JPH111U - 植物栽培床 - Google Patents

植物栽培床

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JPH111U
JPH111U JP002055U JP205598U JPH111U JP H111 U JPH111 U JP H111U JP 002055 U JP002055 U JP 002055U JP 205598 U JP205598 U JP 205598U JP H111 U JPH111 U JP H111U
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JP
Japan
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plant
soil
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plant cultivation
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Application number
JP002055U
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Inventor
信夫 池上
Original Assignee
有限会社イケガミ商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物栽培床を提供することである。 【解決手段】 樹木及び草花等の植物を栽培するための
植物栽培床であって、植物栽培床と自然土壌を隔絶する
ための遮断シートと、該遮断シート上に配設された排水
多孔管と、該排水多孔管を被覆する透水性マットと、遮
断シート及び透水性マットを覆うように敷きつめられ
た、大気を浮遊降下した塵、農薬、化学薬物、工業薬物
を分解し、吸着固定するための天然植物活性材とを備
え、天然植物活性材は、磁鉄鉱、イオン活性鉱物、カル
シウム結合物及び珪酸白土からなる、構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹木及び草花等の植物を栽培するための植物栽培床に関し、更に詳 細には、多量の農薬及び肥料を必要としない、芝生を植栽するための床に関する 。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
近年、大型リゾートやゴルフ場が急ピッチで建設されている。このような施設 では、全体の敷地に対して芝生地の占める割合が比較的大きい。特に、ゴルフ場 では、芝生地の占める割合が大きい。 一般に、芝生の育成及び養生には、多量の農薬及び肥料を必要とするのが現状 である。こうした多量の農薬の使用に伴い、例えばゴルフ場では農薬の臭気がひ どく、快適なプレーの妨げになることが指摘されている。また、使用した農薬が 飛散してプレーヤのズボンの裾に付着し、生地が劣化したり変色したりすること 、更にこうした変色を通常の洗濯では取り除くことができないこと等の農薬公害 も指摘されている。しかしながら、従来の自然土壌及び人工土壌では、多量の農 薬を使用しなければ芝生を育成し養生することが困難である。従って、一部のゴ ルフ場では、建設及び建設計画が凍結されるに至っている。
【0003】 また、芝生の育成及び養生は、天候に大きく左右される。実際に、昭和63年 度の記録的な長雨と日照不足のため芝生に多大の被害が発生し、ゴルフ場の経営 に大きな悪影響を与えている。 そこで、本考案は、芝生の育成等に多量の農薬及び肥料を必要とせず、また使 用した農薬が飛散することがなく、且つ芝生の育成等が不順な天候に影響されに くい、植物栽培床を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、樹木及び草花等の植物を栽培するための植物栽培床であって 、前記植物栽培床と自然土壌を隔絶するための遮断シートと、該遮断シート上に 配設された排水多孔管と、該排水多孔管を被覆する透水性マットと、前記遮断シ ート及び透水性マットを覆うように敷きつめられた、大気を浮遊降下した塵、農 薬、化学薬物、工業薬物を分解し、吸着固定するための天然植物活性材とを備え 、前記天然植物活性材は、磁鉄鉱、イオン活性鉱物、カルシウム結合物及び珪酸 白土とからなることを特徴とする植物栽培床を提供する。 また、本考案の好ましい実施態様によれば、上記土壌は、粒状に粉砕された真 珠岩を発泡焼成した粒状物に、植物の生育に必要な活着剤、ミネラル、フッ素、 マンガン、モリブデン等の微量要素を添加してなり、さらに好ましくは、上記土 壌は、粒径が約25mmで粒状の均一な第1の軽量土壌層と、該第1の軽量土壌層 を覆い且つ粒径が0.02mm乃至5.0mmの範囲で分布した第2の軽量土壌層とから なる。
【0005】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の植物栽培床の実施例を説明する。 図1は、本考案による芝生の植栽床の一実施例の構成を示す概略図である。図 示の床は、該植物栽培床と自然の土壌1とを隔絶する遮断シート2を備えている 。遮断シート2は、植物に有害な虫や化学物質を含んだ水が自然土壌1から浸入 することを防止するものであり、好ましくは耐酸性および耐薬性が高く且つピン ホールの少ないシートを使用するのがよい。 上記遮断シート2上には排水多孔管4が配設されている。排水多孔管4は、そ の末端において図示を省略した排水管に接続されて暗渠排水路を構成している。 図1のA−A断面を示した図2からも明らかなように、排水多孔管4は縦横に連 結されており、床に浸透する一定の設計雨量を処理することができるようになっ ている。図示の排水多孔管4は単層で配置されているが、必要に応じて二段重ね 又は三段重ねにすることもできる。排水多孔管4は金属製であってもよいが、好 ましくは合成樹脂製としたほうが軽量で扱い易く発錆することがないため有利で ある。
【0006】 排水多孔管4は透水性マット3によって被覆されており、床へ浸透した雨水は 透水性マット3を介して排水多孔管4へ流れる。透水性マット3はさらに、通気 層をも兼ねている。このように、透水性マット3は透水性の大きなものであれば よいが、ポリプロピレン長繊維やグラスファイバ繊維等の化学繊維を素材とする 不織布を使用するほうが、水溶性がなく劣化することもないので有利である。 上記遮断シート2及び透水性マット3を覆うように軽量土壌が敷きつめられて いる。軽量土壌として、真珠岩を粒状に粉砕して高温で発泡焼成した粒状物に、 植物の生育に必要な活着剤、ミネラル、フッ素、マンガン、モリブデン等の微量 要素を添加した公知の土壌改良剤であるアクアソイル(商標名、有限会社イケガ ミ商店製)を自然土と混合することなく使用するのがよい。尚、アクアソイルの 詳細については、実開昭63−186150号に記載されている。図示の軽量土 壌は上記土壌改良剤のみからなる2つの層、すなわち第1の軽量土壌層5及び第 2の軽量土壌層6で形成されている。第1の軽量土壌層5は、粒径が約25mmで 粒状の均一な層であり、暗渠排水を助け、貯水性能を有し、且つ通気をスムーズ に行う。第2の軽量土壌層6は、粒径が0.02mm乃至5.0mmの範囲で分布した層 である。この軽量土壌6は、保温性、通気性、保水性、及び透水性に優れ、植物 の育成効果の高い人工土壌である。
【0007】 上記軽量土壌6の上には、磁鉄鉱、イオン活性鉱物(これは、読んで字の如く 、「イオン」を「活性」化させる「鉱物」、換言すると、イオン交換能力が高い 鉱物を意味し、かかるイオン活性鉱物には、例えば、ゼオライト、好ましくは、 高温熱処理加工した焼成加工ゼオライトが含まれ、この焼成加工ゼオライトによ れば、その強いマイナスイオンにより、プラス電荷の強い重金属など(例えば、 Hg)を吸着することができる)、カルシウム結合物(これもまた、読んで字の 如く、「カルシウム」と何らかの成分が「結合」した物質を意味し、これには、 例えば、酸化カルシウムが含まれる)及び硅酸白土とからなる天然植物活性剤7 が、均一に散布されている。このように構成された本考案の植物栽培床の表面に は、最終的にベント芝または高麗芝8が張り付けられる。
【0008】 本考案の植物栽培床は自然土壌から隔絶されており、さらに植物の育成効果の 高い人工土壌が使用されるので多量の農薬等を必要としない。更に、本考案の植 物栽培床の特徴的な構成要素である天然植物活性剤は、大気を浮遊降下した塵、 農薬、化学薬物及び工業薬物を分解したり、吸着固定して作物や水に残留しない ようにする作用を有する。従って、使用された農薬が飛散することがない。 本実施例では芝生用の植物栽培床を示したが、本考案の植物栽培床を使用して 樹木等の他の植物を植栽することができることは明らかである。
【0009】
【考案の効果】
以上のように、本考案の植物栽培床では、使用した農薬等は表層の天然植物活 性剤に分解又は吸着されて飛散することがない。従って、農薬等の臭気が比較的 少なく、且つ農薬が飛散してプレーヤのズボンの裾に付着しにくくなる。 また、請求項(2)の実施態様によれば、植物の育成効果の高い土壌が使用さ れるため、植物の育成に多量の農薬等が必要でない。従って、農薬等の臭気が更 に少なく、且つ農薬が飛散することもなくなる。 更に、請求項(3)の実施態様によれば、保温性、通気性、保水性、及び透水 性に優れた人工土壌が使用されるため、植物の育成が不順な天候に影響されるこ とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案による植物栽培床の一実施例の
構成を示す概略図であり、
【図2】図2は、図1のA−A断面を示した図である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木及び草花等の植物を栽培するための
    植物栽培床であって、 前記植物栽培床と自然土壌を隔絶するための遮断シート
    と、該遮断シート上に配設された排水多孔管と、該排水
    多孔管を被覆する透水性マットと、前記遮断シート及び
    透水性マットを覆うように敷きつめられた、大気を浮遊
    降下した塵、農薬、化学薬物、工業薬物を分解し、吸着
    固定するための天然植物活性材とを備え、 前記天然植物活性材は、磁鉄鉱、イオン活性鉱物、カル
    シウム結合物及び珪酸白土とからなることを特徴とする
    植物栽培床。
  2. 【請求項2】 前記土壌が、粒状に粉砕された真珠岩を
    発泡焼成した粒状物に、植物の育成に必要な活性剤、ミ
    ネラル、フッ素、マンガン、モリブデン等の微量要素を
    点火してなることを特徴とする請求項1記載の植物栽培
    床。
  3. 【請求項3】 前記土壌は、粒径が約25mmで粒状が実
    質的に均一な第1の軽量土壌層と、該第1の軽量土壌層
    を覆い、粒径が0.02mm乃至5mmの範囲で分布した第2
    の軽量土壌層とからなることを特徴とする請求項2記載
    の植物栽培床。
JP002055U 1998-04-02 1998-04-02 植物栽培床 Pending JPH111U (ja)

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JP002055U JPH111U (ja) 1998-04-02 1998-04-02 植物栽培床

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JP002055U JPH111U (ja) 1998-04-02 1998-04-02 植物栽培床

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111U true JPH111U (ja) 1999-01-06

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ID=16509536

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JP002055U Pending JPH111U (ja) 1998-04-02 1998-04-02 植物栽培床

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JP (1) JPH111U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060982A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Japan Research Institute Ltd トマトの栽培方法
JP2012060981A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Japan Research Institute Ltd 容器栽培培地

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