JPH11199556A - N,n−ジアシル−3,4−ジ置換アニリン誘導体及びそれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

N,n−ジアシル−3,4−ジ置換アニリン誘導体及びそれを有効成分とする除草剤

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JPH11199556A
JPH11199556A JP552898A JP552898A JPH11199556A JP H11199556 A JPH11199556 A JP H11199556A JP 552898 A JP552898 A JP 552898A JP 552898 A JP552898 A JP 552898A JP H11199556 A JPH11199556 A JP H11199556A
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JP
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compound
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diacyl
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Application number
JP552898A
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Inventor
Tatsu Okada
達 岡田
Yasuyuki Kurita
靖之 栗田
Hisayuki Hoshi
久行 星
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた除草活性化合物を提供すること。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 {式中、R1はシクロプロピル基、C1−C4アルキル基
で置換されたシクロプロピル基または(C1−C4アル
コキシ)カルボニル基で置換されたシクロプロピル基を
表わし、R2は置換されていてもよいフェニル基、シク
ロプロピル基、C1−C4アルキル基で置換されたシク
ロプロピル基、C1−C4アルキル基またはC3−C4
アルケニル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、Y
はハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ア
ルコキシ基またはC1−C4ハロアルコキシ基を表わ
す。}で示されるN,N−ジアシル−3,4−ジ置換ア
ニリン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はN,N−ジアシル−
3,4−ジ置換アニリン誘導体及びそれを有効成分とす
る除草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、N,N−ジシクロプロパンカルボ
ニルアニリン誘導体とアシルアニリン誘導体とからなる
組成物が協力的な殺菌活性を有することが知られている
(ドイツ出願公開明細書第3431856号公報)。し
かしながら、該公報には、N,N−ジシクロプロパンカ
ルボニルアニリン誘導体の除草活性に関しては何ら記載
されておらず、また、N,N−ジアシル−3,4−ジ置
換アニリン誘導体に関しては、化合物の具体構造は何ら
開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた除草活
性を有する化合物を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは優れた除草
活性を有する化合物を見出すべく鋭意検討した結果、下
記一般式 化2で示されるN,N−ジアシル−3,4−
ジ置換アニリン誘導体が優れた除草活性を有することを
見出し、本発明に至った。即ち、本発明は、一般式 化
【化2】 {式中、R1はシクロプロピル基、C1−C4アルキル基
で置換されたシクロプロピル基または(C1−C4アル
コキシ)カルボニル基で置換されたシクロプロピル基を
表わし、R2は置換されていてもよいフェニル基、シク
ロプロピル基、C1−C4アルキル基で置換されたシク
ロプロピル基、C1−C4アルキル基またはC3−C4
アルケニル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、Y
はハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ア
ルコキシ基またはC1−C4ハロアルコキシ基を表わ
す。}で示されるN,N−ジアシル−3,4−ジ置換ア
ニリン誘導体(以下、本発明化合物と記す。)及びそれ
を有効成分とする除草剤を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、R1で示される
C1−C4アルキル基で置換されたシクロプロピル基に
おけるC1−C4アルキル基としては、メチル基、エチ
ル基等があげられ、R1で示される(C1−C4アルコ
キシ)カルボニル基で置換されたシクロプロピル基にお
けるC1−C4アルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基(ここで、「s」は
[セカンダリー]を意味する:以下、同じ)、t−ブト
キシ基(ここで、「t」は[ターシャリー]を意味する:
以下、同じ)があげられ、R2で示される置換されてい
てもよいフェニル基としては、フェニル基、2−フルオ
ロフェニル基、2−クロロフェニル基、2−ブロモフェ
ニル基、2−メチルフェニル基、2−メトキシフェニル
基、2−トリフルオロメチルフェニル基、2−ニトロフ
ェニル基、2−シアノフェニル基、3−フルオロフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、3−ブロモフェニル基、
3−ヨードフェニル基、3−メチルフェニル基、3−メ
トキシフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル
基、3−ニトロフェニル基、3−シアノフェニル基、4
−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブ
ロモフェニル基、4−ヨードフェニル基、4−メチルフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフェ
ニル基、4−プロポキシフェニル基、4−イソプロポキ
シフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、4
−ニトロフェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチ
ルチオフェニル基、4−メトキシカルボニルフェニル
基、4−メチルスルホニルメチルフェニル基、2,6−
ジフルオロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、
2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニ
ル基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4,5−トリ
クロロフェニル基、2−ニトロ−4−トリフルオロメチ
ルフェニル基等があげられ、R2で示されるC1−C4
アルキル基で置換されたシクロプロピル基におけるC1
−C4アルキル基としては、メチル基、エチル基等があ
げられ、R2で示されるC1−C4アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチ
ル基があげられ、R2で示されるC3−C4アルケニル
基としては、1−メチルエテニル基、アリル基、1−メ
チル−1−プロペニル基等があげられ、Xで示されるハ
ロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子
等があげられ、Yで示されるハロゲン原子としては、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子等があげられ、Yで示さ
れるC1−C4アルキル基としては、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基等があげられ、Yで
示されるC1−C4アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、イソプロポキシ基等があげられ、Yで
示されるC1−C4ハロアルコキシ基としては、ジフル
オロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,2
−トリフルオロエトキシ基等があげられる。
【0006】本発明化合物は、例えば下記の製造法等を
用いて製造することができる。 (製造法1)一般式 化3
【化3】 [式中、R1、X及びYは前記と同じ意味を表わす。]
で示されるアニリド化合物と一般式 化4
【化4】 [式中、R2は前記と同じ意味を表わし、Qはハロゲン
原子を表わす。]で示される酸ハロゲン化物とを溶媒
中、塩基の存在下に反応させる方法。
【0007】該反応の反応温度の範囲は通常0℃〜15
0℃であり、反応時間の範囲は通常10分〜100時間
である。反応に供される試剤の量は、一般式 化3で示
されるアニリド化合物1モルに対して一般式 化4で示
される酸ハロゲン化物は1モルの割合、塩基は1モルの
割合が理論量であるが、反応の状況により任意に変化さ
せることができる。塩基としては、水素化ナトリウム等
があげられ、溶媒としては、テトラヒドロフランや1,
4−ジオキサン等があげられる。反応終了後の反応液
は、これに酸性水溶液と有機溶媒を加え、有機層を水、
アルカリ性水溶液等で洗浄した後、乾燥、濃縮等の操作
を行い、目的の本発明化合物を得ることができる。本発
明化合物は、必要ならば再結晶、カラムクロマトグラフ
ィー等の操作によって精製することも可能である。
【0008】(製造法2)一般式 化5
【化5】 [式中、R2、X及びYは前記と同じ意味を表わす。]
で示されるアニリド化合物と一般式 化6
【化6】 [式中、R1及びQは前記と同じ意味を表わす。]で示
される酸ハロゲン化物とを溶媒中、塩基の存在下で反応
させる方法。
【0009】該反応の反応温度の範囲は通常0℃〜15
0℃であり、反応時間の範囲は通常10分〜100時間
である。反応に供される試剤の量は、一般式 化5で示
されるアニリド化合物1モルに対して一般式 化6で示
される酸ハロゲン化物は1モルの割合、塩基は1モルの
割合が理論量であるが、反応の状況により任意に変化さ
せることができる。塩基としては、水素化ナトリウム等
があげられ、溶媒としては、テトラヒドロフランや1,
4−ジオキサン等があげられる。反応終了後の反応液
は、これに酸性水溶液と有機溶媒を加え、有機層を水、
アルカリ性水溶液等で洗浄した後、乾燥、濃縮等の操作
を行い、目的の本発明化合物を得ることができる。本発
明化合物は、必要ならば再結晶、カラムクロマトグラフ
ィー等の操作によって精製することも可能である。
【0010】次に、本発明化合物の例のいくつかを化合
物番号とともに表1〜表52に示すが、本発明化合物は
これらの例に限られるものではない。尚、表中のnはノ
ルマルを、iはイソを、sはセカンダリーを、tはター
シャリーを、cはシクロを、Meはメチル基を、Etは
エチル基を、Prはプロピル基を、Buはブチル基を、
Phはフェニル基をそれぞれ意味する。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】
【表5】
【0016】
【表6】
【0017】
【表7】
【0018】
【表8】
【0019】
【表9】
【0020】
【表10】
【0021】
【表11】
【0022】
【表12】
【0023】
【表13】
【0024】
【表14】
【0025】
【表15】
【0026】
【表16】
【0027】
【表17】
【0028】
【表18】
【0029】
【表19】
【0030】
【表20】
【0031】
【表21】
【0032】
【表22】
【0033】
【表23】
【0034】
【表24】
【0035】
【表25】
【0036】
【表26】
【0037】
【表27】
【0038】
【表28】
【0039】
【表29】
【0040】
【表30】
【0041】
【表31】
【0042】
【表32】
【0043】
【表33】
【0044】
【表34】
【0045】
【表35】
【0046】
【表36】
【0047】
【表37】
【0048】
【表38】
【0049】
【表39】
【0050】
【表40】
【0051】
【表41】
【0052】
【表42】
【0053】
【表43】
【0054】
【表44】
【0055】
【表45】
【0056】
【表46】
【0057】
【表47】
【0058】
【表48】
【0059】
【表49】
【0060】
【表50】
【0061】
【表51】
【0062】
【表52】
【0063】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
かつあるものは作物・雑草間に優れた選択性を示す。す
なわち本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理
において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対し
て除草効力を有する。 タデ科雑草 ソバカズラ(Polygonum convolvul
us)、サナエタデ(Polygonum lapat
hifolium)、アメリカサナエタデ(Polyg
onum pensylvanicum)、ハルタデ
(Polygonum persicaria)、ナガ
バギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギ
シギシ(Rumex obtusifolius)、イ
タドリ(Poligonum cuspidatum) スベリヒユ科雑草 スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草 ハコベ(Stellaria media) アカザ科雑草 シロザ(Chenopodium album)、ホウ
キギ(Kochia scoparia)、 ヒユ科雑草 アオゲイトウ(Amaranthus retrofl
exus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthu
s hybridus) アブラナ科雑草 ワイルドラディッシュ(Raphanus rapha
nistrum)、ノハラガラシ(Sinapis a
rvensis)、ナズナ(Capsella bur
sa−pastoris) マメ科雑草 アメリカツノクサネム(Sesbania exalt
ata)、エビスグサ(Cassia obtusif
olia)、フロリダベガ−ウィ−ド(Desmodi
um tortuosum)、シロツメクサ(Trif
olium repens) アオイ科雑草 イチビ(Abutilon theophrast
i)、アメリカキンゴジカ(Sida spinos
a) スミレ科雑草 フィ−ルドパンジ−(Viola arvensi
s)、ワイルドパンジ−(Viola tricolo
r) アカネ科雑草 ヤエムグラ(Galium aparine) ヒルガオ科雑草 アメリカアサガオ(Ipomoea hederace
a)、マルバアサガオ(Ipomoea purpur
ea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea h
ederacea var integriuscul
a)、マメアサガオ(Ipomoea lacunos
a)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus a
rvensis) シソ科雑草 ヒメオドリコソウ(Lamium purpureu
m)、ホトケノザ(Lamium amplexica
ule) ナス科雑草 シロバナチョウセンアサガオ(Datura stra
monium)、イヌホオズキ(Solanum ni
grum) ゴマノハグサ科雑草 オオイヌノフグリ(Veronica persic
a)、フラサバソウ(Veronica hedera
efolia) キク科雑草 オナモミ(Xanthium pensylvanic
um)、野生ヒマワリ(Helianthus ann
uus)、イヌカミツレ(Matricariaper
forata or inodora)、コ−ンマリ−ゴ
−ルド(Chrysanthemum segetu
m)、オロシャギク(Matricariamatri
carioides)、ブタクサ(Ambrosia
artemisiifolia)、オオブタクサ(Am
brosia trifida)、ヒメムカシヨモギ
(Erigeron canadensis)、ヨモギ
(Artemisia princeps)、セイタカ
アワダチソウ(Solidagoaltissima) ムラサキ科雑草 ワスレナグサ(Myosotis arvensis) ガガイモ科雑草 オオトウワタ(Asclepias syriaca) トウダイグサ科雑草 トウダイグサ(Euphorbia heliosco
pia)、オオニシキソウ(Euphorbia ma
culata) イネ科雑草 イヌビエ(Echinochloa crus−gal
li)、エノコログサ(Setaria viridi
s)、アキノエノコログサ(Setaria fabe
ri)、メヒシバ(Digitaria sangui
nalis)、オヒシバ(Eleusine indi
ca)、スズメノカタビラ(Poa annua)、ブ
ラックグラス(Alopecurus myosuro
ides)、カラスムギ(Avena fatua)、
セイバンモロコシ(Sorghum halepens
e)、シバムギ(Agropyron repen
s)、ウマノチャヒキ(Bromus tectoru
m)、ギョウギシバ(Cynodonedactylo
n)、オオクサキビ(Panicum dichoto
miflorum)、テキサスパニカム(Panicu
m texanum)、シャタ−ケ−ン(Sorghu
m vulgare) ツユクサ科雑草 ツユクサ(Commelina communis) トクサ科雑草 スギナ(Equisetum arvense) カヤツリグサ科雑草 コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、ハマス
ゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ
(Cyperus esculentus)
【0064】しかも、本発明化合物のあるものは、トウ
モロコシ(Zea mays)、コムギ(Tritic
um aestivum)、オオムギ(Hordeum
vulgare)、イネ(Orysa sativ
a)、ソルガム(Sorghum bicolor)、
ダイズ(Glycine max)、ワタ(Gossy
pium spp.)、テンサイ(Beta vulga
ris)、ピ−ナッツ(Arachis hypoga
ea)、ヒマワリ(Helianthus annuu
s)、ナタネ(Brassica napus)等の主
要作物、花卉、蔬菜等の園芸作物に対して問題となるよ
うな薬害を示さない。また、本発明化合物は、ダイズ、
トウモロコシ、コムギ等の不耕起栽培において、問題と
なる種々の雑草を効果的に除草する事ができる。しか
も、本発明化合物中のあるものは、作物に対しては問題
となるような薬害を示さない。
【0065】また本発明化合物は、水田の湛水処理にお
いて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して除
草効力を有する。 イネ科雑草 タイヌビエ(Echinochloa oryzico
la) ゴマノハグサ科雑草 アゼナ(Lindernia procumbens) ミソハギ科雑草 キカシグサ(Rotala indica)、ヒメミソ
ハギ(Ammanniamultiflora) ミゾハコベ科雑草 ミゾハコベ(Elatine triandra) カヤツリグサ科雑草 タマガヤツリ(Cyperus difformi
s)、ホタルイ(Scirpus juncoide
s)、マツバイ(Eleocharis acicul
aris)、ミズガヤツリ(Cyperus sero
tinus)、クログワイ(Eleocharis k
uroguwai) ミズアオイ科雑草 コナギ(Monochoria vaginalis) オモダカ科雑草 ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、
オモダカ(Sagittaria trifoli
a)、ヘラオモダカ(Alisma canalicu
latum) ヒルムシロ科雑草 ヒルムシロ(Potamogeton distinc
tus) セリ科雑草 セリ(Oenanthe javanica) しかも本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対して
問題となるような薬害を示さない。
【0066】さらに、本発明化合物は、樹園地、牧草
地、芝生地、林業地または水路、運河あるいはその他の非
農耕地に発生する広範囲の雑草を除草できる。また本発
明化合物は、水路、運河等に発生する、ホテイアオイ
(Eichhornia crassipes)等の水
生雑草に除草効力を有する。
【0067】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合には、通常固体担体、液体担体、界面活性剤、
その他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁
剤、粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。
これらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量
比で0.001〜80%、好ましくは、0.005〜7
0%含有する。固体担体としては、カオリンクレ−、ア
タパルジャイトクレ−、ベントナイト、酸性白土、パイ
ロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉
末、クルミ殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機
微粉末、硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合成
含水酸化珪素の微粉末が挙げられ、液体担体としては、
メチルナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシレン
等のアルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロ
パノ−ル、エチレングリコ−ル、2−エトキシエタノ−
ル等のアルコ−ル類、フタル酸ジアルキルエステル等の
エステル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン
等のケトン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実油等
の植物油、ジメチルスルフォキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリド
ン、水等が挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用
いられる界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ−ルスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリ−ルエ−テルリン酸エステル塩等の陰イ
オン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ−テル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリ
マ−、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等が
挙げられる。その他の製剤用補助剤としては、リグニン
スルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコ−ル、
アラビアガム、CMC(カルボキシメチルセルロ−
ス)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)等が挙げられ
る。
【0068】本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出
芽前または出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理
する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等が
あり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、
作物に付着しないように雑草に限って処理する局部処理
等がある。
【0069】また他の除草剤と混合して用いる事によ
り、除草効力の増強が認められる場合がある。さらに、
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料、土壌改良剤等と混用または併用することもで
きる。かかる除草剤の例を以下に示す。 アトラジン(atrazine)、シアナジン(cya
nazine)、ジメタメトリン(dimethame
tryn)、メトリブジン(metribuzin)、
プロメトリン(prometryn)、シマジン(si
mazine)、シメトリン(simetryn)、ク
ロルトルロン(chlorotoluron)、ジウロ
ン(diuron)、ダイムロン(daimuro
n)、フルオメツロン(fluometuron)、イ
ソプロチュロン(isoproturon)、リニュロ
ン(linuron)、メタベンズチアズロン(met
habenzthiazuron)、ブロモキシニル
(bromoxynil)、アイオキシニル(ioxy
nil)、エタルフルラリン(ethalflural
in)、ペンディメサリン(pendimethali
n)、トリフルラリン(trifluralin)、ア
シフルオルフェン(acifluorfen)、アシフ
ルオルフェンNa塩(acifluorfen−sod
ium)、ビフェノックス(bifenox)、クロメ
トキシニル(chlomethoxynil)、フォメ
サフェン(fomesafen)、ラクトフェン(la
ctofen)、オキサジアゾン(oxadiazo
n)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オ
キシフルオルフェン(oxyfluorfen)、カル
フェントラゾンエチル(carfentrazone−
ethyl)、フルミクロラックペンチル(flumi
clorac−pentyl)、フルミオキサジン(f
lumioxazine)、フルチアセットメチル(f
luthiacet−methyl)、サルフェントラ
ゾン(sulfentrazone)、チジアジミン
(thidiazimin)、アザフェニジン(aza
fenidin)、ピラフルフェンエチル(pyraf
lufen−ethyl) ジフェンゾコ−ト(difenzoquat)、ジクワ
ット(diquat)、パラコ−ト(paraqua
t)、2,4−D、2,4−DB、DCPA、MCP
A、MCPB、クロメプロップ(clomepro
p)、クロピラリド(clopyralid)、ジカン
バ(dicamba)、ジチオピル(dithiopy
r)、フルロキシピル(fluroxypyr)、メコ
プロップ(mecoprop)、ナプロアニリド(na
ploanilide)、フェノチオ−ル(pheno
thiol)、キンクロラック(quinclora
c)、トリクロピル(triclopyr)、チアゾピ
ル(thiazopyr)、アセトクロ−ル(acet
ochlor)、アラクロ−ル(alachlor)、
ブタクロ−ル(butachlor)、ジエタチルエチ
ル(diethatyl−ethyl)、メトラクロ−
ル(metolachlor)、プレチラクロ−ル(p
retilachlor)、プロパクロ−ル(prop
achlor)、ベンスルフロンメチル(bensul
furon−methyl)、クロルスルフロン(ch
lorsulfuron)、クロリムロンエチル(ch
lorimuron−ethyl)、ハロスルフロンメ
チル(halosulfuron−methyl)、メ
ツルフロンメチル(metsulfuron−meth
yl)、ニコスルフロン(nicosulfuro
n)、プリミスルフロンメチル(primisulfu
ron−methyl)、ピラゾスルフロンエチル(p
yrazosulfuron−ethyl)、サルフォ
メツロンエチル(sulfometuron−ethy
l)、チフェンスルフロンメチル(thifensul
furon−methyl)、トリアスルフロン(tr
iasulfuron)、トリベニュロンメチル(tr
ibenuron−methyl)、オキサスルフロン
(oxasulfuron)、アジムスルフロン(az
imsulfuron)、クロランスラムメチル(cl
oransulam−methyl)、シクロスルファ
ムロン(cyclosulfamuron)、フルメツ
ラム(flumetsulam)、フルピリスルフロン
(flupyrsulfuron)、フラザスルフロン
(flazasulfuron)、イマゾスルフロン
(imazosulfuron)、メトスラム(met
osulam)、ジクロスラム(diclosula
m)、プロスルフロン(prosulfuron)、リ
ムスルフロン(rimsulfuron)、トリフルス
ルフロンメチル(triflusulfuron−me
thyl)、エトキシスルフロン(ethoxysul
furon)、スルフォスルフロン(sulfosul
furon) イマザメタベンズメチル(imazamethaben
z−methyl)、イマザピル(imazapy
r)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピ
ル(imazethapyr)、イマザメス(imaz
ameth)、イマザモックス(imazamox)、
ビスピリバックNa塩(bispyribac−sod
ium)、ピリミノバックメチル(pyriminob
ac−methyl)、ピリチオバックNa塩(pyr
ithiobac−sodium)、アロキシジムNa
塩(alloxydim−sodium)、クレソジム
(clethodim)、セトキシジム(sethox
ydim)、トラルコキシジム(tralkoxydi
m)、ジクロホップメチル(dichlofop−me
thyl)、フェノキサプロップ−エチル(fenox
aprop−ethyl)、フェノキサプロップ−p−
エチル(fenoxaprop−p−ethyl)、フ
ルアジホップブチル(fluazifop−buthy
l)、フルアジホップ−p−ブチル(fluazifo
p−p−butyl)、ハロキシホップメチル(hal
oxyfop−methyl)、キザロホップ−p−エ
チル(quizalofop−p−ethyl)、シハ
ロホップブチル(cyhalofop−butyl)、
クロディナホッププロパルギル(clodinafop
−propargyl)、ベンゾフェナップ(benz
ofenap)、クロマゾン(clomazone)、
ジフルフェニカン(diflufenican)、ノル
フルラゾン(norflurazone)、ピラゾレ−
ト(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(py
razoxyfen)、フルルタモン(flurtam
one) イソキサフルト−ル(isoxaflutole)、サ
ルコトリオン(sulcotrione)、グルフォシ
ネ−トアンモニウム塩(glufosinate−am
monium)、グリフォセ−ト(glyphosat
e)、ベンタゾン(bentazone)、ベンチオカ
−ブ(benthiocarb)、ブロモブチド(br
omobutide)、ブタミフォス(butamif
os)、ブチレ−ト(butylate)、ジメピペレ
−ト(dimepiperate)、ジメテンアミド
(dimethenamid)、DSMA、EPTC、
エスプロカルブ(esprocarb)、イソキサベン
(isoxaben)、メフェナセット(mefena
cet)、モリネ−ト(molinate)、MSM
A、ピペロフォス(piperophos)、ピリブチ
カルブ(pyributicarb)、プロパニル(p
ropanil)、ピリデ−ト(pyridate)、
トリアレ−ト(triallate)、カフェンストロ
−ル(cafenstrol)、フルポキサム(flu
poxam)、フルチアミド(fluthiamid
e)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopy
r)、トリアジフラム(triaziflam)、ペン
トキサゾン(pentoxazone)、エポプロダン
(epoprodan)、メトベンズロン(metob
enzuron)、オキサジクロメフォン(oxazi
clomefone) 上記化合物はファ−ムケミカルズハンドブック(マイス
タ−パブリッシングカンパニ−)〔Farm Chem
ical Handbook(Meister Publ
ishing Company)〕1995年度版のカ
タログ、アグケムニュ−コンパウンドレビュ−1995
版(アグケムインフォメ−ションサ−ビス)〔AG C
HEM NEW COMPOUND REVIEW, VO
L.13,1995 (AG CHEM INFORMA
TION SERVICE)〕、アグケムニュ−コンパ
ウンドレビュ−1997版(アグケムインフォメ−ショ
ンサ−ビス)〔AG CHEM NEW COMPOUN
D REVIEW, VOL.15,1997(AG CH
EM INFORMATION SERVICE)〕また
は、「除草剤研究総覧(博友社)」に記載されている。
【0070】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時
期、処理方法、土壌条件、対象作物、対象雑草によって
も異なるが、1ヘクタ−ル当たり通常0.01g〜20
000g、好ましくは1g〜12000gであり、乳
剤、水和剤、懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等
は、通常その所定量を1ヘクタ−ル当たり10リットル
〜1000リットルの(必要ならば展着剤等の補助剤を
添加した)水で希釈して処理し、粒剤、ある種の懸濁剤
は通常なんら希釈することなくそのまま処理する。ここ
で必要に応じて用いられる補助剤としては、前記の界面
活性剤の他、ポリオキシエチレン樹脂酸(エステル)、
リグニンスルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメ
タンジスルホン酸塩、クロップオイルコンセントレイト
(crop oil concentrate)、大豆
油、コ−ン油、綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げ
られる。
【0071】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等
により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例
に限定されるものではない。尚、各例において、本発明
化合物は前記表1〜表52に記載の化合物番号で表わ
す。
【0072】製造例1(本発明化合物15の製造) N−(3,4−ジクロロフェニル)−シクロプロパンカ
ルボン酸アミド0.23gをテトラヒドロフラン2ml
に溶解し、これに水素化ナトリウム60mg(60%オ
イルディスパ−ジョン)を加えた。該液を室温で10分
間攪拌した後、塩化ベンゾイル0.14gを加え、室温
で30分間攪拌した後、7%塩酸5mlと酢酸エチル3
mlを加え、分液操作に付した。有機層を水、重曹水、
水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下に溶媒を留去した。残渣にイソプロピルエーテル2m
lを加え、生じた結晶をろ過し、N−ベンゾイル−N−
(3,4−ジクロロフェニル)−シクロプロパンカルボ
ン酸アミド0.11g(本発明化合物15)を得た。1 H−NMR(CDCl3、TMS δ(ppm)):
0.92(m,2H)、1.17(m,2H)、1.8
0(m,1H)、7.08(dd,1H)、7.36−
7.51(m,5H)、7.69(dd,2H)
【0073】製造例2(本発明化合物563の製造) N−(3,4−ジクロロフェニル)−イソブチリルアミ
ド0.23gをテトラヒドロフラン2mlに溶解し、こ
れに水素化ナトリウム60mg(60%オイルディスパ
−ジョン)を加えた。該液を室温で10分間攪拌した
後、塩化シクロプロパンカルボニル0.10gを加え、
室温で30分間攪拌した後、7%塩酸5mlと酢酸エチ
ル3mlを加え、分液操作に付した。有機層を水、重曹
水、水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフ(展開溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)に付し、N−イソブチリル−N−(3,4−ジ
クロロフェニル)−シクロプロパンカルボン酸アミド
0.21g(本発明化合物563)を得た。1 H−NMR(CDCl3、TMS δ(ppm)):
0.88(m,2H)、1.13(m,2H)、1.1
9(d,6H)、1.70(m,1H)、3.30
(m,1H)、7.04(dd,1H)、7.31
(d,1H)、7.53(d,1H)
【0074】以下に、製造法1または製造法2に記載の
方法に準じて製造した本発明化合物の物性値(1H−N
MR値(CDCl3、TMS δ(ppm)))を示
す。 本発明化合物1:0.92(m,2H)、1.17
(m,2H)1.82(m,1H)、6.90(m,1
H)、7.05−7.21(m,2H)、7.35−
7.55(m,3H)、7.69(dd,2H)。 本発明化合物14:0.90(m,2H)、1.16
(m,2H)、1.80(m,1H)、7.10−7.
53(m,6H)、7.69(dd,2H)。 本発明化合物17:0.90(m,2H)、1.13
(m,2H)、1.80(m,1H)、2.35(s,
3H)、7.02(dd,1H)、7.25(m,2
H)、7.36−7.55(m,3H)、7.70(d
d,2H)。 本発明化合物21:0.92(m,2H)、1.17
(m,2H)、1.82(m,1H)、3.90(s,
3H)、6.92(d,1H)、7.10(dd,1
H)、7.31(d,1H)、7.36−7.51
(m,3H)、7.69(dd,2H)。 本発明化合物50:0.89(m,2H)、1.12
(m,2H)、1.72(m,1H)、7.22(d
d,1H)、7.30−7.45(m,4H)、7.4
8(d,1H)、7.53(d,1H)。 本発明化合物59:0.90(m,2H)、1.12
(m,2H)、1.74(m,1H)、7.20−7.
42(m,5H)、7.52(d,1H)、7.53
(d,1H)。 本発明化合物77:0.87(m,2H)、1.09
(m,2H)、1.83(m,1H)、3.84(s,
3H)、6.84(d,1H)、7.00(dt,1
H)、7.11(dd,1H)、7.35−7.49
(m,4H)。 本発明化合物86:0.84(m,2H)、1.04
(m,2H)、1.54(m,1H)、7.23(d
d,1H)、7.41−7.70(m,6H)。 本発明化合物95:0.82(m,2H)、0.99
(m,2H)、1.45(m,1H)、7.37(d
d,1H)、7.44(dd,1H)、7.53−7.
65(m,3H)、7.74(dt,1H)、8.22
(dd,1H)。
【0075】本発明化合物176:0.97(m,2
H)、1.16(m,2H)、1.71(m,1H)、
7.18(dd,1H)、7.45(d,1H)、7.
57(d,1H)、7.63(t,1H)、7.98
(d,1H)、8.36(d,1H)、8.47(s,
1H)。 本発明化合物185:0.96(m,2H)、1.16
(m,2H)、1.68(m,1H)、7.15(d
d,1H)、7.41(d,1H)、7.52−7.5
8(m,2H)、7.78(d,1H)、7.86
(d,1H)、7.93(s,1H)。 本発明化合物194:0.93(m,2H)、1.17
(m,2H)、1.78(m,1H)、7.05−7.
12(m,3H)、7.36(d,1H)、7.48
(d,1H)、7.72(dd,2H)。 本発明化合物212:0.92(m,2H)、1.17
(m,2H)、1.78(m,1H)、7.09(d
d,1H)、7.35−7.40(m,3H)、7.4
9(d,1H)、7.62(dd,2H)。 本発明化合物239:0.91(m,2H)、1.17
(m,2H)、1.81(m,1H)、2.38(s,
3H)、7.07(dd,1H)、7.20(d,2
H)、7.35(d,1H)、7.45(d,1H)、
7.60(d,2H)。 本発明化合物248:0.91(m,2H)、1.16
(m,2H)、1.81(m,1H)、3.85(s,
3H)、6.89(d,2H)、7.06(dd,1
H)、7.35(d,1H)、7.44(d,1H)、
7.71(d,2H)。 本発明化合物275: 0.90(m,2H)、1.1
6(m,2H)、1.35(d,6H)、1.81
(m,1H)、4.61(m,1H)、6.85(d,
2H)、7.06(dd,1H)、7.35(d,1
H)、7.44(d,1H)、7.70(d,2H)。 本発明化合物284:0.95(m,2H)、1.14
(m,2H)、1.73(m,1H)、7.12(d
d,1H)、7.40(d,1H)、7.52(d,1
H)、7.67(d,2H)、7.76(d,2H)。
【0076】本発明化合物302:0.96(m,2
H)、1.14(m,2H)、1.70(m,1H)、
7.15(dd,1H)、7.43(d,1H)、7.
56(d,1H)、7.77(d,2H)、8.27
(d,2H)。 本発明化合物329:0.92(m,2H)、1.18
(m,2H)、1.81(m,1H)、2.50(s,
3H)、7.06(dd,1H)、7.20(d,2
H)、7.35(d,1H)、7.46(d,1H)、
7.62(d,2H)。 本発明化合物338:0.95(m,2H)、1.16
(m,2H)、1.79(m,1H)、3.93(s,
3H)、7.10(dd,1H)、7.38(d,1
H)、7.50(d,1H)、7.70(d,2H)、
8.07(d,2H)。 本発明化合物347:0.94(m,2H)、1.16
(m,2H)、1.76(m,1H)、2.78(s,
3H)、4.28(s,2H)、7.11(dd,1
H)、7.38(d,1H)、7.46−7.53
(m,3H)、7.72(d,2H)。 本発明化合物356:0.94(m,2H)、1.14
(m,2H)、1.89(m,1H)、6.90(t,
2H)、7.18(dd,1H)、7.34(t,1
H)、7.45(d,1H)、7.51(d,1H)。 本発明化合物365:0.90(m,2H)、1.12
(m,2H)、1.60(m,1H)、7.21(d
d,1H)、7.30−7.45(m,3H)、7.4
8(d,1H)、7.56(d,1H)。 本発明化合物409:0.85(m,2H)、0.98
(m,2H)、1.38(m,1H)、7.25−7.
45(m,3H)、7.57(d,1H)、7.99
(d,1H)、8.50(d,1H)。 本発明化合物418:0.85(m,2H)、1.00
(m,2H)、1.35(m,1H)、7.36(t,
1H)、7.42(m,1H)、7,57(d,1
H)、7.62(m,1H)、7.98(d,1H)、
8.50(s,1H)。 本発明化合物419:0.85(m,2H)、0.98
(m,2H)、1.36(m,1H)、7.38(d
d,1H)、7.57(d,1H)、7.67(m,2
H)、8.00(d,1H)、8,50(s,1H)。 本発明化合物420:0.81(m,2H)、0.95
(m,2H)、1.40(m,1H)、2.45(s,
3H)、7.30(dd,1H)、7.43(d,1
H)、7.52(d,1H)、7.58(d,1H)、
7.99(d,1H)、8.50(s,1H)。 本発明化合物441:0.90(m,4H)、1.15
(m,4H)、2.07(m,2H)、7.10(d
d,1H)、7.37(d,1H)、7.53(d,1
H)。 本発明化合物480:0.79(m,2H)、0.90
(m,2H)、1.17(m,2H)、1.27(s,
3H)、1.37(m,2H)、1.67(m,1
H)、7.06(dd,1H)、7.32(d,1
H)、7.50(d,1H)。 本発明化合物489:0.79(m,2H)、0.90
(m,2H)、1.17(m,2H)、1.28(s,
3H)、1.37(m,2H)、1.67(m,1
H)、6.56(t,1H)、7.11(dd,1
H)、7.28−7.33(m,2H)。
【0077】本発明化合物541:0.85(m,2
H)、1.12(m,2H)、1.15(t,3H)、
1.75(m,1H)、2.78(q,2H)、7.0
6(dd,1H)、7.35(d,1H)、7.54
(d,1H)。 本発明化合物599:0.88(m,2H)、1.15
(m,2H)、1.27(s,9H)、1.53(m,
1H)、7.07(d,1H)、7.32(d,1
H)、7.51(d,1H)。 本発明化合物608:0.93(m,2H)、1.17
(m,2H)、1.70(m,1H)、1.99(s,
3H)、5.46(s,1H)、5.57(s,1
H)、7.05(dd,1H)、7.31(d,1
H)、7.51(d,1H)。 本発明化合物644:0.80(m,2H)、1.30
(s,3H)、1.40(m,2H)、6.95(d
d,1H)、7.25(d,1H)、7.36−7.5
3(m,4H)、7.67(dd,2H)。 本発明化合物653:0.80(m,2H)、1.30
(s,3H)、1.40(m,2H)、6.52(t,
1H)、7.01(dd,1H)、7.21(d,1
H)、7.25(d,1H)、7.37−7.53
(m,3H)、7.68(dd,2H)。 本発明化合物747:0.79(m,2H)、1.40
(m,2H)、3.84(s,3H)、6.87(d,
2H)、6.93(dd,1H)、7.22(d,1
H)、7.40(d,1H)、7.67(d,2H)。 本発明化合物783:0.82(m,2H)、1.28
(s,3H)、1.40(m,2H)、2.78(s,
3H)、4.27(s,2H)、6.97(dd,1
H)、7.25(d,1H)、7.43−7.49
(m,3H)、7.72(d,2H)。 本発明化合物1029:0.85(m,2H)、1.1
0(m,2H)、1.42(m,1H)、1.59
(m,4H)、3.71(s,3H)、7.16(d
d,1H)、7.42(d,1H)、7.56(d,1
H)。
【0078】次に製剤例を示す。部は重量部である。 製剤例1 本発明化合物1、14、15、50、176、185、
194、239、248、284、302、329、3
38、419、420、441、541、563、59
9、644、783の各々50部、リグニンスルホン酸
カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合
成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合して各々の水和剤
を得る。
【0079】製剤例2 本発明化合物1、14、15、21、50、176、1
85、194、239、248、275、284、30
2、329、338、419、420、441、48
0、541、563、599、644、653、78
3、1029の各々10部、ポリオキシエチレンスチリ
ルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム6部、キシレン35部およびシクロヘキサ
ノン35部をよく混合して各々の乳剤を得る。
【0080】製剤例3 本発明化合物1、14、15、50、176、185、
194、239、248、284、302、329、3
38、419、420、441、541、563、59
9、644、783の各々2部、合成含水酸化珪素2
部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト
30部およびカオリンクレ−64部をよく粉砕混合し、
水を加えよく練りあわせた後、造粒乾燥して各々の粒剤
を得る。
【0081】製剤例4 本発明化合物1、14、15、50、176、185、
194、239、248、284、302、329、3
38、419、420、441、541、563、59
9、644、783の各々25部、ポリビニルアルコ−
ル10%水溶液50部、水25部を混合し、平均粒径が
5マイクロメ−トル以下になるまで湿式粉砕して各々の
懸濁剤を得る。
【0082】製剤例5 ポリビニルアルコ−ル10%水溶液40部中に、本発明
化合物1、14、15、21、50、176、185、
194、239、248、275、284、302、3
29、338、419、420、441、480、54
1、563、599、644、653、783、102
9の各々5部を加え、ホモジナイザ−にて平均粒径が1
0マイクロメ−トル以下になるまで乳化分散し、ついで
55部の水を加え、各々の濃厚エマルジョンを得る。
【0083】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用である事を試験例で示す。尚、比較対照化合物
として、式 化7で示される化合物A(前述のドイツ出
願公開明細書第3431856号公報に記載の化合物)
を用いた。
【化7】
【0084】除草効力の評価は、調査時の供試植物の出
芽および生育の状態が無処理のそれと比較して全くない
しほとんど違いが無いものを「0」とし、供試植物が完
全枯死または生育が完全に抑制されているものを「5」
として、0から5の6段階に区分し、0、1、2、3、
4、5で示す。
【0085】試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、アメリカアサガオ、イチビを播種し、
温室内で7日間育成した。その後、製剤例2に準じて供
試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−ルあたり
150リットル相当の展着剤を含む水で希釈し、噴霧器
で植物体上方から茎葉部全面に均一に処理した。処理
後、7日間温室内で育成し、除草効力を調査した。その
結果を表53に示す。
【0086】
【表53】
【0087】試験例2 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、アメリカアサガオを播種し、温室内で
7日間育成した。その後、製剤例2に準じて供試化合物
を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−ルあたり150リ
ットル相当の展着剤を含む水で希釈し、噴霧器で植物体
上方から茎葉部全面に均一に処理した。処理後、7日間
温室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を表5
4に示す。
【0088】
【表54】
【0089】試験例3 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、イヌビエ、ブラックグラス、アメリカ
アサガオ、イチビを播種し、温室内で12日間育成し
た。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、
その所定量を1ヘクタ−ルあたり1000リットル相当
の展着剤を含む水で希釈し、噴霧器で植物体上方から茎
葉部全面に均一に処理した。処理後、16日間温室内で
育成し、除草効力を調査した。その結果を表55に示
す。
【0090】
【表55】
【0091】試験例4 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビ
を播種し、温室内で12日間育成した。その後、製剤例
2に準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘク
タ−ルあたり1000リットル相当の展着剤を含む水で
希釈し、噴霧器で植物体上方から茎葉部全面に均一に処
理した。処理後、16日間温室内で育成し、除草効力を
調査した。その結果を表56に示す。
【0092】
【表56】
【0093】
【発明の効果】本発明化合物を用いることにより、優れ
た除草効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 317/44 C07C 317/44 323/62 323/62

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 {式中、R1はシクロプロピル基、C1−C4アルキル基
    で置換されたシクロプロピル基または(C1−C4アル
    コキシ)カルボニル基で置換されたシクロプロピル基を
    表わし、R2は置換されていてもよいフェニル基、シク
    ロプロピル基、C1−C4アルキル基で置換されたシク
    ロプロピル基、C1−C4アルキル基またはC3−C4
    アルケニル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、Y
    はハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ア
    ルコキシ基またはC1−C4ハロアルコキシ基を表わ
    す。}で示されるN,N−ジアシル−3,4−ジ置換ア
    ニリン誘導体。
  2. 【請求項2】上記一般式 化1において、R2が置換さ
    れていてもよいフェニル基である請求項1記載のN,N
    −ジアシル−3,4−ジ置換アニリン誘導体。
  3. 【請求項3】上記一般式 化1において、R2がシクロ
    プロピル基である請求項1記載のN,N−ジアシル−
    3,4−ジ置換アニリン誘導体。
  4. 【請求項4】上記一般式 化1において、R2がC1−
    C4アルキル基で置換されたシクロプロピル基である請
    求項1記載のN,N−ジアシル−3,4−ジ置換アニリ
    ン誘導体。
  5. 【請求項5】上記一般式 化1において、R2がC1−
    C4アルキル基またはC3−C4アルケニル基である請
    求項1記載のN,N−ジアシル−3,4−ジ置換アニリ
    ン誘導体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のN,N−
    ジアシル−3,4−ジ置換アニリン誘導体を有効成分と
    して含有することを特徴とする除草剤。
JP552898A 1998-01-14 1998-01-14 N,n−ジアシル−3,4−ジ置換アニリン誘導体及びそれを有効成分とする除草剤 Pending JPH11199556A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007507444A (ja) * 2003-09-29 2007-03-29 イサグロ リチェルカ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 除草性活性を有する1,3−ジオンの誘導体

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