JPH11196389A - 蓄積型情報放送システムと、このシステムの受信端末装置 - Google Patents

蓄積型情報放送システムと、このシステムの受信端末装置

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JPH11196389A
JPH11196389A JP9368936A JP36893697A JPH11196389A JP H11196389 A JPH11196389 A JP H11196389A JP 9368936 A JP9368936 A JP 9368936A JP 36893697 A JP36893697 A JP 36893697A JP H11196389 A JPH11196389 A JP H11196389A
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武之助 原田
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充照 片岡
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功 増田
Kazuhiro Machida
和弘 町田
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Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
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Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者の嗜好に合った情報が自動的に蓄積さ
れ、視聴者が好きなときにそれを観ることができる新た
なデータ放送システムを提供する。 【解決手段】 放送局330が、主番組情報に多重化し
て、タグ情報と本体情報のコンテンツとを含むダイジェ
ストを放送する。受信端末装置304では、ファイリング
手段314が、蓄積手段309のキャッシュ領域に一時蓄積さ
れたダイジェストに対して、ユーザの嗜好への適合性、
時間に依存する情報価値及び蓄積の経済性に配慮して優
先度を付け、優先度に基づいて選択されたダイジェスト
が蓄積手段309に蓄積される。視聴者は、蓄積されたダ
イジェストを好きなときに表示手段313に表示して楽し
むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送システムと、
このシステムで用いる受信端末装置に関し、特に、利用
者が放送時刻に縛られずに、好きな時に自分のペースで
番組を視聴したり、各種情報を調べたりすることができ
る放送システムを実現するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル化の時代を迎えて、我が国の放
送分野においても、地上波テレビ放送の映像信号のVB
I(Vertical Blanking Interval:垂直帰線消去期間)
に2値のデジタル情報を多重するデータ多重放送や、ア
ナログ方式で伝送する映像信号にデジタル化した音声信
号やデータ情報を多重するBS衛星放送、あるいは映
像、音声及びデータをデジタル伝送するデジタル衛星多
チャネル放送などが実用化され、また、2000年を目
途として、放送衛星を使ったデジタルHDTV放送や、
地上波によるデジタル放送が予定されている。
【0003】欧州では、標準化組織DVBが、衛星放送
向け、CATV向け、及び地上波テレビ放送向けのデジ
タル・テレビ放送の規格を定めており、いずれの規格で
も、映像や音声の符号化や多重化にMPEG2を採用し
ている。この規格に準拠したデジタル衛星放送は199
5年から始まっている。
【0004】こうした放送システムでは、映像情報、音
声情報及びデータ情報が多重化されて視聴者の下に送ら
れる。この内、データの伝送に利用できる領域をデータ
チャネルと呼び、データチャネルによる放送サービスを
データ放送と呼んでいる。
【0005】データ放送は、料理番組においてそのレシ
ピを伝送するなど、テレビ番組を補完するために利用し
たり、あるいは、テレビ番組とは独立に専門ニュースの
ファクシミリ情報やカタログの静止画の伝送、ソフトの
転送などに利用することが可能である。また、電話回線
を放送局への上り回線に用いる双方向のシステムでは、
視聴者がデータ放送で送られてくる番組のアンケートに
参加したり、オンラインショッピングのサービスを受け
ることもできる。
【0006】また、デジタル衛星多チャネル放送では、
電子的なテレビ番組表に相当するEPG(Electronic
Program Guide)をデータ放送で送っており、視聴者
は、このEPGを受信機の画面に表示して、好きな番組
を探すことができる。
【0007】このように、データ放送におけるデータの
フォーマットは、現在のところ規格がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の放送システムで
は、視聴者が、放送時刻に縛られずに自分のペースで観
たい番組を観る、ということができない。このような場
合、ビデオ装置を使って放送番組をタイマー録画すれば
自分の観たいときに観ることは可能になるが、多チャネ
ル化の時代を迎えて、自分の観たい番組を新聞や雑誌の
テレビ欄から探すこと自体が大変である。EPGの情報
もこのテレビ欄と同程度のものであるから、自分の好み
に合う番組を探し出すまでに非常に手間が掛かる。
【0009】また、視聴者は、好みの番組が放映される
前にその番組のタイマー録画をセットしなければ、その
番組を見損なうことになる。従って、好きな番組を見落
とさないためには、前以てテレビ欄に注意を払い、必要
な録画操作を早めに行なうことが視聴者に求められるか
ら、好きな時に自分のペースで番組を観る、と言う状態
には程遠い。
【0010】また、タイマー録画をセットした後に、番
組の放送時間が変更された場合には、目的の番組が収録
できないことになる。
【0011】こうした従来の問題点を解決するため、こ
の発明者等を含むグループでは、放送された情報がイン
テリジェント機能を持つ受信機に選択されて蓄積され、
視聴者が、蓄積された情報を好きなときに観ることがで
きる新たなデータ放送システムを提案している。
【0012】このシステムでは、受信機に視聴者が興味
を持つ情報を如何にして蓄積するか、と言うことが重要
な課題となる。
【0013】本発明は、こうした課題に応えるものであ
り、このデータ放送システムにおいて、受信機に蓄積す
る情報を適切に選択することができるシステムを提供
し、そのシステムを実現する受信端末装置を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の放送システムで
は、放送局が、映像・音声の主番組情報に多重化して、
制御情報としてのタグ情報と本体情報であるコンテンツ
とを含むダイジェストを放送する。受信端末装置は、受
信したダイジェストの中から、ユーザの嗜好との適合
性、コンテンツの情報価値及び蓄積の経済性を考慮して
選択したダイジェストを蓄積する。
【0015】また、本発明の受信端末装置は、受信した
ダイジェストを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段のキャッ
シュ領域へのダイジェストの一時蓄積と、選択したダイ
ジェストの蓄積手段への再蓄積とを制御するキャッシュ
制御手段と、蓄積手段に一時蓄積されたダイジェストに
対して、ユーザの嗜好への適合性、時間に依存する情報
価値及び蓄積の経済性に配慮した優先度を算出し、この
優先度に基づいて、蓄積するダイジェストを選択するフ
ァイリング手段と、視聴履歴を記憶する嗜好記憶手段
と、再蓄積されたダイジェストのコンテンツをユーザの
要求に基づいて表示する表示手段とを設けている。
【0016】そのため、インテリジェント機能を持つ受
信端末装置は、放送されるダイジェストの中から視聴者
の嗜好に合い、情報価値のあるものを選択して蓄積す
る。視聴者は、この蓄積されたダイジェストの内容を好
きなときに表示手段に映して楽しむことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、映像・音声の主番組情報にデータを多重化して放送
する情報放送システムにおいて、放送局が、データとし
て、制御情報としてのタグ情報と、本体情報であるコン
テンツとを含むダイジェストを放送し、受信端末装置
が、受信したダイジェストの中から、ユーザの嗜好との
適合性、コンテンツの情報価値及び蓄積の経済性を考慮
して選択したダイジェストを蓄積し、蓄積したダイジェ
ストのコンテンツをユーザの要求に基づいて表示するよ
うにしたものであり、放送されたダイジェストの中か
ら、視聴者の嗜好に合い、情報価値のある情報が受信端
末装置で自動的に選択されて蓄積され、視聴者は、この
蓄積されたダイジェストの内容を観たいときに観ること
ができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、コンテンツが、
主番組を紹介するマルチメディア情報、映像・音声より
成る番組本体、CM、アプリケーションプログラム、ア
ンケート、メールまたはデータから成り、タグ情報が、
コンテンツの更新に関する情報、ダイジェストの放送日
時や次回放送予定の情報、ダイジェストやダイジェスト
が紹介する情報へのアクセスパスを示す情報、コンテン
ツのデータ量を表す情報、コンテンツのキーワード、コ
ンテンツ間の関係を示すメソッド情報、ダイジェスト間
の関係を示す参照情報、及び、ダイジェスト作成者が設
定したダイジェストの視聴対象者層を示すターゲット情
報の少なくとも1つ以上を含むようにしたものであり、
このタグ情報に基づいて、受信端末装置でのダイジェス
トの選択、元データへのアクセスなどが行なわれる。
【0019】請求項3に記載の発明は、受信端末装置
が、受信したダイジェストの各々に関して、コンテンツ
に対するユーザの嗜好の適合性を表す保存係数と、コン
テンツ自体の時間に依存する情報価値及び蓄積の経済性
を表すエイジ係数とをファクターとする優先度を算出
し、この優先度に基づいて、蓄積するダイジェストを選
択するようにしたものであり、ダイジェストに関して一
度設定すれば変わらない保存係数と、時間とともに変化
するエイジ係数との2種類の係数を用いて優先度を算出
している。
【0020】請求項4に記載の発明は、受信端末装置
が、蓄積したダイジェストの各々に対して優先度を適宜
算出し、算出した優先度に基づいて、ダイジェストの廃
棄または入れ替えを行なうようにしたものであり、この
優先度の再計算では、時間によって変化するエイジ係数
の計算は必要であるが、保存係数については元の値がそ
のまま使えるため、優先度を高速で計算することができ
る。
【0021】請求項5に記載の発明は、保存係数を、タ
グ情報に含まれるターゲット情報とユーザのパーソナリ
ティとの一致度、及び、タグ情報に含まれるコンテンツ
のキーワードとユーザの視聴履歴から求めたキーワード
との一致度を基に算出するようにしたものであり、コン
テンツに対するユーザの嗜好の適合性を定量的に算出す
ることができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、エイジ係数を、
ダイジェストの受信時期からの経過時間、コンテンツの
有効期限、タグ情報に含まれるコンテンツのデータ量、
及び、タグ情報のメソッド情報が示している、関係する
コンテンツの数を基に算出するようにしたものであり、
古くなった情報や更新が近い情報はエイジ係数が小さく
なり、捨てられ易くなる。また、データ量が多く、蓄積
に多くの場所を取る情報もエイジ係数が小さくなり、捨
てられ易くなる。
【0023】請求項7に記載の発明は、保存係数を、タ
グ情報に含まれるターゲット情報と他人のパーソナリテ
ィとの一致度、または、タグ情報に含まれるコンテンツ
のキーワードと他人の視聴履歴から求めたキーワードと
の一致度を加えて算出するようにしたものであり、他人
の嗜好を取り入れてダイジェストの選択を行なうことが
できる。
【0024】請求項8に記載の発明は、保存係数を、タ
グ情報に含まれるコンテンツのキーワードとユーザが設
定したキーワードとの一致度を加えて算出するようにし
たものであり、キーワードを特定して、そのキーワード
が付された情報を集めることができる。
【0025】請求項9に記載の発明は、エイジ係数を、
タグ情報の参照情報で表された、関係するダイジェスト
の数が多い場合に、重みを加算して算出するようにした
ものであり、関係するダイジェスト数が多く、利用頻度
が高いと見られるダイジェストを捨てられにくくするこ
とができる。
【0026】請求項10に記載の発明は、受信端末装置
が、複数のユーザのそれぞれに対応する保存係数を加算
し、加算結果の保存係数を用いて優先度を算出し、この
優先度に基づいて、蓄積するダイジェストを選択し、一
方、ユーザの要求に基づいて蓄積したダイジェストのコ
ンテンツを表示するときには、要求したユーザに対応す
るダイジェストのコンテンツだけを表示するようにした
ものであり、一台の受信端末装置を複数の人が共用する
場合でも、各人が自分の嗜好に合う情報を表示して楽し
むことができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、受信端末装置
が、一人のユーザの複数のパーソナリティのそれぞれに
対応する保存係数を加算し、加算結果の保存係数を用い
て優先度を算出し、この優先度に基づいて、蓄積するダ
イジェストを選択し、一方、ユーザの要求に基づいて蓄
積したダイジェストのコンテンツを表示するときには、
ユーザが指定するパーソナリティに対応したダイジェス
トのコンテンツだけを表示するようにしたものであり、
一人の視聴者が、パーソナリティを切り替えて、特殊な
趣味の情報を楽しんだりすることが可能となる。
【0028】請求項12に記載の発明は、蓄積するダイ
ジェストの選択に用いるデータを、受信端末装置からデ
ータベースに送信してデータベース上で保管し、このデ
ータベースで保管されたデータを先の受信端末装置に代
わる受信端末装置に送信することにより、データを受信
端末装置間で引き継ぐようにしたものであり、受信端末
装置を新品に変えた場合でも、前の情報を受け継ぐこと
により、前の装置の使い勝手を維持することができる。
【0029】請求項13に記載の発明は、受信端末装置
が、蓄積している各ダイジェストのタグ情報に含まれる
アクセスパスの情報を集めてファイルを作成し、このフ
ァイル情報を受信端末装置からデータベースに送信して
データベース上で保管し、このデータベースで保管され
たファイル情報を先の受信端末装置に代わる受信端末装
置に送信し、この受信端末装置が、ファイル情報に含ま
れるアクセスパスの情報に基づいて各ダイジェストを収
集するようにしたものであり、受信端末装置を新品に変
えた場合でも、前の装置が蓄積していたダイジェストと
同じものを集めることができる。
【0030】請求項14に記載の発明は、映像・音声の
主番組情報に、制御情報のタグ情報と本体情報のコンテ
ンツとを含むダイジェストを多重化して放送する情報放
送システムの受信端末装置において、受信したダイジェ
ストを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段のキャッシュ領域
へのダイジェストの一時蓄積と、選択したダイジェスト
の蓄積手段への再蓄積とを制御するキャッシュ制御手段
と、蓄積手段に一時蓄積されたダイジェストに対して、
ユーザの嗜好への適合性、時間に依存する情報価値及び
蓄積の経済性に配慮した優先度を算出し、この優先度に
基づいて、蓄積するダイジェストを選択するファイリン
グ手段と、視聴履歴を記憶する嗜好記憶手段と、再蓄積
されたダイジェストのコンテンツをユーザの要求に基づ
いて表示する表示手段とを設けたものであり、インテリ
ジェント機能を持つ受信端末装置が、放送されるダイジ
ェストの中から視聴者の嗜好に合うものを先行取得し、
視聴者の表示要求に応えて、取得したダイジェストを表
示する。
【0031】請求項15に記載の発明は、ファイリング
手段が、優先度として、ダイジェストのコンテンツに対
するユーザの嗜好の適合性を表す保存係数と、コンテン
ツ自体の時間に依存する情報価値及び蓄積の経済性を表
すエイジ係数とをファクターとする優先度を算出するよ
うにしたものであり、時間によって変わらない保存係数
と、時間とともに変化するエイジ係数との2種類の係数
を用いて優先度を算出する。
【0032】請求項16に記載の発明は、ファイリング
手段が、ダイジェストのタグ情報に含まれるターゲット
情報とユーザのパーソナリティとの一致度、及び、タグ
情報に含まれるコンテンツのキーワードとユーザの視聴
履歴から求めたキーワードとの一致度を基に、保存係数
を算出するようにしたものであり、コンテンツに対する
ユーザの嗜好の適合性を定量的に算出する。
【0033】請求項17に記載の発明は、ファイリング
手段が、ダイジェストの受信時期からの経過時間、コン
テンツの有効期限、ダイジェストのタグ情報に含まれる
コンテンツのデータ量、及び、タグ情報に含まれる、関
係するコンテンツの数を基に、エイジ係数を算出するよ
うにしたものであり、古くなった情報や更新が近い情
報、また、データ量が多く、蓄積に多くの場所を取る情
報は、捨てられ易いようにエイジ係数が小さくなる。
【0034】請求項18に記載の発明は、嗜好記憶手段
が、視聴されたダイジェストのコンテンツに付されてい
るキーワードを集計して、ファイリング手段に出力する
ようにしたものであり、ユーザの視聴履歴から求めたキ
ーワードが嗜好記憶手段から提供される。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0036】まず、本発明が適用される新たなデータ放
送システムについて説明する。この放送システムでは、
データ放送として、ダイジェストと呼ぶデータオブジェ
クトが放送される。即ち、放送局は、通常の映像音声に
よる放送番組(主番組)と同時に、このダイジェストを
多重化して放送する。
【0037】このダイジェストは、図3に示すように、
情報の内容(コンテンツ)205として、番組紹介のマル
チメディア情報、番組の予告編、番組本編、CM、アン
ケート、メール、アプリケーションプログラム、また
は、データなどを含んでおり、そのフォーマットは、ダ
イジェストを一意に決めるネーム201と、ダイジェスト
の流通を管理するための管理情報202と、ダイジェスト
の属性を表す属性情報203と、受信端末で付加される端
末内付加情報204と、前記コンテンツ205とによって構成
される。ネーム201、管理情報202、属性情報203、及び
端末内付加情報204は、タグ情報と呼ばれる。
【0038】管理情報202としては、コンテンツが何で
あるかを表すインデックス情報、ダイジェストの次回の
更新日時や現在の版数などを表す更新情報、ダイジェス
トへのアクセスを制御する情報、セキュリティのための
情報、ダイジェストの放送日時や次回の再放送予定、ダ
イジェストやダイジェストで紹介された番組が格納され
ているデータベースのアドレス情報、データベースを管
理する情報プロバイダの電話番号、コンテンツに対して
情報発信者がターゲットと見ている視聴者層を表すおす
すめ度情報などが記述される。
【0039】また、属性情報203としては、コンテンツ
に含まれる動画、静止画、テキストなどのそれぞれのデ
ータ量を示すデータ量情報、コンテンツに付けられたキ
ーワード情報、コンテンツ間を関係付けるメソッド情
報、ダイジェスト間を関係付ける参照情報、コンテンツ
がCMである場合にスポンサー名を示すスポンサー情報
などが記述される。
【0040】また、端末内付加情報204は、利用者端末
での各種処理のために利用者端末により付加される情報
であり、ダイジェストの受信形態や保管状態を示すステ
ータス、利用者が誰であり、データベースにどの程度ア
クセスしているかを示す利用者管理情報、ダイジェスト
のキーワードに対する利用者の関連度(そのキーワード
を持つダイジェストを利用者がどの程度視聴している
か)を示す関連度情報、そのダイジェストの受信日時や
次回放送日時などを示す新鮮度情報などが記述される。
【0041】このように、ダイジェストは、番組の関連
情報やCM商品の情報、あるいはダイジェストに関する
EPG情報など様々なマルチメディアコンテンツを含
み、また、利用者との簡単な対話管理を制御するスクリ
プトや、ダイジェストで紹介している情報、あるいはダ
イジェスト自体へのアクセスパスの情報などを含んでい
る。
【0042】このダイジェストは放送局から放送され、
視聴者の嗜好に合った多数のダイジェストが受信端末に
自動的に蓄積される。視聴者は、蓄積されたダイジェス
トを都合の良い時に受信端末上に表示して楽しむことが
できる。また、視聴者は、この蓄積されたダイジェスト
を、あたかも電話帳を調べるように、観たい主番組や詳
細な情報を探すための手段として用いることができる。
観たい主番組や詳細情報が見つかると、受信端末は、通
信手段を通じて情報プロバイダからその情報を入手し、
受信端末上に表示する。
【0043】この放送システムは、図1に示すように、
データ放送を行なう放送局330と、これを受信する利用
者端末304と、データベースを保有する情報プロバイダ3
40と、放送局330から利用者端末304への放送回線305
と、利用者端末304及び情報プロバイダ340間を結ぶ通信
回線320とから成り、放送局330は、ダイジェスト情報を
生成する情報生成手段300と、生成されたダイジェスト
を主番組の情報と多重化する多重化手段301と、生成さ
れたトランスポートストリーム中の秘匿すべきデータに
スクランブルを掛けるスクランブラー302と、このスト
リームを送信する送信手段303とを具備している。
【0044】また、利用者端末304は、放送局330や情報
プロバイダ340からの情報を受信する受信手段306と、受
信チャネルを選択するためのチューニングプランを策定
するスケジューリング手段319と、受信した情報を主番
組の映像音声情報とダイジェストとに分解して、その出
力先を切り換えるデマルチプレクス・ルーティング手段
307と、視聴する映像音声情報のデスクランブルを行な
うデスクランブル手段310と、映像音声情報のデスクラ
ンブルと引き換えに課金を施すアクセス制御手段311
と、課金処理を実行する課金手段312と、主番組の映像
音声情報やダイジェストのコンテンツを表示する表示手
段313と、ダイジェストを蓄積する蓄積手段309と、ダイ
ジェストの蓄積を制御し、ダイジェストをディレクトリ
に登録するキャッシュ及びディレクトリ制御手段308
と、利用者の視聴履歴などを記憶する嗜好記憶手段315
と、蓄積されたダイジェストを評価して蓄積の優先度を
付けるフィルタリング手段314と、視聴者が操作するリ
モコンなどの入力手段316と、入力手段316からの指示に
基づいて蓄積されているダイジェストを検索するヒュー
マンインタフェース・検索手段317と、情報プロバイダ3
40にアクセスするための通信手段318とを備えている。
【0045】また、情報プロバイダ340は、ダイジェス
トや主番組などを蓄積するための大容量データベース機
能323と、データベースを検索する検索手段322と、利用
者端末304との間でデータを通信する通信手段321とを備
えている。
【0046】また、利用者端末304は、図1の機能ブロ
ックを実現するためのハードウェアとして、図2に示す
ように、受信手段306を構成するアンテナ100及びチュー
ナ102と、受信データをデマルチプレクスしてルーティ
ングするルーター103と、スケジューリング手段319とキ
ャッシュ及びディレクトリ制御手段308とを構成するI
Oプロセッサ&ワークメモリ109と、蓄積手段309を構成
する記憶装置インタフェース116及び内蔵ディスク119、
並びに外部記憶装置インタフェース117及び外部記憶装
置/媒体118と、デスクランブラー105、MPU&ローカ
ルメモリ106及びフラッシュメモリ107を有し、MPU&
ローカルメモリ106とフラッシュメモリ107とが課金処理
を行なうアクセス制御モジュールカード104と、デスク
ランブルされた音声をデコードするデコーダー113と、
デスクランブルされた映像情報をデコードするデコーダ
ー112と、デコードされた音声信号をアナログ信号に変
換するD/A変換レートコンバータ115と、デコードさ
れた映像信号の表示を制御するグラフィック表示制御部
114と、TVなどの表示装置121と、利用者のリモコン11
1からの要求を受け付けるリモコンインタフェース110
と、情報プロバイダ340との通信手段318を構成するモデ
ム120と、モデム120やグラフィック表示制御部114を制
御し、ヒューマンi/f・検索手段317、フィルタリン
グ手段314、あるいは嗜好記憶手段315として機能するC
PU&主記憶部108とを具備している。
【0047】この放送システムの動作について説明す
る。このシステムにおいて、ダイジェストの放送を行な
うための伝送媒体は、特に限定されないが、ここでは、
実用化されている衛星デジタル放送を例に説明する。衛
星デジタル放送の基本的なフォーマットはDVB規格に
則っており、トランスポンダにMPEG−2規格のトラ
ンスポートストリームを乗せている。従って、ダイジェ
ストのオブジェクトデータを通常の映像音声による放送
番組と多重化してMPEG−2のデータを生成すること
により、衛星デジタル放送でのダイジェスト放送が可能
となる。
【0048】ダイジェスト情報の生成はオーサリング装
置を用いて情報生成手段300で行なわれる。生成された
ダイジェストやダイジェストが紹介している主番組情報
などの詳細情報は、情報プロバイダ340の大容量データ
ベース322に格納され、その大容量データベース322への
アクセスパスの情報(情報プロバイダの電話番号及びデ
ータベースのアドレス情報)もダイジェストのタグ情報
に書き込まれる。
【0049】生成されたダイジェストは多重化手段301
によりMPEG−2データとして主番組情報とともに多
重化され、トランスポートストリーム中の秘匿すべきデ
ータに対してスクランブラー302でスクランブルが掛け
られ、送信手段303を通じ、衛星回線305を介して放送さ
れる。
【0050】このトランスポートストリームは、利用者
の受信機304の受信手段306で受信される。その際、スケ
ジューリング手段319は、後述するように、受信チャネ
ルを選択するチューニング動作を制御する。受信された
データは、デマルチプレクサ・ルーティング手段307に
より番組の映像音声情報とダイジェストとに分解され、
ダイジェストは、キャッシュ及びディレクトリ制御手段
308を介して、蓄積手段309のキャッシュ領域に一旦蓄積
される。
【0051】一方、リアルタイム視聴する映像音声情報
は、そのままデスクランブル手段310に送られ、アクセ
ス制御手段311の制御の下に、課金手段312による課金処
理が行なわれる。アクセス制御手段311は、課金処理し
た番組のスクランブルを解くスクランブル鍵をデスクラ
ンブル手段310に渡し、デスクランブル手段310はこの番
組をデスクランブルする。視聴可能となった番組は表示
手段313に表示され、利用者はそれを見ることができ
る。
【0052】蓄積手段309のキャッシュ領域に蓄積され
たダイジェストは、一定時間経過すると、フィルタリン
グ手段314で評価され、嗜好記憶手段315に記憶された利
用者の視聴履歴などに基づいて、蓄積の優先度が設定さ
れる。キャッシュ及びディレクトリ制御手段308は、優
先度が付けられたダイジェストを蓄積手段309のファイ
ルに格納するとともにディレクトリに登録する。また、
キャッシュ及びディレクトリ制御手段308は、蓄積手段3
09の蓄積容量を超えないように、優先度に応じてダイジ
ェストを廃棄し、または、ダイジェストのファイルから
の入れ替えを行なう。
【0053】蓄積手段309のキャッシュ領域には、内蔵
ディスク119の一部の領域が使用され、内蔵ディスク119
の残りの部分と外部記憶装置/媒体118とが蓄積手段309
のファイルとして使用される。
【0054】利用者が、リモコンなどの入力手段316を
用いて、蓄積されているダイジェストへのアクセスを指
示すると、ヒューマンi/f・検索手段317は、ディレ
クトリブラウザを実行して、蓄積手段309のファイルに
蓄積されているダイジェストを、それらの全体像が把握
できるように体系化して表示手段313に表示する。利用
者がダイジェストの1つを選択すると、ヒューマンi/
f・検索手段317は、選択されたダイジェストを検索し
て表示手段313に表示する。このディレクトリブラウザ
は、CPU108のアプリケーションプログラムとして実
行され、グラフィック表示制御部114を通して表示装置1
21の画面に表示される。つまり、ダイジェストは、利用
者端末304内のディレクトリブラウザにより解釈され表
示制御される。
【0055】このように、利用者は、利用者端末304の
ディレクトリブラウザによって、ダイジェストのコンテ
ンツに含まれる本編の予告を観たり、インタラクティブ
コンテンツによる商品紹介(CM)などを観ることによ
り、データ放送(ダイジェスト放送)を楽しむことがで
きる。
【0056】また、利用者は、ダイジェストを見て、さ
らに詳細な情報を必要とする場合には、入力手段316か
らその旨の指示を出す。この指示に基づいて、CPU10
8は、ダイジェストに記録されたアクセスパスの情報を
基に通信手段318から通信回線320を介してデータベース
(情報プロバイダ340)にアクセスの要求を出す。
【0057】情報プロバイダシステムでは、要求を通信
手段320で受け、検索手段320を起動し、大容量データベ
ース322から、情報生成者が設定した該当する情報を探
し出し、通信手段320を通じて利用者端末304に送出す
る。利用者端末304では、通信手段318を介してデータを
受け取り、それを受信手段306へ送る。こうして得られ
たデータは、放送回線305から受信したデータと同じ経
路を辿って、表示手段313に表示され、利用者はこれを
視聴することができる。
【0058】ダイジェスト放送では、初めて放送される
新規ダイジェストとともに、以前放送したものを更新す
るための更新ダイジェストが随時スポット的に繰り返し
流される(これをディレクトリ放送と呼ぶ)。また、映
像音声による主番組に関連した字幕情報や付加情報など
が、主番組の放送時間帯に限って放送される(これを番
組付加情報放送と呼ぶ)場合もある。
【0059】受信機では、ディレクトリ放送の記録を蓄
積することにより、放送されてくるダイジェストのデー
タベースを構築することができる。さらにディレクトリ
放送では更新情報が流されてくるので、更新情報に従っ
て更新を実施するだけで、情報の管理が自動的にできる
ことになる。
【0060】図4に、ダイジェスト放送の形態例を示し
ている。図4では、3つの放送事業者(SportTV、Liv
eTY、PanaTV)が、ある時間帯に放送する番組情報
と、それと同時に放送しているダイジェスト放送とを示
している。それぞれの放送事業者は番組の放送とダイジ
ェスト放送とを並行して行なっている。
【0061】3つの放送事業者の内、SportsTVは、ダ
イジェスト放送で主番組と関係が深いダイジェストを特
集してディレクトリ放送している。このような場合、利
用者は主番組を視聴している時に、関連するテーマを持
つダイジェストを集中的に蓄積できるメリットがある。
【0062】また、LiveTVでは、ディレクトリ放送と
番組付加情報放送とを多重化して放送している。このよ
うな例では、番組付加情報が比較的少ない場合に、空い
た帯域を利用しながら時間を掛けてゆっくりと一般的な
ディレクトリ放送を行なうことができる。主番組中心の
(付加情報を必要としない)情報提供の場合に、こうし
た形態を採ることができる。
【0063】また、PanaTVでは、常に商品案内CM中
心のディレクトリ放送と番組付加情報放送とを多重化し
て放送している。繰返しや更新の多いダイジェストを送
出するためには有利な方法となる。
【0064】利用者は、このようなダイジェスト放送で
得られる情報を受信機のディレクトリブラウザによって
観ることにより、ダイジェストに含まれる本編の予告や
商品紹介(CM)などを楽しむことができる。
【0065】また、このダイジェストは、テレビ番組を
媒介とする世の中の一般的な情報のエントリーとなり得
るものであり、詳細情報を集積したデータベースへのア
クセスパスを通じて、詳細情報を容易に取り出すことが
できるディレクトリとしての役割を果たすことができ
る。このようなアクセスの仕方は電話帳に例えることが
できる。ダイジェストには、情報全体のエッセンスが含
まれているので、その情報本体が利用者にとって本当に
必要であるかどうかを電話帳を見るようにブラウジング
して判定することができる。
【0066】この放送システムでは、利用者の要求に先
だって、受信機でダイジェストを蓄積しておくことが必
要となる。そこで、このシステムでは、図1の利用者端
末304のスケジューリング手段319が、ダイジェスト取得
に際してダイジェスト放送のEPG情報を基にダイジェ
ストを記録するための計画を立てる。
【0067】スケジューリング手段319は、ダイジェス
トの形式を取りながらコンテンツとしてダイジェストの
放送予定を持つEPGダイジェストを取得し、そのEP
G情報に含まれるダイジェストのタグ情報を基に、利用
者の嗜好に近いダイジェスト取得が可能となるようなチ
ューニングプランを作成する。ダイジェストのEPG情
報は図3で示すダイジェストのタグ情報に相当するデー
タの集合である。
【0068】スケジューリング手段319は、利用者の嗜
好に近いダイジェストを取得するため、タグ情報に含ま
れる管理情報のおすすめ度情報と、利用者パーソナリテ
ィ情報、即ち、利用者が予め設定した利用者の年代や性
別、基本嗜好情報などから成る情報、との一致度を定量
的に求める。そして、その値が大きいダイジェストの放
送時刻に、該当するチャネルを受信するようなチューニ
ングプランを作成し、そのプランに従って受信手段306
を制御する。
【0069】このように、スケジューリング手段319が
チューニングプランを立てることにより、複数のチャネ
ルのダイジェスト放送の中から利用者の嗜好に合うダイ
ジェストを自動的に取得することが可能となる。
【0070】ただ、利用者が主番組を視聴したり録画す
るためにチャネルを選択操作した場合には、プラン通り
のチューニングができなくなり、目的のダイジェストの
取得ができないことがある。この場合には、ダイジェス
トの取得が可能な、利用者により選択されているチャネ
ルのダイジェスト放送からダイジェストを蓄積し、利用
者のチャネル選択が終了した時点で、先のチューニング
プランに沿ったダイジェストの蓄積を再開する。
【0071】図4では、チューナが1つの利用者端末30
4で、ダイジェスト放送から情報を取得する状況を示し
ている。この図において、太線で囲まれた部分は、蓄積
される情報を示している。
【0072】主番組が録画されていない9:00から
9:30の時間帯では、スケジューリング手段319のチ
ューニングプラン通り、LiveTVのダイジェスト放送を
選局してディレクトリ情報を蓄積している。SportTV
の主番組が録画される9:30から10:00の時間帯
では、SportTVのダイジェスト放送の情報を蓄積し、
また、PanaTVの主番組が録画される10:00から1
1:30の時間帯では、PanaTVのダイジェスト放送の
情報を蓄積する。主番組が録画されない11:30から
の時間帯になると、プラン通り、SportTVのダイジェ
スト放送を選局してディレクトリ情報を蓄積する。
【0073】利用者端末304のチューナを2つにすれ
ば、ダイジェスト放送を選択する自由度が増し、目指す
ダイジェストを、より効率的に蓄積することが可能にな
る。
【0068】図5は、主番組放送とダイジェスト放送と
を並行して放送しているチャネルが4つあり、これを2
つのチューナを持つ利用者端末で録画する場合を図示し
ている。図において、実線は利用者が主番組をリアルタ
イムで視聴している時間帯を示し、破線は、主番組の録
画時間帯及びダイジェスト放送のダイジェスト取得時間
帯を示している。ここでは、主番組の視聴または録画が
1つのチャネルで行なわれても、目的のダイジェスト放
送からの情報取得を支障なく行なうことができること、
しかし、この場合でも、1つのチャネルの主番組の視聴
と並行して、他のチャネルの主番組の裏録画が行なわれ
るときには、目的のダイジェスト放送からの情報取得が
できなくなることを示している。つまり、Bチャネルの
ダイジェスト放送の情報を継続して取得したいのである
が、タイミング3からタイミング4の間では、それがで
きなくなっている。
【0069】タイミング1からタイミング2の期間で
は、利用者がDチャネルの主番組Dをリアルタイムで視
聴しても、Bチャネルのダイジェスト放送の情報は支障
なく蓄積される。利用者は、タイミング2において、チ
ャネルを切り換えてAチャネルの主番組Aを視聴する
が、Bチャネルのダイジェスト放送からの情報蓄積は、
支障なく引き続いて行なわれる。タイミング3から、A
チャネルの主番組Aの視聴に並行して、Cチャネルの裏
番組録画が始まると、Bチャネルのダイジェスト放送か
らの情報蓄積は中断される。この場合のダイジェスト放
送の選択は、主番組が視聴または録画されているAチャ
ネル及びCチャネルのダイジェスト放送に対してだけ可
能となる。Aチャネルの主番組Aの視聴が終了するタイ
ミング4以降では、再び、Bチャネルのダイジェスト放
送からのダイジェスト取得が可能となる。
【0070】このように、録画指定やリアルタイム視聴
のために、予定したダイジェストの取得ができない場合
もあるが、そうしたチャネル選択の合間を縫って、チュ
ーニングプランに沿ったダイジェストの自動取得が進め
られる。
【0071】また、利用者のチャネル選択操作により予
定したダイジェストの取得ができなかった場合には、ダ
イジェストのタグ情報における放送日時情報から次回の
放送予定を参照し、次回のダイジェスト放送を待って蓄
積する。あるいは、受信できなかったことを利用者に通
知し、利用者の指示の下にデータベース(情報プロバイ
ダ340)にアクセスして目的のダイジェストを取得す
る。
【0072】こうして受信されたダイジェストは、全
て、キャッシュ及びディレクトリ制御手段308を介し
て、蓄積手段309のキャッシュ領域に一旦蓄積され、そ
のまま一定期間キャッシュ領域に置かれた後、フィルタ
リング手段314により蓄積の優先度が設定され、利用可
能性の高いダイジェストだけがファイリング処理されて
蓄積手段309のファイルに蓄積される。
【0073】このフィルタリング処理をリアルタイムで
行ない、蓄積手段309の格納ファイルのダイジェストを
リアルタイムで入れ換えることは、限られたCPU資源
の下では困難である。従って、受信したダイジェストは
一定期間キャッシュ領域に置かざるを得ない。そのた
め、ダイジェスト放送からのダイジェストの取得が集中
する場合には、キャッシュ領域の容量不足が原因してダ
イジェストを取りこぼす危険性がある。
【0074】そこで、キャッシュ及びディレクトリ制御
手段308は、ダイジェスト取得計画に合わせてキャッシ
ュ領域の大きさを可変する制御を行なう。スケジューリ
ング手段319がEPGダイジェストの情報を基にダイジ
ェスト取得を計画すると、キャッシュ及びディレクトリ
制御手段308は、そのEPGダイジェストから取り込ん
だタグ情報に記述されているコンテンツのデータ量を基
に、取得予定のダイジェストのキャッシュに必要な総容
量を推定する。そして、そのダイジェストの取得前まで
に、キャッシュ領域が広げられるように蓄積手段309に
蓄積されているダイジェストの廃棄処理を行ない、空い
た領域をキャッシュに割り当てる。
【0075】このとき、蓄積されているダイジェスト
は、再計算された優先度が低いものから廃棄(消去)さ
れる。また、廃棄されるダイジェストは、必要に応じ
て、そのタグ情報を蓄積手段309に残し、情報本体のコ
ンテンツだけが消去される。タグ情報が残っていると、
このダイジェストに利用者からアクセス要求があったと
きに、残されたタグ情報から、次回のダイジェスト再放
送の時刻や、データベースへのアクセスパスを知ること
ができ、該当するダイジェストの再入手が可能となる。
【0076】(第1の実施形態)第1の実施形態では、
ダイジェストに対してフィルタリング手段314がどのよ
うにして蓄積の優先度を計算するかについて説明する。
【0077】図6に示すように、フィルタリング手段31
4は、一旦キャッシュに蓄えられたダイジェストのタグ
情報の中から、そのコンテンツに対して情報提供者がタ
ーゲットと見ている視聴者層を表すおすすめ度、情報提
供者がコンテンツに付した基礎キーワード(出演者名な
ど)、ダイジェストの受信時期を表す新鮮度、情報内容
の有効期限を表す期限情報、動画、静止画、テキストな
どの各階層に分けたコンテンツのデータ量、及び、コン
テンツ間の関係を示すメソッド情報から把握できる利用
パターンを入手する。このメソッド情報は、例えば1つ
の動画情報を3分割して3つのダイジェストを使って放
送するような場合に、この3つのダイジェストのコンテ
ンツに、3分割した動画情報の1/3ずつが含まれてい
ることを表示しており、この場合、この3つのダイジェ
ストを一緒に利用する利用パターンを取ることになる。
【0078】視聴者の視聴履歴を記憶する嗜好記憶手段
315は、視聴者がこれまでに視聴したダイジェストに付
されていた基礎キーワードを集計し、その合計数が上位
にある所定数の基礎キーワードをフィルタリング手段31
4に出力する。
【0079】フィルタリング手段314は、嗜好記憶手段3
15から出力されたキーワードに対し、利用者端末内に保
持された関連度辞書を用いて、そのキーワードに関連す
るキーワードを求め、こうして幅を持たせたキーワード
を全て合わせて「視聴傾向キーワード」として記憶す
る。
【0080】また、フィルタリング手段314は、利用者
が予め設定した利用者の年代や性別、基本嗜好情報など
から成る利用者パーソナリティ情報を入手する。
【0081】これらの情報を入手したフィルタリング手
段314は、まず、次の(1)と(2)との乗算値の関数
である保存係数fを求める。 (1)視聴者おすすめ度と利用者パーソナリティとの論
理積(即ち、視聴者おすすめ度と利用者パーソナリティ
との一致度を示す値)。この値は、視聴者が情報提供者
の考えているターゲットの視聴者層に近い程、大きな値
になる。 (2)基礎キーワードと視聴傾向キーワードとの論理積
(即ち、基礎キーワードと視聴傾向キーワードとの一致
度を示す値)。この値は、ダイジェストに設定されてい
るキーワードが、視聴者の視聴頻度の高い情報に付され
ているキーワードに一致する程、大きくなる。
【0082】この(1)と(2)との乗算値の関数であ
る保存係数fは、(1)及び(2)の値が大きいほど、
大きな値を取る。従って、視聴者のパーソナリティが番
組のターゲットに一致している程、保存係数fは大きく
なり、また、出演者名などのキーワードと視聴実績によ
る嗜好情報とが一致している程、保存係数fが上昇す
る。この保存係数fは、一度計算して決定されると変更
されることはない。
【0083】次に、フィルタリング手段314は、次の
(3)と(4)との乗算値の関数であるエイジ係数gを
求める。 (3)ダイジェストの受信時刻からの経過時間を数値化
した新鮮度の値と、ダイジェストの情報の有効期限(更
新されるダイジェストの場合では次回更新日時までの時
間)が短くなる程、大きい値を取るように数値化した期
限の値との加算値。この値は、ダイジェストの受信時刻
から時間が経過し、情報の新鮮さが薄れる程、大きな値
になり、また、情報の更新期日が近くなり、情報が陳腐
化する程、大きな値になる。この値は時間とともに変化
する。 (4)階層別のデータ量を数値化した階層別容量の値
と、一緒に利用されるコンテンツの数を表す利用パター
ンの値との乗算値。この値は、動画のようにデータ量が
多いものでは大きくなり、また、一緒に利用されるコン
テンツの数が多ければ、その分、大きくなる。
【0084】この(3)と(4)との乗算値の関数であ
るエイジ係数gは、(3)及び(4)の値が大きいほ
ど、小さな値を取る。従って、古い情報ほど、小さな値
になり、また、データ量が大きく、一緒に利用されるコ
ンテンツの数が多いもの(従って、廃棄したとき大きい
蓄積容量を確保できるもの)程、小さな値になる。この
エイジ係数gは、時間によって変わる。
【0085】ダイジェストの蓄積の優先度の指数は、こ
の保存係数fとエイジ係数gとを乗算して算出する。
【0086】従って、視聴者のパーソナリティが番組の
ターゲットに一致していたり、番組のキーワードと視聴
実績による嗜好情報とが一致しているダイジェストの優
先度は高くなり、古い情報や更新が近い情報を持つダイ
ジェスト、あるいは、データ量が大きく、一緒に利用さ
れるコンテンツの数が多いダイジェストの優先度は低く
なる。
【0087】こうして算出された優先度が所定値に満た
ないダイジェストは廃棄され、優先度が所定値を超える
ダイジェストだけが、タグ情報とコンテンツとに分けて
蓄積手段309のファイルに蓄積される。
【0088】ダイジェストの優先度は、蓄積手段309の
ファイルに蓄積された後でも、ダイジェストの入れ替え
や、キャッシュ領域の拡張に伴って廃棄するダイジェス
トを選択するために算出される。
【0089】このとき、保存係数fについては変更する
必要がなく、エイジ係数gだけを再計算して優先度を求
めることができる。
【0090】このように、この実施形態のシステムで
は、優先度を算出するための係数を、時間経過により変
化する係数と、変化しない係数とに分離し、これらの2
段階係数を用いて優先度を求めている。そのため、再計
算における演算量を削減することができるので、再計算
の高速化が可能となり、蓄積するダイジェストの入れ替
えや廃棄処理を迅速化することができる。
【0091】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
ダイジェストに対する優先度の求め方を、他人のフィル
タ条件を取込むなどして変更する方法について説明す
る。
【0092】このシステムでは、ある映画解説者が勧め
る情報に、いつも自分は満足させられる、と言うような
とき、その映画解説者のフィルタ条件を自分のフィルタ
に取り込むことによって、その映画解説者の嗜好を加味
したダイジェストの選択が可能となる。
【0093】このような他人のフィルタ条件は、優先度
の算出における保存係数fを修正するために導入され、
ダイジェストの優先度は、次式によって算出される。
【0094】 優先度=(f+f')×g (数1) ここで、fは視聴者自身の利用者パーソナリティ及び視
聴傾向キーワードを用いて式(数2)から求めた値を関
数とする保存係数であり、f'は、取込もうとする他人
の利用者パーソナリティまたは視聴傾向キーワードを用
いて、式(数2)または式(数3)から求めた値を関数
とする保存係数である。
【0095】 (提供者おすすめ度×利用者パーソナリティ)×(基礎キーワード×視聴傾 向キーワード) (数2) (提供者おすすめ度×利用者パーソナリティ) (数3) また、gは、式(数4)から求めた値を関数とするエイ
ジ係数である。
【0096】 (新鮮度×期限)×(階層別容量×利用パターン) (数4) このように、優先度の指数を求める保存係数を、他人の
保存係数を用いて修正することにより、ダイジェストの
選択基準を変更することができる。
【0097】このf'の算出に用いる利用者パーソナリ
ティあるいは視聴傾向キーワードは、これらのデータを
コンテンツに含むダイジェストにより放送され、一般に
配布される。このダイジェストには、「○○誌のお薦
め」のようなネームが付けられ、インデックス情報を
「利用者適応フィルター」として放送される。
【0098】このダイジェストを受信した利用者端末で
は、利用者がディレクトリブラウザを通じてそのフィル
タの取り込みを指示することにより、ダイジェストのコ
ンテンツに含まれるフィルタ条件がフィルタリング手段
314で保存され、自分のフィルタ条件に加えられる。
【0099】また、優先度を算出する式(数1)から
f'を外すことも容易にできる。
【0100】このように、このシステムでは、他人の作
成したフィルタ条件を自分のフィルタに取り込んだり外
したりすることによって、ダイジェストの選択基準を適
宜変更することができる。こうした変更の仕方は、フィ
ルタリングの概念を理解してパラメータを設定し直すよ
うな変更方法と違って、簡単に実施することができ、利
用者端末(テレビ受信機)が設置される各家庭において
も容易に実行することができる。
【0101】また、ダイジェストの選択基準の変更は、
図7に示すように、基礎キーワードに対してどれを拾う
かを想定して仮想的な視聴傾向キーワードを付けたフィ
ルタf''を追加利用することによっても可能となる。こ
の場合、f''は(基礎キーワード×視聴傾向キーワー
ド)の関数であり、この視聴傾向キーワードとして、利
用者が視聴を希望するダイジェストに付されているキー
ワードが設定される。このときのダイジェストの優先度
の指数は、次式によって算出される。
【0102】 優先度=(f+f'+f'')×g (数5) このf''の追加により、微妙なキーワードを拾うことが
できるフィルタ条件の設定が可能となる。
【0103】また、タグ情報の参照情報から、ダイジェ
スト間のリンクを沢山持っていることが分かるダイジェ
ストは、利用頻度が高いと見られるから、捨てられにく
くする必要があるが、そのようなダイジェストに対して
は、エイジ係数gに重みを加算して優先度の算出を行な
うようにすれば、それが可能となる。
【0104】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
一つの利用者端末により、複数の利用者パーソナリティ
に対応する複数のフィルタリングを行なう方法について
説明する。この方法を必要とするケースは、二通りあ
り、複数人が一台の利用者端末を共用する場合と、同一
利用者が別人格の登録を行なう場合とである。
【0105】利用者端末での利用者(または利用者パー
ソナリティ)の識別は、入力手段のリモコンを利用者
(または利用者パーソナリティ)ごとに別にしたり、共
通に使用するリモコンのキー操作を利用者(または利用
者パーソナリティ)ごとに割り振ることにより可能とな
る。
【0106】いま、一台の利用者端末をA、B、Cの3
人が共用しているとする。A、B、Cのそれぞれがこの
利用者端末を使って観たダイジェストの視聴履歴は、嗜
好記憶手段315に区別して記憶される。嗜好記憶手段315
は、A、B、C各々の視聴履歴に基づくキーワードをフ
ィルタリング手段314に出力する。
【0107】フィルタリング手段314は、嗜好記憶手段3
15が出力したキーワードからA、B、Cの各々の「視聴
傾向キーワード」を生成し、また、A、B、C各々が設
定した利用者パーソナリティ情報を入手し、これらのデ
ータを用いて、図8に示すように、ダイジェストの蓄積
の優先度を、次式(数6)によって算出する。
【0108】 優先度=(fA+fB+fC)×g (数6) ここで、fA、fB、fCは、A、B、Cの各フィルタ条
件に対応する保存係数であり、fAは、(提供者おすす
め度×利用者Aのパーソナリティ)×(基礎キーワード
×Aの視聴傾向キーワード)の関数であり、fBは、
(提供者おすすめ度×利用者Bのパーソナリティ)×
(基礎キーワード×Bの視聴傾向キーワード)の関数で
あり、また、fCは、(提供者おすすめ度×利用者Cの
パーソナリティ)×(基礎キーワード×Cの視聴傾向キ
ーワード)の関数である。gはエイジ係数である。
【0109】このように、fA、fB、fCを加算するこ
とにより、その総和としてのフィルタ条件を作り出すこ
とができる。
【0110】また、このフィルタで選択したダイジェス
トには、タグ情報の端末内付加情報204の利用者管理情
報に利用者を識別する情報が記入される。そのため、
A、B、Cの各々が、ディレクトリブラウザを用いて蓄
積されたダイジェストを検索する時には、A、B、Cの
それぞれに一致するダイジェストだけが取り出され、視
聴が可能となる。
【0111】また、同一利用者が設定した複数の人格に
対応するフィルタリングも同じ仕組によって実現するこ
とが可能であり、例えばリモコンの(利用者キー+数字
キー)の組み合わせで各人格を登録し、このリモコン操
作が行なわれたときには、登録された人格での視聴が行
なわれたものとして嗜好記憶手段315に視聴履歴を収集
する。
【0112】嗜好記憶手段315は、各人格の視聴履歴に
基づくキーワードをフィルタリング手段314に出力し、
フィルタリング手段314は、このキーワードから各人格
の「視聴傾向キーワード」を生成し、また、利用者が設
定した各人格の利用者パーソナリティ情報を入手して、
ダイジェストの蓄積の優先度を、次式(数7)により算
出する。
【0113】 優先度=(f1+f2)×g (数7) ここで、f1、f2は、利用者が設定した人格のそれぞれ
に対応する保存係数である。
【0114】このフィルタで選択したダイジェストに
は、タグ情報の端末内付加情報204の利用者管理情報に
利用者の人格を識別する情報が記入される。そのため、
リモコンで一方の人格を指定して蓄積されたダイジェス
トを検索する時には、指定された人格に対応するダイジ
ェストだけが取り出され、視聴が可能となる。利用者
は、リモコン操作によって人格を切り替えることができ
る。
【0115】利用者は、このように人格を切り替えるこ
とにより、子供と一緒に画面を観るときには、それに相
応しい番組を視聴し、一人で観るときには、自分の趣味
に合った番組を視聴することが可能となる。
【0116】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
利用者端末に保持された情報の新規利用者端末への引き
継ぎ方法について説明する。
【0117】このシステムの利用者端末は、利用者が視
聴を重ねるに従って、利用者の視聴傾向が正確に把握さ
れ、利用者の嗜好を的確に反映したダイジェストの蓄積
が行なわれる。このように利用者端末を利用者が使い続
けることにより、使い勝手が向上する。
【0118】しかし、例えば新しい受信機に買い換えた
りすると、フィルタリング手段314に保持されたフィル
タ係数が、メーカーで設定する出荷時の「初期値」に戻
ってしまうため、使い勝手が極端に低下することにな
る。
【0119】このシステムでは、こうした不便を解消す
るため、利用者端末の現有するフィルタの情報を回線を
通じてデータベースに預け、新しい機種にそのフィルタ
係数を再度ダウンロードすることを可能にしている。
【0120】このフィルタ情報の引き継ぎを希望する利
用者は、まず、使用中の利用者端末304を操作して、受
信機状態の保存サービスを提供するプロバイダのサービ
スダイジェストを受信する。そして、そのダイジェスト
に保存を必要とするファイルをリンクした上で、通信回
線320経由でプロバイダ340へ接続し、保存ファイルをア
ップロードする。
【0121】プロバイダシステム340では、パスワード
情報を同回線経由で顧客に返し、顧客毎に設定した保存
領域にファイルを預かり管理する。利用者はパスワード
を記録しておく。
【0122】次に、利用者は、新規の利用者端末でプロ
バイダのサービスダイジェストを受信し、このダイジェ
ストに個人認証のためのパスワードを入れてファイルの
要求を行なう。
【0123】プロバイダは、この要求に基づき、預かっ
たファイルを利用者端末にダウンロードする。こうし
て、元の利用者端末のフィルタ情報を新規の利用者端末
に継承することができる。
【0124】また、使用中の利用者端末に蓄積されてい
るダイジェストに関しては、まず、各ダイジェストのタ
グ情報に含まれているアドレス情報だけを集めて、ブッ
クマーク情報のファイルを作成する。このファイルを、
ファイル係数の場合と同じように、データベースに預
け、新規の利用者端末で引き出す。新規の利用者端末で
は、このファイルのアドレス情報に基づいて、旧利用者
端末に蓄積されていたダイジェストのコンテンツを通信
回線経由でデータベースから、あるいは、ダイジェスト
の再放送を待って、再度得ることができる。
【0125】情報の引き継ぎでは、ICカード等のリム
ーバブルなメディアに情報を一旦移した後、新規な利用
者端末に読み込ませる方法も考えられるが、この方法で
は、ハードウェアメーカーの違いを吸収することが困難
であり、また、リムーバブルなメディア用のドライブ装
置を利用者端末に付けることが利用者端末のコストアッ
プをもたらすことになる。
【0126】この実施形態の方法では、利用者端末のハ
ードウェアに左右されず、また、ハードウェアのコスト
アップを招来することなく、古い利用者端末に蓄積した
情報を新しい利用者端末に引き継ぐことができる。
【0127】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の放送システムは、視聴者が好きなときに、自分のペー
スで放送を楽しみ、情報を活用する放送環境を作ること
ができる。特に、本発明の放送システムでは、利用者に
負担を掛けることなく、利用者の嗜好に合った情報を的
確に選択して蓄積することができる。
【0128】また、この情報選択の指標となる優先度
を、時間経過に関係するファクター(エイジ係数)と関
係しないファクター(保存係数)とに分離して求めてい
るため、再計算を高速化することができ、選択処理を迅
速化することができる。
【0129】また、情報選択の基準を簡単に変更するこ
とができ、また、一人の人が異なる基準で選択された情
報を視聴したり、複数の人がそれぞれの基準で選択され
た情報を視聴したりすることが可能である。
【0130】また、受信機を交換する場合に、それまで
に受信機で蓄積した情報を、物理的な媒体を介すること
なく、引き継ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送システムの構成を示すブロック
図、
【図2】本発明の放送システムにおける利用者端末の構
成を示すブロック図、
【図3】ダイジェストのフォーマットを示す説明図、
【図4】ダイジェスト放送番組表の一例を示す説明図、
【図5】本発明の放送システムでのチューニングプラン
を示す説明図、
【図6】第1の実施形態のフィルタリングを説明する説
明図、
【図7】第2の実施形態のフィルタリングにおける計算
式、
【図8】第3の実施形態のフィルタリングにおける計算
式である。
【符号の説明】
100 アンテナ 102 チューナー 103 ルーター 104 アクセス制御モジュールカード 105 デスクランブラー 106 MPU&ローカルメモリ 107 フラッシュメモリ 108 CPU&主記憶 109 IOプロセッサ&ワークメモリ 110 リモコンインタフェース 111 リモコン 112 デジタル映像デコーダー 113 デジタル音声デコーダー 114 グラフィック表示制御 115 D/A変換レートコンバータ 116 記憶装置インタフェース 117 外部記憶装置インタフェース 118 外部記憶装置/媒体 119 内蔵ディスク 120 モデム 121 表示装置 122 電話線 200 ダイジェスト 201 ネーム 202、206 管理情報 203、207 属性情報 204、208 端末内付加情報 205、209 コンテンツ 300 情報生成手段 301 多重化手段 302 スクランブラー 303 送信手段 304 利用者端末 305 放送回線 306 受信手段 307 デマルチプレクス・ルーティング手段 308 キャッシュ及びディレクトリ制御手段 309 蓄積手段 310 デスクランブル手段 311 アクセス制御手段 312 課金手段 313 表示手段 314 フィルタリング手段 315 嗜好記憶手段 316 入力手段 317 ヒューマンi/f・検索手段 318 通信手段 319 スケジューリング手段 320 通信回線 321 通信手段 322 検索手段 323 大容量データベース機能 330 放送局 340 情報プロバイダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/781 (72)発明者 増田 功 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 町田 和弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像・音声の主番組情報にデータを多重
    化して放送する情報放送システムにおいて、 放送局が、前記データとして、制御情報としてのタグ情
    報と、本体情報であるコンテンツとを含むダイジェスト
    を放送し、 受信端末装置が、受信した前記ダイジェストの中から、
    ユーザの嗜好との適合性、コンテンツの情報価値及び蓄
    積の経済性を考慮して選択したダイジェストを蓄積し、
    蓄積した前記ダイジェストのコンテンツをユーザの要求
    に基づいて表示することを特徴とする蓄積型情報放送シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツが、主番組を紹介するマ
    ルチメディア情報、映像・音声より成る番組本体、C
    M、アプリケーションプログラム、アンケート、メール
    またはデータから成り、前記タグ情報が、コンテンツの
    更新に関する情報、ダイジェストの放送日時や次回放送
    予定の情報、ダイジェストやダイジェストが紹介する情
    報へのアクセスパスを示す情報、コンテンツのデータ量
    を表す情報、コンテンツのキーワード、コンテンツ間の
    関係を示すメソッド情報、ダイジェスト間の関係を示す
    参照情報、及び、ダイジェスト作成者が設定したダイジ
    ェストの視聴対象者層を示すターゲット情報の少なくと
    も1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の蓄
    積型情報放送システム。
  3. 【請求項3】 受信端末装置が、受信した前記ダイジェ
    ストの各々に関して、コンテンツに対するユーザの嗜好
    の適合性を表す保存係数と、コンテンツ自体の時間に依
    存する情報価値及び蓄積の経済性を表すエイジ係数とを
    ファクターとする優先度を算出し、前記優先度に基づい
    て、蓄積するダイジェストを選択することを特徴とする
    請求項1または2に記載の蓄積型情報放送システム。
  4. 【請求項4】 受信端末装置が、蓄積した前記ダイジェ
    ストの各々に対して前記優先度を適宜算出し、算出した
    前記優先度に基づいて、前記ダイジェストの廃棄または
    入れ替えを行なうことを特徴とする請求項3に記載の蓄
    積型情報放送システム。
  5. 【請求項5】 前記保存係数が、前記タグ情報に含まれ
    るターゲット情報とユーザのパーソナリティとの一致
    度、及び、前記タグ情報に含まれるコンテンツのキーワ
    ードとユーザの視聴履歴から求めたキーワードとの一致
    度を基に算出されることを特徴とする請求項3または4
    に記載の蓄積型情報放送システム。
  6. 【請求項6】 前記エイジ係数が、ダイジェストの受信
    時期からの経過時間、コンテンツの有効期限、前記タグ
    情報に含まれるコンテンツのデータ量、及び、前記タグ
    情報のメソッド情報が示している、関係するコンテンツ
    の数を基に算出されることを特徴とする請求項3または
    4に記載の蓄積型情報放送システム。
  7. 【請求項7】 前記保存係数が、前記タグ情報に含まれ
    るターゲット情報と他人のパーソナリティとの一致度、
    または、前記タグ情報に含まれるコンテンツのキーワー
    ドと他人の視聴履歴から求めたキーワードとの一致度を
    加えて算出されることを特徴とする請求項5に記載の蓄
    積型情報放送システム。
  8. 【請求項8】 前記保存係数が、前記タグ情報に含まれ
    るコンテンツのキーワードとユーザが設定したキーワー
    ドとの一致度を加えて算出されることを特徴とする請求
    項5に記載の蓄積型情報放送システム。
  9. 【請求項9】 前記エイジ係数が、前記タグ情報の参照
    情報で表された、関係するダイジェストの数が多い場合
    に、重みを加算して算出されることを特徴とする請求項
    6に記載の蓄積型情報放送システム。
  10. 【請求項10】 受信端末装置が、複数のユーザのそれ
    ぞれに対応する前記保存係数を加算し、加算結果の保存
    係数を用いて前記優先度を算出し、前記優先度に基づい
    て、蓄積するダイジェストを選択し、一方、ユーザの要
    求に基づいて蓄積した前記ダイジェストのコンテンツを
    表示するときには、要求したユーザに対応するダイジェ
    ストのコンテンツだけを表示することを特徴とする請求
    項3に記載の蓄積型情報放送システム。
  11. 【請求項11】 受信端末装置が、一人のユーザの複数
    のパーソナリティのそれぞれに対応する前記保存係数を
    加算し、加算結果の保存係数を用いて前記優先度を算出
    し、前記優先度に基づいて、蓄積するダイジェストを選
    択し、一方、ユーザの要求に基づいて蓄積した前記ダイ
    ジェストのコンテンツを表示するときには、ユーザが指
    定するパーソナリティに対応したダイジェストのコンテ
    ンツだけを表示することを特徴とする請求項3に記載の
    蓄積型情報放送システム。
  12. 【請求項12】 蓄積するダイジェストの選択に用いる
    データを、受信端末装置からデータベースに送信して前
    記データベース上で保管し、前記データベースで保管さ
    れた前記データを前記受信端末装置に代わる受信端末装
    置に送信することにより、前記データを受信端末装置間
    で引き継ぐことを特徴とする請求項1に記載の蓄積型情
    報放送システム。
  13. 【請求項13】 受信端末装置が、蓄積している各ダイ
    ジェストのタグ情報に含まれるアクセスパスの情報を集
    めてファイルを作成し、前記ファイル情報を前記受信端
    末装置からデータベースに送信して前記データベース上
    で保管し、前記データベースで保管された前記ファイル
    情報を前記受信端末装置に代わる受信端末装置に送信
    し、該受信端末装置が、前記ファイル情報に含まれるア
    クセスパスの情報に基づいて各ダイジェストを収集する
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄積型情報放送シス
    テム。
  14. 【請求項14】 映像・音声の主番組情報に、制御情報
    のタグ情報と本体情報のコンテンツとを含むダイジェス
    トを多重化して放送する情報放送システムの受信端末装
    置において、 受信した前記ダイジェストを蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段のキャッシュ領域へのダイジェストの一時
    蓄積と、選択したダイジェストの前記蓄積手段への再蓄
    積とを制御するキャッシュ制御手段と、 前記蓄積手段に一時蓄積されたダイジェストに対して、
    ユーザの嗜好への適合性、時間に依存する情報価値及び
    蓄積の経済性に配慮した優先度を算出し、前記優先度に
    基づいて、蓄積するダイジェストを選択するファイリン
    グ手段と、 視聴履歴を記憶する嗜好記憶手段と、 再蓄積された前記ダイジェストのコンテンツをユーザの
    要求に基づいて表示する表示手段とを備えることを特徴
    とする受信端末装置。
  15. 【請求項15】 前記ファイリング手段が、前記優先度
    として、ダイジェストのコンテンツに対するユーザの嗜
    好の適合性を表す保存係数と、コンテンツ自体の時間に
    依存する情報価値及び蓄積の経済性を表すエイジ係数と
    をファクターとする優先度を算出することを特徴とする
    請求項14に記載の受信端末装置。
  16. 【請求項16】 前記ファイリング手段が、ダイジェス
    トのタグ情報に含まれるターゲット情報とユーザのパー
    ソナリティとの一致度、及び、前記タグ情報に含まれる
    コンテンツのキーワードとユーザの視聴履歴から求めた
    キーワードとの一致度を基に、前記保存係数を算出する
    ことを特徴とする請求項15に記載の受信端末装置。
  17. 【請求項17】 前記ファイリング手段が、ダイジェス
    トの受信時期からの経過時間、コンテンツの有効期限、
    ダイジェストのタグ情報に含まれるコンテンツのデータ
    量、及び、前記タグ情報に含まれる、関係するコンテン
    ツの数を基に、前記エイジ係数を算出することを特徴と
    する請求項15に記載の受信端末装置。
  18. 【請求項18】 前記嗜好記憶手段が、視聴されたダイ
    ジェストのコンテンツに付されているキーワードを集計
    して、前記ファイリング手段に出力することを特徴とす
    る請求項14に記載の受信端末装置。
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