このレーザビームの位置がヘッド部本体1における本来
の必要なビーム設計位置に対してオフセット(ビームシ
フト量)を生じてしまう。
【0008】そこで、LD2を圧入したLDホルダ3を
ヘッド部本体1に取り付けるに際し、レーザビームの進
行方向がヘッド部本体1の側面に対して垂直になるよう
にLDホルダ3の取り付け角度などを予め調整する必要
がある。
【0009】このようなLD傾き調整装置としては、例
えば特開平8−287502号公報に記載された技術が
ある。図30はかかる技術の測定原理を示す図であっ
て、LD2を圧入したLDホルダ3に正対して検出光学
系8を配置している。
【0010】この検出光学系8は、LDホルダ3に正対
してCCDカメラ9を配置するとともに、このCCDカ
メラ9とLD2との間に対物レンズ10及びピンホール
付き半透明板11を配置したものとなっている。
【0011】又、LDホルダ3は、図示しないゴニオス
テージ上に載置され、このゴニオステージの動作により
LDホルダ3の傾きがラジアル方向、タンジェンシャル
方向で角度調整できるようになっている。
【0012】LD傾き調整の作用を説明すると、LD2
から出射されたレーザビームは、対物レンズ10により
集光され、ピンホール付き半透明板11のピンホール及
び半透明板を透過してCCDカメラ9に入射する。
【0013】このCCDカメラ9は、ピンホール付き半
透明板11のピンホールを通ってきたレーザビーム及び
半透明板で減衰・透過したレーザビームを撮像し、その
画像信号を出力する。
【0014】画像処理装置12は、CCDカメラ9から
の画像信号を入力し、ピンホールを通ったレーザビーム
により得られる最大輝度を示すポイント座標と半透明板
を透過して観察されるレーザビームのスポット形状を求
め、これら最大輝度を示すポイント座標とスポット形状
とのバランスを画像処理して数値化する。
【0015】そして、画像処理装置12では、LDホル
ダ3の傾きがゴニオステージの動作により調整され、最
大輝度を示すポイント座標とスポット形状とのバランス
量が垂直、水平方向について共に一定量以下になった状
態をもってLD2の傾きが検出光学系8に対して垂直に
調整されたことを検査・確認する。
【0016】例えば、図31(a) に示すようにレーザビ
ームのスポット形状13に対して最大輝度を示すポイン
ト座標14がスポット形状13のほぼ中心にあれば、L
D2の傾き調整が完了したものとするが、同図(b) に示
すようにスポット形状13に対して最大輝度を示すポイ
ント座標14がスポット形状13の中心からずれていれ
ば、LD2の傾きは未調整であるとする。
【0017】このようにLD2の傾きが調整された後、
この状態を保持したままLDホルダ3は例えばフライス
盤上に移設され、ここでLDホルダ3の傾き誤差分が切
削・除去され、最終的なLDホルダ3が得られる。
【0018】このように作製されたLDホルダ3をヘッ
ド部本体1に突き当てたとき、LD2の光軸は、ヘッド
部本体1の突き当て面に対して初めて垂直に立ったこと
になる。
【0019】このLD傾き調整では、LD2を圧入して
いるLDホルダ3の全面がヘッド部本体1側に全面で密
着しているため、LD2から発熱する熱は、ヘッド部本
体1に対して高効率に伝導してホルダ部に集中すること
によりLD2が高温に晒されることなく、LD2は安定
して動作する。
【0020】一方、最近、別のレーザビーム角度検出方
法として、LD2に対して1つのCCDカメラを正対さ
せ、CCDカメラ又はLD2のいずれか一方をレーザビ
ーム光軸に沿って既知のストロークだけ移動し、LD2
から出力されるレーザビームのスポットからそれぞれ最
大輝度座標を検出し、幾何学的にLD2から出射される
レーザビームの角度を検出することが行われている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
30に示すCCDカメラ9及びピンホール付き半透明板
11などを用いた技術では、LD2の出射角度を検出す
るために調整の工程が含まれてしまい、大幅に工数が増
大する。さらに加工機などによってLDホルダ3を切削
するなど、2重、3重の手間を要する工程となってい
る。
【0022】すなわち、加工された部品・部材にLD2
を圧入し、傾きを検査した後、再度加工する工程とな
り、ラインの流れに逆行するものとなる。
【0023】又、例えば組立て工場と部品加工工場とが
地理的に離れている場合、資材の流れが複雑になり、物
流に介在する人件費は無視できず、静電気に弱いLD2
の取扱い回数が増えることによる歩留まりの低下、フラ
イス盤加工に起因するLD出射窓への汚染、傷などの問
題が発生しやすくなり、さらに加工後の洗浄にも多大な
時間を要している。
【0024】一方、CCDカメラ又はLD2のいずれか
一方をレーザビーム光軸に沿って移動して最大輝度座標
を検出する方法では、LD2から出射される楕円ビーム
形状のレーザビームの長辺側の輝度プロファイル、すな
わち単一断面における輝度プロファイル又はXY座標に
投影した周辺輝度プロファイルは、CCDカメラの受光
面がLD2から離れるに従ってぼやけた画像いわゆるな
だらかに変化する輝度の画像となってしまう。
【0025】このため、予めオフセット角度を持って設
定されている場合、CCDカメラの受光面からLD出射
光のビームスポットが大きく外れてしまい、最大輝度と
して定義されるレーザビーム光軸の座標検出精度が低く
なる。
【0026】又、この方法では、CCDカメラを移動す
るストロークを幾何学的に長くした方が角度検出精度を
高くするには有利であるが、LD2から遠いところでは
LD2がCCDカメラからさらに離れることになり、上
記した問題がさらな顕著に現れる。
【0027】そこで本発明は、LD出射光の傾き角度の
調整を高精度にかつ短時間で実施できる半導体レーザの
傾き調整方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、半導
体レーザをヘッド部本体に取り付けたときの傾きを調整
する半導体レーザの傾き調整方法において、半導体レー
ザを保持部材に保持し、かつこの保持部材とヘッド部本
体との間に弾性部材を介在させ、保持部材をヘッド部本
体に対して複数の調整ねじによりそれぞれ個別に締結す
る半導体レーザの傾き調整方法である。
【0029】請求項2によれば、半導体レーザをヘッド
部本体に取り付けたときの傾きを調整する半導体レーザ
の傾き調整方法において、半導体レーザを第1の保持部
材に圧入するとともにヘッド部本体に対して第2の保持
部材を固定し、かつ第1の保持部材を弾性部材を介して
第2の保持部材に装着し、第1の部材を第2の部材に対
して複数の調整ねじによりそれぞれ個別に締結する半導
体レーザの傾き調整方法である。
【0030】請求項3によれば、半導体レーザから出力
されるレーザビームの出射角度を調整する半導体レーザ
の傾き調整方法において、レーザビームの光軸に対して
交わる方向の少なくとも2つの断面において各輝度プロ
ファイルを求め、これら輝度プロファイルにおける最大
輝度の各座標と各断面間の距離とに基づいてレーザビー
ムの出射角度を検査する半導体レーザの傾き調整方法で
ある。
【0031】請求項4によれば、半導体レーザをヘッド
部本体に取り付けたときの傾きを調整する半導体レーザ
の傾き調整装置において、半導体レーザを保持する保持
部材と、この保持部材とヘッド部本体との間に介在する
弾性部材と、保持部材を弾性部材を介してヘッド部本体
に対してそれぞれ締結して、半導体レーザから出力され
るレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ねじ
と、を備えた半導体レーザの傾き調整装置である。
【0032】請求項5によれば、半導体レーザをヘッド
部本体に取り付けたときの傾きを調整する半導体レーザ
の傾き調整装置において、半導体レーザが圧入される第
1の保持部材と、この第1の保持部材が装着されるとと
もにヘッド部本体に固定される第2の保持部材と、第1
の保持部材と第2の保持部材との間に介在する弾性部材
と、第1の保持部材を弾性部材を介して第2の保持部材
に対してそれぞれ締結して、半導体レーザから出力され
るレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ねじ
と、を備えた半導体レーザの傾き調整装置である。
【0033】請求項6によれば、半導体レーザから出力
されるレーザビームの出射角度を調整する半導体レーザ
の傾き調整装置において、半導体レーザを保持する保持
部材と、この保持部材とヘッド部本体との間に介在する
弾性部材と、保持部材を弾性部材を介してヘッド部本体
に対してそれぞれ締結して、半導体レーザから出力され
るレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ねじ
と、レーザビームの光軸に対して交わる方向の少なくと
も2つの断面においてそれぞれ輝度プロファイルを測定
し、これら測定された各断面ごとの各輝度プロファイル
における最大輝度の各座標と各断面間の距離とに基づい
てレーザビームの出射角度を求める手段、を備えた半導
体レーザの傾き調整装置である。
【0034】請求項7によれば、半導体レーザから出力
されるレーザビームの出射角度を調整する半導体レーザ
の傾き調整装置において、半導体レーザが圧入される第
1の保持部材と、この第1の保持部材が装着されるとと
もにヘッド部本体に固定される第2の保持部材と、第1
の保持部材と第2の保持部材との間に介在する弾性部材
と、第1の保持部材を弾性部材を介して第2の保持部材
に対してそれぞれ締結して、半導体レーザから出力され
るレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ねじ
と、レーザビームの光軸に対して交わる方向の少なくと
も2つの断面においてそれぞれ輝度プロファイルを測定
し、これら測定された各断面ごとの各輝度プロファイル
における最大輝度の各座標と各断面間の距離とに基づい
てレーザビームの出射角度を求める手段、を備えた半導
体レーザの傾き調整装置である。
【0035】請求項8によれば、請求項6又は7記載の
半導体レーザの傾き調整装置において、光パワーメータ
と、この光パワーメータを各断面内でそれぞれ走査させ
る走査手段と、光パワーメータを各断面内でそれぞれ走
査したときに測定された輝度から各断面内における各最
大輝度を検索し、かつ各断面内の各輝度プロファイルを
求める輝度プロファイル測定手段と、各輝度プロファイ
ルにおいて、各最大輝度に対してそれぞれ所定割合の輝
度をスライスレベルとして求め、これらスライスレベル
と交わる各輝度プロファイルの2点の座標を求める座標
算出手段と、この座標算出手段により各輝度プロファイ
ルに対してそれぞれ求められた2点の座標の各中心座標
をレーザビームの光軸として求める出射角度算出手段と
を備えた。
【0036】請求項9によれば、請求項6又は7記載の
半導体レーザの傾き調整装置において、半導体レーザか
ら出力されるレーザビームの光軸上に配置されたビーム
スプリッタと、このビームスプリッタの各分岐光路上に
それぞれ配置され、ビームスプリッタにより分岐された
各レーザビームの互いに異なる略半分の領域を撮像する
2つの撮像素子と、これら撮像素子を各分岐光路上に沿
って移動させる移動手段と、この移動手段により各撮像
素子を各断面位置に配置したときの各撮像素子から出力
される画像信号を重ね合わせて各断面におけるレーザビ
ーム全体の各輝度プロファイルを作成し、これら輝度プ
ロファイルにおける最大輝度の各座標と各断面間の距離
とに基づいてレーザビームの出射角度を求める出射角度
算出手段とを備えた。
【0037】請求項10によれば、請求項9記載の半導
体レーザの傾き調整装置において、2つの撮像素子は、
ビームスプリッタにより分岐された各レーザビームの互
いに異なる略半分の領域でオーバーラップするように配
置されている。
【0038】請求項11によれば、請求項6又は7記載
の半導体レーザの傾き調整装置において、半導体レーザ
から出力されるレーザビームの光軸上に配置されたビー
ムスプリッタと、このビームスプリッタの各分岐光路上
で各断面位置に対応してそれぞれ配置され、分岐された
レーザビームをそれぞれ撮像する2つの撮像素子と、こ
れら撮像素子から出力される各画像信号を重ね合わせて
各断面におけるレーザビーム全体の各輝度プロファイル
を作成し、これら輝度プロファイルにおける最大輝度の
各座標と各断面間の距離とに基づいてレーザビームの出
射角度を求める出射角度算出手段とを備えた。
【0039】請求項12によれば、レーザヘッド部本体
に取り付ける半導体レーザから出力されるレーザビーム
の出射角度を調整する半導体レーザの傾き調整装置にお
いて、レーザ反射式変位計と、このレーザ反射式変位計
を半導体レーザの出射窓側で走査させ、半導体レーザの
レーザヘッド本体との取り付け面と半導体レーザ内に収
納されている半導体レーザチップ面との距離を測定する
測定手段と、半導体レーザを保持する保持部材と、この
保持部材とヘッド部本体との間に介在する弾性部材と、
測定手段の測定結果に基づいて保持部材を弾性部材を介
してヘッド部本体に対してそれぞれ締結し、半導体レー
ザから出力されるレーザビームの出射角度を調整する複
数の調整ねじと、を備えた半導体レーザの傾き調整装置
である。
【0040】請求項13によれば、ヘッド部本体に取り
付ける半導体レーザから出力されるレーザビームの出射
角度を調整する半導体レーザの傾き調整装置において、
レーザ反射式変位計と、このレーザ反射式変位計を半導
体レーザの出射窓側で走査させ、半導体レーザのヘッド
部本体との取り付け面と半導体レーザ内に収納されてい
る半導体レーザチップ面との距離を測定する測定手段
と、半導体レーザが圧入される第1の保持部材と、この
第1の保持部材が装着されるとともにヘッド部本体に固
定される第2の保持部材と、第1の保持部材と第2の保
持部材との間に介在する弾性部材と、測定手段の測定結
果に基づいて第1の保持部材を記弾性部材を介して第2
の保持部材に対してそれぞれ締結し、半導体レーザから
出力されるレーザビームの出射角度を調整する複数の調
整ねじと、を備えた半導体レーザの傾き調整装置であ
る。
【0041】請求項14によれば、半導体レーザから出
力されるレーザビームの出射角度を検査する半導体レー
ザの傾き調整装置において、半導体レーザを保持すると
ともにこの半導体レーザの姿勢を可変とするホルダと、
半導体レーザを保持したホルダを載置する基準面を持つ
ワークステージと、半導体レーザから出力されるレーザ
ビームの基準面に対する出射角度を測定する出射角度測
定手段と、ホルダに接触する少なくとも2つのプローブ
を有し、出射角度測定手段の測定結果に応じてプローブ
をホルダに対して押し引きして半導体レーザの姿勢を可
変し、レーザビームの出射角度を調整する出射角度調整
手段と、を備えた半導体レーザの傾き調整装置である。
【0042】請求項15によれば、請求項14記載の半
導体レーザの傾き調整装置において、ホルダは、凹形状
の案内面が形成された第1のホルダ部材と、案内面に沿
って摺動する凸面が形成され、かつ半導体レーザが圧入
され固定する第2のホルダ部材とを備えた。
【0043】請求項16によれば、請求項14記載の半
導体レーザの傾き調整装置において、出射角度測定手段
は、半導体レーザから出力されるレーザビームの光路上
に配置された撮像装置と、この撮像装置をレーザビーム
の光軸に対して交わる方向の少なくとも2つの断面位置
にそれぞれ配置して各輝度プロファイルを測定するプロ
ファイル測定手段と、このプロファイル測定手段により
測定された各輝度プロファイルにおける最大輝度の各座
標と各断面間の距離とに基づいてレーザビームの出射角
度を求める出射角度算出手段とを有する。
【0044】請求項17によれば、請求項14記載の半
導体レーザの傾き調整装置において、ホルダの第1のホ
ルダ部材に球座の案内面が形成されている場合、第1及
び第2のプローブを2組備え、これらプローブをホルダ
を押し付けて2軸方向で角度調整を行う。
【0045】請求項18によれば、請求項14記載の半
導体レーザの傾き調整装置において、ホルダの第1のホ
ルダ部材に回転方向が一軸の案内面が形成されている場
合、レーザビームスポットの楕円短辺軸の方向を案内面
で角度調整する一軸の方向に一致させる。
【0046】請求項19によれば、請求項14記載の半
導体レーザの傾き調整装置において、第1及び第2のプ
ローブを昇降させるステージと、このステージに搭載さ
れ、ホルダに保持されている半導体レーザの足と電気的
に接続される電極を備えた電気的接続用部材とを付加
し、第1及び第2のプローブが下降してホルダを押し付
けるとともに、電気的接続用部材の電極が半導体レーザ
の足と電気的に接続して半導体レーザを発光させる。
【0047】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。
【0048】図1は半導体レーザの傾き調整装置の構成
図である。
【0049】LD2は第1のLDホルダ20に圧入され
ている。この第1のLDホルダ20は、LD2を圧入す
る第1の保持部材として機能をするもので、図2に示す
ようにLD2が圧入される圧入用孔21及び傾き調整用
の各調整ねじ22a、22bを挿入する各ねじ孔23
a、23bが形成されている。
【0050】なお、これらねじ孔23a、23bは、図
示の関係上2つであるが、実際には3つ等間隔で形成さ
れている。
【0051】又、これらねじ孔23a、23bの配置位
置(3つのねじ孔)は、LD2の出射角度の調整におい
て、ラジアル方向(以下、radと称する)、タンジェ
ンシャル方向(tanと称する)でそれぞれ独立に測定
した角度に対し、干渉なく調整できるところとなってい
る。
【0052】すなわち、水平方向に1本の調整ねじを配
置し、残りの2本の調整ねじを水平軸に対して対称な位
置に配置する。なお、水平・垂直の位置に4本の調整ね
じを配置しても同様な効果を得ることができる。
【0053】第2のLDホルダ24は、図2に示すよう
に第1のLDホルダ20が装着されるとともにヘッド部
本体1に対して固定される第2の保持部材として機能す
るもので、第1のLDホルダ20を装着する装着用穴2
5及び各調整ねじ22a、22bを挿入する各ねじ孔2
6a、26bが形成されている。
【0054】これらねじ孔26a、26bは、当然のこ
とながら第1のLDホルダ20の各ねじ孔23a、23
bと位置がそれぞれ対応している。
【0055】又、第2のLDホルダ24の装着用穴25
内には、弾性部材としての板ばね27が備えられてい
る。この板ばね27は、第1のLDホルダ20と第2の
LDホルダ24との間に介在し、第1のLDホルダ20
の傾き誤差を吸収するとともに、第1のLDホルダ20
を第2のLDホルダ42に装着して各調整ねじ22a、
22bにより締結するときにスプリングワッシャ(ばね
座金)の効果を兼ね備えたものである。
【0056】図3は板ばね27の外観図であり、同図
(a) は断面図、同図(b) は正面図である。この板ばね2
7は、環状に形成され、かつ湾曲した断面に形成されて
いる。又、この板ばね27には、各調整ねじ22a、2
2bを挿入する各ねじ孔28a〜28cが形成されてい
る。
【0057】このように板ばね27を用いた構造では、
弾性変形している板ばね27の接しいる面でのみの熱伝
導効果しか期待できないので、熱伝導性の改善のために
角度調整部の隙間部分、つまりLD2から第1のLDホ
ルダ20、第2のLDホルダ24及びヘッド部本体1の
間には、熱伝導性の高い部材としてシリコン系樹脂がを
充填される。
【0058】これらLD2を圧入した第1のLDホルダ
20及び第2のLDホルダ24は、図1に示すように一
体的に基準面29の形成されたワークステージ30に突
き当てられて設けられる。
【0059】一方、光パワーメータ31がXYZステー
ジ32上に積載されている。この光パワーメータ31
は、受光面33の前面にピンホール34が配置されてい
る。この光パワーメータ31は、ピンホール34を通し
てレーザビームを受光し、このレーザビームの光量に応
じた電気信号を出力する機能を有している。
【0060】XYZステージ32は、光パワーメータ3
1を図4に示すように所定の断面間距離だけ離れた第1
断面と第2断面との各面内で、XステージとYステージ
とをそれぞれ独立に走査する機能を有している。
【0061】又、XYZステージ32は、Xステージと
Yステージとの各移動方向をレーザビームの楕円長辺、
短辺に対して機械的に一致させてある。
【0062】信号処理装置35は、光パワーメータ31
から出力された電気信号を入力してLD2から出射され
るレーザビームの角度を求める機能を有するもので、輝
度プロファイル測定手段36、座標算出手段37及び出
射角度算出手段38の各機能を有している。
【0063】このうち輝度プロファイル測定手段36
は、光パワーメータ31を第1及び第2断面内でそれぞ
れ走査したときに測定された輝度から第1及び第2断面
内における各最大輝度を検索し、かつ第1及び第2断面
内における例えば図5に示すような座標に対する輝度の
各輝度プロファイルを求める機能を有している。
【0064】座標算出手段37は、第1及び第2断面内
の各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内で
の各最大輝度に対して図5に示すようにそれぞれ所定割
合の輝度をスライスレベルとして求め、これらスライス
レベルと交わる輝度プロファイルの2点の座標を求める
機能を有している。
【0065】出射角度算出手段38は、座標算出手段3
7により求められた2点の座標の中心座標をレーザビー
ム光軸の通るところとして求める機能を有している。
【0066】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図6に示す傾き検出アルゴリズムに従って説明す
る。
【0067】ステップ#1〜#2において、LD2を圧
入した第1のLDホルダ20が第2のLDホルダ24に
装着され、これらLD2、第1及び第2のLDホルダ2
0、24が一体的にワークステージ30の基準面29に
設けられる。
【0068】次にステップ#3においてLD2が点灯さ
れ、このLD2からレーザビームが出射される。
【0069】次に光パワーメータ31は、XYZステー
ジ32の動作により図4に示す第1断面内に配置され、
この第1断面内においてXステージ、Yステージの各独
立した動作によりX方向、Y方向にそれぞれ走査され
る。
【0070】このようなX方向、Y方向への各走査中
に、光パワーメータ31は、ピンホール34を通してレ
ーザビームを受光し、このレーザビームの光量に応じた
電気信号を出力する。
【0071】次に輝度プロファイル測定手段36は、光
パワーメータ31から出力された電気信号を入力し、ス
テップ#4において、測定された輝度から第1断面内の
X軸方向における最大輝度を検索し、続くステップ#5
において第1断面内のY軸方向における最大輝度を検索
し、かつ第1断面内における例えば図4に示すような座
標に対する輝度の輝度プロファイルを求める。
【0072】次に座標算出手段37は、ステップ#6に
おいて、第1断面内の輝度プロファイルにおいて、図4
に示すように第1断面内での最大輝度に対して所定割
合、例えば最大輝度に対して60%〜80%、特に最大
輝度に対して70%の輝度をスライスレベルとして求め
る。
【0073】次に座標算出手段37は、ステップ#7、
#8において、スライスレベルと交わるX軸方向の輝度
プロファイルの2点の座標を求めるとともに、スライス
レベルと交わるY軸方向の輝度プロファイルの2点の座
標を求める。
【0074】この場合、座標算出手段37は、図7に示
すように輝度プロファイルを量子化して座標に対応する
各データとして配列し、スライスレベルと交わる点の座
標を各データ間の直線補間により求めている。
【0075】次に出射角度算出手段38は、ステップ#
9において、座標算出手段37により求められたX及び
Y方向のそれぞれの2点の座標の中心座標(図4に示す
座標1)を求め、この中心座標を第1断面でのレーザビ
ーム光軸として求める。
【0076】次に光パワーメータ31は、ステップ#1
0において、XYZステージ32の動作により図4に示
す第2断面内に配置され、この第2断面内においてXス
テージ、Yステージの各独立した動作によりX方向、Y
方向にそれぞれ走査され、ピンホール34を通してレー
ザビームを受光し、このレーザビームの光量に応じた電
気信号を出力する。
【0077】次に輝度プロファイル測定手段36は、光
パワーメータ31から出力された電気信号を入力し、ス
テップ#11において、測定された輝度から第2断面内
のX軸方向における最大輝度を検索し、続くステップ#
12において第2断面内のY軸方向における最大輝度を
検索し、かつ第2断面内における輝度プロファイルを求
める。
【0078】次に座標算出手段37は、ステップ#13
において、第2断面内の輝度プロファイルでの最大輝度
に対して所定割合、例えば最大輝度に対して60%〜8
0%、特に最大輝度に対して70%の輝度をスライスレ
ベルとして求める。
【0079】次に座標算出手段37は、ステップ#1
4、#15において、スライスレベルと交わるX軸方向
の輝度プロファイルの2点の座標を求めるとともに、ス
ライスレベルと交わるY軸方向の輝度プロファイルの2
点の座標を求める。
【0080】次に出射角度算出手段38は、ステップ#
16において、座標算出手段37により求められたX及
びY方向のそれぞれの2点の座標の中心座標(図4に示
す座標2)を求め、この中心座標を第2断面でのレーザ
ビーム光軸として求める。
【0081】次に出射角度算出手段38は、図4に示す
第1断面での中心座標(座標1)と第2断面での中心座
標(座標2)との幾何学的関係からLD2から出射され
るレーザビームの傾き角度を算出する。
【0082】従って、LD2から出射されるレーザビー
ムの傾き角度が算出されるので、図2に示す各調整ねじ
22a、22bの締結を調整すれば、第1のLDホルダ
20の第1のLDホルダー24に対する姿勢を可変で
き、これによりLD2から出射されるレーザビームの出
射角度をラジアル方向、タンジェンシャル方向でそれぞ
れ独立して調整でき、レーザビームの出射角度を基準面
29に対して垂直にできる。
【0083】このように上記第1の実施の形態において
は、LD2を圧入した第1のLDホルダ20を板ばね2
7を介して第2のLDホルダー24に装着し、かつ光パ
ワーメータ31を第1と第2断面でそれぞれ走査させ、
この光パワーメータ31の走査によって測定される輝度
から得られる各輝度プロファイルから信号処理装置35
での処理によりレーザビーム光軸を求め、この光軸から
レーザビームの傾き角度を算出するので、LD2から出
射されるレーザビームの傾き角度の調整を高精度にかつ
短時間で実施できる。そのうえ、第1及び第2断面にお
いて寸法的な制約を全く受けることがないので、幾何学
的に非常に高精度なレーザビームの傾き角度の検出がで
きる。
【0084】(2) 次に本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。なお、上記図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0085】図8は半導体レーザの傾き調整装置に用い
られるLDホルダの構成図である。なお、半導体レーザ
の傾き調整装置の全体構成は、図1に示す通りである。
【0086】LD2はLDホルダ20(上記第1の実施
の形態の第1のLDホルダ20と同一)に圧入されてい
る。
【0087】このLDホルダ20は、LD2を圧入する
保持部材として機能をするもので、LD2が圧入される
圧入用孔21及び傾き調整用の各調整ねじ22a、22
bを挿入する各ねじ孔23a、23bが形成されてい
る。
【0088】これらねじ孔23a、23bは、図示の関
係上2つであるが、実際には3つ等間隔で形成され、か
つこれらねじ孔23a、23bの配置位置(3つのねじ
孔)は、LD2の出射角度の調整において、ラジアル方
向、タンジェンシャル方向でそれぞれ独立に測定した角
度に対し、干渉なく調整できるところとなっている。
【0089】このLDホルダ20は、板ばね27を介し
てヘッド部本体1に対して固定されるものとなってい
る。
【0090】このように板ばね27を用いた構造では、
弾性変形している板ばね27の接しいる面でのみの熱伝
導効果しか期待できないので、上記同様に熱伝導性の改
善のために角度調整部の隙間部分、つまりLD2からL
Dホルダ20及びヘッド部本体1の間には、熱伝導性の
高い部材としてシリコン系樹脂が充填される。
【0091】このようなLDホルダ20及び板ばね27
を用いてのレーザビームの傾き角度の調整は、上記第1
の実施の形態と同様に図6に示す傾き検出アルゴリズム
に従って行われる。
【0092】すなわち、ステップ#1〜#2において、
LD2を圧入したLDホルダ20がワークステージ30
の基準面29に設けられ、続くステップ#3においてL
D2が点灯され、このLD2からレーザビームが出射さ
れる。
【0093】次に光パワーメータ31は、XYZステー
ジ32の動作により図4に示す第1断面内においてX方
向、Y方向にそれぞれ走査され、ピンホール34を通し
てレーザビームを受光し、このレーザビームの光量に応
じた電気信号を出力する。
【0094】次に輝度プロファイル測定手段36は、ス
テップ#4、#5において、光パワーメータ31により
測定された輝度から第1断面内のX軸、Y軸方向におけ
る各最大輝度を検索し、かつ第1断面内における輝度プ
ロファイルを求める。
【0095】次に座標算出手段37は、ステップ#6に
おいて、第1断面内の輝度プロファイルでの最大輝度に
対して例えば最大輝度に対して70%の輝度をスライス
レベルとして求め、次のステップ#7、#8において、
スライスレベルと交わるX軸、Y軸方向での輝度プロフ
ァイルの2点の座標を求める。
【0096】次に出射角度算出手段38は、ステップ#
9において、座標算出手段37により求められたX及び
Y方向のそれぞれの2点の座標の中心座標を求め、この
中心座標を第1断面でのレーザビーム光軸として求め
る。
【0097】次に光パワーメータ31は、ステップ#1
0において、XYZステージ32の動作により第2断面
内においてX方向、Y方向にそれぞれ走査され、ピンホ
ール34を通してレーザビームを受光し、このレーザビ
ームの光量に応じた電気信号を出力する。
【0098】次に輝度プロファイル測定手段36は、ス
テップ#11、#12において、光パワーメータ31に
より測定された輝度から第2断面内のX軸、Y軸方向に
おける各最大輝度を検索し、かつ第2断面内における輝
度プロファイルを求める。
【0099】次に座標算出手段37は、ステップ#13
において、第2断面内の輝度プロファイルでの最大輝度
に対して例えば最大輝度に対して70%の輝度をスライ
スレベルとして求め、次のステップ#14、#15にお
いて、スライスレベルと交わるX軸、Y軸方向での輝度
プロファイルの2点の座標を求める。
【0100】次に出射角度算出手段38は、ステップ#
16において、座標算出手段37により求められたX及
びY方向のそれぞれの2点の座標の中心座標を求め、こ
の中心座標を第2断面でのレーザビーム光軸として求め
る。
【0101】次に出射角度算出手段38は、第1断面で
の中心座標と第2断面での中心座標との幾何学的関係か
らレーザビームの傾き角度を算出する。
【0102】従って、LD2から出射されるレーザビー
ムの傾き角度が算出されるので、図8に示す各調整ねじ
22a、22bの締結を調整すれば、LDホルダ20の
姿勢を可変でき、これによりLD2から出射されるレー
ザビームの出射角度をラジアル方向、タンジェンシャル
方向でそれぞれ独立して調整でき、レーザビームの出射
角度を基準面29に対して垂直にできる。
【0103】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に、LD2から出射さ
れるレーザビームの傾き角度の調整を高精度にかつ短時
間で実施できる。そのうえ、第1及び第2断面において
寸法的な制約を全く受けることがないので、幾何学的に
非常に高精度なレーザビームの傾き角度の検出ができ
る。
【0104】(3) 次に本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。なお、上記図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0105】図9は半導体レーザの傾き調整装置に用い
られる輝度プロファイル作成方式を示す図である。な
お、半導体レーザの傾き調整装置の全体構成は、図1に
示す通りである。
【0106】Zステージ32z上には、CCDカメラ4
0が積載されている。このCCDカメラ40は、2次元
の受光面41を持ち、LD2から出射されたレーザビー
ムを直接受光し、このレーザビームの光量に応じた輝度
の画像信号を出力する機能を有している。
【0107】このような構成であれば、CCDカメラ4
0は、Zステージ32zの動作により第1断面内と第2
断面内とにそれぞれ配置され、これら第1断面内と第2
断面内とにおいてLD2から出射されるレーザビームを
直接受光し、このレーザビームの輝度に応じた画像信号
を出力する。
【0108】輝度プロファイル測定手段36は、CCD
カメラ40から出力される画像信号を入力し、その輝度
から第1断面内と第2断面内とのX軸、Y軸方向におけ
る各最大輝度を検索し、かつ第1断面内と第2断面内と
における各輝度プロファイルを求める。
【0109】次に座標算出手段37は、第1断面内と第
2断面内とでそれぞれ輝度プロファイルでの最大輝度に
対して例えば最大輝度に対して70%の輝度をスライス
レベルとして求め、このスライスレベルと交わるX軸、
Y軸方向での各輝度プロファイルの2点の座標を求め
る。
【0110】次に出射角度算出手段38は、座標算出手
段37により求められた第1断面と第2断面とにおける
X及びY方向のそれぞれの2点の座標の各中心座標を求
め、これら中心座標をそれぞれ第1断面、第2断面での
各レーザビーム光軸として求める。
【0111】次に出射角度算出手段38は、第1断面で
の中心座標と第2断面での中心座標との幾何学的関係か
らレーザビームの傾き角度を算出する。
【0112】従って、LD2から出射されるレーザビー
ムの傾き角度が算出されるので、図2又は図8に示す各
調整ねじ22a、22bの締結を調整すれば、LDホル
ダ20の姿勢を可変でき、これによりLD2から出射さ
れるレーザビームの出射角度をラジアル方向、タンジェ
ンシャル方向でそれぞれ独立して調整でき、レーザビー
ムの出射角度を基準面29に対して垂直にできる。
【0113】このように上記第3の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することが
できる上、CCDカメラ40に直接レーザビームを取り
込むので、CCDカメラ40を第1断面と第2断面との
間に往復動作させるだけで済み、機械的な走査を大幅に
削除できるとともに工数を削減でき、実際の量産ライン
に最適となる。
【0114】(4) 次に本発明の第4の実施の形態につい
て説明する。なお、上記図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0115】図10は半導体レーザの傾き調整装置の構
成図である。
【0116】ワークステージ30の基準面29には、L
D2が保持されたLDホルダー50が突き当てられてい
る。このLDホルダー50は、図2に示すように第1の
LDホルダ20、第2のLDホルダ24及び板ばね27
などにより構成されるもの、又は図8に示すLDホルダ
20及び板ばね27などにより構成されている。
【0117】LD2から出射されるレーザビームの光軸
上には、ビームスプリッタ51が配置されている。な
お、このビームスプリッタ51に代ってハーフミラーを
配置してもよい。
【0118】このビームスプリッタ51により分岐され
る透過光と反射光との各光路上には、透過側のCCDカ
メラ52、反射側のCCDカメラ53がそれぞれ配置さ
れている。
【0119】これらCCDカメラ52とCCDカメラ5
3とは、それぞれLD2から出射されるレーザビームの
互いに異なるほぼ半分の領域を撮像し、かつその撮像領
域がレーザビームの光軸の領域でオーバーラップするよ
うに配置されている。
【0120】又、これらCCDカメラ52、53には、
それぞれ個別に各移動手段54、55が設けられてい
る。これら移動手段54、55は、例えばエアシリンダ
駆動型ステージにより構成されるもので、各CCDカメ
ラ52、53をそれぞれ透過光路上、反射光路上に沿っ
て第1断面と第2断面との間を一定のストロークで再現
性良く往復運動させる機能を有している。
【0121】なお、LD2から第1断面までの距離は、
透過光路と反射光路とにおいて同一に設定され、かつL
D2から第2断面までの距離も透過光路と反射光路とに
おいて同一に設定されている。
【0122】一方、信号処理装置56は、2つのCCD
カメラ52、53からそれぞれ出力された各画像信号を
入力し、LD2から出射されるレーザビームの角度を求
める機能を有するもので、画像重ね合わせ手段57、輝
度プロファイル測定手段58、座標算出手段59及び出
射角度算出手段60の各機能を有している。
【0123】このうち画像重ね合わせ手段57は、透過
側と反射側との各CCDカメラ52、53からそれぞれ
出力された各画像信号を入力し、これらの画像データを
重ね合わせてあたかも1つのCCDカメラの撮像で得た
画像データのように作成するもので、ここでは第1及び
第2断面の各位置で各1枚の画像データを作成する機能
を有している。
【0124】輝度プロファイル測定手段58は、画像重
ね合わせ手段57により作成された第1及び第2断面の
各位置での各画像データの輝度から第1及び第2断面内
における各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第1及び第
2断面内での各輝度プロファイルを求める機能を有して
いる。
【0125】座標算出手段59は、第1及び第2断面内
の各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内で
の各最大輝度に対して上記図5に示すようにそれぞれ所
定割合の輝度をスライスレベルとして求め、これらスラ
イスレベルと交わる輝度プロファイルの2点の座標を求
める機能を有している。
【0126】出射角度算出手段60は、座標算出手段3
7により求められた第1及び第2断面におけるそれぞれ
の2点の座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るとこ
ろとして求め、これら第1断面での中心座標と第2断面
での中心座標との幾何学的関係からレーザビームの傾き
角度を算出する機能を有している。
【0127】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0128】先ず、透過側と反射側との各CCDカメラ
52、53は、各移動手段54、55の駆動によってそ
れぞれ例えば第1断面の位置に配置される。
【0129】LD2から出射されたレーザビームは、ビ
ームスプリッタ51において透過するとともに反射し、
このうち透過したレーザビームがCCDカメラ52に入
射し、反射したレーザビームがCCDカメラ53に入射
する。
【0130】これらCCDカメラ52、53は、それぞ
れビームスプリッタ51からの透過光、反射光におい
て、そのレーザビームの互いに異なるほぼ半分で、かつ
レーザビームの光軸でオーバーラップする領域のレーザ
ビームを直接受光し、その光量に応じた画像信号を出力
する。
【0131】画像重ね合わせ手段57は、これらCCD
カメラ52、53からそれぞれ出力される各画像信号を
入力し、これら画像信号を例えば512×480画素の
配列に変換し、かつそれぞれの画素において256階調
の輝度情報を含んだ各画像データとして取り込む。
【0132】そして、画像重ね合わせ手段57は、透過
側と反射側との各画像データを、各CCDカメラ52、
53でのオーバラップした領域での各配列毎の輝度プロ
ファイルの差分が最小になるようにして重ね合わせ、第
1断面における1枚の画像データを作成する。
【0133】そして、輝度プロファイル測定手段58
は、画像重ね合わせ手段57により作成された第1断面
の各位置での各画像データの輝度から第1断面内におけ
る各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第1断面内での輝
度プロファイルを求める。
【0134】これにより、輝度プロファイル測定手段5
8は、容易に単一断面又は水平・垂直方向にそれぞれあ
たかも投影したかのような、周辺輝度プロファイルを得
ることができる。
【0135】例えば、図11に示すように透過側の画像
データDt と反射側の画像データDh とを重ね合わせる
場合、これら画像データDt 、Dh の配列毎の輝度にお
いて、1枚の画像データとしたときに中央部分に相当す
る領域で各画像データDt 、Dh をオーバラップさせて
重ね合わせた後、図12に示すような輝度プロファイル
を得る。
【0136】このように各画像データDt 、Dh をオー
バラップさせたとき、図13に示すようにオーバラップ
量を横軸に取り、輝度の差分を縦軸に取ると、サブ画素
以下の精度で最適なオーバラップ量の位置が分かり、こ
の位置に基づいて各画像データDt 、Dh をオーバラッ
プさせて重ね合わせる。
【0137】このように第1断面の輝度プロファイルが
得られると、座標算出手段59は、上記図5に示す作用
と同様に、第1断面内の輝度プロファイルでの最大輝度
に対して例えば最大輝度に対して70%の輝度をスライ
スレベルとして求め、このスライスレベルと交わるX
軸、Y軸方向での輝度プロファイルの2点の座標を求め
る。
【0138】この場合、座標算出手段59は、上記図7
に示す作用と同様に、輝度プロファイルを量子化して座
標に対応する各データとして配列し、スライスレベルと
交わる点の座標を各データ間の直線補間により求める。
【0139】なお、上記の如く例えば最大輝度に対して
70%の輝度をスライスレベルとしたとき、このスライ
スレベルが輝度プロファイルの外側に出てしまう可能性
のある場合には、上下(縦)、左右(横)ともに最端部
の輝度データのうち、大きい方の輝度をしきい値として
スライスレベルの座標を求める。
【0140】次に出射角度算出手段60は、座標算出手
段59により求められたX及びY方向のそれぞれの2点
の座標の中心座標を求め、この中心座標を第1断面での
レーザビーム光軸として求める。
【0141】次に、透過側と反射側との各CCDカメラ
52、53は、各移動手段54、55の駆動によってそ
れぞれ第2断面の位置に配置される。
【0142】2つのCCDカメラ52、53は、それぞ
れビームスプリッタ51からの透過光、反射光におい
て、そのレーザビームの互いに異なるほぼ半分で、かつ
レーザビームの光軸でオーバーラップする領域のレーザ
ビームを直接受光し、その光量に応じた画像信号を出力
する。
【0143】画像重ね合わせ手段57は、上記同様に、
各CCDカメラ52、53からそれぞれ出力される各画
像信号を入力し、これら画像信号を例えば512×48
0画素の配列に変換し、かつそれぞれの画素において2
56階調の輝度情報を含んだ各画像データとして取り込
む。
【0144】そして、画像重ね合わせ手段57は、透過
側と反射側との各画像データを、各CCDカメラ52、
53でのオーバラップした領域での各配列毎の輝度プロ
ファイルの差分が最小になるようにして重ね合わせ、第
2断面における1枚の画像データを作成する。
【0145】そして、輝度プロファイル測定手段58
は、画像重ね合わせ手段57により作成された第2断面
の各位置での各画像データの輝度から第2断面内におけ
る各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第2断面内での各
輝度プロファイルを求める。
【0146】このように第2断面の輝度プロファイルが
得られると、座標算出手段59は、上記図5に示す作用
と同様に、第2断面内の輝度プロファイルでの最大輝度
に対して例えば最大輝度に対して70%の輝度をスライ
スレベルとして求め、このスライスレベルと交わるX
軸、Y軸方向での輝度プロファイルの2点の座標を求め
る。
【0147】次に出射角度算出手段60は、座標算出手
段59により求められたX及びY方向のそれぞれの2点
の座標の中心座標を求め、この中心座標を第2断面での
レーザビーム光軸として求める。
【0148】そして、出射角度算出手段60は、座標算
出手段59により求められた第1及び第2断面における
それぞれの2点の座標の中心座標をレーザビーム光軸の
通るところとして求め、これら第1断面での中心座標と
第2断面での中心座標との幾何学的関係からレーザビー
ムの傾き角度を算出する従って、LD2から出射される
レーザビームの傾き角度が算出されるので、上記図2又
は図8に示す各調整ねじ22a、22bの締結を調整す
れば、LDホルダ20の姿勢を可変でき、これによりL
D2から出射されるレーザビームの出射角度をラジアル
方向、タンジェンシャル方向でそれぞれ独立して調整で
き、レーザビームの出射角度を基準面29に対して垂直
にできる。
【0149】このように上記第4の実施の形態において
は、LD2から出射されるレーザビームの光軸上にビー
ムスプリッタ51を配置するとともにその透過光路上及
び反射光路上にそれぞれレーザビームの互いに異なる略
半分の領域を撮像するように各CCDカメラ52、53
を配置し、これらCCDカメラ52、53の撮像により
得られる第1及び第2断面における各輝度プロファイル
に基づいてレーザビームの出射角度を求めるので、LD
2から出射されるレーザビームの傾き角度の調整を高精
度にかつ短時間で実施できる。そのうえ、第1及び第2
断面において寸法的な制約を全く受けることがないの
で、幾何学的に非常に高精度なレーザビームの傾き角度
の検出ができる。
【0150】さらに、各CCDカメラ52、53に直接
レーザビームを取り込むので、これらCCDカメラ5
2、53を第1断面と第2断面との間に往復動作させる
だけで済み、機械的な走査を大幅に削除できるとともに
工数を削減でき、実際の量産ラインに最適となる。
【0151】又、第1断面と第2断面との断面間距離が
長くなっても、レーザビームのスポットにおける互いに
異なる略半分の領域をそれぞれ撮像する各CCDカメラ
52、53を用いることによって直接レーザビームを取
り込むことができる。
【0152】例えば、図14に示すように現行の1つの
CCDカメラ61の受光面では、第1断面と第2断面と
の距離が短ければ、レーザビームのスポット全域を受光
できる。図15(a)(b)は第1と第2断面との距離が短い
ときのCCD受光面とビームスポットとの大きさの関係
及び周辺輝度プロファイルを示す。
【0153】ところが、現行の1つのCCDカメラ61
の受光面で、第1断面と第2断面との距離が長くなる
と、レーザビームのスポット全域を受光できなくなる。
図16(a)(b)は第1断面と第2断面との距離が長いとき
のCCD受光面とビームスポットとの大きさの関係及び
周辺輝度プロファイルを示す。
【0154】このように直接レーザビームを取り込むこ
とができない場合、特に一般に使用されている光軸検索
アルゴリズムとしての重心検索では、所望しない誤った
光軸を検出してしまうだけとなる。
【0155】又、CCD受光面の全面の重心検索では、
前述したように画像処理によるXY軸にそれぞれ投影し
た周辺輝度プロファイルを予め求め、次に上記図5に示
すスライスレベルを決め、有効領域のみで重心検索にす
るなどしていた。
【0156】しかしながら、図16(b) に示すように非
常になだらかな変化の輝度プロファイルにおいては、ス
ライスレベルを切ろうとすると、ほとんど有効なデータ
を抽出することができない。
【0157】これに対して上記本発明装置では、第1断
面と第2断面との断面間距離が長くなっても、各CCD
カメラ52、53を用いることによって直接レーザビー
ムを取り込むことができる。
【0158】(5) 次に本発明の第5の実施の形態につい
て説明する。
【0159】図17は半導体レーザの傾き調整装置の構
成図である。
【0160】LD2は、LDホルダー50に圧入され、
保持されている。このLDホルダー50は、上記図2に
示すように第1のLDホルダ20、第2のLDホルダ2
4及び板ばね27などにより構成されるもの、又は図8
に示すLDホルダ20及び板ばね27などにより構成さ
れている。
【0161】なお、LD2は、LDチップ2aがヒート
シンク2bに設けられ、かつLDチップ2aの出射光路
側に出射窓(ガラス窓)2cが設けられている。
【0162】XYZステージ32には、レーザ反射式変
位計63が積載されている。
【0163】このレーザ反射式変位計63は、XYZス
テージ32の動作によりLDホルダ50の圧入されたL
D2の出射窓の上方に走査され、LD2におけるレーザ
ヘッド本体との突き当て面(取り付け面)50aとLD
2内に収納されているLDチップ2a面との距離を測定
し、その測定信号を出力する機能を有している。
【0164】光軸測定手段64は、レーザ反射式変位計
63から出力される測定信号を入力し、この測定信号に
基づいて取り付け面50aからLDチップ2a面までの
距離dを測定する機能を有している。
【0165】このような構成であれば、レーザ反射式変
位計63は、XYZステージ32の動作によりLDホル
ダ50の圧入されたLD2の出射窓2cの上方に例えば
XY平面上に走査される。
【0166】このレーザ反射式変位計63は、走査中
に、LD2におけるレーザヘッド本体との取り付け面5
0aとLD2内に収納されているLDチップ2a面との
距離を測定し、その測定信号を出力する。
【0167】図18はレーザ反射式変位計63の出力を
示し、取り付け面50a、LDチップ2aやヒートシン
ク2b、カンパッケージ部2d、LDホルダー50が測
定されている。
【0168】光軸測定手段64は、レーザ反射式変位計
63から出力される測定信号を入力し、この測定信号に
基づいて取り付け面50aからLDチップ2aまでの距
離を求める。
【0169】このように取り付け面50aからLDチッ
プ2aまでの距離を求めると、上記図2又は図8に示す
各調整ねじ22a、22bの締結を同一量調整すること
によって、LDホルダ20をフォーカス方向に調整で
き、後工程のコリメートレンズ調整の均一性が図れる。
【0170】このように上記第5の実施の形態において
は、レーザ反射式変位計63をLD2の出射窓の上方に
走査し、LD2におけるレーザヘッド本体との取り付け
面50aとLD2内に収納されているLDチップ2a面
との距離を測定し、その測定信号に基づいて取り付け面
50aからLDチップ2aまでの距離を一定にすること
により後工程のコリメートレンズ調整を高精度にかつ短
時間で実施できる。
【0171】(6) 次に本発明の第6の実施の形態につい
て説明する。なお、上記図10と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。
【0172】図19は半導体レーザの傾き調整装置の構
成図である。
【0173】LD2から出射されるレーザビームの光軸
上には、ビームスプリッタ51が配置されている。な
お、このビームスプリッタ51に代ってハーフミラーを
配置してもよい。
【0174】このビームスプリッタ51により分岐され
る透過光と反射光との各光路上には、透過側のCCDカ
メラ65、反射側のCCDカメラ66がそれぞれ配置さ
れている。
【0175】このうちCCDカメラ65は、透過光路上
で上記第2断面に相当する位置に配置され、CCDカメ
ラ66は、反射光路上で上記第1断面に相当する位置に
配置されている。
【0176】これらCCDカメラ65とCCDカメラ6
6とは、それぞれLD2から出射されるレーザビームの
全スポット領域を撮像してその画像信号を出力する機能
を有している。
【0177】一方、信号処理装置67は、2つのCCD
カメラ65、66からそれぞれ出力された各画像信号を
入力し、LD2から出射されるレーザビームの角度を求
める機能を有するもので、輝度プロファイル測定手段6
8、座標算出手段69及び出射角度算出手段70の各機
能を有している。
【0178】このうち輝度プロファイル測定手段68
は、各CCDカメラ65、66からそれぞれ出力された
各画像信号を取り込んで第1及び第2断面の各位置での
例えば256階調の輝度情報を含んだ各画像データに変
換し、これら画像データの輝度から第1及び第2断面内
における各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第1及び第
2断面内での各輝度プロファイルを求める機能を有して
いる。
【0179】座標算出手段69は、第1及び第2断面内
の各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内で
の各最大輝度に対して上記図5に示すようにそれぞれ所
定割合の輝度をスライスレベルとして求め、これらスラ
イスレベルと交わる輝度プロファイルの2点の座標を求
める機能を有している。
【0180】出射角度算出手段70は、座標算出手段6
9により求められた第1及び第2断面におけるそれぞれ
の2点の座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るとこ
ろとして求め、これら第1断面での中心座標と第2断面
での中心座標との幾何学的関係からレーザビームの傾き
角度を算出する機能を有している。
【0181】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0182】LD2から出射されたレーザビームは、ビ
ームスプリッタ51において透過するとともに反射し、
このうち透過したレーザビームがCCDカメラ65に入
射し、反射したレーザビームがCCDカメラ66に入射
する。
【0183】このうち透過側のCCDカメラ65は、第
2断面位置においてレーザビームを直接受光しその光量
に応じた画像信号を出力し、反射側のCCDカメラ66
は、第1断面位置においてレーザビームを直接受光しそ
の光量に応じた画像信号を出力する。
【0184】輝度プロファイル測定手段68は、CCD
カメラ65から出力された画像信号を取り込んで例えば
256階調の輝度情報を含む第2断面の位置での画像デ
ータに変換し、この画像データの輝度から第2断面内に
おける各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第2断面内で
の輝度プロファイルを求める。
【0185】これと共に輝度プロファイル測定手段68
は、CCDカメラ66から出力された画像信号を取り込
んで例えば256階調の輝度情報を含む第1断面の位置
での画像データに変換し、この画像データの輝度から第
1断面内における各最大輝度をそれぞれ検索し、かつ第
1断面内での輝度プロファイルを求める。
【0186】このように第1及び第2断面の各輝度プロ
ファイルが得られると、座標算出手段69は、上記図5
に示す作用と同様に、第1及び第2断面内の各輝度プロ
ファイルでの各最大輝度に対して例えば70%の輝度を
スライスレベルとして求め、このスライスレベルと交わ
るX軸、Y軸方向での各輝度プロファイルの2点の座標
を求める。
【0187】なお、上記の如く例えば最大輝度に対して
70%の輝度をスライスレベルとしたとき、このスライ
スレベルが輝度プロファイルの外側に出てしまう可能性
のある場合には、上下(縦)、左右(横)ともに最端部
の輝度データのうち、大きい方の輝度をしきい値として
スライスレベルの座標を求める。
【0188】次に出射角度算出手段70は、座標算出手
段69によりそれぞれ求められた第1第2断面における
X及びY方向のそれぞれの2点の座標の中心座標を求
め、この中心座標を第1及び第2断面での各レーザビー
ム光軸として求める。
【0189】そして、出射角度算出手段70は、座標算
出手段69により求められた第1及び第2断面における
それぞれの2点の座標の中心座標をレーザビーム光軸の
通るところとして求め、これら第1断面での中心座標と
第2断面での中心座標との幾何学的関係からレーザビー
ムの傾き角度を算出する。
【0190】このようにLD2から出射されるレーザビ
ームの傾き角度が算出されると、上記図2又は図8に示
す各調整ねじ22a、22bの締結が調整され、LDホ
ルダ20の姿勢が可変され、これによりLD2から出射
されるレーザビームの出射角度がラジアル方向、タンジ
ェンシャル方向でそれぞれ独立して調整され、レーザビ
ームの出射角度が基準面29に対して垂直にできる。
【0191】このように上記第6の実施の形態において
は、各CCDカメラ65、66をそれぞれ第1、第2断
面の位置に配置したので、機械的に動く部分がゼロとな
るのでリアルタイムにLD2から出射されるレーザビー
ムの傾き角度の検査、調整をができる。
【0192】又、各CCDカメラ65、66に直接レー
ザビームを取り込むので、これらCCDカメラ65、6
6を第1断面と第2断面との間に往復動作させるだけで
済み、機械的な走査をゼロにできるとともに工数を削減
でき、実際の量産ラインに最適となる。
【0193】さらに、ビーム広がり角の小さいLD2に
対し、現在の2/3インチサイズのCCD受光面で第1
及び第2断面の位置で十分に受光できる場合、逆に1イ
ンチ以上のCCDカメラが産業用、民生用に普及して適
当な価格になった場合には、上記のように各CCDカメ
ラ65、66をそれぞれ第1、第2断面の位置に配置し
た構成で対応できる。
【0194】このような構成により機械的な動作の無い
リアルタイム性を有するレーザビームの傾き角度の検出
・調整装置を実現できる。
【0195】(7) 次に本発明の第7の実施の形態につい
て説明する。
【0196】図20は半導体レーザの傾き調整装置の構
成図である。
【0197】ベース80上には、ワークステージ81が
設けられている。このワークステージ81の上面には、
LDホルダ82が突き当てられる基準面83が形成され
ている。
【0198】このワークステージ81の基準面83上に
は、上記LDホルダ82が突き立てられている。このL
Dホルダ82は、ワークステージ81に対して真空吸着
又は機械式クランプにより突き当てられて固定されてい
る。なお、ワークステージ81上のLDホルダ82の固
定される部分には、レーザビームを通過させるための孔
が形成されている。
【0199】LDホルダ82は、図21に示すようにL
D2を保持すると共に、上記の如くLD2の出射窓側を
ワークステージ81の基準面83に突き当てて載置され
ている。
【0200】又、LDホルダ82は、LD2の姿勢を可
変とする構造となっており、図21に示すように凹形
状、例えば球座の案内面が形成された第1のホルダ部材
(以下、凹型ホルダと称する)84と、この凹型ホルダ
84の案内面に沿って摺動する凸面が形状され、かつL
D2が圧入されて固定する第2のホルダ部材(以下、凸
型ホルダと称する)85とから構成されている。
【0201】又、ベース80上には、CCDカメラ用ス
テージ86が設けられている。このCCDカメラ用ステ
ージ86は、ステージの移動端部にCCDカメラ87が
その受光面87aを上方に向けて設けられている。
【0202】このCCDカメラ用ステージ86は、例え
ば図22に示すようにCCDカメラ87をLDホルダ8
2に保持されているLD2から出射されるレーザビーム
の光軸方向に昇降させ、図4に示す第1断面と第2断面
とに相当する位置にそれぞれ配置させる機能を有してい
る。
【0203】又、ベース80上には、待避ステージ88
が設けられ、この待避ステージ88がワークステージ8
1に対してセットされる位置に移動したり、待避する方
向に移動する構成となっている。
【0204】この待避ステージ88上には、出射角度調
整手段89を備えた調整機構用ステージ90が設けられ
ている。この調整機構用ステージ90は、出射角度調整
手段89を昇降させる機能を有している。
【0205】出射角度調整手段89は、LDホルダ82
の凹型ホルダ84を摺動させてLD2の姿勢を可変し、
レーザビームの出射角度を調整する機能を有するもの
で、図21に示す構成を有している。
【0206】すなわち、2枚の平行な支持板90、91
が設けられ、このうち下段側の支持板91には、LDホ
ルダ82に対して常時押し付ける第1の調整用プローブ
92及び第2の調整用プローブ93が設けられている。
【0207】このうち第1の調整用プローブ92は、プ
ローブ本体94と支持板91の下面との間にスプリング
95を介在させ、プローブ本体94を凹型ホルダ84に
対して下方向に常時押し付ける付勢力を有するものとな
っている。
【0208】第2の調整用プローブ93は、プローブ本
体96と支持板91の上面との間にスプリング97を介
在させ、プローブ本体96を凹型ホルダ84に対して上
方向の付勢力を有するもの、すなわちLDホルダ84に
対して押し引き自在に設けられている。
【0209】又、上段側の支持板90には、マイクロメ
ータヘッド98が設けられ、その先端部が鋼球99を介
して第2の調整用プローブ93に当接している。
【0210】このマイクロメータヘッド98は、第2の
調整用プローブ93のスプリング97の力に杭して第2
の調整用プローブ93を凹型ホルダ84に対して押し付
ける駆動力を与える駆動源として作用するものである。
【0211】なお、マイクロメータヘッド98を用いた
マニュアル駆動方式でなく、自動駆動方式にする場合に
は、例えばマイクロメータヘッド98に代わって電磁モ
ータを用いてもよい。
【0212】ところで、LDホルダ82の凹型ホルダ8
4に上記の如く球座の案内面が形成されていれば、図2
3(a) に示すように第1及び第2の調整用プローブ9
2、93をLDホルダ82に押し付けて角度調整を行う
ものとなる。
【0213】又、同図(b) に示すように第1及び第2の
調整用プローブ92、93を2組互いに角度90°をお
いて配置すれば、ラジアル、タンジェントの2軸で角度
調整ができるものとなる。
【0214】一方、信号処理装置100は、CCDカメ
ラ87から出力された画像信号を入力してLD2から出
射されるレーザビームの角度を求める機能を有するもの
で、輝度プロファイル測定手段101、座標算出手段1
02及び出射角度算出手段103の各機能を有してい
る。
【0215】このうち輝度プロファイル測定手段101
は、CCDカメラ87を第1及び第2断面の位置にそれ
ぞれ配置したときに撮像された画像信号の輝度から第1
及び第2断面内における各最大輝度を検索し、かつ第1
及び第2断面内における各輝度プロファイルを求める機
能を有している。
【0216】座標算出手段102は、輝度プロファイル
測定手段101により求められた第1及び第2断面内の
各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内での
各最大輝度に対して上記図5に示すようにそれぞれ所定
割合の輝度をスライスレベルとして求め、これらスライ
スレベルと交わる輝度プロファイルの2点の座標を求め
る機能を有している。
【0217】出射角度算出手段103は、座標算出手段
102により求められた第1及び第2断面内での2点の
座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るところとして
求める機能を有している。
【0218】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図24に示す傾き検出・調整アルゴリズムに従って
説明する。
【0219】LDホルダ82における凹型ホルダ84の
案内面には、ステップ#20において接着剤が塗布さ
れ、凹型ホルダ84と凸型ホルダ85とが重ね合わされ
た状態となる。
【0220】このLDホルダ82は、ステップ#21に
おいて、ワークステージ81の基準面83上に真空吸着
されて固定される。
【0221】次にステップ#22において、LD2に対
して電流が供給され、LD2からはレーザビームが出射
される。
【0222】次にステップ#23において、LD2から
出射されるレーザビームの傾き角度が測定される。
【0223】すなわち、CCDカメラ87は、CCDカ
メラ用ステージ86の動作により図22に示すように第
1断面内と第2断面内とにそれぞれ配置され、これら第
1断面内と第2断面内とにおいてLD2から出射される
レーザビームを直接受光し、このレーザビームの輝度に
応じた画像信号を出力する。
【0224】輝度プロファイル測定手段101は、CC
Dカメラ87から出力される画像信号を入力し、このC
CDカメラ87を第1及び第2断面の位置にそれぞれ配
置したときに撮像された画像信号の輝度から第1及び第
2断面内における各最大輝度を検索し、かつ第1及び第
2断面内における各輝度プロファイルを求める。
【0225】座標算出手段102は、輝度プロファイル
測定手段101により求められた第1及び第2断面内の
各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内での
各最大輝度に対して上記図5に示すようにそれぞれ所定
割合の輝度をスライスレベルとして求め、これらスライ
スレベルと交わる輝度プロファイルの2点の座標を求め
る。
【0226】出射角度算出手段103は、座標算出手段
102により求められた第1及び第2断面内での2点の
座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るところとして
求め、これら第1断面での中心座標と第2断面での中心
座標との幾何学的関係からレーザビームの傾き角度を算
出する。
【0227】このようにレーザビームの傾き角度が算出
されると、次のステップ#24でLD2からのレーザビ
ームの傾き角度に基づいてLDホルダ82における凸型
ホルダ85の傾き補正量への換算を行い、次のステップ
#25においてマイクロメータヘッド98を動作させて
レーザビームの傾き角度の調整を行う。
【0228】すなわち、マイクロメータヘッド98が動
作されると、図21に示すようにマイクロメータヘッド
98から第2の調整用プロープ93に対する押し付ける
付勢力が変化し、この付勢力が第2の調整用プロープ9
3を通してLD2が圧入された凸型ホルダ85に伝達さ
れる。
【0229】これにより凸型ホルダ85は、凹型ホルダ
84の案内面に沿って移動し、LD2から出射されるレ
ーザビームの傾き角度が調整される。
【0230】図25はマイクロメータヘッド98の調整
量に対する凸型ホルダ85の角度測定結果の例を示す。
この角度測定結果からややヒステリシスが見られるが、
設計理論値に一致する約0.01°/μmの感度で傾き
角度の調整ができることが確認されている。
【0231】再び、CCDカメラ87は、ステップ#2
6において、CCDカメラ用ステージ86の動作により
図22に示すように第1断面内と第2断面内とにそれぞ
れ配置され、これら第1断面内と第2断面内とにおいて
LD2から出射されるレーザビームを直接受光し、この
レーザビームの輝度に応じた画像信号を出力する。
【0232】輝度プロファイル測定手段101は、CC
Dカメラ87から出力される画像信号を入力し、このC
CDカメラ87を第1及び第2断面の位置にそれぞれ配
置したときに撮像された画像信号の輝度から第1及び第
2断面内における各最大輝度を検索し、かつ第1及び第
2断面内における各輝度プロファイルを求める。
【0233】座標算出手段102は、輝度プロファイル
測定手段101により求められた第1及び第2断面内の
各輝度プロファイルにおいて、第1及び第2断面内での
各最大輝度に対して所定割合の輝度をスライスレベルと
して求め、これらスライスレベルと交わる輝度プロファ
イルの2点の座標を求める。
【0234】出射角度算出手段103は、座標算出手段
102により求められた第1及び第2断面内での2点の
座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るところとして
求め、これら第1断面での中心座標と第2断面での中心
座標との幾何学的関係からレーザビームの傾き角度を算
出する。
【0235】ここで、測定されたレーザビームの傾き角
度が規格内であれば、ステップ#27から#28に移
り、ここで仮接着が行われる。この後、LDホルダ82
は、ステップ#29において、ワークステージ81の基
準面83上に対する真空吸着が開放される。
【0236】これに対しレーザビームの傾き角度が規格
外であれば、再びステップ#24に戻り、マイクロメー
タヘッド98を動作させてレーザビームの傾き角度の調
整が行われる。
【0237】このように上記第7の実施の形態のおいて
は、案内面が形成された凹型ホルダ84と、LD2が圧
入された凸型ホルダ85とを重ね合わせたLDホルダ8
2を設け、かつ第1及び第2の調整用プローブ92、9
3をLDホルダ82に接触させ、マイクロメータヘッド
98の駆動により第2の調整用プローブ93をLDホル
ダ82に対して押し引きしてレーザビームの傾き角度を
調整するようにしたので、LD出射光の傾き角度の調整
を高精度にかつ短時間で実施できる。
【0238】(8) 次に本発明の第8の実施の形態につい
て説明する。
【0239】図26は半導体レーザの傾き調整装置に用
いられる出射角度調整手段の構成図である。なお、半導
体レーザの傾き調整装置の全体構成は、図20に示す構
成と同一であり、その同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0240】下段側の支持板91の下面には、第1と第
2との調整用プローブ92、93の間に電気的接続用部
材110が設けられている。
【0241】この電気的接続用部材110は、LDホル
ダ82に保持されているLD2の足と電気的に接続され
る各電極111を備えたものである。
【0242】図27はかかる電気的接続用部材110の
外観図であり、この電気的接続用部材110は樹脂部材
により形成され、LD2の足に対応する部分にテーパ状
の各穴112が形成されている。なお、これらテーパ穴
112は、図では2つのであるが、実際にはLD2の3
本の足に対応して3つの穴が形成されている。
【0243】そして、これらテーパ穴112の内部に各
電極111が配線されている。これら電極111には、
LD2からレーザビームを出射させるための電源が接続
されている。
【0244】このような構成であれば、上記同様に、凹
型ホルダ84と凸型ホルダ85とを接着剤を介して重ね
合わせ、このLDホルダ82をワークステージ81の基
準面83上に真空吸着される。
【0245】この状態に、出射角度調整手段89は、図
28に示すように下降し、電気的接続用部材110の各
テーパ穴112にLD2の各足が挿入される。これによ
り、LD2の各足と電気的接続用部材110の各電極1
11とが電気的に接続され、LD2からレーザビームが
出射される。
【0246】CCDカメラ87は、図22に示すように
第1断面内と第2断面内とにそれぞれ配置され、レーザ
ビームの輝度に応じた各画像信号を出力する。
【0247】輝度プロファイル測定手段101は、第1
断面内と第2断面の各位置に配置したときの各画像信号
の輝度から第1及び第2断面内における各最大輝度を検
索するとともに各輝度プロファイルを求める。
【0248】座標算出手段102は、輝度プロファイル
測定手段101により求められた第1及び第2断面内の
各輝度プロファイルにおいて、それぞれ各最大輝度に対
して所定割合の輝度をスライスレベルとして求め、これ
らスライスレベルと交わる輝度プロファイルの2点の座
標を求める。
【0249】出射角度算出手段103は、座標算出手段
102により求められた第1及び第2断面内での2点の
座標の中心座標をレーザビーム光軸の通るところとして
求め、これら第1断面での中心座標と第2断面での中心
座標との幾何学的関係からレーザビームの傾き角度を算
出する。
【0250】このようにレーザビームの傾き角度が算出
されると、このレーザビームの傾き角度に基づいてマイ
クロメータヘッド98が動作され、これにより第2の調
整用プロープ93に対する押し付ける付勢力が変化し、
凸型ホルダ85が案内面に沿って移動し、LD2から出
射されるレーザビームの傾き角度が調整される。
【0251】再び、CCDカメラ87は、第1断面内と
第2断面内とにそれぞれ配置され、このときのレーザビ
ームの輝度に応じた各画像信号を出力する。
【0252】以下、上記同様に、輝度プロファイル測定
手段101は、CCDカメラ87から出力される画像信
号の輝度から第1及び第2断面内における各最大輝度を
検索するとともに各輝度プロファイルを求め、座標算出
手段102は、これら第1及び第2断面内の各輝度プロ
ファイルからスライスレベルと交わる輝度プロファイル
の2点の座標を求め、出射角度算出手段103は、第1
及び第2断面内での2点の座標の中心座標をレーザビー
ム光軸の通るところとして求め、これら第1断面での中
心座標と第2断面での中心座標との幾何学的関係からレ
ーザビームの傾き角度を算出する。
【0253】ここで、測定されたレーザビームの傾き角
度が規格内であれば、仮接着が行われる。この後、LD
ホルダ82は、ワークステージ81の基準面83上に対
する真空吸着が開放される。
【0254】これに対しレーザビームの傾き角度が規格
外であれば、マイクロメータヘッド98を動作させてレ
ーザビームの傾き角度の調整が行われる。
【0255】このように上記第8の実施の形態のおいて
は、上記第7の実施の形態の効果と同様の効果を奏する
ことは言うまでもなく、さらに各電極111を有する電
気的接続用部材110を設けたので、LD2の足への配
線・接続作業を別に行うことがなく、レーザビームの傾
き角度を算出する一連の動作を利用することで配線・接
続でき、工数の増大を招くことがない。
【0256】なお、本発明は、上記第1〜第8の実施の
形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
【0257】例えば、LDホルダ82の凹型ホルダ84
に回転方向が一軸の案内面が形成されていれば、レーザ
ビームスポットの楕円短辺軸の方向を案内面で角度調整
する一軸の方向に一致させるようにすればよい。
【0258】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、L
D出射光の傾き角度の調整を高精度にかつ短時間で実施
できる半導体レーザの傾き調整方法及びその装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置の
第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】同装置に用いる第1及び第2のLDホルダの構
成図。
【図3】第1と第2のLDホルダとの間に介在する板ば
ねの外観図。
【図4】輝度プロファイルを求める各断面位置を示す
図。
【図5】レーザビーム光軸の検出手順のアルゴリズムを
説明するための図。
【図6】傾き検出アルゴリズムを示す図。
【図7】輝度プロファイルを量子化したときの処理方法
を示す図。
【図8】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置の
第2の実施の形態に用いられるLDホルダの構成図。
【図9】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置の
第3の実施の形態に用いられる輝度プロファイル作成方
式を示す図。
【図10】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置
の第4の実施の形態を示す構成図。
【図11】透過側と反射側との各画像データ間のオーバ
ラップ量を示す図。
【図12】透過側と反射側との各画像データを重ね合わ
せた後の輝度プロファイルを示す図。
【図13】各画像データをオーバラップさせたときの差
分を示す図。
【図14】現行のCCDカメラの受光面でのビームスポ
ットの受光状態を示す図。
【図15】断面間距離が短いときのCCD受光面とビー
ムスポットとの大きさの関係及び周辺輝度プロファイル
を示す図。
【図16】断面間距離が長いときのCCD受光面とビー
ムスポットとの大きさの関係及び周辺輝度プロファイル
を示す図。
【図17】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置
の第5の実施の形態を示す構成図。
【図18】同装置に用いられるレーザ反射式変位計の出
力を示す図。
【図19】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置
の第6の実施の形態を示す構成図。
【図20】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置
の第7の実施の形態を示す構成図。
【図21】同装置における出射角度調整手段の構成図。
【図22】同装置においてCCDカメラを昇降して配置
する第1断面及び第2断面を示す図。
【図23】同装置における第1及び第2の調整用プロー
ブによる角度調整を説明するための図。
【図24】同装置における傾き検出・調整アルゴリズム
を示す図。
【図25】同装置におけるマイクロメータヘッドの調整
量に対する凸型ホルダの角度測定結果を示す図。
【図26】本発明に係わる半導体レーザの傾き調整装置
の第8の実施の形態を示す構成図。
【図27】同装置に用いられる電気的接続用部材の外観
図。
【図28】同電気的接続用部材によるLDへの接続を示
す図。
【図29】光ディスク装置の構成図。
【図30】従来のLD傾き調整装置の測定原理を示す
図。
【図31】同装置によるLD傾き調整の作用を示す図。
【符号の説明】
2…LD、 20…第1のLDホルダ、 22a,22b…調整ねじ、 24…第2のLDホルダ、 27…板ばね、 31…光パワーメータ、 32…XYZステージ、 35…信号処理装置、 36…輝度プロファイル測定手段、 37…座標算出手段、 38…出射角度算出手段、 40…CCDカメラ、 50…LDホルダー、 51…ビームスプリッタ、 52,53…CCDカメラ、 54,55…移動手段、 56…信号処理装置、 57…画像重ね合わせ手段、 58…輝度プロファイル測定手段、 59…座標算出手段、 60…出射角度算出手段、 61…CCDカメラ、 63…レーザ反射式変位計、 65,66…CCDカメラ、 68…輝度プロファイル測定手段、 69…座標算出手段、 70…出射角度算出手段、 81…ワークステージ、 82…LDホルダ、 84…凹型ホルダ、 85…凸型ホルダ、 87…CCDカメラ、 89…出射角度調整手段、 92…第1の調整用プローブ、 93…第2の調整用プローブ、 98…マイクロメータヘッド、 101…輝度プロファイル測定手段、 102…座標算出手段、 103…出射角度算出手段、 110…電気的接続用部材、 111…電極。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザをヘッド部本体に取り付け
    たときの傾きを調整する半導体レーザの傾き調整方法に
    おいて、 前記半導体レーザを保持部材に保持し、かつこの保持部
    材と前記ヘッド部本体との間に弾性部材を介在させ、前
    記保持部材を前記ヘッド部本体に対して複数の調整ねじ
    によりそれぞれ個別に締結することを特徴とする半導体
    レーザの傾き調整方法。
  2. 【請求項2】 半導体レーザをヘッド部本体に取り付け
    たときの傾きを調整する半導体レーザの傾き調整方法に
    おいて、 前記半導体レーザを第1の保持部材に圧入するとともに
    前記ヘッド部本体に対して第2の保持部材を固定し、か
    つ前記第1の保持部材を弾性部材を介して前記第2の保
    持部材に装着し、前記第1の部材を前記第2の部材に対
    して複数の調整ねじによりそれぞれ個別に締結すること
    を特徴とする半導体レーザの傾き調整方法。
  3. 【請求項3】 半導体レーザから出力されるレーザビー
    ムの出射角度を調整する半導体レーザの傾き調整方法に
    おいて、 前記レーザビームの光軸に対して交わる方向の少なくと
    も2つの断面において各輝度プロファイルを求め、これ
    ら輝度プロファイルにおける最大輝度の各座標と前記各
    断面間の距離とに基づいて前記レーザビームの出射角度
    を検査することを特徴とする半導体レーザの傾き調整方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体レーザをヘッド部本体に取り付け
    たときの傾きを調整する半導体レーザの傾き調整装置に
    おいて、 前記半導体レーザを保持する保持部材と、 この保持部材と前記ヘッド部本体との間に介在する弾性
    部材と、 前記保持部材を前記弾性部材を介して前記ヘッド部本体
    に対してそれぞれ締結して、前記半導体レーザから出力
    されるレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ね
    じと、を具備したことを特徴とする半導体レーザの傾き
    調整装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザをヘッド部本体に取り付け
    たときの傾きを調整する半導体レーザの傾き調整装置に
    おいて、 前記半導体レーザが圧入される第1の保持部材と、 この第1の保持部材が装着されるとともに前記ヘッド部
    本体に固定される第2の保持部材と、 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間に介在
    する弾性部材と、 前記第1の保持部材を前記弾性部材を介して前記第2の
    保持部材に対してそれぞれ締結して、前記半導体レーザ
    から出力されるレーザビームの出射角度を調整する複数
    の調整ねじと、を具備したことを特徴とする半導体レー
    ザの傾き調整装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザから出力されるレーザビー
    ムの出射角度を調整する半導体レーザの傾き調整装置に
    おいて、 前記半導体レーザを保持する保持部材と、 この保持部材と前記ヘッド部本体との間に介在する弾性
    部材と、 前記保持部材を前記弾性部材を介して前記ヘッド部本体
    に対してそれぞれ締結して、前記半導体レーザから出力
    されるレーザビームの出射角度を調整する複数の調整ね
    じと、 前記レーザビームの光軸に対して交わる方向の少なくと
    も2つの断面においてそれぞれ輝度プロファイルを測定
    し、これら測定された前記各断面ごとの各輝度プロファ
    イルにおける最大輝度の各座標と前記各断面間の距離と
    に基づいて前記レーザビームの出射角度を求める手段、
    を具備したことを特徴とする半導体レーザの傾き調整装
    置。
  7. 【請求項7】 半導体レーザから出力されるレーザビー
    ムの出射角度を調整する半導体レーザの傾き調整装置に
    おいて、 前記半導体レーザが圧入される第1の保持部材と、 この第1の保持部材が装着されるとともに前記ヘッド部
    本体に固定される第2の保持部材と、 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間に介在
    する弾性部材と、 前記第1の保持部材を前記弾性部材を介して前記第2の
    保持部材に対してそれぞれ締結して、前記半導体レーザ
    から出力されるレーザビームの出射角度を調整する複数
    の調整ねじと、 前記レーザビームの光軸に対して交わる方向の少なくと
    も2つの断面においてそれぞれ輝度プロファイルを測定
    し、これら測定された前記各断面ごとの各輝度プロファ
    イルにおける最大輝度の各座標と前記各断面間の距離と
    に基づいて前記レーザビームの出射角度を求める手段、
    を具備したことを特徴とする半導体レーザの傾き調整装
    置。
  8. 【請求項8】 光パワーメータと、 この光パワーメータを前記各断面内でそれぞれ走査させ
    る走査手段と、 前記光パワーメータを前記各断面内でそれぞれ走査した
    ときに測定された輝度から前記各断面内における各最大
    輝度を検索し、かつ前記各断面内の前記各輝度プロファ
    イルを求める輝度プロファイル測定手段と、 前記各輝度プロファイルにおいて、前記各最大輝度に対
    してそれぞれ所定割合の輝度をスライスレベルとして求
    め、これらスライスレベルと交わる前記各輝度プロファ
    イルの2点の座標を求める座標算出手段と、 この座標算出手段により前記各輝度プロファイルに対し
    てそれぞれ求められた2点の座標の各中心座標を前記レ
    ーザビームの光軸として求める出射角度算出手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の半導体レ
    ーザの傾き調整装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザから出力されるレーザ
    ビームの光軸上に配置されたビームスプリッタと、 このビームスプリッタの各分岐光路上にそれぞれ配置さ
    れ、前記ビームスプリッタにより分岐された各レーザビ
    ームの互いに異なる略半分の領域を撮像する2つの撮像
    素子と、 これら撮像素子を前記各分岐光路上に沿って移動させる
    移動手段と、 この移動手段により前記各撮像素子を前記各断面位置に
    配置したときの前記各撮像素子から出力される画像信号
    を重ね合わせて前記各断面における前記レーザビーム全
    体の前記各輝度プロファイルを作成し、これら輝度プロ
    ファイルにおける最大輝度の各座標と前記各断面間の距
    離とに基づいて前記レーザビームの出射角度を求める出
    射角度算出手段と、を備えたことを特徴とする請求項6
    又は7記載の半導体レーザの傾き調整装置。
  10. 【請求項10】 前記2つの撮像素子は、前記ビームス
    プリッタにより分岐された前記各レーザビームの互いに
    異なる略半分の領域でオーバーラップするように配置さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の半導体レーザ
    の傾き調整装置。
  11. 【請求項11】 前記半導体レーザから出力されるレー
    ザビームの光軸上に配置されたビームスプリッタと、 このビームスプリッタの各分岐光路上で前記各断面位置
    に対応してそれぞれ配置され、前記分岐された前記レー
    ザビームをそれぞれ撮像する2つの撮像素子と、 これら撮像素子から出力される各画像信号を重ね合わせ
    て前記各断面における前記レーザビーム全体の前記各輝
    度プロファイルを作成し、これら輝度プロファイルにお
    ける最大輝度の各座標と前記各断面間の距離とに基づい
    て前記レーザビームの出射角度を求める出射角度算出手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の
    半導体レーザの傾き調整装置。
  12. 【請求項12】 レーザヘッド部本体に取り付ける半導
    体レーザから出力されるレーザビームの出射角度を調整
    する半導体レーザの傾き調整装置において、 レーザ反射式変位計と、 このレーザ反射式変位計を前記半導体レーザの出射窓側
    で走査させ、前記半導体レーザの前記レーザヘッド本体
    との取り付け面と前記半導体レーザ内に収納されている
    半導体レーザチップ面との距離を測定する測定手段と、 前記半導体レーザを保持する保持部材と、 この保持部材と前記ヘッド部本体との間に介在する弾性
    部材と、 前記測定手段の測定結果に基づいて前記保持部材を前記
    弾性部材を介して前記ヘッド部本体に対してそれぞれ締
    結し、前記半導体レーザから出力されるレーザビームの
    出射角度を調整する複数の調整ねじと、を具備したこと
    を特徴とする半導体レーザの傾き調整装置。
  13. 【請求項13】 ヘッド部本体に取り付ける半導体レー
    ザから出力されるレーザビームの出射角度を調整する半
    導体レーザの傾き調整装置において、 レーザ反射式変位計と、 このレーザ反射式変位計を前記半導体レーザの出射窓側
    で走査させ、前記半導体レーザの前記ヘッド部本体との
    取り付け面と前記半導体レーザ内に収納されている半導
    体レーザチップ面との距離を測定する測定手段と、 前記半導体レーザが圧入される第1の保持部材と、 この第1の保持部材が装着されるとともに前記ヘッド部
    本体に固定される第2の保持部材と、 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間に介在
    する弾性部材と、 前記測定手段の測定結果に基づいて前記第1の保持部材
    を前記弾性部材を介して前記第2の保持部材に対してそ
    れぞれ締結し、前記半導体レーザから出力されるレーザ
    ビームの出射角度を調整する複数の調整ねじと、を具備
    したことを特徴とする半導体レーザの傾き調整装置。
  14. 【請求項14】 半導体レーザから出力されるレーザビ
    ームの出射角度を調整する半導体レーザの傾き調整装置
    において、 前記半導体レーザを保持するとともにこの半導体レーザ
    の姿勢を可変とするホルダと、 前記半導体レーザを保持した前記ホルダを載置する基準
    面を持つワークステージと、 前記半導体レーザから出力されるレーザビームの前記基
    準面に対する出射角度を測定する出射角度測定手段と、 前記ホルダに接触する少なくとも2つのプローブを有
    し、前記出射角度測定手段の測定結果に応じて前記プロ
    ーブを前記ホルダに対して押し引きして前記半導体レー
    ザの姿勢を可変し、前記レーザビームの出射角度を調整
    する出射角度調整手段と、を具備したことを特徴とする
    半導体レーザの傾き調整装置。
  15. 【請求項15】 前記ホルダは、凹形状の案内面が形成
    された第1のホルダ部材と、 前記案内面に沿って摺動する凸面が形成され、かつ前記
    半導体レーザが圧入され固定する第2のホルダ部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項14記載の半導体レー
    ザの傾き調整装置。
  16. 【請求項16】 前記出射角度測定手段は、前記半導体
    レーザから出力されるレーザビームの光路上に配置され
    た撮像装置と、 この撮像装置を前記レーザビームの光軸に対して交わる
    方向の少なくとも2つの断面位置にそれぞれ配置して各
    輝度プロファイルを測定するプロファイル測定手段と、 このプロファイル測定手段により測定された前記各輝度
    プロファイルにおける最大輝度の各座標と前記各断面間
    の距離とに基づいて前記レーザビームの出射角度を求め
    る出射角度算出手段と、を有することを特徴とする請求
    項14記載の半導体レーザの傾き調整装置。
  17. 【請求項17】 前記ホルダの第1のホルダ部材に球座
    の案内面が形成されている場合、前記第1及び第2のプ
    ローブを2組備え、これらプローブを前記ホルダを押し
    付けて2軸方向で角度調整を行うことを特徴とする請求
    項14記載の半導体レーザの傾き調整装置。
  18. 【請求項18】 前記ホルダの第1のホルダ部材に回転
    方向が一軸の案内面が形成されている場合、前記レーザ
    ビームスポットの楕円短辺軸の方向を前記案内面で角度
    調整する一軸の方向に一致させることを特徴とする請求
    項14記載の半導体レーザの傾き調整装置。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2のプローブを昇降さ
    せるステージと、 このステージに搭載され、前記ホルダに保持されている
    前記半導体レーザの足と電気的に接続される電極を備え
    た電気的接続用部材とを付加し、 前記第1及び第2のプローブが下降して前記ホルダを押
    し付けるとともに、前記電気的接続用部材の電極が前記
    半導体レーザの足と電気的に接続して前記半導体レーザ
    を発光させることを特徴とする請求項14記載の半導体
    レーザの傾き調整装置。
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JP4615283B2 (ja) * 2004-10-18 2011-01-19 三菱電機株式会社 半導体デバイスの特性測定方法

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