JPH11201392A - 復水排出装置 - Google Patents
復水排出装置Info
- Publication number
- JPH11201392A JPH11201392A JP1782498A JP1782498A JPH11201392A JP H11201392 A JPH11201392 A JP H11201392A JP 1782498 A JP1782498 A JP 1782498A JP 1782498 A JP1782498 A JP 1782498A JP H11201392 A JPH11201392 A JP H11201392A
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- differential pressure
- condensate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気使用装置で発生した復水を滞留すること
なく確実に吸引することのできる復水排出装置を得るこ
と。 【解決手段】 蒸気使用装置1へ蒸気を供給する蒸気供
給管2を接続する。蒸気供給管2を分岐して蒸気分岐管
5を接続する。蒸気分岐管5に差圧弁7とスチ―ムエゼ
クタ8を取り付ける。差圧弁7の上差圧室15をスチ―
ムトラップ4の入口側と連通路20で接続すると共に、
下差圧室16を連通路21でスチ―ムトラップ4の出口
側と接続する。スチ―ムトラップ4の出口側はスチ―ム
エゼクタ8の吸引室22とも接続する。
なく確実に吸引することのできる復水排出装置を得るこ
と。 【解決手段】 蒸気使用装置1へ蒸気を供給する蒸気供
給管2を接続する。蒸気供給管2を分岐して蒸気分岐管
5を接続する。蒸気分岐管5に差圧弁7とスチ―ムエゼ
クタ8を取り付ける。差圧弁7の上差圧室15をスチ―
ムトラップ4の入口側と連通路20で接続すると共に、
下差圧室16を連通路21でスチ―ムトラップ4の出口
側と接続する。スチ―ムトラップ4の出口側はスチ―ム
エゼクタ8の吸引室22とも接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸気使用装置内に滞
留する不凝縮性の気体としてのエア―や、蒸気が凝縮し
て生じた復水を、蒸気使用装置から排出するものに関す
る。通常、蒸気使用装置では蒸気による加熱効率を良く
するために、装置内部に滞留するエア―や、蒸気が加熱
を行なうことによって生じた復水は、速やかに装置外へ
排出されている。
留する不凝縮性の気体としてのエア―や、蒸気が凝縮し
て生じた復水を、蒸気使用装置から排出するものに関す
る。通常、蒸気使用装置では蒸気による加熱効率を良く
するために、装置内部に滞留するエア―や、蒸気が加熱
を行なうことによって生じた復水は、速やかに装置外へ
排出されている。
【0002】
【従来の技術】従来から初期エア―や復水を排出するも
のとして、所謂スチ―ムトラップが用いられていた。ス
チ―ムトラップは各種型式のものが用いられているが、
蒸気と復水の比重差を利用して復水が流入してくればフ
ロ―トが浮上して弁口を開口することにより復水を系外
へ排出するものや、バイメタルやベロ―ズ等の温度応動
素子を組み込んで蒸気よりも所定温度低くなった復水や
エア―を排出するもの等が使用されている。
のとして、所謂スチ―ムトラップが用いられていた。ス
チ―ムトラップは各種型式のものが用いられているが、
蒸気と復水の比重差を利用して復水が流入してくればフ
ロ―トが浮上して弁口を開口することにより復水を系外
へ排出するものや、バイメタルやベロ―ズ等の温度応動
素子を組み込んで蒸気よりも所定温度低くなった復水や
エア―を排出するもの等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から用いられてい
るスチ―ムトラップは、蒸気使用装置で発生した復水を
吸引することができず、蒸気使用装置に復水を滞留して
しまう問題があった。蒸気使用圧力が低くて大気圧とほ
とんど差が無い場合や、蒸気使用装置における負荷量が
変動して蒸気使用装置内の圧力が低下して出口側と圧力
差が無いような場合には、蒸気使用装置で発生した復水
がスチ―ムトラップに自然流下することができず滞留し
てしまうのである。
るスチ―ムトラップは、蒸気使用装置で発生した復水を
吸引することができず、蒸気使用装置に復水を滞留して
しまう問題があった。蒸気使用圧力が低くて大気圧とほ
とんど差が無い場合や、蒸気使用装置における負荷量が
変動して蒸気使用装置内の圧力が低下して出口側と圧力
差が無いような場合には、蒸気使用装置で発生した復水
がスチ―ムトラップに自然流下することができず滞留し
てしまうのである。
【0004】従って本発明の課題は、蒸気使用装置等で
発生した復水を確実に吸引することができるようにし
て、復水を滞留することがない復水排出装置を得ること
である。
発生した復水を確実に吸引することができるようにし
て、復水を滞留することがない復水排出装置を得ること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、蒸気使用装置に不凝縮性の
気体や凝縮した復水を排出するスチ―ムトラップを取り
付けたものにおいて、スチ―ムトラップの入口側と出口
側の圧力差により開閉弁する差圧弁を設けて、当該差圧
弁の入口側を蒸気源と接続し出口側をスチ―ムエゼクタ
と接続すると共に、当該スチ―ムエゼクタの吸引室を上
記スチ―ムトラップの出口側と接続したものである。
めに講じた本発明の手段は、蒸気使用装置に不凝縮性の
気体や凝縮した復水を排出するスチ―ムトラップを取り
付けたものにおいて、スチ―ムトラップの入口側と出口
側の圧力差により開閉弁する差圧弁を設けて、当該差圧
弁の入口側を蒸気源と接続し出口側をスチ―ムエゼクタ
と接続すると共に、当該スチ―ムエゼクタの吸引室を上
記スチ―ムトラップの出口側と接続したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】差圧弁を介して蒸気源とスチ―ム
エゼクタを接続すると共に、スチ―ムエゼクタの吸引室
をスチ―ムトラップの出口側と接続したことにより、ス
チ―ムトラップの入口側と出口側の圧力差が小さくなっ
て所定の差圧になると差圧弁が開弁して、スチ―ムエゼ
クタに蒸気を供給して吸引力を生じてスチ―ムトラップ
出口側の復水をこの吸引力でもって確実に吸引する。
エゼクタを接続すると共に、スチ―ムエゼクタの吸引室
をスチ―ムトラップの出口側と接続したことにより、ス
チ―ムトラップの入口側と出口側の圧力差が小さくなっ
て所定の差圧になると差圧弁が開弁して、スチ―ムエゼ
クタに蒸気を供給して吸引力を生じてスチ―ムトラップ
出口側の復水をこの吸引力でもって確実に吸引する。
【0007】スチ―ムトラップの入口側と出口側の差圧
が通常の場合、即ち、入口側が充分に出口側よりも高い
場合は、差圧弁は閉弁してスチ―ムエゼクタに蒸気を供
給することはなく、スチ―ムトラップはその差圧に応じ
て自力で復水を出口側から排出することができる。
が通常の場合、即ち、入口側が充分に出口側よりも高い
場合は、差圧弁は閉弁してスチ―ムエゼクタに蒸気を供
給することはなく、スチ―ムトラップはその差圧に応じ
て自力で復水を出口側から排出することができる。
【0008】
【実施例】蒸気使用装置1に熱交換用の蒸気を供給する
蒸気供給管2を圧力調節弁3を介して接続する。蒸気使
用装置1の下方にはスチ―ムトラップ4を取り付ける。
スチ―ムトラップ4は、蒸気使用装置1内で生じた蒸気
の凝縮水としての復水や不凝縮性の気体であるエア―等
を自動的に外部へ排出するものである。
蒸気供給管2を圧力調節弁3を介して接続する。蒸気使
用装置1の下方にはスチ―ムトラップ4を取り付ける。
スチ―ムトラップ4は、蒸気使用装置1内で生じた蒸気
の凝縮水としての復水や不凝縮性の気体であるエア―等
を自動的に外部へ排出するものである。
【0009】蒸気供給管2の一部を分岐して蒸気分岐管
5を設けてバルブ6と差圧弁7を配置する。差圧弁7の
出口側にはスチ―ムエゼクタ8を接続する。差圧弁7
は、入口9と出口10を区画する弁体11を上下動自在
に配置し、弁体11と接続した弁棒12にコイルバネ1
3とダイヤフラム14を取り付けて、ダイヤフラム14
で区画した上差圧室15を連通路20によりスチ―ムト
ラップ4の入口側と連通すると共に、下差圧室16を同
じく連通路21によりスチ―ムトラップ4の出口側と連
通する。
5を設けてバルブ6と差圧弁7を配置する。差圧弁7の
出口側にはスチ―ムエゼクタ8を接続する。差圧弁7
は、入口9と出口10を区画する弁体11を上下動自在
に配置し、弁体11と接続した弁棒12にコイルバネ1
3とダイヤフラム14を取り付けて、ダイヤフラム14
で区画した上差圧室15を連通路20によりスチ―ムト
ラップ4の入口側と連通すると共に、下差圧室16を同
じく連通路21によりスチ―ムトラップ4の出口側と連
通する。
【0010】差圧弁7は、スチ―ムトラップ4の入口側
と出口側の差圧がダイヤフラム14で検出されて、その
差圧が所定値よりも小さくなるとダイヤフラム14が上
方へ変位して弁体11も上方へ変位し、入口9と出口1
0を連通して、高圧の蒸気をスチ―ムエゼクタ8に供給
するものである。
と出口側の差圧がダイヤフラム14で検出されて、その
差圧が所定値よりも小さくなるとダイヤフラム14が上
方へ変位して弁体11も上方へ変位し、入口9と出口1
0を連通して、高圧の蒸気をスチ―ムエゼクタ8に供給
するものである。
【0011】スチ―ムエゼクタ8の吸引室22を管路2
3によりスチ―ムトラップ4の出口側と接続する。スチ
―ムエゼクタ8の出口には管路24を設けて図示しない
復水回収先と接続する。
3によりスチ―ムトラップ4の出口側と接続する。スチ
―ムエゼクタ8の出口には管路24を設けて図示しない
復水回収先と接続する。
【0012】蒸気使用装置1で熱交換して生じた復水
は、スチ―ムトラップ4の出口側管路23側の圧力が低
い場合には差圧弁7が閉弁していると共に、スチ―ムト
ラップ4へ自然に流下し、更にスチ―ムトラップ4から
スチ―ムエゼクタ8を通って管路24から系外へ排出さ
れる。
は、スチ―ムトラップ4の出口側管路23側の圧力が低
い場合には差圧弁7が閉弁していると共に、スチ―ムト
ラップ4へ自然に流下し、更にスチ―ムトラップ4から
スチ―ムエゼクタ8を通って管路24から系外へ排出さ
れる。
【0013】管路23,24側の圧力が高くなるかある
いは蒸気使用装置1側の圧力が低くなって、スチ―ムト
ラップ4の入口側と出口側の差圧が小さくなるかあるい
は逆転して入口側より出口側の方が圧力が高くなると、
差圧弁7が開弁して蒸気分岐管5から蒸気をスチ―ムエ
ゼクタ8に供給する。スチ―ムエゼクタ8では供給され
た蒸気の高速流により吸引力を生じて、差圧が小さくな
って滞留していた蒸気使用装置1の出口側の復水を吸引
して系外へ排出する。
いは蒸気使用装置1側の圧力が低くなって、スチ―ムト
ラップ4の入口側と出口側の差圧が小さくなるかあるい
は逆転して入口側より出口側の方が圧力が高くなると、
差圧弁7が開弁して蒸気分岐管5から蒸気をスチ―ムエ
ゼクタ8に供給する。スチ―ムエゼクタ8では供給され
た蒸気の高速流により吸引力を生じて、差圧が小さくな
って滞留していた蒸気使用装置1の出口側の復水を吸引
して系外へ排出する。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、スチ―ム
トラップの入口側と出口側の差圧が所定差圧よりも小さ
くなった場合だけ、差圧弁が開弁してスチ―ムエゼクタ
の吸引力でもって復水を吸引することができ、蒸気使用
装置で発生した復水を確実に系外へ排出することができ
る。
トラップの入口側と出口側の差圧が所定差圧よりも小さ
くなった場合だけ、差圧弁が開弁してスチ―ムエゼクタ
の吸引力でもって復水を吸引することができ、蒸気使用
装置で発生した復水を確実に系外へ排出することができ
る。
【図1】本発明の復水排出装置の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
1 蒸気使用装置 2 蒸気供給管 4 スチ―ムトラップ 7 差圧弁 8 スチ―ムエゼクタ 11 弁体 14 ダイヤフラム 15 上差圧室 16 下差圧室 20,21 連通路 23,24 管路
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸気使用装置に不凝縮性の気体や凝縮し
た復水を排出するスチ―ムトラップを取り付けたものに
おいて、スチ―ムトラップの入口側と出口側の圧力差に
より開閉弁する差圧弁を設けて、当該差圧弁の入口側を
蒸気源と接続し出口側をスチ―ムエゼクタと接続すると
共に、当該スチ―ムエゼクタの吸引室を上記スチ―ムト
ラップの出口側と接続したことを特徴とする復水排出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1782498A JPH11201392A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 復水排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1782498A JPH11201392A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 復水排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11201392A true JPH11201392A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11954485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1782498A Pending JPH11201392A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 復水排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11201392A (ja) |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP1782498A patent/JPH11201392A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080617 |