JPH11202646A - 転写ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写ベルト装置及び画像形成装置

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JPH11202646A
JPH11202646A JP10007714A JP771498A JPH11202646A JP H11202646 A JPH11202646 A JP H11202646A JP 10007714 A JP10007714 A JP 10007714A JP 771498 A JP771498 A JP 771498A JP H11202646 A JPH11202646 A JP H11202646A
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JP
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transfer
roller
transfer belt
groove
image
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JP10007714A
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Inventor
Takashi Hatakeyama
隆至 畠山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動ローラ及び従動ローラに掛け渡される転
写ベルトのテンションを強くする事無く、走行時の転写
ベルトの寄りを防止し、画像乱れの無い良好な画像を得
ると共に、転写ベルトの劣化によるへたりを防止し長時
間の使用に拘わらず良好な転写を得る。 【解決手段】 従動ローラ38の両側に第1及び第2の
V溝46、47を形成し、駆動ローラ37及び従動ロー
ラ38に掛け渡される転写ベルト23を第1及び第2の
V溝46、47に食い込ませる事により転写ベルト23
の寄りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや電子写
真装置等において、感光体ドラムに形成されるトナー像
を転写されるシート紙を、転写ベルトにて転写位置に搬
送し転写を行う転写ベルト装置及びこの転写ベルト装置
を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやデジタル複写機反転現像方式
を採用する画像形成装置においては、転写工程時に感光
体の極性とシート紙等の被転写体の極性が逆になるため
両者が引き合い吸着してしまい、定着終了後に感光体か
らシートしを剥離しにくいという事から、シート紙を感
光体から分離する工夫が必要となる。このため従来はシ
ート紙を静電吸着するエンドレスの転写ベルトを用い、
この転写ベルトを駆動ローラ及び従動ローラ間に張設し
てシート紙を転写位置に搬送し転写を行い、転写終了後
はシート紙を転写ベルト側に静電的に吸着させて、感光
体から剥離していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動ロ
ーラ及び従動ローラ間に張設される転写ベルトは走行中
に、駆動ローラ及び従動ローラに対して寄りを生じてし
まい、転写位置における感光体との接触の安定性が問題
となっていた。すなわち転写時に、駆動ローラ及び従動
ローラ間で走行される転写ベルトに寄りを生じると、転
写ベルトに吸着搬送されるシート紙がずれて、転写形成
されるトナー像が乱れ、画像品位が著しく低下するとい
う問題を生じていた。
【0004】このため従来は、図15及び図16に示す
ように、駆動ローラ1及び従動ローラ2間に弾性体ゴム
ベルトからなる転写ベルト3を張ることにより、駆動ロ
ーラ1及び従動ローラ2端部で転写ベルト3がすぼま
り、矢印l方向或いは矢印m方向の転写ベルトの寄りに
対して抵抗力を生じ、転写ベルトの寄りを防止してい
た。しかし、このように駆動ローラ1及び従動ローラ2
端部で転写ベルト3をすぼめるには転写べルト3を張る
テンションを非常に強くしなければならず、転写ベルト
が強く引っ張られるので、転写ベルトの劣化によるへた
りが早く、転写ベルトがへたると感光体との接触が不安
定になり、転写不良による表示品位の低下を招いてい
た。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を除去するも
ので、駆動ローラ及び従動ローラ間に張設する転写ベル
トのテンションを強くする事無く転写ベルトの寄りを防
止出来、転写ベルトの劣化による転写不良を防止し、又
転写ベルトの寄りによるとトナー像の乱れを防止して、
表示品位の高い画像を得られる転写ベルト装置及び画像
形成装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、平行に配置され少なくともいず
れか一方の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆
動ローラ及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端
部が少なくとも前記断面V字型の溝の外側法面にかか
り、前記断面V字型の溝に密着するよう前記駆動ローラ
及び従動ローラ間に張設され、転写材を静電吸着して像
担持体の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、この
転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを設け
るものである。
【0007】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、平行に配置され少なくともいずれか一方の少な
くとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ローラ及び従
動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端部が前記断面V
字型の溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ロ
ーラ間に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転
写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、この転写ベルト
に転写電荷を付与する電荷付与手段とを設けるものであ
る。
【0008】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動
ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ少なくとも
一側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前記断面
V字型の溝側端部が少なくとも前記断面V字型の溝の外
側法面にかかり、前記断面V字型の溝に密着するよう前
記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設され、転写材を静
電吸着して像担持体の転写位置に搬送する弾性の転写ベ
ルトと、この転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与
手段とを設けるものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決するための手段
として少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ロ
ーラと、この駆動ローラに平行に設けられ少なくとも一
側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前記断面V
字型の溝側端部が前記断面V字型の溝全面に密着するよ
う前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設され、転写材
を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送する弾性の転
写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を付与する電荷
付与手段とを設けるものである。
【0010】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、両側に断面V字型の溝を有する駆動ローラと、
この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字型の溝
を有する従動ローラと、端部が少なくとも前記断面V字
型の溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝に密着
するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設され、
転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送する弾
性の転写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を付与す
る電荷付与手段とを設けるものである。
【0011】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、両側に断面V字型の溝を有する駆動ローラと、
この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字型の溝
を有する従動ローラと、端部が前記断面V字型の溝全面
に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設
され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送
する弾性の転写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を
付与する電荷付与手段とを設けるものである。
【0012】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、平行に配置され少なくともいずれか一方
の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ローラ
及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端部が少な
くとも前記断面V字型の溝の外側法面にかかり、前記断
面V字型の溝に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ロ
ーラ間に張設され、転写材を静電吸着して前記像担持体
の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写位
置にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に転写す
るよう前記転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手
段とを設けるものである。
【0013】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、平行に配置され少なくともいずれか一方
の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ローラ
及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端部が前記
断面V字型の溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び
従動ローラ間に張設され、転写材を静電吸着して像担持
体の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写
位置にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に転写
するよう前記転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与
手段とを設けるものである。
【0014】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、少なくとも一側に断面V字型の溝を有す
る駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ少な
くとも一側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前
記断面V字型の溝側端部が少なくとも前記断面V字型の
溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝に密着する
よう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設され、転写
材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送する弾性の
転写ベルトと、前記転写位置にて前記画像を前記像担持
体から前記転写材に転写するよう前記転写ベルトに転写
電荷を付与する電荷付与手段とを設けるものである。
【0015】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、少なくとも一側に断面V字型の溝を有す
る駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ少な
くとも一側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前
記断面V字型の溝側端部が前記断面V字型の溝全面に密
着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設さ
れ、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送す
る弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前記画像を前
記像担持体から前記転写材に転写するよう前記転写ベル
トに転写電荷を付与する電荷付与手段とを設けるもので
ある。
【0016】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、両側に断面V字型の溝を有する駆動ロー
ラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字
型の溝を有する従動ローラと、端部が少なくとも前記断
面V字型の溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝
に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設
され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送
する弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前記画像を
前記像担持体から前記転写材に転写するよう前記転写ベ
ルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを設けるもの
である。
【0017】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、両側に断面V字型の溝を有する駆動ロー
ラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字
型の溝を有する従動ローラと、端部が前記断面V字型の
溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間
に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置
に搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前記
画像を前記像担持体から前記転写材に転写するよう前記
転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを設け
るものである。
【0018】そして本発明は上記手段により、駆動ロー
ラ及び従動ローラ間に張設される転写ベルトのテンショ
ンを強くしなくても、転写ベルトが少なくともいずれか
のローラ端部に形成される断面V字型の溝に突き当て
て、走行時の転写ベルトの寄りを防止し、転写ベルトの
劣化による転写不良を無くし、又トナー像のずれによる
画像の乱れを防止し画像品位の高い良質の画像を得るも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】先ず本発明に採用する断面V字型
の溝(以下V溝と略称する。)が有する効果の原理につ
いて図1乃至図2を参照して説明する。図1(a)は、
V溝の無い従来の直管ローラ10の左右に、V溝をセン
タ位置で切断した時の外側半分と同じ法面12a、12
bを有するリング12を置いた図である。図1(b)
は、図1(a)の直管ローラ10に従来と同様に転写ベ
ルト13を張った状態を示す図である。従来の直管ロー
ラ10での転写ベルト13の寄り防止は、ローラ間に掛
け渡される弾性のゴム等からなる転写ベルト13が強い
テンションで引っ張られることにより生じる直管ローラ
10端部の転写ベルトのすぼまり13a、13bで行っ
ている。矢印sに示す右方向への寄りは転写ベルト13
左側のすぼまり13aで防止し、矢印tに示す左方向へ
の寄りは転写ベルト13右側のすぼまり13bで防止し
ている。
【0020】図1(c)は従来の直管ローラ10に対し
てリング12を近づけ、転写ベルト13端部がリング1
2の法面12a、12bに掛かり、この法面12a、1
2bに密着するようくい込ませた図である。この状態に
おいては、直管ローラ10端部にて図1(b)に示す従
来の直管ローラ10と同じ転写ベルト13のすぼまり1
3a、13b状態は維持しているので、少なくとも従来
と同じだけの転写ベルト13の寄り防止の性能は有して
いる。更に転写ベルト13の矢印sに示す右方向の寄り
は、転写ベルト右側端部13dが右側リングの法面12
bに突き当たる抵抗によっても抑えられ、転写ベルト1
3の矢印tに示す左方向の寄りは、転写ベルト左側端部
13cが左側リングの法面12aに突き当たる抵抗によ
っても抑えられる。従って、従来の寄り防止性能に加
え、更にリング12の法面12a、12bとの突き当た
りによる寄り防止性能が加わり、転写ベルト13の寄り
防止の性能は高められる。このような結果から、本発明
は図1(c)の状態をそのまま形にしローラ端部に断面
V字型の溝を形成し、転写ベルトの寄りの防止を図るも
のである。
【0021】次にV溝の形状について述べる。図2
(a)は、従来の直管ローラ10端部での転写ベルト1
3のすぼまり13a、13bの形状を示す。転写ベルト
13のすぼまり13a、13bは最大でも30゜〜45
゜であり、又すぼまり13、13b部分の長さは3mm以
上必要である。従って、これに基づいてローラ11にV
溝14を形成した場合は、図2(b)に示すようにV溝
14の内側14aの角度は0゜〜45゜、外側14bの
角度は0゜〜90゜の範囲で、且つ内側14a又は外側
14bの角度の少なくとも一方が>0°、即ち0°を越
えた値であり、V溝14の幅はV溝14のセンタから内
側14a及び外側14bの法面の端までが夫々3mm以上
とされる。
【0022】尚、V溝14の外側14b側のローラ11
bの外形は加工の容易性から、V溝14の内側14a側
のローラ11aの外形と同じか、小さい方が望ましい。
(例えば、V溝14の外側14b側のローラ11bの直
径がV溝14の内側14a側のローラ11aの直径より
大きいと、ローラ11全体の加工性が劣る。)又、転写
べルト13の幅は、少なくとも端部がV溝14の外側1
4bに接触する位置迄延在するだけの長さが必要であ
る。
【0023】そして本発明は、転写ベルト装置におい
て、駆動ローラ及び/又は従動ローラに上記条件にかな
うV溝を設け転写ベルトの寄りを防止するものである。
【0024】次に本発明を、図3乃至図5に示す上述に
て検討された条件を満たす転写ベルト装置を用いて成る
第1の実施の形態を参照して説明する。図3は転写ベル
ト装置32を搭載した画像形成装置であるデジタル複写
機17の画像形成手段を示す構成図である。矢印u方向
に回転される像担持体である感光体18の周辺部にはそ
の回転方向に沿って順次、帯電チャージャ−20、静電
潜像を形成する露光装置21、静電潜像を現像する現像
装置22、転写ベルト23を介しトナー像に電荷を付与
する電荷付与手段である給電ローラ24、感光体18上
の残留現像剤を除去するクリーニング装置26、感光体
18表面を除電する除電装置27が配設されている。2
8は、感光体18下方にて、給紙カセット装置30から
ピックアップローラ31にて取り出した用紙Pを、感光
体18上のトナー像に同期して転写ベルト装置32にて
給電ローラ24位置に搬送し、転写終了後、転写ベルト
23にて吸着して定着装置33に搬送し、排紙トレイ3
3に排紙する搬送手段である。
【0025】次に転写ベルト装置32について詳述す
る。転写ベルト装置32の駆動ローラ37と従動ローラ
38間には体積抵抗が10e8 〜10e12Ω・cmで弾性
を有するエンドレスの転写ベルト23が掛け渡されてい
る。転写ベルト23は、感光体18とほぼ同じ面移動速
度で無端走行するものである。図示しない駆動源により
回転される駆動ローラ37はローラ径が15mmの直管
状に形成されている。駆動ローラ37は、ベアリング4
0を介しフレーム41に支持されEリング42により回
転可能な状態で保持されている。尚、フレーム41は図
示しない昇降機構により揺動され、転写時のみ転写ベル
ト23を感光体に接触させるようになっている。
【0026】従動ローラ38は、径15mmの直管ロー
ラの両側部をV溝加工用の角度フライスカッターにて加
工して形成される第1及び第2のV溝46、47を有
し、直管状の主ローラ部[A]とV溝が形成される副ロ
ーラ部[B]とが一体的に形成されている。この従動ロ
ーラ38は、ローラ径:15mm、V溝の角度:90
゜、V溝のセンタ位置:従動ローラ38のエッジから5
mm、V溝の幅:6mm、V溝の部分を含めたローラの
長さ:340mmである。また、第1及び第2のV溝4
6、47は感光体18上のトナー像の転写を損なわない
ように、最大シート紙サイズより外側に形成されてい
て、A3の用紙幅(297mm)より長い324mmの
間隔を有している。駆動ローラ37と同様従動ローラ3
8は、ベアリング40を介しフレーム41に支持されE
リング42により回転可能な状態で保持されている。
【0027】駆動ローラ37及び従動ローラ38間に掛
け渡される転写ベルト23は、最大シート紙サイズであ
るA3の用紙幅より広い335mm幅で、厚さlmmで
ある。転写ベルト23のテンシヨンは2kg〜4kg
で、転写ベルト23の端部が従動ローラ38の第1及び
第2のV溝46、47に沿い、且つ食い込んだ状態と成
っている。これにより駆動ローラ37及び従動ローラ3
8に掛け渡される転写ベルト23の矢印s方向への寄り
は、転写ベルト23の第1のV溝46の内側法面46b
でのすぼまりと、第2のV溝47の外側法面47aとの
抵抗により抑えられ、矢印t方向への寄りは、転写ベル
ト23の第2のV溝47の内側法面47bでのすぼまり
と、第1のV溝46の外側法面46aとの抵抗により抑
えられる。
【0028】又感光体18と対向する転写位置にて、転
写ベルト23裏面には給電ローラ24により転写電荷が
付与されている。給電ローラ24は弾性を有し、体積抵
抗10e2 〜7Ω・cmの導電体から成っている。更に
給電ローラ24にはバイアスを印加する高圧電源24a
が接続され、感光体18と転写ベルト23とが接触する
転写ニップ領域に給電を行っている。又43は、転写ベ
ルト23上の付着トナーを除去するクリーニング装置で
ある。
【0029】次に作用について述べる。コピー開始時、
図示しない操作パネル上よりコピー条件を入力しコピー
ボタンをオンしてコピーを開始すると、画像形成手段が
駆動され、感光体18の矢印u方向の回転に従い順次帯
電、露光、現像の画像形成工程が成される。これにより
感光体18は転写チャージャ20により−500〜−8
00Vに帯電され、露光装置21により静電潜像を形成
され、現像装置22によりトナーを付与され顕像化され
る。
【0030】又コピー開始により転写ベルト装置32に
あっては駆動ローラ37の駆動により転写ベルト23を
矢印v方向に走行し、転写ベルト23の走行速度が、感
光体18と同速に達すると、昇降機構(図示せず)によ
りフレーム41を感光体18方向に押し上げ、転写ベル
ト23を感光体18に接触させる。そして、給紙カセツ
ト装置30よりピックアップ31により取り出されたシ
ート紙Pを、転写ベルト23に静電的に吸着し、感光体
18上のトナー像に同期して、転写位置である感光体1
8と感光体ベルト23との間の転写ニッブ領域に搬送す
る。転写ニップ領域にあっては、シート紙Pが搬送され
る直前に、高圧電源24aにより給電ローラ24に+3
00〜5kVのバイアスが印加されており、この転写ニ
ップ領域を通過する間に、感光体18上のトナー像は、
シート紙Pに静電的に転写される。
【0031】この後シート紙Pは、転写ベルト23の静
電吸着力により感光体18から剥離され、定着装置33
に搬送され、トナー像を加熱加圧定着された後、排紙ト
レイ33に排紙される。一方感光体18にあっては、シ
ート紙P剥離後、クリーニング装置26により残留トナ
ーを除去され、除電装置27により残留電荷を除去され
つぎのコピー可能とされる。又転写ベルト23は、クリ
ーニング装置43により付着トナーを除去され、全ての
コピー操作を終了する。この後、必要枚数に達する迄上
記コピー操作を繰り返す事となる。
【0032】このようにコピー操作をする間、転写ベル
ト23はシート紙Pを搬送するために駆動ローラ37及
び従動ローラ38間を走行するが、転写ベルト23両端
が、従動ローラ38に形成される第1及び第2のV溝4
6、47に食い込んでおり、転写ローラ23は、駆動ロ
ーラ37あるいは従動ローラ38の長手方向への寄りを
抑えられる。
【0033】尚本実施の形態における転写ベルト装置3
2をデジタル複写機に搭載して、感光体18と転写ベル
ト23の接触の悪さによる転写不良の有無を転写ベルト
23のテンションを変えて調べた所、表1に示すような
結果を得られ、V溝を有しない従来の装置に比し、転写
ベルト23のテンションが小さくても走行時の転写ベル
ト23の寄りによる画像の乱れが無いことが判明した。
【0034】
【表1】 このように構成すれば、従動ローラ38に第1及び第2
のV溝46、47を設け、転写ベルト23の両端を食い
込ませる事により、従来のように転写ベルト23を強い
テンションで張る事無く、転写ベルト23走行時の駆動
ローラ37あるいは従動ローラ38に対する寄りを確実
に抑える事が出来、従来転写ベルト23の寄りによる転
写材のずれに寄り生じていた転写画像の乱れを防止出
来、表示品位の高い良好な画像を得られる。又従来の装
置に比し、強いテンションにより転写ベルト23が劣化
されてへたりを生じ、感光体18との接触が悪くなり転
写不良を生じるという事が無くなり、良好な転写画像を
得られると共に転写ベルトの長寿命化も図れる。
【0035】次に本発明を、図6及び図7に示す第2の
実施の形態を参照して説明する。本実施の形態は、第1
の実施の形態において、駆動ローラ及び従動ローラの両
方にV溝を形成するものであり、他は第1の実施の形態
と同様である事から、第1の実施の形態と同一部分につ
いては同一符号を付しその説明を省略する。転写ベルト
装置48の駆動ローラ51両側には第3及び第4のV溝
52、53が形成され、従動ローラ58両側には第5及
び第6のV溝60、61が形成されている。駆動ローラ
51及び従動ローラ58は共に同一形状を成し、ローラ
径:15mm、V溝の角度:90゜、V溝のセンタ位
置:各ローラ51、58のエッジから5mm、V溝の
幅:6mm、V溝の部分を含めたローラの長さ:340
mmである。また、V溝の間隔324mmを有してい
る。両ローラ51、58は、ベアリング54を介しフレ
ーム56に支持されEリング57により回転可能な状態
で保持されている。
【0036】そして駆動ローラ51及び従動ローラ58
間に転写ベルト23が掛け渡され、その端部は、第3及
び第4のV溝52、53、第5及び第6のV溝60、6
1に食い込むよう張設される。そして駆動ローラ51及
び従動ローラ58に掛け渡される転写ベルト23の走行
時に生じる矢印s方向への寄りは、転写ベルト23の駆
動ローラ51における第3のV溝52の内側法面52b
でのすぼまりと、第4のV溝53の外側法面53aとの
抵抗及び、転写ベルト23の従動ローラ58における第
5のV溝60の内側法面60bでのすぼまりと、第6の
V溝61の外側法面61aとの抵抗により抑えられる。
又、転写ベルト23の矢印t方向への寄りは、転写ベル
ト23の駆動ローラ51における第4のV溝53の内側
法面53bでのすぼまりと、第3のV溝52の外側法面
52aとの抵抗及び、転写ベルト23の従動ローラ58
における第6のV溝61の内側法面61bでのすぼまり
と、第5のV溝60外側法面60aとの抵抗により抑え
られる。
【0037】このように構成すれば、転写ベルト23
は、第1の実施の形態と同様、駆動ローラ51及び従動
ローラ58に強いテンションで張らなくても、第3及び
第4のV溝52、53、第5及び第6のV溝60、61
に食い込むことにより走行中の寄りを確実に抑える事が
出来、従来転写ベルトの寄りによる転写材のずれに寄り
生じていた転写画像の乱れを防止出来、表示品位の高い
良好な画像を得られる。しかも駆動ローラ51及び従動
ローラ58の両方にV溝が形成される事から、第1の実
施の形態に比し、より確実に転写ベルト23の寄りを抑
える事が出来る。又従来の装置に比し、強いテンション
により転写ベルト23が劣化されてへたりを生じるとい
う事が無く、良好な転写画像を得られると共に転写ベル
トの長寿命化も図れる。
【0038】次に本発明を、図8及び図9に示す第3の
実施の形態を参照して説明する。本実施の形態は、第2
の実施の形態において、駆動ローラに形成されるV溝位
置が異なるものの、他は第2の実施の形態と同様である
事から、第2の実施の形態と同一部分については同一符
号を付しその説明を省略する。本実施の形態における転
写ベルト装置64の駆動ローラ66両側には第7及び第
8のV溝67、68が形成されている。この駆動ローラ
66は、ローラ径:15mm、V溝の角度:90゜、V
溝のセンタ位置:駆動ローラ51のエッジから13m
m、V溝の幅:6mm、V溝の部分を含めたローラの長
さ:340mmである。また、第7及び第8のV溝6
7、68の間隔308mmを有しており、駆動ローラ6
6の第7及び第8のV溝67、68と、従動ローラ58
の第5及び第6のV溝60、61とは、転写ベルト23
の幅方向において左右8mmづつずれている。
【0039】このような駆動ローラ66及び従動ローラ
58間に転写ベルト23が掛け渡され、その端部は、第
7及び第8のV溝67、68と第5及び第6のV溝6
0、61に食い込むよう張設される。従って転写ベルト
23の幅方向における第7及び第8のV溝67、68と
の食い込み位置と、第5及び第6のV溝60、61との
食い込み位置は、左右8mmづつずれる事となる。そし
て駆動ローラ66及び従動ローラ58に掛け渡される転
写ベルト23の走行時に生じる矢印s方向への寄りは、
転写ベルト23の駆動ローラ66における第7のV溝6
7の内側法面67bでのすぼまりと、第8のV溝68の
外側法面68aとの抵抗及び、転写ベルト23の従動ロ
ーラ58における第5のV溝60の内側法面60bでの
すぼまりと、第6のV溝61の外側法面61aとの抵抗
により抑えられる。又、転写ベルト23の矢印t方向へ
の寄りは、転写ベルト23の駆動ローラ66における第
8のV溝68の内側法面68bでのすぼまりと、第7の
V溝67の外側法面67aとの抵抗及び、転写ベルト2
3の従動ローラ58における第6のV溝61の内側法面
61bでのすぼまりと、第5のV溝60外側法面60a
との抵抗により抑えられる。
【0040】尚第1乃至第3の実施の形態における転写
ベルト装置32、48、64をデジタル複写機に搭載し
て、感光体18と転写ベルト23の接触の悪さによる転
写不良の有無を転写ベルト23のテンションを変えて調
べた所、表2に示すような結果を得られ、第3の実施の
形態における転写ベルト装置64が、転写ベルト23の
テンションが最も小さくても走行時の転写ベルト23の
寄りによる画像の乱れが無いことが判明した。
【0041】
【表2】 このように構成すれば、転写ベルト23は、第2の実施
の形態と同様、駆動ローラ66及び従動ローラ58間に
強いテンションで張らなくても、第7及び第8のV溝6
7、68、第5及び第6のV溝60、61に食い込むこ
とにより走行時の寄りを確実に抑える事が出来従来転写
ベルトの寄りによる転写材のずれに寄り生じていた転写
画像の乱れを生じる事も無く、表示品位の高い良好な画
像を得られる。しかも駆動ローラ66と従動ローラ58
とでは、幅方向におけるV溝の位置がずれているので転
写ベルト23のV溝との摺接による劣化部分が分散さ
れ、第2の実施の形態に比し同じ位置ばかりが擦り減る
事が無く、その長寿命化が図られる。又強いテンション
により転写ベルト23が劣化されてへたりを生じこれに
より転写不良を生じる事が無く、良好な転写画像を得ら
れると共に転写ベルトの長寿命化を図れる。
【0042】尚、本発明は上記実施の形態に限られるも
のでは無くその趣旨を変えない範囲での変更は可能であ
って、例えば転写ベルトの寄りを確実に抑えられれば、
V溝の形状の任意であり、その配置も、良好な転写を妨
げなければ良く、駆動ローラ或いは従動ローラのいずれ
か一方の片側端部のみに設けるのみであっても良い。
又、駆動ローラ或いは従動ローラに形成されるV溝の数
も限定去れず、図10に示す第1の変形例のように、例
えば長さ340mm、ローラ径15mmの従動ローラ7
0の両側に、V溝の角度:90゜、V溝のセンタ位置:
従動ローラ70のエッジから5mmと13mm、V溝の
幅:6mmのV溝71、72を左右2個づつ形成しても
良い。尚この場合も左右の内側のV溝72、72の間隔
は、最大シート紙サイズより外側に形成されるよう30
8mmとされる。
【0043】又図11に示す第2の変形例のように、例
えば長さ340mm、ローラ径15mmの従動ローラ7
3の片側端部に、V溝の角度:90゜、V溝のセンタ位
置:従動ローラ70のエッジから5mm、13mm、2
1mm及び29mm、V溝の幅:6mmの4個のV溝7
4a〜74dを設けても良い。尚この場合のV溝が形成
されない側の直管部[C]の長さは、最大シート紙サイ
ズ幅より長い308mmとされる。
【0044】又駆動ローラ及び従動ローラに掛け渡され
る転写ベルトの幅も任意であり、例えば図12に示す第
3の変形例のように、長さ340mm、ローラ径15m
m、V溝の角度:90゜、V溝のセンタ位置:エッジか
ら5mm、V溝の幅:6mmのV溝76a、76bを両
側に有する従動ローラ76及び、長さ340mm、ロー
ラ径15mmの直管状の駆動ローラ(図示せず)間に、
幅346mmの転写ベルト77を掛け渡しても良い。こ
の転写ベルト77は、駆動ローラ(図示せず)及び従動
ローラ76の端部のすぼまり77a、77bによっても
更によりを抑えられる。
【0045】又、駆動ローラ或いは従動ローラの構造も
任意であり、例えば図13に示す第4の変形例のように
直管状の主ローラ部80とV溝78を有する副ローラ8
1を一体のもので形成するのではなく、長さ320m
m、径15mmのSUS等の金属からなる直管状の主ロ
ーラ80の両側に、長さ10mm、径15mmの弾性体
であるゴム或いは樹脂等からなり、V溝の角度:90
゜、V溝のセンタ位置:エッジから5mm、V溝の幅:
6mmのV溝78を有する副ローラ81をシャフト82
に挿通し接着するなどしても良い。
【0046】このように主ローラ80と副ローラ81を
別部品、別材料とすると、副ローラ81が金属である
と、V溝78により転写ベルト(図示せず)の削れを生
じやすくなり、V溝78に転写ベルトを押し上げるほど
の削れカスが埋まったりして、寄り防止の効果が薄くな
るのを防ぐ事も可能と成る。但し、副ローラ81がゴム
の場合には、柔らか過ぎると転写べルトの寄りに負ける
ため、硬度60゜以上のものが好ましい。更に図14に
示す第5の変形例のように、主ローラ82、副ローラ8
3を別部品とし、主ローラ82のシャフト84に副ロー
ラ83を挿通して、Eリング86で回転可能な状態でシ
ャフトに取着するようにしても良い。
【0047】又電荷付与手段も、転写位置にて転写ベル
ト裏面から転写電圧を付与するものであれば転写ブラシ
等であっても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも駆動ローラ或いは従動ローラのいずれか一方の
端部にV溝を設け、両ローラ間に掛け渡される転写ベル
トを食い込ませる事により、転写ベルトのテンションを
強くする事無く、転写ベルト走行時の寄りを確実防止で
きる。従って、転写ベルトの寄りによる転写材のずれに
より画像の乱れを生じる事が無く、表示品位の高い転写
画像を得られる。又、転写ベルトのテンションを弱く出
来、従来に比し転写ベルトの劣化によるへたりを低減出
来、長時間の使用によっても像担持体との安定した接触
を得られ、転写ベルトのへたりによる転写不良を防止出
来、良好な転写画像を得られると共に、転写ベルトの長
寿命化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示し(a)はその従来の直管ロ
ーラをしめし、(b)はその従来の転写ベルトの寄り防
止を示し、(c)は従来の直管ローラにリングを設けた
場合を示す説明図である。
【図2】本発明の原理を示し(a)はその従来の転写ベ
ルト端部のすぼまりを示し、(b)はその転写ベルトの
すぼまりに基づくV溝の形状を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施の形態のデジタル複写機の画
像形成手段を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の転写ベルト装置を
示す概略上面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の従動ローラを示し
(a)はその概略側面図、(b)はそのフレームへの取
り付け状態を示す概略説明図、(c)はその転写ベルト
を掛け渡した状態を示す概略側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の転写ベルト装置を
示す概略上面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示し(a)はその
駆動ローラの概略側面図、(b)はその従動ローラの概
略側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の転写ベルト装置を
示す概略上面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示し(a)はその
駆動ローラの概略側面図、(b)はその従動ローラの概
略側面図である。
【図10】本発明の第1の変形例を示し(a)はその従
動ローラの概略側面図、(b)はその従動ローラ側から
見た転写ベルト装置の概略側面図である。
【図11】本発明の第2の変形例を示し(a)はその従
動ローラの概略側面図、(b)はその従動ローラ側から
見た転写ベルト装置の概略側面図である。
【図12】本発明の第3の変形例を示し(a)はその従
動ローラの概略側面図、(b)はその従動ローラのフレ
ームへの取り付け状態を示す概略説明図、(c)はその
従動ローラ側から見た転写ベルト装置の概略側面図であ
る。
【図13】本発明の第4の変形例を示し(a)はその主
ローラ及び副ローラを示す概略側面図、(b)はその主
ローラに副ローラを接着した状態を示す概略側面図であ
る。
【図14】本発明の第5の変形例を示し(a)はその主
ローラ及び副ローラを示す概略側面図、(b)はその主
ローラに副ローラをEリングで取着した状態を示す概略
側面図である。
【図15】従来の転写ベルト装置を示す概略上面図であ
る。
【図16】従来の転写ベルト装置を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
17…デジタル複写機 18…感光体 23…転写ベルト 24…給電ローラ 32…転写ベルト装置 37…駆動ローラ 38…従動ローラ 40…ベアリング 41…フレーム 42…Eリング 46…第1のV溝 47…第2のV溝

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置され少なくともいずれか一方
    の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ローラ
    及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端部が少な
    くとも前記断面V字型の溝の外側法面にかかり、前記断
    面V字型の溝に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ロ
    ーラ間に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転
    写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、この転写ベルト
    に転写電荷を付与する電荷付与手段とを具備する事を特
    徴とする転写ベルト装置。
  2. 【請求項2】 平行に配置され少なくともいずれか一方
    の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆動ローラ
    及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端部が前記
    断面V字型の溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び
    従動ローラ間に張設され、転写材を静電吸着して像担持
    体の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、この転写
    ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを具備する
    事を特徴とする転写ベルト装置。
  3. 【請求項3】 駆動ローラ或いは従動ローラの少なくと
    もいずれか一方が、両側に断面V字型の溝を有する事を
    特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の転
    写ベルト装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一側に断面V字型の溝を有す
    る駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ少な
    くとも一側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前
    記断面V字型の溝側端部が少なくとも前記断面V字型の
    溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝に密着する
    よう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設され、転写
    材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送する弾性の
    転写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を付与する電
    荷付与手段とを具備する事を特徴とする転写ベルト装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一側に断面V字型の溝を有す
    る駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ少な
    くとも一側に断面V字型の溝を有する従動ローラと、前
    記断面V字型の溝側端部が前記断面V字型の溝全面に密
    着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設さ
    れ、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送す
    る弾性の転写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を付
    与する電荷付与手段とを具備する事を特徴とする転写ベ
    ルト装置。
  6. 【請求項6】 両側に断面V字型の溝を有する駆動ロー
    ラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字
    型の溝を有する従動ローラと、端部が少なくとも前記断
    面V字型の溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝
    に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設
    され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送
    する弾性の転写ベルトと、この転写ベルトに転写電荷を
    付与する電荷付与手段とを具備する事を特徴とする転写
    ベルト装置。
  7. 【請求項7】 両側に断面V字型の溝を有する駆動ロー
    ラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に断面V字
    型の溝を有する従動ローラと、端部が前記断面V字型の
    溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間
    に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置
    に搬送する弾性の転写ベルトと、この転写ベルトに転写
    電荷を付与する電荷付与手段とを具備する事を特徴とす
    る転写ベルト装置。
  8. 【請求項8】 駆動ローラの断面V字型の溝と従動ロー
    ラの断面V字型の溝がずれて配置される事を特徴とする
    請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の転写ベルト装
    置。
  9. 【請求項9】 駆動ローラ或いは従動ローラの少なくと
    も1側に断面V字型の溝を複数有する事を特徴とする請
    求項1乃至請求項8に記載の転写ベルト装置。
  10. 【請求項10】 断面V字型の溝の内側法面の角度が垂
    線に対し45゜以下であり、外側法面が垂線に対し90
    ゜以下であり且つ、内側法面の角度または外側法面の角
    度の少なくとも一方が>0°であり、前記断面V字型の
    溝の幅が3mm以上である事を特徴とする請求項1乃至請
    求項9のいづれかに記載の転写ベルト装置。
  11. 【請求項11】 駆動ローラ或いは従動ローラが直管状
    の主ローラ部を有し、断面V字型の溝が前記主ローラ部
    に隣設し前記主ローラ部と材質が異なる副ローラ部に設
    けられる事を特徴とする請求項1乃至請求項10のいず
    れかに記載の転写ベルト装置。
  12. 【請求項12】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、平行に配置され少なくともいず
    れか一方の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆
    動ローラ及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端
    部が少なくとも前記断面V字型の溝の外側法面にかか
    り、前記断面V字型の溝に密着するよう前記駆動ローラ
    及び従動ローラ間に張設され、転写材を静電吸着して前
    記像担持体の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、
    前記転写位置にて前記画像を前記像担持体から前記転写
    材に転写するよう前記転写ベルトに転写電荷を付与する
    電荷付与手段とを具備する事を特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、平行に配置され少なくともいず
    れか一方の少なくとも一側に断面V字型の溝を有する駆
    動ローラ及び従動ローラ対と、前記断面V字型の溝側端
    部が前記断面V字型の溝全面に密着するよう前記駆動ロ
    ーラ及び従動ローラ間に張設され、転写材を静電吸着し
    て像担持体の転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、
    前記転写位置にて前記画像を前記像担持体から前記転写
    材に転写するよう前記転写ベルトに転写電荷を付与する
    電荷付与手段とを具備する事を特徴とする画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 駆動ローラ或いは従動ローラの少なく
    ともいずれか一方が、両側に断面V字型の溝を有する事
    を特徴とする請求項12又は請求項13のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、少なくとも一側に断面V字型の
    溝を有する駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設け
    られ少なくとも一側に断面V字型の溝を有する従動ロー
    ラと、前記断面V字型の溝側端部が少なくとも前記断面
    V字型の溝の外側法面にかかり、前記断面V字型の溝に
    密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に張設さ
    れ、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に搬送す
    る弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前記画像を前
    記像担持体から前記転写材に転写するよう前記転写ベル
    トに転写電荷を付与する電荷付与手段とを具備する事を
    特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、少なくとも一側に断面V字型の
    溝を有する駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設け
    られ少なくとも一側に断面V字型の溝を有する従動ロー
    ラと、前記断面V字型の溝側端部が前記断面V字型の溝
    全面に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ間に
    張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位置に
    搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前記画
    像を前記像担持体から前記転写材に転写するよう前記転
    写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを具備す
    る事を特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、両側に断面V字型の溝を有する
    駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に
    断面V字型の溝を有する従動ローラと、端部が少なくと
    も前記断面V字型の溝の外側法面にかかり、前記断面V
    字型の溝に密着するよう前記駆動ローラ及び従動ローラ
    間に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の転写位
    置に搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写位置にて前
    記画像を前記像担持体から前記転写材に転写するよう前
    記転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段とを具
    備する事を特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 像担持体と、この像担持体に画像を形
    成する画像形成手段と、両側に断面V字型の溝を有する
    駆動ローラと、この駆動ローラに平行に設けられ両側に
    断面V字型の溝を有する従動ローラと、端部が前記断面
    V字型の溝全面に密着するよう前記駆動ローラ及び従動
    ローラ間に張設され、転写材を静電吸着して像担持体の
    転写位置に搬送する弾性の転写ベルトと、前記転写位置
    にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に転写する
    よう前記転写ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段
    とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 駆動ローラ或いは従動ローラが直管状
    の主ローラ部を有し、断面V字型の溝が前記主ローラ部
    に隣設し前記主ローラ部と材質が異なる副ローラ部に設
    けられる事を特徴とする請求項12乃至請求項18のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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