JPH11200437A - 給水栓の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】限られた空間内での締め付けの作業性を向上さ
せ、座金の挿入作業も簡易迅速に行うことができ、ま
た、座金がねじ軸に噛むことなどを防止し、締め付け作
業を確実にすることができる給水栓の取付構造を提供す
ること。 【解決手段】水栓本体４の下部から水栓２の固定取付用
のねじ軸３が突設された水栓２をカウンターＵなどに取
り付ける構造であって、カウンターＵに設けられた水栓
取付孔Ｖにねじ軸３が挿入され、ねじ軸挿通孔Ｖを有し
た座金１０が、ねじ軸挿通孔Ｖにねじ軸３を挿通させて
カウンターＵの下側に配置され、ねじ軸３に締め込まれ
た迅速取付ナット２０によって、座金１０がカウンター
Ｕの水栓取付孔Ｖの下側の縁部Ｗに押しつけられる給水
栓の取付構造１において、座金１０と迅速取付ナット２
０とを互いに係合してかつ回動可能に保持し合うように
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、給水栓をキッチン
シンクのカウンターなどに取り付ける給水栓の取付構造
に関する。

【０００２】

【従来の技術】シングルレバー式の湯水混合水栓など
は、キッチンシンクのカウンターなどに取り付けるにあ
たって、カウンターに取付孔を設け、給水給湯管を覆う
カラーを給水栓下部に突設してこれをカウンターの取付
孔に挿入し、このカラー外周に刻設された雄ねじにナッ
トを螺着してカウンターに取り付けるものがあるが、こ
のほか、給水栓下部に給水給湯管とは別にねじ軸を突設
し、取付孔に給水給湯管およびねじ軸を挿入し、カウン
ター下方より、ねじ軸に挿通可能な挿通孔を備え、給水
給湯管を抱え込むように取り付けられるＵ字状座金をね
じ軸に挿通しさらにナットをねじ軸にねじ込んでＵ字状
座金を介して取り付けるものがある。

【０００３】このようなＵ字状座金とナットを用いた給
水栓の取付構造においては、その取付作業を簡略化する
ための構造を備えた、例えば特開平８−２４６５２１号
公報記載のものが知られている。この給水栓の取付構造
は、座金の内面にねじ軸に当接する弾性体を設けること
により、座金をねじ軸に挿通して取り付ける際に手を離
しても座金が落下しないようにし、座金の保持とナット
の締め付けとを両方の手で行わなくても済むように取付
の作業性を向上させるものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た給水栓の取付構造では、座金が保持される点でナット
の締め付け作業の作業性向上には有効であるものの、座
金をねじ軸に挿入する際にはこの弾性体がかえって抵抗
となり、ねじ軸への円滑な挿入動作を妨げることとなっ
ていた。また、この給水栓の取付構造では、座金の挿通
孔に設けた雌形テーパ面及びナットの上端面に設けた雄
形テーパ面により、ナットによる座金の締め付け最終段
階では座金の姿勢をねじ軸に対して垂直状態に戻すもの
の、締め付け動作の初期段階などテーパ面同士が係合し
ていない状態では、弾性体による弾性復元力によりねじ
軸に対して垂直状態に保ち難く、座金がねじ軸のねじに
噛んでしまうなどしてナットの締め付け作業に障害とな
るという問題が生じていた。

【０００５】本発明は、上記した問題点を解決するもの
であり、座金を手で押さえておく手間を省略することが
できカウンター下の限られた空間内での締め付けの作業
性を向上させることができるとともに、座金の挿入作業
も簡易迅速に行うことができ、また、ナットの締め付け
時の座金の姿勢をねじ軸に対して垂直状態に保つことに
より座金がねじ軸に噛むことなどを防止し、締め付け作
業を確実にすることができる給水栓の取付構造を提供す
ることにある。また、請求項２に記載の発明では、上記
した目的に加えて、迅速取付ナットを併用することによ
り、垂直状態に保たれたまま締め付け位置まで一気に座
金及び迅速取付ナットを挿入することができ、極めて円
滑かつ確実に取付作業を行うことができる給水栓の取付
構造を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の請求項１に記載の給水栓の取付構造が採
用した構成は、水栓本体の下部から水栓の固定取付用の
ねじ軸が突設された水栓をカウンターなどに取り付ける
構造であって、該カウンターに設けられた水栓取付孔に
該ねじ軸が挿入され、ねじ軸挿通孔を有した座金が、該
ねじ軸挿通孔に該ねじ軸を挿通させて該カウンターの下
側に配置され、該ねじ軸に締め込まれたナットによって
該座金が該カウンターの水栓取付孔の下側の縁部に押し
つけられる給水栓の取付構造において、該座金と該ナッ
トとが互いに係合してかつ回動可能に保持し合うように
設けられたことを特徴とするものである。

【０００７】本発明では、給水栓をキッチンシンクのカ
ウンターや洗面台或いは浴槽などのデッキに取り付ける
際に、座金に対してナットを回動可能に係合して、座金
のねじ軸挿通孔にねじ軸を挿通しつつナットをねじ軸に
ねじ込む。この際に、ナットと座金は互いに係合して保
持し合っているので、一方の手で保持するなど座金を保
持しておく必要がなく、その一方で弾性体などの部材を
ねじ軸に当接させて座金の保持を行っているのではない
ので、ねじ軸に対し座金の挿通動作が円滑になされる。
そして、ナットをねじ込む際にも座金とナットは係合状
態に保持され、座金がねじ軸に対して垂直状態で適正な
姿勢に保たれるので、座金がねじ軸のねじに噛んでしま
うことなどはない。

【０００８】本発明の請求項２に記載の給水栓の取付構
造は、請求項１に記載の給水栓の取付構造において、ナ
ットが、ケース部と、該ケース部内に拡縮自在に保持さ
れると共に縮径方向に付勢されたねじ駒とを備えた迅速
取付ナットであることを特徴とするものである。迅速取
付ナットとは、可動式のねじ駒を用いてワンタッチで挿
入及び締め付けが行えるナットをいい、例えば、斜面を
有するすり鉢状穴が形成されたケース部と、このすり鉢
状穴に案内され、挿入されるボルトの動きにつれて上下
しながら直径方向に拡縮する二つのねじ駒と、このねじ
駒を縮方向に圧着するバネとを備えて構成されるナット
を例示できる。このナットはボルトの所望の締め付け位
置まではねじ駒を拡開させながらねじ込み動作なしに挿
入でき、その後さらにねじ込むとねじ駒が縮閉方向に戻
り、ボルトとかみ合って締め付けるものである。

【０００９】この迅速取付ナットを請求項１に記載の給
水栓の取付構造に用いると、弾性体などの抵抗となる部
材を備えず、しかもナットに係合されてねじ軸に対して
垂直状態で適正な姿勢に保たれる座金と相俟って、所望
の締め付け位置まで極めて円滑かつ確実に座金及びナッ
トを挿入することができ、その後迅速取付ナットの僅か
な締め付けにより締め付け作業を完了することができ
る。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１〜３に示すように本発明の給水栓の
取付構造１は、湯水混合水栓２の下部から突設したねじ
軸３に挿入される平面視略Ｕ字状の座金１０と、座金１
０と係合し、ねじ軸３に螺着される迅速取付ナット２０
と、迅速取付ナット２０を回転させるための取っ手３２
から構成されている。湯水混合水栓２の内部に収納され
た水栓本体４下部から突設された給水サプライ管５及び
給湯サプライ管６と、その隣から同様に突設されたねじ
軸３が湯水混合水栓２に設けられている。給水サプライ
管５及び給湯サプライ管６にはそれぞれ給水配管８、給
湯配管９が挿通され水栓本体４内に接続されている。湯
水混合水栓２は、キッチンシンクなどのカウンターＵに
穿設された水栓取付孔Ｖにこれら給水サプライ管５、給
湯サプライ管６及びねじ軸３を挿入し、水栓取付孔Ｖ上
面側にはパッキン７を介在させてカウンターＵ上に設置
されている。また、ねじ軸３は所定の長さに設けられそ
の外周には雄ねじが刻設されている。

【００１１】座金１０は、全体が略Ｕ字状に設けられて
おり、ほぼ中央部には略Ｕ字状の凹部１３が設けられて
いる。この凹部１３の中央にはねじ軸３を挿通するため
のねじ軸挿通孔１１が穿設され、さらにその両側に、ね
じ軸３に取り付けた際には給水サプライ管５及び給湯サ
プライ管６を抱きかかえるように保持する腕部１２、１
２が延出されている。また、このねじ軸挿通孔１１の内
径は１０．６ｍｍに設けられている。

【００１２】迅速取付ナット２０は全体がほぼ長い筒状
に設けられ、カバー２５内にナットケース２６を収容し
ている。ナットケース２６の先端には、座金１０を係合
するための取付部２３が設けられている。取付部２３は
迅速取付ナット２０先端から円筒状に立ち上がって延出
されており、その外径は、座金１０のねじ軸挿通孔１１
に緩挿されるようにねじ軸挿通孔１１の内径１０．６ｍ
ｍに対し１０．５ｍｍに設けられている。そしてさらに
この取付部２３先端には、ねじ軸挿通孔１１を係合する
外径１０．９ｍｍの膨出部２４が設けられ、取付部２３
がねじ軸挿通孔１１に圧入されて、膨出部２４により座
金１０を係合するとともに回動可能に保持する。

【００１３】ナットケース２６は、その上下を開放する
略円筒形状に設けられ、内部には取付部２３に向かって
縮径するすり鉢状穴２７を備えている。そして、すり鉢
状穴２７内には中心軸を挟んで対向して二つのねじ駒４
０、４０が取り付けられている。ねじ駒４０は半ドーナ
ツ形状をしており、内側には雌ねじ部４１が設けられる
とともに、外側上部にはすり鉢状穴２７の斜面２８に対
応した傾斜部４２が備えられている。ねじ駒４０の下端
にはカバー２５内の段部２９にはめ込まれたばね４３が
圧着され、ねじ駒４０をすり鉢状穴２７に圧着してい
る。一方、ナットケース２６の内部下端にはストッパー
３０が凸設され、ねじ軸３が挿入されていない状態にお
いて、すり鉢状穴２７に圧着されるねじ駒４０を所定位
置で規制している。

【００１４】この迅速取付ナット２０を取付部２３方向
からねじ軸３に挿入していくと、ねじ軸３の動きにつれ
てねじ駒４０が斜面２８に沿ってずり下がる。このと
き、両ねじ駒４０間の間隔が開くので、ねじ駒４０の雌
ねじ部４１とねじ軸３は噛み合うことがなく、そのまま
迅速取付ナット２０を回転させることなしに一気に挿入
できる。そして、締め付け位置まで挿入した後に迅速取
付ナット２０を回転させると、ねじ駒４０が斜面２８に
沿ってずり上がり、雌ねじ部４１がねじ軸３と噛み合い
締め付けを完了させる。また、迅速取付ナット２０を抜
く場合には、通常のナットと同様に締め付けと逆方向に
迅速取付ナット２０を緩めていけばよい。このように、
迅速取付ナット２０においては、その締め付け作業を一
気に挿入するだけでほぼ完了させることができ、極めて
作業性のよいナットである。

【００１５】さらに、カバー２５内部には ナットケー
ス２６の下方に、ねじ込まれたねじ軸３が挿入される挿
入孔３１が連設されている。

【００１６】迅速取付ナット２０の下端部には、外周面
から対向する反対側の外周面にかけて直径方向に横断す
るスライド溝２１が設けられ、このスライド溝２１を横
切るようにピン２２が設けられている。そしてこのピン
２２に取っ手３２が取り付けられている。取っ手３２は
全体が薄板で長いトラック形状に設けられ、その中央に
は取っ手３２の長手方向に直線状にスライド孔３３が設
けられ、このスライド孔３３にピン２２が挿通されてお
り、スライド溝２１内をスライド孔３３に沿ってスライ
ド自在に迅速取付ナット２０に取り付けられている。ま
た、スライド孔３３の端部にピン２２が位置する場合に
は、ピン２２の軸周りに取っ手３２を回動させることが
できる。

【００１７】本実施の形態に係る給水栓の取付構造１に
より湯水混合水栓２をカウンターＵに取り付けるには、
まず座金１０のねじ軸挿通孔１１に迅速取付ナット２０
の取付部２３を係合する。そして、座金１０及び迅速取
付ナット２０を一体として、ねじ軸３に挿入する。この
際、座金１０がカウンターＵ下面に接するまで一気に押
し上げることができる。この際に、座金１０は迅速取付
ナット２０に係合されているので、一方の手で押さえる
などの手間は必要ない。そして、次ぎに取っ手３２によ
り迅速取付ナット２０を回転させて締め付けていくと、
座金１０が水栓取付孔Ｖの縁部Ｗに押しつけられて取り
付け作業が完了する。取っ手３２はスライド溝２１内を
スライド自在に設けられ、また、ピン２２がスライド孔
３３のいずれかの端部に位置するときは、ピン２２の軸
回りに回動自在に設けられているので、カウンターＵ下
の限られた空間内でも取っ手３２を回転可能にしてい
る。また、取っ手３２を迅速取付ナット２０と一体に設
けているので工具を紛失する恐れがなく、特に迅速取付
ナット２０を緩めるときにも別に工具を準備する必要も
ない。

【００１８】本実施の形態は上記のように構成されてお
り、座金１０が迅速取付ナット２０に回動可能に係合さ
れており、一方の手で保持するなど座金１０を保持して
おく必要がなく、その一方で弾性体などの部材をねじ軸
３に当接させて座金１０の保持を行っているのではない
ので、ねじ軸３に対し座金１０の挿通動作を円滑になす
ことができる。また、迅速取付ナット２０をねじ込む際
にも座金１０と迅速取付ナット２０は取付部２３により
確実に係合され、座金１０がねじ軸３に対して垂直状態
に保たれるので、座金１０がねじ軸３に噛んでしまうこ
となどはない。そしてさらに、迅速取付ナット２０を用
いることにより、上記したように弾性体などの抵抗とな
る部材を備えず、また、垂直状態に保たれたまま締め付
け位置まで一気に座金１０及び迅速取付ナット２０を挿
入することができ、極めて円滑かつ確実に取付作業を行
うことができる。

【００１９】本実施の形態では、迅速取付ナット２０を
採用したが、本発明はこれに限られず通常のナットを用
いることも可能であるが、座金をナットに係合した状態
で座金の挿入作業をより簡易迅速に行うには、迅速取付
ナット２０を用いた本実施の形態ように構成することが
好ましい。また、この迅速取付ナット２０に限られず、
例えばねじ駒４０をひとつだけ設けたものや、３つ以上
設けたものなどでもよい。

【００２０】上記した実施の形態では、座金１０のねじ
軸挿通孔１１に迅速取付ナット２０の取付部２３先端に
膨出部２４を設ける構成としたが、本発明はこれに限ら
れるものではなく座金とナットが回動可能に係合すれば
よく、例えば図４に示すように、迅速取付ナット６０の
内周面に周回溝６１を設け、これに係合する膨出部５１
を備えた取付部５２を座金５０側に設けるなどしてもよ
い。

【００２１】また、この他例えば座金側下面に突起を複
数設け、これらの突起間にナットの取付部が圧入状態で
はまるように設けたものでもよい。しかしながら、ナッ
トに対する座金の回動状態を充分なものとするために
は、上記したように座金１０のねじ軸挿通孔１１に係合
する環状の膨出部２４や、座金５０の膨出部５１が係合
する周回溝６１のように、回動させても係合状態が安定
する構成とすることが好ましい。

【００２２】

【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で以下の効果を有する。請求項１に記載の発明では、座
金を手で押さえておく手間を省略することができカウン
ター下の限られた空間内での締め付けの作業性を向上さ
せることができるとともに、座金の挿入作業を簡易迅速
に行うことができ、また、ナットの締め付け時の座金の
姿勢をねじ軸に対して垂直状態に保つことにより座金が
ねじ軸に噛むことなどを防止し、締め付け作業を確実に
することができる。また、請求項２に記載の発明では、
迅速取付ナットを併用することにより、垂直状態に保た
れたまま締め付け位置まで一気に座金及び迅速取付ナッ
トを挿入することができ、極めて円滑かつ確実に取付作
業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の給水栓の取付構造の縦断面図である。

【図２】図１の給水栓の取付構造をねじ軸に挿入する状
態を説明する給水栓の取付構造の縦断面図である。

【図３】給水栓に取り付けた図１の給水栓の取付構造の
斜視図である。

【図４】別の給水栓の取付構造の要部断面図である。

【符号の説明】

１；給水栓の取付構造、２；湯水混合水栓、３；ねじ
軸、４；水栓本体、５；給水サプライ管、６；給湯サプ
ライ管、７；パッキン、８；給水配管、９；給湯配管、
１０；座金、１１；ねじ軸挿通孔、１２；腕部、１３；
凹部、２０；迅速取付ナット、２１；スライド溝、２
２；ピン、２３；取付部、２４；膨出部、２５；カバ
ー、２６；ナットケース、２７；すり鉢状穴、２８；斜
面、２９；段部 ２９、３０；ストッパー、３１；挿入孔、３２；取っ
手、３３；スライド孔、４０；ねじ駒、４１；雌ねじ
部、４２；傾斜部、４３；ばね、５０；座金、５１；膨
出部、５２；取付部、６０；迅速取付ナット、６１；周
回溝、Ｕ；カウンター、Ｖ；水栓取付孔、Ｗ；縁部。

フロントページの続き (72)発明者 井上 博之 岐阜市黒野308番地 株式会社ケーブイケ ー内 (72)発明者 矢島 政年 岐阜市黒野308番地 株式会社ケーブイケ ー内 (72)発明者 北村 吉治 長野県駒ヶ根市赤穂1170番地の３ 日本発 条株式会社内 (72)発明者 池田 博 長野県駒ヶ根市赤穂1170番地の３ 日本発 条株式会社内 (72)発明者 村川 純介 大阪府豊中市庄内宝町２丁目７番地の18 日発販売株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水栓本体の底面から水栓固定取付用のねじ
   軸が突設された水栓をカウンターなどに取り付ける構造
   であって、該カウンターに設けられた水栓取付孔に該ね
   じ軸が挿入され、ねじ軸挿通孔を有した座金が、該ねじ
   軸挿通孔に該ねじ軸を挿通させて該カウンターの下側に
   配置され、該ねじ軸に締め込まれたナットによって該座
   金が該カウンターの下側の水栓取付孔の縁部に押しつけ
   られる給水栓の取付構造において、該座金と該ナットと
   が互いに係合してかつ回動可能に保持し合うように設け
   られたことを特徴とする給水栓の取付構造。
2. 【請求項２】前記ナットが、ケース部と、該ケース部内
   に拡縮自在に保持されると共に縮径方向に付勢されたね
   じ駒とを備えた迅速取付ナットであることを特徴とする
   請求項１に記載の給水栓の取付構造。