JPH1119765A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

熱交換器及びその製造方法

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JPH1119765A
JPH1119765A JP17498597A JP17498597A JPH1119765A JP H1119765 A JPH1119765 A JP H1119765A JP 17498597 A JP17498597 A JP 17498597A JP 17498597 A JP17498597 A JP 17498597A JP H1119765 A JPH1119765 A JP H1119765A
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heat transfer
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brazing material
heat
heat exchanger
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JP17498597A
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English (en)
Inventor
Taku Sekiya
卓 関谷
Yoichi Hisamori
洋一 久森
Shigeharu Nagai
重治 永井
Takayuki Yoshida
孝行 吉田
Yuji Suefuji
祐二 末藤
Atsushi Mochizuki
厚志 望月
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/122Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and being formed of wires

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合箇所にニッケル等をディスペンサー等に
よって供給するのは非効率であり、また熱的接触が十分
に保てず熱交換率を低下させてしまう。またヘッダの接
合は、ろう材の流れを正確に制御することが困難で、冷
媒を分配するための流路等に余剰なろう材が流れ込み、
流路を塞いで不良品が発生してしまう。 【解決手段】 2分割された上側のヘッダと下側のヘッ
ダに複数の伝熱管等を挟み込んで仮固定し、液状ろう材
供給手段により液状のろう材を伝熱部に供給し、ペース
ト状ろう材供給手段によりペースト状のろう材を上側の
ヘッダ及び下側のヘッダの周側面に供給し、加熱炉にて
加熱して乾燥、ろう付けを行い、上側のヘッダと下側の
ヘッダを接合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍システムや
空気調和機などに使用される熱交換器及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来の熱交換器としてのプレート
フィン付き空気調和機用熱交換器の構造を説明する。図
9は例えば特開平8−61884号公報に開示されたプ
レートフィン付き空気調和機用熱交換器の全体を示す構
成図であり、図において、1は内部に冷媒が流れる銅
管、2は銅管1に接合されたアルミ材等から成るプレー
ト型のフィン、3は銅管1と接続されて銅管1に冷媒を
流入させる流入管、4は銅管1と接続されて銅管1の冷
媒を流出させる流出管である。このプレートフィン付き
空気調和機用熱交換器の熱交換は、送風機(図示せず)
等から送られてくる空気によりプレート型のフィン2が
冷却され、この冷却されたプレート型のフィン2と接合
された銅管1が熱伝導により冷却され、銅管1の内部を
流れる冷媒が冷却されることにより行われる。
【0003】一般的に、熱交換器の熱交換率向上、省ス
ペース化を図るためには、冷媒が流れる管(銅管)をよ
り細くすることが考えられる。しかし、上記プレートフ
ィン付き空気調和機用熱交換器の場合、銅管1とプレー
ト型のフィン2を確実に接合して熱伝導を行わせるた
め、銅管1を拡管させて(銅管1の内部に玉を挿入して
内側から押し広げて)プレート型のフィン2に銅管1を
押し当てるという方法により、銅管1とプレート型のフ
ィン2の接合を行う。このような方法であると、銅管1
とプレート型のフィン2とを確実に接合させることがで
きるが、銅管1内部に挿入する玉を小さくするとして
も、銅管1の細管化には限界があった。そこで、アルミ
材等から成るプレート型のフィン2を糸状の銅線に置き
換えることにより、管とフィン(糸状の銅線)との熱的
な接触を確保するとともに、冷媒が流れる管を細くした
熱交換器が開発された。
【0004】次に、そのような極細管を用いた熱交換器
の構造及び製造方法を説明する。図10は極細管を用い
た熱交換器の全体を示す構成図であり、図において、5
は冷媒が流れる複数の伝熱管、6は伝熱管5に接合され
た銅材等から成る細線フィン、7は冷媒を熱交換器(伝
熱管)へ導く流入管、8は熱交換器(伝熱管)を通った
冷媒が流れる流出管である。9a,9bは流入管7から
複数の伝熱管5への冷媒の分配、及び複数の伝熱管5か
ら流出管8への冷媒の集合を行うためのヘッダであり、
このヘッダ9a,9bは、上側のヘッダ9bと下側のヘ
ッダ9aに2分割されるように構成されている。10は
ヘッダ9a,9b内部の冷媒分配または冷媒集合のため
の流路である。
【0005】図11はヘッダ9aの内部を示す構成図で
あり、図において、91aはヘッダ9bと接合するヘッ
ダ9aの接合面、92aはヘッダ9aの周側面である。
尚、図11はヘッダ9aについて示したが、ヘッダ9b
についても同様の構成である。図12はヘッダ9a,9
bを伝熱管5と垂直の方向に切った断面図であり、図に
おいて、11はヘッダ9a,9bを接合するろう材であ
る。尚、図11及び図12において、図10と同一符号
を付して示した部分は同一構成を示す部分であり、その
重複する説明を省略する。
【0006】この極細管を用いた熱交換器において、流
入管7からヘッダ9a,9bに流れ込んだ冷媒はヘッダ
9a,9b内部の冷媒分配のための流路10を通り、複
数の伝熱管5にそれぞれ分配される。そして、複数の伝
熱管5を通った冷媒はヘッダ9a,9bに流れ込み、ヘ
ッダ9a,9b内部の冷媒集合のための流路10を通
り、流出管8に集合して流出される。この極細管を用い
た熱交換器の熱交換は、送風機(図示せず)等から送ら
れてくる空気により細線フィン6が冷却され、この冷却
された細線フィン6と接合された伝熱管5が熱伝導によ
り冷却され、伝熱管5の内部を流れる冷媒が冷却される
ことにより行われる。
【0007】次にこの熱交換器の製造方法について説明
する。伝熱管5と細線フィン6を組み合わせて熱交換器
の伝熱面(図10に示すような伝熱管5と細線フィン6
とで構成される熱交換器の熱の伝達を行う面)を作る。
そして、ヘッダ9a,9bに伝熱管5、流入管7、及び
流出管8を取り付け、ヘッダ9aとヘッダ9bの接合面
91a,91b(接合面91bは図示せず)を当接させ
てヘッダ9a,9bを仮固定する。伝熱管5と細線フィ
ン6との接触部分にニッケルメッキをディスペンサー
(図示せず)等によって供給することにより、伝熱管5
と細線フィン6を接合する。また、ヘッダ9a,9bの
接合は、図11及び図12に示すように、周側面92
a,92b(周側面92a,92bの接合箇所)に沿っ
てろう材11を塗布する。そして、真空の雰囲気のろう
付炉の中に入れて加熱する。ヘッダ9a,9bの間隙に
よる毛細管力によりろう材11がヘッダ9a,9bの内
部に流れ込む。加熱処理を終了すると、この状態でろう
材11が凝固してヘッダ9a,9bが固定され、伝熱管
5及び流入管7(流出管8)がヘッダ9a,9bに固定
される。
【0008】このように、伝熱管5と細線フィン6を接
合するので、伝熱管5と細線フィン6との熱的な接触が
良好となり熱交換器の熱交換効率を上げることができ
る。また、この熱交換器の場合、管を拡管させて管とフ
ィンの接合を行うのではないので、伝熱管5に極細管を
用いることができ、熱交換器の熱交換効率の向上、省ス
ペース化を図ることができる。
【0009】尚、本願に関連する先行技術文献として、
特開平4−25990号公報、特開平3−114661
号公報などがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱交換器は以上
のように製造されているので、例えば次のような理由に
より、熱交換器の熱交換率が低減したり、不良率が増大
するという課題があった。
【0011】即ち、 (1)伝熱管5と細線フィン6との接合に関する理由 極細管を用いた熱交換器は、熱交換効率を上げるために
伝熱管5と細線フィン6をニッケルメッキにより金属的
に接合するものであったが、接合箇所にニッケルメッキ
をディスペンサー等によって供給するのは非効率であ
り、また、接合箇所に的確にニッケルメッキが供給でき
ない場合、接合不良を招くことになり、熱的接触が十分
に保てず熱交換率を低下させてしまう。特に、伝熱管5
と細線フィン6との接合箇所は多数であるため、接合箇
所にニッケルを的確に供給できない場合が生じやすい。
また、伝熱管5と細線フィン6の多数の接合箇所に的確
にニッケルを供給するとなると、熱交換器の製造コスト
がかかってしまう。
【0012】(2)ヘッダ9a,9bの接合に関する理
由 ヘッダ9a,9bの接合は、ろう材11の流れをろう付
炉の加熱温度と加熱時間で管理しているため、ろう材1
1の流れを正確に制御することができず、ヘッダ9a,
9b内部に配置されている冷媒を分配するための流路1
0等に余剰なろう材11が流れ込み、流路10を塞い
で、不良品が発生してしまう。また、ろう材11の供給
箇所であるヘッダ9a,9bの周側面92a,92b
は、水平面に対して垂直方向であるため、多量のろう材
11を塗布すると重力により落ちてしまう。また、周側
面92a,92bは平面であるため、フィレット(ろう
材11がヘッダ9a,9bになじんで細く平らになって
いる状態)ができにくく、図11に示すようにろう材1
1が玉のような状態(玉状または団子状)となり、ヘッ
ダ9a,9bの接合部分の間隙が不均一であると間隙が
大きな所でろう切れを起こしてしまう。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、効率よく均等にろう材を供給で
き、接合不良等の招くのを防ぐことができる熱交換器及
びその製造方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る熱交換器は、上側のヘッダと下側のヘッダの両方の接
合面またはこの下側のヘッダの接合面に、かつ冷媒の分
配または集合のための流路と上側及び下側のヘッダの周
側面との間に溝を設け、複数の伝熱管、流入管、及び流
出管を挟み込むようにろう材で接合して構成したもので
ある。
【0015】請求項2記載の発明に係る熱交換器は、下
側のヘッダを上側のヘッダより大きくしたものである。
【0016】請求項3記載の発明に係る熱交換器の製造
方法は、複数の伝熱管と線状の複数のフィンを編み合わ
せて熱交換を行う伝熱部を形成し、上側のヘッダと下側
のヘッダに複数の伝熱管、流入管、及び流出管を挟み込
んで仮固定し、粉状のろう材を液体を混合したものを、
複数の伝熱管、流入管、及び上記流出管を上側のヘッダ
と下側のヘッダで挟み込むようにして、ろう材を供給
し、加熱炉にて加熱して乾燥、ろう付けを行い、伝熱管
と線状の複数のフィンと上側のヘッダと下側のヘッダを
同時に接合するものである。
【0017】請求項4記載の発明に係る熱交換器の製造
方法は、複数の伝熱管と線状の複数のフィンを編み合わ
せて熱交換を行う伝熱部を形成し、上側のヘッダと下側
のヘッダの両方の接合面またはこの下側のヘッダの接合
面に、かつ冷媒の分配または集合のための流路と上側及
び下側のヘッダの周側面との間に設けられた溝にペース
ト状のろう材を流し込み、上側のヘッダと下側のヘッダ
に複数の伝熱管、流入管、及び流出管を挟み込んで仮固
定し、液状ろう材供給手段により液状のろう材を伝熱部
に供給し、加熱炉にて加熱して乾燥、ろう付けを行い、
上側のヘッダと下側のヘッダを接合するものである。
【0018】請求項5記載の発明に係る熱交換器の製造
方法は、熱交換器を仮固定した後、液体供給手段により
液体を伝熱部に供給し、空気吹出手段により伝熱部の余
分な水分を吹き飛ばし、粉末ろう材供給手段により粉末
状のろう材を供給して、伝熱部にろう材を供給するもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による熱
交換器の全体を示す構成図であり、図において、5は銅
またはステンレスで作られた、冷媒が流れる複数の伝熱
管、6は伝熱管5に接合された銅材等から成る細線フィ
ン(フィン)、7は冷媒を熱交換器(伝熱管)へ導く流
入管、8は熱交換器(伝熱管)を通った冷媒が流れる流
出管、12a,12bは流入管7から複数の伝熱管5へ
の冷媒の分配、及び複数の伝熱管5から流出管8への冷
媒の集合を行うためのヘッダであり、このヘッダ12
a,12bは、上側のヘッダ12bと下側のヘッダ12
aに2分割されるように構成されている。尚、このヘッ
ダ12a,12bは冷媒の分配または冷媒の集合を行う
ための流路10とともに、ろう材11の流れを止めるた
めの溝17が接合面121a,121bに設けられてい
る点で、図10及び図11に示したヘッダ9a,9bと
異なるものである。121aはヘッダ12bと接合する
ヘッダ12aの接合面、122a,122bはヘッダ1
2a,12bの周側面である。尚、ヘッダ12bの接合
面121bは図中省略している。17はヘッダ12aと
ヘッダ12bの両方の接合面121a,121bまたは
ヘッダ12aの接合面121aに、かつ冷媒の分配また
は集合のための流路とヘッダ12a,12bの周側面1
22a,122bとの間に設けられた溝である。尚、図
1に示した熱交換器は、図10に示した従来の熱交換器
と外観構成としては同一である。
【0020】次に図1に示した熱交換器の製造方法につ
いて説明する。図2はこの発明の実施の形態1による熱
交換器の製造方法を説明するための図であり、この図2
に基づいて、この実施の形態1における熱交換器の製造
方法の概略を説明する。先ず、細線フィン6をスパイラ
ル状(らせん状)に成形する(同図(a))。次に、伝
熱管5と細線フィン6を編み合わせて熱交換器の伝熱面
(熱の伝達を行う面:伝熱面)を作る(同図(b))。
そして、細線フィン6から伝熱管5の流入側及び流出側
が均等になるように位置合わせを行った後(同図
(c))、ヘッダ12a,12bに伝熱管5、流入管
7、及び流出管8を取り付け、ヘッダ12a,12bの
接合面121a,121bを当接させてヘッダ12a,
12bを仮固定する(同図(d))。尚、この実施の形
態では、ヘッダ12a,12bは、針金状のもの13で
ヘッダ12a,12bを縛って固定している。次に、搬
送機24で搬送された熱交換器の伝熱面に、ろう材散布
用ノズル(液状ろう材供給手段)15によりろう材(水
またはアルコールと粉末ろう材を混合したもの:液状の
ろう材)14を散布(あるいは噴出)するという手段に
よって、熱交換器の伝熱面にろう材14を供給する(同
図(e))。また、ディスペンサー16にてペースト状
のろう材11をヘッダ12a,12bに塗布する(同図
(f))。最後に、N2 雰囲気の加熱炉または真空加熱
炉(10-3Torr程度)にて熱交換器を850゜Cで
5〜20分間加熱して乾燥、ろう付けを行うことにより
熱交換器が得られる。
【0021】次に、上記図2に示した製造工程のうち、
伝熱管5の表面処理及び伝熱管5と細線フィン6との接
合の工程について詳細に説明する。図3は伝熱管5の表
面処理工程及び伝熱管5と細線フィン6との接合工程を
説明するための図である。先ず、図3(a)に示す伝熱
管5に、ろう材14のぬれ性を確保するため、予め無電
解ニッケルメッキ溶液中でメッキ処理を行い、伝熱管5
の外周表面にニッケル金属皮膜5aを形成する(同図
(b))。この時、メッキ時間を制御して、膜厚が3〜
10μm程度にする。尚、伝熱管5に銅材を使用する場
合は、ニッケルメッキする必要はない。次に、メッキを
施した極細の伝熱管5を一列に等間隔に並べ、上記図2
(a)に示したように、スパイラル状に編み込んだ銅ワ
イヤ等から成る細線フィン6のリング(環)に伝熱管5
を挿入して、熱交換器の伝熱面を作り、そして、伝熱管
5の位置が均等になるように位置決めされる(図
(c))。
【0022】次に、ろう材(粉末ろう材と水またはアル
コールを2対1(2:1)の割合で溶いたもの)14を
ろう材散布用ノズル15により熱交換器の伝熱面に常温
で散布(あるいは噴出)する。熱交換器の伝熱面にろう
材14を散布すると、伝熱管5と細線フィン6との接触
部に、その接触部の毛細管力によってろう材14が集ま
る。そして、熱交換器を乾燥した後、この熱交換器を真
空(10-3Torr程度)またはN2 の雰囲気のろう付
炉の中に入れ、850゜Cで5〜20分間加熱する。こ
のような状態で伝熱面を加熱すると、この状態でろう材
が溶融し、加熱終了後に凝固して伝熱管5に細線フィン
6及びヘッダ12a,12b(図3においては図示せ
ず)が同時に固定され、製品としての熱交換器が得られ
る。尚、上記伝熱管5と細線フィン6との接合工程で
は、銀ろう材を用いて接合を行ったが、りん銅ろう材、
ニッケルろう材等を用いてもよい。
【0023】次に、上記図2に示した製造工程のうち、
ヘッダ12a,12bの組立及び接合の工程について詳
細に説明する。図4はヘッダ12a,12bの組立工程
及び接合工程を説明するための図である。予め伝熱管5
の表面に電解ニッケルメッキ溶液中でメッキ処理を行
い、3〜10μm程度のニッケル金属皮膜17(図3参
照)を形成し、この伝熱管5を等間隔に並べ、流入管7
(あるいは流出管8)とともにヘッダ12a,12bに
設けられた伝熱管5及び流入管7と同じ形状の溝の中に
挟み込んで仮固定する(図4(a))。尚、図4におい
ては、ヘッダ12a,12b内部の状態が解るように、
上側のヘッダ12bを破線で示している。次に、ヘッダ
12a,12bの周側面122a,122b(の接合箇
所)に沿ってペースト状のろう材11を塗布する(同図
(b))。そして、ヘッダ12a,12bを真空(10
-3Torr程度)の雰囲気のろう付炉の中に入れ、85
0゜Cで5〜20分間加熱する。このような状態で加熱
すると、ヘッダ12a,12bの間隙による毛細管力に
よってろう材11がヘッダ12a,12b内部に流れ、
ヘッダ12a,12bの接合面121a,121bに設
けられた溝17にろう材11が流れ込む。ヘッダ12
a,12bの接合に必要な量を越えたろう材11が溝1
7に流れ込むと、一旦毛細管力が減少するため、この溝
17にろう材11が溜まり、その溝17から先(内部)
へはろう材11は流れない。加熱処理を終了すると、こ
の状態でろう材11が凝固して伝熱管5及び流入管7が
ヘッダ12a,12bに固定される。
【0024】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、伝熱管5と細線フィン6との接合に関しては、水ま
たはアルコールと粉末ろう材を混合した液状のろう材1
4をろう材散布用ノズル15で散布する方法により、熱
交換器の伝熱面にろう材14を供給するので、この伝熱
管5と細線フィン6との接触部の毛細管力が強く、この
接触部にろう材14が保持されるため、各接触部に均等
にろう材14が供給されて的確に伝熱管5と細線フィン
6とを接合することができる。また、伝熱管5と細線フ
ィン6とを銀ろう材等のろう材14で接合しているの
で、従来の熱交換器と同様、伝熱管5と細線フィン6と
の熱的接触を確実に確保することができる。また、隣り
合う細線フィン6の列間にろう材14の溶液の膜が生成
されたとしても、乾燥する工程で水分のみ蒸発し、接合
箇所へろう材14が集まるため、隣り合う細線フィン6
の列間を塞いで風路抵抗を増やしてしまうようなことが
なく、伝熱管5と細線フィン6の伝熱促進効果が得ら
れ、熱交換効率が向上する。
【0025】また、ヘッダ12a,12bの接合に関し
ては、ヘッダ12a,12bの接合面121a,121
bにろう材の流れを制御するための溝17を設けたの
で、ヘッダ12a,12bの周側面122a,122b
に沿って塗布されたペースト状のろう材11が毛細管力
によりヘッダ12a,12bの間隙に引き込まれ、ヘッ
ダ12a,12b内部に流れていくが、ろう材11が溝
17に流れ込むことにより毛細管力が減少するため、ヘ
ッダ12a,12bの接合に必要な量以上のろう材11
が塗布されたとしても、溝17にろう材11が溜まり、
溝17から先(内部)にはろう材11が流れなくなる。
従って、ろう材11が流れすぎることによってヘッダ1
2a,12b内の流路10にろう材11が流れ込んで流
路10を塞いでしまうことがなく、ろう材11の流れす
ぎによる不良をなくすことができる。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、下
側のヘッダ12aと上側の12bは同じ大きさであった
が、この実施の形態2では、下側のヘッダを上側のヘッ
ダより大きくしたものである。図5はそのようなこの発
明の実施の形態2による熱交換器の全体を示す構成図で
あり、図において、18a,18bは流入管7から複数
の伝熱管5への冷媒の分配、及び複数の伝熱管5から流
出管8への冷媒の集合を行うためのヘッダ(ヘッダ部)
であり、このヘッダ18a,18bは、上側のヘッダ1
8b(の接合面181b)が小さく、下側のヘッダ18
a(の接合面181a)が大きく構成されている。18
1aはヘッダ18aの接合面(尚、図中、ヘッダ18b
の接合面181bは省略している)、182a,182
bはヘッダ18a,18bの周側面である。183aは
ヘッダ18bから突き出したヘッダ18aの接合面18
1aの段差部である。尚、図5において、図1と同一ま
たは相当する部分には同一符号を付して、その重複する
説明を省略する。
【0027】次に図5に示した熱交換器の製造方法につ
いて説明する。図5に示した熱交換器の製造方法は、上
記図2に基づいて説明した製造方法のうち、ヘッダ12
a,12bの組立及び接合の工程以外は同一であるた
め、重複する説明を省略し、異なる製造工程のみ説明す
る。図6はヘッダ18a,18bの組立工程及び接合工
程を説明するための図である。ヘッダ18a,18bは
異なる大きさの部品であり、その大きさの違いから段差
部183aが生じている。この段差部183aにろう材
11を塗布する(図6(a))。塗布された直後のろう
材11は、段差部183aに載った状態で位置している
(同図(b))。これを真空(10-3Torr程度)に
引かれたろう付炉の中で850゜Cで5〜20分間加熱
すると、ろう材11はヘッダ18a,18b内部に流れ
込む(同図(c))。この時、下側のヘッダ18aが上
側のヘッダ18bより大きいためその周側面182a,
182bがそろっていない、即ち、平面でなく、下側の
ヘッダ18aの段差部183aと上側のヘッダ18bの
周側面182bが直角に交わっているので、その直交面
にはフィレット(ろう材11が細く平らになっている状
態)ができやすい。従って、ヘッダ18a,18bの周
側面182a,182bがそろっている場合(平面の場
合)に比べ、ろう切れを起こしにくい構造であり、その
結果、ろう切れによる気密不良を低減させることができ
る。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、下側のヘッダ18aを上側のヘッダ18bより大き
くし、ヘッダ18bから突き出した下側のヘッダ18a
の段差部183aと上側のヘッダ18bの周側面182
bとが直交するような構造としたので、フィレットがで
きることにより、ろう切れを起こしにくくして、ろう切
れによる気密不良を低減させることができる。
【0029】実施の形態3.上記実施の形態1では、ヘ
ッダ12a,12bの組立工程及び接合工程は、ヘッダ
12a,12bの周側面122a,122bにペースト
状のろう材11を塗布して、そのヘッダ12a,12b
を加熱することにより、ろう材11を流してヘッダ12
a,12bの毛細管力によりヘッダ12a,12bの内
部にろう材11を導くようにしていたが、この実施の形
態3では、図7に示すように、ヘッダ12a,12bの
接合面121a,121bの接合が必要な個所に溝17
を設け、その溝17にろう材11を流し込んでおくこと
により、部品段階でろう材11の供給を可能にしたもの
である。
【0030】このように、この実施の形態3によれば、
ヘッダ12a,12bの接合面121a、121bに溝
17を設け、その溝17の中にろう材11を流し込んで
おくので、ヘッダ12a,12bの接合箇所が複雑とな
り、ヘッダ12a,12bの組立後のろう材11の供給
が困難な場合でも、事前にろう材11を供給することに
より、確実に接合箇所にろう材11を供給することがで
きる。また、溝17の大きさにより供給するろう材11
の量を正確に調整することができ、余ったろう材11に
よる流路10にろう材11が詰まる等を防止することが
できる。
【0031】実施の形態4.この実施の形態4は、上記
図2に基づいて説明した熱交換器の製造方法のうち、熱
交換器の伝熱面にろう材14を散布する工程において相
違するものであり、それ以外の工程については説明を省
略する。尚、熱交換器の構成については、上記図1で示
したものと同様であるため、説明を省略する。
【0032】図8は熱交換器の伝熱面にろう材を散布す
る工程を説明するための図である。先ず、熱交換器の伝
熱面に水散布用ノズル(液体供給手段)19を用いて、
水(液体)20を散布(あるいは噴出)する(図8
(a))。散布された水20は、拡大部Aに示すよう
に、細線フィン6の間に水膜を作る。従って、このまま
ろう付けすると、ろう材の膜を作ってしまい、空気の通
りが悪くなり熱交換器の熱交換効率が悪くなるので、空
気吹出ノズル(空気吹出手段)21を用いて余分な水分
を吹き飛ばし、拡大部Bに示すように、伝熱管5と細線
フィン6との接触部にのみ表面張力で水分が残るように
する(同図(b))。残った水分が乾燥する前に粉末ろ
う材散布用ノズル(粉末ろう材供給手段)22を用いて
伝熱面に粉末ろう材(粉末状のろう材)23を散布(あ
るいは噴出)すると、拡大部Cに示すように、水分の残
った箇所にのみ、ろう材23が付着し、確実に伝熱管5
と細線フィン6の接触部にろう材23が供給される。
【0033】その後、上記実施の形態1と同様に、ヘッ
ダ12a,12bにディスペンサー16でペースト状の
ろう材11を供給し、この状態のまま乾燥した後、熱交
換器を真空(10-3Torr程度)またはN2 の雰囲気
のろう付炉の中に入れ850゜Cで5〜20分間加熱す
る。このような状態で加熱すると、伝熱管5と細線フィ
ン6との接触部のろう材23及びヘッダ12a,12b
のろう材11が溶融し、加熱処理の終了後に凝固して、
ヘッダ12a,12bに伝熱管5、流入管7、及び流出
管8が同時に固定され、製品としての熱交換器が得られ
る。
【0034】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、熱交換器の伝熱面に水散布用ノズル19を用いて水
20を散布し、空気吹出ノズル21を用いて余分な水分
を吹き飛ばし、残った水分が乾燥する前に粉末ろう材散
布ノズル22を用いて伝熱面に粉末ろう材23を散布す
るようにしたので、ろう材23の膜ができるのを防止す
ることができ、空気の通りが悪くなり熱交換器の熱交換
効率が悪くなるのを防止することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、上側のヘッダと下側のヘッダの両方の接合面また
はこの下側のヘッダの接合面に、かつ冷媒の分配または
集合のための流路と上側及び下側のヘッダの周側面との
間に溝を設け、複数の伝熱管、流入管、及び流出管を挟
み込むようにろう材で接合して構成したので、毛細管力
によりヘッダ部の間隙に引き込まれたろう材がヘッダ部
内部に流れていくが、ろう材が溝に流れ込むことにより
毛細管力が減少し、ヘッダ部の接合に必要な量以上のろ
う材が供給されたとしても、溝から内部にはろう材が流
れなくなり、ろう材が流れすぎることによってヘッダ部
内の流路にろう材が流れ込んで流路を塞いでしまうこと
がなく、ろう材の流れすぎによる不良をなくすことがで
きる効果がある。
【0036】請求項2記載の発明によれば、下側のヘッ
ダを上側のヘッダより大きくしたので、上側のヘッダよ
り突き出した下側のヘッダの部分が段差となり、下側の
ヘッダの段差の部分と上側のヘッダの周側面とが直交
し、この直交面にフィレットができることにより、ろう
切れを起こしにくくして、ろう切れによる気密不良を低
減させることができる効果がある。
【0037】請求項3記載の発明によれば、複数の伝熱
管と線状の複数のフィンを編み合わせて熱交換を行う伝
熱部を形成し、上側のヘッダと下側のヘッダに複数の伝
熱管、流入管、及び流出管を挟み込んで仮固定し、粉状
のろう材を液体に混合したものを、伝熱部に供給し、複
数の伝熱管、流入管、及び流出管を上側のヘッダと下側
のヘッダで挟み込むようにして、ろう材を供給し、加熱
炉にて加熱して乾燥、ろう付けを行い、伝熱管と線状の
複数のフィンと上側のヘッダと下側のヘッダを同時に接
合するようにしたので、この伝熱管と細線フィンとの接
触部の毛細管力により、この接触部に液状のろう材が保
持されるため、各接触部に均等にろう材が供給されて的
確に伝熱管と細線フィンとの接触部にろう材を供給する
ことができ、接合不良等を招くのを防ぐことができる効
果がある。また、隣り合う細線フィンの列間にろう材の
溶液の膜が生成されたとしても、乾燥する工程で水分の
み蒸発し、接合箇所へろう材が集まるため、隣り合う細
線フィンの列間を塞いで風路抵抗を増やしてしまうよう
なことがなく、伝熱管と細線フィンの伝熱促進効果が得
られ、熱交換効率が向上する効果がある。
【0038】請求項4記載の発明によれば、複数の伝熱
管と線状の複数のフィンを編み合わせて熱交換を行う伝
熱部を形成し、2分割された上側のヘッダと下側のヘッ
ダの両方の接合面またはこの下側のヘッダの接合面に、
かつ冷媒の分配または集合のための流路と上側及び下側
のヘッダの周側面との間に設けられた溝にペースト状の
ろう材を流し込み、上側のヘッダと下側のヘッダに複数
の伝熱管、流入管、及び流出管を挟み込んで仮固定し、
液状ろう材供給手段により液状のろう材を伝熱部に供給
し、加熱炉にて加熱して乾燥、ろう付けを行い、上側の
ヘッダと下側のヘッダを接合するようにしたので、ヘッ
ダ部の接合箇所が複雑となり、ヘッダ部の組立後のろう
材の供給が困難な場合でも、事前にろう材を供給するこ
とにより、確実に接合箇所にろう材を供給することがで
きる効果がある。また、溝の大きさにより供給するろう
材の量を正確に調整することができ、余ったろう材によ
る流路にろう材が詰まる等を防止することができる効果
がある。
【0039】請求項5記載の発明によれば、熱交換器を
仮固定した後、液体供給手段により液体を伝熱部に供給
し、空気吹出手段により伝熱部の余分な水分を吹き飛ば
し、粉末ろう材供給手段により粉末状のろう材を供給し
て、伝熱部にろう材を供給するようにしたので、ろう材
の膜ができるのを防止することができ、空気の通りが悪
くなり熱交換器の熱交換効率が悪くなるのを防止するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による熱交換器の全
体を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による熱交換器の製
造方法を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による熱交換器の製
造方法における、伝熱管の表面処理工程及び伝熱管と細
線フィンとの接合工程を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による熱交換器の製
造方法における、ヘッダの組立工程及び接合工程を説明
するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による熱交換器の全
体を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による熱交換器の製
造方法における、ヘッダの組立工程及び接合工程を説明
するための図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による熱交換器の製
造方法における、ヘッダの組立工程及び接合工程を説明
するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による熱交換器の製
造方法における、熱交換器の伝熱面にろう材を散布する
工程を説明するための図である。
【図9】 従来のプレートフィン付き空気調和機用熱交
換器の全体を示す構成図である。
【図10】 従来の極細管を用いた熱交換器の全体を示
す構成図である。
【図11】 ヘッダの内部を示す構成図である。
【図12】 ヘッダを伝熱管と垂直の方向に切った断面
図である。
【符号の説明】
5 伝熱管、6 細線フィン(フィン)、7 流入管、
8 流出管、10 流路、11 ろう材(ペースト状の
ろう材)、12a 下側のヘッダ、12b 上側のヘッ
ダ、14 ろう材(液状のろう材)、15 ろう材散布
用ノズル(液状ろう材供給手段)、16 ディスペンサ
ー、17 溝、19 水散布用ノズル(液体供給手
段)、20 水(液体)、21 空気吹出ノズル(空気
吹出手段)、22 粉末ろう材散布用ノズル(粉末ろう
材供給手段)、23 ろう材(粉末状のろう材)。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 孝行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 末藤 祐二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 望月 厚志 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が流れる複数の伝熱管と線状の複数
    のフィンを編み合わせて構成された、熱の伝達を行う伝
    熱部と、流入管から上記複数の伝熱管へ冷媒を分配する
    上側のヘッダと、上記複数の伝熱管から流出管へ冷媒を
    集合させる下側のヘッダ部とを備えた熱交換器におい
    て、上記上側のヘッダと上記下側のヘッダの両方の接合
    面または該下側のヘッダの接合面に、かつ冷媒の分配ま
    たは集合のための流路と上記上側及び下側のヘッダの周
    側面との間に溝を設け、上記複数の伝熱管、上記流入
    管、及び上記流出管を挟み込むようにろう材で接合して
    構成されたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 下側のヘッダを上側のヘッダより大きく
    したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 複数の伝熱管と線状の複数のフィンを編
    み合わせて熱交換を行う伝熱部を形成し、上側のヘッダ
    と下側のヘッダに上記複数の伝熱管、流入管、及び流出
    管を挟み込んで仮固定し、粉状のろう材を液体に混合し
    たものを上記伝熱部に供給し、上記複数の伝熱管、上記
    流入管、及び上記流出管を上記上側のヘッダと上記下側
    のヘッダで挟み込むようにして、ろう材を供給し、加熱
    炉にて加熱して乾燥、ろう付けを行い、上記伝熱管と上
    記線状の複数のフィンと上記上側のヘッダと上記下側の
    ヘッダを同時に接合する熱交換器の製造方法。
  4. 【請求項4】 複数の伝熱管と線状の複数のフィンを編
    み合わせて熱交換を行う伝熱部を形成し、上側のヘッダ
    と下側のヘッダの両方の接合面または該下側のヘッダの
    接合面に、かつ冷媒の分配または集合のための流路と上
    記上側及び下側のヘッダの周側面との間に設けられた溝
    にペースト状のろう材を流し込み、上記上側のヘッダと
    上記下側のヘッダに上記複数の伝熱管、流入管、及び流
    出管を挟み込んで仮固定し、液状ろう材供給手段により
    液状のろう材を上記伝熱部に供給し、加熱炉にて加熱し
    て乾燥、ろう付けを行い、上記上側のヘッダと上記下側
    のヘッダを接合する熱交換器の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱交換器を仮固定した後、液体供給手段
    により液体を伝熱部に供給し、空気吹出手段により上記
    伝熱部の余分な水分を吹き飛ばし、粉末ろう材供給手段
    により粉末状のろう材を供給して、上記伝熱部にろう材
    を供給することを特徴とする請求項3または請求項4記
    載の熱交換器の製造方法。
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