JPH11200480A - ベランダ手摺壁の取付け構造 - Google Patents

ベランダ手摺壁の取付け構造

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JPH11200480A
JPH11200480A JP2137598A JP2137598A JPH11200480A JP H11200480 A JPH11200480 A JP H11200480A JP 2137598 A JP2137598 A JP 2137598A JP 2137598 A JP2137598 A JP 2137598A JP H11200480 A JPH11200480 A JP H11200480A
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floor
mounting
panel
veranda
embedded
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JP2137598A
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Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Itaru Shibata
格 柴田
Kazuhiko Kibino
和彦 黍野
Toshiya Sugita
俊也 杉田
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の外壁より外側に張り出したRC造の
ベランダ床に、ALCパネルを乾式、無足場で取り付け
ることができ、軽量で外観も優れた手摺壁の取付け構造
を提供する。 【解決手段】 建築物の外壁より外側に張り出している
RC造のベランダ床の外面の上下縁に取付け部材を埋設
しておき、また幅が600mmを超え、かつパネル裏面
に開口する上下各一対のアンカーナットが埋設されてい
るALCパネルに取付け金具を螺着する。そしてこのパ
ネルに螺着した取付け金具を、前記ベランダ床の取付け
部材に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の外壁より
外側に張り出したRC造のべランダ床に、軽量気泡コン
クリート(以下ALCという)パネルを取付けるベラン
ダ手摺壁の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来建築物の外壁より外側に張り出した
べランダやバルコニーに手摺を構成する際に、前記建築
物の外壁やベランダ床がALCの場合には、一般にこの
建築物の躯体は鉄骨であり、かつベランダ床取付け用の
梁もH型鋼であるので、幅が600mmを超える大型の
ALCパネルをこの床用梁に取付けて手摺壁を構成する
が、この取付け方法の1例として図8に示すような方法
がある。
【0003】この方法は建築物の床用の水平な梁5に、
幅が1800mm、高さ1800mmで裏面に開口する
上下各一対のアンカーナットが埋設されているALCパ
ネル1を、H鋼製の床用梁5の上フランジ5aと下フラ
ンジ5bの面に固着した取付け金具40、60によって
取着し、ベランダ床面から高さ1100mmの手摺壁を
構成している。この場合には取付け金具40のL字状の
定規アングル41の垂直面41aが所望出幅になるよう
に、水平面41cを水平なH鋼製の床用梁5の上フラン
ジ5aの上面に予め溶接しておく。
【0004】また下フランジ5bの下面にも、逆L字状
で両端部に直交するスチフナー61cが配設されている
定規アングル61の垂直面61aが所望出幅になるよう
に、その水平面61bを予め溶接しておく。一方ALC
パネル1の上部取付け位置には、自重受け金具42をボ
ルト43で、ALCパネル1に埋設されているアンカー
ナット1aに螺着しておく。この自重受け金具42はL
字状で、水平部には一対の高さ調整用ボルト44が垂直
に螺合されており、垂直部にはボルト43を挿通する透
孔が穿孔されている。
【0005】そしてALCパネル1の下方においてこの
パネル1に埋設されている下部アンカーナットに、前記
下向き定規アングル61の垂直面61aをボルト63で
仮に螺着しておく。ついでパネル1の上端小口面に埋設
されているアンカーナット(図示せず)に吊具を螺着
し、クレーンなどで梁5の上方から吊り込み、ALCパ
ネル1の裏面と前記自重受け金具42の垂直面とで、前
記定規アングル41の垂直部41aを挟持させ、高さ調
整用ボルト44の下端部を定規アングル41の水平部4
1cの上面に当接させてALCパネル1を担持させる。
【0006】その後図示してないが、下端に重錘を取着
した糸をALCパネル1の上方から垂下し、この糸とパ
ネル面との間隔が一定になるようにALCパネル1の裏
面と上下の取付け金具40、60の垂直面との間に適当
な厚さのライナー45を挿入して、ALCパネル1の垂
直面を調整する。ついで前記高さ調整用ボルト44を回
転させてALCパネル1の高さを決める。
【0007】そして上ボルト43と下ボルト63を締着
し、自重受け金具42の垂直面を定規アングル41の垂
直面41aに溶接すればALCパネル1の取付け作業は
終了するが、この場合梁5の下フランジ5bから下方の
ALCパネル垂下部の寸法は約450mmとなる。そし
て所望枚数のALCパネルを上記と同様にして順次並列
して床用梁5に取着してから、各ALCパネル1の頂部
を連結したり、笠木20や水切り21を取付けたりして
床面を仕上げればベランダ手摺壁は完成し、また階下の
ベランダ天井は手摺壁の垂下部裏面とこの面に相対する
屋外壁面に取着されたL字状部材50に、天井材12を
取着すれば、取付け金具40、60などは露出しないの
で外観も優れた構造となる。
【0008】さらにこの方法は乾式で施工でき、パネル
面に予めタイルを貼着するなどしておけば、パネルの取
付けや仕上げのための足場の仮設が不要であるため工期
も短くて済むし、手摺もRCに比し軽量な利点がある。
しかしながらこの方法は床用梁が鉄骨製でないと対応で
きないという問題があった。
【0009】また建築物がRC造の場合には図示してな
いが、一般にベランダ床もRC製でこのベランダ床は先
端部まで同じ厚さであったり、先端部には上方に突設す
るパラペット部、または下方に突設する垂下部が前記床
と一体に形成されている。そしてこのRC造のベランダ
床に手摺壁を設ける場合には、前記床の先端部やパラペ
ット部または垂下部に穴を設け、鉄やアルミニウムなど
の金属手摺用の垂直な柱の基部を埋設しておく。そして
床のコンクリートが硬化してからこの柱に金属製手摺子
を取付けている。
【0010】また他の方法としては、ベランダ床と手摺
壁を一体のRC造としコンクリートが硬化後にタイルを
貼着するなどの仕上げを実施する方法もある。しかし前
述のいずれの方法も湿式工法なので、工程が多くコンク
リートの硬化に時間が掛かる上、足場の仮設も必要であ
る。またその構造上からRC造の手摺壁は重量が重くな
り、意匠が限られるので外観が制約される問題もあっ
た。
【0011】さらに他の方法としてサイディング用パネ
ルなどをRC造のベランダ床のパラペット部の外側に取
付ける方法もある。この方法は前記RC造のパラペット
部に、パネルのアンカー部材を埋設するための切り欠き
を設けて、鉄筋を露出させておきこの鉄筋に前記パネル
のアンカー部材を溶接するか、アンカー部材を直接埋設
する。そのため前記アンカー部材を鉄筋に溶接したり埋
設のため、固定する間レッカーなどでパネルを吊り上げ
ておく必要があり、レッカーの稼働率が低下し、またコ
ンクリートの硬化に時間が掛かる問題もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は建築物の外壁
より外側に張り出したRC造のベランダ床に、ALCパ
ネルを乾式、無足場で取り付けることができ、軽量で外
観も優れた手摺壁の取付け構造を提供することを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の第1の実施態様は、建築物の外壁より外側に張
り出しているRC造のベランダ床に、幅が600mmを
超えるALCパネルを取付ける構造であって、前記RC
造のベランダ床の先端部に該床と一体に上方に突設した
パラペット部または下方に突設した垂下部を形成し、該
パラペット部または垂下部の上縁および下縁に、断面L
字状と逆L字状で裏面のアンカーが前記ベランダ床に埋
設された取付け部材を固着し、前記パネルの裏面に埋設
された二対のアンカーナットに螺着された二対の取付け
金具が、前記各取付け部材の水平面にそれぞれ固着され
るベランダ手摺壁の取付け構造を特徴とするものであ
る。
【0014】また第2の実施態様は、建築物の外壁より
外側に張り出しているRC造のベランダ床に、幅が60
0mmを超えるALCパネルを取付ける構造であって、
前記RC造のベランダ床の先端部に該床と一体に上方に
突設したパラペット部または下方に突設した垂下部を形
成し、該パラペット部または垂下部の上下縁に跨がっ
て、断面コ字状で裏面のアンカーが前記ベランダ床に埋
設された取付け部材を固着し、前記パネルの裏面に埋設
された二対のアンカーナットに螺着された二対の取付け
金具が、前記取付け部材の上下端部の水平面に固着され
るベランダ手摺壁の取付け構造を特徴とするものであ
る。
【0015】さらに第3の実施態様は、建築物の外壁よ
り外側に張り出しているRC造のベランダ床に、幅が6
00mmを超えるALCパネルを取付ける構造であっ
て、垂直部と一対の水平部とにより断面コ字状に形成さ
れ、かつ該垂直部の裏側の中央部に固着されたスチフナ
ーの先端部に前記垂直部と平行に平板を固着してなる取
付け部材の該平板を、前記ベランダ床の先端小口面にそ
の基部が埋設されている水平なボルトに螺着し、前記パ
ネルの裏面に埋設された二対のアンカーナットに螺着さ
れた二対の取付け金具が、前記取付け部材の各水平部に
固着されるベランダ手摺壁の取付け構造を特徴とするも
のである。
【0016】本発明の手摺壁の取付け構造では、上記実
施態様に示したいずれの構造でも建築物の外壁より外側
に張り出したRC造のべランダ床の外面の上下縁部に取
付け部材を固着し、ALCパネルに螺着した二対の取付
け金具を該取付け部材に固着することにより、軽量なA
LCパネルを乾式、無足場で取付けることができるの
で、工期が短くて済む。またパネルをレッカーなどで吊
り込む場合には、このパネルの自重をパネルに埋設され
たアンカーナットに螺着した自重受け金具で、前記取付
け部材に担持させた状態で作業できるので、レッカーの
稼働率も向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る手
摺壁の取付け構造を説明する縦断面図、図2は本発明の
第2の実施例に係る手摺壁の取付け構造を説明する縦断
面図、図3は本発明に係るパネルの取付け金具の斜視図
で、(A)は上部取付け金具を示す斜視図、(B)は下
部取付け金具を示す斜視図、図4は第1の実施例および
第2の実施例の取付け構造を具備する構成を説明する斜
視図、図5はRC造のベランダ床の先端部に取着される
取付け部材の斜視図で(A)〜(C)はいずれも該取付
け部材の各実施例を示す斜視図、図6は本発明の第3の
実施例の取付け構造を示す斜視図、図7は図6の取付け
構造を説明する縦断面図である。
【0018】先ず図1および図3乃至図5に示された実
施例について説明すると、この手摺壁の取付け構造に使
用するALCパネル1は幅1800mm、高さ1000
mmで、下端小口面から400mmと140mmの箇所
に各一対のアンカーナット1a、1bが埋設されてい
る。またRC造のベランダ床10は、先端部に該床10
と一体に上方に突設したパラペット部10aが設けら
れ、このパラペット部10aの上下縁の一部には、その
表面がパラペット部10aの上面およびベランダ床10
の下面と同じ面に露出し、その裏面の棒状アンカー7a
がパラペット部10aの鉄筋10bに溶接された状態で
埋設されている図5(A)に示すようなL字状と逆L字
状の取付け部材7が配設されている。そしてこの取付け
部材7の埋設位置はパネル1のアンカーナット1a、1
bの中心線と一致するようになっている。
【0019】一方このALCパネル1をベランダ床10
の先端部のパラペット部10aの前記上方取付け部材7
に取付ける取付け金具4は、図3(A)のようにL字状
で垂直面41bに切り欠き41aが設けられている定規
アングル41と、この定規アングル41の内面に組み合
わせる同じくL字状の自重受け金具42とからなる。該
自重受け金具42の水平部42aには、一対の高さ調整
用ボルト44が螺合されており、垂直面42bにはボル
ト13を挿通する孔が穿孔されている。さらに前記自重
受け金具42の水平部42aには補強用のリブが形成さ
れている。
【0020】また前記パラペット部10aの下方におい
て前記下方取付け部材7に取付ける取付け金具6は図3
(B)に示すように、逆L字状で垂直面6aにはボルト
14を挿通する上下方向の長孔6bが穿孔されている。
そして取付け部材7をパラペット部10aの上下縁に埋
設したベランダ床10に前記パネル1を取付けるには、
先ず取付け金具4の定規アングル41の垂直面41b
が、パラペット部10aの外面から所望出幅になるよう
に、定規アングル41の水平部41cを上方取付け部材
7の上面に溶接する。
【0021】一方パネル1の上部に埋設されている一対
の上部アンカーナット1aに、前記取付け金具4の自重
受け金具42をボルト13で仮に螺着しておく。またパ
ネル1の下部に埋設されている一対の下部アンカーナッ
ト1bには、取付け金具6の垂直面6aをボルト14で
仮に螺着しておく。そしてレッカー(図示せず)でパネ
ル1を吊り込み、自重受け金具42の高さ調整用ボルト
44の先端を前記定規アングル41の水平部41cの上
に当接させてパネル1の重量を担持させた状態で、該パ
ネル1の高さを高さ調整用ボルト44により調整し、パ
ネル1を垂直に位置決めしてから自重受け金具42のボ
ルト13を締着するとともに自重受け金具42の垂直面
42bを定規アングル41の垂直面41bに溶接する。
【0022】その後パネル1の下方に螺着されている取
付け金具6の水平面6cを、床10の下縁に固着されて
いる取付け部材7の下面に固着するとともに、ボルト1
4を締着すればこのパネル1の取付けが終了する。同様
にして所望枚数のパネルを順次並列して取着するが、そ
の際に隣接するパネルの両端小口面に所望幅の目地を設
けておく。その後目地をシーリング加工したり、パネル
1の裏面や取付け金具、床面を仕上げまた必要に応じ手
摺壁の各パネル頂部を連結したり、笠木の取付けなどの
付帯工事をすればベランダ手摺壁は完成する。
【0023】つぎに図2乃至図5に示す第2の実施例に
おいて、ALCパネル1と取付け金具4、6は前記した
実施例と同様の構成を有するものである。またこの実施
例のRC造のベランダ床10にも、先端部に該床と一体
に上方に突設するパラペット部10aが設けられてお
り、このパラペット部10aの上下縁に跨がってその一
部には、図5(C)のような断面コ字状の取付け部材8
が配設されている。そしてこの取付け部材8は、裏面の
棒状アンカー8aがパラペット部10aの鉄筋10bに
溶接された状態で埋設されている。そして取付け部材8
にALCパネル1を取付け金具4、6で取付ける方法
や、仕上げ方法は前記実施例と同様である。
【0024】なお図1乃至図5の実施例では、ベランダ
床10の先端部に上方に一体に突設するパラペット部1
0aを設けたものを説明したが、該先端部に下方に一体
に突設する垂下部を設けた構造に対しても本発明は構成
を大幅に替えることなく適用することが可能である。
【0025】さらに図6および図7に示す第3の実施例
について説明すると、この実施例ではRC造のベランダ
床10は先端部までパラペット部や垂下部のない平板状
を呈するものであり、このベランダ床10の先端部の端
面のALCパネル1の取付け位置には垂直に四角形の当
て板16が設けられ、この当て板16を貫通する4本の
水平なアンカーボルト15の基部が埋設されている。
【0026】またこの実施例で使用する取付け部材9
は、図5(C)に示すように垂直部9bと該垂直部の上
下端部より同一方向に突出する互いに平行な一対の水平
部9eとにより断面コ字状に形成され、前記垂直部9b
の裏面側の中央部にはスチフナー9cが固着され、該ス
チフナー9cの先端部に垂直部9bと平行に平板9aが
取着されている。そして該平板9aは前記当て板16と
同形の四角形状を有するもので、さらに前記平板9aに
は四隅部に透孔9dが穿孔されており、前記ベランダ床
10にその基部が埋設された4本のアンカーボルト15
の先端がこの透孔9dを貫通してナット15aで締着さ
れて、ベランダ床10と取付け部材9を連結している。
【0027】この取付け部材9に、パネル1を取付ける
方法は、先ず前述の各実施例と同様に、ALCパネル1
の上部に埋設されている一対の上部アンカーナット1a
に、前記取付け金具4の自重受け金具42をボルト13
で仮に螺着しておく。またパネル1の下部に埋設されて
一対の下部アンカーナット1bには、取付け金具6の垂
直面6aをボルト14で仮に螺着しておく。また取付け
部材9の上方水平部9cに定規アングル41の垂直面4
1bが、取付け部材9の垂直部9bから所望出幅になる
ように、定規アングル41の水平部41cを取付け部材
9の上方水平部9cに溶接する。
【0028】その後前述のように、レッカー(図示せ
ず)でALCパネル1を吊り込み、自重受け金具42の
高さ調整用ボルト44の先端を、前記定規アングル41
の水平部41cの上に当接させてパネル1の重量を担持
させた状態で、高さ調整用ボルト44でパネル1の高さ
を調整し、パネル1の垂直方向の位置決めをしてから自
重受け金具42のボルト13を締着するとともに自重受
け金具42の垂直面42bを定規アングル41の垂直面
41bに固着する。一方取付け金具6の水平面6cを取
付け部材9の下方水平部9cに固着するとともにボルト
14を締着すればこのパネル1の取付けが終了する。そ
の後の仕上げ方法は前述の実施例と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上述べた通り本発明の手摺壁の取付け
構造によれば、いずれの構造でも建築物の外壁より外側
に張り出したRC造のベランダ床の外面の上下縁に取付
け部材を埋設し、ALCパネルに螺着した二対の取付け
金具を固着することにより、軽量なALCパネルを乾
式、無足場で取り付けることができる。さらにパネル表
面に予めタイルを貼着したり、塗装したりしておけば短
期間で外観の優れた手摺壁を構築することができ、また
パネルをレッカーなどで吊り込む場合にはALCパネル
の自重を該パネルに埋設されたアンカーナットに螺着し
た自重受け金具で、前記ベランダ床の取付け部材に担持
させた状態で作業できるので、レッカーの稼働率も向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る手摺壁の取付け構
造を説明する縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る手摺壁の取付け構
造を説明する縦断面図である。
【図3】本発明に係るパネルの取付け金具の斜視図で、
(A)は上部取付け金具を示す斜視図、(B)は下部取
付け金具を示す斜視図である。
【図4】第1の実施例および第2の実施例の取付け構造
を具備する構成を説明する斜視図である。
【図5】RC造のベランダ床の先端部に取着される取付
け部材の斜視図で(A)〜(C)はいずれも該取付け部
材の各実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施例の取付け構造を示す斜視
図である。
【図7】図6の取付け構造を説明する縦断面図である。
【図8】従来の手摺壁の取付け構造を説明する縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ALCパネル 1a、1b アンカーナット 4、6 取付け金具 6a 垂直面 6b 長孔 7、8、9 取付け部材 7a、8a 棒状アンカー 9a 平板 9b 垂直部 9c スチフナー 9d 透孔 9e 水平部 10 ベランダ床 10a パラペット部 10b 鉄筋 13、14 ボルト 15 アンカーボルト 15a ナット 16 当て板 41 定規アングル 41a 切り欠き 41b 垂直面 41c、 水平部 42 自重受け金具 42a 水平部 42b 垂直面 44 高さ調整用ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外壁より外側に張り出している
    RC造のベランダ床に、幅が600mmを超える軽量気
    泡コンクリートパネルを取付ける構造であって、前記R
    C造のベランダ床の先端部に該床と一体に上方に突設し
    たパラペット部または下方に突設した垂下部を形成し、
    該パラペット部または垂下部の上縁および下縁に、断面
    L字状と逆L字状で裏面のアンカーが前記ベランダ床に
    埋設された取付け部材を固着し、前記パネルの裏面に埋
    設された二対のアンカーナットに螺着された二対の取付
    け金具が、前記各取付け部材の水平面にそれぞれ固着さ
    れることを特徴とするベランダ手摺壁の取付け構造。
  2. 【請求項2】 建築物の外壁より外側に張り出している
    RC造のベランダ床に、幅が600mmを超える軽量気
    泡コンクリートパネルを取付ける構造であって、前記R
    C造のベランダ床の先端部に該床と一体に上方に突設し
    たパラペット部または下方に突設した垂下部を形成し、
    該パラペット部または垂下部の上下縁に跨がって、断面
    コ字状で裏面のアンカーが前記ベランダ床に埋設された
    取付け部材を固着し、前記パネルの裏面に埋設された二
    対のアンカーナットに螺着された二対の取付け金具が、
    前記取付け部材の上下端部の水平面に固着されることを
    特徴とするベランダ手摺壁の取付け構造。
  3. 【請求項3】 建築物の外壁より外側に張り出している
    RC造のベランダ床に、幅が600mmを超える軽量気
    泡コンクリートパネルを取付ける構造であって、垂直部
    と一対の水平部とにより断面コ字状に形成され、かつ該
    垂直部の裏側の中央部に固着されたスチフナーの先端部
    に前記垂直部と平行に平板を固着してなる取付け部材の
    該平板を、前記ベランダ床の先端小口面にその基部が埋
    設されている水平なボルトに螺着し、前記パネルの裏面
    に埋設された二対のアンカーナットに螺着された二対の
    取付け金具が、前記取付け部材の各水平部に固着される
    ことを特徴とするベランダ手摺壁の取付け構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017057591A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 綿半ソリューションズ株式会社 転落防止柵及びその設置方法
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