JPH11203774A - ディスク用スピンドルモータ装置 - Google Patents

ディスク用スピンドルモータ装置

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JPH11203774A
JPH11203774A JP1647598A JP1647598A JPH11203774A JP H11203774 A JPH11203774 A JP H11203774A JP 1647598 A JP1647598 A JP 1647598A JP 1647598 A JP1647598 A JP 1647598A JP H11203774 A JPH11203774 A JP H11203774A
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JP
Japan
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stator
stator coil
coil
circular arc
peripheral side
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1647598A
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English (en)
Inventor
Hideo Okano
秀雄 岡野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非回転同期成分の振れが小さく、起動トルク
が小さく、倒置状態でも使用でき、しかも耐衝撃性に優
れ、効率の良いスピンドルモータを提供する事。 【解決手段】 平面対向型ディスク用スピンドルモータ
装置は、ステータコイルの形状を扇形状とし、該ステー
タコイルは外周側円弧部が回転子磁石より半径方向外側
に位置し、内周側円弧部が回転子磁石より半径方向内側
に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器、音響・
映像機器用スピンドルモータ装置、特に光ディスク装置
や磁気ディスク装置に最適なディスク用スピンドルモー
タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すようなディスク用スピ
ンドルモータ装置1は、回転子磁石2とステータ3が周
面をもって対向するいわゆる周対向モータとなってい
る。すなわち、光ディスクや磁気ディスク等の複数のデ
ィスクDを搭載したハブ5が2個の玉軸受6,7を介し
て、回転自在にシヤフト8に支持されている。ハブ5の
外径側の突出部5aには軸方向に延びるヨーク9および
前述した回転子磁石2が設けてある。
【0003】一方、フレーム4には前述のステータ3が
設けられており、該ステータ3はステータコア11と、
それに巻かれたステータコイル10を有し、該ステータ
コイルに通電された電流により、ディスク側はハブ5に
ヨーク9を介して取り付けられた回転子磁石2により回
転トルクを発生し回転駆動される。ハブ5の、フレーム
4と反対側にはラビリンスシール12が設けてあり玉軸
受6,7より発生する軸受用の潤滑用グリースのベーパ
状ダストのモータ外部への飛散をふせぐようになってい
る。
【0004】一方、玉軸受の代わりに非回転同期成分の
振れが小さい動圧軸受をラジアル軸受およびスラスト軸
受の両方に使用した図6のような構造のスピンドルモー
タ装置が検討されてきている。この例では、回転軸15
の下端面とスラスト受け板16の上面でスラスト動圧軸
受を構成してスラスト荷重を支持している。また、回転
軸15の上端に固定されハブ18の内径面に設けた磁石
19とフレーム20に設けたステータ21とでモータを
構成し、回転軸15やハブ18を含み図示なきディスク
を備えた回転体23を駆動させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置で
は,高容量・高記録密度化が進展しており,そこに使用
される上述のようなスピンドルモータ装置では非回転同
期成分の振れが小さいことはもちろんのこと,ヘッドの
追従性を高めるためにディスク外周面のアキシアル方向
の振れを小さくすることが求められている。
【0006】また、図5の如く玉軸受が用いられてきた
従来のスピンドルモータ装置において、玉軸受は非回転
同期成分の振れが小さい事が要求される。しかし、玉軸
受は玉通過振動や、軸受部品の形状誤差に起因する振動
を有しており、加工精度を向上させても非回転同期成分
の振れを所定以下の値にする事は困難である。
【0007】図6に示すようにこのように玉軸受の代わ
りに動圧軸受にすると、スピンドルの非回転同期成分の
振れは小さくなるが、倒置状態や外部から軸が抜ける方
向に衝撃が作用すると軸が抜ける欠点が有った。
【0008】そのため、図6の例においては径方向内向
きに延びるストッパ24を設けて動圧軸受の外筒である
スリーブ26の上端に設けた径方向突出部26aに係合
して軸抜けを防止する構造としていた。しかし、この様
な構造では、ストッパ24の取り付けが困難であり、又
輸送時などの衝撃によって、ストッパ24とスリーブ外
筒からの突出部26aとがたびたび接触すると、そのた
め摩耗粉が発生しやすいという問題点が有った。
【0009】そこで図7のような回転子磁石とそれに対
向するステータとが半径方向に延びる面をもって対向し
ている平面対向型モータを使用し、回転子磁石とステー
タコアの磁気吸引力によってハブを支持部材に吸引する
構造が示されている。この従来の平面対向型スピンドル
モータは、回転側のハブ5の下方突出部5aには環状板
のヨーク9’および回転子磁石2’が固設されている。
そして、この回転子磁石2’対向するステータコイル1
1’はFPC(フレキシブルプリント基板15)を介し
て磁性体から成る環状のステータコア10’に貼付けら
れている。ステータコア10’はフレーム4に固設され
ている。
【0010】この従来型スピンドルモータにおいては、
各々が扇形状であり、FPC15を介して環状板である
ステータコア10’に貼付けられたステータコイル1
1’は、図8に示すように外径側と内径側とを含めて全
体としてステータコア10’上に配置される構成となっ
ている。すなわち、この従来構成の場合、ステータコイ
ル11’の外径側の部分11’aおよび内径側の部分1
1’bであるコイルエンド部分は双方とも磁性体から成
るステータコア10’に対向しているため、回転子磁石
の磁束がコイルエンド部分を通過してステータコア1
0’に到達するため、コイルエンド部分では振動が発生
し、この振動が騒音や軸振れの原因となっていた。ま
た、この振動によって、搭載されているディスクが加振
されて、ディスクの振動が大きくなって記録密度を大き
くすることが困難であった。
【0011】本発明は、上述の問題点に着目し、非回転
同期成分の振れが小さく、起動トルクが小さく、倒置状
態でも使用でき、しかも耐衝撃性に優れ、騒音および振
動が少なく効率の良いスピンドルモータを提供する事を
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク用スピ
ンドルモータ装置はディスクを支持する回転体と、該回
転体を軸受を介して支持する支持フレームと、該回転体
に固定された回転子磁石と、前記支持フレームに固定さ
れたステータとから成り、前記回転子磁石と前記ステー
タとは両者間の間隙が径方向に延在する面対向タイプの
モータを構成しており、前記ステータのステータコイル
の形状を扇形状とし、該ステータコイルは外周側円弧部
が前記回転子磁石より半径方向外側に位置し、内周側円
弧部が前記回転子磁石より半径方向内側に位置すること
を特徴とする。
【0013】また、本発明のディスク用スピンドルモー
タ装置において、前記ステータコイルの各々は外周側円
弧部が前記ステータコアよりも半径方向外側に位置し、
また内周側円弧部が前記ステータコアよりも半径方向内
側に位置していることが好ましい。
【0014】さらにまた、本発明のディスク用スピンド
ルモータ装置において、前記ステータコイルはその外周
部の円弧部がステータコアの軸方向突出部より半径方向
外側に位置し、また内周側円弧部が該軸方向突出部より
半径方向内側に位置することが好ましい。
【0015】さらに、本発明のディスク用スピンドルモ
ータ装置において、前記ステータコアの内外径寸法は前
記回転子磁石の内外径寸法とほぼ同寸法であることが好
ましい。
【0016】ステータコア、ステータコイルおよび回転
子磁石間の上述の如き構成により、モータ付勢時に回転
子磁石より発生する磁束の殆どは真っ直ぐステータコア
に入り、漏れ磁束がコイルエンドであるステータコイル
の外周側円弧部および内周側円弧部を通過する割合が少
なくなる。したがって、ステータコイルに通電された電
流によりこの部分で発生する径方向に働く力は僅かとな
り、振動発生が少なくなる。その結果、搭載するディス
クの振動が小さくなり、記録密度を向上させることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
につき図を参照して説明する。
【0018】図1は第1実施の形態についての縦断面図
である。図1において、フレーム31の底部31aの中
央に、スラスト受板32が固設してあり、その上には上
方に延びるスリーブ33が固設されている。
【0019】フレーム31の底部31aは、中央円筒部
31bでスリーブ33の下方部を支持すると共に、該中
央円筒部31bの外径側の外径側底部上に環状のステー
タコア部材34を支持している。ステータコア部材34
の内周側と外周側には非磁性体から成る環状のコイル支
持板35と36とが設けてある。これらコイル支持板3
5、36とステータコア部材34には周方向所定箇所に
ステータコイル37が形成されている。これらステータ
コア部材34とステータコイル37との詳細については
後述する。
【0020】前述したスリーブ33内にはシャフト38
が回転可能に嵌合状態に挿入されており、該シャフト3
8の下端部は前述したスラスト受板32との間に動圧ス
ラスト軸受を形成している。そのため、シャフト38の
下端面又はスラスト受板32の上面の少なくともどちら
か一方には動圧発生用のスパイラル溝(図示なし)が形
成されている。なお、スラスト軸受は接触式のピボット
軸受でも良い。
【0021】また、シャフト38の周面には軸方向に離
隔して2つのへリングボーン状の動圧発生用溝40,4
1が形成されており、スリーブ33の内周面に対向して
動圧ラジアル軸受を形成している。なお、動圧発生用の
溝はスリーブ33の内周面に形成しても良く、または軸
外周面とスリーブ内周面の両方に形成しても良い。
【0022】シャフト38の上端部には、外径側にディ
スクDを搭載した回転体であるハブ43がその中央部で
固設されている。ハブ43はスリーブ33および該スリ
ーブ33を支持するフレーム中央円筒部31bの外周側
で下方に延び、そこに環状ヨーク44を固設している。
環状ヨーク44にはその下側に回転子磁石45が固設さ
れている。
【0023】回転子磁石45は径方向に延びる面を有し
ており、前述したステータコイル37およびステータコ
ア部とに対して径方向に延びる隙間を形成して面対向
し、こうして面対向形のブラシレスモータを形成してい
る。
【0024】ここで、前述したステータコア部材34と
ステータコイル37との構成について詳細に説明する。
【0025】ステータコア部材34は図2に取り出して
示すように環状であり、外周34aと内周34bとを有
している。
【0026】一方、本実施の形態では等角配置のステー
タコイル37は各々扇形状であり、外周側円弧部37a
と、内周側円弧部37bおよびこれら外周側円弧部37
aと内周側円弧部37bとを接続する各々が径方向に延
びた2つの径方向部37c、37dとを有している。
【0027】ステータコイル37の外周側円弧部37a
はステータコア部材34の外周34aよりも半径方向外
側に位置しており、またステータコイル37の内周側円
弧部37bはステータコア部材34の内周34bよりも
半径方向内側に位置している。
【0028】ステータコイル37はステータコア部材3
4および該ステータコア部材34に内接および外接した
前述の非磁性コイル支持板35,36上にFPC(フレ
キシブルプリント基板)47を介して貼り付けられてい
る。
【0029】また、各ステータコイル37の外周側円弧
部37aは回転子磁石45よりも半径方向外側に位置
し、また内周側円弧部37bは回転子磁石45の半径方
向内側に位置している。
【0030】ステータコア部材34の内外径寸法は回転
子磁石45の内外径寸法とほぼ同寸法である。
【0031】ステータコア部材34、ステータコイル3
7および回転子磁石45間の上述の如き構成により、モ
ータ付勢時に回転子磁石45より発生する磁束の殆どは
真っ直ぐステータコア部材34に入り、漏れ磁束がコイ
ルエンドであるステータコイル37の外周側円弧部37
aおよび内周側円弧部37bを通過する割合が少ない。
したがって、ステータコイル37に通電された電流によ
りこの部分に発生する力は僅かとなり、振動発生が少な
くなる。なお実際の駆動は、ステータコイル37の径方
向部37c、37dで発生するので、モータ駆動が減少
することはない。
【0032】次に、図3を参照して本発明の第2実施の
形態について説明する。第2実施の形態において、図1
および図2に示した第1実施の形態と同一構造の部分に
ついては符号のみをもって示し、その説明を省略し、第
1実施の形態とは異なる部分のみについて説明する。
【0033】第2実施の形態は、軸固定形であり、シャ
フト50はフレーム31の中央部に上向きに固設されて
いる。
【0034】回転体を構成するハブ43は回転子磁石4
5およびヨーク44を保持し、その内径側に、シャフト
50に嵌合しているスリーブ51を有し、スリーブ51
の上底部にはスラスト軸受板53を固設している。シャ
フト50の周面とスリーブ51の内周面との間には第1
実施の形態同様動圧流体ラジアル軸受が形成されてお
り、またシャフト50の上端面とスラスト軸受板の間に
は動圧流体スラスト軸受が形成されている。
【0035】第2実施の形態において、環状のステータ
コア部材60はソフトフェライト製で、外周側と内周側
とにそれぞれコイル支持部60aと60bとを有してい
る。これらコイル支持部60aと60bとの半径方向の
間において回転子磁石45と軸方向に対向して等角配置
で適数の軸方向突出部60cが形成されている。該軸方
向突出部60cの各々は扇形状であり、その内外径寸法
は回転子磁石45とほぼ同じである。軸方向突出部60
cの周囲には第1実施の形態と同様扇形状のステータコ
イル37がFPC47によりステータコア60のコイル
支持部60a、60b上に貼り付けられている。
【0036】このような構造により、第2実施の形態に
おいても、モータ付勢時に回転子磁石より発生した磁束
はステータコイル内側の軸方向突出部60cに収束され
る。このためコイルエンドであるステータコイルの外周
側円弧部37aおよび内周側円弧部37bに作用する磁
束は少なくなり、コイルエンドの振動は少なくなる。
【0037】以上、第1実施の形態においては軸回転と
し、第2実施の形態においては軸固定として説明した
が、これらは互いに反対でも良い。
【0038】また、上記実施の形態においては動圧軸受
について説明したが、軸受は玉軸受等の他の軸受形式で
あっても良い。
【0039】また、ステータコイルはFPCを介さずに
直接ステータコアに固設しても良い。この場合は、FP
C以外の絶縁体をはさみ込んでも良い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、平面対向型スピンドル
モータにおいて、コイルエンド部分の軸方向の振動を著
しく低減できる。その結果、搭載するディスクの振動が
小さくなり、記録密度を向上することができる。また、
本発明によれば平面対向型スピンドルモータにおいて、
回転子磁石の体積とステータコアの体積を減らすことが
でき低コストのスピンドルモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のディスク用スピンドル
モータの中央縦断面図である。
【図2】(a)は上記実施の形態におけるステータコア
部材とステータコイルとの配置構成を示す平面図であ
り、(b)はその断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態のディスク用スピンドル
モータの中央縦断面図である。
【図4】(a)は上記第2実施の形態におけるステータ
コア部材の平面図であり、(b)は正面図である。
【図5】従来の玉軸受使用ディスク用スピンドルモータ
の中央縦断面図である。
【図6】従来例の動圧軸受使用ディスク用スピンドルモ
ータの中央縦断面図である。
【図7】従来の平面対向型モータの磁石回路の断面を示
す図である。
【図8】図7のステータコイルとステータコアとの配置
構成を示す平面図である。
【符号の説明】
31 フレーム 32、53 スラスト受板 33、51 スリーブ 34、60 ステータコア部材 37 ステータコイル 43 ハブ(回転体) 45 回転子磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを支持する回転体と、該回転体
    を軸受を介して支持する支持フレームと、該回転体に固
    定された回転子磁石と、前記支持フレームに固定された
    ステータとから成り、前記回転子磁石と前記ステータと
    は両者間の間隙が径方向に延在する面対向型のモータを
    構成しているディスク用スピンドルモータ装置におい
    て、 前記ステータのステータコイルの形状を扇形状とし、該
    ステータコイルは外周側円弧部が前記回転子磁石より半
    径方向外側に位置し、内周側円弧部が前記回転子磁石よ
    り半径方向内側に位置することを特徴とするディスク用
    スピンドルモータ装置。
JP1647598A 1998-01-13 1998-01-13 ディスク用スピンドルモータ装置 Withdrawn JPH11203774A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405