JPH11201188A - 摩擦クラッチの自動断続装置 - Google Patents

摩擦クラッチの自動断続装置

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JPH11201188A
JPH11201188A JP10018155A JP1815598A JPH11201188A JP H11201188 A JPH11201188 A JP H11201188A JP 10018155 A JP10018155 A JP 10018155A JP 1815598 A JP1815598 A JP 1815598A JP H11201188 A JPH11201188 A JP H11201188A
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friction clutch
motor
load
piston rod
spring
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JP10018155A
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Toshio Imao
利男 今尾
Eiji Takeyama
英司 武山
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/04Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates an elastic clutching, i.e. elastic actuating member, e.g. a diaphragm or a pneumatic tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D29/00Clutches and systems of clutches involving both fluid and magnetic actuation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T74/18896Snap action

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機のクラッチの遮断を荷重蓄積手段に
蓄積された荷重を加勢させて行う摩擦クラッチの自動断
続装置において、荷重の蓄積と解放を簡単な機構で行う
ことができるようにする。 【構成】 モータ1の正回転力を減速手段9,13を介
し減速させ、軸方向移動変換手段10,12により油圧
マスタシリンダ2のピストンロッド4aを軸移動させて
摩擦クラッチを遮断させる摩擦クラッチの自動断続装置
において、モータ1を逆回転させて摩擦クラッチを接続
する際に、モータ1の回転力と摩擦クラッチのスプリン
グの反発力とを荷重蓄積手段16,18に荷重として蓄
積させ、モータ1が正回転された時には蓄積された荷重
を放出し得るようにするリンク機構を、クランクアーム
10と、ピストンロッド4aと、荷重蓄積手段16,1
8に第1の連結部20を介して回動可能に連結されたリ
ンク21と、これらを互いに回動可能に連結する第2の
連結部12とによるトグル装置で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用変速機の摩
擦クラッチの断続を、電子制御されたモータ駆動により
油圧マスタシリンダと油圧オペレーティングシリンダを
介して実行する自動クラッチ断続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の変速機においては、摩擦クラッ
チの断続をコンピュータ制御のモータにより作動される
油圧マスタシリンダにより行う、いわゆる自動油圧発生
装置の利用が知られている。このような自動油圧発生装
置において、モータにより油圧マスタシリンダを作動さ
せるための作動装置としてはドイツ連邦共和国特許公開
公報第4433824号に開示されたものがあり、同公
報の作動装置は、モータの出力軸にウォームを設け、こ
のウォームと噛み合うウォームホイールに油圧マスタシ
リンダのピストンロッドをピン連結した構成となってい
る。このような構成によれば、ウォームとウォームホイ
ールとによりモータの回転を減速してトルクを増加さ
せ、さらにウォームホイールの回転中心とピストンロッ
ドの連結点との間の距離と、ウォームホイールの回転中
心とウォームとウォームホイールとの噛み合い点との間
の距離との差によるレバー比を利用してトルクを増加さ
せるとともに、ウォームホイールの回転運動をピストン
ロッドの直線運動に変換するように構成されている。ま
た、クラッチの遮断を迅速に行うための荷重蓄積手段が
設けられており、この荷重蓄積手段としては一端がハウ
ジングに他端がウォームホイールに連結された圧縮バネ
装置が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の作動装置では荷重を蓄積して、しかもその荷重をピ
ストンロッドの遮断方向に作用させるために、圧縮バネ
装置のハウジングとの連結点及びウォームホイールとの
連結点、ウォームホイールの回転中心及びウォームホイ
ールへのピストンロッドの連結点の4つの点の相互の位
置関係を厳密に設定する必要があるため、設計が非常に
面倒であり、構造が複雑となって組付け性が悪くなり、
また調整作業が困難な欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、モータの正回転力を減速手段を
介し減速させ、軸方向移動変換手段により軸方向移動力
に変えて油圧マスタシリンダのピストンロッドを軸移動
させ、該油圧マスタシリンダから作動油を油圧オペレー
ティングシリンダに供給してクラッチレリーズ機構を介
し摩擦クラッチのスプリングを圧縮して該摩擦クラッチ
を遮断させる摩擦クラッチの自動断続装置において、前
記モータを逆回転させて前記摩擦クラッチを接続する際
に、前記モータの回転力と摩擦クラッチのスプリングの
反発力とを荷重蓄積手段に荷重として蓄積させ、前記モ
ータが正回転された時には蓄積された荷重を放出し得る
ようにするリンク機構を設け、該リンク機構は、前記減
速手段の出力部を構成するクランクアームと、前記ピス
トンロッドと、前記荷重蓄積手段に第1の連結部を介し
て回動可能に連結されたリンクと、これらを互いに回動
可能に連結する第2の連結部とによりトグル装置を形成
していることを特徴とする。また、請求項2の発明は、
前記摩擦クラッチは、乾式単板式でダイヤフラムスプリ
ング式であり、前記荷重蓄積手段は、圧縮式コイルスプ
リングであり、前記減速手段は、ウォームギヤとウォー
ムホイールギヤで構成したことを特徴とする。また、請
求項3の発明は、前記荷重蓄積手段に、ストロークセン
サを大部分を埋設させて取り付けたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。本例の摩擦クラッチの自動断続装置は図1の断面
図で示すように構成されており、図において、自動車の
変速機の摩擦クラッチ(図示しない)の断続をコンピュ
ータ制御で行うため、モータ1と、油圧マスタシリンダ
2が設けられ、油圧マスタシリンダ2の上部にはリザー
バタンク2aが接続配置されている。
【0006】モータ1は正逆回転可能であり、図示しな
いコンピュータにより回転制御されるものであり、ま
た、油圧マスタシリンダ2は図示しない摩擦クラッチの
オペレーティングシリンダへの配管の接続連絡口を有し
ている。油圧マスタシリンダ2のピストン4にはピスト
ンロッド4aが連結されている。このピストンロッド4
aがモータ1の回転により図1に示した前進位置に動か
されると、油圧マスタシリンダ2が油圧を発生してオペ
レーティングシリンダに油圧を供給し、摩擦クラッチが
遮断される。また、逆にピストンロッド4が図3に示し
た後退位置に動かされると油圧を解除し、摩擦クラッチ
が接続される。
【0007】モータ1のモータ軸1aにピン5を介して
ウォームギヤ9が外挿され、両端のボールベアリング2
4を介してハウジング3に対して回転可能に支持されて
いる。またウォームギヤ9の上方にはクランクアーム1
0が支点軸11を介してハウジング3に対して回動可能
に支持されており、このクランクアーム10は一端側を
連結ピン12を介してピストンロッド4aの先端部に回
動可能に連結されており、他端側には上記ウォームギヤ
9と噛み合う扇形のウォームホイールギヤ13を一体で
備えている。なお、ウォームギヤ9とウォームホイール
ギヤ13とはモータ1の回転をクランクアーム10に減
速して伝える減速機構を構成するものである。
【0008】上記の構成により、モータ1のモータ軸1
aが回転すると、ピン5を介してウォームギヤ9が回転
する。ウォームギヤ9が回転すると、これとウォームホ
イールギヤ13との噛み合いによりクランクアーム10
が支点軸11まわりに回転し、それに伴ってピストンロ
ッド4aの連結ピン12位置が前後方向に動き、ピスト
ンロッド4aが軸方向に移動することとなる。つまり、
連結ピン12及びピストンロッド4aはクランクアーム
10の回転をピストン4の軸方向移動に変換する軸方向
移動変換機構を構成している。なお、クランクアーム1
0の支点軸11まわりの回転に伴って、連結ピン12位
置は前後方向のみならず上下方向にも若干移動する。こ
のような上下方向の移動を吸収するため、ピストンロッ
ド4aの前端はピストン4に対して球面軸受14を介し
て連結されており、ピストン4に対する上下方向の傾動
が可能となっている。また、ピストンロッド4aはピス
トン4側と連結ピン12側との2部分でできており、ス
トローク調整用ナット15により全体の長さを調節でき
るようになっている。
【0009】次に、ハウジング3の上部には上端が開口
した有底筒状のスプリングホルダ16をブッシュ25を
介して上下方向(ピストン4の移動方向と直角方向)に
摺動可能に収容するホルダ収容部17が取付けられてい
る。ホルダ収容部17の上端部内面とスプリングホルダ
16の底部内面との間には圧縮コイルスプリング18が
介在されており、スプリングホルダ16は常に下方に向
けて付勢されている。これらのスプリングホルダ16及
び圧縮コイルスプリング18は、モータ1の逆回転力と
摩擦クラッチのスプリングの反発力とをピストンロッド
4aの後退力として蓄積するための荷重蓄積手段として
機能するものである。なお、ハウジング3のホルダ収容
部17の取付面はスプリングホルダ16の下降限を規制
するストッパ面3aとなっているが正常使用状態では摩
擦クラッチの磨耗を考えて接触していない。スプリング
ホルダ16の底部下面にはアーム19が一体で形成され
て下方に突出しており、このアーム19は連結ピン20
を介してリンク21の上端に回動可能に連結されてい
る。またリンク21の下端は上記のピストンロッド4a
とクランクアーム10とを連結する連結ピン12に同様
に回動可能に連結されている。なお、リンク21の長
さ、すなわち連結ピン12と20との間の長さはクラン
クアーム10における支点軸11と連結ピン20との間
の長さと等しく設定されている。
【0010】上記構成により、ピストンロッド4a,ク
ランクアーム10,リンク21及びこれらを連結する連
結ピン12,20からなるリンク機構はトグル装置を構
成している。すなわち、このトグル装置では図1に示し
たように、クランクアーム10の支点軸11と連結ピン
12を結ぶラインA及び連結ピン12と連結ピン20を
結ぶラインBは支点軸11と連結ピン20とを結ぶライ
ンCの左側にある第1の状態と、図2に示したように、
ラインAとラインBとがラインCと一直線状となり、ピ
ストンロッド4aとほぼ直角となる第2の状態と、図3
に示したように、ラインAとラインBとがラインCの右
側にある第3の状態との3つの状態が実現される。
【0011】第1の状態では圧縮コイルスプリング18
の付勢力はピストンロッド4aを前進させる方向(図中
左方)の分力を生じ、第2の状態では圧縮コイルスプリ
ング18の付勢力はピストンロッド4aの移動方向の分
力を全く生じず、第3の状態では圧縮コイルスプリング
18の付勢力はピストンロッド4aを後退させる方向
(図中右方)の分力を生じる。つまり、連結ピン12の
位置に応じて圧縮コイルスプリング18によりピストン
ロッド4aに加わる力の方向が変化することとなってい
る。但し、第1の状態にあっても図1の状態では、スプ
リングホルダ16がストッパ面3aによりそれ以上の下
方の移動を阻止された状態となっているので、ピストン
ロッド4aには力は加わっていない。
【0012】また、図3に示した状態(第3の状態)で
はストッパボルト22がクランクアーム10の連結ピン
12近傍の外面に当接し、圧縮コイルスプリング18の
付勢力に抗して、ピストンロッド4aを図示のように連
結ピン12がラインCを僅かに右側に越えた位置で保持
している。従って、モータが停止しても、圧縮コイルス
プリング18の付勢力はストッパボルト22で保持さ
れ、後退したピストンロッド4aは、ピストン4から開
放された状態になっている(摩擦クラッチと完全に解放
されている)。なお、ストッパボルト22はハウジング
3に取り付けられてピストンロッド4aと軸方向に対面
しており、ハウジング3内への突出量すなわち先端部位
置を調節可能となっている。
【0013】さらに、ホルダ収容部17の上端部にはそ
の大部分を該ホルダ収容部17内に位置させた状態でス
トロークセンサ23が取り付けられている。ストローク
センサ23の検出部23aはスプリングホルダ16の底
部内面中央に当接してスプリングホルダ16の上下動に
伴って変位するようになっており、このストロークセン
サ23からの信号に基づいてモータ1の停止と正逆回転
さらには摩擦クラッチの断続中または接続中の回転力が
電子制御されるようになっている。なお、本例では、変
速機の摩擦クラッチはダイヤフラムスプリング式の乾式
単板クラッチで構成されている。
【0014】このような構成において、図1に示したよ
うにピストン4が前進位置にある状態すなわち摩擦クラ
ッチが完全に遮断された状態から、摩擦クラッチを接続
するためにはモータ1が逆方向に回転される。モータ1
が逆方向に回転されると、上記した減速手段及び軸方向
移動変換手段によりピストンロッド4aが後退し、同時
にスプリングホルダ16が圧縮コイルスプリング18に
抗してこれを押し縮めながらホルダ収容部17内を上方
に移動する。これによって、モータ1の回転力と摩擦ク
ラッチのスプリングの反発力の大部分が圧縮コイルスプ
リング18に徐々に蓄えられる。
【0015】ピストンロッド4aが図2に示した位置ま
で後退すると圧縮コイルスプリング18が最も縮まった
状態(先に説明した第2の状態)となり、ピストンロッ
ド4aが図2の状態からさらに後退すると第3の状態と
なって圧縮コイルスプリング18に蓄えられた荷重が解
放され、ピストンロッド4aはモータ1の回転力と圧縮
コイルスプリング18の力で後方に移動される。しかし
ながら、ピストンロッド4aが図2の状態から後方に動
くとすぐにモータ1の回転が停止し(これはストローク
センサ23がスプリングホルダ16が上昇ストローク限
に達したことを検出することによる)て、ストッパボル
ト22によりそれ以上の移動が阻止されて図3の状態に
なるので、圧縮コイルスプリング18に蓄えられた荷重
の解放量は僅かである。
【0016】ピストンロッド4aが図3の状態になると
マスタシリンダ2内の油圧が解除され、摩擦クラッチが
完全に接続される。逆に、図3の状態から摩擦クラッチ
を遮断するにはモータ1を正方向に回転させる。する
と、接続する場合とは逆にピストンロッド4aは図示し
ない摩擦クラッチのスプリングの反発力に抗して前進
し、図2の状態からさらに図1の状態に戻る。ここで、
ピストンロッド4aが図2の状態から僅かでも前進する
と上記した第1の状態となり、圧縮コイルスプリング1
8に蓄えられた荷重が一気に解放され、ピストンロッド
4aを前方へ動かす分力を生じる。このためピストンロ
ッド4aはモータ1によりクランクアーム10を介して
加えられる推進力と圧縮コイルスプリング18による推
進力との合計の大きな力で迅速に移動し、このため油圧
マスタシリンダ2の油圧の発生とそれによる摩擦クラッ
チの遮断を迅速に行うことができる。
【0017】このように本例では、摩擦クラッチを接続
する際のモータ1の回転力と摩擦クラッチのスプリング
の反発力とを圧縮コイルスプリング18に蓄積してお
き、この蓄積された力を摩擦クラッチの遮断に利用して
遮断を迅速に行うことができる。特に本実施例では、モ
ータ1の回転力と摩擦クラッチのスプリングの反発力と
をピストンロッド4a,クランクアーム10,リンク2
1及びこれらを連結する連結ピン12,20により構成
されるトグル装置を介して圧縮コイルスプリング18に
蓄積するようにしたものであり、このような装置によれ
ば、接続と遮断の中間状態すなわち図2に示した第2の
状態でクランクアーム10とリンク21が一直線状でピ
ストンロッド4aがこれと直角になるようにすれば良い
ため、構造及び設計が簡単となり、組付けが容易とな
り、さらには調整作業も簡単で済む。また、摩擦クラッ
チのスプリングの反発力のほとんどとモータ1の逆回転
力の一部とを、大容量の荷重を蓄積できる圧縮コイルス
プリング18を利用して有効に蓄積でき、かつ蓄積力
を、有効に摩擦クラッチの遮断に利用できる。またモー
タ1の停止と正逆回転の制御等に利用されるストローク
センサ23はホルダ収容部17の中心部の空間を利用し
てその空間に大部分を位置させた状態で取り付けられて
いるので、装置の全体構造がコンパクトとなる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、モータの正回転力を減速手段
を介し減速させ、軸方向移動変換手段により軸方向移動
力に変えて油圧マスタシリンダのピストンロッドを軸移
動させ、該油圧マスタシリンダから作動油を油圧オペレ
ーティングシリンダに供給してクラッチレリーズ機構を
介し摩擦クラッチのスプリングを圧縮して該摩擦クラッ
チを遮断させる摩擦クラッチの自動断続装置において、
前記モータを逆回転させて前記摩擦クラッチを接続する
際に、前記モータの回転力と摩擦クラッチのスプリング
の反発力とを荷重蓄積手段に荷重として蓄積させ、前記
モータが正回転された時には蓄積された荷重を放出し得
るようにするリンク機構を設け、該リンク機構は、前記
減速手段の出力部を構成するクランクアームと、前記ピ
ストンロッドと、前記荷重蓄積手段に第1の連結部を介
して回動可能に連結されたリンクと、これらを互いに回
動可能に連結する第2の連結部とによりトグル装置を形
成していることにより、比較的小容量のモータでよく、
リンク機構の構造及び設計が簡単となり、組付けが容易
となり、さらには調整作業も簡単で済む利点を有する。
【0019】また、前記摩擦クラッチは、乾式単板式で
ダイヤフラムスプリング式であり、前記荷重蓄積手段
は、圧縮式コイルスプリングであり、前記減速手段は、
ウォームギヤとウォームホイールギヤで構成したことに
より、乾式単板式でダイヤフラムスプリング式の摩擦ク
ラッチは歯車式変速機に汎用されており、圧縮式コイル
スプリングは、構造が簡単で、大容量の荷重を容易に蓄
積でき、ウォームギヤとウォームホイールギヤの組合せ
は、減速が容易でコンパクトにできる効果がある。
【0020】また、前記荷重蓄積手段に、ストロークセ
ンサを大部分を埋設させて取り付けたことにより、モー
タを制御するためのストロークセンサを、荷重蓄積手段
を構成する圧縮式コイルスプリングの中心部の空間を利
用して埋設することによってコンパクトにできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による摩擦クラッチの自動断
続装置の完全遮断時の状態を示す断面図である。
【図2】遮断と接続の中間時の状態を示す図1と同様な
断面図である。
【図3】接続時の状態を示す図1と同様な断面図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ 2 油圧マスタシリンダ 4 ピストン 4a ピストンロッド 9 ウォームギヤ 10 クランクアーム 12 連結ピン 13 ウォームホイールギヤ 16 スプリングホルダ 18 圧縮コイルスプリング 20 連結ピン 21 リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの正回転力を減速手段を介し減速
    させ、軸方向移動変換手段により軸方向移動力に変えて
    油圧マスタシリンダのピストンロッドを軸移動させ、該
    油圧マスタシリンダから作動油を油圧オペレーティング
    シリンダに供給してクラッチレリーズ機構を介し摩擦ク
    ラッチのスプリングを圧縮して該摩擦クラッチを遮断さ
    せる摩擦クラッチの自動断続装置において、前記モータ
    を逆回転させて前記摩擦クラッチを接続する際に、前記
    モータの回転力と摩擦クラッチのスプリングの反発力と
    を荷重蓄積手段に荷重として蓄積させ、前記モータが正
    回転された時には蓄積された荷重を放出し得るようにす
    るリンク機構を設け、該リンク機構は、前記減速手段の
    出力部を構成するクランクアームと、前記ピストンロッ
    ドと、前記荷重蓄積手段に第1の連結部を介して回動可
    能に連結されたリンクと、これらを互いに回動可能に連
    結する第2の連結部とによりトグル装置を形成している
    ことを特徴とする摩擦クラッチの自動断続装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦クラッチは、乾式単板式でダイ
    ヤフラムスプリング式であり、前記荷重蓄積手段は、圧
    縮式コイルスプリングであり、前記減速手段は、ウォー
    ムギヤとウォームホイールギヤであることを特徴とする
    請求項1に記載の摩擦クラッチの自動断続装置。
  3. 【請求項3】 前記荷重蓄積手段に、ストロークセンサ
    を大部分を埋設させて取り付けたことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の摩擦クラッチの自動断続装
    置。
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KR (1) KR19990066816A (ja)

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