JPH11200465A - 水路トンネル内における防食ライニング層の形成方法 - Google Patents

水路トンネル内における防食ライニング層の形成方法

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JPH11200465A JP10005796A JP579698A JPH11200465A JP H11200465 A JPH11200465 A JP H11200465A JP 10005796 A JP10005796 A JP 10005796A JP 579698 A JP579698 A JP 579698A JP H11200465 A JPH11200465 A JP H11200465A
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清一 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水路トンネルの内周面に耐食性及び耐摩耗性
に優れた防食被覆層を容易かつ迅速に形成してゆくこと
のできる水路トンネル内における防食ライニング層の形
成方法を提供する。 【解決手段】 プラスチック防食シート10を、水路ト
ンネル13の外部において水路トンネル13の内周面の
形状に沿った断面形状の筒状シート12に加工形成し、
この筒状シート12を縮径するように折りたたんだ状態
で水路トンネル13内の設置現場まで搬入した後、筒状
シート12を水路トンネル13の内周面に沿って配設す
るとともに、支保部材16を用いて固定し、固定した筒
状シート12の背面側にコンクリート等の注入固化材を
充填してこれを固化させることにより、プラスチック防
食シート10を水路トンネル13の内周面に固着して防
食ライニング層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路トンネル内に
おける防食ライニング層の形成方法に関し、特に、水路
トンネルの内周面を覆ってプラスチック防食シートによ
る防食ライニング層を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、下水道トンネルや発電所の導水
トンネル等の水路トンネルでは、流下する水に含まれる
有害物質や土砂によって、長い間にトンネルの内壁面が
腐蝕したりすり減ったりする場合がある。
【0003】そして、このような腐蝕やすり減りが生じ
たトンネル内壁面の改修方法としては、例えば、このよ
うな劣化した部分をはつり取るなどして取り除き、コン
クリートやモルタルを打ち直して断面復旧するととも
に、これの表面にエポキシ樹脂等の耐食性の高い樹脂材
料を塗布して防食ライニングを行なう方法が採用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の改修方法によれば、コンクリートやモルタル
による断面復旧の完了後に樹脂材料を塗布する必要があ
り、長い工事期間を必要とすることになるとともに、樹
脂材料を塗布するためにはコンクリートを十分に乾燥さ
せる必要がある一方で、乾燥が不十分であると樹脂材料
が剥がれやすくなり、また耐摩耗性を十分に発揮するこ
とができないという課題があった。
【0005】また、鉄板等によるライニング材を用いて
水路トンネルの内周面を覆う方法も考えられるが、コン
クリート等の打設後あるいは打設前の何れの場合であっ
ても、かかる鉄板等による剛性の高いライニング材を水
路トンネルの内周面に沿って組み立てて、当該内周面を
覆って連続設置してゆくことが困難であるという課題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、このような従来の課題
を解決するためになされたもので、水路トンネルの内周
面に耐食性及び耐摩耗性に優れた防食被覆層を容易かつ
迅速に形成してゆくことのできる水路トンネル内におけ
る防食ライニング層の形成方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、水路トン
ネルの内周面を覆ってプラスチック防食シートによる防
食ライニング層を形成する方法であって、前記プラスチ
ック防食シートを、前記水路トンネルの外部において前
記水路トンネルの内周面の形状に沿った断面形状の筒状
シートとなるように加工形成し、該筒状シートを縮径す
るように折りたたんだ状態で前記水路トンネル内の設置
現場まで搬入した後、前記筒状シートを前記水路トンネ
ルの内周面に沿った形状に配設するとともに、支保部材
を用いて固定し、固定した筒状シートの背面側にコンク
リートやモルタル等の注入固化材を充填してこれを固化
させることにより、前記プラスチック防食シートを水路
トンネルの内周面に固着して防食ライニング層を形成す
ることを特徴とする水路トンネル内における防食ライニ
ング層の形成方法にある。
【0008】また、この発明は、前記筒状シートを水路
トンネル内の設置現場に複数搬入し、各筒状シートを前
記水路トンネルの内周面沿った形状に配設する際に、こ
れらを水路トンネルの軸方向に接合一体化するようにし
て配設することもできる。
【0009】さらに、この発明は、前記プラスチック防
食シートの一方の面には、多数のアンカー突起を突出形
成し、かかるアンカー突起が設けられた面を外周面側と
して、前記筒状シートを加工形成することが好ましい。
【0010】ここで、この発明によれば、プラスチック
防食シートとして、耐食性に富んだ例えば高密度ポリエ
チレンシート、ポリプロピレンシート、塩化ビニールシ
ート等を用いることができるが、本発明は、これらのシ
ートを使用する場合に限定されるものではない。
【0011】また、上記記載において、筒状シートを縮
径するように折りたたんだ状態とは、その断面積が小さ
くなるように、その外周面を筒状断面の中心側に押し出
してその内空が小さくなるように変形させてまとめた状
態を意味するものである。
【0012】さらに、上記注入固化材としてはコンクリ
ートやモルタル等のセメント系の固化材の他、気泡モル
タル、ベントナイトモルタル、ポリマーセメントモルタ
ル等を使用することもできる。
【0013】さらにまた、上記記載において、プラスチ
ック防食シートを水路トンネル内周面の形状に沿った断
面形状の筒状シートとなるように加工形成するとは、例
えばプラスチック防食シートが軟らかい場合には、当該
形状に直接加工するのではなく、筒状シートの内周面の
周長をあわせておき、トンネル内において、支保部材を
用いてトンネル内周面の形状に沿った断面形状に支持固
定するような態様をも含むものである。
【0014】なお、この発明によれば、水路トンネルの
改修を目的とする場合のみならず、水路トンネルの覆工
体を形成すべく新たにコンクリートを打設して行く際に
も、例えば型枠等の内面に筒状シートを配設して、この
発明を適用することができる。
【0015】そして、この発明によれば、プラスチック
防食シートは、水路トンネルの外部の例えば地上におけ
る作業により、水路トンネルの内周面の形状に沿った断
面形状の筒状シートとなるように容易に加工形成するこ
とができるとともに、このような筒状シートは、筒状シ
ートを縮径するように折りたたんだ状態で、例えばマン
ホールや立坑等を介して水路トンネル内の設置現場まで
容易に搬入することができ、またこれを元の筒状に拡げ
ることにより、水路トンネルの内周面に沿った形状に容
易かつ速やかに配設固定されることになるので、これの
背面側に注入固化材を充填固化させて、耐食性及び耐摩
耗性に優れたプラスチック防食シートによる防食ライニ
ング層を、水路トンネルの内周面を覆って迅速かつ容易
に形成してゆくことができる。
【0016】また、前記筒状シートを水路トンネル内の
設置現場に複数搬入し、各筒状シートを前記水路トンネ
ルの内周面に沿った形状に配設する際に、これらを水路
トンネルの軸方向に接合一体化するようにして配設して
から、背面側に注入固化材を充填固化すれば、かかる充
填作業を長い区間で一度に行うことにより、防食ライニ
ング層を、さらに迅速かつ容易に形成してゆくことがで
きる。
【0017】さらに、プラスチック防食シートの一方の
面には、多数のアンカー突起を突出形成し、かかるアン
カー突起が設けられた面を外周面側として、前記筒状シ
ートを加工形成すれば、かかるアンカー突起をアンカー
として背面側の注入固化材に埋設することにより、プラ
スチック防食シートを水路トンネルの内周面に強固に固
着することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、添
付図面を参照しつつ詳細に説明する。この実施形態の防
食ライニング層の形成方法は、一例として、コンクリー
トにより内周面が覆工された、水路トンネルとしての発
電所の導水トンネルが、有害物質や土砂によって腐食や
すり減りを生じて劣化した際に、かかる覆工コンクリー
トの劣化部分を補修して、トンネルの内周面に耐食性及
び耐摩耗性に優れた防食ライニング層を形成するために
採用されたものである。
【0019】そして、この実施形態の防食ライニング層
の形成方法によれば、導水トンネルの外部における地上
での作業として、図1(a)〜(c)に示すように、プ
ラスチック防食シートとしての、一方の面に多数のアン
カー突起11が突出形成された、例えば2〜3mm程度
の厚さの高密度ポリエチレンシート10を((a)参
照)、アンカー突起11が設けられた面を外周面側とし
てドーナツ状に湾曲させて、その両端部を溶着接合する
ことにより((b)参照)、導水トンネルの楕円断面の
内周形状に沿った断面形状の筒状シート12を加工形成
する((c)参照)。
【0020】次に、加工形成された筒状シート12を、
図2に示すように、外周面を断面中心側に押し出すよう
にして、その断面積が小さくなるように縮径させ、折り
たたんでまとめあげた状態で、導水トンネルと地上とを
連通するマンホールや立坑を介して導水トンネル内の設
置箇所である改修現場まで搬入するとともに、これを元
の筒状に拡げた後に、導水トンネルの内周面に沿って配
設する。なお、高密度ポリエチレンシートは、2mm程
度の厚さであれば折りたたみ可能であり、3mm程度の
厚さの場合でも、お湯をかけて暖めれば折りたたみ可能
である。また高密度ポリエチレンの原料の配合をかえる
ことにより軟らかいシートを製造することが可能であ
る。
【0021】そして、図3に示すように、筒状シート1
2の設置現場では、導水トンネル13の覆工コンクリー
ト14の劣化部分が、予めはつり取られているととも
に、かかるはつり取られた改修箇所には、筒状シート1
2を係止してトンネルの内周面に沿った位置に保持する
ためのスペーサ15が設けられ、このスペーサ15を介
して筒状シート12を所定の位置に仮固定する。
【0022】また、このようにして導水トンネル13の
内周面に沿った所定の位置に仮固定された筒状シート1
2の内部には、例えば図4に示すように、膨張した時に
導水トンネル13の内空の断面形状と一致する断面形状
となるように筒状に予め加工形成されたチューブ部材1
6を挿入し、これに空気や水を圧して膨張することによ
って、かかる膨張したチューブ部材16を支保部材とし
て、筒状シート12が導水トンネル13の内周面の断面
形状に沿った位置に配設固定されることになる。
【0023】そして、このようにして導水トンネル13
の内周面に沿って配設固定された筒状シート12の背面
側の覆工コンクリート14のはつり面との間の空間17
には、公知の方法により妻型枠や注入パイプなどを設置
した後、コンクリートやモルタル等の注入固化材を充填
してこれを固化させ、養生期間が経過したらチューブ部
材16を収縮して撤去すれば、覆工コンクリート14の
劣化部分が、周方向に連続する筒状シート12を構成す
る耐食性及び耐摩耗性に優れた高密度ポリエチレンシー
ト10によってその内周面を覆われた状態で、改修され
ることになる。
【0024】すなわち、この実施形態によれば、高密度
ポリエチレンシート10を地上での作業により導水トン
ネル13の内周面に沿った形状となるようにその周長を
あわせるようにして筒状に加工形成し、これを折りたた
んで導水トンネル13内に搬入して所定の位置に配設固
定し、背面側に注入固化材を充填固化させるだけの簡易
な作業により、耐食性及び耐摩耗性に優れた高密度ポリ
エチレンシート10による防食被覆層を水路トンネルの
内周面に容易かつ迅速に形成してゆくことができる。
【0025】また、この実施形態によれば、導水トンネ
ル13内に搬入された高密度ポリエチレンシート10に
よる複数の筒状シート12を、設置現場においてトンネ
ルの軸方向に接合一体化するようにして配設固定した後
に、これらの背面側に注入固化材を充填固化することも
でき、これによって充填作業を長い区間で一度に行うこ
とにより、防食ライニング層を、さらに迅速かつ容易に
形成してゆくことが可能になる。
【0026】なお、この実施形態では、トンネルの軸方
向に隣接する筒状シート12の端部同士は、例えば図5
に示すような断面形状の帯状の接合部材18を用いて、
これの両側部分を各筒状シート12の端部に各々溶着す
ることにより、水密な状態で接合一体化してゆくことに
なる。かかる接合部材18の溶着は、完全に行っても良
いが、仮止めとしておいて、筒状シート12の背面側へ
の充填固化作業の後に、チューブ部材16を撤去して、
トンネル内面からプラスチック溶接によって左右のシー
トを溶接し、一体化することも可能である。
【0027】また、筒状シート12は、地上での作業に
より、高密度ポリエチレンシート10の端部を水密な状
態で確実に溶着して筒状に形成されるとともに、高密度
ポリエチレンシート10は、プラスチックシートである
ため薄いシートでも確実な水密性を期待することがで
き、また相当の軟らかさを備えていて、支保部材や簡単
な型枠等を用いて、馬蹄形や卵形等の自由な断面形状で
容易に設置することができ、かつ小さく折りたたむこと
も可能である。
【0028】さらに、この実施形態によれば、注入固化
材が充填固化される筒状シート12の背面側には、多数
のアンカー突起11が突出形成されていることから、高
密度ポリエチレンシート10が水路トンネルの内周面に
強固に固着して、確実な防食被覆が可能となる。
【0029】図6は、筒状シート12をこれの設置個所
において、導水トンネル13の内周面に沿って配設固定
するための他の態様を示すものである。すなわち、これ
によれば、導水トンネル13の内周面の形状よりやや小
さな形状のドーナツ状の支持リング19をトンネルの軸
方向に間隔をおいて複数配置するとともに、これらに架
設支持されるようにして、多数の板部材20を、支持リ
ング19の外周に沿って、筒状シート12と支持リング
19との間に介在するようにして連接配置し、かかる支
持リング19や多数の板部材20を支保部材として支持
させて、筒状シート12の形状を保持するようにしたも
のである。
【0030】また、図7は、筒状シート12を導水トン
ネル13の内周面に沿って配設固定するためのさらに他
の態様を示すものである。すなわち、これによれば、筒
状シート12の内側に、導水トンネル13の内周面の形
状に沿った簡易な型枠21を組み立て、これを型枠支保
部材22によって支持することよって、筒状シート12
の形状を保持しつつ固定したものである。
【0031】そして、このような支保部材によっても、
筒状シート12を導水トンネル13の内周面に沿った所
定の位置に容易に配設固定することができ、これによっ
て高密度ポリエチレンシート10による防食被覆層を導
水トンネル13の内周面に容易かつ迅速に形成してゆく
ことができる。
【0032】なお、この発明は、上記実施形態の実施の
態様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載
された構成の範囲内において、種々に変更して採用する
ことができる。例えば、この発明は、導水トンネルに限
らずその他の種々の水路トンネルに対して採用すること
ができ、また、覆工コンクリートの改修時に限定される
ことなく、新たに覆工コンクリートを形成する際に、こ
れの表面に防食ライニング層を設けるために採用するこ
ともできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の水路ト
ンネル内における防食ライニング層の形成方法によれ
ば、プラスチック防食シートを、水路トンネルの外部に
おいて水路トンネルの内周面の形状に沿った断面形状の
筒状シートとなるように加工形成し、この筒状シートを
縮径するように折りたたんだ状態で水路トンネル内の設
置現場まで搬入した後、この筒状シートを水路トンネル
の内周面に沿った形状に配設するとともに、支保部材を
用いて固定し、固定した筒状シートの背面側にコンクリ
ートやモルタル等の注入固化材を充填してこれを固化さ
せることにより、プラスチック防食シートを水路トンネ
ルの内周面に固着して防食ライニング層を形成するの
で、水路トンネルの内周面に耐食性及び耐摩耗性に優れ
た防食ライニング層を容易かつ迅速に形成してゆくこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスチック防食シートを用いて水路トンネル
の内周面の形状に沿った断面形状の筒状シートを加工形
成する状況を説明する(a)は略示斜視図、(b)及び
(c)は断面図である。
【図2】筒状シートを、縮径するように折りたたんだ状
態を説明する断面図である。
【図3】筒状シートを水路トンネルの内周面に沿って配
設する状況を説明する断面図である。
【図4】筒状シートを、支保部材を用いて水路トンネル
の内周面に沿って固定する状況を説明する断面図であ
る。
【図5】隣接する筒状シートを、トンネル軸方向に連接
一体化する状況を説明する部分拡大断面図である。
【図6】筒状シートを、支保部材を用いて水路トンネル
の内周面に沿って固定する他の態様を説明する断面図で
ある。
【図7】筒状シートを、支保部材を用いて水路トンネル
の内周面に沿って固定するさらに他の態様を説明する断
面図である。
【符号の説明】
10 高密度ポリエチレンシート(プラスチック防食シ
ート) 11 アンカー突起 12 筒状シート 13 導水トンネル(水路トンネル) 14 覆工コンクリート 15 スペーサ 16 チューブ部材(支保部材) 17 空間(改修箇所) 18 接合部材 19 支持リング(支保部材) 20 板部材(支保部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 治明 大阪府大阪市中央区安土町2−3−13 タ キロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路トンネルの内周面を覆ってプラスチ
    ック防食シートによる防食ライニング層を形成する方法
    であって、前記プラスチック防食シートを、前記水路ト
    ンネルの外部において前記水路トンネルの内周面の形状
    に沿った断面形状の筒状シートとなるように加工形成
    し、該筒状シートを縮径するように折りたたんだ状態で
    前記水路トンネル内の設置現場まで搬入した後、前記筒
    状シートを前記水路トンネルの内周面に沿った形状に配
    設するとともに、支保部材を用いて固定し、固定した筒
    状シートの背面側にコンクリートやモルタル等の注入固
    化材を充填してこれを固化させることにより、前記プラ
    スチック防食シートを水路トンネルの内周面に固着して
    防食ライニング層を形成することを特徴とする水路トン
    ネル内における防食ライニング層の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記筒状シートを水路トンネル内の設置
    現場に複数搬入し、各筒状シートを前記水路トンネルの
    内周面沿った形状に配設する際に、これらを水路トンネ
    ルの軸方向に接合一体化するようにして配設することを
    特徴とする請求項1に記載の水路トンネル内における防
    食ライニング層の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記プラスチック防食シートの一方の面
    には、多数のアンカー突起が突出形成され、かかるアン
    カー突起が設けられた面を外周面側として、前記筒状シ
    ートを加工形成することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の水路トンネル内における防食ライニング層
    の形成方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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