JPH11199560A - ガス中のアクリロニトリルの回収方法 - Google Patents

ガス中のアクリロニトリルの回収方法

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JPH11199560A
JPH11199560A JP31273798A JP31273798A JPH11199560A JP H11199560 A JPH11199560 A JP H11199560A JP 31273798 A JP31273798 A JP 31273798A JP 31273798 A JP31273798 A JP 31273798A JP H11199560 A JPH11199560 A JP H11199560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリロニトリルを含むガスを水と接触させ
てアクリロニトリルを水に吸収させてガスから分離する
に際し、ガス中に残留するアクリロニトリル量を低減さ
せ、かつアクリロニトリルを高濃度に含む水溶液の取得
を、同時に行なうことができる。 【解決手段】 アクリロニトリルを含むガスを水と接触
させてアクリロニトリルを水に吸収させるガス中のアク
リロニトリルの回収方法において、70℃における水に
対する相対揮発度が1より小さい物質の存在下、アクリ
ロニトリルを水に吸収させることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス中のアクリロニ
トリルを水で吸収してアクリロニトリルを回収する方法
の改良に関するものである。特に本発明は、水中へのア
クリロニトリルの溶解を促進し、もって同一量の吸収液
を用いた場合に、従来法に比較してガス中に残留するア
クリロニトリル量を低減させる方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリルは、プロピレンのアン
モオキシデーションにより、大規模に生産されている。
また、最近ではプロピレンの代りに、相対的に安価なプ
ロパンを原料として、アンモオキシデーションを行う方
法が開発されている。従来の代表的な方法では、流動床
反応器にプロピレン、アンモニア及び空気を供給して高
温で反応させ、アクリロニトリルを生成させる。反応器
から流出するアクリロニトリルを含むガスは、先ず硫酸
水溶液で洗滌して未反応のアンモニアを硫酸アンモニウ
ム水溶液として除去する。次いでガスは冷却したのち多
量の水と向流接触させて、アクリロニトリルをはじめシ
アン化水素その他の副生有機物を水中に溶解させて非凝
縮性ガスから分離する。アクリロニトリル等を溶解した
水溶液からは、ストリッピングや蒸留などの手段を適宜
組合せて、精製されたアクリロニトリルを取得する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法で重要なこと
は、ガス中のアクリロニトリルを水に溶解させてガスか
ら分離する際に、非凝縮性ガス中に残留するアクリロニ
トリルの量をできるだけ少くすることと、得られる水溶
液のアクリロニトリル濃度をできるだけ高くすることと
を両立させることである。ガス中に残留するアクリロニ
トリルは損失となるので、これが多いことは収率低下に
直結する。また得られた水溶液からの精製されたアクリ
ロニトリルの取得は、前述の如くストリッピングや蒸留
などの手段を組合せて行われるので、水溶液のアクリロ
ニトリル濃度が低いと、ストリッピングや蒸留のための
装置が大きくなり、且つエネルギー消費量が増大する。
【0004】従って本発明は、アクリロニトリルを含む
ガスを水と接触させてアクリロニトリルを水に吸収する
に際し、アクリロニトリルの水中への溶解を促進するこ
とにより、ガス中に残留するアクリロニトリル量の低減
と、アクリロニトリルを高濃度に含む水溶液の取得と
を、同時に満足する方法を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アクリ
ロニトリルを含むガスを水と接触させてガス中のアクリ
ロニトリルを水に吸収するに際し、70℃における水に
対する相対揮発度が1より小さい物質を存在させること
により、ガス中に残留するアクリロニトリル量の低減
と、アクリロニトリルを高濃度で含む水溶液の取得とを
両立させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、アクリロニトリルを含
む任意のガスからのアクリロニトリルの回収に応用する
ことができる。好ましい用途の一つは、炭素数2〜8の
炭化水素、好ましくは炭素数3〜8のアルカン及び/又
は炭素数2〜8のアルケン、特にプロパン及び/又はイ
ソブタン、あるいはエチレン、プロピレン及び/又はイ
ソブチレンのアンモオキシデーションにより得られたガ
スからのアクリロニトリルの回収である。
【0007】アンモオキシデーション反応器から流出し
たガスは、主生成物であるアクリロニトリルの外に、シ
アン化水素などの副生有機物、燃焼反応により生成した
二酸化炭素、更には未反応の炭化水素、アンモニアや酸
素などを含んでいる。また、酸素源として空気を用いた
場合には、これに由来する窒素が大量に含まれてくる。
通常は、このガスから硫酸水溶液による洗滌その他の方
法により未反応のアンモニアを除去したのち、本発明に
よるアクリロニトリルの回収に供する。
【0008】本発明では、アクリロニトリルを含むガス
を、70℃における水に対する相対揮発度が1より小さ
い物質の存在下、水と接触させて、ガス中のアクリロニ
トリルを水中に溶解させる。本発明において、水に対す
る相対揮発度とは、無限希釈における水に対する相対揮
発度(α)のことである。
【0009】70℃における水に対する相対揮発度(α
70℃)が1より小さい物質としては、例えばアクリル
酸、酢酸、1,2−エタンジオール、1,2−ブタンジ
オール、2,3−ブタンジオール、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキサイド、1,2−プロパンジオール、1,3−
プロパンジオール、N−メチル−2−ピロリドン、N−
メチルアセトアミド等が挙げられる。
【0010】表1に、この具体的な例として、上記の物
質のうちの幾つかの70℃における水に対する相対揮発
度(α70℃)が1より小さい物質の数値を示した。ま
た、表2には、70℃における水に対する相対揮発度
(α70℃)が1より大きい物質の例の数値を示した。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】本発明においては、これらのうちアクリル
酸、酢酸の使用が特に好ましい。図3に、水50gとア
クリロニトリル50gを混合したものに、25℃におい
て、上記の物質のうち、アクリル酸(α70℃=0.8
8)、酢酸(α70℃=0.76)、1,2−エタンジオ
ール(α70℃=0.01)、N,N−ジメチルホルムア
ミド(α70℃=0.22)、プロピオニトリル(α70
=45.0)、及びベンゼン(α70℃=2448)を添
加した場合の、水中へのアクリロニトリルの溶解度の変
化を示した。
【0014】これからあきらかであるように、アクリロ
ニトリルを含むガスを水と接触させる際にα70℃<1で
ある物質を存在させることにより、水中へのアクリロニ
トリルの溶解度が上昇し、またα70℃<1である物質の
濃度が大きくなる程、水中へのアクリロニトリルの溶解
度は上昇する。更にα70℃<1である物質は、次のアク
リロニトリル回収塔においてアクリロニトリルと水とを
分離する際に、水側(塔底側)に同伴されるため、容易
にアクリロニトリルと分離することができ、後続する精
製工程において、アクリロニトリルの精製を効率良く行
なうことができる。
【0015】一方、α70℃<1でない物質を存在させた
場合は、次のアクリロニトリル回収塔においてアクリロ
ニトリルと水とを分離する際に、アクリロニトリル側
(塔頂側)に同伴されるため、アクリロニトリルとの精
密な分離が必要となり、後続する精製工程において、ア
クリロニトリルの精製を効率良く行なうことが困難にな
る。さらに、例えばアクリロニトリルを吸収するための
水をリサイクルして吸収塔で使用する場合は、α70℃<
1でない物質は、次のアクリロニトリル吸収塔におい
て、アクリロニトリル側(塔頂側)に同伴されて系外に
放出されてしまうため、濃度を必要範囲に維持するため
に、α70℃<1である物質の場合と比べて随時大量に添
加する必要があり経済的に問題があるが、α70℃<1で
ある物質は、大部分が水に同伴されてリサイクルされる
ため、その心配はない。
【0016】本発明において、上記の70℃における水
に対する相対揮発度(α70℃)が1より小さい物質は、
通常水に対して0.1重量%以上存在させ、また12重
量%以下存在させるのが良い。特に、例えば該物質がア
クリル酸の場合は、通常水に対して1重量%以上、好ま
しくは2重量%〜12重量%以上、より好ましくは3重
量%〜10重量%、特に好ましくは4重量%〜8重量%
存在させる。
【0017】また、該物質が酢酸その他の物質の場合
は、通常水に対して0.1重量%以上、好ましくは0.
2重量%〜5重量%以上、より好ましくは0.3重量%
〜4重量%存在させる。
【0018】図1は、アクリロニトリル吸収塔に下部か
らアクリロニトリルを含むガスを供給し、上部に5℃の
アクリル酸水溶液を供給して向流接触させたときの、水
中のアクリル酸の濃度と該吸収塔の塔頂から流出する非
凝縮性ガス中のアクリロニトリルの残留率との関係の1
例を示すものである。ここで言う残留率とは、該吸収塔
に供給されるガス中のアクリロニトリルのモル数に対し
て、該吸収塔の塔頂から流出する非凝縮性ガス中のアク
リロニトリルの比率を示したものである。
【0019】ここで供給ガスの組成は、アクリロニトリ
ル約6.7モル%、窒素約88.2モル%、二酸化炭素
約4.0モル%であり、0.5kg/cm2 Gで吸収塔
に供給され、0.35kg/cm2 Gで塔から流出す
る。アクリル酸及び水の供給量は供給されるガス中のア
クリロニトリルに対し15重量倍である。
【0020】図1から明らかなように、塔頂から流出す
る非凝縮性ガス中に残留するアクリロニトリル量は、ア
クリル酸濃度が上昇するにつれて減少し、その減少量
は、アクリル酸濃度の稀薄な領域において特に著るし
い。勿論、図1のグラフは、該吸収塔の操作条件により
変化する。しかし、図1のグラフが示すアクリル酸濃度
の影響、特に上記したアクリル酸濃度の比較的稀薄な領
域で大きな効果が得られるという傾向は維持される。例
えばガス中に残留するアクリロニトリル量に大きく影響
するアクリロニトリルに対するアクリル酸水溶液の比率
を15重量倍から14重量倍に低下させると、図1のグ
ラフは図2のように変化する。すなわち単に水で吸収し
た場合には8%以上のアクリロニトリルが非凝縮性ガス
中に残留するので実用的でなくなるが、水に対して8重
量%のアクリル酸を含有する溶液で吸収すると、ガス中
に残留するアクリロニトリルは、15重量倍の水で吸収
した場合と等しい2%に減少する。また水温を低下させ
たり、例えば窒素分を削減して相対的に供給ガス中のア
クリロニトリル濃度を増加させると、図の曲線は下方に
移動する。本発明ではアクリル酸を含む水溶液の場合、
通常は少くとも水に対して1重量%の濃度のアクリル酸
存在下でガス中のアクリロニトリルを吸収する。好まし
くは水に対して3重量%以上、特に4重量%以上のアク
リル酸を存在させる。
【0021】図1、2からも明らかなように、アクリル
酸濃度が高いほどアクリロニトリルの吸収は良好である
が、他方においてアクリル酸水溶液中のアクリル酸が吸
収塔から流出するガスによってストリッピングされてガ
ス中のアクリル酸濃度が増大し、アクリル酸の損失とな
るという問題を生ずる。従ってアクリル酸濃度はこの点
から制約を受け、通常は水に対して12重量%以下存在
させる。アクリル酸の損失を抑制する見地からは、アク
リル酸は水に対して10重量%以下、特に8重量%以下
存在させるのが好ましい。アクリロニトリルの吸収の促
進とアクリル酸の損失の抑制とを両立させるには、アク
リル酸は水に対して4〜8重量%存在させるのが最も好
ましいと思われる。
【0022】本発明のアクリロニトリルの回収方法とし
ては、例えば図4に示したような装置を用いて行うこと
ができる。すなわち、ガス中のアクリロニトリルを水に
吸収させる際には、通常、アクリロニトリルを含むガス
を100℃以下、好ましくは30℃以下に冷却した後、
アクリロニトリル吸収塔の下部から導入する。水及びα
70℃<1である物質は、通常10℃以下、好ましくは5
℃以下の温度で該吸収塔の上部から導入し、該吸収塔内
において、アクリロニトリルを含むガスと向流接触させ
る。これにより、アクリロニトリル等のガス中の水溶性
成分が水中に吸収される。アクリロニトリルを吸収した
溶液は、該吸収塔の塔底から導管を経由して排出され、
次いでアクリロニトリル回収塔に導入される。一方、非
凝縮性のガスは該吸収塔の塔頂からオフガスとして排出
される。
【0023】該アクリロニトリル吸収塔としては、トレ
ー塔、充填塔等公知の一般的なものが使用できる。ま
た、アクリロニトリルを水で吸収する場合には、得られ
た吸収塔からの塔底液を、アクリロニトリル回収塔にお
いて、水を抽剤とする抽出蒸留にかけ、アクリロニトリ
ル等を実質的に含まない水を回収して該回収塔の下部か
ら抜き出し、その一部をアクリロニトリルの吸収に循環
使用するのが一般的である。本発明においても、例え
ば、アクリル酸水溶液を吸収液として用いた場合でも、
全く同様の手法により、アクリル酸水溶液を抽剤とする
抽出蒸留により、アクリロニトリル等とアクリル酸水溶
液とを分離することができる。アクリル酸の沸点はアク
リロニトリル等よりも相当に高いので、蒸留分離は容易
である。
【0024】以上、詳細に説明したように、本発明によ
ればアクリロニトリルを含むガス、例えば、炭素数2〜
8の炭化水素のアンモオキシデーションにより得られた
ガスから、アクリロニトリルを容易に分離することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、アクリロニトリルを含
むガスを水と接触させてアクリロニトリルを水に吸収す
るに際し、アクリロニトリルの水中への溶解を促進する
ことにより、ガス中に残留するアクリロニトリル量の低
減と、アクリロニトリルを高濃度に含む水溶液の取得と
を、同時に満足することができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】アクリロニトリル約6.7モル%を含むガス
を、アクリロニトリルに対して15重量倍のアクリル酸
水溶液と接触させてアクリロニトリルを水溶液中に吸収
する際の、水溶液中のアクリル酸濃度と非凝縮性ガス中
に残留するアクリロニトリルの割合との関係の1例を示
すグラフである。
【図2】同じくアクリロニトリルに対して14重量倍の
アクリル酸水溶液を接触させた場合のグラフである。
【図3】水50gとアクリロニトリル50gを混合した
ものに、25℃において、アクリル酸(α70℃=0.8
8)、酢酸(α70℃=0.76)、1,2−エタンジオ
ール(α70℃=0.01)、N,N−ジメチルホルムア
ミド(α70℃=0.22)、プロピオニトリル(α70
=45.0)、及びベンゼン(α70℃=2448)を添
加した場合の、水中へのアクリロニトリルの溶解度の変
化を示す図である。
【図4】本発明で使用することのできるアクリロニトリ
ル吸収塔及びアクリロニトリル回収塔を示す概略図であ
る。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリルを含むガスを水と接触
    させてアクリロニトリルを水に吸収させるガス中のアク
    リロニトリルの回収方法において、70℃における水に
    対する相対揮発度が1より小さい物質の存在下、アクリ
    ロニトリルを水に吸収させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 70℃における水に対する相対揮発度が
    1より小さい物質を、水に対して0.1重量%以上存在
    させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 70℃における水に対する相対揮発度が
    1より小さい物質を、水に対して12重量%以下存在さ
    せることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 70℃における水に対する相対揮発度が
    1より小さい物質が、アクリル酸、酢酸、1,2−エタ
    ンジオール、1,2−ブタンジオール、2,3−ブタン
    ジオール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
    メチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、1,2
    −プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、N−
    メチル−2−ピロリドン、N−メチルアセトアミドから
    なる群より選ばれる一種又は二種以上の物質である請求
    項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 70℃における水に対する相対揮発度が
    1より小さい物質が酢酸であることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 酢酸を水に対して0.2重量%〜5重量
    %存在させる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 70℃における水に対する相対揮発度が
    1より小さい物質がアクリル酸であることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 アクリル酸を水に対して1重量%以上存
    在させる請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 アクリル酸を水に対して2重量%〜12
    重量%存在させる請求項7又は8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アクリロニトリルを含むガスが、炭素
    数2〜8の炭化水素のアンモオキシデーションにより得
    られたガスであることを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 アクリロニトリルを含むガスが、炭素
    数2〜8の炭化水素のアンモオキシデーションにより得
    られたガスからアンモニアを除去したものであることを
    特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 アクリロニトリルを含むガスが、炭素
    数3〜8のアルカン及び/又は炭素数2〜8のアルケン
    のアンモオキシデーションにより得られたガスであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 アルカンが、プロパン及び/又はイソ
    ブタンであることを特徴とする請求項12に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 アルケンが、エチレン、プロピレン又
    はイソブチレンであることを特徴とする請求項12に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 アクリロニトリルを水に吸収させた
    後、精製工程においてアクリロニトリルと水とを分離す
    ることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記
    載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006514091A (ja) * 2003-03-31 2006-04-27 カウンシル・オブ・サイエンティフィック・アンド・インダストリアル・リサーチ 純粋アクリロニトリルの回収方法
JP2010222308A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Asahi Kasei Chemicals Corp アクリロニトリルの精製方法
JP2012106956A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Asahi Kasei Chemicals Corp 重合性化合物の精製方法

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