JPH11197794A - ロータリー鋳造装置 - Google Patents

ロータリー鋳造装置

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JPH11197794A
JPH11197794A JP272198A JP272198A JPH11197794A JP H11197794 A JPH11197794 A JP H11197794A JP 272198 A JP272198 A JP 272198A JP 272198 A JP272198 A JP 272198A JP H11197794 A JPH11197794 A JP H11197794A
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JP
Japan
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rotary table
rotary
driving
casting
casting apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP272198A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayasu Kimura
高安 木村
Takashi Yaoka
隆 矢岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication of JPH11197794A publication Critical patent/JPH11197794A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、亜鉛や銅などの金属板を鋳造する
ロータリー鋳造装置に関し、「しゃくり」のないスムー
ズな旋回を実現することを目的とする。 【解決手段】 円周方向に複数の鋳型2を配設し金属板
を鋳造するロータリー鋳造装置であって、該ロータリー
鋳造装置のロータリーテーブル1の外周にラックピン部
が設けられており、該ラックピン部と噛合する複数の駆
動ギア5a、5bと、該駆動ギア5a、5bを駆動するそれぞれ
の駆動モータ6a、6bから構成され、前記ロータリーテー
ブル1の旋回速度に対し、前記それぞれの駆動モータの
駆動速度がわずかに異なっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛や銅などの金
属塊を鋳造するロータリー鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛や銅などの金属塊は、ロータリーテ
ーブル上の円周方向に複数の鋳型を配設したロータリー
鋳造装置によって製造されている。本装置の平面図を図
3に示す。ロータリー鋳造装置は、例えば直径10m程度
の大きなロータリーテーブル1上に、その円周方向に複
数の鋳型2を配列した構造となっており、ロータリーテ
ーブル1はゆっくりと旋回している。そして、電気炉な
どで溶解された亜鉛や銅などの金属の溶湯は、鋳込みポ
ジション3から順次鋳型2に鋳込まれていく。鋳込まれ
た溶湯は、ロータリーテーブル1の旋回につれて自然冷
却し、金属塊となって抜き取りポジション4で抜き取ら
れ、ストックコンベアなどへと搬出されるのである。
【0003】ロータリーテーブル1を旋回させる駆動機
構を図4に基づき説明する。複数の鋳型2を有するロー
タリーテーブル1は、外周にラックピン部が設けられて
おり、そのラックピン部と噛合する駆動ギア5aを介して
駆動モータ6aで駆動され旋回する。ロータリーテーブル
1は、その下部に円周上にガイド11を有しており、その
ガイド11がフロア上の円周方向に多数設けられたローラ
12に支えられて旋回する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
リーテーブル1は慣性が大きく、スムーズに回転させる
ことは困難である。特に、ロータリーテーブル1の外周
ラックピン部と駆動ギア5aのバックラッシュのため、旋
回に「しゃくり」が生じ易く、ロータリーテーブル1に
わずかな振動が発生することがある。そして、この振動
によって鋳型2内の溶湯が波打つこととなり、冷却して
固化していく過程で、この波打ちの影響が残ってしまう
のである。そのため、図2に示すように、金属塊の表面
側に波打ち8がのこり、周囲の縁部が高くなる縁高9が
発生してしまう場合がある。
【0005】そのため、従来は、オペレータが金属塊を
検査し、このような波打ち、縁高が発生している金属塊
は、全数切削・研磨を行っていた。本発明は、このよう
な波打ち、縁高が発生しないロータリー鋳造装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ロータリーテーブルの旋
回に、「しゃくり」が生じないようにするためには、ロ
ータリーテーブルの外周ラックピン部と駆動ギアのバッ
クラッシュの影響を解消することが必要である。本発明
は、円周方向に複数の鋳型を配設し金属塊を鋳造するロ
ータリー鋳造装置であって、該ロータリー鋳造装置のロ
ータリーテーブルの外周にラックピン部が設けられてお
り、該ラックピン部と噛合する複数の駆動ギアと、該駆
動ギアを駆動するそれぞれの駆動モータから構成され、
前記ロータリーテーブルの旋回速度に対し、前記それぞ
れの駆動モータの駆動速度がわずかに異なっていること
を特徴とするロータリー鋳造装置を提供することで、バ
ックラッシュの影響を解消し、上記課題を解決したので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、複数台の駆動モータと
駆動ギアを用いてロータリーテーブルを旋回させること
を特徴とする。ここで、図1では、2台の駆動モータ6
a、6bと駆動ギア5a、5bの2セットを設置した例を示し
ている。以下、図1に示す2セット設置について説明
し、3セット以上の設置については説明を省略するが、
「しゃくり」解消の目的に応じて、適宜、駆動モータと
駆動ギアの設置数を増加することが可能である。
【0008】ここで、本発明においては、駆動ギア5a、
5bの歯数を同じとし、駆動モータをインバータで制御
し、その制御周波数をわずかに異ならせて駆動モータ6
a、6bの駆動速度をわずかに異なったものとしているの
である。ただし、ロータリーテーブル1の旋回速度その
ものは一定となるように調整されている。
【0009】このようにすることで、例えば、駆動ギア
5aのバックラッシュによって、駆動モータ6aの駆動力が
ロータリーテーブル1に伝わらない場合においても、駆
動ギア5bでは噛み合っており、駆動モータ6bの駆動力が
ロータリーテーブルに確実に伝わることとなる。そのた
め、従来のような、いわゆる「しゃくり」現象が発生す
ることがなくなり、ロータリーテーブル1の旋回をきわ
めてスムーズなものとすることができるのである。
【0010】2台の駆動モータのインバータの制御周波
数をわずかなものとしておけば、上記の「しゃくり」現
象の解消のためには、2セットの駆動ギアと駆動モータ
でも十分である。ただし、駆動ギアと駆動モータのセッ
トを増やすことによって、更に、ロータリーテーブル1
の旋回をスムーズなものとできることは言うまでもな
い。
【0011】
【実施例】亜鉛を鋳造する直径10m のロータリーテーブ
ル1の周方向に、鋳型2が16台配置されている。ロータ
リーテーブル1の旋回速度は約300cm/min である。この
ロータリテーブルの外周部には約300 個のラックピンが
形成されている。このロータリーテーブル1を駆動する
ための駆動ギア5a、5bの歯数は10枚である。
【0012】ここで、駆動モータの回転速度をそれぞれ
の駆動モータのインバータ制御によってわずかに変える
ことで、従来から問題となっていた「しゃくり」現象を
解消することができたのである。上記の条件において、
駆動モータ5aを60Hz、3.27rpm とし、もう一台の駆動モ
ータ5bを59.5〜59.8Hz、3.24〜3.26rpm としてロータリ
ーテーブル1の旋回を行わせた結果、「しゃくり」現象
の発生しないスムーズな旋回となり、良好な結果を得る
ことを確認できた。
【0013】従来、波打ち、縁高の不良は、全数の金属
塊に発生していたが、本発明の実施によって、その不良
を完全に解消することができた。
【0014】
【発明の効果】本発明の実施によって、ロータリーテー
ブルの「しゃくり」を解消することが可能となり、鋳造
された金属塊の手入れを不要とすることができた。その
ため、製品の歩留まり向上と、作業員の工数削減に大き
く寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリー鋳造装置の平面図である。
【図2】鋳造時の振動により波打った金属塊の断面図で
ある。
【図3】従来のロータリー鋳造装置の平面図である。
【図4】ロータリーテーブルの駆動状況を説明する部分
断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーテーブル 2 鋳型 3 鋳込みポジション 4 抜き取りポジション 5a、5b 駆動ギア 6a、6b 駆動モータ 7 金属塊 8 波打ち 9 縁高 11 ガイド 12 ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に複数の鋳型を配設し金属塊を
    鋳造するロータリー鋳造装置であって、外周にラックピ
    ン部が設けられたロータリーテーブルと、該ラックピン
    部と噛合する複数の駆動ギアと、該駆動ギアを駆動する
    それぞれの駆動モータから構成され、前記ロータリーテ
    ーブルの旋回速度に対し、前記それぞれの駆動モータの
    駆動速度がわずかに異なっていることを特徴とするロー
    タリー鋳造装置。
JP272198A 1998-01-09 1998-01-09 ロータリー鋳造装置 Pending JPH11197794A (ja)

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JP272198A JPH11197794A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 ロータリー鋳造装置

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