JPH1120381A - 複合筆記具 - Google Patents

複合筆記具

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JPH1120381A
JPH1120381A JP9182179A JP18217997A JPH1120381A JP H1120381 A JPH1120381 A JP H1120381A JP 9182179 A JP9182179 A JP 9182179A JP 18217997 A JP18217997 A JP 18217997A JP H1120381 A JPH1120381 A JP H1120381A
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Koichi Hirose
公一 広瀬
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】芯体の押し出し距離を変えることなく、ノック
スライダの押し込み距離を短くして、外形長さの短い複
合筆記具を提供することにある。 【解決手段】所望の芯体を選択して先端から突出させる
複合筆記具において、胴体の中心軸線CLに沿って進退
動し、常態で後端が前記胴体外に突出付勢されており、
前端の筒状部にスライダ用カム面23が形成され、かつ
筒状部の外側に第一案内突起27が設けられたノックス
ライダ20と、ノックスライダの筒状部を摺動自在とさ
せ、中心軸線CLに沿った直線状第一カム溝31及び第
一案内突起27を案内摺動させる直線状第二カム溝32
が形成され、中心軸線CLに沿って進退動し、スライダ
用カム面23に当接摺動し、かつ第一カム溝31内に突
出して摺動案内される第二案内突起42が設けられたス
ライダ40とからなることを特徴とする複合筆記具1と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボールペン芯体とシ
ャープペンシル芯体とを選択的に突出させる複合筆記具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】常に芯が出たものでなく、ボールペンと
シャープペンシルを胴体の中に格納した複合式の筆記具
は、これらの芯体を何本も格納して、選択した一本を先
尖り形状の先端から押し出して筆記する構造になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
何本かの芯体を先端からわずかに入ったところ、すなわ
ちノック動作でわずかな押し込み量で芯を出すことがで
きる位置に配置すると、押し出したい芯と格納されてい
る芯とが干渉してしまうおそれがあり、先端と芯の格納
位置までには十分な距離が取られていた。そのため、芯
を出す押し込み距離が長くなり、ノックスライダが後方
に大きく飛び出て全体として長い物になっていた。
【0004】そこで、この発明の目的は、芯体の押し出
し距離を変えることなく、ノックスライダの押し込み距
離を短くして、外形長さの短い複合筆記具を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、常態で胴体に内蔵されたボール
ペン芯体及びシャープペンシル芯体をノック動作でによ
って所望の前記芯体を選択して先端から突出させる複合
筆記具において、前記胴体の中心軸線に沿って進退動
し、常態で後端が前記胴体外に突出付勢されており、前
端の筒状部に前記中心軸線に対して傾斜したスライダ用
カム面が形成され、かつ前記筒状部の外側に第一案内突
起が設けられたノックスライダと、該ノックスライダの
前記筒状部を摺動自在とさせ、前記中心軸線に沿った直
線状第一カム溝及び前記中心軸線に対して傾斜し前記第
一案内突起を案内摺動させる直線状第二カム溝が形成さ
れ、前記胴体に固定されるガイド筒と、前記ノックスラ
イダの前記筒状部内側に収納され、前記中心軸線に沿っ
て進退動し、前記スライダ用カム面に当接摺動し、かつ
前記第一カム溝内に突出して摺動案内される第二案内突
起が設けられたスライダとからなることを特徴とする複
合筆記具としている。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記スライダ用カム面にシャープペンシル用の芯出
しノック係止部が形成され、前記第二カム溝に前記シャ
ープペンシル用の芯出しノック係止部に対応して前記中
心軸線に沿ったノック溝部が形成されたことを特徴とす
る複合筆記具としている。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記芯体の選択をする棒状振り子が前記スライダに
設けられたことを特徴とする複合筆記具としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施の形態を表
す図面に基づいて説明する。
【0009】図1〜図11まではこの発明の実施の形態
の一例である。
【0010】図2において、1は複合筆記具で、先尖り
で前後に分割された筒体状の胴体2(2a,2b)の中
には、先端開口3から出没するように進退動するボール
ペン芯体4及びシャープペンシル芯体5が複数本後端位
置を所定配置関係に規制されて胴体2の中心軸線CLの
回りで格納されている。これら芯体4,5の後方には、
ノックスライダ20、ガイド筒30、スライダ40、棒
状振り子6が組み込まれている。棒状振り子6は、スラ
イダ40に振り子状に自由に振れ回るように取り付けら
れ、スライダ40はノックスライダ20内に、ノックス
ライダ20はガイド筒30内に所定の動きをするように
設けられている。そして円錐状に巻かれたスプリング7
を取り付けることにより、スプリング7が座屈すること
なくスムースにスライダ40がノックスライダ20に押
し付けられるように付勢され、ノックスライダ20も後
端を最大に突出した不使用時の常態となる。
【0011】また、ノックスライダ20をノック動作し
たとき後述するピン25が突出し係合して使用状態を維
持し、シャープペンシル芯体5の芯出しノックをするこ
とが可能な大きさの開口8が、胴体2bに設けられてい
る。
【0012】ノックスライダ20は、図4(a)〜
(c)、図5〜図7に示されており、ほぼ全体が突出す
る、この例では中実丸棒のノック部21と、この径より
幾分大きく境目で段ができる後方に開放した筒状部22
で構成されている。この筒状部22には、スライダ用カ
ム面23が形成されており、スライダ用カム面23に
は、図7に示す展開図のように中心軸線CLに対して傾
斜したカム面部23aとシャープペンシル用の芯出しノ
ック係止部23bとが形成されている。すなわち、スラ
イダ用カム面23は、筒状の端面から中心軸線CLに平
行に入り込み、その位置から傾斜したカム面部23aが
形成され、その終わりに芯出しノック係止部23bが形
成され、そこから筒状の端面まで中心軸線CLと平行に
なって形成されている。
【0013】また、筒状部22ではあるが、ノック部2
1との境の中実部には中心軸線CLと直交し、この中心
軸線CLを通過する穴24が形成され、この穴24に図
示しないスプリングで突出付勢されるピン25装着され
ている。さらに、筒状部22には、カム面部23aの端
面から一番奥に入った位置と同じ円周上の位置に貫通孔
26が形成されている。この貫通孔26には、金属製の
ピンなどが圧入されて外側にのみ突出する第一案内突起
27が形成されている(図1〜3参照)。
【0014】ガイド筒30は、図8〜11に示されてお
り、円筒状の壁面に中心軸線CLに平行な(沿った)直
線状第一カム溝31及び中心軸線CLに対して傾斜し、
第一案内突起27を案内摺動させる直線状第二カム溝3
2を有している。この第二カム溝32には、前方側端部
にシャープペンシル用の芯出しノック係止部23bに対
応して中心軸線CLに沿ったノック溝部33が形成され
ている。一方、第一カム溝31には、ノック溝部33に
相当する長さの溝部が前方側に含まれて形成されてい
る。
【0015】スライダ40は、図3に示すように円筒形
状の中間部に仕切り壁41が形成され、ノックスライダ
20の筒状部22内側に収納され、中心軸線CLに沿っ
て進退動するようになっている。また、スライダ40に
は、スライダ用カム面23に当接摺動し、かつ第一カム
溝31内に突出して摺動案内される第二案内突起42が
設けられている。このスライダ40の前方側の凹所に
は、棒状振り子6の一端が拘束され、他端がふれ回るよ
うに自由度を持たされている。
【0016】次に、この複合筆記具1の使用方法につい
て説明する。
【0017】図2に示すように、複合筆記具1が常態に
あるとき、棒状振り子6は、図では中心軸線CLに沿っ
た姿勢で表されているが、実際は、重力の作用に従って
自由端である先端側が重力方向、すなわち下方に向き胴
体2の内壁面側に倒れている。
【0018】ボールペン芯体4かシャープペンシル芯体
5のいずれか使用したい芯体が、複合筆記具1を斜めか
水平にしたとき下側に来るように把持し、棒状振り子6
の先端が所望する芯体のすぐ後ろに位置するようにす
る。
【0019】図3の(a)の様なノック前の常態から、
スプリング7の力に抗してノックスライダ20を押し込
むノック動作(動作距離P)をしたとき、図1の(a)
〜(c)に示すようにノックスライダ20の第一案内突
起27が胴体2に固定されたガイド筒30の第二カム溝
32内を移動しながら、ノックスライダ20を右回転さ
せながら前進(動作距離S)させる。ノックスライダ2
0の回転は、傾斜したカム面部23aも右回転させるた
め、これに付勢当接されているスライダ40の第二案内
突起42も右斜め前方の力を受けることになる。
【0020】しかし、第二案内突起42は固定されたガ
イド筒30の第一カム溝31に規制されて、中心軸線に
沿って前進(動作距離t)されることになり、スライダ
40はノックスライダ20のノック動作距離Pよりも大
きな距離qだけ前進することになる。すなわち、必要な
芯押し出し距離に対し、少ないノックスライダの押し込
み距離ですむことになり、後端からのノックスライダ2
0の突出長さも短くなる。
【0021】第一案内突起27が第二案内溝32のノッ
ク溝部33に入るところで、第二案内突起42は芯出し
ノック係止部23bに係止し、さらに開口8にピン25
が突入し係合すると共にスライダ40に取り付けられた
棒状振り子6の先端が所望の芯体を押し出し使用状態に
する。
【0022】使用を終えるときとか、他の芯体を使用し
たいときには、図外の手段でピン25を押し込み開口8
との係合を解くと、スプリング7の力でノックスライダ
20が胴体2から最大に突出したノック前の常態にな
る。
【0023】特にシャープペンシル芯体5を使用すると
きは、シャープペンシル芯体5を胴体2の先端開口3か
ら突出させただけではなく、芯出しノック動作で芯自体
を出さなければならない。従って、図1(a)の状態で
芯出しノック動作での動作距離rだけ動かすと図1
(d)のようになり、手を離すと図1(c)の位置に戻
る。このノックを繰り返すことにより、芯の摩耗や芯の
出具合を調節することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ノックスライダの胴体からの突出距離を短くするこ
とができ、筆記具の長さを短くすることができる。
【0025】請求項2の発明は、請求項1の効果に加え
て、シャープペンシル芯体を使用することができる。
【0026】請求項3の発明は、請求項1の効果に加え
て、重力を利用した簡便な複合筆記具を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る複合筆記具のノックスライダを
含む要部組立て体を示す図で、(a)は芯体押し出し前
の常態であり、(b)は芯体押し出し途中の状態であ
り、(c)は芯出しノック係止状態であり、(d)は芯
出しノックのノック状態である。
【図2】この発明に係る複合筆記具の縦中央断面図であ
る。
【図3】図2に示した複合筆記具の要部断面図で、
(a)は図1の(a)に、(b)は図1の(c)に、
(c)は図1の(d)に相当する。
【図4】ノックスライダで、(a)は平面図、(b)は
正面断面図、(c)は正面図である。
【図5】図4(b)のA−A断面図である。
【図6】図4(b)のB−B断面図である。
【図7】ノックスライダの筒状部の展開図である。
【図8】ガイド筒を示しており、(a)は平面図、
(b)は正面図、(C)は底面図である。
【図9】図8(b)のC−C断面図である。
【図10】図8(b)のD−D断面図である。
【図11】カム筒の展開図である。
【符号の説明】
1…複合筆記具 2…胴体 3…先端開口 4…ボールペン芯体 5…シャープペンシル芯体 6…棒状振り子 7…スプリング 8…開口 20…ノックスライダ 21…ノック部 22…筒状部 23a…カム面部 23b…芯出しノック係止部 27…第一案内突起 30…ガイド筒 31…第一カム溝 32…第二カム溝 33…ノック溝部 40…スライダ 42…第二案内突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常態で胴体に内蔵されたボールペン芯体
    及びシャープペンシル芯体をノック動作によって所望の
    前記芯体を選択して先端から突出させて使用状態にさせ
    る複合筆記具において、 前記胴体の中心軸線に沿って進退動し、常態で後端が前
    記胴体外に突出付勢されており、前端の筒状部に前記中
    心軸線に対して傾斜したスライダ用カム面が形成され、
    かつ前記筒状部の外側に第一案内突起が設けられたノッ
    クスライダと、 該ノックスライダの前記筒状部を摺動自在とさせ、前記
    中心軸線に沿った直線状第一カム溝及び前記中心軸線に
    対して傾斜し前記第一案内突起を案内摺動させる直線状
    第二カム溝が形成され、前記胴体に固定されるガイド筒
    と、 前記ノックスライダの前記筒状部内側に収納され、前記
    中心軸線に沿って進退動し、前記スライダ用カム面に当
    接摺動し、かつ前記第一カム溝内に突出して摺動案内さ
    れる第二案内突起が設けられたスライダとからなること
    を特徴とする複合筆記具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スライダ用カム
    面にシャープペンシル用の芯出しノック係止部が形成さ
    れ、前記第二カム溝に前記芯出しノック係止部に対応し
    て前記中心軸線に沿ったノック溝部が形成されたことを
    特徴とする複合筆記具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記芯体の選択をす
    る棒状振り子が前記スライダに設けられたことを特徴と
    する複合筆記具。
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