JPH11204180A - 高圧電線用接続端子 - Google Patents

高圧電線用接続端子

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JPH11204180A
JPH11204180A JP569198A JP569198A JPH11204180A JP H11204180 A JPH11204180 A JP H11204180A JP 569198 A JP569198 A JP 569198A JP 569198 A JP569198 A JP 569198A JP H11204180 A JPH11204180 A JP H11204180A
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JP
Japan
Prior art keywords
connection terminal
electric wire
voltage
ring member
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP569198A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshikawa
裕之 吉川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11204180A publication Critical patent/JPH11204180A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度に優れた高圧電線用接続端子を提供する
こと。 【解決手段】 端子本体部10は、電線抱持部12と接
続端子部20とが連結部18を介して一体形成されてな
る。接続端子部20にCリング部材30が内嵌めされ
る。Cリング部材30には、連結部18に向かって延び
て電線抱持部12に圧着抱持される高圧電線の端面に当
接するストッパ34が一体形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧電線と高圧
端子との接続、特に、自動車のディストリビュータや点
火コイル,点火プラグ等の高圧端子と高圧電線との接続
に用いられる高圧電線用接続端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高圧電線用接続端子とし
て、図4に示される如く、点火プラグ等の高圧端子に接
続される接続端子部52と高圧電線を圧着抱持する電線
抱持部54との間に、高圧電線の軸方向と垂直な方向に
ストッパ56を立設したものがある。このストッパ56
は、図5に示すように、接続端子部52と電線抱持部5
4間の金属板領域を部分的に切り起こすことにより形成
される。なお、接続端子部52にCリング部材60を外
嵌してその接続端子部52の強度補強を図っている。
【0003】そして、高圧電線端部に露出した芯線部を
被覆層に沿って折り返して、この電線端部をその端面が
上記ストッパ56に当接するまで電線抱持部54に挿入
配置し、この状態で電線抱持部54をカシメることによ
り、高圧電線を軸方向に位置決めした状態で圧着抱持す
るよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな高圧電線用接続端子50によると、接続端子部52
と電線抱持部54間の金属板領域を切り起こすことによ
りストッパ56を形成しているため、それら接続端子部
52と電線抱持部54との連結部にストッパ56の切り
起こしによる穴が形成され、その連結部での強度が小さ
く、端子変形等を生じる恐れがあるという問題がある。
【0005】そこで、この発明は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、強度に優れた高圧電線用接
続端子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の高圧電線用接続端子は、
金属板を所定形状に打抜きプレス加工することにより形
成され、高圧電線端部に露出した心線部を被覆層に沿っ
て折り返した状態でその高圧電線端部を圧着抱持する電
線抱持部と、側部に被係合穴部が形成されてなる高圧端
子接続用の接続端子部とを連結部を介して一体的に連結
した高圧電線用端子本体部と、外周部に前記被係合穴部
に係合可能な係合凸部が形成されこの係合凸部を前記被
係合穴部に係合させた状態で前記接続端子部に内嵌めさ
れたCリング部材とを備え、前記Cリング部材に、前記
連結部まで延設されて前記電線抱持部に圧着抱持される
高圧電線の端面に当接するストッパが一体形成されてい
る。
【0007】なお、請求項2記載のように、前記接続端
子部は、断面略C字状の円筒形状に形成され、前記電線
抱持部は、断面略U字状の半円筒形状に形成され、前記
連結部は、前記接続端子部及び前記電線抱持部の曲成部
と同一の曲率をもたせて断面略C字状の半円筒形状に形
成され、前記ストッパは、前記リング部材の一端からそ
の軸方向に沿って延設された水平片と、その水平片の先
端を前記Cリング部材の中心軸に向けて略直角に屈曲し
てなる当接片とを有し、前記水平片が前記接続端子部及
び前記連結部の底部に沿って配設されて当接片が前記連
結部に配設されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態について説明する。
【0009】この高圧電線用接続端子は、図1〜図3に
示すように、端子本体部10とCリング部材30とから
構成される。
【0010】端子本体部10は、圧延ステンレス鋼等の
薄金属板を所定形状に打抜いてプレス加工することによ
り形成され、その一端側に高圧電線を圧着抱持するため
の電線抱持部12が設けられると共に、その他端側にデ
ィストリビュータ等の高圧端子との接続のための接続端
子部20が設けられ、これら電線抱持部12と接続端子
部20とが連結部18を介して一体的に連結されて構成
される。
【0011】上記電線抱持部12は、略U字状断面の半
円筒状に形成されるとともに、その周方向両側縁部に、
鋸歯状の歯部14が形成されている。そして、図2に示
すように、電線抱持部12に高圧電線40の端部を挿入
配置してその電線抱持部12を内側に曲成するようにカ
シメると、歯部14がその電線40の被覆層42に食い
込んでその高圧電線40を所定位置に圧着抱持可能なよ
うに構成されている。
【0012】また、接続端子部20は、略C字状断面の
円筒状に形成されており、その周面に左右一対の係合穴
部22が形成されている。
【0013】連結部18は、電線抱持部12及び接続端
子部20の各曲成部分と同一の曲率もたせて略半円筒状
に形成され、これら電線抱持部12と接続端子部20と
を一体に連結する。
【0014】また、Cリング部材30は、端子本体部1
0と同様に圧延ステンレス鋼等の薄金属板を所定形状に
打抜いてプレス加工することにより形成され、リング部
32の一端にストッパ34が一体形成されて構成され
る。
【0015】上記リング部32は、略C字状断面の円筒
状に形成され、その外径寸法が接続端子部20の内径寸
法とほぼ同じかやや小さい程度の大きさに仕上げられて
いる。また、このリング部32の外周部の前記両係合穴
部22と対応する位置には、各係合穴部22にそれぞれ
係合可能な一対の係合凸部33が打出し形成されてい
る。
【0016】また、ストッパ34は、リング部32の一
端側からその軸方向に沿って延設された水平片35の先
端部にリング部32の中心軸側に向けて略垂直に当接片
36が屈曲形成されてなる。この当接片36は、後述す
るように、Cリング部材30を接続端子部20に内嵌め
した状態で、接続端子部20と電線抱持部12間の連結
部18に配置されるように構成される。なお、この当接
片36は、接続端子部20内に挿通可能な程度の大きさ
に形成してある。
【0017】そして、Cリング部材30の接続端子部2
0への装着は、接続端子部20を拡開させるように変形
させながら、又は、Cリング部材30を縮径させるよう
に変形させながら、ストッパ34側からCリング部材3
0を接続端子部20内に挿入し、その各係合凸部33を
各係合穴部22にそれぞれ係合させることにより行われ
る。これにより、図2及び図3に示すように、水平片3
5が、接続端子部20及び連結部18の底部に沿って配
設され、その先端部の当接片36が電線抱持部12と接
続端子部20間の連結部18に立設配置されることにな
る。
【0018】このように構成された高圧電線用接続端子
による高圧電線40の圧着抱持は、次のように行われ
る。
【0019】まず、図2及び図3に示すように、高圧電
線40端部に露出した芯線部44を被覆層42に沿って
折り返して、この電線40端部をその端面が上記当接片
36に当接するように電線抱持部12に挿入配置する。
次に、前記状態で電線抱持部12の両側縁部を内側にカ
シメ、歯部14を被覆層42内に食い込ませる。これに
より、高圧電線40が、その端部が当接片36に当接さ
せてその軸方向に位置決めされた状態で圧着抱持され
る。
【0020】また、このように高圧電線40を圧着抱持
した高圧電線用接続端子には、その接続端子部20をデ
ィストリビュータの高圧端子(図示省略)内に挿入嵌合
させることにより、そのディストリビュータとの電気
的,機械的接続が行われるように構成されている。
【0021】以上のように構成された高圧電線用接続端
子によると、接続端子部20に内嵌めされるCリング部
材30にストッパ34を一体形成し、このストッパ34
先端部に電線抱持部12と接続端子部20との間で高圧
電線40の端面に当接する当接片36を形成しているた
め、図4及び図5に示す従来例のように、接続端子部5
4と電線抱持部52間の金属板領域を切り起こしてスト
ッパ56を形成する必要がない。言い換えれば、連結部
18にストッパ用の切起こし加工を行う必要がないた
め、連結部18の強度が増し、これにより高圧電線用接
続端子の強度に優れ、端子変形等を防止することができ
る。
【0022】なお、この高圧電線用接続端子は、ディス
トリビュータの高圧端子との接続に限らず、点火プラグ
等の高圧端子との接続にも用いることができるが、ディ
ストリビュータの高圧端子との接続の場合のように、接
続端子部20を相手側(ディストリビュータ側)の嵌合
穴部内に内嵌めして接続する場合には、特に次のような
効果を得ることができる。即ち、Cリング部材30を接
続端子部20の内部に内嵌めし、係合凸部33を係合穴
部22に係合させているため、この接続端子部20を相
手側の嵌合穴部内に内嵌めする際に、その接続端子部2
0が内側にたわみ変形しにくくなり、ディストリビュー
タとの接触不良及び離脱力の低減が防止されるという効
果である。
【0023】特に、接続端子部20内にディストリビュ
ータの高圧端子を挿入嵌合した際、その接続端子部20
が高圧端子に当接する位置の内側にCリング部材30を
取付けるようにすれば、そのCリング部材30が取付け
られた位置で接続端子部20と高圧端子との接触するこ
とになり、この高圧電線用接続端子とディストリビュー
タとの接触信頼性がより向上する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の高圧電線用接
続端子によると、接続端子部に内嵌めされるCリング部
材に、連結部まで延設されて電線抱持部に圧着抱持され
る高圧電線の端面に当接するストッパが一体形成されて
いるため、従来のように接続端子部と電線抱持部間の金
属板領域を切り起こしてストッパを形成する必要がな
く、強度に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の高圧電線用接続
端子を示す分解斜視図である。
【図2】同上の高圧電線用接続端子を示す側面図であ
る。
【図3】同上の高圧電線用接続端子を示す要部拡大断面
図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】同上の従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 端子本体部 12 電線抱持部 20 接続端子部 22 係合穴部 30 Cリング部材 33 係合凸部 34 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を所定形状に打抜きプレス加工す
    ることにより形成され、高圧電線端部に露出した心線部
    を被覆層に沿って折り返した状態でその高圧電線端部を
    圧着抱持する電線抱持部と、側部に被係合穴部が形成さ
    れてなる高圧端子接続用の接続端子部とを連結部を介し
    て一体的に連結した高圧電線用端子本体部と、 外周部に前記被係合穴部に係合可能な係合凸部が形成さ
    れこの係合凸部を前記被係合穴部に係合させた状態で前
    記接続端子部に内嵌めされたCリング部材とを備え、 前記Cリング部材に、前記連結部まで延設されて前記電
    線抱持部に圧着抱持される高圧電線の端面に当接するス
    トッパが一体形成された高圧電線用接続端子。
  2. 【請求項2】 前記接続端子部は、断面略C字状の円筒
    形状に形成され、 前記電線抱持部は、断面略U字状の半円筒形状に形成さ
    れ、 前記連結部は、前記接続端子部及び前記電線抱持部の曲
    成部と同一の曲率をもたせて断面略C字状の半円筒形状
    に形成され、 前記ストッパは、前記リング部材の一端からその軸方向
    に沿って延設された水平片と、その水平片の先端を前記
    Cリング部材の中心軸に向けて略直角に屈曲してなる当
    接片とを有し、 前記水平片が前記接続端子部及び前記連結部の底部に沿
    って配設されて当接片が前記連結部に配設された請求項
    1記載の高圧電線用接続端子。
JP569198A 1998-01-14 1998-01-14 高圧電線用接続端子 Pending JPH11204180A (ja)

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JP569198A Pending JPH11204180A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 高圧電線用接続端子

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JP (1) JPH11204180A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102372742B1 (ko) * 2021-09-06 2022-03-08 최홍림 전선연결용 슬리브

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