JPH11197648A - ボイラ水処理剤 - Google Patents
ボイラ水処理剤Info
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Abstract
ホン酸系の重合体を含有しても、臭気とアセトアルデヒ
ド濃度が低く、安全性が高い蒸気を供給することができ
るボイラ水処理剤を提供する。 【解決手段】(メタ)アクリル酸と2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体及び脱酸素
剤を含有することを特徴とするボイラ水処理剤。
Description
関する。さらに詳しくは、本発明は、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸系の重合体を含有し
ても、臭気とアセトアルデヒド濃度が低く、安全性が高
い蒸気を供給することができるボイラ水処理剤に関す
る。
やその周辺に付着すると、熱伝導が阻害されてボイラの
熱効率が低下するのみならず、スケールの付着部分が局
部的に過熱され、管材の機械的強度が低下し、ついには
膨出、破裂などの事故にいたる場合もある。このため
に、スケール障害の防止を目的として、種々のスケール
析出抑制剤やスケール成長抑制剤がボイラ水に添加され
る。リンを含有せず環境汚染を誘発しないスケール防止
剤として、カルボキシル基を有する低分子量の重合体が
広く用いられている。このような重合体としては、ポリ
アクリル酸が最も一般的であるが、さらに、スケール防
止効果を高めるために、種々の共重合体が開発されてき
た。例えば、特開昭50−86489号公報には、スケ
ール生成塩の沈殿阻害方法として、アクリル酸と2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重
合体を添加する方法が提案されている。アクリル酸と2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との
共重合体は、ポリアクリル酸よりも高いスケール防止効
果を発揮する。しかし、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸の共重合体を用いてボイラ水処理
を行うと、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸構造単位の熱分解により、アミン類や、発癌性
物質として疑いがもたれているアセトアルデヒドが生成
する。アミン類は、嗅覚閾値が低いので、低濃度でも臭
気の問題を引き起こす。このために、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸系の重合体を含有
し、蒸気中の臭気とアセトアルデヒドの問題を有しない
ボイラ水処理剤が求められている。
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸系の重合体を
含有しても、臭気とアセトアルデヒド濃度が低く、安全
性が高い蒸気を供給することができるボイラ水処理剤を
提供することを目的としてなされたものである。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、(メタ)アクリル
酸と2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸との共重合体と脱酸素剤を併用することにより、蒸気
中の臭気及びアセトアルデヒド濃度をポリアクリル酸を
用いる場合と同水準まで低減し得ることを見いだし、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)(メタ)アクリル酸と2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体及
び脱酸素剤を含有することを特徴とするボイラ水処理
剤、及び、(2)共重合体の分子量が、10,000〜2
0,000である第(1)項記載のボイラ水処理剤、を提
供するものである。さらに、本発明の好ましい態様とし
て、(3)共重合体の構成単位である(メタ)アクリル酸
/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
のモル比が、70/30〜90/10である第(1)項記
載のボイラ水処理剤、(4)脱酸素剤が、亜硫酸塩又は
コハク酸若しくはその塩である第(1)項記載のボイラ水
処理剤、(5)ボイラ中の缶水に対して、第(1)項記載
のボイラ水処理剤を、(メタ)アクリル酸と2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体の
濃度が10〜200mg/リットルとなるよう添加するこ
とを特徴とするボイラ水の処理方法、及び、(6)ボイ
ラへの給水に対して、第(1)項記載のボイラ水処理剤
を、脱酸素剤が給水中の溶存酸素に対して当量以上とな
るよう添加することを特徴とするボイラ水の処理方法、
を挙げることができる。
タ)アクリル酸と2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸との共重合体及び脱酸素剤を含有する。
ここに、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタク
リル酸をいう。本発明において、(メタ)アクリル酸と2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との
共重合体は、その構成単位である(メタ)アクリル酸/2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のモ
ル比が、70/30〜90/10であることが好まし
く、75/25〜85/15であることがより好まし
い。(メタ)アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸のモル比が70/30未満である
と、アミン類やアセトアルデヒドが生成するおそれがあ
る。(メタ)アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸のモル比が90/10を超える
と、ボイラ中におけるスケール防止効果が不十分となる
おそれがある。本発明において、(メタ)アクリル酸と2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との
共重合体の分子量は、10,000〜20,000である
ことが好ましく、13,000〜20,000であること
がより好ましい。共重合体の分子量が10,000未満
であると、アミン類やアセトアルデヒドが生成するおそ
れがある。共重合体の分子量が20,000を超える
と、ボイラ中におけるスケール防止効果が不十分となる
おそれがある。本発明のボイラ水処理剤は、ボイラ中の
缶水に対して、(メタ)アクリル酸と2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体の濃度が
10〜200mg/リットルとなるように添加することが
好ましい。共重合体の濃度が10mg/リットル未満であ
ると、ボイラ中におけるスケール防止効果が不十分とな
るおそれがある。共重合体の濃度が200mg/リットル
を超えると、アミン類やアセトアルデヒドが生成するお
それがある。
には特に制限はなく、例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、
コハク酸などの2個以上のカルボキシル基を有し、2個
のカルボキシル基の間に2個以上のメチレン基を有する
化合物又はその塩、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジンな
どを挙げることができる。これらの中で、亜硫酸塩とコ
ハク酸又はその塩は、蒸気に着臭するおそれがないの
で、特に好適に使用することができる。本発明のボイラ
水処理剤は、ボイラへの給水に対して、脱酸素剤が給水
中の溶存酸素に対して当量以上となるよう添加すること
が好ましい。例えば、亜硫酸ナトリウムと酸素の反応
は、 2Na2SO3 + O2 → 2Na2SO4 にしたがって進行するので、溶存酸素1mg/リットルに
対して亜硫酸ナトリウム8mg/リットル以上を添加する
ことが好ましい。また、コハク酸と酸素の反応は、 2HOOCCH2CH2COOH + 3O2→ 2HOOC
CH2COOH + 2CO2 + 2H2O にしたがって進行するので、溶存酸素1mg/リットルに
対してコハク酸2.5mg/リットル以上を添加すること
が好ましい。本発明のボイラ水処理剤の形態には特に制
限はなく、例えば、(メタ)アクリル酸と2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体及び
脱酸素剤の双方を溶解した1液型の薬剤とすることがで
き、(メタ)アクリル酸と2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸との共重合体の溶液及び脱酸素剤
の溶液からなる2液型の薬剤とすることもできる。ま
た、(メタ)アクリル酸と2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸との共重合体の粉末及び脱酸素剤
の粉末からなる2剤型の薬剤とすることもでき、あるい
は、共重合体と脱酸素剤のいずれか一方が溶液であり、
他方が粉末である2剤型の薬剤とすることもできる。
て他の薬剤と併用することができる。併用する薬剤には
特に制限はなく、例えば、他のスケール防止剤、防食剤
などを挙げることができる。他のスケール防止剤として
は、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリルアミド、
ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−ヒドロキ
シ−3−アリロキシプロパンスルホン酸などの重合体や
共重合体などを挙げることができる。また、防食剤とし
ては、例えば、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二ナト
リウムなどのリン酸塩や、ヘキサメタリン酸ナトリウム
などのポリリン酸塩などを挙げることができる。本発明
のボイラ水処理剤を適用するボイラには特に制限はない
が、水温が250℃を超えると、(メタ)アクリル酸と2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との
共重合体が熱分解するおそれがあるので、3.0MPa
以下で運転する低圧ボイラに適用することが好ましい。
本発明のボイラ水処理剤により、蒸気中の臭気とアセト
アルデヒドを抑制することができるのは、下記のごとき
機構によるものと推定される。すなわち、高温、高圧条
件下で水中に酸素が存在すると、酸素が重合体を攻撃し
て、重合体分子と反応することにより、重合体の一部が
分解して、アミン類とアセトアルデヒドが発生する。ア
ミン類の生成量は少ないが、アミン類は一般的に嗅覚閾
値が低いことから臭気の原因となりやすい。しかし、脱
酸素剤を添加することにより、このような酸素による重
合体への攻撃を抑えることができる。また、共重合体の
分子量が小さすぎると、アセトアルデヒドの濃度が高く
なるのは、共重合体の末端が攻撃を受けて分解しやすい
ためと考えられる。本発明のボイラ水処理剤を用いるこ
とにより、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸系の重合体を用いて優れたスケール防止効果を
得ると同時に、蒸気中の臭気及びアセトアルデヒド濃度
をポリアクリル酸を用いた場合と同程度にすることがで
きる。本発明のボイラ水処理剤は、特に蒸気ドレンの回
収を行う系における臭気の低減に有効である。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。実施例及び比較例においては、
図1に示す模擬ボイラ系試験装置を用いて試験を実施し
た。実ボイラでのドレインの回収量は通常0〜70%で
あるが、本装置はドレインを全量回収し、循環使用する
ので、共重合体の分解により生じた臭気成分及びアセト
アルデヒドは排出されず、系内に蓄積され濃縮される。
容量20リットルの貯留槽1より、ボイラ水を5.55
リットル/hrの流速で模擬ボイラ2に送り、模擬ボイラ
を圧力2.0MPa、ブロー量0.55リットル/hrで運
転する。発生した蒸気は、熱交換器3においてドレイン
となり、流量計4を経由して5.00リットル/hrの流
速で貯留槽に返送される。ドレイン配管にはサンプリン
グバルブ5を設けて、ドレインのサンプリングを行う。
貯留槽には、ボイラ水処理剤を溶解した補給水を0.5
5リットル/hr補給する。また、実施例及び比較例にお
いて、臭気濃度とアセトアルデヒド濃度は下記の方法に
より測定した。 (1)臭気濃度 容量5リットルのテドラーパックを乾燥空気で充満させ
たのち、ドレイン0.5mlをシリンジにより注入する。
シリンジの孔をテープで塞ぎ、室温で3日間放置する。
ドレインが完全に揮発したことを確認したのち、臭気官
能実験を行う。 (2)アセトアルデヒド濃度 ヘッドスペース−GC−MS法(CD3CDOを使用)
により求める。 実施例1 溶存酸素濃度が6mg/リットルの軟化水に、アクリル酸
/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
共重合体(モル比80/20、分子量13,000)1
00mg/リットル、亜硫酸ナトリウム60mg/リットル
及び水酸化ナトリウム10mg/リットルを添加して調製
した試験水を用いて試験を実施した。40時間連続運転
後のドレインをサンプリングし、臭気濃度及びアセトア
ルデヒド濃度を測定した。臭気濃度は32であり、アセ
トアルデヒドは検出されなかった。 実施例2 アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸共重合体(モル比80/20、分子量13,
000)の代わりに、アクリル酸/2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体(モル比70
/30、分子量13,000)を用いた以外は、実施例
1と同様にして試験を実施した。臭気濃度は250であ
り、アセトアルデヒドは検出されなかった。 実施例3 アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸共重合体(モル比80/20、分子量13,
000)の代わりに、アクリル酸/2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体(モル比60
/40、分子量13,000)を用いた以外は、実施例
1と同様にして試験を実施した。臭気濃度は800であ
って、ドレインにわずかに臭気が感じられたが、問題と
される水準ではなかった。アセトアルデヒドは検出され
なかった。 比較例1 亜硫酸ナトリウムを添加しない試験水を用いて、試験を
実施した。すなわち、溶存酸素濃度が6mg/リットルの
軟化水に、アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸共重合体(モル比80/20、分
子量13,000)100mg/リットル及び水酸化ナト
リウム10mg/リットルを添加して調製した試験水を用
いて、実施例1と同様にして試験を実施した。40時間
連続運転後のドレインをサンプリングし、臭気濃度及び
アセトアルデヒド濃度を測定した。臭気濃度は5,50
0であり、アセトアルデヒド濃度は6.0mg/リットル
であった。実施例1〜3及び比較例1の結果を第1表に
示す。
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合
体及び亜硫酸ナトリウムを添加した実施例1〜3におい
ては、ドレインの臭気濃度が低く、アセトアルデヒドが
検出されていないことから、安全性の高い蒸気が供給さ
れていることが分かる。また、共重合体の2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸単位20〜40
モル%の範囲では、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸単位が少ない方が臭気濃度が低くなっ
ている。一方、アクリル酸と2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸との共重合体のみを添加し、
亜硫酸ナトリウムを添加していない比較例1において
は、臭気濃度もアセトアルデヒド濃度も高く、蒸気中に
不純物が含まれている。 実施例4 アクリル酸と2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸との共重合体の分子量と、ドレイン中のアセ
トアルデヒド濃度との関係を調べた。溶存酸素濃度が
7.5〜8.5mg/リットルの純水に、アクリル酸/2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合
体(モル比80/20)1,000mg/リットル、亜硫
酸ナトリウム200mg/リットル、硫酸ナトリウム74
mg/リットル及び塩化ナトリウム82mg/リットルを溶
解させたもの1リットルを、水酸化ナトリウムによりpH
11.8に調整した後、1.5リットルオートクレーブに
移し、ふたをして昇温させ213℃(圧力2.0MPa)で
24時間保った。その後、50mlのドレインを採取し、
アセトアルデヒドの測定を行った。共重合体の分子量が
3,000のときアセトアルデヒド濃度は35mg/リッ
トルであり、共重合体の分子量が8,200のときアセ
トアルデヒド濃度は2.8mg/リットルであり、共重合
体の分子量が9,700のときアセトアルデヒド濃度は
0.5mg/リットルであった。また、共重合体の分子量
が12,000、13,000及び14,000のとき
は、いずれもアセトアルデヒド濃度は0.1mg/リット
ル以下であった。実施例4の結果を第2表に示す。
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合
体は、分子量が大きいほどアセトアルデヒド濃度を低下
させる効果が大きく、分子量が10,000を超える
と、アセトアルデヒドがほとんど検出されない水準まで
低下することが分かる。
含有するので、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸系の重合体を含有しても、臭気濃度とアセ
トアルデヒド濃度が低く、安全性が高い蒸気を供給する
ことが可能となる。
の系統図である。
Claims (2)
- 【請求項1】(メタ)アクリル酸と2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体及び脱酸素
剤を含有することを特徴とするボイラ水処理剤。 - 【請求項2】共重合体の分子量が、10,000〜20,
000である請求項1記載のボイラ水処理剤。
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