JPH11200364A - モルタル深礎杭用型枠パネルおよび型枠 - Google Patents

モルタル深礎杭用型枠パネルおよび型枠

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JPH11200364A
JPH11200364A JP393998A JP393998A JPH11200364A JP H11200364 A JPH11200364 A JP H11200364A JP 393998 A JP393998 A JP 393998A JP 393998 A JP393998 A JP 393998A JP H11200364 A JPH11200364 A JP H11200364A
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JP
Japan
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mortar
panel
deep foundation
formwork
guide plate
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JP393998A
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Inventor
Koichi Yoshii
考一 吉井
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Azuma Industrial Co Ltd
Original Assignee
Azuma Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大掛かりな機材、装置を必要とせず未経験者
であっても容易に取り扱うことができ、また一定の厚さ
の保護壁を構築することができ、建設コストを低減す
る。 【解決手段】 複数個の型枠パネル13,14を組み立
てて円筒体からなる型枠15を形成し、この型枠15と
立坑1の坑壁面1aとの間にモルタル注入用隙間16を
形成する。型枠パネル13,14は、円弧状に形成さ
れ、上端にはモルタルガイド板21が連設され、下端に
は底板22が連接されている。モルタル11をモルタル
ガイド板21に沿ってモルタル注入用隙間16に注入す
る。このモルタル11は固化すると保護壁12となり、
立坑1の坑壁面1aを土留めする。固化後、更に立坑1
を一定深さ掘り下げて前記保護壁12を覆っている型枠
15を分解して取り除く。そして、この分解した型枠1
5を再度組み立てて掘り下げた立坑の坑壁面との間にモ
ルタル注入用隙間を形成し、モルタル11を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深礎杭の施工に用
いられるモルタル深礎杭用型枠パネルおよび型枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道の基礎工事や送電線用鉄塔の基礎工
事に際しては、深礎杭を施工し、その上に鉄橋を架設し
たり鉄塔を建設している。深礎杭の大きさ(外径)およ
び深さは、その上に建設される建造物によっても異なる
が通常数mに及ぶ。例えば131mの鉄塔を建設する場
合、直径が3m〜3.5m程度とされ、長さは14〜1
8.5mとされる。
【0003】深礎杭の施工に際しては、堀った後の立坑
壁面の崩落を防止することが大きな課題とされる。その
ため、従来は、立坑を一定深さ掘り下げる毎にその壁面
に沿ってライナープレートを作業者が順次張り付けて保
護壁を構築し、立坑壁面の土留めを行っている(例:特
開平7−269271号公報等)。ライナープレート
は、鋼板などの波板を円弧状に湾曲させて形成したもの
で、上下縁および両側縁に接続用フランジを一体に有
し、これらのフランジを上下および左右に隣接する他の
ライナープレートのフランジと突き合わせてボルトおよ
びナットにより締結することで坑壁面全周に張り付けら
れる。
【0004】また、最近ではライナープレートによる工
法に代わる新しい工法として、モルタルを立坑壁面に直
接吹き付けて土留めを行うロータリー式モルタルライニ
ング工法(以下、RMLと称する)が実用化されてい
る。このRMLは、図9に示すように立坑1を一定深さ
掘り下げる毎にジブクレーン2によって吊下げたロータ
リ式モルタル吹付機3を掘削した立坑1内に導き、ホッ
パー3a内のモルタルを下方に導き、液状の急結材と混
合した後立坑壁面に吹き付けて固化させる工法である。
具体的には、4枚の羽根を備えた回転盤の上にモルタル
を供給し、羽根と遠心力を利用してモルタルを吹き飛ば
し、立坑壁面に10cm程度の厚さで吹き付けて保護壁
4を形成する。
【0005】このようなRML工法によれば、モルタル
吹付機3によってモルタルからなる保護壁4を自動的に
施工することができるため、ライナープレートで保護壁
を施工する工法に較べて作業性に優れ、また立坑1内で
の作業者はモルタル吹付機3を操作する作業員1人で済
むため、安全性が高く省力化することができるという利
点がある。さらに、ライナープレートによる施工工法
は、ライナープレートを深礎杭内に埋め込んでしまうた
め、ライナープレートを各深礎杭毎に準備する必要があ
り、その経費が膨大になるが、RML工法においてはラ
イナープレートを用いないため、建設コストを低減でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のRML工法は、ジブクレーン2、モルタル吹付
機3、地上からモルタル吹付機3に急結材を供給するた
めのユニット5等を必要とするため、機材、装置が大掛
かりとなり、その維持、管理が煩わしく、経費がかかる
という問題があった。また、建設現場が高い山などであ
る場合はこれら機材、装置、特にジブクレーン3を搬送
して組立、設置する作業に時間と労力を要する。また、
作業員もこれら機械を操作するための一定以上の技能の
修得と経験を必要とするため、時間がかかる。さらに、
モルタルをむらなく一定の厚さで吹き付けることが難し
いなどの問題があった。
【0007】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、大掛か
りな機材、装置を必要とせず未経験者であっても容易に
取り扱うことができ、また一定の厚さの保護壁を構築す
ることができ、建設コストを低減し得るようにしたモル
タル深礎杭用型枠パネルおよび型枠を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、立坑壁面との間に所定のモルタル注入
用隙間を形成するために用いられるモルタル深礎杭用型
枠パネルであって、外側面が凸曲面となる円弧状に湾曲
形成されたパネル本体と、このパネル本体の上端に中心
方向でかつ斜め上方を指向するように連設されたモルタ
ルガイド板と、前記パネル本体の下端に外方を指向する
ように連設された底板とを備えていることを特徴とす
る。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
パネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔を設け、モル
タルガイド板にパネル吊下用金具を取付けたことを特徴
とする。
【0010】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、型枠パネルの両側縁に中心方向に折れ曲がっ
た接続用フランジをそれぞれ設け、このフランジにボル
ト挿通孔を形成したことを特徴とする。
【0011】第4の発明は、立坑壁面との間に所定のモ
ルタル注入用隙間を形成するために用いられるモルタル
深礎杭用型枠パネルであって、周方向に分割形成された
第1、第2の分割パネルを備え、第1、第2の分割パネ
ルを、外側面が凸曲面となる円弧状に湾曲形成されたパ
ネル本体と、このパネル本体の上端に中心方向でかつ斜
め上方を指向するように連設されたモルタルガイド板お
よび前記パネル本体の下端に外方を指向するように連設
された底板とでそれぞれ構成し、第1の分割パネルのモ
ルタルガイド板基部側の長さを先端側の長さより大きく
設定すると共に底板の基部側の長さを先端部側の長さよ
り小さくし、第2の分割パネルのモルタルガイド板の基
部側の長さを先端側の長さと略等しいかこれより小さく
すると共に底板の基部側の長さを先端側の長さと略等し
いかこれより大きく設定したことを特徴とする。
【0012】第5の発明は、上記第4の発明において、
第1、第2の分割パネルの少なくともいずれか一方のパ
ネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔を設け、モルタ
ルガイド板にパネル吊下用金具を取付けたことを特徴と
する。
【0013】第6の発明は、上記第4または第5の発明
において、第1、第2の分割パネルの両側縁に中心方向
に折れ曲がった接続用フランジをそれぞれ設け、このフ
ランジにボルト挿通孔を形成したことを特徴とする。
【0014】第7の発明は、立坑壁面との間に所定のモ
ルタル注入用隙間を形成するモルタル深礎杭用型枠であ
って、周方向に分離可能に接続されることにより立坑の
穴径より小さい円筒体に組立てられる複数個の型枠パネ
ルを備え、この型枠パネルを外側面が凸曲面となる円弧
状に湾曲形成されたパネル本体と、このパネル本体の上
端に中心方向でかつ斜め上方を指向するように連設され
たモルタルガイド板および前記パネル本体の下端に外方
を指向するように連設された底板とでそれぞれ構成し、
かつ少なくとも1つの型枠パネルをその中心を通らない
切断線に沿って周方向に分割された第1、第2の分割パ
ネルで構成したことを特徴とする。
【0015】第8の発明は、上記第7の発明において、
型枠パネルのパネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔
を設け、モルタルガイド板にパネル吊下用金具を取付け
たことを特徴とする。
【0016】第9の発明は、上記第7または第8の発明
において、型枠パネルの両側縁に中心方向に折れ曲がっ
た接続用フランジをそれぞれ設け、このフランジにボル
ト挿通孔を形成したことを特徴とする。
【0017】第1の発明において、複数個の型枠パネル
は凸曲面を外側にして周方向に分離可能に接続されるこ
とにより円筒形の型枠となり、立坑壁面との間にモルタ
ル注入用隙間を形成する。モルタルはこの隙間に注入さ
れて固化すると、一定の厚さの保護壁が構築される。し
たがって、ジブクレーンやモルタル吹付機が不要とな
る。また、型枠パネルは従来のライナープレートと異な
り保護壁を施工した後に分解され、次のモルタル用隙間
の形成に用いられるので、建設コストを低減することが
できる。モルタルガイド板は、モルタル注入用隙間にモ
ルタルを注入するときのシュートとして用いられる。底
板はモルタル注入用隙間の下面を塞ぎ、土がモルタルに
付着したり、モルタルが漏れないようにする。
【0018】第2、第5、第8の発明において、パネル
本体を組立てるに際し、パネル本体の上部と下部はアン
カーボルトにより固定される。アンカーボルトは、アン
カーボルト挿通孔に挿通され立坑壁面に打ち込まれるこ
とによりパネル本体の下部を立坑壁面に対して固定す
る。モルタルが固化すると保護壁となり、この保護壁か
ら突出するアンカーボルトは、次のパネル本体を組立て
るときパネル吊下用金具が引っ掛けられ、パネル本体を
水平に固定するために用いられる。また、梯子や足場を
固定するための固定部としても用いられる。型枠パネル
は、モルタルの注入により保護壁が形成された後、アン
カーボルトから取り外される。
【0019】第3、第6、第9の発明において、パネル
本体を組立てるに際し、隣り合う型枠パネルのフランジ
どうしは互いに密接され、ボルトによって締結固定され
る。
【0020】第4、第7の発明において、保護壁を形成
した後に型枠を分解する際には、ボルトを外して或る1
つの型枠パネルを中心方向に移動させる必要がある。そ
の場合、型枠パネルが全て同一形状で、モルタルガイド
板と底板が扇形であると、互いに干渉し合って中心方向
に移動させることができず、型枠の分解が不可能とな
る。そこで、或る1つの型枠パネルを第1、第2の分割
パネルで構成し、第1の分割パネルのモルタルガイド板
基部側の長さを先端側の長さより大きく設定すると共に
底板の基部側の長さを先端部側の長さより小さくし、第
2の分割パネルのモルタルガイド板の基部側の長さを先
端側の長さと略等しいかこれより小さくすると共に底板
の基部側の長さを先端側の長さと略等しいかこれより大
きく設定すると、第2の分割パネルは両側のパネルと干
渉せず中心方向に移動することができる。したがって、
保護壁形成後の型枠の分解を可能にする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るモ
ルタル深礎杭用型枠パネルを組み立てて型枠とした状態
を示す平面図、図2は要部の断面図、図3は保護壁に梯
子を取付けた状態を示す平面図、図4は第1種の型枠パ
ネルの斜視図、図5(a)、(b)は同型枠パネルの平
面図および正面図、図6は第2種の型枠パネルの分解斜
視図、図7(a)、(b)は同型枠パネルの平面図およ
び正面図、図8は深礎坑にモルタルを注入する時の状態
を示す図である。
【0022】これらの図において、深礎杭は、一定深さ
ずつ掘り下げては保護壁12で土留めし、所定深さの深
礎坑を構築した後その中にモルタル11を注入すること
で施工される。立坑1の掘削に際しては、その壁面1a
が崩落するおそれがあるため、立坑1を一定深さ掘り下
げるごとにその壁面1aを保護壁12で土留めする。保
護壁12の材料としては、モルタル11が用いられる。
保護壁12の施工に際しては、第1、第2種の型枠パネ
ル13,14を立坑1内で組み立てて円筒体からなる型
枠15とし、立坑1の壁面1aと型枠15との間に所定
のモルタル注入用隙間16を形成し、この隙間16にモ
ルタル11を注入する。モルタル注入用隙間16に注入
したモルタル11が固化して保護壁12となった後、立
坑1をさらに一定深さ(型枠の高さ略等しい深さ)掘り
下げて前記保護壁12を覆っている型枠15を分解して
取外す。そして、この分解した型枠15を立坑1の底部
において前記保護壁12に打ち込まれているアンカーボ
ルト90を利用して再度組み立て、掘り下げたばかりの
立坑底部の坑壁面との間に所定のモルタル注入用隙間1
6を形成し、モルタル11を注入していく。
【0023】次に、第1、第2種の型枠パネルの構成等
を図1、図4〜図7に基づいて詳細に説明する。図1に
おいて、型枠15は、周方向に等分割された合計8個か
らなる第1、第2種の型枠パネル13,14によって円
筒体に組立てられる。第1種の型枠パネル13としては
7個用いられ、第2種の型枠パネル14としては1個用
いられる。ただし、型枠パネルの分割数は8個に限ら
ず、適宜増減することができる。
【0024】図4および図5において、第1種の型枠パ
ネル13は鋼板などによって製作されるもので、立坑1
の壁面1aと対向する外側面が凸曲面となる円弧状に湾
曲形成された縦長矩形のパネル本体20と、このパネル
本体20の上端に、パネル本体自体の曲率中心O方向
(図1参照、以下中心O方向といる)でかつ斜め上方を
指向するように連設された平面視扇形のモルタルガイド
板21と、前記パネル本体20の下端に外方、すなわち
前記中心O方向とは反対方向を指向するように連設され
た平面視扇形の底板22とで構成されている。モルタル
ガイド板21と底板22は、通常折曲加工によってパネ
ル本体20に一体に形成されるが、これに限らず別個に
製作され溶接によって接合されるものであってもよい。
【0025】前記パネル本体20は、立坑1の坑径の曲
率半径より小さい曲率半径を有し、外側面が平滑面で、
内面側に補強リブ23が溶接によって格子状に接合さ
れ、さらに両側縁には複数個のボルト挿通孔25を有す
る補強兼接続用フランジ24が全長にわたって連設され
ている。このフランジ24は、型枠15を組立てるに際
し、隣り合う型枠パネル13どうしまたは第2種の型枠
パネル14を接続するために用いられるもので、パネル
本体20の側縁部を中心O方向に折り曲げることにより
パネル本体20に一体に設けられている。さらに、パネ
ル本体20の下部で中央には、アンカーボルト挿通孔2
7が形成されている。このアンカーボルト挿通孔27
は、型枠パネル13の左右方向の位置ずれを吸収するた
めに左右方向に長い長孔とされる。なお、アンカーボル
ト挿通孔27としては、本実施の形態においては1つ設
けた例を示したが、これに限らず複数個設けてもよい。
【0026】前記モルタルガイド板21は、モルタル1
1をモルタル注入用隙間16に注入する際にシュートと
して用いられるもので、垂直線に対して中心O方向に所
定角度(例えば、50〜60°)傾斜して設けられ、そ
の先端と両側縁には補強リブ28と補強兼接続用フラン
ジ29が一体に連設されている。また、フランジ29に
はボルト挿通孔30が形成されている。補強リブ28と
フランジ29は、前記パネル本体20のフランジ24と
同様に内側に折り曲げ形成されている。前記補強リブ2
8の中央には、パネル吊下用金具31が溶接によって接
合されている。このパネル吊下用金具31は鋼板等によ
って形成され、モルタルガイド板21の折り曲げ方向と
は反対方向で斜め上方を指向するように取付けられてい
る。また、その上端には上方に略垂直に折り曲げ形成さ
れた折曲部31aが設けられている。また、この折曲部
31aには左右方向に長いボルト挿通孔33が形成され
ている。さらに、モルタルガイド板21の内面側には、
複数個の補強リブ34が型枠パネル13の周方向(幅方
向)に所定の間隔をおいて突設されている。なお、パネ
ル吊下用金具31を補強リブ28の中央に設けた理由
は、型枠パネル13をアンカーボルト90で吊り下げた
とき、水平になるようにするためである。
【0027】前記底板22は、前記モルタル注入用隙間
16の底を形成し、土がモルタル11に付着したりモル
タル11がモルタル注入用隙間16内から立坑1内に漏
れるのを防止するためのもので、図2に示すように外方
でかつ下方に所要角度(30°程度)傾斜している。斜
め下方に傾斜させた理由は、型枠15の組立時に底板2
2の下方空間に掘削した土35を詰め易くするためであ
る。底板22の両側縁にはボルト挿通孔36を有する補
強兼接続用フランジ37が下方に向かって折り曲げ形成
され、また下面側には補強リブ38が周方向に所定の間
隔をおいて突設されている。なお、前記補強リブ23,
28,34,38および補強兼接続用フランジ24,2
9,37の突出高さは全て等しい。
【0028】図6および図7において、第2種の型枠パ
ネル14は、周方向に分割形成された第1、第2の分割
パネル40,41とからなり、型枠15の組立時にこれ
らの分割パネル40,41をボルトによって互いに接続
することにより上記した第1種の型枠パネル13と同一
の大きさで、外観形状が略同一の型枠パネルを形成す
る。2つの分割パネル40,41で構成した理由は、型
枠15の分解作業を可能にするためである。すなわち、
型枠15を分解する際には、型枠パネルをその底板の傾
斜角度で斜め上方もしくは底板の下方の土35を取り除
いて中心O方向に型枠パネルを引張り保護壁12から剥
ぎ取る必要がある。その場合、型枠15を上記した第1
種の型枠パネル13だけで組立てると、最後の1個を上
方からはめ込んで組立て、分解する時には最初の1個を
中心O方向に抜き取らなければならないが(保護壁12
が障害となるため)、そのモルタルガイド板21と底板
22が扇形であると、隣り合うパネルどうしが互いに干
渉し合って抜き取ることが不可能となる。
【0029】そこで、第1、第2の分割パネル40,4
1で第2種の型枠パネル14を形成し、第2の分割パネ
ル41を組立時に最後に組立て、分解時に最初に抜き取
るようにしている。具体的には、中心Oを通らない切断
線44(図1参照)に沿って周方向に分割された第1、
第2の分割パネル40,41で第2種の型枠パネル14
を構成し、第1の分割パネル40のモルタルガイド板4
6と底板47を左右非対称な扇形とし、第2の分割パネ
ル41のモルタルガイド板71と底板72を略平行四辺
形または台形に形成している。この場合、第2の分割パ
ネル40の図1において左側面と平行な切断線に沿って
分断すると平行四辺形となり、型枠パネル14の幅方向
(周方向)中心線に対して左側面より大きな傾斜角度で
交差する切断線に沿って分断すると台形となる。
【0030】次に、第1、第2の分割パネル40,41
の構成を図6に基づいてさらに詳述する。第1の分割パ
ネル40は、外側面が凸曲面となる円弧状に湾曲形成さ
れた縦長矩形のパネル本体45と、このパネル本体45
の上端に、中心O方向でかつ斜め上方を指向するように
連設された平面視形状が非対称な扇形のモルタルガイド
板46と、前記パネル本体45の下端に外方を指向する
ように連設された底板47とで構成されている。モルタ
ルガイド板46と底板47は、折曲加工によってパネル
本体45に一体に形成されている。
【0031】前記パネル本体45は、外側面が平滑面
で、内面側に補強リブ48が溶接によって格子状に接合
され、さらに両側縁には複数個のボルト挿通孔49を有
する補強兼接続用フランジ50が全長にわたって一体に
連設されている。パネル本体45の下部で第2の分割パ
ネル41寄りには、左右方向に長いアンカーボルト挿通
孔51が形成されている。このアンカーボルト挿通孔5
1は、第1、第2の分割パネル40,41を接続したと
き、型枠パネル14の中央に位置する。
【0032】前記モルタルガイド板46は、型枠パネル
13のモルタルガイド板21と同一角度で中心O方向に
傾斜して設けられ、その先端と両側縁には補強リブ52
と補強兼接続用フランジ53が一体に連設されている。
また、フランジ53にはボルト挿通孔54が形成されて
いる。補強リブ52には、パネル吊下用金具55が前記
アンカーボルト挿通孔51の上方に位置するように取付
けられている。このパネル吊下用金具55は、モルタル
ガイド板46の折り曲げ方向とは反対方向で斜め上方を
指向するように取付けられ、その上端には挿通孔56を
有する折曲部55aが上方に略垂直に折り曲げ形成され
ている。さらに、モルタルガイド板46の内面側には、
複数個の補強リブ57が周方向に所定の間隔をおいて突
設されている。そして、モルタルガイド板46は、第
1、第2の分割パネル40.41が図1に示した切断線
44によって分割されていることから、基部側の長さ
(直線長さ)L1 がパネル本体45の幅と等しく、先端
側の長さL2 より大きく設定されている(L1 >L2 、
図7参照)。なお、切断線44による切断端面とは反対
側端面は、中心Oを通るように形成されている。
【0033】前記底板47は、型枠パネル13の底板2
2と同一角度で外方でかつ下方に傾斜して形成され、両
側縁にはボルト挿通孔60を有する補強兼接続用フラン
ジ61が下方に向かって折り曲げ形成され、また下面側
には複数個の補強リブ62が周方向に所定の間隔をおい
て突設されている。底板47の基部側の長さL3 (直線
長さ)は、前記モルタルガイド板46の基部側の長さL
1 と等しく、先端側の長さL4 は基部側の長さL3 より
大きく設定されている(L3 <L4 )。
【0034】第2の分割パネル41は、第1の分割パネ
ル40のパネル本体45と同一の曲率で円弧状に形成さ
れたパネル本体70と、このパネル本体70の上端に中
心O方向でかつ斜め上方を指向するように連設されたモ
ルタルガイド板71と、前記パネル本体70の下端に外
方を指向するように連設された底板72とで構成されて
いる。
【0035】前記パネル本体70は、前記第1の分割パ
ネル40のパネル本体45より幅が小さく形成され、内
面側に補強リブ73が溶接によって格子状に接合され、
さらに両側縁には複数個のボルト挿通孔74を有する補
強兼接続用フランジ75が全長にわたって一体に連設さ
れている。
【0036】前記モルタルガイド板71は、前記モルタ
ルガイド板46と同一角度で中心O方向に傾斜して設け
られ、その先端と両側縁には補強リブ77と補強兼接続
用フランジ78が一体に連設されている。また、フラン
ジ78にはボルト挿通孔79が形成されている。さら
に、モルタルガイド板71の内面中央には、補強リブ8
0が突設されている。そして、モルタルガイド板71
は、第1、第2の分割パネル40.41が図1に示した
切断線44によって分割されていることから略台形状
で、基部側の長さ(直線長さ)L5 がパネル本体70の
幅と等しく、先端側の長さL6 より大きく設定されてい
る(L6 >L5 )。なお、切断線44による切断端面と
は反対側端面は、中心Oを通るように形成されている。
また、略平行四辺形の場合は、基部側の長さL5 と先端
側の長さL6 が略等しくなる。
【0037】前記底板72は、前記底板47と同一角度
で外方でかつ下方に傾斜して形成され、両側縁にはボル
ト挿通孔81を有する補強兼接続用フランジ82が下方
に向かって折り曲げ形成され、また下面中央には補強リ
ブ83が突設されている。そして、底板72は平面視形
状が略台形状で、基部側の長さ(直線長さ)L7 は、前
記モルタルガイド板71の基部側の長さL5 と等しく、
先端側の長さL8 は基部側の長さL7 より小さく設定さ
れている(L7 >L8 )。ただし、平行四辺形の場合
は、基部側の長さL7 と先端側の長さL8 は略等しくな
る。
【0038】上記した第1、第2種の型枠パネル13,
14を用いて型枠15を立坑1内に組立てる際には、先
ず深礎杭の施工箇所にパネルの高さと略等しい立坑1を
掘削する。この立坑1の坑径は、組立てられる型枠15
の底板外径と略等しい。
【0039】所定深さの立坑1を掘削した後、立坑1の
周りの地表面上にH形鋼等によって井桁を水平に組み、
この井桁の上面を基準面として第1の型枠パネル13を
垂直に固定して立坑1内に垂下させ順次接続していく。
型枠パネルの接続は、隣り合う型枠パネル13どうしの
フランジ24,29,37を互いに密接させ、ボルトを
ボルト挿通孔25,30,36に挿通してナットで締結
することで行う。7個の型枠パネル13を接続した後、
最後に第2種の型枠パネル14を接続することにより型
枠15の組立てを終了する。第2の型枠パネル14の接
続に際しては、先ず第1の分割パネル40の分割線44
側とは反対側側縁を隣接する型枠パネル13にボルトと
ナットによって締結し、しかる後第2の分割パネル41
を前記第1の分割パネル40と型枠パネル13との間に
形成されている隙間91に図1に示すように矢印方向か
らはめ込みボルトおよびナットで締結する。
【0040】次に、各型枠パネル13,14のアンカー
ボルト挿通孔27,51にアンカーボルト90を挿通し
て立坑1の壁面1aに打ち込み、その先端部にナットを
螺合して型枠パネル13,14の下端部をアンカーボル
ト90に固定する。これにより、型枠15と壁面1aと
の間に所定のモルタル注入用隙間16が形成される。な
お、アンカーボルト90の打ち込みは、型枠15の組立
終了後でなくても型枠パネル13の接続作業時にその都
度打ち込んでもよい。
【0041】しかる後、モルタル11をモルタルガイド
板21上に投下してモルタル注入隙間16に注入する。
モルタル11は急結材の混合により短時間で固化し、保
護壁12となる。保護壁12の厚さは10cm程度で、
十分な強度を有しているので、壁面1aが崩落すること
はない。
【0042】モルタル11の固化によって保護壁12を
構築した後、この保護壁12の下方をさらに所定深さだ
け掘り下げる。その後、前記保護壁12を覆っている型
枠15を分解して取り除く。分解に際しては、先ず型枠
パネル13,14を接続しているボルトおよびナットを
外すと共にアンカーボルト90に螺合されているナット
を全て外す。次に、組立時とは反対に先ず第2の分割パ
ネル41を図1に示す矢印とは反対方向に引っ張って保
護壁12から剥ぎ取る。この剥ぎ取り作業は、上記した
通りモルタルガイド板71の基部側の長さL5 を先端側
の長さL6 より小さく設定し、底板72の基部側の長さ
L7 を先端側の長さL8 より大きく設定しているので容
易である。しかる後、第2の分割パネル41に最も近い
ものから順に剥ぎ取る。
【0043】次に、分解した型枠15を次のモルタル注
入のために再度組み立てて掘り下げたばかりの立坑1の
坑壁面との間にモルタル注入用隙間16を形成する。こ
の型枠15の組立てに際して、2回目以降は、上記した
地表面に組んだ井桁を必要とせず、直前に構築した保護
壁12から突出しているアンカーボルト90に各型枠パ
ネル13,14のパネル吊下用金具31,55を固定す
る。型枠パネル13,14を吊り下げる。アンカーボル
ト90は、パネル吊下用金具31,55が型枠パネル1
3,14の幅方向中央に位置して設けられていることか
ら、型枠パネル13,14を水平に吊り下げる。さら
に、各型枠パネル13,14のアンカーボルト挿通孔2
7,51にアンカーボルト90を挿通して壁面1aに打
ち込み、パネルの下端部を固定する。また、保護壁12
に打ち込まれているアンカーボルト90は、作業員が立
坑1内に出入りするための梯子95を固定するために用
いられる。なお、型枠15の組立手順は、上記した手順
と同じである。
【0044】型枠15の組立てが終了すると、2回目の
モルタルを注入して保護壁12を構築し、この保護壁1
2を型枠15で覆っている状態でさらに一定深さ掘削し
た後、型枠15を再度分解して取除く。以下、同様の工
程を繰り返し行うことにより保護壁12によって土留め
された所定深さの深礎坑100(図8参照)が施工され
る。
【0045】しかる後、深礎坑100内に鉄筋101を
配置する。鉄筋101の組立ては、保護壁12に打ち込
まれているアンカーボルト90を利用して組立てる。ま
た、このアンカーボルト90は、上記した梯子95と、
鉄筋101を組立てるための足場を設置するためにも利
用される。鉄筋101を組み立てた後、深礎杭100に
モルタル11を注入することにより、所望の深礎杭が施
工され、基礎工事を終了する。その後、鉄塔等の建設工
事に移る。
【0046】上記したように、本発明に係るモルタル深
礎杭用型枠パネルおよび型枠によれば、立坑1の壁面1
aとの間にモルタル注入用隙間16を形成し、この隙間
16にモルタル11を注入するだけでよいので、ジブク
レーンでモルタル吹付機を吊り下げてモルタルを吹き付
ける必要がなく、機材、装置の搬入、搬出、保管管理が
容易である。また、型枠パネル13,14の取扱いおよ
び型枠15の組立、分解作業も容易で、未経験者であっ
ても短時間に行うことができる。また、型枠パネル1
3,14は、モルタルガイド板21,46,71と、底
板22,47,72を備えているので、モルタル11の
注入が容易で、注入したモルタルがパネル下方に漏れた
り、注入したモルタルの最下段部に泥が付着したりする
ことがない。また、底板22,47,72を土35で押
さえ込んでいるので、モルタル11の注入時にパネルが
ずれたりせず、モルタル11をむらなく注入することが
でき、一定の厚さの保護壁12を構築することができ
る。さらに、型枠パネル13,14は従来のライナープ
レートと異なり再利用されるので、経済的で、工事費を
大幅に低減することができる。
【0047】また、パネル固定用に打ち込まれたアンカ
ーボルト90は、型枠パネル13,14を水平に吊り下
げたり、梯子95を固定したり配筋作業用の足場を組立
てる際の固定金具として用いられるので、パネルを適宜
な手段で水平に固定したり、梯子、配筋用の固定金具を
用意したり、固定金具を取付けるための作業が不要であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るモルタ
ル深礎杭用型枠パネルおよび型枠によれば、従来のジブ
クレーン、モルタル吹付機等を用いたRML工法や、ラ
イナープレートを用いた工法に較べて経済的で、工事費
を大幅に低減することができる。また、型枠パネルの組
立、分解作業が容易で、未経験者であっても容易に取扱
うことができる。さらに、型枠を組立てる複数個の型枠
パネルのうちの少なくともその1つを2つの分割パネル
で構成し、その一方を型枠の中心方向に抜き取ることが
できる形状としているので、型枠の分解作業も容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るモルタル深礎杭用型枠パネルを
組み立てて型枠とした状態を示す平面図である。
【図2】 要部の断面図である。
【図3】 保護壁に梯子を取付けた状態を示す平面図で
ある。
【図4】 第1種の型枠パネルの斜視図である。
【図5】 (a)、(b)は同型枠パネルの平面図およ
び正面図である。
【図6】 第2種の型枠パネルの分解斜視図である。
【図7】 (a)、(b)は同型枠パネルの平面図およ
び正面図である。
【図8】 深礎坑にモルタルを注入する時の状態を示す
図である。
【図9】 RML工法による保護壁の施工を示す斜視図
である。
【符号の説明】 1…立坑、3…モルタル吹き付け機、11…モルタル、
12…保護壁、13,14…型枠パネル、15…型枠、
20…パネル本体、21…モルタルガイド板、22…底
板、24…フランジ、25…ボルト挿通孔、27…アン
カーボルト挿通孔、29,…フランジ、30…ボルト挿
通孔、31…パネル吊下用金具、37…フランジ、40
…第1の分割パネル、41…第2の分割パネル、45…
パネル本体、46…モルタルガイド板、47…底板、4
9…ボルト挿通孔、51…アンカーボルト挿通孔、55
…パネル吊下用金具、70…パネル本体、71…モルタ
ルガイド板、72…底板、75…ボルト挿通孔。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立坑壁面との間に所定のモルタル注入用
    隙間を形成するために用いられるモルタル深礎杭用型枠
    パネルであって、 外側面が凸曲面となる円弧状に湾曲形成されたパネル本
    体と、このパネル本体の上端に中心方向でかつ斜め上方
    を指向するように連設されたモルタルガイド板と、前記
    パネル本体の下端に外方を指向するように連設された底
    板とを備えていることを特徴とするモルタル深礎杭用型
    枠パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモルタル深礎杭用型枠パ
    ネルにおいて、 パネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔を設け、モル
    タルガイド板にパネル吊下用金具を取付けたことを特徴
    とするモルタル深礎杭用型枠パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のモルタル深礎杭
    用型枠パネルにおいて、 型枠パネルの両側縁に中心方向に折れ曲がった接続用フ
    ランジをそれぞれ設け、このフランジにボルト挿通孔を
    形成したことを特徴とするモルタル深礎杭用型枠パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 立坑壁面との間に所定のモルタル注入用
    隙間を形成するために用いられるモルタル深礎杭用型枠
    パネルであって、 周方向に分割形成された第1、第2の分割パネルを備
    え、第1、第2の分割パネルを、外側面が凸曲面となる
    円弧状に湾曲形成されたパネル本体と、このパネル本体
    の上端に中心方向でかつ斜め上方を指向するように連設
    されたモルタルガイド板および前記パネル本体の下端に
    外方を指向するように連設された底板とでそれぞれ構成
    し、第1の分割パネルのモルタルガイド板の基部側の長
    さを先端側の長さより大きく設定すると共に底板の基部
    側の長さを先端部側の長さより小さく設定し、第2の分
    割パネルのモルタルガイド板の基部側の長さを先端側の
    長さと略等しいかこれより小さく設定すると共に底板の
    基部側の長さを先端側の長さと略等しいかこれより大き
    く設定したことを特徴とするモルタル深礎杭用型枠パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のモルタル深礎杭用型枠パ
    ネルにおいて、 第1、第2の分割パネルの少なくともいずれか一方のパ
    ネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔を設け、モルタ
    ルガイド板にパネル吊下用金具を取付けたことを特徴と
    するモルタル深礎杭用型枠パネル。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のモルタル深礎杭
    用型枠パネルにおいて、 第1、第2の分割パネルの両側縁に中心方向に折れ曲が
    った接続用フランジをそれぞれ設け、このフランジにボ
    ルト挿通孔を形成したことを特徴とするモルタル深礎杭
    用型枠パネル。
  7. 【請求項7】 立坑壁面との間に所定のモルタル注入用
    隙間を形成するモルタル深礎杭用型枠であって、 周方向に分離可能に接続されることにより立坑の穴径よ
    り小さい円筒体に組立てられる複数個の型枠パネルを備
    え、この型枠パネルを外側面が凸曲面となる円弧状に湾
    曲形成されたパネル本体と、このパネル本体の上端に中
    心方向でかつ斜め上方を指向するように連設されたモル
    タルガイド板および前記パネル本体の下端に外方を指向
    するように連設された底板とでそれぞれ構成し、かつ少
    なくとも1つの型枠パネルをその中心を通らない切断線
    に沿って周方向に分割された第1、第2の分割パネルで
    構成したことを特徴とするモルタル深礎杭用型枠。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のモルタル深礎杭用型枠に
    おいて、 型枠パネルのパネル本体の下部にアンカーボルト挿通孔
    を設け、モルタルガイド板にパネル吊下用金具を取付け
    たことを特徴とするモルタル深礎杭用型枠。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載のモルタル深礎杭
    用型枠において、 型枠パネルの両側縁に中心方向に折れ曲がった接続用フ
    ランジをそれぞれ設け、このフランジにボルト挿通孔を
    形成したことを特徴とするモルタル深礎杭用型枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102787594A (zh) * 2012-08-21 2012-11-21 江苏建筑职业技术学院 干法成孔灌注桩快速施工方法
JP2017223066A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 株式会社オーク 杭施工管理方法

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