JPH11197294A - 回胴式遊技装置 - Google Patents

回胴式遊技装置

Info

Publication number
JPH11197294A
JPH11197294A JP10002218A JP221898A JPH11197294A JP H11197294 A JPH11197294 A JP H11197294A JP 10002218 A JP10002218 A JP 10002218A JP 221898 A JP221898 A JP 221898A JP H11197294 A JPH11197294 A JP H11197294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
rotation angle
rotating
rotation
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10002218A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Kinoshita
秀治 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Enterprises Ltd filed Critical Sega Enterprises Ltd
Priority to JP10002218A priority Critical patent/JPH11197294A/ja
Publication of JPH11197294A publication Critical patent/JPH11197294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回胴の定常回転速度および停止最長時間を変
えずに停止可能な図柄のコマ数を変え、慣れない遊技者
でも当選し易くした回胴式遊技装置を供する。 【解決手段】 外周面に複数種の図柄が所定数配列され
駆動手段により回転して順次繰り返し図柄を表示窓に表
示する回胴が複数並んで配置され、停止した各回胴の表
示窓の入賞ライン上に並んだ図柄の組み合わせによって
入賞が決まる回胴式遊技装置において、遊技者の操作で
前記全ての回胴の回転を開始させる開始指示手段と、遊
技者の操作で前記各回胴ごとに回転を停止させる停止指
示手段と、前記停止指示手段による停止指示時点の回胴
の状態に基づき回胴の停止回転角度を決定する停止回転
角度決定手段と、前記駆動手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、前記停止回転角度決定手段が決
定した回胴の停止回転角度に対応して回胴の回転速度を
定常回転速度から変化させて所定時間内に回胴を停止さ
せるように駆動手段を制御する回胴式遊技装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周面に複数種の
図柄が所定数配列された回胴が複数並んで回転し、特定
の図柄が並んで停止すると入賞となる所謂スロットマシ
ン,パチスロ等の回胴式遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンについては、その図柄の
組合せ制御の例(例えば特公平2−16154号,特公
平3−72313号等)が種々提案されているが、一般
的に左右水平方向に指向した回転中心軸を中心に回転す
る3個の回胴が左右に並んで配置され、各回胴は外周面
に数種類の図柄が21個配列されて互いに独立に回転する
ようになっている。
【0003】そしてメダルを投入し、スタートレバーを
引くと3個の回胴が回転し、各回胴に対応してそれぞれ
設けられたストップボタンを押すごとに、対応する回胴
が適当に停止する。
【0004】3個の回胴が停止した時点で、表示窓に表
示された各回胴の図柄の入賞ライン上の組合せが、予め
決められた入賞の組合せと一致すると入賞の役に応じた
数のメダルの払出しがある。ここにストップボタンを押
してから実際に回胴が停止するまでの回胴停止時間は、
一定ではなくコンピュータによって制御される。
【0005】したがって遊技者は、特定の図柄を狙って
ストップボタンを押したとしても当該図柄を入賞ライン
上に出現できるとは限らず、熟練者においてペイアウト
率が極端に高くなるようなことは回避され、遊技者の熟
練の度合いにかかわらず略一定のペイアウト率が確保さ
れるように制御されている。
【0006】すなわち予め決められた種々の入賞の図柄
の組合せを、その入賞の組合せごとにある確率で選択さ
れるようにコンピュータにより抽選作業が行われ、抽選
による当選(内部当選)していれば、その当選図柄の組
合せが出現するように制御している。
【0007】したがって内部当選していない他の入賞の
図柄組合せが入賞ライン上に出現しないようにする蹴飛
ばし処理と、入賞ライン上に内部当選した図柄組合せを
引き込む引込み処理が行われている。
【0008】回胴停止時間は短い程、遊技者がストップ
ボタン操作により回胴の停止を行っているという実感を
持つことができ、無用に長いとこの実感が失われボタン
操作が無意味に感ぜられるので、回胴停止時間には最長
時間が決められている。
【0009】また回胴の定常回転速度も、高速であると
遊技者が図柄を全く認識できず、低速であると停止操作
が簡単になり過ぎるため、図柄をある程度認識でき、か
つ停止操作が簡単にならない適当な回転速度が概ね決ま
っている。
【0010】従来の例では、回胴の定常回転速度は80rp
m であり、回胴停止時間の最長時間は0.2 sec である。
そして回胴の外周面に配列される図柄の数は21個であ
り、この21個の中に同じ図柄は3個程度適当に配置され
ている。
【0011】この場合の回胴の回転速度の変化と図柄の
関係を図9に示す。ストップボタンを押した時点を時間
tの原点0sec としており、0.2 sec 以内に回胴を停止
させる。時間軸(横軸)の下方には入賞ライン上に表れ
る図柄を順番に番号で表示している。
【0012】図9に実線で示す例は、最長時間0.2 sec
近傍で回胴を停止した場合であり、ストップボタンが押
されて5コマ目の図柄で停止している。すなわちストッ
プボタンが押されて回胴が停止するまで回胴は最大で約
0.27回転し、この間に入賞ライン上に停止できる図柄は
5コマ以内ということになり、図9の実線の例ではこの
5コマ目の図柄で停止したものである。
【0013】なお図9の2点鎖線で示す例は、3コマ目
の図柄で停止させる場合の回転速度変化を示している。
したがってストップボタンが押された時点で表示できる
図柄が5コマ以内の図柄に限定され、引込み処理によっ
て常に内部当選した図柄組合せを出現させることができ
るとは限らない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】抽選により内部当選し
ている場合に、熟練した遊技者は回転する図柄を読みス
トップボタンを押してから出現する5コマ以内の図柄の
うちに当選する可能性のある図柄が含まれるようにスト
ップボタンを押し、当選の確率を高めることがきるが、
初心者等慣れていない遊技者にはかかる操作は難しく、
何回も繰り返し当選を逃すことがあり、時間を無駄に費
やすことになる。
【0015】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、回胴の定常回転速度および停
止最長時間を変えずに停止可能な図柄のコマ数を変え、
慣れない遊技者でも当選し易くした回胴式遊技装置を供
する点にある。
【0016】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、外周面に複数種の図柄が
所定数配列され駆動手段により回転して順次繰り返し図
柄を表示窓に表示する回胴が複数並んで配置され、停止
した各回胴の表示窓の入賞ライン上に並んだ図柄の組み
合わせによって入賞が決まる回胴式遊技装置において、
遊技者の操作で前記全ての回胴の回転を開始させる開始
指示手段と、遊技者の操作で前記各回胴ごとに回転を停
止させる停止指示手段と、前記停止指示手段による停止
指示時点の回胴の状態に基づき回胴の停止回転角度を決
定する停止回転角度決定手段と、前記駆動手段を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記停止回転角
度決定手段が決定した回胴の停止回転角度に対応して回
胴の回転速度を定常回転速度から変化させて所定時間内
に回胴を停止させるように駆動手段を制御する回胴式遊
技装置である。
【0017】遊技者が停止指示手段を操作すると、定常
回転速度で回転する回胴が回転速度を変化させて停止回
転角度決定手段が決定した回胴の停止回転角度に所定時
間内に停止させるので、停止指示手段の操作時点から回
胴を停止して入賞ライン上に出現できる図柄の数を多く
することができ、当選の確率を高くすることができ、慣
れない遊技者でも当選を徒に逃すことがない。
【0018】なお停止指示手段を操作するまでは、従来
どうり定常回転速度で回胴は回転するので、回転する図
柄をある程度認識でき、また回胴停止時間は従来どうり
所定時間内に決められているので、遊技者が操作によっ
て回胴を停止させたとする実感は保たれる。
【0019】ここに回胴の回転角度とは回胴のある状態
(例えば入賞ライン上に1つの特定の図柄が位置した状
態)を基準として測った回胴の回転角度のことであり、
停止回転角度とは回胴が停止した時の基準状態から測っ
た回転角度である。すなわち例えば回胴の円周上に1つ
の特定の図柄の中央を0度として360度まで中心角を
表す目盛を付し、入賞ラインに0度の目盛が一致した回
胴の状態を基準として回胴が回転して入賞ラインに一致
した目盛の示す角度がその時点における回胴の回転角度
であると考えることができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の回
胴式遊技装置において、予め決められた入賞の図柄組合
せの抽選を行う抽選手段を備え、前記停止回転角度決定
手段は、前記抽選手段により内部当選した図柄を優先的
に表示窓の入賞ライン上に停止するように回胴の停止回
転角度を決定することを特徴とする。
【0021】内部当選しているときは、停止操作したと
きの状態によって可能ならば、その内部当選した図柄を
入賞ライン上に停止するよう制御することで、当選の確
率を確実に高めることができる。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の回胴式遊技装置において、前記停止回転角
度決定手段が決定した停止回転角度が前記停止指示手段
の停止指示があった時点での回胴の回転角度と大きく異
なる場合には、前記制御手段が、回胴を定常回転速度か
ら一時的に高速回転に変化させて所定時間内に回胴を停
止させることを特徴とする。
【0023】回胴を定常回転速度から一時的に高速回転
に変化させることで、所定時間内に回胴を停止させて入
賞ライン上に出現させることができる図柄の数を増やす
ことができ、当選の確率を高くすることができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3までのいずれかの項記載の回胴式遊技装置におい
て、前記停止回転角度決定手段が決定した停止回転角度
ごとに回胴を停止させるまでの回転速度特性を予め記憶
する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記記憶手段が
記憶する回転速度特性に従って駆動手段を制御すること
を特徴とする。
【0025】記憶手段が記憶する回転速度特性が、回胴
の停止操作から所定時間内に高速回転に変化させる特性
を備えることで、出現させることができる図柄の数を増
やすことができ、当選の確率を高くすることができる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれかの項記載の回胴式遊技装置におい
て、前記駆動手段はステッピングモータであることを特
徴とする。回胴を回転させるのにステッピングモータを
使用することで、回転速度制御を正確に行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図8に図示し説明する。本実施の形態
に係る回胴式遊技装置1は、所謂パチスロと称されるも
のであり、図1にその外観を示す。
【0028】筐体2の前面において、上部に入賞の図柄
組合せおよびその払出しメダル数等を表示した表示パネ
ル3が張設され、その下の中央の透明板に覆われた内側
に縦長矩形の表示窓5が3つ左右に配列されており、各
表示窓5にそれぞれ外周の前面部分を表示させて3個の
回胴6が回転自在に設けられている。
【0029】回胴6は、偏平円筒状をなし外周面に複数
種の図柄7が一周に亘って配列されたものであり、かか
る回胴6が3個左右水平方向に指向した回転中心軸を中
心に回転自在に支持され、それぞれステップモータ18に
より同一方向に回転され、各表示窓5には対応する回胴
6の前面に位置した3個の図柄7が表示される。
【0030】3個の回胴6が停止した状態で、各回胴6
につき3個の図柄7が表示されて全体で9個の図柄7
が、3行3列に配置されることになり、上中下の水平一
直線の3行および中央の図柄を通る斜め一直線の2行の
合計5行のラインが入賞ライン8であり(図2参照)、
各入賞ラインの両端部に入賞有効ランプ9が配設されて
いる。
【0031】かかる回胴表示部の右側には、プレイ状態
を示す各種表示器10が設けられている。回胴表示部およ
び表示器10の下端は若干前方に張り出していて、その上
面右端にはメダル投入口11が、左端にはスタートレバー
12が配設され、張出部の前面には前記3個の回胴6の下
方にそれぞれ対応してストップボタン13が配設されてい
る。
【0032】筐体2の下部には、払出し口14があり、受
け皿15が前方に突設されていて、筐体2内部に設けられ
たホッパー16により排出されたメダルが払出し口14から
受け皿15に払い出される。筐体2の側板に沿ってスピー
カ17が内蔵されており、種々の効果音を発音するように
なっている。
【0033】図2に示す回胴表示部において、3行3列
に配置される図柄のうち入賞ライン8上に並ぶ3個の図
柄の組合せが当落を決めることになり、中位の水平入賞
ライン8にIのマークが付され、その上下の水平入賞ラ
イン8にIIのマークが付され、斜めの入賞ライン8に I
IIのマークが付されている。
【0034】上記5本の入賞ライン8のうちメダルの投
入枚数が1枚の場合は、Iマークの中位の水平入賞ライ
ン8が1本だけ有効となり、同Iマーク入賞ライン上に
入賞の図柄組合わせが並んだ場合にのみ当たりとなる。
【0035】メダルの投入枚数が2枚の場合は、Iマー
クとIIマークの上中下3本の水平入賞ライン8が有効と
なり、この3本の入賞ライン8のいずれかに入賞の図柄
組合わせが並んだ場合に当たりとなる。
【0036】メダルの投入枚数が3枚の場合は、 IIIマ
ークの斜めの入賞ライン8を含め5本全ての入賞ライン
8が有効となる。なお有効となった入賞ライン8の両端
の入賞有効ランプ9は点灯して、遊技者に有効な入賞ラ
インを知らせるようにしている。
【0037】本回胴式遊技装置1における制御系の概略
ブロック図を図3に示す。マイクロコンピュータ20によ
り制御され、CPU21が制御してゲームを進行させる。
【0038】CPU21は、ROM22に書き込まれたプロ
グラムに従いRAM23を利用して信号処理・駆動制御・
抽選作業などを行う。ROM22には、予め決められた入
賞の図柄組合せ、各入賞の当選確率、払出し枚数等のテ
ーブルが書き込まれている。
【0039】CPU21には、入力ポート24を介して種々
の信号が入力される。すなわち前記メダル投入口11から
投入されたメダルを検出するメダル投入センサ30、前記
スタートレバー12の操作で作動するスタートスイッチ3
1、前記3個のストップボタン13の各操作でそれぞれ作
動するストップスイッチ32、前記3個の回胴6のそれぞ
れについて回転の所定位置を検知してリセット信号を出
力する回胴位置検出センサ33、払い出されるメダルを検
知するメダル払出センサ34等からの信号が入力ポート24
を介してメインCPU20に入力される。
【0040】一方CPU20からは、出力ポート25を介し
てモータ駆動回路35に指示信号が出力され、同モータ駆
動回路35は3個のステッピングモータ18を駆動して前記
3個の回胴6をそれぞれ回転制御する。
【0041】回胴6の各図柄は、前記リセット信号を受
けてから何パルスだけステッピングモータ18を駆動すれ
ば表示されるかが決められており、リセット信号を基準
にパルス数をカウントして回胴6の回転制御がなされ
る。
【0042】またCPU20は、出力ポート26を介してメ
ダル払出し信号をホッパー駆動回路36に出力し、同ホッ
パー駆動回路36によりホッパー16が駆動されてメダルの
払出しが行われる。さらにCPU20は、スピーカ17を駆
動するサウンド駆動回路37および種々の表示器10等を点
灯する表示駆動回路38に出力ポート27を介して指示信号
を出力する。
【0043】以上のような制御系により本回胴式遊技装
置1は制御され、ゲームが進行する。なお図柄には、
7,BAR ,グレープ,プラム,チェリー等があり、入賞
の図柄組合せには、”7−7−7”,”BAR −BAR −BA
R ”,”グレープ−グレープ−グレープ”,”プラム−
プラム−プラム”等がある。
【0044】以下CPU20による回胴駆動制御の制御手
順を図4および図5に示し説明する。図4の回胴駆動ル
ーチンにおいて、メダルを投入して(ステップ1)スタ
ートレバー12を引くと(ステップ2)、ゲームが開始
し、3つの回胴6が一斉に回転を開始し(ステップ
3)、各回胴6は定常回転速度80rpm で回転する。
【0045】次に抽選が行われて(ステップ4)、図柄
組合せが所定の確率で選定され、その図柄組合せから当
選か外れかが決定され、当選していれば内部当選状態と
なる。そして遊技者は、回転している3つの回胴6を停
止させるべく順次ストップボタン13を押す(ステップ
5)。
【0046】左中右の3つの回胴6を停止させていく順
序は自由である。いずれかのストップボタン13が押され
ると(ステップ5)、ステップ6に進み、該ストップボ
タン13に対応する回胴6の停止回転角度が決定される。
本回胴式遊技装置1は、ストップボタン13が押されてか
ら7コマ目以内の図柄を入賞ライン上に停止させること
ができるよう制御している。
【0047】したがってステップ6においてストップボ
タン13が押された時点での入賞ライン上で停止可能な1
コマ目の図柄から7コマ目の図柄まで7つの図柄の中に
内部当選(ステップ4の抽選処理で当選している場合)
している図柄があるときは、同図柄のコマ数位置で停止
するよう決定し、内部当選した図柄がない場合あるいは
内部当選していない場合は別の当選図柄を避けて適当な
図柄のコマ数位置で停止するよう決定する。
【0048】従来は5コマ目までの5つの図柄から抽出
するため内部当選の図柄が5つの図柄の中に含まれる確
率は小さかったが、本実施の形態では7つの図柄から抽
出することができるので、内部当選の図柄が抽出される
確率は高くなっている。
【0049】こうして回胴の停止回転角度(入賞ライン
上に出現させる図柄が何コマ目か)が決定されると、ス
テップ7において何コマ目で停止するかによって予めR
OM22に記憶された回胴停止用の回転速度制御特性を選
択する。ステップ7のサブルーチンを図5に示し説明す
る。
【0050】まずステップ21で、前記ステップ6で決定
された回胴6の停止回転角度が1コマ目であるか否かを
判別し、1コマ目であればステップ22に進んで1コマ目
停止用の回転速度制御特性が選択される。1コマ目でな
ければステップ23に進み、回胴6の停止回転角度が2コ
マ目であるか否かを判別し、2コマ目であればステップ
24に進んで2コマ目停止用の回転速度制御特性が選択さ
れる。
【0051】こうして2コマ目以後順次回胴6の停止回
転角度が判別され(ステップ25,27,29,31)、停止回
転角度に対応した停止用の回転速度制御特性が選択され
る(ステップ26,28,30,32,33)。
【0052】停止用の回転速度制御特性は、1コマ目か
ら5コマ目までの図柄を停止する場合は、従来と同じ回
転速度制御特性に従うこととしており、その回転速度制
御特性曲線を図6に示す。
【0053】1コマ目の図柄で回胴6を停止する場合
は、回転速度制御特性曲線が選択され、順次2,3,
4,5コマ目の図柄で回胴6を停止する場合は、回転速
度制御特性曲線,,,がそれぞれ選択される。
すなわち5コマ目までの図柄で停止する場合は、定常回
転速度80rpm から適当なタイミングで減速して所定回転
角度で停止する回転速度制御特性曲線である。
【0054】一方6コマ目の図柄で回胴6を停止する場
合は、図7に示すような回転速度制御特性曲線が選択さ
れる。ストップボタン13が押されてから0.2 秒の間に定
常回転速度80rpm から倍の180 rpm の高速回転に変化
し、再び80rpm に戻った後、減速して停止する回転速度
制御特性曲線である。
【0055】このように回胴6の回転速度が高速回転に
変化することで、入賞ラインを通過する図柄のコマ数が
1コマ増えて6コマ目の図柄が入賞ライン上に出現して
停止することができる。
【0056】さらに7コマ目の図柄で回胴6を停止する
場合は、図7に示すような回転速度制御特性曲線が選択
される。すなわち前記6コマ目と同じような曲線である
が、160 rpm の高速回転している時間が長く、したがっ
て入賞ラインを通過する図柄のコマ数が2コマ増えて7
コマ目の図柄が入賞ライン上に出現して停止することが
できる。
【0057】以上のように回転速度制御特性曲線が選択
されて図5のサブルーチンを抜け、図4のステップ8に
進み、選択された回転速度制御特性曲線に従ってステッ
ピングモータ18が駆動制御されて回胴6が回転駆動さ
れ、決定された停止回転角度で停止する。
【0058】次のステップ9では、3つの回胴6全てが
停止したか否かが判別され、まだ停止していない回胴6
があるときは、ステップ5に戻り未だ回転している回胴
6について前記同様の停止制御(ステップ6,7,8)
を行う。
【0059】こうして全回胴6が停止すると、ステップ
10に進み、入選ライン上に当選図柄組合せが並んでいる
かすなわち当選しているか否かを判別して、当選してい
ればステップ11で当選した図柄組合せに応じた所定のメ
ダルの払い出しを行いゲームを終了し、当選していなけ
れば払い出しがないまま1ゲームを終了する。
【0060】以上のように本回胴回転制御においては、
ストップボタン13が押されてから0.2 秒の間に7コマ目
までの7つの図柄を入賞ライン上に出現させて停止させ
ることができるので、内部当選している場合に当選図柄
を引込む確率が高くなり、慣れない遊技者が何回も繰り
返して当選を逃すようなことは回避して当選し易くする
ことができる。
【0061】回胴6の21個の図柄のうち同じ図柄で当選
した図柄が3個含まれているとすると、仮に7コマ目ご
とにその図柄が配置されていると、内部当選していると
きは必ず該図柄を引き込むことができることになる。
【0062】しかもストップボタン13を操作するまで
は、回胴6は定常回転速度80rpm で回転しており、図柄
をある程度認識することができ、操作タイミングを見つ
けることが可能である。
【0063】また回胴6のストップボタン13を押してか
ら停止するまでの回胴停止時間は、0.2 秒以内に限定さ
れているので、遊技者が操作によって回胴を停止させた
とする実感は保たれる。
【0064】図7および図8に示す回胴6の回転速度制
御特性曲線以外に一時高速度に回転する種々の回転速度
制御特性曲線が考えられる。予め記憶していた回転速度
制御特性曲線から選択して回胴の停止制御を行っていた
が、CPU21による演算に基づいて回胴の停止速度制御
を行うようにしてもよい。
【0065】また本実施の形態では、回胴停止時間の最
長時間0.2 秒内に従来の5コマから2コマ増やして7コ
マの図柄を選択できるようにしたが、回胴6の回転速度
をさらに高速にすれば8コマ以上の図柄を選択すること
ができる。しかしあまり高速にすると不自然に感ぜられ
るとともに、7コマ程度で内部当選の図柄を高い確率で
引き込むのが可能で十分であると考えられる。
【0066】3つある回胴のうち最後に停止させる回胴
についてのみ一時的に高速回転させて停止させるように
してもよい。また回胴を所定時間内であれば定常回転速
度より一時的に低速にして停止させてもよく、また低速
にした後高速にしたり等して回胴の回転速度に変化を与
えることも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る図柄組合せ遊技装
置の外観図である。
【図2】同装置の回胴表示部を示す正面図である。
【図3】同装置における制御系の概略ブロック図であ
る。
【図4】同装置における回胴の駆動制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】回胴停止用の回転速度制御特性の選択サブルー
チンを示すフローチャートである。
【図6】1〜5コマ目の図柄で停止させる回転速度制御
特性曲線を示すグラフである。
【図7】6コマ目の図柄で停止させる回転速度制御特性
曲線を示すグラフである。
【図8】7コマ目の図柄で停止させる回転速度制御特性
曲線を示すグラフである。
【図9】従来の回転速度制御特性曲線を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…図柄組合せ遊技装置、2…筐体、3…表示パネル、
5…表示窓、6…回胴、7…図柄、8…入賞ライン、9
…入賞有効ランプ、10…表示器、11…メダル投入口、12
…スタートレバー、13…ストップボタン、14…払出し
口、15…受け皿、16…ホッパー、17…スピーカ、18…ス
テッピングモータ、20…マイクロコンピュータ、21…C
PU、22…ROM、23…RAM、24…入力ポート、25,
26,27…出力ポート、30…メダル投入センサ、31…スタ
ートスイッチ、32…ストップスイッチ、33…回胴位置検
出センサ、34…メダル払出センサ、35…モータ駆動回
路、36…ホッパー駆動回路、37…サウンド駆動回路、38
…表示駆動回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に複数種の図柄が所定数配列され
    駆動手段により回転して順次繰り返し図柄を表示窓に表
    示する回胴が複数並んで配置され、停止した各回胴の表
    示窓の入賞ライン上に並んだ図柄の組み合わせによって
    入賞が決まる回胴式遊技装置において、 遊技者の操作で前記全ての回胴の回転を開始させる開始
    指示手段と、 遊技者の操作で前記各回胴ごとに回転を停止させる停止
    指示手段と、 前記停止指示手段による停止指示時点の回胴の状態に基
    づき回胴の停止回転角度を決定する停止回転角度決定手
    段と、 前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記停止回転角度決定手段が決定した
    回胴の停止回転角度に対応して回胴の回転速度を定常回
    転速度から変化させて所定時間内に回胴を停止させるよ
    うに駆動手段を制御することを特徴とする回胴式遊技装
    置。
  2. 【請求項2】 予め決められた入賞の図柄組合せの抽選
    を行う抽選手段を備え、 前記停止回転角度決定手段は、前記抽選手段により内部
    当選した図柄を優先的に表示窓の入賞ライン上に停止す
    るように回胴の停止回転角度を決定することを特徴とす
    る請求項1記載の回胴式遊技装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記停止回転角度決定
    手段が決定した停止回転角度が前記停止指示手段の停止
    指示があった時点での回胴の回転角度と大きく異なる場
    合には回胴を定常回転速度から一時的に高速回転に変化
    させて所定時間内に回胴を停止させることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の回胴式遊技装置。
  4. 【請求項4】 前記停止回転角度決定手段が決定した停
    止回転角度ごとに回胴を停止させるまでの回転速度特性
    を予め記憶する記憶手段を備え、 前記制御手段は、前記記憶手段が記憶する回転速度特性
    に従って駆動手段を制御することを特徴とする請求項1
    から請求項3までのいずれかの項記載の回胴式遊技装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段はステッピングモータであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれ
    かの項記載の回胴式遊技装置。
JP10002218A 1998-01-08 1998-01-08 回胴式遊技装置 Pending JPH11197294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10002218A JPH11197294A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 回胴式遊技装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10002218A JPH11197294A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 回胴式遊技装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11197294A true JPH11197294A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11523230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10002218A Pending JPH11197294A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 回胴式遊技装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11197294A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001046589A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Daito Giken:Kk 遊戯台
JP2005211452A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Samii Kk 遊技機
JP2006334143A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001046589A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Daito Giken:Kk 遊戯台
JP2005211452A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Samii Kk 遊技機
JP2006334143A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Daito Giken:Kk 遊技台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3152211B2 (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP4131295B2 (ja) 図柄組合せ遊戯装置
JP3443024B2 (ja) 遊技機及びその制御装置
JP4348749B2 (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP2000140207A (ja) 遊技機
JP2000140199A (ja) 遊戯台
JP4888959B2 (ja) スロットマシン
JPH11178988A (ja) 図柄組合せ遊技装置
JPH11197294A (ja) 回胴式遊技装置
JP2004081432A (ja) 遊技機
JPH11309242A (ja) 遊技機
JP4359940B2 (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP2000167103A (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP7395193B2 (ja) 遊技機
JP2004024676A (ja) 遊技機
JPS62253091A (ja) 回胴式遊戯機
JP2000000341A (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP2010284371A5 (ja)
JPH11137775A (ja) 図柄組合せ遊技装置
JPH062179B2 (ja) 回胴式遊戯機
JP2000005382A (ja) 図柄組合せ遊技装置
JP4577383B2 (ja) 図柄組合せ遊戯装置
JP2002177438A (ja) 図柄組み合わせ遊技装置
JPH0324879B2 (ja)
JP4277751B2 (ja) 図柄組合せ遊戯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090220

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090421

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20090818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090825